【目次】
「前髪あり」くびれボブ【4選】
【1】面長顔を小顔に見せる、シースルーバングのくびれボブ
\GARDEN Tokyoの本木亜美さんがレクチャー!/
面長のボブヘア代表:高橋まりなさん(38歳/主婦)の場合
「面長顔を目立たせないためのポイントは、『外ハネにした毛先』と『幅広めの前髪』。毛先を動かすことで視線を横に分散しつつ、前髪で額を隠して顔のシルエットを菱形に。すると、面長顔がきれいな卵型になります。小顔効果もバツグンです」(本木さん)。
<スタイリング方法>自然なハネ感を意識!やりすぎに気をつけて
「髪を耳にかけて菱形シルエットにすることも面長顔をカバーするコツ。かけるときは耳周りの毛束をふんわりと出すのがポイント。バランスが良くなり、輪郭が整います」(本木さん)。
<STEP1>サイドの毛先をストレートアイロンでハネさせる
<STEP2>バックの毛先も外ハネにする
<STEP3>スタイリング剤を毛先につける
<STEP4>サイドにも揉み込む
<面長×くびれボブ スタイリングのコツ>
- 毛先のハネはさりげなく!
- スタイリング剤は根本につけすぎない
- 耳周りはふんわり仕上げて菱形に
「ストレートアイロンは140度くらいの低温がベスト。さっとブローするように熱を通すだけで自然なハネ感に仕上がります。スタイリング剤はツヤと束感が同時に出せるオイルクリームがおすすめです。ベタッとした印象にならず、ある程度セット力のあるスタイリング剤を選んで」(本木さん)。
マンネリボブが秒で今っぽく! ストレートアイロンで作る「切りっぱなしボブ」
【2】前髪を広めにつくって垢抜ける、面長顔をカバーするくびれボブ
\ROIの今井雄二さんがレクチャー!/
面長のボブヘア代表:田中恵理さん(45歳/俳優・声優)の場合
顔が縦長に見えるという面長さんのお悩みを解決してくれるのは、表参道にあるヘアサロン「ROI」のスタイリスト・今井雄二さん。今井さんは「ボブヘアの場合、顔まわりに縦の直線を作らないように注意が必要」と言います。「直線的な縦のシルエットは、面長感をさらに強調してしまいます。重要なのは、面長の縦長感をやわらげること。前髪を作って顔の縦幅を減らし、外ハネシルエットと毛先の動きで横幅を出しましょう」(今井さん)。
さらに、前髪は広めにつくるのがおすすめだそう。「前髪をワイドにすることで、縦長感を緩和して、横の印象をつくる効果があります。40代は幅の狭い前髪よりも、顔型に合わせた幅広な前髪がおすすめ。そのほうが、あか抜けて見えますよ」(今井さん)。サイドに動きをつくるデザインは、年齢による髪のうねりを活かすことも可能に。髪の動きが出にくくペタッとしやすい人も、自然とふわっとするのでおすすめです!「やや前下がりのボブをベースに、前髪は目元と顔型に合わせてワイドにカット。サイドは丁寧に根元の重さを取って、ラフな動きが出るようにしています。毛先が薄くなりすぎないように意識したカットが重要です」(今井さん)。
<スタイリング方法>巻き過ぎ注意!自然でラフな動きを作って
「髪は巻くというよりも、ラフな動きをつくるのが旬。外ハネはやりすぎないこと!前髪はコテで毛先を少し流すと、面長をカバーできます。サイドに膨らみをプラスして菱形に作れば、前髪の効果がアップして輪郭が卵型に!」(今井さん)。
<STEP.1>全体の毛先を外ハネにする
<STEP.2>顔まわりに膨らみをつくる
<STEP.3>表面の髪にリバース巻きで動きを出す
<STEP.4>前髪はゆるく内巻きに
<STEP.5>スタイリング剤をつける
<面長×くびれボブ スタイリングのコツ>
- 外ハネをやりすぎない
- リバース巻きは横のボリュームを出すイメージで
- シアバターは空気を含みながらなじませる
「ラフな動きが出るカットをしているので、軽く巻くだけで動きが出ます。とにかく40代はやりすぎ注意です!」(今井さん)
面長顔カバーヘア|40代は前髪であか抜けして“小顔見せ”に挑戦!
【3】軽やかに動く毛先でカジュアルに! 軽やかなくびれボブ
\Rougyの江良栞さんがレクチャー!/
面長のボブヘア代表:深澤佳弥乃さん(48歳/医療関係)の場合
「毛先にパーマが残っていてクセがあるので、顔周りとトップにしっかりレイヤーを入れるだけで動きが出ます。前髪は眉上に設定して、流れるようにカットします」(江良さん)。
<スタイリング方法>
「しっかりレイヤーを入れているので、基本的にはムースを揉み込むだけでOK。毛先と前髪に動きが出るようにスタイリングします」(江良さん)。
<STEP.1>根元を起こしながら前髪とトップをドライ
<STEP.2>毛先にムースを揉み込む
<STEP.3>毛先と前髪にワックスをなじませて動きを出す
<面長×くびれボブ スタイリングのコツ>
- 自然な動きが出るように乾かしすぎない
- ムースは毛先中心につけて、根元がペタンとしないようにする
- ムース、ワックスは揉み込むようにつけて動きを調整
「ほとんど自然乾燥なので、スタイリングに時間がかからないのもいいところ。前髪があるので、片サイドを耳にかけてもカバー効果は問題なし」(江良さん)。
【4】フェイスラインがキュッと引き締まる、くびれボブ
\Velvet on the Beach デザイナーの角園侑希さんがレクチャー!/
面長のボブヘア代表:椿原順子さん(51歳/steadybyccデザイナー)の場合
顔まわりに白髪が多い椿原さんの髪。「いちばんバランスのいいシルエットがダイヤモンド型の菱形。頬のラインに前髪がかかるよう斜めに流すことでウエイトがグッと上に引き上がり、ダイヤモンド型を印象づけられます。顔まわりの根元が見づらくなるので、白髪が目立たない効果もあります」(齋藤さん)。
<スタイリング方法>ワックスは空気を含ませるように内側になじませる
レイヤーを入れたこのスタイルは、毛先を遊ばせるというよりは、ふんわりした空気感が決め手。「スタイリング剤をなじませるときは髪の表面や毛先ではなく、内側から髪を立ち上げるように根元からなじませてください。毛先中心になじませると、油分の重みでペタッとつぶれてしまいます」(齋藤さん)。
<STEP.1>指の腹で髪の根元を立ち上げながらドライヤーで乾かす
<STEP.2>ワックスを髪の根元からなじませる
<STEP.3>襟足の髪を握り、首に沿わせるようにして毛先を外はねに
<面長×くびれボブ スタイリングのコツ>
- レイヤーは顔まわり中心に入れてダイヤモンド型の菱形を目指す
- 前髪は頬にかかるように斜めにのばしてフェイスラインを引き締める
- ワックスは髪の内側から根元を中心になじませる
「レイヤーは耳の前とトップに入っています。レイヤーを入れすぎると髪がパサついて見えるのでバランスを見ながら入れてください。このスタイルは毛量が多い方、髪のパサつきが目立つ方にもおすすめです」(齋藤さん)。
【大人のリフトアップヘア】顔まわりにレイヤーを入れるだけで、フェイスラインがキュッと引き締まる!
「前髪なし」くびれボブ【4選】
【1】トップのふんわり感叶えつつ毛先の広がりを抑えた、ニュアンスくびれボブ
\Velvet on the Beach デザイナーの角園侑希さんがレクチャー!/
面長のボブヘア代表:高橋まりなさん(38歳/主婦)の場合
毛量は十分だけれど、トップのボリュームがなく、細くて柔らかい高橋さんの髪。「もともとクセがあるので広がりやすい髪質ですね。そんな髪はシルエットにくびれを作るように外はねにするといいですよ。クセや広がりを無理に抑え込まなくてもおさまりやすくなります」(角園さん)。
<スタイリング方法>ポイントは毛先ではなく根元。極小カーラーで立ち上げる
「クセがあってうねりやすい髪の方は根元のケアをしっかりしておくと、ブローをしなくてもまとまりやすくなります。カーラーを根元に置いたらドライヤーを上からあてて、しっかり乾かすだけで、立ち上がりの持ちがよくなりますし広がりも抑えられます」(角園さん)。
<STEP.1>分け目を境にして2~3つの毛束に分け、その根元に直径1㎝のカーラーを置く
<STEP.2>真上から30秒ほどドライヤーをあてる
<STEP.3>コームなどで分け目をジグザグにする
<面長×くびれボブ スタイリングのコツ>
- 分け目を中心に、頭頂部を山なりに膨らませて自然なボリュームをつくる
- 毛先ではなく根元をしっかり乾かすことでクセとうねりを抑える
- 分け目をジグザクにしてボリューム感を出しつつ白髪もカバー
「クセやうねりを真っ直ぐにのばそうとすると、変なところにボリュームが出てしまうし、スタイリングに時間がかかってたいへんですよね。根元にカーラーを置いて真上からドライヤーをあてるだけで、ブローをする手間が省けるのでおすすめです」(角園さん)。
直径1cmのカーラーさえあればよい!ペタンコ髪が「ふんわりニュアンスボブ」に
【2】ぺた毛も面長顔も瞬時に解決! 横にボリュームを作り出す菱形くびれボブ
\Rougyの小栗瑛二郎さんがレクチャー!/
面長のボブヘア代表:坪木麻貴さん(40歳/主婦)の場合
「顔型に合うように毛量調節しながらベースカットをしています。高い位置からレイヤーを入れて、自然と外ハネになるようにカット。トップはボリュームが出すぎないようにするのがポイントです」(小栗さん)。
<スタイリング方法>毛先カール×根元の立ち上げでSカールを作る!
「外ハネにしようと外向きに巻くと根元がつぶれてしまいます。アイロンは内巻きにして、スタイリング剤をつけるときに外ハネに。根元に立ち上がりのあるSカールで、ボリュームダウンもカバーできますよ」(小栗さん)。
<STEP.1>毛先1/3を巻く
<STEP.2>もみあげ部分を内巻きにする
<STEP.3>前髪をカーラーで巻く
<STEP.4>スタイリング剤を毛先につける
<面長×くびれボブ スタイリングのコツ>
- ハンドブローで根元をしっかり立ち上げる
- ヘアアイロンで巻くときは毛先を中心に
- スタイリング剤は毛先のみにつける
「レイヤーカットのおかげで、毛先を巻いておけば外ハネにも動かせます。とくに毛が細い人は、根元にスタイリング剤がつかないように注意しましょう」(小栗さん)。
大人の髪悩み|ぺた毛も面長顔も瞬時に解決!横にボリュームを作り出す菱形×外ハネボブ
【3】長め前髪で顔型を補整。サイドのボリューム感で面長顔に似合うくびれボブ
\BEAUTRIUM南青山店の久住桃子さんがレクチャー!/
面長のボブヘア代表:森白尚美さん(49歳/会社員)の場合
「顎下ラインのボブベースで、表面にローレイヤーを入れて動きを出しています。前髪は頬骨あたりでカットして横に流せるように作ることで、自然と輪郭に丸みが出るように。毛量が多くクセもあるので、自然とサイドにボリュームが出ます。毛量が少なめの方はパーマをかけてもいいと思います」(久住さん)。
<スタイリング方法>サイドパートで分け目をボリュームアップ!
「トップの分け目にボリュームを出したいので、髪を乾かすときは後ろから前に向かって風を当て、分け目を消すことを意識しましょう。最初にこれをしておくと、サイドパートも作りやすいですよ」(久住さん)。
<STEP.1>後ろから前に向かって乾かす
<STEP.2>アイロンで巻いて動きを出す
<STEP.3>スタイリング剤で毛先に動きをつける
<面長×くびれボブ スタイリングのコツ>
- 分け目をつけずに乾かす
- ハチ部分はボリュームをおさえてタイトに!
- 毛先は動きか丸みをつける
「とにかく輪郭をストレートに見せないことが大切です。40代は髪が乾燥しがちな方も多いので、保湿力の高いバームタイプやオイルタイプのスタイリング剤で、ツヤと潤いもプラスしましょう」(久住さん)。
【4】毛先を自然な外ハネにして “シャープ&ヘルシー”なくびれボブ
\BEAUTRIUM南青山店の久住桃子さんがレクチャー!/
面長のボブヘア代表:坂元美香さん(45歳/自営業)の場合
面長さんは大人っぽくシャープな印象が特徴。「輪郭が縦長なので横のボリュームと動きが出しづらく、のっぺりと寂しい印象に見えてしまう…というお悩みが多い」と、ヘアサロン「K-two AOYAMA」のディレクター・三田知花さん。「大人っぽさは生かしながら、面長の間延び感を軽減するには、顔まわりにやり過ぎない動きを作ること。頬の横に空間を作ると、視覚効果で縦長の印象が薄くなりますよ。また、エラより上に空間があると、フェイスラインが引き上がって見える効果も。毛先は自然な外ハネにして、シャープな印象はキープしつつ、ヘルシーに見せるボブスタイルを叶えることができます!」(三田さん)。
<スタイリング方法>巻き過ぎNG!ニュアンスを作る程度を心がけて
「顔まわりを巻くときも外ハネを作るときも、やり過ぎないことが大切。フォルムをしっかり作るというより、ニュアンスを作るくらいが今っぽいですよ」(三田さん)。
<STEP.1>根元を立ち上げながら乾かす
指の腹で地肌を擦りながら乾かし、根元を立ち上げて生えグセをリセット。
<STEP.2>前髪にマジックカーラーを巻く
38mm(中くらい)のマジックカーラーを前髪の毛先から根元まで巻き込む。
<STEP.3>毛先を自然な外ハネにする
髪の中間から毛先までストレートアイロンを自然に滑らせる。毛先を抜く時はやや外ハネを意識。
<STEP.4>もみあげに空間を作る
耳上の毛束を少量とり、ストレートアイロンで内巻きにクセ付け。
<STEP.5>スタイリング剤をつける
バームを手のひらにのばしたら、毛先、髪の内側、前髪、顔まわりの根元にしっかりもみこむ。整えて完成。
<面長×くびれボブ スタイリングのコツ>
- 外ハネは巻き過ぎず自然に
- 頬の横にボリュームを作る
- スタイリング剤は根元までしっかりつける
「スタイリング剤は顔まわりや根元にもしっかりつけましょう。油分の多いものだとペタッとしてしまうので、スタイリング力のあるワックスやバームがおすすめです」(三田さん)。
今回、教えてくださったヘアサロン「K-two AOYAMA」ディレクター・三田知花さん
40代に似合う【爽やかボブスタイル】毛先を自然な外ハネにして “シャープ&ヘルシー”見せ!
- TEXT :
- Precious.jp編集部