【目次】
顔全体がスッキリ「側頭筋ほぐし」
側頭筋は、頭の側面からこめかみ、頬骨上までを覆う大きな筋肉で、咀嚼や表情をつくる動きと密接に連動しています。デスクワークの長時間化や無意識の食いしばり、スマートフォンの凝視など、日常的に起こる軽微なストレスが重なってこの側頭筋はいつの間にか硬くなってしまいがち。すると、頬やフェースラインの「持ち上げる力」が失われ、その結果、たるみが起こり、ほうれいせんや目尻のシワが刻まれやすくなるのです。
では、なぜ「側頭筋を緩めること」がリフトアップや目尻のシワ改善、険しい表情の解消につながるのでしょうか。硬直した側頭筋をほぐすことで、まず筋膜と筋肉の癒着が解消され、筋肉は本来の柔軟性を取り戻します。それによって、頬や目の周り、そしてフェースラインの筋肉が自然にキュッと上へ引き上げられやすくなり、表情も柔和に。さらに血流およびリンパの巡りも改善され、不要な水分や老廃物の排出が促されることで、顔全体がスッキリとした引き締まった印象へと変わっていきます。
たるみとシワ、険しい顔解消に!【村木宏衣さん指導】30秒の「側頭筋ほぐし」が効く
【1】顔全体がスッキリとしてリフトアップ
こめかみ周辺の緊張が抜けると、眉間や目周りのこわばりも和らぎ、疲労感、ギズギズとしたきつい印象の緩和にもつながります。この「側頭筋揉み」はたった40秒で終了する簡単なメソッドなので、朝のメイク前にぜひやってみてくださいね。
■左の側頭筋を右手の4本の指でつかむようにもみほぐす
右手の人差し指・中指・薬指・小指の4本を使い、イタ気持ちいいと感じる程度の圧で左の側頭筋を20回揉みほぐします。反対側も同様に行いましょう。力を入れすぎず、深呼吸をしながら行ってください。
疲れが残った朝に。顔がシャキッとする【村木宏衣さん指導】側頭筋揉みメソッド
【2】筋肉の柔軟性を取り戻し引き締まった印象に
側頭筋をたった30秒で効率よくゆるめる方法。これにより頬や目元を引き上げる筋肉が柔軟性を取り戻し、リフトアップ効果が生まれますし、ストレスで険しくなった表情も柔和になるので印象アップにも。ほぐす場所を覚えれば、とても簡単なので、今すぐやってみてくださいね。
■STEP.1:側頭筋をゆるめるポイントを探す
側頭筋はこめかみや耳の上、頬骨につながる位置に広がっています。ゆるめるポイントは頬骨上の少しくぼんだところ。人さし指と中指の腹で頬骨の上のエリアに当てて、「あぐあぐ」と口を大きく開け閉めすると、筋肉の動きを感じるところがほぐすポイントになります。
丸印の3か所をほぐしていきます。
■STEP.2:人さし指と中指の腹で軽く圧をかけながら小刻みに左右に動かす
口はポカンと開けたまま、ゆるめるポイントに人さし指と中指の腹で軽く圧をかけながら小刻みに左右に動かします。これを1か所につき、10秒行いましょう。左右同時に行ってもOKですよ。
たるみとシワ、険しい顔解消に!【村木宏衣さん指導】30秒の「側頭筋ほぐし」が効く
二重あご・輪郭に効く「顎二腹筋ほぐし」
「顎二腹筋」とは「前腹」と「後腹」の2種類。「顎二腹筋」とは、あごの下のフェースラインに沿うように位置し、食いしばりで硬くなりやすい筋肉です。パソコン作業中や寝ている間など、ストレスが多い人ほど無意識に、グッと奥歯を噛み締めてしまいがち。これによって「顎二腹筋」は硬くなってしまうのですが、意識したことも、ケアしたこともない人は多いのではないでしょうか。しかも、これを放置すれば、顔は大きくもったりとした老け顔になってしまうので、対策は知っておくベきです。
むくみで横に広がった顔がキュッ!【村木さん考案】えら下プッシュでシャープな小顔に
【1】二重あごをピタッと引き締める「前腹ほぐし」
ケアするのは「前腹」で、奥深くにある筋肉にしっかりと刺激を与えることでハリが復活! たるみが引き締まり、フェースラインがシャープに変わっていきます。
また「顎二腹筋」の「前腹」は口の開閉、舌骨の位置に関わるので、このメソッドによって呼吸がしやすくなるし、滑舌もよくなるというメリットも。できれば毎日ケアするのがおすすめですよ。
■STEP.1:顎二腹筋をほぐすポイントの位置を確認
「顎二腹筋」とは、フェースラインに沿ったあご下にあります。今回は「前腹」をゆるめるので、フェースラインに沿ったあご下部分の2か所(丸印の2か所)をプッシュしてほぐしていきます。右側も同様の位置をプッシュします。
あごの骨の内側のイタ気持ちいいと感じるところに、親指をグッと指し込むようにプッシュしましょう。
■STEP.2:ポイント押さえながら、「あむあむ」と口を動かす
親指でSTEP.1のポイントを押さえながら、「あむあむ」と口を開け閉めします。声は出さなくてもOKです。ポイント1か所につき、6セットずつ行います。
たぷたぷ二重あごをピタッと引き締める【村木さん考案】 あご下プッシュメソッド
【2】輪郭がスッキリ小顔に「後腹ほぐし」
エラの下あたりを親指でプッシュして、「あむあむ」と口を動かすことで、奥深くにある「顎二腹筋」の「後腹」にしっかりと刺激を与えるというメソッドです。
「顎二腹筋」がほぐれることで、ゆるんだフェースラインがハリを取り戻し、血流とリンパの流れが改善されることで老廃物が流れやすくなり、むくみを一掃。シャープな小顔になるだけでなく、下あごの動きがよりスムーズになり滑舌がよくなるというメリットも。いつでもどこでもできるので、こまめにやってみてくださいね。
■STEP.1:「顎二腹筋」をほぐすポイントの位置を確認
「顎二腹筋」とは、フェースラインに沿ったあご下にあります。今回は「後腹」をゆるめるので、エラの内側あたりとその手前の2か所(丸印の2か所)をプッシュしてほぐしていきます。右側も同様の位置をプッシュします。
あごの骨の内側のイタ気持ちいいと感じるところに、親指をグッと指し込むようにプッシュしましょう。
■STEP.2:ポイントを押さえながら、「あむあむ」と口を動かす
親指でSTEP.1のポイントを押さえながら、「あむあむ」と口を開け閉めします。声は出さなくてもOKです。ポイント1か所につき、6セットずつ行います。
むくみで横に広がった顔がキュッ!【村木さん考案】えら下プッシュでシャープな小顔に
フェースラインのもたつきがスッキリ「耳回し」
注目すべきは耳周辺の筋肉とフェースラインに関わる筋肉とのつながりです。耳のうしろから首にかけて走る胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は、顔の側面からあごのラインを支える構造と密接に関わっています。この筋肉が縮こまると、顔全体が側頭部ごと引き下げられ、たるみやほうれい線をより深く見せてしまうことがあるといいます。
顔と耳のつながりを活かして、耳周りの筋肉の緊張をほぐしながら自然なリフトアップを促します。
ほうれい線、疲労感を解消!【村木宏衣さん指導】耳回しリフトアップメソッド
【1】リフトアップが叶う「耳回し」
短時間で巡りを促し、見た目にもはっきりと効果が表れやすいのが特徴。特に実感しやすいのがリフトアップ効果です。耳のまわりには顔のたるみに関係する筋肉や、めぐりを整えるツボが多く集まっています。この部分を刺激することでフェースラインが引き締まり、たるみやむくみが軽減。血流とリンパの流れが促進されるため、くすみが晴れて肌のトーンまで明るく!
メソッドにかかる時間はわずか2分ですが、それだけで呼吸が深くなり、脳の疲れがふっとほどけていく感覚が得られるでしょう。日常に取り入れやすく、心身を静かに整えてくれる新しい習慣として、ぜひ試してみてください。
■STEP.1:人さし指、中指、薬指、小指をフェースラインの下に差し込む
頭を右に軽く倒して、右手の人さし指、中指、薬指、小指を左側のフェースラインの下に差し込みます。まずはエラの手前に人さし指がくる位置にして、4本の指を差し込みましょう。
■STEP.2:STEP.1の状態のまま、耳たぶをつかんで回す
STEP.1の状態のまま、左手で耳たぶをつかんで前方向に10回、うしろ方向に10回、回します。次に、あご下方向に指の位置をずらして、同様に行いましょう。
フェースラインの下は赤線の範囲がほぐせればOKです。同様に、右側も同様に行いましょう。
モヤモヤもむくみもスッキリ!【村木宏衣さん指導】巡りが良くなる耳回しメソッド
【2】フェースラインが引き締まった印象に「耳回し」
この耳周りをほぐすメソッドは、片側だけ行って鏡で見比べると、施術した側の頬が引き上がり、ほうれい線が浅く見えるほどの変化が。続けることで、疲れて下がった顔の印象が変わり、フェースラインが引き締まった印象に変わるので、ぜひ、毎日のルーティンに取り入れてみてくださいね。
■STEP.1:左手の親指を右頬のほうれい線に置く
鼻の脇、ほうれい線のあたりに左手の親指の腹をおきます。
■STEP.2:親指を耳の手前までゆっくり引き上げるようにずらす
STEP.1の親指を、頬骨下のラインに沿って耳の手前まで引き上げるようにゆっくりとずらします。強く擦らず頬を優しく持ち上げるように行いましょう。そしてこの状態をキープします。
■STEP.3:STEP.2の状態をキープしたまま、耳を真横に引っ張る
STEP.2の状態を保ちながら、右手の親指と人さし指で耳の上端部分をつまみ、真横(外側)に向かってやさしく引っ張ります。
■STEP.4:STEP.3の状態を保ちながら、耳をうしろ回しで10回、回す
STEP.3の状態のまま、つまんだ耳をうしろ方向に小さくゆっくりと10回、回します。左側も同様に行いましょう。
ほうれい線、疲労感を解消!【村木宏衣さん指導】耳回しリフトアップメソッド
顔のリフトアップ・むくみを解消する「頭皮マッサージ」
後頭部や側頭部には、視覚情報処理や眼球運動に関わる筋肉や血管が集まっています。長時間のデジタル作業や無意識の噛みしめによりこの部位が緊張すると、目の奥のだるさを感じたり、かすんだりすることがあります。
さらに、前頭筋(額から生え際)や側頭筋(こめかみから耳上)は、眼輪筋と筋膜ネットワークでつながる構造。この周辺が硬くなると、まぶたの開きや目尻の位置に影響する可能性があります。
頭皮が硬く下がると、その下につながる顔の皮膚や表情筋も下向きに引っ張られやすくなります。結果として、目元だけでなく頬やフェースラインのたるみやゆるみに繋がってしまうのだから、対策は必須。
目元の疲れとたるみを一掃!【村木宏衣さん指導】ジグザグ頭皮マッサージ
【1】フェースラインが引き締まる「ポンポンマッサージ」
夕方になると顔が疲れて見えるのも、頭皮の緊張のあらわれ。そこで、指先で前頭筋、側頭筋、後頭筋の3か所を軽くポンポンと叩くだけのシンプルなケア。グリグリと押したり、強くもんだりしなくても、「軽い振動」を与えるだけで頭皮の感覚が刺激され、筋肉が自然にほぐれやすくなるのだそう。
たった1〜2分で完了するので、デスクワークの合間やお風呂上がりのリラックスタイムにも。ぜひ、日常の小さな習慣として取り入れてみてくださいね。
■STEP. 1:前頭筋(おでこ〜生え際)を指先でポンポンとタッピング
両手の指先(人差し指〜薬指)を使い、額の生え際付近から頭頂部に向けて、20〜30回ぽんぽんと軽く叩きます。精神的な緊張や思考疲れのリセットにアプローチ。副交感神経が優位になることで「スーッと落ち着く」感覚が期待できます。
次に頭頂部に手を移動させて、ポンポンとタッピングしましょう。
■STEP.2:後頭筋を指先でポンポンとタッピング
次に後頭部の下、耳のうしろ付近から頭頂方向へ向かってリズミカルにポンポンと叩きます。目の奥の疲れや首筋のこわばりにアプローチ。「心地よい振動が伝わる程度」の力加減で、20〜30回タッピングしましょう。
■STEP.3:側頭筋を両手指先でポンポンとタッピング
両手の指先をこめかみ〜耳上の側頭部に当て、20〜30回リズミカルに軽く叩きます。食いしばりや顔のこわばりをほぐし、フェースライン、目尻のリフトアップが期待できますよ。
デジタル疲労と食いしばりを緩和!【村木宏衣さん指導】お手軽ポンポンマッサージ
【2】疲労軽減&リフトアップに「頭皮マッサージ」
ジグザグに頭皮を動かすマッサージで、広範囲の筋膜のこわばりに一度に働きかけやすい方法です。
いつ行ってもいいのですが、特にシャンプー前に乾いた頭皮に行うのがおすすめ。頭皮をしっかりマッサージすることで、汚れが浮き上がりやすくなる、血流の促進、緊張の緩和などのメリットが。リラックス効果が高いので、1日の終わりにぜひ、試してみてくださいね。
■STEP.1:側頭部から頭頂部へジグザグにマッサージする
手を軽く丸め、指先を耳の上に置きます。側頭筋の位置から頭頂部に向かって、ジグザグを描くように小刻みに頭皮を動かします。こするのではなく、頭皮を“持ち上げる”感覚で。左右それぞれ10回ずつ行いましょう。
このとき、頭頂部を越えてマッサージするのがポイント。頭頂部までしっかり動かすことで、頭皮全体の血流も促されやすくなります。
■STEP.2: 生え際から首を通って鎖骨へと老廃物を流す
額の生え際に指を置き、頭頂部、後頭部に向かって老廃物や滞ったリンパを流すイメージでマッサージをします。
さらに後頭部から首を通って鎖骨へとゆっくり流します。これを10回行いましょう。深呼吸しながら、首、肩の力を抜いてリラックスしながら行ってください。
目元の疲れとたるみを一掃!【村木宏衣さん指導】ジグザグ頭皮マッサージ
- TEXT :
- Precious.jp編集部

















