「卵型さん」におすすめのパーマスタイル【2選】


【1】スパイラル状のパーマでうねりを活かす

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「うねりはアイロンなどで伸ばすより、パーマをかけた方がシルエットに立体感が生まれて華やかな表情になります。うねりが気になる方はもちろん、トップにボリュームのほしい方にも、裾に厚みを残して全体的にゆるく、スパイラル状のパーマをかけるスタイルがおすすめです。立体感が生まれて、トップのぺたんこ感が目立ちにくくなりますよ」(broocH スタイリスト 杉山由夏さん)。

■:スタイリング方法

内巻きにするとスタイルがまとまりすぎて、こなれ感がありません。外巻きにすることで動きのある大人のカジュアルヘアになります。

STEP.1:毛束をひとつまみ取り、毛先部分を半カール分「外巻き」にする

全体で10か所ほどの毛束に分けながら、ランダムにつまんで毛先部分を外巻きに巻いていく。

STEP.2:毛先を中心にワックスをつけて揉みこむ

ワックスを両手のひらに広げ、毛先を握りながらなじませる。

「フェイスラインがスッとシャープな方にもおすすめしたい、このスタイル。うねりは無理に伸ばすより、生かした方がメリットは大きいですよ」(杉山さん)。

broocH スタイリスト 杉山由夏さん

40代に似合う【こなれショート】うねりを生かした動きのあるスタイリングを叶えるには?

【2】頬骨を沿うようにパーマをかけて動きを出す

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「髪に厚みを出すためにレイヤーは入れていません。ただ、動きが出やすくなるようリップラインに合わせて長さを調整しました。華やかな雰囲気になるよう、毛先を中心にパーマをかけています。パーマをかけるだけで、ご自身でもアレンジしやすくなるはずです」(apish omotesando ディレクター 嶋根寛明さん)。

■:スタイリング方法

「濡らすときは、霧吹きのようなスプレーで、表面を軽く湿らせるだけで十分です。あまり濡らしすぎると、かえって乾くまでに時間がかかってしまうので、朝の時間がもったいない」(嶋根さん)。

STEP.1:スプレーで髪の表面を軽く濡らす

パーマがかかっている毛先を中心に塗らせばOK。
パーマがかかっている毛先を中心に塗らせばOK。

STEP.2:ムースを手にのばし、毛先を揉み込むようになじませる

パーマを復活させるようにクシュクシュッと揉み込む。
パーマを復活させるようにクシュクシュッと揉み込む。

「パーマを復活させるには、手で毛先を握りながら揉み込むのがポイント。とかしつけたり、引っ張ってのばすようなテクニックは必要ありません。ほんの数分で思い通りのスタイルになるはずです」(嶋根さん)。

apish omotesando ディレクター・嶋根寛明さん。最近よくチェックするのがYouTube。「自分でも美容系の情報を発信できれば…と思っています」
apish omotesando ディレクター 嶋根寛明さん

ボリューム不足が気になるショートヘアは「毛先パーマ」が正解!

「丸顔さん」におすすめのパーマスタイル【3選】


【1】ふんわりパーマで輪郭をリフトアップさせる

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「サイドのボリュームを抑えて、トップに膨らみをつくると目線のウエイトが上がるので、フェイスラインが引き締まって見えます。ボリューム感を出すには髪の根元を立たせるスタイリングが必要ですが、毎朝のこととなると面倒ですよね。そんな方には『エアウエーブ』というパーマがおすすめです。通常のパーマは毛先を巻きますが、このエアウエーブは根元を巻くので自然な立ち上がりをつくることができるんです。パーマをかけてもボリュームが出にくい方に向いてます」(MAGNOLiA Omotesando 代表 SHINさん)。

■:スタイリング方法

「スタイリングの最初にムースをなじませてから、ドライヤーで水分を飛ばすと思い通りのスタイルに仕上がります」(SHINさん)。

STEP.1:下から上に髪をかきあげるようにムースをなじませる

両手のひらにムースをのばしたら、下から上にとかしあげるようになじませる。
両手のひらにムースをのばしたら、下から上にとかしあげるようになじませる。

STEP.2:耳から下の髪をなでつけるようにドライヤーをあてる

手ぐしで後ろへとかしながらドライヤーをあてる。
手ぐしでうしろへとかしながらドライヤーをあてる。

STEP.3:頭頂部の髪をつまみ上げ、その部分にドライヤーをあてる

ボリュームが欲しいトップの毛束の根元にドライヤーをあてる。
ボリュームが欲しいトップの毛束の根元にドライヤーをあてる。

「片側だけの方が奥行き感が生まれ、メリハリのあるシルエットになります。また、このスタイルは髪の根元が見えないので、白髪が目立たなくなるメリットもあります」(SHINさん)。

MAGNOLiA Omotesando 代表 SHINさん

ゆるんだフェイスラインがキュッと締まって見えるリフトアップショート

【2】パーマ×アシメフォルムで丸顔印象を解決

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「低い位置にウエイトのあるシルエットは、フォルムが丸くなるので顔型を強調しがち。ボブベースでもレイヤーを入れて、左右のボリューム感を出し、後頭部のボリューム位置をやや高めにつくってあげるのがおすすめです。丸い印象をできるだけ崩していくイメージで、サイドのボリューム感を変えアシンメトリーに。前髪も左右非対称にしてあげると丸顔カバー効果がアップしますよ」(PEEK-A-BOO 銀座並木通り店 ディレクター、店長 寺岡幸紘さん)。

■:スタイリング方法

「レイヤーを入れているので、アシンメトリーなシルエットにするのも簡単。パーマをしっかり出して動きをつけると、顔型カバー効果がアップします」(寺岡さん)。

STEP.1:パーマを出しながら乾かす

毛先をもみ込むように握りながら乾かしてパーマを出す。
毛先をもみ込むように握りながら乾かしてパーマを出す。

STEP.2:襟足をなでつけながら乾かす

襟足はボリュームが出ないように、首に沿わせるように手でなでつけながら乾かす。
襟足はボリュームが出ないように、首に沿わせるように手でなでつけながら乾かす。

STEP.3:髪全体にワックスをなじませる

トップはつまんで、根元を立ち上げながら乾かす。
トップはつまんで、根元を立ち上げながら乾かす。

STEP.4:髪全体にワックスをなじませる

ミルク系のワックスを手のひらにのばし、髪の内側から手を入れて全体にまんべんなくなじませる。整えて完成。
ミルク系のワックスを手のひらにのばし、髪の内側から手を入れて全体にまんべんなくなじませる。整えて完成。

「オイルはベタッとするのでNG。トップがぺたんとしないように、下から持ち上げながらワックスをつけて。最後に整えるときは、分け目をつけずアシンメトリーなシルエットを意識しましょう」(寺岡さん)。

PEEK-A-BOO 銀座並木通り店 ディレクター、店長 寺岡幸紘さん

大人におすすめ「ふんわりショートボブ」|パーマヘア×アシメフォルムで丸顔印象を解決!

【3】頬まわりに毛束がくるよう計算して輪郭カバーする

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「大切なのは、肌の出し方。額は出しつつ、頬に毛束がかかるようにパーマをかけてあげると、輪郭をカバーしつつ抜け感のある印象に。全体のフォルムは、ハチ周りはタイトに、毛先にはハネ感が出るようにすると、卵型のシルエットになります。40代になると、髪の分け目がペタッとして目立つというお客様が多いです。これにもパーマは有効。パーマを全体にかけてあげることで、髪の根元に空気感が出せますよ」(ANTI 店長 CHIIさん)。

■:スタイリング方法

「ドライヤー前にブラッシングをするだけで、根元の立ち上がり、パーマの再現性がグッと高まります。髪がペタッとしがちな方は、ぜひ取り入れてみてください」。(CHIIさん)。

STEP.1:頭皮用ブラシでブラッシング

髪が濡れた状態で、頭皮用ブラシでオールバックにブラッシングし、根元を立ち上げる。
髪が濡れた状態で、頭皮用ブラシでオールバックにブラッシングし、根元を立ち上げる。

STEP.2:下から毛束を縮めるようにタオルドライ

ブラッシングで整えた面を、下から持ち上げてタオルドライ。スプリングを縮めるようにして、カールを出す。
ブラッシングで整えた面を、下から持ち上げてタオルドライ。スプリングを縮めるようにして、カールを出す。

STEP.3:頭皮マッサージをしながら手の熱で乾かす

指を立てて頭皮をマッサージするように、髪の根元に指を入れる。手の熱で乾かすイメージで、根元を立ち上げる。
指を立てて頭皮をマッサージするように、髪の根元に指を入れる。手の熱で乾かすイメージで、根元を立ち上げる。

STEP.4:ノンシリコンオイルを毛先にもみこむ

髪に水分が残った状態で、ノンシリコンのオイルを2プッシュ手のひらにとり、毛先にもみこむ。
髪に水分が残った状態で、ノンシリコンのオイルを2プッシュ手のひらにとり、毛先にもみこむ。

「下から持ち上げるようにタオルドライしておくと、パーマの持ちもよくなります。少しウェットな質感が今っぽいので、オイルを使って束感とツヤ感を出しましょう」(CHIIさん)。

ANTI 店長 CHIIさん

丸顔でも頭が大きく見えない! 小顔になる「パーマ×ボブ」

「面長さん」におすすめのパーマスタイル【7選】


【1】菱形ウェーブでサイドに奥行きをもたせる

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「ショートヘアで髪にボリュームがないと、スタイルに奥行きが出ず、華やかさに欠ける仕上がりに。すると、より年齢を感じやすくなってしまいます。ランダムに動くウェーブの重なりでボリュームを出してあげると、華やかさも演出できます。また、スタイルに横幅が出るので、菱形フォルムに仕上がり、面長をカバーする効果も。面長の場合、サイドに奥行きをつくること、トップはふんわりさせつつボリュームを出し過ぎないことが大切。その調整に、パーマはとても有効なんですよ」。

■:スタイリング方法

「しっかりめのパーマは、パサつきが出ると傷んで見えることに。スタイリング剤で、水分と油分をしっかりコントロールして」。

STEP.1:トリートメントムースをもみこむ

 
髪が濡れた状態でスタート。保湿力のあるトリートメントムースを手のひらに取り、髪全体にもみこんでパーマを出す。
髪が濡れた状態でスタート。保湿力のあるトリートメントムースを手のひらに取り、髪全体にもみこんでパーマを出す。

STEP.2:オイルワックスをなじませる

軽めのオイル系ワックスを手のひらになじませ、髪全体になじませて、程よい束感を出す。あとは自然乾燥でOK。
軽めのオイル系ワックスを手のひらになじませ、髪全体になじませて、程よい束感を出す。あとは自然乾燥でOK。

「髪の潤い感が大切なので、トリートメントムースは、ちょっとつけすぎくらいが丁度いいです。耳かけアレンジでピアスを見せても可愛いですよ」。

いつくし 代表 才田とおるさん

菱形ウェーブショートなら、気になる面長もボリュームダウンも解決できる!

【2】自然にボリュームアップするカーリーウルフ

完成
40代 髪型_1,40代 ショートヘア_1
サイド
40代 髪型_2,40代 ショートヘア_2
バック

「襟足は少し長めに残してカットし、シルエット的にはウルフショート風に。くせ毛を活かしつつパーマが映えるよう、全体的に毛量調整をし、中間から毛先にかけてはパーマをかけています。中間から毛先にパーマをかけることで、今回のスタイリングのような雰囲気に加え、毛先ワンカール風にも、乾かし方次第で2Wayで楽しめるのも魅力です。扱いやすさを重視し、前髪にも軽くパーマを」(Rougy トップスタイリスト 江良 栞さん)。

■:スタイリング方法

「根元と前髪だけざっと乾かしておけば、暑い季節は自然乾燥でもOKなのがパーマのラクなところ。バリバリと固まるムース剤は避け、潤いとパーマ感をキープできるトリートメントムースを使うのが今っぽくこなれて見せるコツです」(江良さん)。

STEP.1:まずは手元にトリートメントムースをとって

40代 髪型_3,40代 ショートヘア_3
使用するムースはピンポン玉ふたつ分くらい。両手のひらに軽く広げて。

STEP.2:毛先にトリートメントムースをなじませる

40代 ショートヘア_4
パーマがかかっている毛先を中心に、もみこむようにムースを塗布して。

STEP.3:コームにキープ系スプレーを塗布

40代 ショートヘア_5
前髪の流れをキープするためのスプレーは直接吹きかけるのではなく、コーム使いがポイント。

STEP.4:前髪の毛先の流れをキープするようにコームでなでる

40代 ショートヘア_6
湿気がある日は前髪が浮いてしまったり、くせが出やすくなり不自然に見えてしまうことも…。そんな日はとくに、前髪キープのひと手間を。3でスプレーを塗布したコームで毛先をなでて整えることで、自然に毛流れをキープできる。

「パーマスタイルにはパーマ用の固まらないタイプのトリートメントムースが断然おすすめです」(江良さん)。

Rougy トップスタイリスト 江良 栞さん

40代に似合う【カーリーウルフショート】手軽なスタイリングで再現性が高いパーマスタイル

【3】レイヤーパーマでキュッと小顔に見せる

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「ポイントはサイドのボリューム感。髪の表面に段差を入れることで、ふんわりと動く毛流れをつくり、パーマでさらに動きをつけます。すると、全体が菱形シルエットになり、面長顔が目立ちにくくなります。ベースは暗めのグラデーションカラー。ハイライトを入れつつ、グレージュを上からのせることで、透明感と立体感のある色味に仕上げています」(LANVERY 代表 菅野太一朗さん)。

■:スタイリング方法

「タオルドライはしっかりと!髪が濡れていると水分の重みで髪が伸びてしまい、パーマが出にくくなってしまいます。しっかりと水分を取ってからドライヤーで乾かしましょう」(菅野さん)。

STEP.1:弱めの風でパーマを戻す

しっかりとタオルドライしたら、まずは毛先に弱めの風を当てる。毛束を握るように、毛先から水分を飛ばすことでウェーブがしっかりと出てくる。
しっかりとタオルドライしたら、まずは毛先に弱めの風を当てる。毛束を握るように、毛先から水分を飛ばすことでウェーブがしっかりと出てくる。

STEP.2:根元も乾かす

毛先の次は根本。地肌をこするようにしっかりと乾かすと、パーマがふんわりとした仕上がりに。
毛先の次は根元。地肌をこするようにしっかりと乾かすと、パーマがふんわりとした仕上がりに。

STEP.3:ヘアクリームを毛先に揉み込む

手のひらにクリームをなじませたら、毛先を握るように揉み込んで。
手のひらにクリームをなじませたら、毛先を握るように揉み込んで。

「ヘアクリームは軽めのものを使用して。重いとパーマが落ちやすく、スタイルを長時間キープすることができません。自然なツヤとニュアンスが出るものを選んでください」(菅野さん)。

LANVERY 代表 菅野太一朗さん

面長顔はレイヤー×パーマで小顔に!ふんわり菱形シルエットのボブ

【4】パーマで柔らかな毛先をつくり、顔をリフトアップさせる

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「面長の場合、シルエットを横に引っ張って、縦長な印象をやわらげることが大切です。正面から見たときにいちばんボリュームが出る位置を高めに設定して、キレイな菱形に仕上げるといいと思います。前下がりラインで、後頭部に自然な丸みが出るようにカットすると、面長の輪郭を調整しつつ、フォルムが立体的に見えてボリューム感もアップします。どこから見てもリフトアップして見えるシルエットなので、40代の方にはおすすめです」(Double 店長 西村光太郎さん)。

■:スタイリング方法

「ドライヤーの風の当て方、乾かし方で、仕上がりのボリューム感が変わってきます。大切なのは、全体のシルエットをペタッとさせないこと。そこを意識して乾かしてみてください」(西村さん)。

STEP.1:根元を擦りながらハンドドライ

髪全体を乾かしていく。指先で地肌を擦りながら乾かすことで、根元全体が起きて自然なふんわり感が出る。
髪全体を乾かしていく。指先で地肌を擦りながら乾かすことで、根元全体が起きて自然なふんわり感が出る。

STEP.2:うしろから風を当てる

ドライヤーの風を後ろから当て、前に向かって乾かす。全体のおさまりがよくなる効果が。
ドライヤーの風をうしろから当て、前に向かって乾かす。全体のおさまりがよくなる効果が。

STEP.3:前から風を当てる

髪全体をかき上げるように、ドライヤーの風を前から当てて、毛先の動きを作る。
髪全体をかき上げるように、ドライヤーの風を前から当てて、毛先の動きをつくる。

STEP.4:ワックスをつけて整える

ソフトワックスを手のひらにのばし、中間から毛先につけて整える
ソフトワックスを手のひらにのばし、中間から毛先につけて整える

「髪がつぶれやすくなるので、スタイリング剤は少量でOK。根元にはつけないようにしましょう」(西村さん)。

Double 店長 西村光太郎さん

面長顔が似合うのは、菱形シルエットの前下がりボブ

【5】広がりやすい髪をクセ毛風ウェーブでまとまりやすく

40代 髪型_1,ボブ_1
完成
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「クセが出やすくて困るという悩みをよく耳にしますが、逆にそんなときほどパーマをかけるのがおすすめ。フワフワ広がってしまう方、髪がうねってまとまりが出ない方にはぜひ、パーマを味方につけていただきたいです。クセを活かしたパーマならスタイリングも時短で、こなれた印象もかないます」(BEAUTRIUM GINZA 副店長、ヘアスタイリスト 東田佳祐さん)。

■:スタイリング方法

「コツというコツもないのが、パーマスタイルの魅力。ウェーブを程よく出してキープするパーマ用フォームを髪全体になじませるだけで、毎日おしゃれな印象がかないます」(東田さん)。

STEP.1:スタイリングフォームはピンポン玉ふたつ分くらいを使用

40代 髪型_4,ボブ_4
手にパーマ用のスタイリングフォームを出す。髪全体にピンポン玉ふたつ分くらいが目安。

STEP.2:両手にのばし、毛先からなじませていく

ボブ_5
フォームを両手にのばし、毛先からくしゅくしゅさせるようになじませていって。ウェーブ感が足りない部分には少しフォームをつけ足して、バランスのいいスタイルに調整を。

「スタイリングにはパーマ用のフォームが必須。パリパリに固めずに動きを出してキープしてくれるものを選んで」(東田さん)。

BEAUTRIUM GINZA 副店長、ヘアスタイリスト 東田佳祐さん

40代に似合う【クセ毛風ウェービーボブ】最旬パーマでかなうラフなこなれスタイル

【6】毛先のワンカールパーマで輪郭補正

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「とくにハチまわりがペタンとすると、全体のシルエットが縦長になって面長が強調されます。だから面長顔をカバーするには、耳横にボリュームを出してシルエットに横幅をつくることが重要です。おすすめなのは、毛先にワンカールのパーマをかけること。ニュアンスのあるラフな動きがつくれるので、スタイリングも簡単になるし華やかさもアップします。全体のフォルムにメリハリが生まれると、輪郭補整効果もアップします」(AntiOurs 店長 CHIIさん)。

■:スタイリング方法

「レザー(剃刀)を使ったカットで軽い質感を出しながら長さを調整した、グラデーションボブベース。前髪はサイドにつながるように少し重めにカット。耳周りはしっかり間引いて、持ちのいいスタイルに。ハチ上の髪は毛先ワンカールのパーマをプラスして、シルエットとニュアンスをつくりました」(CHIIさん)。

STEP.1:オールバックにブラッシング

頭皮用ブラシを使って、髪の根元を起こしながらオールバックにブラッシング。

STEP.2:根元を立ち上げながら乾かす

ドライヤーの強風で、髪の根元を起こすように乾かす。

STEP.3:毛先にムースをもみこむ

トリートメントムースを毛先にもみこんで、毛先のカールを出す。

STEP.4:バームで束感を出す

バームを全体になじませ、前髪や毛先に動きのある束感をプラスする。

「スタイリング剤は髪がペタッとしないものをチョイス。ムースとバームは保湿力&トリートメント効果のあるものを使うと重くなり過ぎず、髪に柔らかさと潤いが演出できます」(CHIIさん)。

AntiOurs 店長 CHIIさん

40代に似合う【ふんわりショート】襟足をすっきり“美シルエット”が完成!

【7】毛先パーマの動きで頬のまわりにボリュームを出す

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「40代のショートヘアなら、リフトアップ効果を期待して、シルエットのボリュームゾーンを高い位置に持ってきがち。でも、シュッとした印象になる分、面長さんが取り入れるとキツイ印象に見えることも。トップにボリュームを出しつつ、サイドの丸みは頬のあたりにくるようにすると、菱形フォルムがつくれます。トップにポイントレイヤーを入れると骨格補整効果もあり、ふんわり感も出せるのでおすすめです。直毛を軽く曲げる程度の、ワンカール未満のパーマを全体にかけてあげると、髪の質感が柔らかく見えるうえ、簡単に動きが出せます。大人っぽさとかわいさが演出できますよ」(Cocoon 銀座店 ディレクター 泰斗さん)。

■:スタイリング方法

「乾かすときも、ワックスをつけるときも、しっかり根元を立ち上げることを意識して。分け目はつけず、トップのふんわり感をキープするのもポイントです」(泰斗さん)。

STEP.1:根元を起こしながらドライ

根元を擦りながら乾かし、ボリュームを出す。
根元を擦りながら乾かし、ボリュームを出す。

STEP.2:ライトハードワックスをもみ込む

ライトハードワックス4プッシュを手にのばす。
ライトハードワックス4プッシュを手にのばす。
根元からしっかり全体になじませる。
根元からしっかり全体になじませる。

STEP.3:束感を整える

全体をラフにおろし、前髪や毛先に束感が出るようにつまんで整える。
全体をラフにおろし、前髪や毛先に束感が出るようにつまんで整える。

「スタイリング剤を毛先からつけてしまうと、重さでペタッとしてしまう原因に。根元からしっかりなじませることで、ふんわりとした動きを出すことができます」(泰斗さん)。

Cocoon 銀座店 ディレクター 泰斗さん

レイヤー×パーマで大人かわいく!面長顔を骨格補整する菱形ショートボブ

「ベース型さん」におすすめのパーマスタイル【4選】


【1】奥行きのあるパーマでエラをカバーする

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「パーマをかけることで、フォルムをコントロールしてあげるのがおすすめです。トップに大き目のパーマをかけると、ふんわりと丸みが生まれて、サイドにも動きが出てきます。また、レイヤーの入れ方で束感や質感を調整すれば、抜けを演出できるので柔らかな印象に仕上がります。長さは、あごラインを外すのがポイント。あごからずらしたところで動きをつくるといいと思います。また、髪の内側にレイヤーを入れて、エラの近くに隙間ができるようにしてあげると、奥行きが生まれてエラが気にならなくなります」(表参道店 代表 SHINさん)。

■:スタイリング方法

「年齢を重ねると、前髪が割れてしまうという方も多いです。解消するには、前髪をカーラーで巻くときに、分け目をまたぐようにすること。さらに、前髪の根元を、流す方向と逆にしておくと自然になじみます。エラは隠すより、片側を耳にかける程度に。アシンメトリーにすると、顔が明るく見えます」(SHINさん)。

STEP.1:トップは立ち上げながら前へ乾かす

ハチ上の髪は、上に持ち上げながら、前に向かって乾かす。根元を前に向かせることで、ボリュームが出る。サイドは、前から風を当てて、うしろに向かって乾かす。
ハチ上の髪は、上に持ち上げながら、前に向かって乾かす。根元を前に向かせることで、ボリュームが出る。サイドは、前から風を当てて、うしろに向かって乾かす。

STEP.2:前髪とトップをカーラーで巻く

分け目をまたぐように、カーラーでトップと前髪を、前に向かって巻き込む。前髪の根元は、流すのと逆を向くように。
分け目をまたぐように、カーラーでトップと前髪を、前に向かって巻き込む。前髪の根元は、流すのと逆を向くように。

STEP.3:ムースフォームでパーマを出す

襟足やもみあげなどパーマがのびやすいところに、ムースフォームを揉み込んで動きを出す。
襟足やもみあげなどパーマがのびやすいところに、ムースフォームを揉み込んで動きを出す。

STEP.4:トップやもみあげにワックスでハリを出す

トップや耳周りなど動きを出したい部分に、ジェルタイプのワックスをつまむようにつける。ドライヤーで水分を飛ばし、ハリを出す。
トップや耳周りなど動きを出したい部分に、ジェルタイプのワックスをつまむようにつける。ドライヤーで水分を飛ばし、ハリを出す。

「パーマで、トップはふんわりと、耳下と襟足は動きが出るようにしてあります。スタイリングでは、それを活かすようにして。ボリュームと動きを出したい部分に、ジェルタイプのワックスをつまむようにつけてから、ドライヤーの熱で水分を飛ばすと、ハリが出てキープできますよ」(SHINさん)。

MAGNOLiA 表参道店 代表 SHINさん

エラ張りをカバーするボブは、レイヤー×パーマが決めて!

【2】毛先パーマの動きで角ばった印象を和らげる

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「ベース型さんにとってNGなのが、ストンとした前髪。直線的なフォルムは顔型を強調してしまうので、レイヤーとパーマを使って、柔らかな質感と菱形フォルムをつくるのがおすすめです。40代になると髪がやや細くなり、ペタッとして分け目がつきやすくなります。これを解消するのにも、顔周りのレイヤーとパーマは効果的。とくにボブスタイルは、毛先のハネが気になりやすい長さなので、あえて毛先がラフに動くようにパーマをかけてあげると、スタイリングもしやすくなります」(AntiOurs 店長 CHIIさん)。

■:スタイリング方法

「気になる髪の根元を立ち上げるには、髪が濡れているタイミングでブラッシングをするのが効果的。乾かすときも、根元が立ち上がるように意識しましょう」(CHIIさん)。

STEP.1:髪を根元まで濡らしてタオルドライ

パーマを出すには、濡れた状態からスタイリングするのが◎。根元まで濡らしたら、しっかりタオルドライをして髪の水分を取る。
パーマを出すには、濡れた状態からスタイリングするのが◎。根元まで濡らしたら、しっかりタオルドライをして髪の水分を取る。

STEP.2:頭皮用ブラシでブラッシング

頭皮用マッサージブラシで、オールバック、左、右にブラッシングして根元を立ち上げる。
頭皮用マッサージブラシで、オールバック、左、右にブラッシングして根元を立ち上げる。

STEP.3:毛先にオイルをつける

少し水分が残った髪の毛先にオイルをなじませる。パサつき対策に。
少し水分が残った髪の毛先にオイルをなじませる。パサつき対策に。

STEP.4:根元を立ち上げるように乾かす

根元が立ち上がるように、髪の根元にドライヤーの風を当てて乾かす。
根元が立ち上がるように、髪の根元にドライヤーの風を当てて乾かす。

STEP.5:ワックスをもみ込む

髪の柔らかさをキープできるライトワックスを使用。手のひらに少量のばし、中間~毛先にもみ込んで、菱形シルエットを意識して仕上げる。
髪の柔らかさをキープできるライトワックスを使用。手のひらに少量のばし、中間~毛先にもみ込んで、菱形シルエットを意識して仕上げる。

「40代にとって髪のパサつきはNG。エアリーな質感とツヤが出るように、ドライ前にオイルをなじませ、ワックスはライトな質感のものを少量に」(CHIIさん)。

AntiOurs 店長 CHIIさん

ラフな毛先の動きで気になるエラをカバー!ベース型さんに似合う柔らかパーマスタイル

【3】骨格に合うカット×クセ毛風パーマでリフトアップ

40代 髪型_1,40代 ショートヘア_1
完成
40代 髪型_2,40代 ショートヘア_2
サイド
40代 髪型_3,40代 ショートヘア_3
バック

「髪が扱いにくくなってきたという40代以降のお客様には、ボブやショートが圧倒的に人気ですが、ショートはとくに、すっきりしすぎて老けて見えるのが不安というお声も…。クセが出てきてサイドは広がりやすいけれど、トップはぺったりしてボリュームが出づらいという方にもおすすめのウルフショート。縦長ラインに整えすっきりとしながらも、襟足は厚めに残しておしゃれ感をキープ。下がってきた顔のウェイトを上げて、顔立ちを引き締めて見せる効果も。自然とスタイリッシュさも際立つスタイルです」(Cocoon 表参道 マネージャー キッカワ ミワさん)。

■:スタイリング方法

「パーマをかけているので、スタイリングに時間をかけなくてもまとまりやすいスタイルなのですが、ポイントは前髪からトップ部分のボリューム出し。ひと手間かけるだけで格段に、仕上がりがこなれて見えます」(キッカワさん)。

STEP.1:前髪からトップの根元を濡らし、ドライしながらボリューム出しを

40代 髪型_5
ぱっくり分かれてしまいがちな前髪&ぺったりしがりなトップ部分の毛の根元を濡らし、地肌を指でこするようにしながらドライヤーをかけて。根元の生えグセをリセットして、自然なボリュームを出していって。

STEP.2:ムースを髪全体になじませてパーマ感を復活させて

40代 髪型_6
パーマ感を復活させるため、パーマ用のムースを手にとり、髪全体になじませて。ゴルフボール2つ分くらいの量を2回に分けてもみ込むように塗布していって。

STEP.3:襟足は外ハネっぽく整えてバランスよく

40代 髪型_7
手に残ったムースで襟足部分の髪を外ハネっぽく整えてフィニッシュ。

「スタイリングにはパーマ用のムースがおすすめ。パーマ感を復活させながらも固まりすぎず、ナチュラルな毛流れをキープできるものを選んで」(キッカワさん)。

Cocoon 表参道 マネージャー キッカワ ミワさん

40代に似合う【大人のこなれウルフショート】骨格に合うカット×クセ毛風パーマでリフトアップもかなえる!

【4】毛先パーマの動きで角ばった印象を和らげる

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「うねりを生かしたパーマをかけてボリュームゾーンを上にあげます。大人女性にはこの自然な丸みのあるスタイルがよく似合います。うねりをのばすスタイルは毎朝のスタイリングに時間も手間もかかります。髪の中間から毛先にかけて1カール、うねりを生かしたパーマをかけておけば、手間をかけずにスタイリッシュな髪型が楽しめます」(Cocoon銀座 ディレクター 泰斗さん)。

■:スタイリング方法

「オイルを毛先にだけつけると重みでペタッとなってしまいます。ふんわり丸みのあるシルエットをつくるには根元からしっかりなじませてください」(泰斗さん)。

STEP.1:パーマのウェーブを復活させるようにしっかり水で濡らす

髪の中間から毛先にかけて水で濡らすこと。
髪の中間から毛先にかけて水で濡らすこと。

STEP.2:髪をかき上げるようにしてオイルをなじませる

手のひらにオイルを広げ、内側から空気を含ませるようにしてオイルをなじませる。
手のひらにオイルを広げ、内側から空気を含ませるようにしてオイルをなじませる。

STEP.3:耳まわりの髪を耳にかける

耳にかけておくとマスクをした時に髪が乱れない。
耳にかけておくとマスクをした時に髪が乱れない。

「白髪は頭頂部にほんの少しだけ…という方は、前髪をつくって分け目のないスタイルがおすすめです。白髪が目立たなくなるので、ストレスを感じなくなるはず」(泰斗さん)。

Cocoon銀座 ディレクター 泰斗さん

【大人ヘア】うねって広がる髪をスタイリッシュにコントロールできる大人のマッシュウルフ

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。