首を左右にゆっくりと回してみてください。イテテ、とコリを感じている人は要注意。首に負荷がかかりすぎていて、ガチガチに固まっている状態です。放っておくとスマホ首=ストレートネックになる可能性が。これが首コリ、肩コリを悪化させますし、ひどい場合は頭痛やめまいを引き起こすことも…。

なので日々のケアで簡単にできる対策術を知っておくといいでしょう。そこでエイジングデザイナーの村木さんが教えてくれたのが、「舌回し」のエクササイズ。なぜ「舌回し」が効くのかといえば、舌の動きに繋がっている「舌骨下筋群」がポイントです。

「舌骨下筋群」はあご下から始まり、胸骨や肩甲骨と繋がっていて、首コリ、肩コリに大きく関わる筋肉。この舌回しのエクササイズで、ストレッチしてゆるめると首も肩甲骨も緩んで動きやすくなるし、呼吸もしやすくなる効果も。

また、口の周りを内側からグッと押すエクサイズでもあるので、ほうれい線ケアにも有効です。簡単だしいつでもどこでもできるので、マスクをしているときはこっそりやってみてくださいね。

■Step1: まずは首の可動域をチェック

首をゆっくり左右に動かして、首の可動域、コリ具合をチェックしましょう。舌回しエクササイズが終わったら、変化を確認するために、再度可動域をチェックしますよ。

 

■Step2:上下の歯ぐきをなぞるように舌で円を描く

口を閉じたまま、上下の歯ぐきをなぞるように舌で右回りに円を描く。これを20回。このとき、舌の先で内側から押すように行うとほうれい線ケアにも効果的。

上下の歯ぐきをなぞるように舌で円を描く
 

左回りも同様に20回行いましょう。最後に首を左右に動かして、可動域をチェックしてみて。初めよりも可動域が広がり、スムーズに動くようになっているはずですよ。

左回りも同様に10回行いましょう
 

【まとめ|村木宏衣さん直伝 コリもほうれい線も解消できる「舌回し」エクササイズ4か条】
1.首コリが慢性化している人は「舌骨下筋群」も凝り固まっている可能性が。
2.舌を動かすときに使う「舌骨下筋群」をストレッチして緩めると首コリ解消に。
3. 舌で上下の歯ぐきをなぞるように円を描くだけの簡単エクササイズに。
4.舌で内側から押すことでほうれい線ケアにも効果抜群。

以上、「【村木宏衣さん直伝】コリもほうれい線も解消できる『舌回し』エクササイズ」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は11月12日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で実感! 自分史上最高の小顔になる 魔法の顔ほぐし』(宝島社)が発売中。 Instagram
 
体験者:松藤あつこさん
(41歳・化粧品会社経営)
「舌骨筋は普段、ほとんど意識していないので、最初はスムーズに回せなかったのですが、すぐに慣れて、今はグルグルと舌を動かす習慣ができました。知らない間に硬くなって動きづらくなっていたんだなーと実感。でもこれをするだけで不思議と首も肩もラクになるし、ほうれい線にも効くそうだから、こまめにやり続けようと思います」

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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子