【目次】
- 小顔に見える黒髪ショートボブ
- センターパートのショートボブ
- ふんわり根元が立ち上がるショートボブ
- 丸みのあるショートボブ
- 丸顔をカバーする黒髪ショートボブ
- 黒髪ストレートのショートボブ
- 前下がりの黒髪ショートボブ
小顔に見える黒髪ショートボブ
パーマで動きを出したショートボブ
\MAGNOLiA Aoyamaの店長 RYOSUKEさんがレクチャー!/
丸顔のショートヘア代表:遠藤千広さん(42歳/主婦、学生)の場合
RYOSUKEさんによると、40代にはショートヘア×パーマがおすすめなのだとか。「年齢を重ねると髪が細くなりボリュームが出にくくなるなど、ロングヘアが楽しみづらくなってきます。そういったお悩みを解決するには、ショートのパーマスタイルがぴったり。ボリューム感が出しやすく、年齢によるクセもカバーできます。前髪の作り方次第で、大人っぽくも若々しくもなれますよ」(RYOSUKEさん)。では丸顔さんがショートのパーマスタイルにするには? 「輪郭を気にされている場合、フェイスラインを出すことに抵抗感がある方は多いですよね。でも隠し過ぎるのも野暮ったくなるのでNG。前髪からサイドにつながる髪と、耳前の頬にかかる毛束を長めに作りつつ、毛先中心にパーマで動きをプラスしましょう。輪郭をカバーしながら抜け感のあるお洒落な仕上がりになります」(RYOSUKEさん)。
<スタイリング方法>自然なボリューム感と毛先の動きを重視!
「全体をフラットに乾かして自然なボリュームを作ってから、毛先だけ濡らしてパーマの動きを出します。とくに軟毛さんは、しっかり根元を立ち上げながら乾かしましょう」(RYOSUKEさん)。
<STEP1>タオルドライ後、根元を立ち上げながら乾かす
<STEP2>顔まわりの髪の根元をのばしながら乾かす
<STEP3>毛先を濡らしたらバームをもみ込む
<丸顔のショートヘア スタイリングのコツ3か条>
- 前後左右に乾かして自然な立ち上がりをつける
- ハンドブローで生えグセを修正
- スタイリング剤は髪の内側からつける
「ボリューム感を出すには、髪に分け目がつかないように乾かすことが大切。そして、スタイリング剤は髪の内側からつけ、髪表面にべったりつけないようにしましょう」(RYOSUKEさん)。
大人ヘア|「天使の羽根バング」で丸顔をカバー!パーマで作るピュアショートボブ
センターパートのショートボブ
前下がりラインが美しいショートボブ
\ヘアサロン いつくしの代表・才田とおるさんがレクチャー!/
ベース型のショートヘア代表:HINOさん(42歳/モデル)の場合
「ショートヘアを作るときに大切なのが、髪と肌の面積のバランスです。エラを隠そうとすると髪の面積が増え、肌の分量が減ってしまうので、少し野暮ったい雰囲気になりがち。エラは気にせず、全体のバランスを重視して作ってあげたほうが、意外と顔型も目立たなくなるんですよ」(ヘアサロン いつくしの代表・才田とおるさんさん)。髪と肌のバランスを考えて作られたシンプルなショートヘアには、もちろん輪郭カバーにつながるカットテクも。「やや前下がりのカットラインで切ると、後ろから前へ毛が流れるので、耳当たりにボリュームが出てきます。エラ上に縁取りが生まれるので、輪郭をカモフラージュしつつ、頭のかたちがコンパクトに見えるんです」(才田さん)。これには、横から見た時の印象をグッと高めてくれる効果も!スタイリングも簡単なのが嬉しいところ。シンプルで美しいショートスタイル、ぜひ挑戦してみてください。
<スタイリング方法>ブローするだけで簡単に決まる!
「ブローすれば収まるようにカットしているので、スタイリングはとても簡単。襟足は、できるだけタイトに仕上げると、メリハリが生まれて頭が小さく見えます。とくに耳の後ろ辺りを押さえるようにブローして」(才田さん)。
<STEP1>全体をハンドブロー
<STEP2>表面のみブラシでブロー
<STEP3>オイルワックスをなじませる
<ベース型×ショートヘア スタイリングのコツ3か条>
- 根元付近にはスタイリング剤がつかないようにする
- 襟足は押さえてブローし、コンパクトに仕上げる
- 前髪のパートはきっちり取らず、あいまいに
「スタイリング剤は保湿力&ツヤが出るオイル系がおすすめですが、重いタイプは時間が経つとベタっとしたり、酸化しやすくなるので、できるだけ軽めのものが◎。ふんわり感がキープできるように、スタイリング剤は根元につけず、前髪はきっちり分けないで」(才田さん)。
肌と髪のバランスでエラがカバーできる!横顔まで美しい知的ショート
ふんわり根元が立ち上がるショートボブ
細くなった髪を前髪でカバーしたショートボブ
\ACQUA aoyama ディレクター、伊藤和明さんがレクチャー!/
ショート代表:渡辺理美さん(38歳/会社員)の場合
時間をかけてブローをしたり、カールアイロンで立ち上げたりしても、午後にはペタッと寝てしまう頭頂部の髪。そんな悩みに応えてくれるのが、ACQUA aoyama ディレクター、伊藤和明さん。「スタイリングする前に髪を根元からしっかり濡らして、ドライヤーで根元を立ち上げるように乾かします。その後、立ち上がりを崩さないようにバームをなじませれば、時間が経っても頭頂部はペタッとしません」とのこと。髪が細くて柔らかいので、ボリュームが出にくい渡辺さんの髪。「40代になると髪が細くなるエイジング毛が増えてきます。渡辺さんの場合、フェイスラインにエイジング毛が多いので、どうしても寂しい印象になってしまいます。前髪をつくっておくとエイジング毛の多い生え際をカバーでき、雰囲気も明るくなります」(伊藤さん)。
<スタイリング方法>「立ち上げすぎ?」と思うくらい根元を立ち上げる
「すぐにペタッとしてしまう髪をスタイリングするのは大変。朝、スタイリングをする前に髪を根元からしっかり濡らしてから、手で地肌を擦るように乾かしてください。『髪が爆発しているみたい!』と思うくらいが、実はちょうどいいんです。あとは落ち着かせたい部分を手ぐしで整えれば、時間が経っても頭頂部がペタッとしません」(伊藤さん)。
<STEP1>髪の根元をしっかり濡らす
<STEP2>根元を立ち上げることを意識してドライヤーをあてる
<STEP3>トップをつぶさないようにして、バームやワックスをなじませる
<老け見えを食い止めるポイント3か条>
- 顔まわりの髪が細くなったら前髪をつくる
- スタイリング前に髪を根元から濡らす
- 『立ち上げすぎ』と感じるほど、根元からしっかり立ち上げる
「立ち上がりをキープしながらツヤ感も出すには、スタイリングもできるクリームやバームがおすすめです」(伊藤さん)
伊藤さんのおすすめは、ルベルの『モイ バーム ウォークインフォレスト』(37g¥2,860)。「トップを揉み込んだ後は、手に残ったバームで前髪をつまんで束感を出してください」 (伊藤さん)。
時間が経っても髪がヘタレない、ドライヤーでの乾かし方2ステップ
丸みのあるショートボブ
トップにレイヤーを入れたグラデーションボブ
\Rougyのヘアデザイナー、二階堂雪さんさんがレクチャー!/
ショート代表:新井希衣子さん(52歳/主婦)の場合
髪にボリュームがなくなると、ショートスタイルは難しいかも…とためらっていませんか?
Rougyのヘアデザイナー、二階堂雪さんが提案するグラデーションボブなら、そんな悩める髪でも大丈夫。「トップにボリュームを持ってきて、丸みをしっかり残すようなシルエットにすれば、ボリュームが足りない髪でもボブスタイルが楽しめます」(二階堂さん)。
<スタイリング方法>頭頂分の髪を根元を立ち上げるように巻き、トップのボリュームをアップ!
「トップにボリュームが出にくい方は、髪を乾かす段階から根元を立ち上げるようにドライヤーをあててください。指の腹で地肌を擦りながら、根元中心にドライヤーをあてると毛穴の向きも立ってくるので、立ち上がりがつくりやすくなります」(二階堂さん)。
<STEP1>頭頂部の髪が立ち上がりやすいように、指で地肌を擦りながらドライヤーをあてる
<STEP2>頭頂部の髪を前後2つの毛束に分け、それぞれカールアイロンで毛先から根元に向かって巻く
<老け見えを食い止めるポイント3か条>
- 髪を乾かすときは地肌を指で擦って、分け目を消すようにするこ
- トップの髪を根元から立たせてボリュームをもたせる
- 染めるときは元の髪色よりワントーン明るくしてツヤ感を出す
「髪色を明るくしたくない方でも、ご自身の髪色よりワントーン明るくするだけでツヤ感が出てきます。ツヤ感があるだけでパサついたダメージヘアに見えないのでおすすめです」(二階堂さん)。
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頭頂部のボリューム不足は丸みを残した「前下がりボブ」で解決!
丸顔をカバーする黒髪ショートボブ
重めのベースカット+パーマのショートボブ
\Rougyのヘアデザイナー・二階堂 雪さんがレクチャー!/
ショート代表:三浦千春さん(42歳/販売)の場合
髪が細くなると、ちょっとした湿度や気温の変化でうねったり、広がったりするもの。
そんな繊細な髪を知り尽くしたRougyのヘアデザイナー・二階堂 雪さんは「ご自身のクセを生かして、毛先に動きをつければ、大人かわいいスタイルになります」とアドバイス。年を重ねるごとに出てくる髪のクセ。抑え込むことに力を注ぐよりも、その特性を生かして、ヘアスタイルに組み込んでしまうのが手っ取り早いかもしれません。
<スタイリング方法>毛先をワンカールしてぬけ感を演出
「広がりやすいとはいえ、ペタ~ッとしたストレート髪では老け印象になりがち。「髪を乾かすときは、根元を立ち上げるようにドライヤーをあててください。毛先はカールアイロンでワンカールさせると、スタイルに華やかさが生まれます」(二階堂さん)。
<STEP1>髪の根元を立ち上げるようにドライヤーをあてる
<STEP2>カールアイロンで毛先だけひと巻きさせる
<STEP3>手のひらにワックスを広げたら、毛先だけ揉み込むようになじませる
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ボリュームを上につくったら襟足を軽くしてメリハリをつける
- 弱点のうねりを味方にして、そのクセを生かす
- 毛先のワンカールで大人のかわいらしさを演出
「前髪をつくっておくと、生え際の白髪が目立ちにくいメリットがあります。染めるときも1色ではなくハイライトを入れると立体感も出るため、おすすめですね」(二階堂さん)。
加齢で広がり&うねる髪という弱点を「武器」に変えるショートヘアとは【40代女性の髪型】
黒髪ストレートのショートボブ
レイヤーを入れすぎない、ボリューム不足をカバーしたショートボブ
\美容室「P-cott」の店長・白倉和則さんがレクチャー!/
ボブ代表:江里口千瑞子さん(45歳/主婦)の場合
「ショートレングスのボブはマニッシュでシャープな雰囲気になりそう…」と思う人も多いのではないでしょうか。
「前髪を長めにしてシルエットに丸みを持たせると優しいフォルムになるので、40代、50代の女性におすすめです。レイヤーを入れることで髪に厚みができるので、ボリューム不足を解消できるんです。レイヤーを入れるとスタイルに動きが生まれるメリットがあるのですが、入れすぎるとうねったり、広がりやすくなるので、控えめに入れるのがポイントです」(P-cott店長・白倉和則さん)。
<スタイリング方法>分け目をぼかすように乾かして、根元をふんわり立たせる
スタイリングする前に、髪を根元からしっかり濡らしておくことが、大事なポイントなのだそう。
「ブローするとき、髪の表面しか濡らしていない方が多いのですが、それでは根元まで熱が伝わりにくく、すぐペタッとなってしまいます。髪にハリがほしいなら、洗い流さないアウトバストリートメントも効果的。ドライヤーをかける前に根元を中心になじませておくと、ハリ感が長持ちします」(白倉さん)。
<STEP1>髪を根元までしっかり濡らしたら、ハリがほしい部分を中心に「洗い流さないトリートメント」をなじませる
<STEP2>指先で分け目をぼかすイメージで、指で地肌を擦りながらドライヤーの温風をあてる。
髪が乾いたら、仕上げに冷風をあてるとキープ力がアップ!
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- サイドとバックにレイヤーを入れて立体感のあるスタイルをつくる
- 根元から立たせたい部分はブローする前に地肌から濡らす
- 温風でしっかり乾かしたら、仕上げに冷風をあてる
「「ご自宅のシャンプー&トリートメントも、ハリとコシが出やすいものに変えると、スタイリングしやすくなります。いつものお手入れから見直してみてください」(白倉さん)。
加齢で広がり&うねる髪という弱点を「武器」に変えるショートヘアとは【40代女性の髪型】
前下がりの黒髪ショートボブ
トップと奥行きにボリュームを出したショートボブ
\美容室enfleurage青山のマネージャー、生井貴行さんがレクチャー!/
ショート代表:山田里実さん(40歳/会社員)の場合
いつの間にか髪の1本1本が細くなり、頭頂部のあたりにボリュームが足りない…と感じていませんか? 同時に髪が細くなるとうねりやクセが出やすくなり、「こんなところにボリュームはいらない!」という部分が膨らんだり、広がったり。年齢を重ねるごとに、髪悩みが複雑に絡まりあってしまうもの。そんな多重苦のお悩みをスッキリ解決してくれるのが、美容室enfleurage青山のマネージャー、生井貴行さん。「うねりやクセは、1カールしてCの字を描いたところでカットすれば納まりがよくなります」とアドバイス。
<スタイリング方法>トップと前髪を巻くだけで、メリハリのある立体的なスタイルに
太めのカーラー2本あればスタイリングはOK。「うねりが出やすいつむじの髪を巻き込むように、頭頂部の髪を内巻きに。このとき、毛束を前に引っ張るようにカーラーで巻くと、髪が根元からフワッと立ち上がります。前髪は横から見ても立体的になるように、毛先を内巻きにすれば完成です」(生井さん)。
<STEP1>太めのカーラーでつむじの毛を巻き込みながら、頭頂部の髪を毛先から内巻きに
<STEP2>太めのカーラーで前髪を毛先から巻く
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- クセやうねりはCカールに揃える
- ボリュームが不足しがちなトップの髪は根元から立たせる
- 襟足部分はボリュームを抑えてメリハリをつける
「年齢を重ねると頬骨の下あたりが窪んだり、ハリ具合が変わってきますよね。頬にかかる髪をつくっておくと、その窪みが目立たなくなるので若々しい印象になります」(生井さん)。
- TEXT :
- Precious.jp編集部