【目次】
厚め前髪の「ショートヘア」【9選】
【1】頭頂部よりやや後ろから作る「厚め前髪」で、髪のお悩みカバー!

「トップの髪がペタッとなると、根元の白髪が目立ちやすくなります。前髪を厚くすることで、根元がカバーできるんですよ」(Double ヘアスタイリスト・寺嶋美保さん)
トップを長めに残し、裾の髪はタイトにまとめ、スタイルにメリハリをつくることもポイント。「襟足の髪は首に沿うように長く残すと、首を長く見せる効果があります」(寺嶋さん)
<スタイリング方法>
トップの髪を立ち上げてふんわり感をキープ

■1:太めのカーラー2本で、頭頂部の髪を毛先から巻く

■2:カーラーで巻いた部分にのみワックスをなじませる

■3:手に残ったワックスで髪の裾を抑える

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■前髪を厚くしてトップにボリュームを作る
- ■トップに高さが出るように髪は長めに残しておく
- ■トップをふんわりさせたら裾はタイトにまとめてメリハリを作る
「ボリュームを持たせる部分と引き締める部分をつくって、菱形のシルエットをつくるとバランスよくまとまります。このスタイルはボリュームが欲しい方、髪がやわらかくてペタッとしがちな方におすすめです」(寺嶋さん)

【2】「分け目をつくらない」だけで、トップがふんわりしたショートヘアに

<スタイリング方法>
「前髪を横に流すようにブローをすると、どうしても分け目ができてしまいます。根元から前向きに髪を乾かすと前髪が割れにくく、根元から自然に立ち上がるのでボリュームアップ効果も狙えます」(naturaクリエイティブディレクター・内藤新士さん)

■1:頭頂部から前に向かって、髪をとかしつけるようにドライヤーをあてる

■2:頭頂部を中心に前髪、サイドをマジックカーラーで根元から5分ほど内巻きに。あとは手ぐしでほぐせば完成

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- トップをカットして立ち上がりをつくる
- 前髪は真っ直ぐ前向きに乾かして分け目をつくらない
- サイドの髪は両方を耳にかけず、片側だけにしてバランスをくずす
「両サイドの髪を耳にかけてしまうと、フェイスラインがむき出しになりますが、バランスを崩すように片側だけ見せると、キュッと締まった印象になります。また、分け目をつくらない髪型は、髪の根元を隠すことができるため、白髪をカバーしたい方にもオススメです」(内藤さん)

分け目をつくらないだけ。「頭頂部がふんわり」するショートヘアがわかった!
【3】「厚め前髪」がトップのボリュームを補い、あごのラインもスッキリ!

ボリュームは十分あるものの、トップがぺたっとしやすいモデルさんの髪。「トップにレイヤーを入れて立ち上がりやすいようにしています。フルバングで前髪が重たくなった分、サイドの髪を耳にかけるとスッキリした印象になります」(FIX-UP銀座店のスタイリスト・幡矢智之さん)
<スタイリング方法>
毛束を“握る”、“つまむ”で、もともとのクセを利用!

■1:分け目とは逆方向に手ぐしでとかしながら熱風をあてる

■2:えり足部分の膨らみを抑えながら熱風をあてる

■3:手のひらにワックスを広げ、髪をクシュっと握りながら自然なカール感を出す

■4:前髪の毛先を握って毛束感をつくる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■前髪をつくるなら、厚めのフルバングを
- ■トップにボリュームを出したら、えり足を抑えてメリハリをつくる
- ■前髪に毛束感をつくって軽さを出す
「このスタイルはトップにボリュームが欲しい方だけでなく、髪の生えぎわや根元が目立ちにくいので、白髪の量が多い方にも向いています。ご自身のクセを生かしたスタイリングができるので、毎朝のお手入れも簡単ですよ」(幡矢さん)

眉間のシワ隠し&小顔効果抜群!40代ショートの攻略法は「厚め前髪」にあり
【4】「厚め前髪」で眉間のシワを隠し、フェイスラインもすっきり!

クセが強く柔らかい髪質の沖さん。クセを押さえるにもすき過ぎたりレイヤーを入れたりせず、重さを残すのが重要とか。「頭頂部にボリュームを作っている分、サイドから襟足にかけてスッキリ見せる工夫が必要です。耳にかけてタイトにまとめるだけで、スタイルにメリハリが生まれます」(KAYAK by HONEY デザイナー・小室里奈さん)
<スタイリング方法>
空気を入れこむように髪を下からかき上げるのがポイント

■1:ワックスをなじませた両手のひらでしたから髪をかき上げる

■2:頭頂部から手ぐしで前髪をとかしつける

■3:サイドの髪を耳にかけ膨らみを押さえる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■前髪は頭頂部から厚めにつくりボリューム感をもたせる
- ■前髪から肌の一部を見せて、軽やかさも出す
- <スタイリング方法>剤は下からかき上げるようになじませ根元からふんわりさせる
「沖さんには白髪がまったくありませんが、生えぎわが見えにくいこのスタイルは白髪をカバーしたい方にもおすすめです」(小室さん)

【5】眉上の「短め前髪」なら、重たくなり過ぎす、軽やかさも演出できる!

髪にコシがなくやわらかいため、ボリュームを出しにくい丹羽さんの髪。
「前髪を厚くするとトップが重たい印象になるので、眉上の短めにして軽さを出しています。また耳が出るように、サイドをふんわり膨らませることで、あごのラインがシャープに見える小顔効果も狙えます」(六本木美容室 白金店副店長・田島沙智子さん)
<スタイリング方法>
頭頂部の根元を起こすように乾かして、立ち上がりをつくる

■1:髪を後ろにとかすようにドライヤーをあてる

■2:カールアイロンで毛束の中間から毛先に向かってすべらせてツヤを出す

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
■前髪は厚めにとってトップの地肌を見せない
■表面にレイヤーを入れて全体をふんわりさせる
■生えグセとは逆方向に乾かしてクセやうねりをコントロール
「カールアイロンを通すと、キューティクルの流れが均一になるのでツヤ感が出ます。ただ、下に引っ張るようにアイロンをかけると、せっかく立ち上げた根元がつぶれてしまうので注意してください」(田島さん)

【6】「短め前髪」で、分け目をカバーしたメリハリショート

「生えぎわの白髪を隠そうとして前髪を伸ばすと、どうしても分け目がついてしまいます。前髪は短めにして、つむじを中心にノーパートのスタイルにすると、白髪が目立たなくなります」(ACQUA aoyama ディレクター・伊藤和明さん)
<スタイリング方法>
ワックスを揉み込み、襟足を抑えるだけの簡単スタイリング

■1:乾いたタオルを首に巻き付け、襟足を抑える

■2:かためのワックスを両手の平に広げ、トップの髪を揉み込みながらなじませる

■3:前髪だけくしでとかしつける

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- 白髪を目立たせないためには、前髪は短めにして分け目をつけない
- トップはふんわり立たせ、襟足は引き締めてシルエットにメリハリをつける
- スタイリング剤はオイル系ではなくワックスを使う
「オイル系のスタイリング剤は髪がペタッとしがち。ふわっと立たせるには、髪をごわつかせるようなハード系のマットワックスがおすすめです」(伊藤さん)

白髪カバーもボリューム不足も解決!「分け目なし」ショートヘア
【7】内側は短く、表面を長めに残した「ダブルバング」なら、気分によって雰囲気も変えられる

「このスタイリングでは、短い前髪を見せつつ、表面の長い前髪をサイドに流しているので、左から見るとショートに、逆から見るとショートボブにと、どちらのスタイルも楽しむことができます」(Coccon銀座店 店長・泰斗さん)
<スタイリング方法>
根本をふんわりと立たせることが大切!

■1: 根本を立たせるようにドライする

■2:ワックスを髪の内側に揉み込む

■3:指でつまんで束感を出す

〈エラ張りショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■分け目をつけないようにドライする
- ■ワックスは髪の内側に!外から撫で付けない
- ■つくり込みすぎない。大胆にワックスをなじませて
「全体のシルエットを作り込もうとすると、逆に失敗することも。タオルドライするみたいに、バサバサって感じでドライしつつ、ワックスも髪の内側から勢いよくガシガシつけちゃってください!」(泰斗さん)

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【8】前髪で分け目の白髪をカバー!うねる髪を強みに変えた、大人の弱点克服ショート

「髪質はとてもいいのですが、広がりやすいのが三浦さんの髪。鉢の部分が膨らみやすく、ヘンなボリュームが出てしまう…という方も多いですよね。その場合は髪の重さで広がりを抑えるのがおすすめ。髪のうねりを生かすようにパーマをかけると、お手入れもしやすくなりますよ」(Rougyヘアデザイナー・二階堂雪さん)
<スタイリング方法>
毛先をワンカールしてぬけ感を演出

■1:髪の根元を立ち上げるようにドライヤーをあてる

■2:カールアイロンで毛先だけひと巻きさせる

■3:手のひらにワックスを広げたら、毛先だけ揉み込むようになじませる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■ボリュームを上につくったら襟足を軽くしてメリハリをつける
- ■弱点のうねりを味方にして、そのクセを生かす
- ■毛先のワンカールで大人のかわいらしさを演出
「前髪をつくっておくと、生え際の白髪が目立ちにくいメリットがあります。染めるときも1色ではなくハイライトを入れると立体感も出るため、おすすめですね」(二階堂さん)

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【9】トップにはボリューム、広がるサイドはデジタルパーマで調整した、大人のショートヘア

このスタイルになる前は、ロングヘアだった石間さん。「今までは、重さがあったので広がりを押さえられましたが、短くなると広がりを押さえるスタイリングが大変。それで、毛先だけデジタルパーマをかけました」(Rougy ヘアデザイナー・江良栞さん)
<スタイリング方法>
前髪をしっかり乾かしたら、あとは毛先にワックスを揉み込むだけ

■1:指の腹で地肌を擦りながらドライヤーをあてる

■2:毛先にワックスをなじませる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■動きがほしい顔まわり、ボリュームのほしい後頭部に段を入れる
- ■前髪は厚めにとって生えぎわの白髪をカバー
- ■パーマはきつくかけすぎず、毛先に1カールだけで十分
「このスタイルは頭頂部がペタッとする人、ボリュームが出にくい人、髪が柔らかくなってきた人、くせ毛でまとまりにくい人に向いています。朝のスタイリング時間が激減するので、とってもラクですよ」(江良さん)

ボリューム不足のトップと広がるサイドは、デジタルパーマで調整!
厚め前髪の「ボブ」【6選】
【1】どこで分けても「生え際」目立たない!大人の悩み解決ボブ

「生え際の白髪をカバーするには前髪があると便利です」(apish cherie 店長・井原早紀さん)
レイヤーはトップの表面に入れ、ウエイトを高めにしているのが特徴。「ウエイト低めのローレイヤーは若い人向き。ウエイトを高めにするとフェイスラインをキュッと引き締め、首のラインをほっそり長めに見せる効果があるんですよ」(井原さん)
<スタイリング方法>
太めカーラー2本で頭頂部をボリュームアップ!

■1:頭頂部の真ん中よりやや後ろの毛束を2本のカーラーで巻く

■2:髪の表面を引っ張るようにオイルをなじませる

<老け見えを食い止めるポイント3カ条>
- ■頭頂部の根元を立たせてボリュームアップと白髪カバーを
- ■ウエイトは高めにしてあごから首のラインをすっきり見せる
- ■スタイリングの仕上げにオイルをなじませツヤを出す
「ボブスタイルは動きを出しにくいスタイルなので、ワックスで髪を固めずに、オイルでツヤを出しながらふんわりと仕上げるのがポイントです」(井原さん)

【2】「Wバング」で、ボリューム不足解消

「トップにボリュームを出しやすいようにカットするだけでなく、地肌が透けて見えないように前髪に工夫しています。生え際を短くしてその上にかかる髪を長めにするWバングにすると、おでこの上にもボリュームが生まれます」(六本木美容室 白金店 スタイリスト・庄司愛理さん)
<スタイリング方法>
トップを3本のカーラーで巻いて根元から立ち上がりをつくる

■1:分け目をまたぐように頭頂部をカーラーで巻く

■2:頭頂部のてっぺんに2本、後ろに横向きにしたカーラーを1本巻く

■3:ドライヤーの温風を根元にあてる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■トップに段を入れてボリュームが出やすいようにする
- ■前髪は生え際を短くその上にかかる髪を長くして地肌をカバー
- ■髪を乾かすときは指の腹で根元を起こすように擦りながらドライヤーをあてる
「髪が細い方は全体的にペタッとなりやすいので、髪を乾かす段階から根元を起こすように、指の腹で地肌を擦りながらドライヤーで乾かしてください。全体的にふわっと立ち上がるのでスタイリングしやすくなります」(庄司さん)

【3】大人の悩みを解消しながら、グラデーションで「動き」も演出した大人ボブ

髪の太さがしっかりあり、ボリュームがあるので膨らんで広がりやすいモデルさんの髪。「ボブのままワンレンにすると動きがなくなってしまうので、耳の下あたりからグラデーションを入れています。白髪はそんなに多くありませんが、顔まわりに集中しているので、前髪を頭頂部あたりから深めに取って、生えぎわを隠すようにしています」(hair lounge BEACH 店長・NOBさん)
<スタイリング方法>
髪の内側はドライヤーで、外側はストレートアイロンで伸ばす

■1:頭頂部の地肌をこするようにドライヤーをあてる

■2:髪を内側から手ぐしでとかしながらドライヤーをあてる

■3:毛束の中間あたりから、ストレートアイロンをサッと通す

■5:毛先は内巻きに1カールさせる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■頭頂部の髪は抑え込まず、地肌をこするようにして根元を立たせる
- ■前髪は深く取って生えぎわを隠すようにする
- ■ワンレングスにしないでグラデーションを入れて動きを出す
「うねりや広がりを抑えるには、髪の重みが必要です。すきすぎないように、ドライカットやスライドカットで束感を出しながらカットするとバランスよく仕上がります」(NOBさん)

手ごわいうねり髪が「さらツヤ髪」になる、ドライヤーとストレートアイロンの使い方
【4】うねって広がる髪に!重みを残したツヤボブ

髪が太く硬いけれど、うねりやすく広がってしまうモデルさんの髪。「レイヤーを入れすぎると広がりやすくなってしまうので、重みで落ち着かせています。顔まわりには動きが欲しいので、レイヤーは顔まわりを中心に入れました。ある程度、重みでクセが押さえられるので、扱いやすくなりますよ」(Rougy ヘアデザイナー・二階堂雪さん)
<スタイリング方法>
ストレートアイロンでサッと通す。これだけでOK!

■1:前髪をカーラーで毛先から根元に向かって内巻きにする

■2:髪の中間から毛先にかけてストレートアイロンをサッと通す

■3:アイロンを通していない内側の長い髪の毛先を外はねに

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■レイヤーを入れすぎない。入れるのは顔まわりを中心に
- ■レイヤーの入った表面の髪はアイロンをサッと通すだけ、クセを生かす
- ■レイヤーの入っていない内側の髪は外はねにしてメリハリをつける
「襟足の髪を残すなど、スタイルの下の方にボリュームを持たせると雰囲気が明るくなります。スタイルに華やかさが欲しい方におすすめですね」(二階堂さん)

輪郭のたるみも解消!うねって広がる髪は、「ストレートアイロン使い」が一番
【5】白髪は前髪、広がるサイドは巻きで落ち着かせた、大人のボブ

<スタイリング方法>
毛先と中間部分の巻き方を変えて、広がりをコントロール

■1:毛先を1カール内巻きに

■2:中間あたりを縦巻きに。内巻き、外巻きを交互に繰り返す

■3:頭頂部の髪を「毛先だけ」後ろ方向に1カールする

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■広がりは抑え込まず、ミックス巻きでコントロール
- ■頭頂部の髪は根元を垂直に立たせるように巻いて、ふんわり感を出す
- ■生えぎわ、分け目を隠して白髪を目立たなくする
「パサつきを抑えてツヤ感が欲しいときは、カラーリングするときにブラウン系でも、赤みを抑えたちょっとグリーン味のある色を選ぶと、ツヤ感のある髪に仕上がります」(中野さん)

縦ロール&毛先内巻きの「W巻き」で、広がらない綺麗なボブが完成
【6】ペタンコ髪に「厚め前髪」でボリューム感をプラス

前髪を厚くするとトップにボリューム感が出るので、髪がペタッとしてしまうのがお悩みの人にぴったり!モデルさんの骨格に合わせ、丈は短くしたそう。「トップにレイヤーを入れて軽さを出したボブをベースにしています」(kakimoto arms JIYUGAOKAスタイリスト 小林卓也さん)
カラーリングでも、表面にハイライトを入れることで髪全体をふんわりと見せ、ボリューム感を演出。「イエローベースの肌色の人はブラウン系の髪色にすると、肌のツヤ感もアップします」(kakimoto arms JIYUGAOKAカラー スペシャリスト 伏木麻弥さん)
<スタイリング方法>
前髪はストレート、ほかは外巻きにしてメリハリをつくる

■1:顔にかかるサイドの髪を、カールアイロンで外巻きに

■2:前髪は厚めにしているので、最初に額の生え際→次にその上にある前髪と、2~3回に分けてストレートアイロンをかける

■3:ワックスと同量のヘアオイルを加えて混ぜ合わせ、両手のひらになじませる

■4:毛先を手で揉み込むように、ワックスをなじませる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■厚めの前髪をつくってトップにボリュームをつくる
- ■髪の表面にハイライトカラーを入れ、色の効果でもボリューム感を演出
- ■ワックス+ヘアオイルでツヤ感を出す
「前髪を伸ばすとき、一度にすべての前髪をアイロンで挟んでも、きれいに伸びません。面倒でも何回かに分けて伸ばしてください。仕上げのスタイリング剤ですが、ファイバーが入っているワックスを使うと、ふんわりスタイルが長持ちします」(小林さん)


ボリューム不足のペタンコ髪は厚め前髪でカバー【40代女性の髪型】
厚め前髪の「ミディアム~ロング」【10選】
【1】薄毛を目立たせない、前髪ありのミディアム

<スタイリング方法>
一定の方向ではなく、あちこちの方向にカールしていると髪が広がって見えるもの。「髪がやわらかく、クセのある髪質だからこそできるスタイルがあります。それは指でクルクルねじる巻き髪。指で巻くと毛束感も出るので、髪の横への広がりも抑えられます」(Rougyヘアデザイナー・二階堂雪さん)

■1:「地肌を擦る」ように前髪の根元を乾かす

■2:ドライヤーを当てながら、髪の中間あたりから人差し指に2~3回巻き付けるようにねじる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- 分け目をはっきり付けない
- 顔周りのカットは軽めに、重たくしない
- バックはレイヤーを入れず、髪の重さで広がりを抑える
「頭頂部から前髪は地肌を擦るようにして髪を乾かしてください。そうすると前髪がパックリ割れにくくなるので、薄毛な印象に見られなくなります。白髪の多い人にもオススメのドライヤー技です」(二階堂さん)

【薄毛&髪が広がる女性必見】薄毛に見せないコツは、前髪の乾かし方にあった!
【2】大人の女性は、地肌の透けない「厚め前髪」がおすすめ!

「縦長のシルエットになるように、顔まわりとの頭のはちのあたりにレイヤーを入れました。パサついている前髪は厚めにしています。薄い前髪だと地肌が透けて見え、寂しい印象になるので、大人の女性には不向きですね」(Rougy ヘアデザイナー・江良 栞さん)
<スタイリング方法>
毛先だけ内巻きに1カールして、動きを出す

■1:毛束を取り、毛先だけ1カール内巻きにする

■2:ハードタイプのワックスを毛先になじませる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■縦長のシルエットをつくって横に広がる髪を抑える
- ■毛先を巻いて動きを出す
- ■前髪は厚めにしてツヤ感と若々しさをアピール
「レイヤーを入れるとスタイルに動きを出しやすくなります。華やかさが欲しい顔まわりは、特にレイヤーを入れて軽さと動きを出すようにしたいですね」(江良さん)

サイドに広がりやすい髪を落ち着かせるコツは「毛先の内巻き」にあった!
【3】厚めの前髪なら、失われた「ツヤ感」を取り戻せる!

「前髪をつくるとき、丸みをつけずにパツンとしたラインにカットすると顔まわりにかかる髪に動きが付きにくくなってしまいます。顔を包むように丸いラインで前髪をつくると柔らかな表情に仕上がります」(Double スタイリスト・西川 綾さん)
<スタイリング方法>
前髪が割れないように後ろから前へとかすようにドライヤーをあてる

■1:前髪の後ろからドライヤーをあてる

■2:毛束感が出るように顔まわりの毛先にスタイリング剤をなじませる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■ツヤ感が欲しいときは前髪を厚めにする
- ■前髪が厚い分、顔まわりの髪に動きをつくり軽さを出す
- ■カラーリングはツヤ感が出やすいアッシュ系を選ぶ
「白髪染めだと髪色が暗くなるので、ツヤが出やすいアッシュ系がおすすめ。くすんで見えるのがイヤという方は、アッシュ系の色にラベンダーを少し加えると上品な明るさが出ます」(西川さん)

失われたツヤ感を取り戻すには、「厚め前髪」と「アッシュ系カラー」が決め手!
【4】ボリューム不足を解消する、パカッと割れない前髪のつくり方

「トップを内巻きにしてアウトラインを外はねにするスタイルは、毛量が多くて膨らみやすい髪質に向いています。渡名喜さんのように髪が太くて硬いと、毛量を調整するのにすきすぎると逆に膨らんでしまうので、ある程度の厚みを残すようにしてください」(MINX銀座五丁目 副店長 河野沙耶佳さん)
<スタイリング方法>
前髪を2本のカーラーで根元を立ち上げながら巻く

■1:頭頂部の手前から前髪をとり、生え際とその上の上下2層にカーラーを巻く

■2:トップの髪は毛先が内巻きになるようにカールアイロンを滑らせる

■3:内側の髪は外はねになるようにアイロンを滑らせる

<老け見えを食い止めるポイント3カ条>
- ■前髪は頭頂部のやや手前から深めにつくる
- ■前髪を巻くときは中央だけ。サイドは巻かない
- ■カールアイロンは滑らせるように動かし、カールをキープしない
「カールアイロンは滑らせるだけで自然なカールがつくれます。毛先に近づいたら内向きまたは外向きにすっと抜くだけでOK。極端に内巻きや外巻きにすると古めかしいスタイルになってしまうので注意してください」(河野さん)

「パカッと割れる前髪をどうしたら?」を解決する、スタイリング方法
【5】うねって広がる髪に!クセの出やすい前髪は厚めにとり「毛先だけ」パーマで動きをつくる

汗ばんだり湿度が高くなると、クセとうねりが出やすくなるモデルさんの髪。「シャギーコントロールをあまり入れず、髪の重みでうねりが出にくいようにしています。クセの出やすい前髪も厚めにとっているので、毛先はパーマをかけて動きを出す工夫をしています」(FIX-UPメイクアップアーティスト・高橋紀衣さん)
<スタイリング方法>
前髪を左右に引っ張りながらドライヤーをあてる

■1:前髪を指で挟み、左右に引っ張りながらドライヤーをあてる

■2:毛先を内巻きにしながらドライヤーを上から下に向かってあてる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■クセやうねりのある髪はグラデーションを入れず、重さで抑える
- ■ブローするときは毛根の向きをそろえるように引っ張りながら、ドライヤーをあてる
- ■毛流れを整えるように、ドライヤーは上から下に動かすとツヤ感もアップ
「うねりが気になる部分は、毛根の位置が不ぞろいなケースも。前髪以外でも、引っ張りながらブローをすると髪が落ち着いてまとまりやすくなります」(高橋さん)

吉成暁子さん(40歳/自営業)の「うねって広がる髪」をまとまりやすくするテクニックとは?
【6】若見えする前髪は、「短め」と「少し明るいカラー」がポイント

「トップと鎖骨のラインにレイヤーを入れています。ボリュームが多く広がりやすい髪質を活かし、軽やかな印象に仕上げました。降ろしているだけでおしゃれに見えるスタイルですが、耳にかけると抜け感も生まれるので、オススメです」(ABBEY副店長・牧島寛季さん)
<スタイリング方法>
ヘアオイルを使うことで、毛先のみずみずしさが倍増!

■1: 前髪をマジックカーラーで巻く

■2: 耳前の髪を内巻きにする

■3: 後ろの髪も内巻きにする

■4:前髪のカーラーを取ったら、仕上げにヘアオイルをなじませる

〈面長顔ミディアムヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■毛束の中間と毛先にオイルをなじませてから乾かす
- ■アイロンは26ミリを使用する。大きいとすぐにカールが取れるので注意
- ■仕上げにオイルを使うとダブルトリートメント効果を発揮!
「アイロンは26mmがベスト。しっかり細かく巻くことができるので、カールが長持ちします。これ以上大きいサイズのアイロンを使うと、カールが取れやすく、仕上がりも大味な印象に」(牧島さん)

40代は前髪を切るだけで若返る!短め前髪が愛らしいミディアムヘア
【7】ボリューム不足を感じさせない「厚め前髪」の作り方

「クセを生かすようにトップと顔まわりにレイヤーを入れ、流れをつくるスタイルがおすすめです。首のラインに沿うようにくびれをつくると、抜け感が生まれ、ほっそりと長い首が印象づけられます」(DIFINO akasaka スタイリスト・槌田美希さん)
<スタイリング方法>
前髪の「割れ」を防ぐには、分け目に合わせてカーラーを斜めに巻く

■1:前髪を上下2層に分け、上段は右上がりのラインをひく

■2:右上がりのラインに合わせてカーラーを斜めにしたまま内巻きにする

■3:下段の毛束は前に引っ張りながら毛先から内巻きに

■4:分け目をきっちりつくらず、指先で前髪を右に分ける

<老け見えを食い止めるポイント3カ条>
- ■トップと顔まわりにレイヤーを入れて、菱形シルエットをつくる
- ■首のラインに沿ってくびれをつくり抜け感をつくる
- ■2層にした前髪は上段を斜めに巻いて「割れ」を防ぐ
「クセやうねりのある方は、髪がパサつきやすいですよね。オイルとクリームのスタイリング剤を混ぜて使うと、重くなりすぎずツヤ感も出せます。オイル1に対してクリーム2の割合がおすすめです」(槌田さん)

【8】毛先に「丸み」を持たせれば、重めの前髪もペタ見えしない

<スタイリング方法>
髪を乾かすときは、「髪が生えている方向とは逆側からドライヤーをあてると、自然と根元から立ち上がるので、ボリュームが足りないと感じていらっしゃる方は、ぜひお試しを。前髪をブローするとき、なで付けるだけではペタッとしてしまうので、最後に毛先を持ち上げて丸みを持たせると、立体的なスタイルになります」
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
□根元から毛先に向かってドライヤーをあて、ペシャンコになるのを防ぐ
□髪の内側から内巻きにして、耳のあたりの中間ゾーンにボリューム感を出す
□前髪は顔に沿わせるようにしつつ、毛先は丸く整える
「このスタイルを形で表現すると菱形が理想型です。トップとサイドにボリュームが出ると、それだけで大人の女性ならではやわらかさが生まれます。トップがペシャンコになると、ちょっと寂しい印象になるので、根元を立たせるようにしてください」

細毛、ボリューム不足、白髪をカバーする「ミディアムヘア」とは?
【9】うねりが気になる髪は「厚め前髪」でクセを封印!顔周りだけにレイヤーで軽やかに

クセが出やすく、ブローをしてもすぐにペタ~ッとなってしまう中島さんの髪。「全体をワンレングスにすると印象が重くなってしまうので、顔周りだけレイヤーを入れて軽やかさを出しました。前髪は眉にかかる程度の長さでも、厚めにしておくとクセが出にくくなります」(Rougy ヘアデザイナー 二階堂雪さん)
<スタイリング方法>
クセが出やすい前髪は「軽く引っ張りながら」乾かす

■1:髪を濡らしたら、指でとかしつけるように軽く引っ張りながら乾かす

■2:カールアイロンで毛束の真ん中あたりを挟み、根元を起こすようにアイロンを滑らせる

■3:毛先にワックスを揉み込んだら、毛束をつまみ上げて振り下ろすと、ふんわり感が出現

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■レイヤーを入れすぎるとうねりやすいので、入れるなら顔周りだけ
- ■短め&厚め前髪でクセを抑える
- ■髪を振り下ろすテクニックで、ボリューム感を演出
「カールアイロンで髪を伸ばした後、髪に空気を入れるようにちらしてください。このひと手間でふんわりウエーブができるので、ペタッとした髪でも一気にボリュームアップします」(二階堂さん)

「まるで寝癖!」なクセとうねりを抑えるミディアムヘアとは?【40代女性の髪型】
【10】目の上ぎりぎりの前髪は、目を大きく見せる効果あり!

1本1本にコシがあり、太さもボリュームも十分なモデルさんの髪。「ともすると重たい印象になってしまうので、毛先の動きで軽さを出します」(air-GINZA店長・長門政和さん)
前髪を厚めに、そして少し長めにつくるのもポイント。「前髪を、目の上ぎりぎりにつくります。そうすると目元に奥行きができて、アイメイクをしたかのように目がキリッと引き立ちます。陰影を利用すると目を大きく見せる効果が狙えます」(長門さん)
<スタイリング方法>
内巻きと外巻きを繰り返す「ミックス巻き」でうねりを目くらまし

■1:表面の髪だけ、約180℃に設定したヘアアイロンを根元から毛先へスライドさせる

■2:前髪を根元から丸く膨らませるように、アイロンをあてる

■3:約160℃のカールアイロンで髪の中間から毛先に向かって内巻き、外巻きを繰り返す

■4:ミックス巻きの2~3分後、髪の内側からカールをほぐせば完成

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- 前髪を目元ギリギリにしてアイシャドー効果を狙う!
- 巻く前に髪を伸ばして、ツヤ髪に整えておくこと
- ツヤを残すために、ミックス巻き後はアイロンの熱が冷めてからほぐす
「せっかくツヤ髪に仕上がっても、まだ髪に熱がこもっている間にほぐしてしまうと、ツヤが消えてしまいます。2~3分ほど経って、冷めたのを確認したら根元からほぐしてください」(長門さん)

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【面長×ショート】「短め前髪」で縦長輪郭カバー&若見え!

大きくうねる癖がある堤さんの髪質。前髪も動きやすく、うねることで分け目が目立ってしまうのだそう。
「ベースは前下がりショート。頭頂部が潰れていると、顔の縦の長さが強調されてしまうので、髪の表面と頭頂部にレイヤーを入れて、ボリュームが出やすいように工夫しています。前下がりにすることで小顔効果も! 前髪が割れやすい髪質の方は、前髪パーマで自然なカールをつけると前髪が割れにくくスタイリングも楽なのでオススメです」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト・本木亜美さん)
<スタイリング方法>
前髪が割れないようにドライヤーで乾かすのが重要!

■1:つむじと前髪の間の毛束をざっくりと取って、根元にドライヤーを当てる

■2:ドライヤーの熱を前髪の根元に当てる

■3:頭頂部にワックスをもみ込む

■4:毛先を握るようにワックスをつける

〈面長顔ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- 頭頂部にしっかりとドライヤーの熱を当てる
- 前髪が割れないように左右どちらからも乾かす
- 頭頂部にワックスをつけて毛束に動きを出す
「朝起きた時に、前髪が分かれていたら、いくらドライヤーで風を当てても治らないので、根元を濡らしてください。濡らして左右に振りながら乾かすと、前髪の割れがなくなります」(本木さん)

【面長×ボブ#1】軽やかに動く毛先と前髪が面長を軽減!

「毛先にパーマが残っていてクセがあるので、顔周りとトップにしっかりレイヤーを入れるだけで動きが出ます。前髪は眉上に設定して、流れるようにカットします」(Rougy スタイリスト・江良 栞さん)
<スタイリング方法>
毛先のハネが出るようにドライし過ぎないのがポイント

■1:根元を起こしながら前髪とトップをドライ

■2:毛先にムースを揉み込む

■3:毛先と前髪にワックスをなじませて動きを出す

〈面長顔ボブ スタイリングのコツ3か条〉
- ■自然な動きが出るように乾かしすぎない
- ■ムースは毛先中心につけて、根元がペタンとしないようにする
- ■ムース、ワックスは揉み込むようにつけて動きを調整
「ほとんど自然乾燥なので、スタイリングに時間がかからないのもいいところ。前髪があるので、片サイドを耳にかけてもカバー効果は問題なし」(江良さん)

【面長×ボブ#2】「幅広めの前髪」で横ラインを強めたコンパクトボブ

重めに下ろした前髪でおでこをチラ見せに留めることが、面長カバーの鍵。さらにベースを前上がりにカットしておくと、サイドにボリュームが出やすく骨格矯正効果が高まります。眉は眉頭側の下を重点的に肉づけして平行気味に整えて。

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【ロング・ボブ】「面長」の骨格を矯正する前髪と眉は、これが正解!
【面長×ミディアム】「短め前髪」で縦長輪郭カバー&若見え

「ベースは髪の量を多めに残した重めのワンレングス。ハチ上の部分に段差を入れたレイヤースタイルで、表面の毛束に動きが出るのが特長です。やわらかい髪質の方や、ペタッとしがちな方にこそオススメです。前髪は短い髪に外側の長い髪を重ねたダブルバング。そのままでも、斜めに流すこともできるのでアレンジが効きますよ」(ROI・デザイナー関田康司さん)
<スタイリング方法>
ハチ上と下で巻き方を変えて、無造作に仕上げるのがコツ!

■1:毛先をすべて外巻きにする

■2: ハチ上の髪を後頭部の方向に巻く

■3: 頭頂部を持ち上げながらワックスをつける

〈面長顔ミディアムヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■アイロンは上に引き上げるように抜くと自然なカールに
- ■ハチ上と下で巻き方を変えると毛束に動きが出る
- ■ワックスをつけるときは、頭頂部の髪を持ち上げながらつける
「ワックスをつけるときは、根元を持ち上げながらつけてください。根元からワックスをなでるようにつけてしまうと、頭頂部が潰れて貧相な印象に。前髪もベタッと貼りつき清潔感がなくなってしまうので、注意しましょう」(関田さん)

40代は前髪を作った方が若く見える!短め前髪のお手本ヘアはコレ!
【丸顔×ショート#1】かさ増し前髪で、丸顔の悩み「おでこ」を隠し、気になる分け目も隠せる!

細くて直毛だというモデルさんの髪質。ボリュームが出にくく、分け目ができやすいのも悩みなのだそう。
「ボリュームが出やすいよう、全体的に重さと量を残したショートボブ。トップにだけレイヤーを入れて軽さを出しつつ、襟足や耳まわりはグラデーションに。襟足や耳周りをスッキリさせることで、より頭頂部や後頭部のボリュームが出やすくなっています」(MINX 銀座店・副店長の山本祐基さん)
<スタイリング方法>
頭頂部の髪をフロントに持ってきて、前髪をかさ増し!

■1:つむじと前髪の間の毛束をカーラーで巻く

■2:サイドの髪をブラシアイロンで外側にブラッシング

■3:頭頂部の髪をブラシアイロンで「前髪の方」に巻く

■4:ワックスを髪全体にもみ込む

〈丸顔ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- カーラーで頭頂部の髪を前に!分け目をつくらない
- サイドの髪は外巻きにしてラフさ、軽さを強調
- ワックスをもみ込むときは、根元を潰さないように内側からもみ込む
「ブラシアイロンを使用すると、髪の表面にツヤが出るのでオススメです。直毛の方はボリュームが出にくいので、くせ毛っぽく見えるパーマを頭頂部にかけるといいですよ」(山本さん)

丸顔の悩み「おでこが目立つ」「分け目が寂しい」は、前髪を厚めに作って解消!
【丸顔×ショート#1】うねりを生かしたカットで顎のラインが引き締まって見える!

クセがあって、ボリュームが出にくい髪質だというモデルさん。
「S字を描くクセやうねりの場合、毛先が内向きになるCの長さでカットすれば自然な丸みが生まれてボリュームが出るうえに、顔まわりにフィットするようにカットすることで顎のラインが引き締まって見えます」(enfleurage青山 マネージャー 生井貴行さん)
<スタイリング方法>
トップは根元を立たせ、毛先を内巻きにしてメリハリをつける

■1:つむじを中心に顔側の髪は前向き、後頭部側の髪は後ろ向きに3分ほど巻く

■2:もみあげの毛先が「斜め前」に向くようにワックスをなじませる

■3:トップの髪をアイロンで軽く挟み、力を入れずにスライドさせる

<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■つむじ部分をカーラーで巻いて、地肌見えを防ぐ
- ■トップのボリュームをもみあげでキュッと引き締め、メリハリをつける
- ■アイロンは下向きでなく、根元を立たせるように上向きにスライドさせる
「ボリュームが少なくなると、つむじ部分から地肌が透けて見えます。つむじ割れを防ぐようにカーラーで根元を立たせてください。アイロンをスライドさせるときも、下ろすとペタッとしてしまうので、フワッと髪を浮かせるように動かしてください」(生井さん)

下ぶくれブスにならない!顎がしゅっとした美人になれる「Cカール」とは【40代女性の髪型】
【丸顔×ショート#3】「厚めの前髪」で、ペタ髪解消&シャープな小顔に!

「ベースは前下がりのショートヘア。地肌に張り付くようなペタ髪は根元が立ち上がりにくいので、重めの髪型や段が入っていない髪型では、ストンと収まった印象になってしまいます。今回は、顔周りにレイヤーを入れることで、フロントにボリュームと立体感が出しやすくなっています。薄毛に見えるペタンコショートの方や、分け目が気になるという方にオススメです」(MAGNOLiA Aoyama店・店長 SHINさん)
<スタイリング方法>
つむじ周りの髪を前に持ってきて、潰れやすいフロントをバックアップ!

■1:クシでつむじ付近の髪を前に持ってくる

■2:フロントに持ってきた髪と前髪を大中小のホットカーラーで巻く

■3:両サイドの髪をドライヤーで後ろに流す

■4: こめかみと耳上の髪を引っ張りながらドライヤーでクセ付ける

〈丸顔ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- つむじ周りの髪をフロントに持ってきて前髪をボリュームアップ!
- サイドの髪はタイトにまとめると顔がシャープに!
- うねりやすいこめかみ付近の髪にツヤを与えてまとめる
「年齢とともにうねりが出やすい、こめかみや顔の生え際。このうねりをドライヤーで伸ばし、熱でツヤを出すと、仕上がりの印象が華やかになり、清潔感も生まれます」(SHINさん)

【丸顔×ペタ髪さん必見】丸い顔がシャープに、小顔になる!「前髪を厚め」にするだけ
【ベース顔×ショート】ふんわりとした頭頂部と長めのもみあげで、ベース型が丸みのある菱形シルエットに

「トップはハチ上の根元をスライドカットで短くカット。短い毛を作ることで長い毛が短い毛の上にかぶさり、根元からグッと立ち上がったような印象に。頭頂部にボリュームができて見た目もふわっと立体的になり、より菱形シルエットに近づきます」(ROIのデザイナー関田康司さん)
<スタイリング方法>
耳上のもみあげは耳にかけて、それ以外を残すことでエラを目立たせない

■1: 耳上の毛は後ろに、耳前のもみあげには束感をプラス

■2:トップを握って毛先をつまむように束感をつくる

〈エラ張りショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■シルエットが横に膨らまないよう、耳上の髪はしっかりと耳にかける
- ■トップはふわっと握ると綺麗なシルエットに
- ■前髪には隙間をつくるとよりバランスが良くなる
「手のひらにパール一粒分のワックスを薄くなじませてからスタイリングするとキープ力が増します」(関田さん)

「もみあげ」でエラ張りをカバー!四角い顔が菱形になる、技ありマッシュショート
【ベース顔×ミディアム】「短め前髪」でカジュアルに!くびれで補整するウルフミディ

「くせがあり乾燥しやすいので、広がりが出ないように重みを残しながら、トップと顔周りにレイヤーを入れています。前髪はななめにカットして、全体を菱形フォルムに。マスクをつけると髪が重く見えやすいので、軽やかに見えるウルフシルエットは、おしゃれな人から人気が高いですよ」(kakimoto arms 自由が丘クレオ店 スタイリストチーフ・山本真実さん)
「秋冬に人気の、透明感のあるシルキーグレージュ。レイヤースタイルに合わせて、繊細で極細なハイライトをブレンドしました。ツヤを演出できるうえ、白髪をぼかす効果もあります」(kakimoto arms 自由が丘クレオ店 トップカラーリスト・伏木麻弥さん)
<スタイリング方法>
ボリュームダウンはNG!ブローでツヤとなめらかさをプラス

■1:根元をふんわり乾かす

■2:トップにマジックカーラーを巻く

■3:表面の髪をブロー

■4:アイロンで毛先を巻く

■5:バームをもみ込む

〈ベース型×ミディアムヘア スタイリングのコツ3か条〉
- トップの根元はボリュームが出るように乾かす
- スタイリング剤で柔らかい毛先の動きを作る
- ブローでツヤとなめらかな質感を出す
「40代のレイヤースタイルは、ボリュームダウンNG。スタイリングも、そこを意識するといいと思います。乾燥感が出ないように、仕上げには髪に潤いを与えてくれるバームタイプのスタイリング剤がおすすめです」(山本さん)。


- TEXT :
- Precious.jp編集部