【目次】
「割れ」や「ぺたんこ」などのお悩みも目立ちにくくなります!
前髪は、重くし過ぎると子どもっぽいし、眉上だと個性的な印象に。コンサバ派40代なら、眉毛にかかる長さで薄めに、毛先が少し流れるようにつくるのが王道。前髪を薄めにつくると、割れやぺたんこといったお悩みも目立ちにくくなります」(K-two AOYAMA チーフ 三田知花さん)。
「下ろした前髪」で面長をカバーして、旬の外ハネミディアムを楽しむ!
部分的に薄くする方法「7選」
隙間から前髪を透けさせる
「ただ前髪をつくるのではなく、小さめの隙間をつくって透け感のある前髪にすることで、隠してます感なく顔型をカバーできます。シースルーバングはトレンドのひとつなので、おしゃれ度も高くなりますよ」(MINX銀座五丁目店 花渕慶太さん)。
<スタイリング方法>
「ショートはつくり込み過ぎると、古く見えてしまうので、とにかくナチュラルに。トップにボリュームが出るように乾かして、毛流れに合わせて整えるだけでOKです」(花渕さん)。
<STEP.1>全体を根元から前方向にドライ
<STEP.2>前髪にマジックカーラーを巻いてふんわりと
<STEP.3>カールドライヤーで全体にツヤを出す
<STEP.4>オイルスタイリング剤を毛先中心になじませる
<STEP.5>ヘアスプレーをふきかける
「コーム付きのカールドライヤーは、熱を当てながら梳かすことで、毛流れをつくりながら髪にツヤを出す効果も」(花渕さん)。
長め前髪に透け感を出す
年齢を重ねるうちに、髪がどんどん細くなり髪質まで柔らかくなっていませんか? 大人の髪悩みに寄り添ってきたKAYAK by HONEYのデザイナー、小室里奈さんは「髪がペタ~っとしたままでは、印象が暗くなりますよね。そんな髪悩みにはシースルー感をつくると、印象をガラッと変えられます!」と断言。
<スタイリング方法>
ペタッとしがちな頭頂部は毛先を巻くことでふんわりボリュームが出現。前髪は長めにするのがポイント。「目にかかるくらいのちょっと長めにする代わり、肌が透けて見えるシースルー感をつくっておくと今っぽさも出るし、寂しい印象にはなりません」(小室さん)。
<STEP.1>前髪の毛先を1カール内巻きに
<STEP.2>頭頂部の髪だけ毛先を1カール内巻きに
<STEP.3>カールした部分を中心にワックスを揉み込む
スタイルがいちばん美しく見えるのは、やはり菱形シルエット。「頭頂部の毛先を内巻きにすると、ちょうど耳のあたりが膨らんで菱形シルエットになります。ここの膨らみをキープするにはファイバー入りのワックスがおすすめです」(小室さん)。
寂しい印象をパッと華やかにする、とっておきのショートヘアとは?
透け×斜め前髪を組み合わせる
「トップにボリュームを出し、透け感のある前髪で肌が見える分量を増やすと、顔全体の重心が引き上がります。さらにサイドの髪を、ややうしろに向かって上がるようにカットするのもポイント。輪郭がリフトアップして見えますよ」(MINX青山店 取締役・ディレクター 大山幸也さん)。透け感のある前髪は、顔色を明るく見せてあか抜けた印象にしてくれる効果も。美しいカットラインのショートボブは、スタイリングも簡単です!
<スタイリング方法>
「40代になると髪がぺたんとしがち。ブローで根元からしっかり髪を起こし、ふんわりとしたボリューム感をつくりましょう」(大山さん)。
<STEP.1>トップを起こすようにドライ
<STEP.2>毛先を内巻きにブロー
<STEP.3>オイルをつける
「ベース顔をカバーしてくれるので、トップのふんわり感は必須! スタイリング剤はつけすぎないように注意して、軽めのオイルでツヤとまとまりをプラスする程度にしましょう」(大山さん)。
【小顔ヘア】四角いフェイスラインをキュッと上げる!透けバングの菱形ショート
狭めにとって薄くして隙間をつくる
K-two Esola IKEBUKUROスタイリストの藤井ひかるさんによると、丸顔さんのショートボブは「サイドバングをつくること」が、顔型カバーに効果的なのだとか。「前髪からサイドにつながるサイドバングをつくると、頬骨の丸みがカバーできます。サイドを耳にかけても顔周りに毛束が残るのもいいところ。前髪は、狭め幅の下ろし流しバングにすると、縦ラインが強調されてスッキリ小顔に見えますよ。厚めフルバングは幼い印象になるうえ丸く見えるので避けましょう」(藤井さん)。
<スタイリング方法>
「ボリュームを抑えようとしながら乾かすと、逆に顔が大きく見えます。根元からふんわり乾かして、襟足ともみあげだけオイルでタイトに仕上げると、メリハリが生まれて小顔効果がアップしますよ」(藤井さん)。
<STEP.1>根元にボリュームを出す
<STEP.2>前髪をマジックカーラーで巻く
<STEP.3>サイドを1カール
<STEP.4>トップを1カール
<STEP.5>ヘアオイルを揉み込む
「巻き過ぎると老けて見えるので、毛先1カールくらいでOK。丸みのあるショートボブは子どもっぽくなりやすいので、必ずスタイリング剤をつけて質感で大人に仕上げましょう!」(藤井さん)。
髪型で丸顔に角をつくる!?輪郭をシャープに見せるサイドバングのふんわりショート
幅広前髪を長めに流す
「幅広の前髪は、顔の幅まで大きく見せてしまうので丸顔さんにはNG。少し額を出したほうが小顔に見えるので、前髪は下ろして斜めに流しましょう。縦長感が生まれて輪郭補整効果がアップします」(K-two Esola IKEBUKURO チーフ 藤井ひかるさん)。
<スタイリング方法>
「巻かなくてもまとまるようにカットしているので、乾かしてスタイリング剤をつけるだけでもOK。ストレートアイロンを使うと、よりふんわり&ツヤッと仕上がります」(藤井さん)。
<STEP.1>根元から乾かす
<STEP.2>前髪にマジックカーラーを巻く
<STEP.3>ストレートアイロンで表面を巻く
<STEP.4>ヘアオイルをもみこむ
「40代はツヤと潤いがマスト。軽めのヘアオイルなら、ふんわり感をキープしながら、ツヤと潤いをプラスできます。つけすぎるとペタッとしてしまうので注意して」(藤井さん)。
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前髪の中間に透け感を出す
「前髪は眉下すれすれくらい、やや短めにカットしてカジュアルな抜け感をプラスしています。前髪の中間部分は透け感を出し、サイドは重めに残しているので、結んだときもバランスよく見えます」(GARDEN YOKOHAMA リードデザイナー 豊田 楓さん)。
<スタイリング方法>
「毛先を内巻きにするだけでもさらっとまとまりのいいスタイルですが、ちょっと時間があるときにはアイロンでひと手間かけてスタイリングを。毛先は外巻きに、中間の表面を内巻きにすることで、より髪に厚みが出てメリハリ&華やかさがアップします」(豊田さん)。
<STEP.1>毛先は外巻き1カール
<STEP.2>中間部分の表面は内巻きにしてボリュームアップ
<STEP.3>毛先を中心にクリームバターでスタイリング
「スタイリング剤はクリームバターで、軽やかな動き&束感をキープして」(豊田さん)。
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目の上で少し透けるようにカットする
「クセをおさえるストレートパーマをかけ、フェースラインはレイヤーカットで動きを出しています。前髪は重くなり過ぎないよう、肌が少し透けるイメージでカット。前髪が厚すぎると顔の明度が下がり、くすんで見えてしまいます。肌が出る量を逆算してつくるのがポイントです」(MINX青山店 取締役 ディレクター 歳嶋建国さん)。
<スタイリング方法>
「ストレートパーマをかけているので、スタイリングは軽く巻く程度でOK。巻き過ぎは古い印象になるので注意して。40代には必須のツヤもスタイリング剤でプラスしてあげましょう」(歳嶋さん)。
<STEP.1>根元をふんわり乾かす
<STEP.2>毛先をハーフカールして外ハネに
<STEP.3>オイルでツヤとまとまりを出す
「40代になると髪が乾燥して毛先がまとまりにくくなるので、オイルなどでの保湿は必須。しかしベタッと重い質感になると老け見えすることに。オイルは軽い質感のものを選び、ツヤとまとまりを足すくらいのイメージで使ってください」(歳嶋さん)。
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全体を薄くする方法「7選」
スタイリングで前髪を薄くする
「全体のフォルムにメリハリが生まれると、輪郭補整効果もアップします。さらに毛束を下ろした長めの前髪にすれば、抜け感が生まれて小顔効果も期待できますよ!」(AntiOurs 店長 CHIIさん)。
<スタイリング方法>
「頭皮用ブラシで毛流れに逆らってブラッシングすると、ペタッとしやすい髪の根元が立ち上がります。ブロー前にしっかり根元を立ち上げておくと、ふんわり感が持続しますよ」(CHIIさん)
<STEP.1>オールバックにブラッシング
<STEP.2>根元を立ち上げながら乾かす
<STEP.3>毛先にムースをもみこむ
<STEP.4>バームで束感を出す
「スタイリング剤は髪がペタッとしないものをチョイス。ムースとバームは保湿力&トリートメント効果のあるものを使うと重くなり過ぎず、髪に柔らかさと潤いが演出できます」(CHIIさん)。
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バランスを見ながら透け前髪で動きを出す
「外巻きに軽く巻くだけでこなれた雰囲気になるよう、毛先にはレイヤーを入れて軽やかに。ボリュームは出にくい髪質ですが、ふんわりと柔らかいニュアンスを出したいので、スタイリングのしやすさを加味してレイヤーを全体的にバランスよく入れています。前髪は全体のバランスを見ながら、薄めで軽やかに仕上げています」(BEAUTRIUM Aoyama 副店長 スタイリスト 中高下由真さん)
<スタイリング方法>
「ドライヤーで乾かしただけでもするっとまとまりやすくナチュラルなスタイルですが、コテで軽く外ハネにすることでより抜け感のある今っぽい雰囲気に。中間をふんわり内巻きにしてから毛先を外ハネにして、さりげないくびれをつくると、カジュアルながらも大人っぽい印象に見せることができます」(中高下さん)
<STEP.1>前髪はロールブラシでスッと自然に流して
<STEP.2>サイドからうしろ髪は、中間を内巻きにしてボリュームアップ
<STEP.3>毛先は外ハネに
「スタイリングには軽めのオイル系スタイリング剤がおすすめ。毛先中心に、毛束感をつくるようになじませて」(中高下さん)
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パーマに合うように前髪を軽め仕上げる
「鎖骨の長さのボブベース。前髪は浅めにつくり、透け感を出しつつラインが残るようにカット。全体はストロークカットで中間~毛先に軽さと柔らかさを出しています。パーマは、20mmのロッドで2回転の中間巻きを全体に。柔らかい1カールをつけています」(ANTI ディレクター DOKAさん)。
<スタイリング方法>
「ほぼワンレンベースなので、首周りにボリュームが出やすくなります。ボリュームを出し過ぎないためには、髪を乾かす前にトリートメントムースやオイルなどをつけて、乾燥させないことが大切です」(DOKAさん)。
<STEP.1>トリートメントムースを全体にもみこむ
<STEP.2>カールを出しながら乾かす
<STEP.3>オイルをなじませて調整
「乾燥は広がり、うねりの原因になるので、保湿力のあるスタイリング剤でしっかりケアしておきましょう。前髪はペタッとしないように、手に残ったオイルで整える程度でOKです」(DOKAさん)。
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額がほんのり透けるバランスで調整する
「長めの前髪を分けると額があらわになり、面長顔の場合はより間延びした印象になってしまいます。前髪は薄くつくって額を隠し、顔が縦長に見えないよう調整。リバース巻きで顔まわりにボリュームをつくれば、輪郭に丸みが生まれ小顔効果も期待できます」(ZACC vie スタイリスト 宮川勇人さん)。
<スタイリング方法>
「毛先はすべて巻くのではなく、ランダムに巻くのがポイント。自然にハネている毛先とコテで巻いた毛先が混ざり合って、こなれた印象に仕上がります」(宮川さん)。
<STEP.1>マジックカーラーで前髪を巻く
<STEP.2>顔まわりの毛束をリバース巻きにする
<STEP.3>毛先を外ハネにする
「前髪を巻くときは分け目のない状態で。根元が割れているとカーラーで巻いたあと毛先が割れてしまいます。前髪が割れていたら根元を濡らし、ドライヤーで分け目を直してからカーラーを巻きつけて」(宮川さん)。
面長顔が劇的に小さくなる!前髪ありの「外ハネ・ミディアムヘア」
シースルー×流して小顔に見せる
「少し前下がりラインのワンレングスベース。頭の丸みが上を向いているトップセクションに、厚みを残しながらレイヤーを入れています。後頭部の耳周りの量感をしっかり取って、重く見せないようにするとスッキリとした印象に。前髪は狭く取りシースルーにすることで、抜け感とトレンド感を演出しています」(MINX青山店 副店長 清水 豊さん)。
<スタイリング方法>
「40代の外ハネシルエット。成功のカギは、ハネを強くしすぎないことです。毛先を巻くときは半カール程度に。表面はしっかり1カール巻いて、浮遊感、ボリューム感をつくりましょう」(清水さん)。
<STEP.1>毛先全体を外ハネにする
<STEP.2>表面に内巻き1カールをつくる
<STEP.3>スタイリング剤をなじませる
<STEP.4>耳うしろはタイトに仕上げる
「大人髪はシルエットが命! 頭頂部と横のボリューム感、分け目の取り方に気をつけて、菱形シルエットを意識しましょう。自然な艶感をつくることも大切。ウェットになりすぎないように、少量ずつスタイリング剤を使って質感調整を!」(清水さん)。
流し前髪と菱形フォルムで面長カバー!大人悩みを解決するミディヘア
薄く長い前髪をつくる
「表面に低めにレイヤーをバランスよく入れ、ナチュラルな動きが出やすいよう整えています。レイヤーは顔周りはニュアンスを出しやすいようやや高めから、バックになるにつれて低くなるように入れ、流れるような動き&自然な軽さが出るように。前髪は長めかつ薄めにつくり、清潔感&高感度の高い大人っぽい印象に仕上げました」(GARDEN YOKOHAMA スタイリスト 金井悠華さん)。
<スタイリング方法>
「毛先は外巻きに、中間部分には内巻きを入れてふんわり感を出すことで、動き&メリハリのあるスタイルに。硬い毛質にもやわらかな動きが出て、ソフトな印象に見せることができます」(金井さん)
<STEP.1>毛先は外巻き1カール
<STEP.2>中間部分は内巻きを入れてS字ラインに
<STEP.3>スタイリング剤はオイルとバームをミックス
<STEP.4>内側からなじませ、表面はつまんで束感を
「オイルだけだとダレやすくふんわりとしたニュアンスが出づらいので、スタイリングはオイルとバームを混ぜて使うのもこなれた印象に見せるカギ!」(金井さん)。
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サイドにつながるようにカットして動きを出す
「この長さですと束ねる機会も多いと思うので、前髪を薄めにとって耳の前あたりのサイドへ自然につながるように残しておくといいですよ。束ねたときに前髪のニュアンスがつくれますし、ダウンスタイルで耳にかけたときに動きが出せます」(DIFINO aoyama 店長 山口祐亮さん)。
<スタイリング方法>
スタイリングの前に頭頂部の根元を立たせておくことが重要。「どんなに毛量の多い方でも、トップはペタッとなりやすいもの。地肌を擦りながらドライヤーをあて、根元から立ち上がりやすい状態にしておきたいですね」(山口さん)。
<STEP.1>頭頂部の地肌を擦りながらドライヤーをあてる
<STEP.2>毛束を斜め横に引っ張りながらストレートアイロンを通す
<STEP.3>トップの根元にスタイリング剤をスプレー
「膨らみを気にする方はトップをつぶしたり、毛束を真下に引っ張ったり、タイトにまとめがちです。そうすると全体が重たく、動きのないスタイルになるので、メリハリをきかせるようにオーバル型を目指してください」(山口さん)。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部