【目次】
- 雨の日のうねり、改善する方法は?
- 湿気が多い時期のスタイリング剤「選び方と使い方」「つけるタイミング」
- 【対策1】「カールアイロン」で髪の動きを出す
- 【対策2】「レイヤーカット」でボリュームを調節
- 【対策3】「パーマ」でスタイリングを楽に
雨の日のうねり、改善する方法は?
梅雨時期のうねり、広がりを自分で改善する方法を伺うと、「まずは『保湿』に力を入れることが大切」とMAGNOLiA AoyamaデザイナーCHINATSUさんは言います。ここで言う『保湿』とは、「内部補修」と「外部補修」のこと。
■内部補修→インバストリートメント
「サロントリートメントやホームケアのトリートメントを指します。髪内部のケラチンやタンパク質を補い、重ねるほどに栄養が蓄積していく状態のことを言います」(CHINATSUさん)。
■外部補修=アウトバストリートメント
「ミルク、ムース、オイルなどを使用して、毛髪の外側の補強や保湿をすること。こちらはシャンプーでリセットされる為、蓄積はせず毎回つける必要があります」(CHINATSUさん)。梅雨時期は、保湿をしっかりとするかしないかで、スタイリング後の仕上がりに大きな差が!湿気の多い日は保湿を心がけることが重要です。
湿気が多い時期のスタイリング剤「選び方と使い方」「つけるタイミング」
【スタイリング剤を選ぶときと使うときのポイント】
・ドライ前
ドライヤーで乾かす前は、ミルク、ムースなど水分量の多いヘアケア剤で十分に保湿する
・ドライ後
ドライ後は、クリームワックスの油分やセラミド成分の多いオイルがおすすめ。コーティングの役割をしてくれるため、湿気の吸収も防ぐ
【つけるときのポイント】
「毛先→中間→根本の順につけることで、毛先に水分量が多い状態に。乾かしたときに根本にもふんわりとした立ち上がりが生まれます。髪の内側につけることも忘れずに!この部分にしっかりとスタイリング剤がついていると、湿気による膨らみを防ぐことができます」(CHINATSUさん)。雨のうねり、広がりを抑えるためには、「保湿をして髪の水分量をしっかりと保つ」「アイロンやドライヤーで熱を与え、ツヤとまとまりを出す」「スタイリング剤は毛先→中間→根本の順につける」、この3つが大切です。自宅でさっそく実践して、雨に左右されないスタイルを手に入れて!
【梅雨のうねり・くせ毛対策】1日中ツヤやかにまとまる!ストレートアイロンの使い方、完全ガイド
【対策1】「カールアイロン」で髪の動きを出す
ボブヘアの場合
\FIX-UP銀座店のヘア&メイクアップアーティスト 高橋紀衣さんがレクチャー!/
ボブ代表:鈴木夏実さん(39歳/会社員)
ボブが似合うのは、うねりやクセのないサラサラ髪…と諦めていませんか? 「うねって広がりやすい髪でも、毛量の多い硬い髪でも大丈夫」と太鼓判を押してくれたのが、FIX-UP銀座店のヘア&メイクアップアーティスト、高橋紀衣さん。「膨らみやすい耳まわりと襟足の毛量をしっかり調整しておけば、大人女性に似合う菱形シルエットのボブは簡単です」(高橋さん)。
<スタイリング方法>裾の毛先は外巻き、頭頂部の毛先は内巻きにして動きをつくる
髪の根元はしっかり起こし、アイロンで毛先に動きをつけて菱形シルエットをつくるのが大人女性に似合うボブスタイルの鉄則。「毛量が多いと根元から抑え込みたくなりますが、抑え込むだけでは動きのないのっぺりしたシルエットになります。仕上げのスタイリング剤をなじませるときも、根元からかき上げるようにしてふんわり感をつぶさないようにしてください」(高橋さん)。
<STEP.1>ドライヤーをあてながら指の腹で地肌を擦って生えグセを正す
<STEP.2>裾の髪をアイロンで1カール外巻きにする
<STEP.3>頭頂部の髪を前・中央・後ろに3分割し、それぞれを毛先だけ内巻きに
<STEP.4>オイル系のワックスを髪をかき上げるようにしてなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- 全体のシルエットが菱形になるようにスタイリングする
- 裾の髪は外ハネ、頭頂部は内巻きにして毛先に動きをつける
- スタイリング剤は髪を抑え込まず、かき上げるようにしてなじませる
「どんなに毛量の多い方でも、年齢を重ねると頭頂部の髪が細くなって、ボリュームダウンするもの。仕上げのスタイリング剤は、せっかく立ち上げた根元をつぶさないように空気を含ませるようになじませてください」(高橋さん)。
膨らみやすいうねり髪をおとなしく手なずける、大人のボブスタイル
毛量のあるミディアムヘアの場合
\MINX銀座二丁目店のトップデザイナー 吉田孝弘さんがレクチャー!/
ミディアム代表:丸尾雅子さん(38歳/会社員)
膨らみを抑えるのに、真っ直ぐのばすようにブローしていませんか。MINX銀座二丁目店のトップデザイナー、吉田孝弘さんは「顔まわりの髪を真っ直ぐにのばしてしまうと、フェイスラインまで下がって見えます。菱形シルエットになるようにスタイリングすると、膨らみが抑えられると同時に小顔効果もあります」と断言。髪の太さがそこそこあり、毛量もしっかりあるモデルさんの髪質。「クセのないストレートなので、レイヤーを入れないとまとまりにくい髪質です。上段と下段の二層に分けてくびれのあるシルエットをつくっておくと、忙しい朝でも時間をかけずにスタイリングできるようになります」(吉田さん)。
<スタイリング方法>カールアイロンの丸みに毛束をあてて自然なカールをつくる
提案するのは、カールアイロンの丸みを利用したスタイリング。「根元の立ち上がりや顔まわりのちょっとしたウェーブをつくるのにも、カールアイロンは役立ちます。カールアイロンの丸みに毛束を2~3秒間のせるだけで、自然なふんわり感が生まれます。ボリュームがほしい部分やカールがほしい部分だけ、ピンポイントでスタイリングできるので、ぜひ試してください」(吉田さん)。
<STEP.1>裾の髪を1カール外ハネにする
<STEP.2>顔まわりの毛束だけ、外ハネにした部分の上あたりだけアイロンにのせる
<STEP.3>上段の髪を毛束の中間から毛先にかけて1.5回転リバース巻きに
<STEP.4>トップの毛束の根元にアイロンをあてる
<STEP.5>トップの後頭部よりの部分はアイロンを横にして毛束をのせる
<スタイリングのコツ3か条>
- 顔まわりの髪は真っ直ぐにのばさず、菱形シルエットにすること
- 上段の髪をリバース巻きにするときは毛束を少しずつ取ること
- カールアイロンでトップの根元を立ち上げるときは毛束を挟まない
「スタイリングするときは上段と下段の髪をきちんと分けておいてください。下段の髪を外ハネにするとき上段の髪と一緒に巻き込んでしまうと、くびれのラインがきれいにつくれません。最初の下準備をきちんとしておくだけで、仕上がりに差が出ます」(吉田さん)。
毛量が多くて広がる髪は「菱形シルエット」でまとまりのあるスタイルに!
うねりやすいミディアムヘアの場合
\apish cherie店長 井原早紀さんがレクチャー!/
ミディアムヘア代表:木庭弥生さん(36歳/主婦)
クセやうねりを無理に押さえつけたり引っ張ったりすると、髪が全体的にペタ~っとして、寂しい印象になりがち。そんな髪悩みには、「クセやうねりを生かしたスタイリングがおすすめです」と、apish cherie店長 井原早紀さん。「カールアイロンでふんわりカールをつくるスタイルはトップにボリュームを出しやすく、小顔に見せる効果もあります」(井原さん)。髪が細くうねりやすいモデルさんの髪。「広がりを抑えるように全体を長くすると動きが出しにくいので、トップにレイヤーを入れています。ただし、毛先まで軽くするとパサついて見えるので、裾を重くするとツヤを出しやすくなります」(井原さん)。
<スタイリング方法>前髪からトップは根元を立ち上げるように巻いて動きを出す
「毛先を外ハネにするだけでスタイリングを終わらせる人が多いのですが、それだと顔が長く見えてしまいます。頭頂部の髪を立たせるように巻くと、シルエットに動きが出て、軽さも演出できます」(井原さん)。
<STEP.1>サイドからバックは毛先をワンカール外ハネにする
<STEP.2>前髪から頭頂部は根元を立ち上げるように後ろ向きに巻く
<スタイリングのコツ3か条>
- クセやうねりは無理にのばさず、生かすスタイルにする。
- レイヤーはトップに入れて動きを出す。
- 耳のあたりにボリュームゾーンをつくって菱形シルエットを目指す。
「全体のシルエットが菱形になるようにすると、あごのあたりが引き締まって見えるので小顔効果があります。スタイリングの最後にオイルをなじませると自然なツヤ感が出るので、髪がパサつきやすい方は、ぜひお試しください」(井原さん)。
ロングヘアの場合
\apish cherieの店長 井原早紀さんがレクチャー!/
ロングヘア代表:桜井美礼さん(49歳/医療事務)
apish cherieの店長 井原早紀さんが提案してくれたのは、丸顔カバーが叶うロングヘアです。井原さんによると、丸顔さんにとって裾広がりのAラインロングはNGなのだとか。「丸顔の輪郭は横幅がある分、髪が広がって見えがち。Aラインにすると締まりがなく、頭が大きく見えてしまいます」(井原さん)。スタイリングのポイントは「前髪は鼻ラインで長めにつくります。ハチ上にレイヤーを入れているので、ラフな動きも出しやすいと思います。モデルさんは髪質が硬めで毛量が多いため広がりやすいタイプ。年齢による大きなうねりもあります。そういった方は収まりやすいようにカットしつつ、スタイリングで巻いてあげるのがおすすめです」(井原さん)。
<スタイリング方法>全体を同じ方向に巻いて、ツヤとまとまりをオン!
「髪を巻くときのポイントは、全体を同じ方向に巻くこと。顔まわりから後ろに向かって外向きに巻きましょう。同じ方向に巻くとバラついて見えず、うねりや広がりもまとまるように。ツヤ感もアップします」(井原さん)。
<STEP.1>マジックカーラーで前髪を巻く
<STEP.2>髪を上下に分けて下側をリバース巻き
<STEP.3>上側をリバース巻き
<STEP.4>髪全体にオイルをなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- 前髪を前方向に巻く
- 全体をリバース巻きにする
- オイルを全体にもみこむ
「オイルはややスタイリング力のあるものがおすすめ。サラサラと軽いタイプだと、うねり対策には物足りないかも。スタイリングオイルはツヤ感に加えて髪のボリュームも出るので、40代にぴったりです」(井原さん)
丸顔をリフトアップ!大人ヘアのうねり&広がりもカバーする菱形シルエットのツヤ感ロング
スーパーロングヘアの場合
\「Maison ACQUA」のスタイリスト・平野里奈さんがレクチャー!/
ロング代表:横田沙織さん(40歳/主婦)
「ロングヘアの場合、髪が長い分だけ、カラーリングやスタイリングのダメージが積み重なっています。パサついて広がる髪を抑え込もうとすると、動きのないのっぺりとしたスタイルになりがちです。そこで、カールアイロンで毛先と顔まわりを巻くだけで、ランダムな動きと、ツヤ、まとまりも手に入れることができますよ」(平野さん)。1本1本が硬くてしっかりしているモデルさんの髪質。「ダメージが蓄積しているロングヘアは、どうしても髪がパサついて広がりがち。動きを出したい顔まわりのほかは、レイヤーを低めに入れてツヤを出しやすくするのがポイントです」(平野さん)。
<スタイリング方法>毛先は1カール内巻き、顔まわりは縦巻きにして、ツヤ感と動きをつくる!
「ロングヘアの方から『動きのあるスタイルにしたいけれど、どうやって巻けばいいのか分からない』というお声をよく聞きます。あれこれ巻かず、ただ顔まわりと毛先を巻くだけでバランスのいい動きがつくれます」(平野さん)。さらに、「スタイリング前に、髪全体にアイロンを通しておくこと。このひと手間でツヤ感に差が出ます」(平野さん)。
<STEP.1>毛束にカールアイロンをさっと通す
<STEP.2>毛先を1カール内巻きにする
<STEP.3>耳から前の髪を縦巻きにする
<STEP.4>前髪を軽く引っ張りながら内巻きに
<スタイリングのコツ3か条>
- スタイリング前、髪全体にアイロンを通して毛流れを整えておく
- 毛先を内巻きにするときはレイヤーの段ごとに分けて巻く
- 髪を巻くときは必ず毛先、顔まわりの順に巻くこと
「ロングヘアのスタイリングで多いのが『巻き残し』です。レイヤーが入っている段ごとに毛先をしっかり巻いてから、顔まわりを縦巻きにすると、巻き残しをなくせます。あと、ダメージが蓄積している髪はカールがつきにくいので、アイロンをサッと通して巻くのではなく、キュッと確実に巻くと長持ちしますよ」(平野さん)。
40代の髪悩みを解決!【ロングヘア簡単スタイリング術】アイロン1本でパサつきと広がりを抑えながら、ツヤとまとまりが叶う!
【対策2】「レイヤーカット」でボリュームを調節
サイドのレイヤーで広がり防止
\Rougyのヘアデザイナー二階堂 雪さんがレクチャー!/
ミディアム代表:灰渕美亜さん(38歳/主婦)
髪が細くなると、ちょっとの湿気でボワッと広がりがち。落ち着かせたいけれど、ちょっと間違えると「ボリュームの足りない薄毛」に見えてしまうことも。そんな髪のお悩みに、Rougyのヘアデザイナー二階堂 雪さんは「うねりと広がりを、巻き毛に見せてしまえば、ボリューム不足も広がり問題も一気に解決できます」とズバリ。1本1本がやわらかく、コシのないモデルさんの髪。「顔周りからサイドはハサミでレイヤーを入れて、広がりを抑えるようにカットしています。後頭部には、髪の重みで広がりを抑えられるように、レイヤーを入れていません。レイヤーを入れて顔の周りを軽くするだけで、フェイスラインが引き締まって見えるため、小顔効果も狙えます」(二階堂さん)。
<スタイリング方法>毛先を指でねじるだけで、うねりがカールに変身!
一定の方向ではなく、あちこちの方向にカールしていると髪が広がって見えるもの。「髪がやわらかく、クセのある髪質だからこそできるスタイルがあります。それは指でクルクルねじる巻き髪。指で巻くと毛束感も出るので、髪の横への広がりも抑えられます」(二階堂さん)。
<STEP.1>「地肌を擦る」ように前髪の根元を乾かす
<STEP.2>ドライヤーを当てながら、髪の中間あたりから人差し指に2~3回巻き付けるようにねじる
<スタイリングのコツ3か条>
- 分け目をはっきり付けない
- 顔周りのカットは軽めに、重たくしない
- バックはレイヤーを入れず、髪の重さで広がりを抑える
「頭頂部から前髪は地肌を擦るようにして髪を乾かしてください。そうすると前髪がパックリ割れにくくなるので、薄毛な印象に見られなくなります。白髪の多い人にもオススメのドライヤー技です」(二階堂さん)。
【薄毛&髪が広がる女性必見】薄毛に見せないコツは、前髪の乾かし方にあった!
ローレイヤーでアレンジ自在
\tricca daikanyamaの店長・小走祥菜さんがレクチャー!/
ミディアムヘア代表:松岡由紀乃さん(48歳/ネイリスト)
「ワンレングスのボブをベースに、低い位置と顔周りにレイヤーを入れています。これにより、内巻きボブスタイルも、外ハネレイヤースタイルも楽しめるように。毛先はあまり梳かずパサつきが出ないようにしているので、動きの出るスタイリングでも、軽やかさはありつつ、しっとり落ち着いた雰囲気に仕上がります」(小走さん)。
<スタイリング方法>ヘアアイロンで毛先に軽やかさをオン!カジュアルな外ハネスタイル
<STEP.1>前髪とトップにカーラーを巻く
<STEP.2>毛先を外ハネに巻く
<STEP.3>顔周りはリバース巻きに
<STEP.4>バックは内巻きにしてふんわり
<STEP.5>シアバターを揉み込んで束感をつける
「分け目は日によって変えてあげると、ボリュームダウン防止にも。スタイリング剤は、表面につくとオイリーになりやすいので、内側からつけ始めるように意識しましょう。束感が出ると、よりカジュアルな印象に仕上がります」(小走さん)。
上品ボブを外ハネでカジュアルに!アレンジしやすいローレイヤーミディ
顔まわりのレイヤーで菱形シルエット
\ヘアサロン『sui』の副店長・中西雄二さんがレクチャー!/
ミディアム代表:清水愛さん(40歳/会社員)
毛量が多いと広がりやすくなるという髪へのお悩み。さらに年齢を重ねると、クセやうねりが加わり、ますますまとまりにくく、しかもスタイリングに手間と時間がかかってしまうことも。そんなお悩みにアドバイスをしてくださるのが、ヘアサロン『sui』の副店長・中西雄二さん。「スタイリングで髪を抑えつけてしまうと、広がりは解決してもペタ~っとした動きのないスタイルになってしまいます。そんな時は、シルエットにくびれをつくって菱形にすると、メリハリ効果で広がりが目立ちにくくすることができますよ」(中西さん)。毛の1本1本が太くて、毛量もしっかりあるモデルさんの髪質。「毛量が多くてクセのある髪は無理に抑え込むより、バランスのきれいな菱形にした方が時間も手間も省けます。顔まわりにレイヤーを入れると菱形になりやすくなるだけでなく、動きも出せるので、空気感のあるスタイルになります」(中西さん)。
<スタイリング方法>トップをふんわり立たせてどこから見ても立体的な菱形をつくる
「毛量が多いほど髪の重さでトップがペタッとなりがちなので、ドライヤーで乾かす段階から、頭頂部は抑えつけないこと。トップをふんわり立ち上げることで、立体感のある菱形になります」(中西さん)。
<STEP.1>指で頭皮を擦りながら、真上からドライヤーをあてる
<STEP.2>頭頂部の毛束を真上に持ち上げながら毛先をワンカール内巻きにする
<STEP.3>カールアイロンで裾の毛先をワンカール外ハネにする
<スタイリングのコツ3か条>
- うねりやクセは無理にのばさない
- 広がりや膨らみは抑え込まず、菱形シルエットを目指す
- 頭頂部を乾かすときから根元を起こすようにふんわり立ち上げる
「裾の毛先を外巻きにすると、首が細く見えるメリットもあります。カールアイロンに毛束を挟んだら首のラインに沿わせるようにアイロンを動かすとスタイルにメリハリが生まれますよ」(中西さん)。
40代に似合う【レイヤーカットが際立つミディアムヘア】美映え間違いなし!大人可愛いスタイルを伝授
【対策3】「パーマ」でスタイリングを楽に
ストレートパーマとデジタルパーマの良いとこどり
\MAGNOLiA Omotesando・デザイナーのKAYOさんがレクチャー!/
丸顔のボブヘア代表:西田愛里さん(38歳/サービス業)
「雨の日や梅雨の時期に気になるのが、湿気による広がりや、クセのうねり、髪のチリつきですよね。朝セットしても夕方までスタイルをキープできないというお声も耳にします。その悩みに効果的なのがストカールです。根元のクセはストレートパーマで抑え、毛先にはデジタルパーマで動きとボリュームをプラス。スタイリングの持ちが良く、クセでスタイリングを楽しめない方や、ふんわりとしたシルエットが作れないという方、エイジング毛に悩んでいるお客様にとても好評です」(KAYOさん)。ストカールを味方につけて、雨に負けないボブスタイルを楽しんではいかがでしょうか。
<スタイリング方法>トップの根元と裾にはボリュームを!ハチはキュッと抑えて引き締まった印象に
「トップに分け目を作らないことが大切です。分け目があると前髪や頭頂部がつぶれて見えてしまいます。ドライヤーでしっかりと根元を起こすように乾かしましょう」(KAYOさん)。
<STEP.1>トップの根元にドライヤーをあてる
<STEP.2>ハチは抑える
<STEP.3>毛先を握りながらボリュームアップ
<スタイリングのコツ3か条>
- 根元を起こして縦長に見せつつ、ハチの張りもカバー
- トップの髪を左右に振り、横から根元に熱をあてる
- 全体のフォルムが菱形になるように意識!
「根元を起こすときは、真上から熱をあてないで。トップが潰れてしまい、ハチ張りの原因になります。頭頂部の髪を左右に振りながら、ドライヤーを横からあてるのが正解です」(KAYOさん)。
【丸顔もカバー】ストカールでつくる、湿気に負けないふんわりシフォンボブ
髪の広がりやうねりも活かす
\MAGNOLiA青山店・デザイナーのCHINATSUさんがレクチャー!/
ベース型のボブ代表: 野内洋子さん(46歳/フリーランス)
このスタイルを提案してくれたのは、MAGNOLiA青山店・デザイナーのCHINATSUさん。「顔が四角く見えがちなベース型さんの輪郭をシャープな印象に見せるため、存在感のあるパーマで顔周りと裾にたっぷりとボリュームを出し、頬あたりをカバーしながら全体のシルエットを菱形に調整しました。前髪にも隙間を作って抜け感をプラスすると、よりキュッと引き締まった印象になりますよ」(CHINATSUさん)。ベース型の輪郭をカモフラージュするだけでなく、エイジングによってゆるんできた顔まわりをリフトアップしてくれる効果もあるのだとか!「湿気が気になる季節にもピッタリ。髪の広がりやうねりもこのスタイルなら活かすことができます」(CHINATSUさん)。
<スタイリング方法>「根元を立たせる」「パーマを出す」の簡単2ステップ!
「パーマの良さを最大限に活かすために、根元をドライヤーでしっかりと立たせてください。根元が立つことでカールの動きにメリハリが生まれ、パーマの立体感や軽やかな動きを一日中楽しむことができます」(CHINATSUさん)。
<STEP.1>ドライヤーでトップの根元を立ち上げる
<STEP.2>毛先から中間まで持ち上げて乾かす
<STEP.3>クリームワックスを握るように揉み込む
<スタイリングのコツ3か条>
- 全体のシルエットは菱形に。隙間バングで抜け感もプラス
- スタイリングで根元をしっかりと立たせる
- 立体的になるよう、パーマをしっかりと出す
「寝起きの場合は、水で髪の根元を濡らしてからドライすると、根元がふんわりと立ち上がります。スタイリング剤は手のひらに薄く、しっかりと伸ばして。伸ばさずにつけてしまうと、ボリュームダウンやベタつきの原因になるので注意してくださいね」(CHINATSUさん)。
ベース型をカバーしながら年齢肌も引き上げる!「華奢見え」エレガントパーマ
- TEXT :
- Precious.jp編集部