【目次】

髪の量が多い人のロングヘアで「気を付けたいこと」


■毛量が多くてもトップはふんわりさせる

どんなに毛量が多くても頭頂部だけはペタッとなるもの。「ドライヤーで髪を乾かすときは指の腹で地肌を擦って毛穴の向きをフラットな状態にしてください。そのひと手間で根元が自然と立ち上がるので根元の白髪が目立たなくなります」(Velvet on the Beach店長 NOBさん)。

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■40代は髪の梳き過ぎに注意

「40代がロングヘアにするときに注意したいのが、髪を梳き過ぎてしまうことです。年齢とともに髪質やボリュームは変化しているので、以前と同じイメージで梳いてしまうと、髪がスカスカになりペタンとしてしまいます」(AFLOAT D’L スタイリスト 井上紗矢香さん)。

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おすすめ「スタイル」5選


パサつきをカバーするツヤ感レイヤーロング

完成

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サイド

サイド

バック

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【How to style】

髪が硬く毛量も多いモデルさんの髪。「白髪染めを繰り返していたので、うるおいも少なくパサつきが目立っていました。髪の表面と耳の後ろを中心にハイライトを入れておくと全体の雰囲気が明るくなるうえに立体感も出せます。白髪が生えてきても目立たないので2か月は染めなくても大丈夫です」(Velvet on the Beach店長 NOBさん)。

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長め前髪でリフトアップロング

完成

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サイド

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バック

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【How to style】

「前髪は鼻ラインで長めに作ります。ハチ上にレイヤーを入れているので、ラフな動きも出しやすいと思います。モデルさんは髪質が硬めで毛量が多いため広がりやすいタイプ。年齢による大きなうねりもあります。そういった方は収まりやすいようにカットしつつ、スタイリングで巻いてあげるのがおすすめです」(apish cherie 店長 井原早紀さん)。

丸顔をリフトアップ!大人ヘアのうねり&広がりもカバーする菱形シルエットのツヤ感ロング

重心を上げて美シルエットな菱形ロング

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

【How to style】

「前髪は頬に流れる長さでカット。輪郭を決めるところなので、サイドへの流れ具合を意識しました。レイヤーは入れすぎず、アンダーのボリュームを残しています。ツヤが減ったなと感じる場合は、髪の柔らかさが出るストレートパーマを取り入れてみてください」(MINX銀座店 ディレクター 高橋里奈さん)。

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うねりもまっすぐ!憧れサラツヤロング

完成

完成

サイド

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バック

バック

【How to style】

ボリュームがあってゴワッとして硬めな髪のモデルさん。「特にはちのあたりが広がりやすいので、顔まわりにレイヤーを入れて、顔を包み込むようなシルエットがおすすめです。広がりが自然に抑えられます」(Sui Nara ヘアデザイナー 冬木慎一さん)。

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ゆるやかウェーブで小顔見えするロング

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

【How to style】

「顔まわりをコテで巻くときは、毛束の中間だけを巻いてください。毛先まで巻くとひと昔前の古臭い印象になることも。中間を巻くことで毛先にもニュアンスが生まれ、自然な毛流れがつくれるので、毛先まで巻く必要はありません」(MAGNOLiA Aoyama店 デザイナー CHINATSUさん)。

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おすすめ「アレンジとプロセス」3選


くせや広がりを活かす「ハーフアップ」

完成

完成

<このアレンジのプロセス>

<STEP.1>髪全体にスタイリング剤をなじませる

空気を含ませるように、髪の内側、毛先を中心に揉み込む。バームやクリーム系のワックスなど、なめらかなテクスチャーのスタイリング剤を使って。

空気を含ませるように、髪の内側、毛先を中心に揉み込む。バームやクリーム系のワックスなど、なめらかなテクスチャーのスタイリング剤を使って。
<STEP.2>髪表面の髪をざっくりと取って結ぶ

ハチ上の表面の髪をざっくりと束ねる。

ハチ上の表面の髪をざっくりと束ねる。

束ねた髪は盆の窪の位置で結ぶ。

束ねた髪は盆の窪の位置で結ぶ。
<STEP.3>ゴムを持って後頭部の毛束を引き出す

髪の表面ではなく、内側からランダムに毛束を引き出す。その後、バレッタなどのヘアアクセサリーでゴムを隠す。

髪の表面ではなく、内側からランダムに毛束を引き出す。その後、バレッタなどのヘアアクセサリーでゴムを隠す。
<STEP.4>こめかみの後れ毛を整える

スタイリング剤でツヤとまとまりを与えて。

スタイリング剤でツヤとまとまりを与えて。
<STEP.5>前髪にもスタイリング剤をつけて束感を出す

前髪の毛先をつまんで、ねじるようになじませて。根本につけるとペタッとしてしまうので、毛先だけつける。

前髪の毛先をつまんで、ねじるようになじませて。根本につけるとペタッとしてしまうので、毛先だけつける。

「髪を束ねる時は、耳半分が隠れるくらいゆるめにまとめるのがポイント。きっちりまとめ過ぎないことが大切です。こめかみ付近の後れ毛は多めに出したほうが女性らしく仕上がります。広がったりパサついた印象にならないよう、スタイリング剤はしっかりとつけてください」(GARDEN Tokyo トップスタイリスト 本木亜美さん)。

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ゆるっと感がおしゃれな「シニヨン」

完成

完成

<このアレンジのプロセス>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>襟足で髪をひとつ結びに

結ぶ位置は襟足くらいの低い位置がベスト。高すぎると若作りに見えるので注意。

結ぶ位置は襟足くらいの低い位置がベスト。高すぎると若作りに見えるので注意。
<STEP.2>後頭部の毛束をゆるめる

握るように崩し、毛束をゆるめて後頭部に丸みを出す。

握るように崩し、毛束をゆるめて後頭部に丸みを出す。
<STEP.3>結んだ毛束の一部をねじる

毛束の一部をつまみ、ねじっておく。

毛束の一部をつまみ、ねじっておく。
<STEP.4>ねじった毛束をゴムに通す

まとめた毛束のゴムにねじった毛束を通して団子にする。

まとめた毛束のゴムにねじった毛束を通して団子にする。
<STEP.5>団子を指で崩す

団子の毛束を指でつまみ、適度にゆるませてほぐす。

団子の毛束を指でつまみ、適度にゆるませてほぐす。

「下準備として、髪を巻いておくとよりニュアンスのある雰囲気に仕上がります。巻かなくても、アレンジ前にシュシュなどでお団子を作り、髪に動きをつける方法も手間がかからないのでおすすめです」(ZACC raffine スタイリスト 賀山博之さん)。

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ゴムだけでできる「くるりんぱポニーテール」

完成

完成

<このアレンジのプロセス>

アレンジ前

アレンジ前
<STEP.1>耳上の毛束を後ろで結ぶ

結ぶ位置は耳裏くらい。きっちりとまとめないのがポイント。

結ぶ位置は耳裏くらい。きっちりとまとめないのがポイント。
<STEP.2>結んでいない襟足の毛束を1の上からひとつ結びにする

襟足の髪を左右に分ける。

襟足の髪を左右に分ける。

1で結んだ毛束の上でひとつにまとめてゴムで結ぶ。

1で結んだ毛束の上でひとつにまとめてゴムで結ぶ。
<STEP.3>2で結んだ毛束をくるりんぱする

結んだゴムの上の穴に毛先を通す。通したら、毛先を持ってキュッと絞り安定させる。

結んだゴムの上の穴に毛先を通す。通したら、毛先を持ってキュッと絞り安定させる。
<STEP.4>ねじりができた部分の表面をつまんで引き出す

くるりんぱでねじりができた部分を指でつまんで細かく引き出す。引き出しすぎないよう、ゴムを片手で抑えながら引き出して。

くるりんぱでねじりができた部分を指でつまんで細かく引き出す。引き出しすぎないよう、ゴムを片手で抑えながら引き出して。
<STEP.5>

結び目を片手で抑えながら後頭部の髪の表面を細かく引き出す。

結び目を片手で抑えながら後頭部の髪の表面を細かく引き出す。

「毛先をひっぱりすぎると髪がつぶれてしまうので要注意。後頭部の髪を引き出すときは、頭の型が丸くなるように意識しましょう。後頭部が凹んでいるとバランスが悪いので、絶壁の場合は後頭部に丸みをプラスするような気持ちで引き出してみてください」(U-REALM スタイリスト 瓜生智咲さん)。

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この記事の執筆者
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