【目次】
眼輪筋の「劣化」が進むと、たるみ・くぼみ・大ジワの原因に
スマホやパソコンを見ているときは、集中しすぎて瞬きの回数は激減。実はこれがシワやたるみなどの目元老化に直結しています。その理由は目の周りをぐるりと囲んでいる眼輪筋が緊張しっぱなしで硬くなってしまうから。眼輪筋の役目は、まぶたの開閉。なので瞬きしないと眼輪筋が劣化して硬くなる。すると、眼輪筋にのっかっていたまぶたの皮膚が緩む→シワやたるみが起こり老け目元になってしまうのです。しかも、瞬きをしていたとしても、動かすのは上まぶたばかりで、実は下まぶたがあまり使えていない人がほとんど。特に下まぶたの眼輪筋が衰えることで、シワやたるみが目立つということに…。
目の下の凸凹たるみを消す!ゆるんでしまった下まぶたをピンとさせる筋トレメソッドとは?
眼輪筋をほぐす【マッサージ4選】
【1】むくみ目を解消!「眼輪筋ほぐしマッサージ」
<STEP.1>ほぐす位置、眼輪筋の上部を確認
目をぐるりと囲んでいる、まぶたの開閉のときに使う眼輪筋の位置を確認。むくみ目を解消するのは、眼輪筋の上部をほぐすのが効果的で、まずはその位置を確認しましょう。
<STEP.2>指3本を使って優しくマッサージする
人さし指、中指、薬指の先を眉下に当てて、クッと軽く持ち上げたまま、左右に小刻みに揺らします。これはこわばった眼輪筋を緩める効果あります。
3本指を使ってほぐす順番は、丸で示したように、はじめに赤丸の位置の眉頭側、次に指の位置をずらして青丸の位置の眉尻側を。左右に小刻みに揺らす動作を、各10秒ずつ行いましょう。
<STEP.3>まぶたを開閉して眼輪筋を鍛える
STEP.1と同様に、人さし指、中指、薬指の先を眉下に当てて、クッと軽く持ち上げたまま、まぶたを開閉する。これによって眼輪筋が鍛えられて弾力がアップする効果あります。これをSTEP.2のように、眉頭側、眉尻側、各20回ずつ行って。そして反対の目も同様に。両目を同時に行ってもOK。
【まとめ|むくみ目がスッキリする眼輪筋ほぐしマッサージ4か条】
1.まぶたのむくみは眼輪筋の緊張によって血液循環やリンパの流れが悪化し、水分や老廃物が滞るのが原因。
2.むくみは疲れ目のサインで、悪化すると肩こりや頭痛を引き起こすことも。
3.こまめに眼輪筋をほぐすのが得策。でも皮膚が繊細な目元に強いマッサージはシワを生むので要注意。
4.むくみ目を解消するのは、眼輪筋の上部をほぐすのが効果的。村木さんのメソッドなら肌を傷めずに眼輪筋をほぐすことができる。
むくみ目が即スッキリ!正しい「眼輪筋ほぐしマッサージ」で疲れ目を解消
【2】目の疲れがスッキリ!「眼輪筋プッシュ」
<STEP.1>まずはプッシュする位置を確認
目をぐるりと囲んでいる、まぶたの開閉のときに使う眼輪筋の位置を確認。眼輪筋を優しく温めるように指でプッシュすると緩みます。まずはそのプッシュする位置を確認しましょう。
<STEP.2>上まぶたの眉下を優しくプッシュ
両手の親指を使って、上まぶたの眉下あたりの骨が当たるところをじんわりと温めるようにプッシュします。
<STEP.3>人さし指の側面を使って下まぶたも優しくプッシュ
人さし指の第1関節より上の側面を使って、下まぶたの骨が当たるところをプッシュします。このときもじんわりと温めるように、優しく押しましょう。
【まとめ|血流がアップして目の疲れがスッキリする、眼輪筋ツボ押し4か条】
1.目の疲れは目の周りの筋肉=眼輪筋が緊張することで血液循環が滞るのが原因。
2.疲れ目が蓄積するとクマやむくみが起こったり、また肩こりや頭痛を引き起こすことも。
3.眼輪筋をほぐすのが得策ですが、皮膚が繊細な目元に強いマッサージはシワを生むので要注意。
4.眼輪筋のツボ押しなら、シワになることなく、目の疲れが即スッキリしてぱっちり目に。
村木宏衣さん指南|目の疲れがスッキリ!眼輪筋プッシュで血流アップ&ぱっちり目に
【3】眼輪筋とつながる側頭筋をゆるめる「頭ほぐし」
<STEP.1>テーブルに肘をついて手で側頭筋を刺激してコリをほぐす
手を軽く握って第一関節、第二関節の間の平らな面を側頭部に当てる。肘をテーブルにつき、考えごとをするようなポーズで頭の重みを利用してじんわりと30秒、圧をかけて。
<STEP.2>後頭部を挟んで包んで持ち上げる。神経の圧迫が解除され、かすみ目がリセット
耳たぶのうしろあたりにある突起=「乳様突起」を手の付け根の真ん中で引っ掛ける。そして後頭部を「包んで持ち上げて寄せる」くらいの心地いい圧をかけ、これを30秒行う。
<STEP.3>テニスボールを後頭下筋に当てて圧をかけることで疲れ目を解消
頭と首の境目にあるくぼみに片側ずつ、テニスボールを当てて、軽く押し付けながら縦に「ウンウン」、横に「イヤイヤ」と振り、これを各4回×2セット行う。
30秒で目元がスッキリ!【頭ほぐし】メソッドをエイジングデザイナー・村木宏衣さんに教えてもらいました
【4】美しいおでこを作る「眉間ほぐし」
<STEP.1>ほぐすのはココ!|眉頭から鼻筋まで逆三角形についている眉毛下制筋
おでこの前頭筋から目の周りを囲む眼輪筋についている小さな筋肉をよくほぐしておくと、おでこの血色がよくなり、潤いに満ちた艶やかな肌に。
<STEP.2>机などに肘をつき、眉頭から鼻筋にかけてある眉毛下制筋を中指でグッと押さえる。
机などに肘をつき、眉頭から鼻筋にかけてある眉毛下制筋を中指でグッと押さえてとらえて頭の重みで圧をかける。少し鼻筋を挟むようにして押さえるのがポイント。痛気持ちいいと感じられたらOK。
気になるおでこのシワを【簡単「ほぐし技」】で解消!|シワ&むくみ撃退3分メソッド
眼輪筋を鍛える【トレーニング2選】
【1】目の下の凸凹たるみを消す!「下まぶた筋トレ」
<STEP.1>両手の人差し指で 目頭と目尻を押さえる
片目ずつ行いましょう。両手の人差し指で 目頭と目尻を押さえます。下まぶたの筋肉を意識してみてください。
<STEP.2>上まぶたは動かさず、下まぶただけを閉じる
Step1のまま、視線を上げて、下まぶたを閉じる。眩しい光を見た時のような目にするのがコツです。これを10回。反対側も同様に行いましょう。
【まとめ|目の下の凸凹たるみを消す!下まぶた筋トレメソッド4か条】
1.目元のハリを支えている筋肉=眼輪筋が衰えは、シワやたるみに大きく関与。
2.スマホやパソコンの見過ぎは眼輪筋の劣化を加速させるので、キャリア女性は眼輪筋のケアが必須。
3.下まぶたの緩みによるシワやたるみは、下まぶたの筋トレで解決可能。
4.動きが鈍った下まぶたを集中的に鍛えると、ふっくら、ピンとしたハリが復活する。
目の下の凸凹たるみを消す!ゆるんでしまった下まぶたをピンとさせる筋トレメソッドとは?
【2】目の疲れを一掃!「眼輪筋ストレッチ」
<STEP.1>眉頭下=眼輪筋の上部を親指で押さえる。
まず眉頭下=眼輪筋の上部を親指で押さえます。押さえるのはこの位置。
<STEP.2>眼輪筋の上部を親指で押さえたまま瞬き
眉頭下=眼輪筋の上部を親指で押さえたまま、まぶたをパチパチと瞬きします。これによって眼輪筋がストレッチされて血流アップに。30秒くらい行いましょう。
【まとめ|たった30秒で目の疲れを一掃!眼輪筋ストレッチ4か条】
1.目が疲れている人は眼輪筋が硬くなっている可能性が。
2.血流やリンパの流れも滞るためシワやたるみにもつながる。
3.ただし、目元の皮膚は繊細なので強いマッサージは厳禁。
4.まぶたを動かすことで眼輪筋をストレッチするこのメソッドが簡単でおすすめ。
たった30秒で目の疲れを一掃!【村木宏衣さん直伝】眼輪筋ストレッチ
\教えてくださったのは/
- TEXT :
- Precious.jp編集部