「首や肩がいつも重い」「猫背になりやすい」「ストレートネック気味」「両手を真上に伸ばす動きがつらい」…このどれかに当てはまるなら、脇の下にある筋肉「前鋸筋(ぜんきょきん)」が硬くなっていることでしょう。
「前鋸筋」とは、脇の下の肋骨から肩甲骨の内側についている筋肉で、肩甲骨の動きに大きく関わっています。
この「前鋸筋」硬くなると肩甲骨が外側にずれて、背中が丸まりやすく猫背に。そして、首コリ、肩コリを引き起こし、ストレートネックの状態が慢性化してしまいます。加えて、呼吸に関わる肋骨や横隔膜にも影響を及ぼすので、呼吸が浅くなることで、自律神経のバランスが乱れたり、体調不良につながることもあるので、「前鋸筋」をしなやかにしておくことは大人の必須課題です。
そうはいっても、ストレッチにじっくり取り組む時間なんてない、という人も多いはず。そこで、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが、デスクワーク中にできる「椅子を使った前鋸筋ストレッチ」です。たった40秒で完了するので、是非、こまめに行ってくださいね。
■肘を後ろに引きながら固定し、肋骨あたりを前方に引っ張る
椅子の背もたれを利用して、左腕の肘を後ろに引きながら固定し、右手で肋骨あたりを前方に引っ張るようにストレッチします。これを20秒行ってください。脇の下の肋骨から肩甲骨にある「前鋸筋」がしっかりと伸びているのを感じましょう。反対側も同様に行って。
【まとめ|つらい首コリ&ストレートネックを改善!脇の下ストレッチ4か条】
1)首コリ、ストレートネックは「前鋸筋」が凝り固まっていることが原因のひとつ。
2)「前鋸筋」とは、脇の下の肋骨から肩甲骨につく筋肉で、肩甲骨の動きにも関与。
3)「前鋸筋」をしなやかにすることで猫背を改善し、首コリ、ストレートネックのケアに。
4) 呼吸もしやすくなるので自律神経のバランスが整い、イライラしにくくなる効果も。
以上、「つらい首コリ&ストレートネックを改善!脇の下ストレッチ」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は11月18日の更新です。お楽しみに!
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- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子