【目次】
- 「基本」ミディアムヘアのセンター分けのやり方【3選】
- 「硬い髪質」の方におすすめのミディアムヘア【5選】
- 「柔らかい髪質」の方におすすめのミディアムヘア【5選】
- 「伸ばしかけ」におすすめのミディアムヘア【1選】
- 「顔型カバー」におすすめのミディアムヘア【4選】
「基本」ミディアムヘアのセンター分けのやり方【3選】
【1】カールアイロンを使う



<スタイリング方法>
しっかり巻くにはカールアイロンの太さが重要。「20代の方には38mmが似合いますが、大人女性には32mmがおすすめです。巻きがゆるいとフェイスライン下がって見えるのですが、逆にきつく巻くと古めかしくなります。ほどよくしっかり巻くのがポイントです」(KAYAK by HONEY デザイナー 小室里奈さん)。

<STEP.1>前髪の根元をアイロンに乗せて立ち上げる

<STEP.2>前髪の中間あたりをアイロンで1カール外巻きにする

<STEP.3>耳より前の髪も同じように中間あたりを1カール外巻きにする

<STEP.4>耳より後ろの髪は毛先を全て内巻きにする

<スタイリングのコツ3か条>
- 顔まわりとハチ上にレイヤーを入れて華やかさをつくる
- 32mmのカールアイロンでゆるすぎないカールをつくる
- 顔まわりは縦、毛先は横とアイロンの向きを変えて菱形シルエットをつくる
「毎日のスタイリングでどうしても乾燥は進みます。アイロンのダメージを防ぐために、スタイリング剤をなじませておくとツヤが出ますし、カールのキープ力にも差が出ます」(小室さん)。
40代に似合う【ミディアムヘア】フェイスラインがすっきり!“華やかレイヤースタイル”を伝授
【2】バームを揉みこんで仕上げる

<スタイリング方法>
パサつきが目立ちやすいパーマヘアや巻き髪は、セット力のあるバームを体温で溶かしてから髪にもみ込み「カーリーウエット」に。女性らしいカールや空気感はそのままに、スタイリッシュな洗練をプラスすることができます。
<STEP.1>アイロンで全体をゆるく巻く

<STEP.2>バームを手の温度で温めて溶かす

<STEP.3>もみ込むようにバームを塗布する

<STEP.4>トップを指先で軽く抑える

40代に似合う【ミディアムヘア】フェイスラインがすっきり!“華やかレイヤースタイル”を伝授
【3】ドライヤーとカールアイロンを使う



<スタイリング方法>
どんなに毛量があっても、ペタッとしやすいのが頭頂部。「濡れた髪をドライヤーで乾かす段階から根元を立ち上げる準備が必要です。毛穴をフラットな状態に戻してからスタイリングをすると髪の立ち上がりが長持ちします」(SUNVALLEY 店長 忠本功さん)。

<STEP.1>分け目と逆方向に毛束を傾けて髪を根元から起こす

<STEP.2>はちから上の髪をカールアイロンに挟みリバース巻きに

<STEP.3>頭頂部の髪の根元をつかみ、毛束の内側にスタイリング剤をスプレー

<スタイリングのコツ3か条>
- どんなにボリュームがあってもむやみに抑え込まず、メリハリをつける
- ペタッとなりがちなトップとこめかみの髪はボリュームアップさせる
- トップは髪を乾かす段階から根元を立ち上げる準備をする
「こめかみあたりに影ができると、髪のボリューム不足が強調されます。髪がこめかみにかかるスタイルなら影が見えなくなると同時に、トップのふんわり感を印象づけられます」(忠本さん)。
量が多くて硬い髪でも「ゆるふわ」印象になれる、くびれミディアム
「硬い髪質」の方におすすめのミディアムヘア【5選】
【1】髪を柔らかく見せるエアリーニュアンスミディアム



<スタイリング方法>
毛量が多い人、動きが出づらい人は特に、1回で巻こうとせず、ハチ上とハチ下でブロッキングして、2段階で巻いていくのがポイントです。よりエアリーな動きのある仕上がりに」(ROI」のスタイリスト 元山凜さん)。

<STEP.1>ハチ上をブロッキングして、ハチ下の毛先から巻く

<STEP.2>中間部分の毛束を内巻きに

<STEP.3>顔周りはリバース巻きに

<スタイリングのコツ3か条>
- 太く硬く毛量が多い髪もあえて重めに残し、シークレットレイヤーで調整して今っぽく
- ハチ下とハチ上、ブロッキングして2段階で巻くことで、よりナチュラルな奥行きのあるスタイル
- 波巻きでメリハリも抜け感も柔らかな動きも叶う!
「重たさのある髪に対してはオイルやクリームなど軽いものより、バームやワックスなどセット力の強いものがおすすめ。毛質に合わせて、動きをさりげなくキープできるスタイリング剤を選んで」(元山さん)。
40代に似合う【エアリーニュアンスミディアム】太く硬い髪でも自然な動きのあるスタイルを実現
【2】長め前髪でフェイスラインをカバーしたローレイヤーミディアム



<スタイリング方法>
「38mmくらいの太めのアイロンを使って、ナチュラルな毛流れをプラス。2~3分でもいいので、ふわっとした毛流れ&くびれをつくることで、やはりこなれ感がアップします」(Belle Shinjuku 店長 スタイリスト 鯨岡拓也さん)。

<STEP.1>毛先は1カール外巻きに

<STEP.2>中間部分は内巻きにしてS字のくびれをつくる

<STEP.3>前髪はリバースに巻いて流す

<スタイリングのコツ3か条>
- 毛先を重めに残したローレイヤーで、さりげない動きもふんわり感も、新鮮な印象も叶う
- 乾燥しがちな髪こそ、レイヤーは低めでまとまり感をキープ
- ミディアムのスタイリングは太めのアイロンでこなれ感を演出
「スタイリングには毛先を中心に軽くオイルをつけるくらいに。ペタッとしがちな髪質なので、あくまでもさらりと」(鯨岡さん)。
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【3】少量の前髪で2WAYで楽しめるこなれ映えミディアム



<スタイリング方法>
「カットだけでもおさまりよく、まとまりが出るよう調整していますが、ちょっとだけスタイリングに手間をかけるとより映えるスタイルに。ストレートアイロンをさらっと通すだけで時短でスタイリングが叶います」(NORA GINZA 店長 スタイリスト 久場秀行さん)。

<STEP.1>前髪はカーラーでセット

<STEP.2>毛先はストレートアイロンで外ハネに

<STEP.3>顔周りは外に流して抜け感を

<スタイリングのコツ3か条>
- 扱いやすさ、時短でスタイリングしたい人ほどレングスはミディアム!
- ごく少量の前髪で印象変化を楽しむ
- ストレートアイロンの時短スタイリングであか抜け感アップ
「スタイリング剤は軽めのオイルがおすすめ。広がりやすい髪にもまとまりが出ます」(久場さん)。
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【4】広がりやすい髪をまとまりやすくしたエレガンスミディアム



「レングスは鎖骨くらい。全体的にレイヤーは入れず、スライドカットで軽さを出しています。前髪はサイドに流すこと前提で、サイドに自然につながるようカットしています。ワンレンではなく長めにでも前髪をつくっておくことで、結んだときに顔周りにさらりと毛束がかかるので、小顔効果にもなりますし、こめかみ部分の白髪を自然にカバーする効果も。耳にはかけられず、目の下でゆるいカーブがつくれるくらいの絶妙な長さで前髪をつくるのがポイント。顔の面長感も和らぎバランスよく見せてくれ、こなれ感もアップします」(BEAUTRIUM GINZA マネージャー ヘアスタイリスト 鈴木由香さん)。
<スタイリング方法>
「このスタイルの場合、ボリュームは抑えつつ、自然な動きは出したいので、カールアイロンではなくストレートアイロンを使うのがおすすめ。ツヤを出しながら、さりげなく軽やかなニュアンスを出していって」(鈴木さん)。

<STEP.1>ツヤを出しながら毛先は内巻きに

<STEP.2>顔周りにかかる髪は、上に持ち上げながらニュアンス出しを

<スタイリングのコツ3か条>
- 広がりやすい髪にまとまりとさりげない動きが欲しいなら、セミロングがおすすめ
- 前髪は長め、サイドに流す前提で絶妙な長さでつくると、大人っぽく上質かつこなれた雰囲気に
- 顔周りの毛束はリバース巻きではなく、頭上で後ろに流すようにニュアンスづけすると自然な仕上がりに
「スタイリングには潤いを与えながらまとまりを出す、トリートメントミルクがおすすめです。パサつきがちな毛先には少量、オイルもプラスして」(鈴木さん)。
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【5】広がりや膨らみが目立ちにくい美映えミディアム



「毛量が多くてクセのある髪は無理に抑え込むより、バランスのきれいな菱形にした方が時間も手間も省けます。顔まわりにレイヤーを入れると菱形になりやすくなるだけでなく、動きも出せるので、空気感のあるスタイルになります」(sui 副店長 中西雄二さん)。
<スタイリング方法>
「毛量が多いほど髪の重さでトップがペタッとなりがちなので、ドライヤーで乾かす段階から、頭頂部は抑えつけないこと。トップをふんわり立ち上げることで、立体感のある菱形になります」(中西さん)。

<STEP.1>指で頭皮を擦りながら、真上からドライヤーをあてる

<STEP.2>頭頂部の毛束を真上に持ち上げながら毛先を1カール内巻きにする

<STEP.3>カールアイロンで裾の毛先を1カール外はねにする

<スタイリングのコツ3か条>
- うねりやクセは無理にのばさない
- 広がりや膨らみは抑え込まず、菱形シルエットを目指す
- 頭頂部を乾かすときから根元を起こすようにふんわり立ち上げる
「裾の毛先を外巻きにすると、首が細く見えるメリットもあります。カールアイロンに毛束を挟んだら首のラインに沿わせるようにアイロンを動かすとスタイルにメリハリが生まれますよ」(中西さん)。
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「柔らかい髪質」の方におすすめのミディアムヘア【5選】
【1】動きを出してふんわり美フォルムミディアム



「ベースは肩につくくらい、やや前上がりのワンレンでカット。サイドからバックまであごくらいのラインで表面のみにレイヤーを入れ、動きを出しやすいよう調整しています。レイヤーが入っているので、短い毛をつなげるために少しだけ前上がりにカット。
前髪はやや長め、チークラインくらいの長さで自然につくり、ひし形に広げて顔型を美しく際立たせる長さにこだわっています。顔が面長な方のミディアムヘアの前髪は、大人っぽくこなれ感を出しながらバランスよく見える”長め”が断然おすすめです」(GARDEN YOKOHAMA est スタイリスト 金井悠華さん)。
<スタイリング方法>
「ササッとコテで巻くだけで、ペタッとしてニュアンスの出づらい髪にも自然な動きが出せます。扱いやすさでいうと、細すぎない32mmのコテがおすすめです」(金井さん)。

<STEP.1>毛先は外ハネに

<STEP.2>レイヤー部分は内巻きにして柔らかい動きを

<STEP.3>前髪は後ろに流すイメージで

<スタイリングのコツ3か条>
- ペタッとしてボリュームが出づらい髪は、表面のレイヤーで動きを出しやすく
- 長め前髪で面長でもキュッと引き締まった顔立ちに
- 外ハネ×内巻きで、スタイリング時にはメリハリ&自然な動きをプラス
「スタイリングには柔らかめのバームがおすすめ。オイルだとペタッとしてボリュームがおさまってしまう髪質ですが、バームならしなやかな動きをキープできます」(金井さん)。
40代に似合う【しなやか美フォルムミディアム】柔らかくボリュームが出づらい髪に動きを出してふんわりと
【2】ハイトーン×ハイライトのふんわり華やぎミディアム



「モデルさんの髪は1本1本が細く柔らかく、毛量も少なめなのですが、クセがあり広がりやすい髪質。全体的に表面にレイヤーを入れ、髪に動きが出しやすいように調整し、ボリューム感もアップさせています。ボリュームが出づらくぺったりすとんとしてしまいがちなので、レイヤーを入れることにより適度にメリハリを出すイメージです。前髪はサイドに自然に流れるような感じに。
ハイトーンの髪色もなじむ透明感のある白肌なので、白髪ぼかしとして細くハイライトも入れつつ、全体的にハイトーンのカラーリングに。髪質やお顔立ちに合う似合うフォルム×カラーで、お悩みを無理なく解消するようなスタイルを目指しました」(ZACC raffine スタイリスト テクニカル マネージャー 馬場和浩さん)。
<スタイリング方法>
「ボリュームが出づらい髪質の方は、毛束を高い位置で持ち上げながら巻き、ふわっと下ろすことでエアリーで自然な毛流れをつくるのがおすすめ。髪に動きやニュアンスが出やすいようレイヤーを入れているので、ラフに巻くだけでOKです」(馬場さん)。

<STEP.1>毛先はラフに外ハネに

<STEP.2>トップは持ち上げながら巻いてふわっとおろす

<STEP.3>顔周りも毛束を持ち上げながら

<スタイリングのコツ3か条>
- 細く柔らかい髪は、軽くなりすぎない程よいレイヤーでボリューム感アップ。
- ハイトーンの髪色で、柔らかさ&白髪ぼかしもかなえる。
- スタイリング時は毛束を持ち上げながら巻いて、エアリーな動きをプラス。
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめです。毛先から髪をくしゅくしゅもみこむように塗布するのが軽やかに仕上げるポイント」(馬場さん)。
40代に似合う【柔らかエアリーミディアム】レイヤー×ハイトーンカラーで、ペタッとしがちな髪もふんわり華やかに!
【3】全方位ふわっと美しく華やかくびれミディ



「毛質はノーマルですがボリュームはやや少なめで、トップやはちまわりにボリュームが出づらい本山さんの髪。顔の形や髪質に合わせてレイヤーを高めの位置からしっかり入れ、はち周りがふんわりするよう調整しています。レイヤーを高めに入れることでボリューム感が増し、全体的に柔らかい印象にも。骨格的にかわいらしさが出るよう、毛先は軽くなりすぎないよう切りっぱなしに。毛先はセニングを少し入れながらもあえて厚めに残し、巻いたときにふんわりと華やかなニュアンスが出やすいようにしています。
レイヤーはしっかり入れながらも、毛先は軽くしすぎない大人ならではのメリハリ感がポイント。女性らしい柔らかさやかわいらしさがありながらも、巻いたときにはゴージャスな華やかさが出せます」(Un ami 吉祥寺 トップスタイリスト 澤田杏奈さん)。
<スタイリング方法>
「毛先は外ハネに、トップ部分(はち上)は上に引き上げながら内巻きに、顔周りはリバース巻きに。巻きをミックスすることで、より華やかさのある仕上がりに。顔周りをリバース巻きにすることで、ピアスやイヤリングなどが映えるのでより印象度がアップします」(澤田さん)。

<STEP.1>すそは外ハネに

<STEP.2>トップ部分は上に持ち上げるようにして内巻きに

<STEP.3>顔周りはリバース巻きにして華やかさを

<STEP.4>前髪は流すようにアイロンを通して

<スタイリングのコツ3か条>
- 高めにレイヤーをしっかりめに入れ、トップ&はち周りのぺったり感を解消
- 毛先はすきすぎず、あえて重めに残し軽重コントラストをバランスよくつける
- 内、外、リバース…巻きをミックスしてメリハリのある華やかさを
「スタイリング剤はツヤを出すオイルがおすすめ。中間から毛先を中心に、髪の内側から全体になじませるイメージで」(澤田さん)。
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【4】レイヤーで動きを出した菱形シルエットのミディアム



「レイヤーをトップから入れると髪がパサついて見えるので、裾から5cmあたりに入れて動きを出すスタイルがおすすめ。この位置にレイヤーを入れると菱形シルエットがつくりやすくなります」(broocH ヘア&メイク 杉山由夏さん)。
<スタイリング方法>
「年齢を重ねるとこめかみあたりに陰ができて、暗い表情に見られがち。大人女性にこそ髪を根元から立たせてフェイスラインを見せるスタイルをおすすめしたいですね。耳のあたりに空間をつくる菱形シルエットにすると、視線がサイドに集まるのでトップのぺたんこも気にならなくなります」(杉山さん)。

<STEP.1>ブラシで前髪の根元を起こし、ドライヤーをあてる

<STEP.2>サイドの髪はブラシで横に流し、その根元にドライヤーをあてる

<STEP.3>サイドの髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませる

<STEP.4>毛先を握って揉むようにスタイリング剤をなじませる

<スタイリングのコツ3か条>
- レイヤーは裾から5cmあたりに低く入れる
- 髪の根元を起こすようにブローして、視線をサイドに集める
- スタイリング剤は内側からかき上げるようになじませる
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【5】ペタっとしないふんわりボリューム感のあるミディアム



髪が柔らかくて細いため、ボリュームを出しにくいモデルさんの髪質。「耳上の頭の骨が横に張り出しているハチ部分より上と、顔まわりにレイヤーを入れているので、アイロンで巻くだけでふんわりとしたボリュームが簡単につくれます」(Velvet on the Beach 店長 NOBさん)。
<スタイリング方法>
「アイロンで毛束を横に引っ張りながらボリュームをつくるのですが、そのときに引っ張る位置が重要。耳よりも高い位置から横に引っ張ってボリュームをつくると老けた印象になります。耳よりも下、顔の3分の2の高さにボリュームゾーンをつくるイメージで巻くと、バランスのいい菱形になります」(NOBさん)。

<STEP.1>トップの毛束を持ち上げてドライヤーを根元にあてる

<STEP.2>毛束を真上に持ち上げ、毛先から後ろ向きにカーラーで巻く

<STEP.3>襟足の髪は真下に引っ張りながら毛先だけ1カール外巻きに

<STEP.4>上段のレイヤーが入っている髪は横に引っ張りながら毛先を内巻きにする

<スタイリングのコツ3か条>
- トップの根元を起こすようにドライヤーをあてる
- サイドのカールは耳より下、顔の3分の2のあたりにつくる
- 裾の髪は真下、サイドの髪は横とアイロンで引っ張る角度を変えて菱形をつくる
「年齢を重ねるとどうしても面長な印象になりがちです。横にボリュームをつくることで面長感を和らげるメリットもあります。毛先のカールを高い位置ではなく低めにつくるように注意してください」(NOBさん)。
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「伸ばしかけ」におすすめのミディアムヘア【1選】
【1】頬の横の髪にボリュームと動きを出した、面長顔にぴったりのミディアム



「1本1本が太めで硬く、ボリュームも多めの髪なので、やわらかく見えるようドライカットを施しています。ハリコシがありクセもある髪でも、ドライカットにより質感調整ができます。レイヤーは入れず、ほぼワンレンに近いミディアムベース。ドライカットで適度に隙間をつくりまとまりのよさを出しながら、重くならないように、さらに軽やかな動きができるようにしています。
顔周りは少し短く、サイドとは独立してカットして今っぽい仕上がりに。ちなみに硬くクセのある髪がより軽やかに見えるよう、透明感が出るようなカラーにもこだわっています」(NORI HAIR TOKYO オーナー スタイリスト NORIさん)。
<スタイリング方法>
「洗髪後ドライヤーでざっと乾かしてオイルを塗布するだけでもカジュアルなおしゃれ感が楽しめますが、外巻きにすることでより華やかな雰囲気に」(NORIさん)。

<STEP.1>やや太めのアイロンで毛先を外巻きに

<STEP.2>顔周りはリバース巻きで毛束に動きを

<スタイリングのコツ3か条>
- おしゃれ感のある切りっぱなしミディアムは、毛量や毛質に合わせたカットで質感調整を
- 顔周りとサイドの髪はあえてつなげずに、独立してカットするのが断然今っぽい
- アイロンは38mmの太めのものを使うと柔らかなカールが手軽につくれ、抜け感もキープできる
「中間から毛先にかけて、全体的にオイルをなじませて。重すぎずサラッとなじむオイルを選ぶのがおすすめです」(NORIさん)。
40代に似合う【ほぼワンレンな外ハネミディアム】伸ばしかけでも、トレンドを意識しつつ扱いやすいスタイルに
「顔型カバー」におすすめのミディアムヘア【4選】
【1】顔周りレイヤーで顔型カバーが叶うヘルシーなミディアム



「今回ご紹介する”ヘルシーなレイヤーミディアム”は、こけてきたフェイスラインをカバーしながら華やかな印象に見せたい人に、髪質や毛量を問わずにおすすめのスタイルです。モデルさんの髪は、1本1本が太さはノーマルながらも硬めでニュアンスが出づらく、ボリュームも少なめ。
ベースは鎖骨ちょっと下くらいの長さで、顔周りにたっぷりとレイヤーを入れています。クセに合わせてサイドやバックはすいて毛量調整をしていますが、後ろには段は入っていないのでざっと乾かしただけでもまとまりやすいスタイルに。前髪は鎖骨くらいで長めにカットし、顔周りにニュアンスが出やすいようにしています」(MINX ginza central ディレクター 河野沙耶佳さん)。
<スタイリング方法>
「ドライヤーでざっと乾くと外ハネっぽいまとまりのあるスタイルに。カジュアルながらもより華やかな印象に見せるために、アイロンで巻くひと手間をプラスして」(河野さん)。

<STEP.1>レイヤーの角度に合わせて毛先を斜めに巻く

<STEP.2>顔周りはリバース巻きに

<STEP.3>前髪はスプレーをかけて自然な立ち上がりをキープ

<スタイリングのコツ3か条>
- こけてきて面長感が増した顔立ちは、レイヤースタイルで華やかさに
- 丸みを意識したシルエットで、よりナチュラルでヘルシーな雰囲気に
- レイヤー部分は斜め巻きに、顔周りや前髪はふわっと感を出すスタイリングでバランスよく!
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめ。少量をなじませてツヤ感アップ」(河野さん)。
40代に似合う【ヘルシーなレイヤーミディアム】顔周りのレイヤーでボリュームアップ&表情にも華やぎを!
【2】パーマで面長カバーが叶うひし形ミディアム



「鎖骨の長さの前下がりベース。前側にあごの位置からレイヤーを入れています。軽くならないようにしながら、抜け感のある動きになるように調整しました。全体的にうねりのある髪質なので、うねる動きを活かしたパーマを中間から毛先にプラス。クセをカバーしながらスタイリングも簡単に!」(PearL アートディレクター CHIEさん)。
<スタイリング方法>顔周りは菱形シルエットを意識!外ハネでおしゃれに
「今回は、自然と美しいひし形フォルムになるようにカットしているので、7割ほど乾かしたあとは保湿をしっかりして自然乾燥。触らないのがいちばんなんです!」(CHIEさん)。

<STEP.1>トリートメントムースをなじませる

<STEP.2>弱風で7割まで乾かす

<STEP.3>バームをもみ込む

<スタイリングのコツ3か条>
- パーマがかかっているところは根元からしっかり濡らしてクセをリセット!
- 乾かすのは7割!後は自然乾燥させる
- 肩上で跳ねる髪は、あえて気にせず楽しむ
「ドライヤー前のトリートメントムースには、乾燥対策のほか、パーマの柔らかい質感を出す効果も。夏は紫外線ダメージでパサつきやすいので、保湿は忘れずに! 髪の潤いは若々しさを演出してくれます」(CHIEさん)。
面長顔さんに似合う【ミディアムヘア】小顔が叶う!パーマで“ひし形シルエット”を実現
【3】ふんわりボリュームを出して逆三角形顔カバーミディアム



「襟足から動きを出したいので、スカスカにならないようにウエイトは低めに設定。トップと顔まわりにレイヤーを入れて、動きやボリュームが出やすいようにしています。モデルさんは細く柔らかい猫っ毛なので、梳き過ぎはNGです」(NOGUCHIさん)。
<スタイリング方法>
「あご横のボリュームと動きは、顔まわりと髪表面のリバース巻きによるもの。ここで華やかさを出す分、下半分は内巻きのみにして、まとまりと品のよさを演出しましょう。トップはぺたんとしないように、分け目はぼかして」(ROI ディレクター NOGUCHIさん)。

<STEP.1>トップにカーラーを巻く

<STEP.2>ハチ下を内巻きにする

<STEP.3>ハチ上をミックス巻きにする

<STEP.4>トップにボリュームを出す

<STEP.5>全体にスタイリング剤をもみこむ

<スタイリングのコツ3か条>
- トップにカーラーを巻く
- 強く巻き過ぎない
- 巻きをしっかりほぐしてスタイリング
「スタイリング剤は、毛先の動きを程よくホールドしてくれる固さのものがおすすめ。ボリュームが気になるエイジングヘアには油分NG。スタイリング剤をつけすぎてペタッとならないように注意しましょう」(NOGUCHIさん)。
逆三角形顔カバーヘア|40代髪のボリュームダウン改善!華やかミディアムスタイル
【4】もたついて見えるフェイスラインをすっきり見せるミディアム



「毛先に影響が出ないように、内側でしっかり毛量を調整しておくと、ご自身でもスタイリングしやすくなります。また、髪の表面にレイヤーを入れることでシルエットにくびれがつくりやすくなり、毛量が多くても重たい印象になりません」(sui 副店長 中西雄二さん)。
<スタイリング方法>
Aラインをつくるにはトップの立ち上がりも重要。「裾の毛先を1.5カール外巻きにしたら、レイヤーを入れた表面の髪は根元を起こすように毛束を持ち上げながら、毛先を1カール内巻きにします。頭頂部の立ち上がりがないと、全体的に動きのない重たい印象になるので注意してください」(中西さん)。

<STEP.1>頭頂部の地肌を前後左右に擦りながらドライヤーで乾かす

<STEP.2>裾の毛先は毛束を真下に引っ張りながら1.5カール外巻きにする

<STEP.3>表面の髪は毛束を持ち上げながら毛先を内巻きに

<スタイリングのコツ3か条>
- ドライヤーで乾かすときは頭皮を擦って毛穴を起こし、生え癖を正す
- 毛先を外はねすにするときは、毛束を真下に引っ張りながらカールさせる
- 表面の髪を内巻きにするときは毛束を持ち上げ根元を立ちあげる
「裾の毛先が横に広がり過ぎると、フェイスラインのもたつきが強調されてしまいます。外はねにするときは毛束を真下に引っ張ることを意識してください。ほんのちょっとのことですが、仕上がりに差が出ます」(中西さん)。
髪を首に沿わせるだけで、もたついて見えるフェイスラインがすっきり!
- TEXT :
- Precious.jp編集部