日々、少しずつ深さを増していくほうれい線。一体どうしてできるのか? どうすれば食い止められるのか? ほうれい線の正体と、正しいお手入れ方法、特にマッサージや体操で解消する方法を、1記事にまとめました。いずれもラグジュアリーマガジン『Precious(プレシャス)』が、美容賢者や研究者、医師に取材した内容に基づいています。
【目次】
- 老けて見える「ほうれい線」とは?その正体を知る
- ほうれい線に効くリンパマッサージの「プレマッサージ」
- ほうれい線に効くリンパマッサージ
- ほうれい線に効くアイケアコスメを使ったマッサージ
- ほうれい線に効くシートマスクの使い方
- ほうれい線に効く頭皮のマッサージ
- ほうれい線に効く目元用シートマスク&リフトアップ美容液の使い方
- ほうれい線に効く指なぞり、表情筋マッサージ
- ほうれい線に効くビタミンCと美顔器の使い方
- ほうれい線に効く表情筋を刺激するEMS
- ほうれい線に効くレーザー施術
- ほうれい線をなくす体操
老けて見える「ほうれい線」とは?できる仕組み、原因など
■ほうれい線はしわではなく、たるみ!
見た目年齢をいちばん左右する頬の影・ほうれい線。みなさんは、ほうれい線をシワだと認識していませんか?
実はほうれい線の正体は、シワではなく「たるみ」なのです。これは、立っている状態と仰向けに寝ている状態を比較してみると、よくわかります。
まず、立っている状態(右写真)。このとき、ほうれい線は見えます。次に、仰向けに寝ている状態。このとき、ほうれい線は見えなくなっています。
これがどういうことかというと、重力があるかないかの差にあります。寝た状態で重力がかからなくなると、ほうれい線が見えなくなるということは、ほうれい線は「頬が下がって」現れる線だということ。そのため、ほうれい線は「たるみ」に分類されるのです。
一方のシワはどうかというと、重力とは関係がなく、肌深くに刻まれていくものなので、仰向けに寝ても、消えることはありません。ほうれい線=たるみであることを認識すると、おのずとお手入れも変わってきます。
なぜ、ほうれい線ができるのか? いつからできるのか? 今回は、老けて見えるほうれい線の正体と深層リンパケアをお伝えします。ぜひ、正しく覚えておいてください。
■実は「ほうれい線」ができ始めるのは、20代から!
まず、ほうれい線はいつからできるのでしょうか?この疑問について、資生堂 アドバンスト リサーチセンター主幹研究員の江連智暢さんから、「実は20代から、ほとんどの方にほうれい線は見られるのです」と衝撃的な言葉が! 20代というと、頬の毛穴が気になりだすころですが……。
「20代の女性たちに肌悩みを聞くと、毛穴の目立ちやニキビ、乾燥、小ジワ、肌荒れなど、肌の表面的なサインが多く挙げられます。ご自身でたるみを気にされるのは、30代以降が多いのです。ですが、実際は20代からたるみは始まります。小鼻の横に影ができ始め、この影がほうれい線の始まりになるのです」と江連さん。
確かに、頬の目立つ毛穴は、たるみ毛穴と呼ばれています。毛穴のある頬がたるんできたから、毛穴がしずく形になり、目立つという時系列となるわけです。
ということは、頬の毛穴が目立ってきたときには、たるみが進行しているということになります。「25 歳がお肌の曲がり角」とはよくいわれますが、実に当を得た、老化の真実だったのです!
■自分より、他人のほうが早く「ほうれい線」を認識する!
さらに、「自分で見ている顔と、他人が見ている自分の顔では、平均で約10歳ほどの開きがあると考えられます」と江連さんは言います。実際に、正面から見るとほうれい線があまり目立たず、若々しいです。それに対し、斜め横から見ると、ほうれい線がくっきり目立ってしまっています。
「自分では、なかなか斜め横の自分の顔を見る機会が少ないため、他人からどう見られているか?まで気が回りません。すると、自覚がないために、ケアが遅れてしまう可能性が高くなるのです。そして、気づいたときにはかなりたるみが進行し、ほうれい線が深くなっていた、なんてことにもなりかねません。まずは気づくことが大切なんです」(江連さん)
ぜひ皆さんも、鏡などで斜めからもチェックしてみてください。もしかしたら、自分では気づいていないだけかもしれません。
■「ほうれい線」をつくってしまう要因は大きく3つ
そもそも、なぜほうれい線ができるのでしょうか? 要因は3つです。ほうれい線=たるみですから、まずは真皮の空洞化が挙げられます。ふたつ目の要因は、表情筋の衰え。加齢による衰えだけでなく、使わない筋肉と使いすぎる筋肉が出てくるため、バランスが崩れ、それもたるみにつながります。そして、最先端のトピックは皮下脂肪の肥大化です。
江連さんは「皮下脂肪が多くなると、悪い因子が過剰に分泌されるようになり、弾力を司っている真皮にダメージを与えていることがわかってきました。すると、肌はハリや弾力がなくなり、たるむのです。
その逆に、皮下脂肪が小型だと、アディポネクチンという美肌因子が分泌され、コラーゲンやヒアルロン酸の合成が促され、真皮の状態がよくなるということもわかってきたのです。そのくらい脂肪が、実は肌を左右する重要なものだと、最近では認識が変わってきました。
つまり、皮下脂肪を増やさないことがたるみ予防につながります。ただ脂肪を減らすというのは大変なので、脂肪細胞を小型化させることが秘訣に」と言います。
真皮の空洞化や表情筋の衰えだけでなく、皮下脂肪もほうれい線に影響しているということですね。
それでは、一体どうすれば、ほうれい線を食い止めることができるのでしょうか?
【出典:真皮がふっくら弾力アップ!2週間で「ほうれい線が薄くなる」簡単マッサージ】
ほうれい線に効くリンパマッサージの「プレマッサージ」
顔のたるみを防ぎたいなら、マッサージの前にプレマッサージを行うとより効果的です。プレマッサージは、鎖骨の詰まりをとって美姿勢になる、凝っている大胸筋をほぐす、固まっている首をゆるめてたるみを防ぐ、たるみに関係する側頭筋をマッサージする、額から鎖骨までリンパを流す、の5ステップ。リフトアップ美容液などの浸透待ちの時間にぜひ試してみましょう。
■首や胸の筋肉が、顔の筋肉を引っ張り下げている!?
ほうれい線は、見た目年齢をいちばん左右する頬の形。少しでも老けて見られないために、ほうれい線を薄くするマッサージを取り入れている女性は多いはず。しかし、「それでも頬が上がらない」と悩んでいませんか?
頑張っているのにあまり効果が見られないときは、首や胸などの筋肉が、顔の筋肉を引っ張り下げている可能性があります。体はすべてつながっているもの。たるみも顔だけで起こっているわけではないのです。
そこで取り入れてほしいのが、もっと効かせるための「プレマッサージ」。このマッサージはとても重要な4か所を厳選しています。まずポイントとなるのが鎖骨。ここのリンパが詰まっていると姿勢が悪くなり、またリンパが詰まるといった悪循環になるのでここから始めましょう。
次に大胸筋。大胸筋が固まると呼吸が浅くなり、たるみにも影響があるのです。そして首。首から鎖骨に向かって伸びる胸鎖乳突筋が硬くなると、顔を引っ張ってしまい、たるむ要因になってしまいます。最後は頭。頭が硬くなったり、血流が悪くなったりすると、この場合も顔のたるみに影響が出るもの。
そのため、顔周りに位置する部位だけでも、プラスして行っておくと、さらに効きがよくなります。以下から、写真付きでプレマッサージを解説します。少しでも時間のあるときは、ぜひ取り入れてみてください。
もっと顔のたるみに効かせるための「プレマッサージ」5ステップ~鎖骨・大胸筋・首・頭~
■1:「鎖骨」の詰まりをとって美姿勢になる
首を左に少し傾け、リラックスして口を半開きにし、中指の第一関節の腹で、左の鎖骨の上を左右に10往復小さく動かしマッサージ。1か所につき、いちばん響く位置で指を止め、「小さく頷く」を数回、「小さく首を振る」を数回行いましょう。
■2:凝っている「大胸筋」をほぐす
大胸筋が凝ると呼吸が浅くなるので、手でグーをつくり、グーの平らな面を使って、斜めに小さく上下させて動かし、ほぐしていきましょう。大胸筋に対して垂直になるように動かすのがポイント。1か所につき、10往復ずつ行ってください。
■3:固まっている「首」をゆるめてたるみを防ぐ
下の赤点線部分の「胸鎖乳突筋」を親指で触れながら、首の骨の両脇を残りの3本指(小指以外)で挟み、「小さく頷く」を10回、「小さく首を振る」を10回行いましょう。下から上に向かって4か所行ってください。
■4:たるみに関係する「側頭筋」をマッサージする
口をリラックスして半開きにし、まず耳を持ってクルクルと外側に10回回しましょう。次に、グーで側頭部を両方から挟み、外側に10回回してください。側頭筋はたるみと関係しているので、よくほぐすのが効果的。上から順に4か所くらい行っていきましょう。
■5:「額から鎖骨まで」リンパを流す
手ぐしで額から頭頂部、後頭部を通って、鎖骨の内側の部分まで一気に流していく。最後はリンパを流して、老廃物を排出することがポイントに。3回くらい行って。
このプレマッサージが終わってから、下の「ほうれい線に効く深層リンパマッサージ」を行うと、顔のたるみを抑えられます。ほうれい線が気になったら、まずは鎖骨、大胸筋、首、頭の4か所の血流をよくするところから始めてみましょう。
出典:顔のたるみに効く、マッサージの前のマッサージ「プレマッサージ」5ステップ
ほうれい線に効くリンパマッサージ
深層リンパマッサージで「真皮」をふっくら弾力アップ!
ほうれい線の対処法としては、アンチエイジングコスメで真皮をしっかり立て直すことが重要です。その上で、マッサージを取り入れましょう。アンチエイジングデザイナーの村木宏衣さんに教えていただいた、クリームを塗ったあと、さらにその効果を上げるコツをご紹介します。
深層リンパマッサージとは、筋肉と同じ深さにある深層リンパを流し、コスメがより効きやすい肌に整えていく方法です。深層リンパは、筋肉が硬くなると流れづらくなります。そこで、使いすぎていて硬くなっている筋肉をほぐし、使えていない筋肉を刺激してリフトアップへと誘導していきます。
多くの人が使いすぎなのが、大頬骨筋と小頬骨筋。逆に使えていない筋肉が上唇挙筋と上唇鼻翼挙筋。この使えていないふたつの筋肉が頬を持ち上げる役割を果たしています。下のマッサージを2週間も続けると、ほうれい線が薄くなるのを実感できるはず。肌の奥からパンとしたハリ感が出てきます。
■1:食いしばりの「凝った筋肉」をほぐす
リラックスして、口の力を抜き、半開きに。手をグーにして、下の点の部分におき、自然な呼吸をしながら、1か所につき、外回しを10回行いましょう。このとき、肩や首に力が入らないように気をつけてください。
■2:鼻の下の伸びた筋肉を縮める
「口輪筋」という、口をぐるっと囲んでいる筋肉に対し、垂直になるように指2本をおき、指を小さく上下させて、筋肉を刺激しましょう。10往復繰り返して。この筋肉に弾力が戻るとほうれい線が薄くなります。
■3:ほうれい線をつくるコリをほぐす
人さし指でカギ形をつくり、ほうれい線の始まり部分から横に小さくスライドさせましょう。10往復行ってください。顔の内側から外側に向かって移動させながら、同様に行っていくことがポイント。骨をほぐすようなイメージでやってみましょう。
■4:リンパを流してすっきりシャープにする
しっかりほぐし終わったら、人さし指でカギ形をつくり、最後に頬骨の下に沿わせながら、耳たぶの下を通り、鎖骨までリンパを流していきましょう。最後にコレを行うか否かで、顔のスッキリ感が違ってきます。
繰り返しになりますが、鏡で見るときは常にいい顔をつくっているため、なかなか真実の老化具合と向き合うことができません。しかし他人には、等身大の老化が見えています。この事実にしっかりと向き合い、今すぐにほうれい線のケアを始めましょう。
出典:「真皮がふっくら弾力アップ!2週間で『ほうれい線が薄くなる』簡単マッサージ」
ほうれい線に効くアイケアコスメを使ったマッサージ
小鼻の横から斜めにのびるライン「ほうれい線」は、たるみによって頬の肉が下がることで現れます。口周りのケアにぴったりなアイケアコスメと専用ツールを使ったマッサージで、デリケートな口周りのエイジングケアを早めに始めましょう!
口周りのエイジングケアに効く「ほうれい線マッサージのポイント」3つ
顔の下半身、口元のケアに最も適したアイテムは何か、ご存知ですか? 実はアイケアコスメなのです! その理由は、目元は皮膚が薄く支える組織が少ないことから、デリケートでシワやたるみが起こりやすい部位で、口元の皮膚もそれに近いため。
さらにアイケアコスメの場合、フェース用コスメよりも、粒子が細かく浸透しやすい処方で、結果も早いから、口元のケアにはピッタリなのです。
なかでもほうれい線ケアに適しているのが、ちょっと強めテンションで目元をリフトアップしてくれる、アイケアコスメ。しかも、アイケア美容液とアイクリームの2品の「重ねづけ」をおすすめします。ラッピング効果が増幅し、バリア機能を分厚くできるし、1品だけでケアするよりも、相乗効果で若返り力は3倍にも!
また有効利用したいのが、優秀なアイクリームの定番になりつつある付属のマッサージツール。これは目周りをコロコロとマッサージして血行やハリを高めたり、ツボ押しをするためのものですが、これで口周りもマッサージしましょう。目元用だからこそ小回りがきくし、圧がかかりすぎず、マッサージしすぎて肌を傷める心配もないから安心です。
■1:ほうれい線をほぐして小鼻脇をプッシュ
硬くなった口周りの表情筋を付属のツールでほぐすことから開始しましょう。さらに疲労とむくみを解消するのに効果的な、小鼻脇のツボをプッシュしていきます。
■2:唇周り=口輪筋をマッサージしてほぐす
口輪筋が硬くなって筋力が衰えると、口元のゆがみにつながります。頬やあごの筋肉と連動している表情筋なので、マッサージで柔軟にしましょう。
■3:ほうれい線解消に効く頬骨下のツボをプッシュ
黒目からの延長線にあたる頬骨下のツボを5秒×3回押しましょう。ほうれい線の原因である頬のたるみ、むくみ、口元のゆがみに効きます。
以上、硬くなっているほうれい線をほぐす、口周りをコロコロマッサージ、ほうれい線の解消に効くツボ押しをする、という3つの工程で、2〜3分で完了。表情筋のコリがほぐれるから、無表情な人も自然と笑顔がつくりやすくなります。
目元のエイジング対策のついでに、ほうれい線のケアも行い、たるみやくすみのない美しい口元をキープしてくださいね。
出典:口周りのエイジングケアに効く「ほうれい線マッサージのポイント」3つ
ほうれい線に効くシートマスクの使い方
■シートマスクを寝て貼り、たるみのない状態を定着させる(美容愛好家・野毛まゆりさん推薦)
「ほうれい線を瞬時に薄くしたいと思ったら、私はベッドに寝転びながらシートマスクを使用します。そのほうが、理想のハリを形状記憶できるからです。また、貼りやすく、ズレにくいというメリットも。仰向けで使うと、肌全体のたるみジワがのび、ほうれい線がなくなるのが本当に実感できますよ。ぜひ皆さんも試してみて」(野毛さん)
ほうれい線に効く頭皮のマッサージ
■頭皮のスイカマッサージで頭からたるみを引き上げる(トータル ビューティ アドバイザー・鈴木ハル子さん推薦)
「髪の生え際から頭頂部に向かって、全方位からマッサージするんです。手を下から上へジグザグさせながら、まるでスイカの模様のように行うと、頭がスッキリしてくるうえ、顔がキュッと引き上がるのです。気持ちいいと思う回数をぜひ行ってみてください。朝のメイク前はもちろん、日中、仕事などで煮詰まったときにもオススメ」(鈴木さん)
ほうれい線に効く目元用シートマスク&リフトアップ美容液の使い方
■目元用シートマスク&マッサージ&リフトアップ美容液の3ステップで、ほうれい線を消去する(ビューティ エディター・入江信子さん推薦)
「ほうれい線をおうちケアで薄くしたいなら、コリほぐし→マスクでふっくら→美容液で固定という、多方向からの攻めがマスト。私自身、最初はマスクと美容液だけでケアしていたのですが、ほうれい線はコリも原因と聞き、マッサージも加えるように。1回でもある程度はカバーできるけれど、より目立たなくするには1か月は続けて」(入江さん)
STEP1:ほうれい線上を上から下へマッサージ
STEP2:ほうれい線の上に目元用マスクをオン!
STEP3:リフトアップ美容液で固定を
ほうれい線に効く指なぞり、表情筋マッサージ
■口の中から直接、表情筋を刺激してほうれい線をなかったことにする(ビューティ エディター・長田和歌子さん推薦)
「歯医者さんから教わったのですが、口内の歯茎の溝部分を上下なぞるだけで、ほうれい線が消えたのです! なぞるだけで激痛が走ったら、それは滞っている証拠。また、舌の筋肉が喉側に落ちていくと、口周りの筋肉にも影響し、結果としてほうれい線が深くなることも。舌の筋肉を刺激することも同時に行うと、より効果的です」(長田さん)
歯茎の溝を上下、指でなぞるだけ!
舌の付け根をもんで筋肉を刺激
ほうれい線に効くビタミンCと美顔器の使い方
■ビタミンCのメガ摂取&頭皮・顔の美顔器で肌の内から外から徹底リフトアップする(ビューティ エディター・柳田美由紀さん推薦)
「高濃度ビタミンCを毎朝とり、体内環境を整えます。そしてほぐし機能が高い右の美容機器で胸元から耳周りと頭皮を。詰まりのモトを流して周辺環境を整備します。続けて筋肉を鍛える左の美顔器を、頬からこめかみにかけてしっかりと。美容機器でのケアは、速効性が魅力。ほうれい線が明らかに短く薄くなります」(柳田さん)
ほうれい線に効く表情筋を刺激するEMS
■革新的なリフトアップの施術ができるEMSで顔の筋肉を刺激する(Precious編集部美容班 推薦)
独自で開発した、深層に効くEMSを使って、顔の骨格矯正からスタート。そして、その骨格を支える表情筋を整えて、形状記憶させるのが特徴。最後にマイナス電子を与えるフェースパックも行ってくれるので、施術後はキュッと引き締まった顔だけでなく、透明感もアップ。続けて行うと、しっかり形状記憶され、今より10歳若い顔になります。
ほうれい線に効くレーザー施術
■口内の粘膜にライトを当てる人気の施術で、キュッとほうれい線を持ち上げる(編集部美容班 推薦)
「スマイルリフト」という施術は、美容医療のレーザーを口の粘膜に当て、熱刺激を加えることで、粘膜の組織を収縮させて、リフトアップをかなえるもの。組織が収縮すると、コラーゲンの生成が促され、ふっくらと弾力がアップ。麻酔の必要がないうえ、痛みを感じにくく、ダウンタイムがないのもうれしい特徴です。
出典:意外だけど実は効果的!美容のプロが実践している「ほうれい線のスペシャルケア」7選
ほうれい線をなくす体操
顔のたるみを解消する「首&肩周りほぐし体操」簡単3ステップ
40代になると、女性はホルモンの関係で筋肉の質が変わってきます。
そうでなくても、同じ姿勢が続くことや運動不足などで首や肩が凝っていると、血流も悪く、筋肉は硬直したまま。この状態でいくら顔筋のエクササイズを行っても効果が出ません。
首のシワとほうれい線はセットと考えられるので、首のシワがある人は、特にしっかりほぐしておきましょう。歯科医師の宝田恭子先生に、簡単にできる体操を教えていただきました。
宝田恭子.com
■1:手を尾骨の上に置き、鎖骨&胸郭を開く
両手のひらの面を尾骨の上で重ね、鎖骨と胸郭が開くように、今できる最大限に肩甲骨を寄せておきます。痛くなるまで無理に寄せるのは禁物です。
次に、姿勢を変えずに首を前後に動かします。手の位置をそのままに、深呼吸をしながらゆっくりと下を向き、次に上へ反らします。これを10回繰り返します。首の前後が心地よく伸びるのを感じてください。
■2:手のひらを返して、尾骨の上で置き直す
今度は両手のひらを外側に向けて、尾骨の上で手を合わせ直します。肩を落として、力を抜いておくことがポイントです。
胸の間くらいを支点に、首を左右に大きく動かしていきます。ゆっくりと深呼吸をしながら10回行い、徐々に可動域を広げるイメージでいけるところまで動かしましょう。首が前や後ろに出ないように注意してください。
■3:ハンガーを胸の前で持つ
姿勢を正してイスなどに座り、胸の前でハンガーを持ちます。脚は安定するように、肩幅くらいに開いておきます。
深呼吸しながらぐるりと半周回します。自分の体を支点に、いちばん大きな半円を描くようにして、ハンガーを遠くへと深呼吸をしながら回しましょう。時計回りと反対回りを各3回ずつ行ってください。
この、ちょっとした時間にできる「首&肩周りのほぐし体操」を習慣にして、できる限りたるみの進行を防ぎましょう!
出典:顔のたるみを解消する「首&肩周りほぐし体操」簡単3ステップ
- TEXT :
- Precious.jp編集部