【目次】
ファンデーションを浮かせない「スキンケア方法」
【ざらつきは優しく角質オフ】
ファンデーションののりを悪くする肌のざらつき。この原因として考えられるのは、乾燥やターンオーバーの乱れなど。ざらつきが気になるときは、化粧水だけ角質オフ効果のあるものに置き換えてみるのも手です。
また、角質オフをしたあとは、肌が敏感になることもあるので、ベースメイクは肌に負担がかからないように、擦らずのせていくことが大切。ポンポンと優しくスタンプ塗りするだけで、肌にフィットするクッションファンデが最適です。
ローションで角質をオフ
ローションをコットンにとり、肌表面の角質を優しく拭き取ってなめらかに整えます。コットンを肌に置いて肌にローションを浸透させてから、コットンを優しく上向きに動かす。
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【高保湿化粧水をしっかり入れ込む】
化粧水は、「これ以上は吸い込まない」という限界まで、入れ込む。それが、圧倒的なハリとツヤとなって表面に漲ってきます。具体的には、初めに、コットンを使い顔全体に押し込むようになじませます。次に、指先でトントンしながら水分をなじませる。さらに、手の平全体で1滴残らず押し込む、というイメージです。
使うのは、しっとりとした高保湿タイプの化粧水。潤い成分や油分もたっぷり入っています。だから、クリームは最小限ですみますし、そうなるとアブラ崩れしにくく、メイクも長もちします。下地やファンデーションも使用量が減り、素肌感のある仕上がりが1日中キープできます。
<STEP.1>コットンで化粧水を押し込む
最初に、化粧水をコットン全体がひたひたになるくらいたっぷりととって、たたかずに肌にしっかり押し込んでいく。
<STEP.2>指先でトントンと叩きなじませる
指の先で優しくトントンとたたき、肌をほぐしながら、化粧水をなじませる。
<STEP.3>両手で顔を包み温めながら押し込む
コットン→指トントンのあとに、両手の平で顔を包み込み、温めながら押し込む。肌の上に残った水分をすべて吸わせるイメージで。潤いが足りないと感じたら、この3つの工程を繰り返して。
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ファンデーションを浮かせない「ベースメイク方法」
【崩れないベースメイク】
午後になると化粧崩れやくすみ、クマが気になる人は、ベースメイクアイテム選びと塗り方を変えてみるべし。大人の肌には、大人の肌用のベースメイクアイテムのチョイスが必須です。化粧崩れがないように…と、ベースメイクに力を入れすぎると厚塗り感が出て、逆に崩れやすくなるのは事実です。化粧崩れを防ぎ、美しい肌印象を持続させるためには、どんなアイテムをどう使うのか…が、鍵になります。
肌悩みが少ない人であれば、BBクリームとフェイスパウダーで仕上げても問題ありません。しかし、くすみやクマなどの色ムラが気になる大人の肌には、大人の肌用のベースメイクアイテムをセレクトする必要があります。以前にもお伝えしていますが、ベースメイクアイテムは毎シーズン進化し続けています。旬な美肌をかなえるためには、最新のベースメイクアイテムを取り入れることが重要です。
<STEP.1>下地を全体に薄くのばす
1円硬貨大の化粧下地を手に取り、くすみの気になる目の下から外側に向けてのばし広げていきます。スキンクリームを塗る要領でしっかり肌になじませます。ベースメイクアイテムは面積の広いパーツから、内側→外側に向けて広げていくのが基本。
くずれやすく毛穴が目立つ小鼻のワキなどは、下地を念入りになじませることがマスト。小鼻のワキや口角の横など、細かい部分は指先を使って小さな縁を描くようになじませます。
<STEP.2>ファンデーションを塗る
ファンデーションを1プッシュ手にとり、両頬・額・鼻・あごに点置きし、指で軽くなじませてから、ファンデーションブラシで中央から外側に向けて素早く広げ、なじませます。頰を引き上げるようにブラシを動かし、ファンデーションをフィットさせると仕上がりも美しく。
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【コンシーラーを使ったベースメイク】
肌の粗に目がいくもの。特に、目の下のクマやシミ、ほうれい線、眉間のシワなど、影に見える部分は年齢を感じさせてしまいます。フレームを強調しながら、顔の影を消す——そんな見えないラインを入れるだけだから、メイク感が少なく、ナチュラルなのに、美しく見える仕上がりになるのです。ハイライト効果のあるコンシーラーを使った、ノーファンデーションでも叶う「美肌映え」のテクニック。
<STEP.1>シワやクマは、光感で自然にとばして若々しい印象に
目の下のクマはもちろん、シワ、キメの乱れもミクロな影となってくすんだ印象に。そこで、リキッドコンシーラーで目頭の下から3方向にラインを引き、範囲を広げないようにしながら、スポンジでトントンと優しくなじませて。
<STEP.2>ほうれい線の影は深い小鼻脇からしっかりとカバー
ほうれい線の影は小鼻脇がいちばん深くなっているので、小鼻脇の上の方から順にのせていきます。ほうれい線と垂直になるように、短めにラインを引くのがコツ。厚めに塗るとヨレやすくなり、たまってしまうので、薄く塗ります。小鼻の丸みに沿って、スポンジでよくたたき込んで。
<STEP.3>眉間の縦ジワには横ラインでさりげなくプレスしつつトーンアップ
表情によって現れる眉間の縦ジワ。この縦ジワに対しても、ほうれい線と同様に、垂直になるようにラインを引きます。表情でシワが動くので、ヨレないように、スポンジで上に向かってなじませながら、よくたたき込んで。鼻筋の立体感も出てメリハリ顔に仕上がります。最後にベージュのフェースパウダーで清らかな統一感のある肌に。
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【ミストを使って崩れ防止】
最高の仕上がりを約束するマストなひと手間最後にミストをスプレーすれば崩れにくく、色移りしにくい。
メイクの仕上げにミストをかける
メイクの最後に仕上げのミストをスプレーして。崩れやすいTゾーンと頬を中心に使うのがポイント。
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【フェースパウダーを使って崩れ防止】
フェースパウダーは、丁寧な重ね塗りを実現させる凹凸補正機能、キメ復元効果などの秀逸機能を搭載。パサつかずにマスクの色移りも最小限に抑え、下地とコンシーラーだけの薄塗り状態を生かしながら、毛穴や小ジワの凹凸だけをカバーできるのだから使わない手はありません。
注意点としてはパフで塗ると肌のキメがつぶれやすく、せっかくつくった艶が消えてしまうので、ふんわりつくブラシ塗りが鉄則。そしてこまめにリタッチしやすいように、フェースパウダーもブラシも携帯しやすいタイプがおすすめです。
<STEP.1>頬骨のいちばん高い位置から、耳の手前へ塗布する
起点は頬骨のいちばん高い位置。そこから耳の手前へ移動。次に頬骨ラインに沿って中央へ。そのままジグザグを描くように口角下まで塗布。
<STEP.2>ブラシを左右に往復させながら額に塗布する
パウダーをつけ足して、ブラシを左右に往復させながら額に塗布する。このときブラシは寝かせ気味にすると、一気に塗れて手早く完了。
<STEP.3>ブラシの先端を使い、鼻周りに塗布する
ブラシの先端を使い、額から鼻を通って、鼻先に向かってブラシを移動させる。そのまま小鼻わきにも塗布し、皮脂くずれを防止。
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ファンデーションが浮いてしまった時の「お直し方法」
【綿棒で拭き拭き取る】
フメイク直しをする時間帯になると、ファンデーションやアイメイクなどが、ほうれい線や目尻にヨレてたまってしまうことが。このたまったものを綿棒で一掃してから、メイク直しをするときれいに修正することが可能。
ほうれい線や目尻にたまったファンデーションを、キレイさっぱり
ファンデーションがたまってしまうほうれい線やアイメイクがくずれてヨレがちな目尻のシワ部分などがある場合、先の丸い綿棒を寝かせた状態でなぞって拭う。
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【コンシーラーでクマ・くすみをカバー】
お直しでもカバー力のあるコンシーラーを使うと、どうしても厚塗り感が出てしまったり、もとのファンデーションがヨレたりして、自然な仕上がりとはほど遠いものに…。化粧直しでは、カバー力よりも保湿効果の高い美容液タイプのコンシーラーを投入するのが鉄則です。ポイントは、コンシーラーを肌に直置きしないで、アイシャドウブラシにとってからのせること。アイシャドウブラシは、目元にフィットしやすい形に設計されているので、ムラなく均一に広げることができます。
<STEP.1>コンシーラーをブラシにとる
コンシーラーをアイシャドウブラシにとります。ブラシの先端の色が変わる程度に、均一につけるのがコツ。
<STEP.2>コンシーラーを広げる
ブラシにとったコンシーラーを、クマやくすみが気になる目の下に目頭側から目尻に向けて、広げていきます。目頭から目尻方向に伸ばしたあと、放射状に広げなじませて。
コンシーラーをアイシャドウブラシで塗ると、目元のクマやくすみがなかったことに…!
- TEXT :
- Precious.jp編集部