【目次】
コテの太さ「26mm」の場合
【ショート】巻き過ぎず、自然なニュアンスを
「ポイントは縦巻きにしないことと表面を巻きすぎないこと。髪全体をコテでグリグリ巻くとカールがつきすぎてしまい、古臭く老けた印象になってしまいます。頭も大きく見えてしまうので絶対にNG。髪を巻くというよりはカールをつけるような気持ちで、できるだけさりげなく、自然なニュアンスを与えることが大切です」(RamieGINZA 代表 加藤貴大さん)。
<スタイリング方法>基本スタイルからアレンジスタート
「毛先や髪の内側にカールをつけることで『巻きました感』のない自然な仕上がりになります。ショートヘアはコテで巻くのが難しいと思っている方にこそチャレンジしていただきたいです」(加藤さん)。
<STEP.1>ハチ上をダッカールで止めて髪の内側の毛先をすべて外ハネにする
<STEP.2>つむじ前のトップの毛束をフロントに巻く
<STEP.3>つむじうしろの毛束も巻く
<STEP.4>前髪を巻いて完成
「巻いているとは思えない自然なカール感が魅力。仕上げにオイルをつけると、カールがよりなじんで落ち着きます。もしカールがきつくかかってしまった時はオイルを使ってみてください。ツヤ感、束感も出るのでおすすめです」(加藤さん)。
【ボブ】ワンカールでメリハリを強調
「ベースはグラデーションカットでまとまりやすく、表面は動きが出るように顔周りにかけてレイヤーを入れています。動かす部分と引き締める部分で、メリハリを作るのがポイント。ボリュームダウンが気になる方は、トップにパーマをかけてもいいと思います」(GARDEN aoyama スタイリスト 塩見 勇さん)。
<スタイリング方法>スタイリングでメリハリを強調して菱形に!
「前髪の根元と耳うしろは引き締めて、頬横から表面は動きが出るイメージにすると、全体のフォルムが菱形に。ボリュームが偏らないように注意して」(塩見さん)。
<STEP.1>毛先を内巻きにワンカール
<STEP.2>顔周りをフォワードに巻く
<STEP.3>トップを毛先からワンカール
<STEP.4>スタイリング剤を塗布
<STEP.5>耳うしろはタイトに
「顔周りは、根元を前に、毛流れをうしろに動かすイメージ。耳うしろは、根元がうしろにむかいつつ毛流れは前へ。根元が一度逆方向に動くことで、もたつきが解消できます」(塩見さん)。
丸顔がキレイな卵型に!レイヤーで全お悩みを解消する王道菱形ボブ
【ボブ】忙しい時も簡単外ハネスタイリング
「ベースはワンレングス。前髪、サイド、襟足まで綺麗に切り揃えています。ただパツンと切ると動きが出ないので、髪の表面だけ軽さをプラス。スタイリングで毛先の動きが出やすいようにレイヤーを入れています」(ABBEY スタイリスト 龍正也さん)。
<スタイリング方法>コテで耳周りの3か所を外ハネにすれば完成!
「毛先の動きは、耳の上と前後の毛束を外ハネにすること。でつくれます。耳周りに動きを与えるだけと簡単なので、忙しい日常でも手間になりません」(龍さん)。
<STEP.1>分け目をつけないようにドライヤーを当てる
<STEP.2>後頭部、襟足を抑える
<STEP.3>耳前後の毛束の毛先を外ハネにする
<STEP.4>耳上の毛束も外ハネにする
「コテで巻く前に、毛束の中間から毛先に少しだけオイルをなじませると、乾燥防止やツヤ出し効果が期待できます。コテで巻くのは3か所だけ。耳を中心に三角形をイメージして、三角形の先端にある毛束を外ハネにするとやりやすいですよ」(龍さん)。
【ボブ】毛先にニュアンスをつけて小顔見え
「ベースはショートボブ。髪をストンとおろすと顔がより縦長に見えてしまうので、髪の表面と毛先にウェーブをプラス。全体のフォルムを菱形に見せています。ニュアンスがでるように髪の内側をカットしているので、コテで巻くだけでショートっぽい雰囲気にもなります」(Cocoon スタイリスト SHUNさん)。
<スタイリング方法>根元を起こしてワックスをもみ込むだけ!
「根元が立ち上がっていないと、ウェーブのニュアンスが活きてきません。ドライヤーでしっかりと根元を立たせたら、ワックスをしっかりと揉み込んでください」(SHUNさん)。
<STEP.1>下を向きながらドライヤーで根元を起こす
<STEP.2> 髪表面の毛先にニュアンスを与える
<STEP.3>根元から全体にワックスをつける
<STEP.4>整えて完成
「ワックスは根元にしっかりとつけるのがポイント。毛先や髪の表面にだけつけると、ふわっとした立ち上がりが再現できません。ふわっと仕上げる時は、根元に揉み込むのが正解です」(SHUNさん)。
【ミディアム】MIX巻きで菱型フォルムを作る
「巻いたときに動きが出るよう、髪表面にはレイヤーを。内側の毛量を軽くすることで、くびれたシルエットを実現。毛先が肩ラインで軽やかに動くよう調整しています」(LANVERY 代表 菅野太一朗さん)。
<スタイリング方法> 顔まわりは「菱形」を意識。根元や毛先は巻かないのがポイント
「髪を巻くときは何もつけず、素の状態で巻いて。カラカラに乾いている状態で巻くと仕上がりの髪質が硬くなってしまうのですが、“乾いているけど少し湿っている状態”から巻き始めると、カールの持ちがより持続するだけでなく、髪質もやわらかくなります」(菅野さん)。巻きのポイントは、「顔まわりの毛束は中間だけを巻く」こと。「サイドにボリュームができると顔のシルエットが菱形になり、面長だった印象に女性らしい丸みが生まれます」(菅野さん)。
<STEP.1>髪全体をMIX巻きにする
<STEP.2>毛先をランダムに外ハネ
<STEP.3>サイドを耳にかける
「顔まわりが髪で隠れていると、面長顔をより強調することになるので、サイドは耳にかけてスッキリさせる。髪の内側を耳にかけることで、巻いた髪もふんわりとした印象に見えます。最後に保湿クリームを髪の内側からしっかりつけると、よりまとまりのあるツヤやかな仕上がりに」(菅野さん)。
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【ミディアム】自在に動く毛先で印象的に
「トップと鎖骨のラインにレイヤーを入れています。ボリュームが多く広がりやすい髪質を活かし、軽やかな印象に仕上げました。降ろしているだけでおしゃれに見えるスタイルですが、耳にかけると抜け感も生まれるので、おすすめです」(ABBEY 副店長 牧島寛季さん)。
<スタイリング方法>ヘアオイルを使うことで、毛先のみずみずしさが倍増
「お風呂上がりのドライの前に、ヘアオイルを髪の中間から毛先にかけてなじませておくと、仕上がりにみずみずしさが出ます。広がりやパサつきを抑えることも可能です。根元につけるとオイリーでベタッとした印象になるので、注意してください」(牧島さん)。
<STEP.1>前髪をマジックカーラーで巻く
<STEP.2>耳前の髪を内巻きにする
<STEP.3>うしろの髪も内巻きにする
<STEP.4>前髪のカーラーを取ったら、仕上げにヘアオイルをなじませる
「アイロンは26mmがベスト。しっかり細かく巻くことができるので、カールが長持ちします。これ以上大きいサイズのアイロンを使うと、カールが取れやすく、仕上がりも大味な印象に」(牧島さん)。
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コテの太さ「32mm」の場合
【ショートボブ】さりげないワンカールでふんわりヘア
「髪が細くペタッとしやすい方には、動きが出やすくボリュームアップできるショートボブはおすすめ。トップにレイヤーで動きを出しながら裾までグラデーションでつなぐと、しっとり大人っぽさもありつつボリュームもアップします。前髪は狭く取って、毛先が流れるようにカット。サイドバングは頬にかかる長さに切ると顔型カバー効果アップ!」(K-two Esola IKEBUKURO スタイリスト 藤井ひかるさん)。
<スタイリング方法>ボリュームは出してOK!ふんわり乾かせば小顔効果も
「ボリュームを抑えようとしながら乾かすと、逆に顔が大きく見えます。根元からふんわり乾かして、襟足ともみあげだけオイルでタイトに仕上げると、メリハリが生まれて小顔効果がアップしますよ」(藤井さん)。
<STEP.1>根元にボリュームを出す
<STEP.2>前髪をマジックカーラーで巻く
<STEP.3>サイドをワンカール
<STEP.4>トップをワンカール
<STEP.4>ヘアオイルを揉み込む
「巻き過ぎると老けて見えるので、毛先ワンカールくらいでOK。丸みのあるショートボブは子供っぽくなりやすいので、必ずスタイリング剤をつけて質感で大人に仕上げましょう!」(藤井さん)。
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【ミディアム】3ステップで軽やかなスタイルが完成
「ベースの毛量はしっかりと残しながら、トップと顔周りにレイヤーを入れて軽さをプラス。カジュアルな印象にも女性らしい印象にもなれるように、前髪は長めに残しています」(BEAUTRIUM Aoyama St. スタイリスト 山本修史さん)。
<スタイリング方法>毛先、顔まわり、トップを巻くだけ!簡単3ステップ
「軽やかな毛流れとディテールはアイロンでつくります。毛先、顔周り、トップを巻くだけで、空気感のあるシルエットに。アイロンの熱で艶やかにまとまりますよ」(山本さん)。
<STEP.1>毛先全体を外巻きにする
<STEP.2>耳前の毛束を外巻きにして華やかに
<STEP.3>ハチ上の表面を根元から巻く
「毛先のパサつきや広がりが気になるときは、仕上げにワックスやオイルを馴染ませて。つける時は髪の表面からではなく、髪の内側からなじませると自然な艶が生まれ、仕上がりもみずみずしい印象になります」(山本さん)。
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【ミディアム】しっかり巻いて大人っぽく
毛量がしっかりあり、日頃のスタイリングで乾燥とエイジングが進んでいるモデルさんの髪質。「乾燥が進んでいる髪をゆるく巻くと、パサつきがよけいに目立ちます。顔まわりに入れたレイヤー部分をしっかり巻くと華やかさが出て、パサつきが目立たなくなります」(KAYAK by HONEY デザイナー・小室里奈さん)。
<スタイリング方法>巻きのポイントを高めにして、フェイスラインの印象を引き上げる
しっかり巻くにはカールアイロンの太さが重要。「20代の方には38mmが似合いますが、大人女性には32mmがおすすめです。巻きがゆるいとフェイスライン下がって見えるのですが、逆にきつく巻くと古めかしくなります。ほどよくしっかり巻くのがポイントです」(小室さん)。
<STEP.1>前髪の根元をアイロンに乗せて立ち上げる
<STEP.2>前髪の中間あたりをアイロンで1カール外巻きにする
<STEP.3>耳より前の髪も同じように中間あたりを1カール外巻きにする
<STEP.4>耳よりうしろの髪は毛先を全て内巻きにする
「毎日のスタイリングでどうしても乾燥は進みます。アイロンのダメージを防ぐために、スタイリング剤をなじませておくとツヤが出ますし、カールのキープ力にも差が出ます」(小室さん)。
40代に似合う【ミディアムヘア】フェイスラインがすっきり!“華やかレイヤースタイル”を伝授
コテの太さ「38mm」の場合
【ボブ】ラフに巻いて動きとボリュームを出す
「毛量はやや多め、加齢によるうねりが少し出てきて、髪の広がりが気になるようになってきたというモデルさん。毛質・毛量的にレイヤーを多く入れてしまうと余計に広がりやすくなってしまうので、レイヤーは入れずにほぼ平行のボブにしてまとまりやすさをキープ。内側をそぎすぎるとパサつきが気になりがちなので、毛先中心に少しグラデーションを入れてボリューム調整をしています。カットでは気張ったことはせずあくまでもシンプルに、自然な立体感が出るようハイライトを施しています。はち上の毛の表面のみにうっすらと、大量にいれすぎず、髪の柔らかな立体感が際立つような明るさで極細で入れるのがポイント。カットだけでなく、カラーも含めてトータルで”自然な立体感”を追求したスタイルです」(Sui OMOTESANOD 副店長 中西雄二さん)。
<スタイリング方法>ペタッとするトップはアイロン×ピン留め×スプレーの3段階でしっかりホールド。サイドはアイロンでふんわり内巻きに。
「40代50代になるとどうしても髪にハリコシがなくなってきて、トップがぺったりしがちなので、トップをふんわり立ち上げるひと手間が必要不可欠です。まずはトップの髪を持ち上げるようにアイロンを通し、ダッカールというピンで留めて立ち上がりを作り、ソフトハード系スプレーでホールド。サイドは自然に巻いてふんわり立体感のあるスタイルに」(中西さん)。
<STEP.1>トップの髪は根元から持ち上げるようにアイロンを通し、自然なふんわり感を出す
<STEP.2>サイドは内巻きにワンカール
<STEP.3>分け目をまたぐようにダッカールで留め、ソフトハード系スプレーでキープ
「トップ部分には固まりすぎずに程よくホールド感のあるソフトハード系スプレーを、サイドには毛先を中心にオイルをなじませてしっとりとしたツヤ感を出して」(中西さん)。
40代に似合う【ハイライトで自然な立体感際立つワンレンボブ】ふんわりまとまってさりげなくおしゃれ!
【ミディアム】動きのあるやわらかなS字ライン
「毛量はノーマルですが、硬く、1本1本が太いため、やわらかな動きが出づらいモデルさん。表面に低めにレイヤーをバランスよく入れ、ナチュラルな動きが出やすいよう整えています。レイヤーは顔周りはニュアンスを出しやすいようやや高めから、バックになるにつれて低くなるように入れ、流れるような動き&自然な軽さが出るように。前髪は長めかつ薄めに作り、清潔感&高感度の高い大人っぽい印象に仕上げました」(GARDEN YOKOHAMA スタイリスト 金井悠華さん)。
<スタイリング方法>毛先は外巻き、中間は内巻きを入れてやわらかなS字ラインに
「毛先は外巻きに、中間部分には内巻きを入れてふんわり感を出すことで、動き&メリハリのあるスタイルに。硬い毛質にもやわらかな動きが出て、ソフトな印象に見せることができます」(金井さん)
<STEP.1>毛先は外巻きワンカール
<STEP.2>中間部分は内巻きを入れてS字ラインに
<STEP.3>スタイリング剤はオイルとバームをミックス
<STEP.4>内側からなじませ、表面はつまんで束感を
「オイルだけだとダレやすくふんわりとしたニュアンスが出づらいので、スタイリングはオイルとバームを混ぜて使うのもこなれた印象に見せるカギ!」(金井さん)。
40代に似合う【しなやかレイヤーミディ】大人のレイヤースタイルで硬い毛質にも柔らかい動きを!
【セミロング】自然な外ハネでメリハリが生まれる
「前髪は顎ラインに設定して、毛束を引き出した時に頬にかかるように。表面にレイヤーを入れて、サイドにボリュームをオン。レイヤーのおかげで、ふんわり感も出しやすいです」(AFLOAT D’L ヘアクリエーター 井上晃輔さん)。
<スタイリング方法>オールバックでトップ&サイドがふんわり!
「40代にとってはボリューム感も大切。とくにトップの分け目はペタンとさせないこと!一度オールバックにしてから整えていくのがおすすめです」(井上さん)。
<STEP.1>ドライヤーで根元を起こす
<STEP.2>毛先を外ハネに巻く
<STEP.3>ジェルでオールバックにする
<STEP.4>毛束を引き出して整える
「40歳は髪が細くなり、乾燥感が出てきます。ペタッとしないウェットな質感のスタイリング剤を、オールバックにするようになじませると、ふんわり感とツヤが叶いますよ」(井上さん)。
秘策は頬にかかる後れ毛!面長の大人印象にあどけなさをプラスするセミロング
【ロング】大きめカールで華やかにボリュームアップ
「前髪は顎下ラインに設定。流れるようにレイヤーカットで毛先までつなげると、トップから顔まわりに自然なボリューム感を再現できます。毛先は重さを残し、ハチ、耳上あたりは毛量を減らしてボリュームを抑えると四角い印象が和らぎますよ」(AFLOAT D’L スタイリスト 井上紗矢香さん)。
<スタイリング方法>大きめウェーブでボリュームアップ!
「細かいウェーブは古い印象になるので、マジックカーラーやヘアアイロンは大きめをチョイス。ボリューム感が出るので、年齢とともに毛量が減ったとお悩みの方にもおすすめです」(井上さん)。
<STEP.1>前髪をマジックカーラーで巻く
<STEP.2>ヘアアイロンで中間から毛先を巻く
<STEP.3>スプレーワックスをかけてもみ込む
「前髪に大きめのカーラーを使うことで、根元に立ち上がりが生まれてボリューム感アップ。リバース巻きにすると顔周りが華やかな印象に!」(井上さん)。
レディなシルエットのボリュームロングヘアで、目立つエラから視線を外して小顔見せ!
【ロング】巻き過ぎず、ラフな質感を作る
「髪1本1本が細く柔らかく毛量も少ないので、巻かないとボリュームがなかなか出せない髪質のモデルさん。ロングでも中間にボリュームを出し、バランスよく見えるひし型シルエットにしたいので、顔周りのレングスはあごくらいの長さに設定してレイヤーを入れています。顔周りに短い毛を仕込むことで巻いたときにニュアンスが出しやすくなり、顔の輪郭も補整するような効果が。毛先も適度にすいて、巻いたときに動きが出やすいように、さらにロングでものっぺり重たい印象に見えないよう調整しています」(uka 東京ミッドタウン 六本木 ヘアスタイリスト クリエイティブマネージャー 保科真紀さん)。
<スタイリング方法>太めのアイロンで毛先は外巻き、中間は曲げるようにラフに巻いて鮮度アップ。顔周りはリバース巻きでニュアンスづけを
「38mmくらいの太めのアイロンを使って、とにかく”巻きすぎない”ことを意識して。ずっと巻く習慣があるという方はしっかりと巻きがちですが、40代50代こそ“巻きすぎない”勇気を! 不規則かつラフに巻くことで、今っぽい軽やかな抜け感を出し、新鮮な表情に見えます」(保科さん)。
<STEP.1>毛先は全体的に外巻きに
<STEP.2>中間は曲げるように巻く
<STEP.3>顔周りはリバース巻きで流す
<STEP.4>前髪はスプレーで立体感キープ
「スタイリングには軽めのワックスがおすすめ。少量を毛先に塗布して毛束感を出して」(保科さん)。
40代に似合う【大人かわいい“抜け感”ラフ巻きロング】ロングでもバランスよく見えるひし形シルエットを実現
【ロング】ねじりながら巻いて自然にボリュームアップ
「髪1本1本が細いうえクセもあり、コシのないネコっ毛。さらに毛量も少ないので、巻かないと貧弱な印象に見えがち。とはいえパーマをかけると乾燥してツヤがなくなってしまうこともあるのでパーマはかけず、自分でアイロンでも適度なボリュームを出しやすいようベースを調整しています。細く毛量がないので毛先はあまりすかず、顔周りを中心にレイヤーを。顔周りのサイドには独立で、あえて短い毛を仕込むのがポイント。顔に少しかかるような遅れ毛風の短い髪を作り、小顔効果を狙っています。前髪は透け感を残し、バランスを見ながらカットしています」(uka 広尾店 ヘアスタイリスト 宮城亜椰乃さん)。
<スタイリング方法>太めのアイロンで“ねじって外す”を繰り返しながらカールを出し、顔周りにボリュームを
「38mmくらいの太めのアイロンを使って、あえて毛束をねじりながら巻くのがポイント。束で巻くことでツヤを出しながら自然なボリュームを出し、新鮮味のあるウェーブスタイルが完成します!」(宮城さん)。
<STEP.1>サイドの毛束をとり、リバース巻きに
<STEP.2>毛を挟んだままアイロンの上部をくるっとはずす
<STEP.3>さらにリバース巻き→外すを繰り返す
<STEP.4>こめかみ横の毛にバームをつけ、自然な立ち上がりを作る
「サイドの根元の立ち上がりを作るのにも、カールをキープさせるのにも、スタイリングには軽めのバームがおすすめ」(宮城さん)。
40代に似合う【ウルフ風ウェービーロング】ボリュームを出しながらおしゃれ感×小顔見せも叶える!
コテの太さ「45mm」の場合
【ボブ】熱でツヤを出して自然なカールを出す
1本1本がしっかりしていて毛量の多いモデルさんの髪質。「表面にレイヤーを入れるとツヤが出にくくなってしまいます。内側で毛量調整しておけば、広がりが抑えられるのでご自身でスタイリングしやすくなります」(natura トップスタイリスト 鈴木みちるさん)。
<スタイリング方法>トップはカーラーで根元を立ちあげ、毛先はワンカール内巻きに
どんなに毛量が多くても頭頂部だけはペタンとなってしまうのが大人の髪。
「髪が膨らむのはちょうどハチのあたりなんですよね。頭頂部の髪をカーラーで根元を立ちあげるように巻いておくと、トップにボリュームができるのと同時に膨らみを抑えられます」(鈴木さん)。
<STEP.1>頭頂部の髪を前後2つに分けてカーラーで巻く
<STEP.2>直径45㎜の太めカールアイロンで毛先を1カール内巻きに
大人の髪悩み|年齢を重ねるうちに失われたツヤは直径45㎜の太めアイロンで取り戻す!
- TEXT :
- Precious.jp編集部