【目次】
【基本】ゴムだけでできる簡単なアップスタイル
■驚くほど簡単! ゴムだけでできる簡単まとめ髪
\GARDEN Tokyoの本木亜美さんがレクチャー!/
「シニヨンの場合、きっちりまとめ過ぎてしまうと老けた印象になることも。後頭部の髪をゆるっと引き出したり、こめかみの後れ毛を残すことで、今っぽい、こなれ感のある印象に仕上がります」(本木さん)
忙しい朝にさっとできる手軽さも魅力です!
<アレンジ方法>
<STEP.1>スタイリング剤を髪全体になじませる
<STEP.2>お団子をつくる
<STEP.3>後頭部の毛束をランダムに引き出す
<STEP.4>残しておいた毛先をお団子に巻きつける
<STEP.5>巻きつけた毛先をゴムの中に入れ込む
<STEP.6>耳元の毛束をゆるめる
<STEP.7>こめかみの後れ毛を引き出してスタイリング剤をなじませる
<40代アップスタイルのコツ>
「後頭部の毛束をゆるめるとクセやうねり、髪表面のホワつきが目立ちにくくなるので、この時期はしっかりとゆるめましょう。ゴムはシリコンゴムではなく、太く大きいヘアゴムを使用すると仕上がりが安定します。お団子をつくるときに、毛先をあえて逃すとこなれ感がさらにアップ。無造作に仕上げることで、大人らしい涼しい印象になれます」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト・本木亜美さん)
さらにヘアアクセサリーを加えるのもおすすめ!シンプルな「マジェステ」などをプラスすると、いつものアレンジがより華やかに。ぜひ試してみて!
【美容師直伝】驚くほど簡単にできる、梅雨時期に重宝する「シニヨン」
「ボブヘア」のアップスタイル【2選】
【1】短めの後れ毛を活かした、ボブならではのひとつ結び
\ROIの小西浩純さんがレクチャー!/
肩ラインのボブスタイル。長いわけでも短いわけでもない、この微妙な長さに「アレンジしにくい」と思っている方も多いのでは?
手っ取り早く結んでも、後れ毛のせいで“疲れたオバさん”にまっしぐら…。そんな悩みを解決してくれるのは、表参道にある美容院・ROIのデザイナー小西浩純さん。小西さんが教えてくれるのは、あえて後れ毛をたくさん出したひとつ結び。「後れ毛をそのままにしていたら疲れたオバさんですが、コテで巻いてワックスをなじませれば“狙ったオシャレ感”が出るんです。ボブは他のレングスとは違い後れ毛が短め。あえて多めに引き出すことで、ラフさとこなれ感のあるスタイルになります」(小西さん)
後れ毛を巻くことでオバさんからこなれた雰囲気に。短めの後れ毛を多めに引き出した、ボブならでは後れ毛アレンジをご覧ください。
<アレンジ方法>
<STEP.1>手ぐしでゆるっとまとめてひとつ結びにする
<STEP.2>頭頂部の毛束をつまんで引き出す
<STEP.3>生え際に沿って後れ毛を細かく出す
<STEP.4>コテで後れ毛にニュアンスをつける
<STEP.5>毛先をワックスで散らす
<40代アップスタイルのコツ>
「狙ったところにニュアンスをつけるなら、後れ毛をしっかりと巻くのが正解。できるだけ細めのコテで、毛先を外ハネ、内巻きワンカールと交互に巻きましょう。毛先に動きが加わって絶妙な毛流れになります」(小西さん)
【2】きっちり感も兼ね備えた、華やかなまとめ髪
\ACQUA aoyamaの小室里奈さんがレクチャー!/
頭頂部はボリュームが出にくいのに、襟足部分は毛量が多くて広がりやすい…そんな大人の髪悩みを一気に解決できるヘアアレンジがハーフアップ。とは言え、ただ髪を束ねるだけでは、素っ気なさ過ぎ。そんなジレンマに、ACQUA aoyamaの小室里奈さんが応えてくれました。「束ねた結び目に付けるだけで印象が華やかになる、ヘアアクセサリーのマジェステがおすすめです」ただし、ただギュッと束ねた髪に付けるのではなく、「なで付けるように髪を束ねないで、手ぐしで無造作に髪をまとめて、ルーズ感のあるまとめ髪にマジェスタを付けると大人のぬけ感が生まれます」
<アレンジ方法>
<STEP.1>耳の先端より上の髪を束ねてゴムを結ぶ
<STEP.2>結び目の上に穴をつくる
<STEP.3>穴に毛束を通して、くるりんぱをする
<STEP.4>襟足の髪と一緒に束ねる
<STEP.5>ひとつ結びにした結び目にマジェスタを付ける
<40代アップスタイルのコツ>
「クセやうねりがなく、真っ直ぐな毛質の方は、アレンジをする前にカールアイロンなので毛先を巻いておくとふんわりとしたニュアンスがつくれます」(小室さん)
「ハーフアップ+ひとつ結び」ならボリューム不足の髪も華やかに決まる!
「ミディアムヘア」のアップスタイル【7選】
【1】上品かつ軽やか。かっこいいまとめ髪
\ヘア&メイクアップアーティストのシバタロウさんがレクチャー!/
ミディアムのオフスタイルは、巻いた髪を後ろにすっきりとまとめましょう。仕事帰りにサングラスをかけて出かける、といったときにぴったりのヘアアレンジです。
「ミディアムヘアでサングラスをかけるときは、髪をまとめるのが正解! 髪を下ろしていると、重たい印象でちょっと昔っぽいイメージになってしまいます。このアレンジは、ウェーブの利いた髪をクルクルまとめるだけと簡単なので、仕事終わりにさっとつくれるのもポイントです。きっちりとまとめることで、首元やデコルテをスッキリと見せることができ、女性らしさも際立ちますよ」(シバタロウさん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>髪をひとつに束ねる
<STEP.2>毛束を親指に巻きつけるように、ひねってまとめる
<STEP.3>ねじりきったらピンで固定
<STEP.4>髪の表面を握るようにしてほぐす
<40代アップスタイルのコツ>
サングラスをかけると、女性らしいラグジュアリーなヘアスタイルに変身! このアレンジは、髪をしっかり巻き込んだままにしておくとお堅い印象になってしまうので、最後に手で握って程よくほぐすことが大切です。髪全体をほぐせば、抜け感のある軽やかなヘアスタイルに。ボリューム不足でペタッとなりがちな40代の髪に、ボリュームを与える効果もあります。
【40代の髪型ミディアムヘア編】サングラスが似合うエレガンスなまとめヘア
【2】くるりんぱ2回で完成! 後れ毛が色っぽいアップスタイル
\ROIの亀井明日香さんがレクチャー!/
ROIのデザイナー・亀井明日香さんが今回提案してくれるのは、連続くるりんぱで作る簡単アップスタイル。
どのレングスでもチャレンジできるとあって、大人世代にも人気のくるりんぱアレンジですが、ミディアムの場合はいくつか注意することがあると言います。
「ミディアムの場合、くるりんぱした時に短い髪が飛び出してしまったり、顔まわりや襟足の後れ毛が落ちてしまったりすることがあります。これが疲れた印象や老け見えの原因になることもあるので、スタイリングの際には注意が必要です。もうひとつ気をつけたいのが、毛束を崩し過ぎてしまうこと。崩しすぎると若作りに見えたり、ボサボサな印象になったりするので、『程よく、適度に崩す』ことも心がけてください」(亀井さん)
後れ毛の扱い方と毛束の崩し方に気をつけるだけで、『まとまっているけど、ニュアンスがある』大人のアップスタイルに。それでは、ポイントを詳しく見ていきましょう。
<アレンジ方法>
<STEP.1>耳上の毛束をゴムで結ぶ
<STEP.2>くるりんぱする
<STEP.3>耳横の毛束をまとめて結ぶ
<STEP.4>結んだ毛束をくるりんぱする
<STEP.5>襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる
<STEP.6>ねじった毛束をピンで止める
<STEP.7>こめかみの後毛を出す
<40代アップスタイルのコツ>
「分け目ができていると頭頂部が寂しい印象になってしまうので、アレンジの前に、ドライヤーで左右両方から風を当てて根本を起こし、分け目のない状態に戻してあげると見栄えが良くなります」(亀井さん)
【3】オバ見えしない、ルーズで崩れにくいお団子ヘア
\Doubleの西川綾さんがレクチャー!/
まとめ髪にすると頭頂部がペタッとしがち。そんなお悩みを解消してくれるのが、Doubleのヘアスタイリスト、西川綾さんが教えてくれるヘアアレンジ。
「髪を束ねたら、その根元から後頭部を中心に毛束をつまみ出します。つまみ出した毛束の効果で頭頂部がふんわりボリュームアップするので、寂しい印象にはなりません。無造作ヘアは、ともすると『疲れ切ったオバサンヘア』に見えてしまうことも。パーマをかけておくと毛先に動きが出るので、ただ束ねるだけで無造作風になります」
<アレンジ方法>
<STEP.1>髪をひとつに束ね、ゴムで留める
<STEP.2>束ねたゴムを抑えながら、後頭部から毛束をひとつまみずつ引き出す
<STEP.3>束ねたゴムを抑えながら、毛束を毛先からねじる
<STEP.4>束ねたお団子の根元をゴムで固定
<STEP.5>お団子と後頭部の髪をすくいながら、ピンで留める
<40代アップスタイルのコツ>
「ストレートな髪の方は、アレンジの前にカールアイロンで毛先をランダムに巻いておくと、ニュアンスのある後れ毛がつくれますよ」(西川さん)
崩れない「お団子ヘア」の作りかた|オバ見えしないポイントとは?
【4】40代でも似合う、ゆるっとルーズなお団子ヘア
\BEAUTRIUM PENINSULA店の小山貴さんがレクチャー!/
「メッシーバン」とは、くずれかけたお団子ヘアのこと。ゆるっとルーズに仕上げることで〝こなれ感〟が増すと、ヘアアレンジ好きの女性を中心に話題となっています。ルーズでこなれ感のある「メッシーバン」ですが、カジュアルな印象が強く、「若い世代の髪型」「40代には似合わないのでは?」と敬遠している方も多いのではないでしょうか?
ザ・ペニンシュラホテル東京にある美容室、BEAUTRIUM PENINSULA店の副店長・小山 貴さんは、「40代以降の女性がメッシーバンに挑戦するときは、お団子の位置を下げるのがポイントです。高い位置でお団子をつくるとカジュアルになってしまいますが、低い位置につくると、上品で色気のある大人の女性にふさわしいお団子スタイルになりますよ」と断言。とはいえ、大人の女性にとって「お団子ヘア」は、難易度が高い!
「若い世代のメッシーバンは、お団子の位置が高く、後れ毛も多いのが特徴ですが、今回提案するのは〝崩しすぎない上品なメッシーバン〟。お団子の位置を低くするだけでなく、後れ毛をつくらないことで、きちんと感や大人の清楚さを意識したまとめ髪になります」(小山さん)
大人の女性のための「低めお団子スタイル」。ポイントは2点!「お団子の位置」「引き出す髪の量」に注意すれば誰でも簡単にできます。
<アレンジ方法>
<STEP.1>耳半分から上の髪の毛を結ぶ
<STEP.2>襟足を左右に分けて1の上で結ぶ
<STEP.3>1と2のゴム回りの毛を引き出す
<STEP.4>頭頂部の髪を引き出す
<STEP.5>2で結んだ毛束をねじりながら、お団子にしてピンで留める
<STEP.6>1で結んだ毛束もねじってお団子にする
<STEP.7>前髪をアイロンで細かく巻く
<40代アップスタイルのコツ>
「お団子をきっちり、きれいにまとめようとすると、ルーズな動きが出にくくお団子も小さくなってしまいます。ある程度ラフに、ザクザクとピンで留めることが成功の鍵です。髪のパサつきが気になるときは、下準備でワックスやトリートメントをなじませると、アレンジしやすくなります」(小山さん)
40代でも似合うお団子ヘアって?「メッシーバン」のやり方7ステップ
【5】後れ毛で大人の余裕を表現! 絶妙なくるりんぱアレンジ
\joemi by Un amiの高橋和人さんがレクチャー!/
40代のアレンジ術で気をつけたいのが、「若づくりになっていないか」「老けて見えないか」、この2点。この2点を解決できる方法を教えてくれたのが、美容室joemi by Un ami店長の高橋和人さん。
若づくりに見えないように気をつけることを聞くと、「髪をまとめたときに毛束を引き出しすぎると、若づくりに見えることもあるので、全体的に引き出すのではなく、頭頂部だけ引き出すことを意識しましょう。トップに高さを出すことで、若づくりではなく、上品で華やかな印象になります」(高橋さん)
逆に、老け見えにならないポイントについては、「それはズバリ後れ毛があるかないかで決まります。後れ毛も一緒に束ねてしまうと、大人のラフ感や余裕を奪ってしまいます。すると、見た目の印象が、年齢よりも老けて見えることに」(高橋さん)若づくりに見えないポイントと、老けて見えないポイント、この2点を意識してアレンジすることが、大人の色気、華やかさにつながるということです。
<アレンジ方法>
<STEP.1>髪全体をアイロンで細かく巻く
<STEP.2>ハチまわりの髪をゴムで結ぶ
<STEP.3>結んだ髪をくるりんぱする
<STEP.4>襟足の髪とくるりんぱの毛先まとめてゴムで結ぶ
<STEP.5>結んだ髪もくるりんぱする
<STEP.6>後れ毛をアイロンで外巻きにする
<40代アップスタイルのコツ>
「髪を細かくしっかりと巻いてください。巻けば巻くほどいい! 根元から巻くことで、髪を縛ったときに自然とたるみが生まれます。シルエットに直線をつくらない気持ちで、全体的にしっかりと巻きましょう」(高橋さん)
キュッとまとめながら、後れ毛でゆるっとラフに!大人の絶妙くるりんぱ
【6】髪のうねりも解消! きっちりまとめても老け見えしないアップスタイル
\MAGNOLiA OmotesandoのKAYOさんがレクチャー!/
「扱いづらいミディアムレングスでもスッキリとまとめられて、この季節特有のうねりやクセも気にならない、とっておきのアレンジをご紹介します。梅雨だけでなく、ムシムシしてくるこれからの時期にもぴったりのアップスタイルです」(KAYOさん)しっかりまとめているのに、「老け見え」「お疲れ印象」にならないのもポイント。「耳周りの後れ毛は出さないこと!湿気が多い季節は、後れ毛が広がったりクセでうねってしまい、老け見え、疲れた印象になりがちです」(KAYOさん)
湿度の高い梅雨の時期はスタイリング剤をしっかりつけることで完成度がグンとアップするのだとか。「クセのある方はとくにスタイリング剤をつけないでアレンジしてしまうと、ホワつき、広がりの原因になります。しっかりと髪全体に馴染ませてからアレンジをスタートしてみてください」(KAYOさん)
梅雨特有のクセや広がり、うねりをカバーできるだけでなく、クラシカルな印象も楽しめる。KAYOさんオススメのアップスタイルがこちら。
<アレンジ方法>
<STEP.1>まず髪全体にヘアクリームをなじませる
<STEP.2>後頭部の毛束を左右2つに分け取る
<STEP.3>左右2つに分けた毛束をそれぞれねじってゴムでまとめる
<STEP.4>片方ずつ耳の後ろでねじってまとめ、ピンで留める
<STEP.5>最後に後頭部の髪をつまんで引き出し、バランスを整えたら完成
<40代アップスタイルのコツ>
「アレンジの前に、トップの分け目をつけないようにドライヤーで根本を立ち上げましょう。この一手間が若々しい印象をつくります。クセがなく、ペタンとした髪質の方は、コテで軽く巻いておくと一気にこなれた印象へ。ぜひ試してみてください」(MAGNOLiA Omotesandoデザイナー・KAYOさん)
きっちりまとめても老け見えしない!うねりやくせ毛も解消できる、梅雨対策アップスタイル
【7】気になるあほ毛をカバー! 「スカーフ」を使ったお洒落アレンジ
\kakimoto arms 自由が丘クレオ店の山本真実さんがレクチャー!/
あほ毛を目立たなくするには、ワックスやバームなどでタイトに抑えつけるしかありません。でも、それでは動きがなく堅苦しいスタイルになってしまいます。
「ニュアンスがあって、カジュアルな雰囲気を楽しむにはスカーフを使ったアレンジがおすすめです」(kakimoto arms 自由が丘クレオ店 チーフスタイリスト、山本真実さん)このアレンジなら、髪がうねって上手くまとまらない、髪が広がって収まりが悪いときにも活躍しそう! スカーフを巻くアレンジで注意したいのがサイズ。「頭頂部で交差させて二重に巻くので、ある程度の大きさが必要です。正方形であれば90㎝四方は欲しいですね」(山本さん)
<アレンジ方法>
<STEP.1>カールアイロンで髪の中間から毛先を内巻きにしておく
<STEP.2>耳より前の髪と耳の後ろの髪を残して1つに束ねる
<STEP.3>結び目からひとつまみずつ毛束を引き出す
<STEP.4>束ねたゴムを隠すように、髪をゴムに巻き付ける
<STEP.5>細長く折りたたんだスカーフを毛束の下に通す
<STEP.6>両端を頭頂部あたりで交差させる
<STEP.7>交差した根元部分でスカーフをねじる
<STEP.8>スカーフの端を毛束の下で結ぶ
<40代アップスタイルのコツ>
「スカーフを耳の上に被さるようにかけるとサイドが出っ張るので、全体のシルエットが菱形になります。特に面長な方は横をちょっとだけ膨らませると、顔の長さが気にならなくなります」(kakimoto arms 自由が丘クレオ店 チーフスタイリスト・山本真実さん)
気になる「あほ毛」をお洒落にカバー! スカーフを使ったヘアアレンジ
「ロングヘア」のアップスタイル【2選】
【1】くるりんぱを応用した、エレガントなギブソンタック
\MAGNOLiA omotesandoのKAYOさんがレクチャー!/
後頭部の低い位置で髪をまとめる「ギブソンタック」。くるりんぱの応用でつくるお団子ですが、エレガントで上品に仕上がる、カジュアル過ぎないラフさやこなれ感も出せる、と大人の女性たちを魅了しています。簡単で手軽にできるアレンジですが、やり方を間違えると「古臭いオバさんヘアになってしまう」とMAGNOLiA omotesandoのデザイナー・KAYOさんは言います。
「まずは髪をまとめる位置。後頭部の下の方でまとめてください。位置が高いとトップや後頭部の毛束を引き出したときに頭が大きく膨れたような印象になってしまいます。下の位置にまとめることが、360度どこから見ても頭の型が綺麗に見えるポイントです」(KAYOさん)
また、髪をまとめるときは「程よく、ゆるっとつくる」のが正解なのだそう。「きっちりとまとめすぎないことも重要。耳を出してきっちりと結ぶと一気に老けた印象になってしまいます。トップや後頭部の毛束が引き出しにくくなってしまうので、程よいゆるさを意識してください」(KAYOさん)
やり方を間違えると、「頭でっかちの老けたオバさん」になってしまうギブソンタック。大人の女性にふさわしい、正しいやり方をマスターしましょう。
<アレンジ方法>
<STEP.1> 耳裏からフロント部分の毛束をとってハーフアップに
<STEP.2> 結んだ毛束をくるりんぱする
<STEP.3> 残した後頭部と襟足の髪をふたつに分ける
<STEP.4> 左右に分けた毛束をくるりんぱの穴に上から通す
GIFアニメーションでチェック!
<STEP.5> 毛先をゴムでひとつ結びにする
<STEP.6> 毛先をもう一度くるりんぱする
<STEP.7> 毛先をピンで固定する
<STEP.8> 耳上の毛束をゆるっと引き出す
<STEP.9> 頭頂部と後頭部の毛束をつまんで引き出す
<40代アップスタイルのコツ>
「アレンジの前に、ドライヤーで根元をこするように乾かし、モヒカンラインを立ち上げておくとシルエットに丸みと女性らしさが出ます。あとは全体をランダムにコテで巻き、クリームワックスをなじませておいてください。髪がパサついてまとまっていないと『やつれ感』『疲れた印象』になりかねません。とくにもみあげ、顔周りの毛束には入念になじませるといいですよ」(KAYOさん)
古臭いオバさんとは言わせない!今っぽい「ギブソンタック」をつくる9ステップ
【2】ふんわりフェミニンなフレンチシニヨン
ある程度髪を伸ばしている女性にとって死活問題となるのがまとめ髪。とはいえ、忙しい毎日のなかでは、「こなれた雰囲気に髪をまとめる」のはなかなか難しいものですよね。「暑いから」「時間がないから」「パーティー風にしたいから」などの理由で、いつの間にか1パターンなまとめ髪になってしまっていることも。けれど、「こなれたまとめ髪」はきちんと下準備さえしておけば、実はこなれた雰囲気をつくり出すのは簡単なのです。
今回はふんわりフェミニンな印象を与える「フレンチシニヨン」のスタイリングのコツを、上下それぞれにまとめてピンで押さえていくだけの、3つのステップでお伝えします。
<アレンジ方法>
<STEP.1>アイロンで毛先にニュアンスを出し、髪を上下に分けブロッキング
- まとめた毛先にニュアンスを出すため、アイロンをかけてカールをつけます。
- あごと耳上を結んだ延長線上で、髪を上下に分けてブロッキング。
- 下の部分の髪をひとつにまとめ、時計回りに毛先までねじり上げていきます。
<STEP.2>ピンをうまく利用して、上下左右の髪を固定&ねじる
- シニヨンを固定するように、周りからピンを差す。ここではアメリカピンを3本使用します。
- ブロッキングしていたトップの髪を下ろし、左右を交差させながら矢印の方向にねじり、上部をピンで留めます。
- トップの髪の左右を交差させてピンで留めた状態は、右端の画像のようなイメージです。
<STEP.3>ねじった毛先を束に入れ、残りはラフに留めて仕上げる
- トップの髪をピンで合わせた位置から、ねじりながら写真のように上に持ち上げます。
- 中央は、右手をくるっと反転させ円を描いた状能(その後毛先をねじった束の中に入れ込む)。
- ねじって円を描いた部分をピンで留めて固定し、残った毛先をシニヨンに絡めながらラフに留めたら完成です!
<40代アップスタイルのコツ>
ふんわりとフェミニンなシルエットの秘密は、髪を上下に分けること。上下それぞれをまとめることで、全体をキュッとひっつめた感じがなくなり、ラフな雰囲気のシニヨンに仕上がります。一見難しそうですが、ピンでうまく押さえていけば、こなれた感じにまとめることができますよ。
- TEXT :
- Precious.jp編集部