【目次】

ほうれい線などのシワは「表情筋」の衰えが原因


ほうれい線や下がり口角などの「老け影」は、エイジングの代表的な悩み。ほうれい線の原因となるのは加齢だけでなく、姿勢の影響や肌の乾燥・ハリの低下など、毎日の表情やスキンケア、ライフスタイルがほうれい線の原因となっています。 そして口周りをはじめとする表情筋の衰えが、たるみやほうれい線などのしわをさらに定着させて「老け顔」を加速させることに。

さらに、その顔の筋肉は首の筋肉鎖骨にまでつながっています。肩が内側に巻いて猫背になっていたり、首が前に出ていたりと姿勢が悪くなると、体の前側の筋肉が縮んでしまいます。その影響で顔の筋肉まで下に引っ張られてしまうので、よりほうれい線が目立つ結果になるのです。

エクササイズによって顔の表情筋やその周りの筋肉を刺激し、少しずつでも固くなった筋肉をほぐしてリセットしてあげると、徐々にほうれい線が解消され、肌と筋肉にもハリ弾力が蘇るので、毎日こつこつほうれい線解消エクササイズを続けることが大切です。

【1】「咬筋」「頬筋」「広頚筋」「口角挙筋」「口輪筋」の5つを鍛えて、口元老化を一気に防ぐ


唇の周辺にあり、口元を支えている「咬筋(こうきん)」、「頬筋(きょうきん)」、「広頚筋(こうけいきん)」、「口角挙筋(こうかくきょきん)」、「口輪筋(こうりんきん)」。これらの筋肉をほとんど動かしていない状況が続くと、表情筋が硬く縮み、ハリがなくなり、そして支えを失った唇は薄くなりへの字形になってしまいます。

口周りの表情筋を動かすことが、「唇老化」防止に役立ちます。

STEP1:噛み合わせ部分の「咬筋(こうきん)」をほぐす準備運動をする

咬筋をほぐす

奥歯を強く噛むと、ボコッとふくらむところが咬筋。まずはこの部分に手のひらを当てて、ゆっくりと円を描くように回します。1回転に5秒くらいかけて3回行ってください。

STEP2:「頬筋(きょうきん)」を鍛える

頬筋とは、頬の脂肪を支える筋肉。これがたるめば頬の脂肪が下がることで、ほうれい線が深くなり、口角も下に引っ張られます。

軽く口を開く

上の歯と下の歯を当てないようにして、少し歯を見せるくらいに口を軽く開きます。

「きー」と強く言って口角を上げる

口の両端と頬を思いっきり上げた状態で5秒微笑み、ゆっくりと元に戻しましょう。

STEP3:「広頚筋(こうけいきん)」を鍛える

下あごから首につながる広頚筋は、口を開けるための筋肉。ここがたるむと下に引っ張られ、口角下がりになります。

「れ」の口にする

背筋を伸ばし、頭をまっすぐにして、「れっ」と言い、その口の形を保ちます。

首の筋が見えるほど強く「れー」と言う

口角を横に引っ張るように意識し、首に筋が出るくらい力を入れ5秒キープしましょう。

STEP4:「口角挙筋(こうかくきょきん)」を鍛える

上唇をキュッと上に持ち上げているのが、表情筋です。ここがゆるむと口角が下がり、鼻の下が伸び、山がつぶれることになります。

唇を閉じる

上の歯と下の歯を当てないようにして、唇を閉じる。舌は上の歯の裏に当てます。

「んー」と言って口角と頬を上げる

口の両端を頬を思いっきり引き上げて5秒間微笑み、ゆっくりと元に戻しましょう。

STEP5:「口輪筋(こうりんきん)」を鍛える

口輪筋は、唇の開閉の役目を担う筋肉。口角下がりだけでなく、上唇にできる梅干しジワも口輪筋の衰えによるものです。

唇を閉じる

上の歯と下の歯を当てないようにして、唇を閉じる。舌は上の歯の裏に当てます。

唇を思いっきり前に突き出す

唇を「チュー」の形にし、唇の周り(口輪筋)に力を入れて5秒キープしましょう。

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【2】「口輪筋」と「眼輪筋」をまとめて鍛える目&舌まわしエクササイズ


口内からほうれい線の解消を目指すのが、「目&べろ回しエクササイズ」。口の中で舌を回すと、口の周りにある「口輪筋(こうりんきん)」がダイレクトに刺激でき、血流がアップします。

また同時に目も回すと、口輪筋とつながっている目の周りの「眼輪筋(がんりんきん)」も鍛えられ、しわやたるみの出やすい口元&目元を一緒に効率よく改善可能になります。さらに、口内の唾液の分泌も促され、口腔内の健康にも役立って一石二鳥です。

STEP1:眼球と舌を同時に1周させる

眼球と舌を同時に1周させる

姿勢を正して座り、顔を正面に向けます。舌先を上唇と歯茎の間にしっかりと入れ、眼球と一緒に舌をゆっくりと1周させます。時計回りと反時計回りを各3回、行ってみてください。

STEP2:口角の斜め上を舌で3秒押す

舌先で内側から押す

2時と10時の方向に筋肉のつなぎ目があり、血流が悪くなりがちなので、その場所のみ1周させる途中で、3秒間舌先で押し続けます。

STEP3:首の筋肉を優しくさする

クールダウン

舌を動かし続けると首のあたりまで負荷がかかるので疲労感を覚えるもの。耳の下あたりから首の前側まで数回優しくさすり、クールダウンしておきましょう。

初出:簡単にできる!ほうれい線を解消するエクササイズ7選

【3】「頭筋」マッサージで顔の印象が10歳若返る


ほうれい線が目立つ「老け顔」の悩みを解消するカギは「頭筋(とうきん)」にあり。ほうれい線やたるみなど、老け顔の悩みは頭の筋肉と直結しています。顔の筋肉を支えている側頭部の筋肉を刺激するとエクササイズやマッサージの効果が特に高く現れやすいのです。

フェイスラインのたるみ、ほうれい線に効く「側頭部」

STEP1:「側頭部」の筋肉を刺激してフェイスラインを引き上げる

ほうれい線やフェイスラインのたるみ、口角の下がりを引き起こしているのが側頭部のコリ。ここのコリの大きな要因は食いしばりなど、奥歯をかみしめるクセだそう。そのため、我慢強い人やストレスフルな人は特にコリやすいとのこと。

5本の指で適度な圧をかけながら側頭部をしっかりほぐせば、「フェイスラインのたるみ」や「ほうれい線」「口角の下がり」など、顔全体の印象を左右するエイジングサインに働きかけてくれますよ。顔の印象が10歳は若返ります。

初出:簡単にできる!ほうれい線を解消するエクササイズ7選

【4】「フェイスライン」のもたつきを解消する舌スイングエクササイズ


「舌スイングエクササイズ」は、舌を思いっきり出し、虹を描くようにスイングさせるエクササイズ。舌の根元はあごの組織とつながっているため、舌を出して動かすことであごまでも鍛えられるのです。すると、自然とフェイスラインのもたつきもすっきり解消! しかも、口角から鎖骨につながる筋肉もしっかり伸ばせるので、年齢とともに気になる首のしわにも効果てきめんです。

STEP1:舌をしっかり伸ばして左右にスイング

左右にスイングを8回

両手を胸の前でクロスさせ、首の前側を伸ばして反らせます。

STEP2:舌を出してスイングを8回繰り返す

舌を思いっきり出し、目とともに虹を描くようにスイングさせます。8回行ったら舌を引っ込めて正面を向き、手を下ろしましょう。

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【5】「上唇挙筋」と「上唇鼻翼挙筋」に効く深層リンパケア


筋肉と同じ深さにある深層リンパを流し、コスメがより効きやすい肌に整えていく方法です。深層リンパは、筋肉が硬くなると流れづらくなります。そこで、使いすぎていて硬くなっている筋肉をほぐし、使えていない筋肉を刺激してリフトアップへと誘導していきます。

多くの人が使いすぎなのが、大頬骨筋と小頬骨筋。逆に使えていない筋肉が「上唇挙筋(じょうしんきょきん)」と「上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)」。この使えていないふたつの筋肉が頬を持ち上げる役割を果たしています。2週間も続けると、ほうれい線が薄くなるのを実感できるはず。肌の奥からパンとしたハリ感が出てきます。

STEP1:食いしばりの「凝った筋肉」をほぐす

食いしばりの凝った筋肉をほぐす

リラックスして、口の力を抜き、半開きに。手をグーにして、下の点の部分におき、自然な呼吸をしながら、1か所につき、外回しを10回行いましょう。このとき、肩や首に力が入らないように気をつけてください。

かみ合わせの部分(頬骨の下あたり)から下に向かって3か所ほど行いましょう。その後、口角の下あたりにある筋肉もほぐしておくこと。すると、口角の下がりも解消できます。

STEP2:鼻の下の伸びた筋肉を縮める

鼻の下の伸びた筋肉を縮める

「口輪筋(こうりんきん)」という、口をぐるっと囲んでいる筋肉に対し、垂直になるように指2本をおき、指を小さく上下させて、筋肉を刺激しましょう。10往復繰り返して。この筋肉に弾力が戻るとほうれい線が薄くなります。

鼻の下あたりから口角に向かって4か所くらい行いましょう。両手で同時に行い、中央から口角に向かって移動させてください。

STEP3:ほうれい線をつくるコリをほぐす

ほうれい線をつくるコリをほぐす

人さし指でカギ形をつくり、ほうれい線の始まり部分から横に小さくスライドさせましょう。10往復行ってください。顔の内側から外側に向かって移動させながら、同様に行っていくことがポイント。骨をほぐすようなイメージでやってみましょう。

ほうれい線の始まりから頬骨の上まで、縦に4か所。さらに顔の内側から外側に少しずつずらしながら、4か所くらい行いましょう。外側のほうがより凝っているのでしっかり行ってください。

STEP4:リンパを流してすっきりシャープにする

リンパを流してすっきりシャープにする

しっかりほぐし終わったら、人さし指でカギ形をつくり、最後に頬骨(きょうこつ)の下に沿わせながら、耳たぶの下を通り、鎖骨までリンパを流していきましょう。最後にコレを行うか否かで、顔のスッキリ感が違ってきます。

頬骨の下や耳の周りは、リンパがたまりやすく、滞りやすい部分。流す途中の耳の前で止まり、圧をかけてから、次の位置まで流すのがオススメ。鎖骨も最後に圧をかけておきましょう。

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【6】「咬筋」を徹底的にほぐすリフトアップメソッド


ふだんから大きな力が加わっている「咬筋(こうきん)」は、硬くなりがち。ここを中心にゆるめていくのがポイント。特に頬の下のほうが硬くなりやすいので、そこを意識的にしっかりゆるめると効果的です。

STEP1:咬筋に反対側の親指を引っかけて固定し、咬筋に沿って上から下へ3か所行って

頬骨の下、口を開閉したときに動くのが「咬筋(こうきん)」。この咬筋のヘリのくぼんだ部分を頬とは反対側の親指でとらえる。ほかの指は軽く握ってエラに引っかける。咬筋に沿って、親指を上から下にずらしながら、合計3か所行う。反対側も同様に行って。

STEP2:咬筋をとらえながら口を「あ」と開ける

咬筋(こうきん)をしっかりと挟んで押さえながら、口を「あ」の形で開ける。

STEP3:咬筋をとらえたまま口を「ぐ」と閉じる

咬筋(こうきん)をしっかりと挟んで押さえたまま、今度は口を「ぐ」の形で閉じる。この「あぐあぐ」を6セット繰り返す。片頬3か所、反対側も含めて合計6か所行って。

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この記事の執筆者
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