腕コリをほぐせばパソコンやスマホ操作もスムーズに!タイプミスが減少

長時間のスマホ操作やデスクワークで知らず知らずのうちに硬くなるのが、腕の外側を走る「腕橈骨筋」と「長橈側手根伸筋」。これらは、手首を反らす、支えるときに働く代表的な筋肉で、スマホを持つ、マウスを握るといった動作のたびに常に緊張しています。

2人の女性 メソッドの指導をしている
 

スマホを長時間持つと、手首がわずかに反った状態が続くことで血流が滞り、肘の外側や前腕外側の重だるさを感じる原因に。さらに進行すると「テニス肘」と呼ばれる炎症を起こすこともありますが、これはテニスをしていない人にも起こる現代的な肘の不調です。

今回、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるメソッドは、この「腕橈骨筋」と「長橈側手根伸筋」を押さえながら手首を振るというシンプルな動きで、筋肉の緊張を効率よくゆるめる方法。筋肉がほぐれることで血行が促進され、腕の疲労が解消されますし、手首の可動がスムーズになり、指先の動きも軽くなります。タイプミスが減る、キーボード操作が楽になる、そんな変化を感じますし、仕事のパフォーマンスが向上するので、こまめにケアするのがおすすめです。

また、腕の緊張が解けることで、肩や首にまで広がっていたコリが緩和したり、腱鞘炎の予防にも効果的。位置さえ覚えれば、とても簡単なメソッドなので、毎日の習慣に取り入れてくださいね。

■Step1:手のひらを下にして腕を前に出し、 手首を上側に曲げる

右手の手のひらを下にした状態で前に出します。そして手は軽く握った状態で手首を上側に曲げるとポコッと飛び出る筋肉が「腕橈骨筋」。この部分をほぐします。

手のひらを下にして腕を前に出し、 手首を上側に曲げる
 

そして、左手の人さし指、中指、薬指で「腕橈骨筋」を抑えるように、つかみます。

左手の人さし指、中指、薬指で「円回内筋」を抑えるように、つかむ
 

■Step2: 左手で右腕をつかんだまま、右手首を上下に振る

Step1の状態のまま、右の手首をぶらぶらと20秒間、上下に振ります。これにより、「腕橈骨筋」と「長橈側手根伸筋」に刺激が行き渡り、ゆるみます。反対の左腕も同様に行いましょう。

 

【まとめ|スマホ疲労によるだるさを解消!腕コリほぐしメソッド4か条】
1)スマホやPCの長時間の操作は腕の外側が疲弊し、コリが蓄積。
2)手首や肘の動きを支える「腕橈骨筋」「長橈側手根伸筋」をゆるめるのが効果的。
3)このメソッドで血流が促され、老廃物が排出。腕のコリやだるさが解消。
4)指先まで軽くなり、タイプミス、操作ミスが減少し、仕事のパフォーマンスも向上。

以上、「スマホ疲労によるだるさを解消!腕コリほぐしメソッド」を教えていただきました。

アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は10月25日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「普段、PCやスマホを長時間使うせいか、腕がだるくなることがあるのですが、このメソッドのおかげで、気持ちよくコリがほぐれて腕がすぐに軽くなるのを感じました。ほぐしたあとは指先がテキパキと動かしやすくなるのもいいですね。仕事の合間にもこまめに行って、疲労もコリも溜めないようにしたいと思います」

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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子