【目次】

コテの太さ「26mm」の場合


【ショート】巻き過ぎないくびれ小顔ショート

完成
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サイド
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襟足でくびれをつくるとメリハリも生まれ、さらに小顔効果が高まります。全体はグラデーションカット、襟足部分にレイヤーを入れることでウルフっぽい仕上がりに。襟足の長さを残すことで首元がほっそり、輪郭もすっきりとした印象になります。

<スタイリング方法>根元はうしろから、毛先は前から!これだけで美シルエットが完成

後頭部やハチあたりにボリュームが出過ぎるとバランスが悪く、頭が大きく見えてしまうので、頭頂部から綺麗な放射状になるようにドライするのがポイント。耳のうしろは髪がたまりやすいのでうしろ向きに、顔まわりはうしろから前に向けて乾かすと、全体の印象がキュッと引き締まります。

<STEP.1>頭頂部に後方からドライヤーをあてる
根元が前に倒れるように引っ張りながら熱をあてて。
根元が前に倒れるように引っ張りながら熱をあてて。
<STEP.2>毛先は後方に流すように前からドライヤーをあてる
手ぐしでサイドに流しながら毛先に熱をあてるイメージで。逆サイドも同様に。
手ぐしでサイドに流しながら毛先に熱をあてるイメージで。逆サイドも同様に。
<STEP.3>耳うしろの髪をうしろに流す
後ろに流すことで耳後ろのもたつきをなくす。逆サイドも同様に。
うしろに流すことで耳うしろのもたつきをなくす。逆サイドも同様に。
<STEP.4>襟足はうしろから前に流す
毛先を前に流すように意識して。
毛先を前に流すように意識して。
<STEP.5>コテで顔まわりの中間を巻く
コテは26mmを使用。ハチ前にある毛束の中間を挟み、前に引き出すように動かしながら毛先までスッと熱を通す。逆サイドも同様に。
コテは26mmを使用。ハチ前にある毛束の中間を挟み、前に引き出すように動かしながら毛先までスッと熱を通す。逆サイドも同様に。
<STEP.6>全体にバーム、毛先にオイルをつけて完成
バームを手にひらになじませたら髪の中間を持ち上げるようになじませる。
バームを手にひらになじませたら髪の中間を持ち上げるようになじませる。
毛先にはオイルを。つまんで束感をプラス。
毛先にはオイルを。つまんで束感をプラス。

バームは軽いテクスチャーのもの、オイルはしっとりした質感に仕上がるものがおすすめ。根元はふんわり、毛先は保湿。つるんとした質感に仕上げてください。

GARDEN YOKOHAMA スタイリスト 塩見 勇さん

くびれフォルムで首元ほっそり見え!短め前髪が若々しい大人の小顔ショート

【ボブ】1カールでメリハリを強調

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ボブはどうしても丸みが出るため、丸顔を強調してしまうことがあります。そうならないためには、顔周りにメリハリをつくることが大切です。前髪は長めに設定して額を出しつつ、額の角にかかるようにフォルムを設定。頬横に空白ができるように動きをつければ、顔周りの髪が菱形フォルムに。これで輪郭の丸みがカバーできます。

<スタイリング方法>スタイリングでメリハリを強調して菱形に!

前髪の根元と耳うしろは引き締めて、頬横から表面は動きが出るイメージにすると、全体のフォルムが菱形に。ボリュームが偏らないように注意して。

<STEP.1>毛先を内巻きに1カール

26mmのヘアアイロンを使用。ハチ下の髪を持ち上げながら、毛先からワンカール巻く。

26mmのヘアアイロンを使用。ハチ下の髪を持ち上げながら、毛先から1カール巻く。
<STEP.2>顔周りをフォワードに巻く

ハチ上の顔周りの髪は、前に引き出して、毛先から1回転半内巻きにする。

ハチ上の顔周りの髪は、前に引き出して、毛先から1回転半内巻きにする。
<STEP.3>トップを毛先から1カール

黒目の幅で髪を取り、上に引き出して毛先からワンカールさせる。2・3回に分けて、後ろまで同様に。

黒目の幅で髪を取り、上に引き出して毛先から1カールさせる。2・3回に分けて、うしろまで同様に。
<STEP.4>スタイリング剤を塗布

スタイリングバームを親指爪半分くらい取り、手のひらでのばして、髪全体になじませる。顔周りは、根元を前向きにしてから、外に開くイメージ。

スタイリングバームを親指爪半分くらい取り、手のひらでのばして、髪全体になじませる。顔周りは、根元を前向きにしてから、外に開くイメージ。
<STEP.5>耳うしろはタイトに

手に残ったバームを、耳後ろの髪の根元からリバースになじませ、タイトに仕上げる。

手に残ったバームを、耳うしろの髪の根元からリバースになじませ、タイトに仕上げる。

顔周りは、根元を前に、毛流れをうしろに動かすイメージ。耳うしろは、根元がうしろにむかいつつ毛流れは前へ。根元が一度逆方向に動くことで、もたつきが解消できます。

GARDEN YOKOHAMA スタイリスト 塩見 勇さん

丸顔がキレイな卵型に!レイヤーで全お悩みを解消する王道菱形ボブ

【ミディアム】顔周りは菱形、毛先は外ハネのおしゃれヘア

完成
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レイヤーを入れると、髪の柔らかさも演出できるので、若々しい印象になりますよ。レイヤーを入れることで軽さが出て、ふわっとしたヘアスタイルに。ボリュームが出ないというお悩みにも効果的です。アイロンで巻くだけで動きが出るので、スタイリングも簡単です。

<スタイリング方法>根元がつぶれないように「ふんわり」を重視!

大切なのは、ふんわりとしたサイドのボリューム感。毛先を外ハネに仕上げると、トレンド感のある若々しい印象に仕上がります。アイロンの温度は高くなりすぎないように注意して。

<STEP.1>ドライヤーで根元を立ち上げる
トップに分け目がつかないように、後ろにむかって手グシで左右に動かしながらドライ。根元をしっかり立ち上げる。
トップに分け目がつかないように、うしろにむかって手グシで左右に動かしながらドライ。根元をしっかり立ち上げる。
<STEP.2>毛先全体を外ハネにする
32mmのヘアアイロンを使用。毛先から平巻きで1回転して、全体に外ハネを作る。
32mmのヘアアイロンを使用。毛先から平巻きで1回転して、全体に外ハネをつくる。
<STEP.3>レイヤー部分を内巻きに
ハチ上のレイヤー部分を取り、毛先から内巻きにワンカールさせる。
ハチ上のレイヤー部分を取り、毛先から内巻きに1カールさせる。
<STEP.4>前髪をカーラーで巻く
前髪は26mmのカーラーで毛先から根元まで巻き込む。髪質が柔らかく、動きがつきやすい場合は、32mmのカーラーを使って。
前髪は26mmのカーラーで毛先から根元まで巻き込む。髪質が柔らかく、動きがつきやすい場合は、32mmのカーラーを使って。
<STEP.5>スタイリング剤で菱形に整える
小指の爪くらいのシアバターを取り、中間、毛先、前髪の順につまんでなじませる。菱形シルエットに整えて完成。
小指の爪くらいのシアバターを取り、中間、毛先、前髪の順につまんでなじませる。菱形シルエットに整えて完成。

レイヤーが入っているので、カットラインに合わせて毛先から巻いていけば、ふんわりとした動きが出ます。ボリュームダウンしないように、スタイリング剤は根元につけないで。

GARDEN YOKOHAMA est リードデザイナー 豊田 楓さん

年齢の悩みが出やすい40代面長顔でも、菱形×外ハネミディで洒落見せ!

【ロング】クセを活かしたゆる巻きロング

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さらっと軽く巻くだけでもまとまりやすく、絶妙なニュアンスが出やすいようカットで調整を。メリハリを適度に出しながらボリュームを調整することで、顔周りのみササッと巻くだけでも映えるスタイルを叶えます。

<スタイリング方法>顔周りを中心に巻き、しなやかにまとまるイメージに

毛先と顔周りをサラッと巻いてニュアンス出しを。手軽なスタイリングで、まとまりがありながらもこなれた印象を叶えます。

<STEP.1>毛先は外巻きに
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全体的に毛先は外巻きにしていきます。26mmのアイロンを使い、毛先を1カールさせるイメージで。
<STEP.2>顔周りはリバース巻きに
顔周りの左右ひと束はリバース巻きに。華やかな動き&軽やかなニュアンスをプラス。
<STEP.3>もみあげ部分の“うきグセ”にもあえてニュアンスを出す
クセが強く浮きがちなもみあげ部分の髪は、温まったアイロンのへりをあててふわっとやわらかなニュアンスをプラスして。クセ毛を活かし、クセではなく”自然な動き”に見せるひと手間。
<STEP.4>耳横の毛は耳にかけつつ、ひと束のみ残す
耳上&耳横のサイドの毛は耳にかけてスッキリ感を出しながら、もみあげ部分のひと束はそのまま残し、こなれた印象に。

スタイリング剤はやわらかめのバームがおすすめです。オイルのようなツヤを出しながら、広がりを適度におさえる効果も。

40代 髪型_5
NORA KICHIJOJI 店長 花輪京市さん

40代に似合う【クセ活かしのゆる巻きロング】広がりやすいクセ毛は毛質を活かした巻き方で

コテの太さ「32mm」の場合


【ショートボブ】さりげない1カールでふんわりヘア

完成

完成

サイド

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髪が細くペタッとしやすい方には、動きが出やすくボリュームアップできるショートボブはおすすめ。トップにレイヤーで動きを出しながら裾までグラデーションでつなぐと、しっとり大人っぽさもありつつボリュームもアップします。前髪は狭く取って、毛先が流れるようにカット。サイドバングは頬にかかる長さに切ると顔型カバー効果アップ。

<スタイリング方法>ボリュームは出してOK!ふんわり乾かせば小顔効果も

ボリュームを抑えようとしながら乾かすと、逆に顔が大きく見えます。根元からふんわり乾かして、襟足ともみあげだけオイルでタイトに仕上げると、メリハリが生まれて小顔効果がアップしますよ。

<STEP.1>根元にボリュームを出す

地肌を擦りながら乾かして、ふんわりボリュームを出す。

地肌を擦りながら乾かして、ふんわりボリュームを出す。
<STEP.2>前髪をマジックカーラーで巻く

サイドバングは外して、前髪のみ38mmのマジックカーラーで毛先から巻き込む。

サイドバングは外して、前髪のみ38mmのマジックカーラーで毛先から巻き込む。
<STEP.3>サイドを1カール

32mmのヘアアイロンで、サイドを毛先からワンカール内巻きにする。

32mmのヘアアイロンで、サイドを毛先から1カール内巻きにする。
<STEP.4>トップを1カール

トップの髪を持ち上げて、毛先を後ろ向きにワンカール巻く。

トップの髪を持ち上げて、毛先をうしろ向きに1カール巻く。
<STEP.4>ヘアオイルを揉み込む

マジックカーラーをはずしたら、ヘアオイルを手のひらになじませて、下から手を入れて髪全体に揉み込む。襟足、もみあげはタイトに整えて完成。

マジックカーラーをはずしたら、ヘアオイルを手のひらになじませて、下から手を入れて髪全体に揉み込む。襟足、もみあげはタイトに整えて完成。

巻き過ぎると老けて見えるので、毛先1カールくらいでOK。丸みのあるショートボブは子どもっぽくなりやすいので、必ずスタイリング剤をつけて質感で大人に仕上げましょう。

K-two Esola IKEBUKURO スタイリスト 藤井ひかるさん

髪型で丸顔に角をつくる!?輪郭をシャープに見せるサイドバングのふんわりショート

【ボブ】サッと1カールで若々しく小顔を演出

完成
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カットでレイヤーを入れているので、アイロンで軽く巻くだけでも横への動きは自然に出せます。全体は内巻きに、顔まわりと襟足は外巻きにし、菱形っぽいシルエットに仕上げます。動きと奥行きが出ることで小顔になり、明るく若々しい印象もアップしますよ。

<スタイリング方法>自然な動きを感じるくらい、軽く巻くのがコツ

巻き感が強すぎると、逆に老けた印象になりやすいので注意。太めのアイロン(32mm)でサッと1カールさせ、“巻き”というより“動き”を出すくらいが自然です。

<STEP.1>マジックカーラーで前髪を巻く
前髪をマジックカーラーで巻いておくと、ペタっとなりがちな前髪がふんわり立体的に仕上がる。
<STEP.2>アイロンでサイドの毛先を内巻き1カール
32mmのアイロンで、サイドの毛先を内巻きに1カールさせていく。
<STEP.3>顔まわりはリバースに巻く
顔まわりは外巻きにして、横へのボリュームを出す。ややうしろへ流れるようなラインを意識して。
<STEP.4>襟足は外ハネにして動きをプラス
襟足部分を外ハネにして少し動きをつけると、全体のシルエットにメリハリが生まれる。
<STEP.5>バームをつけてスタイリング
バームを襟足、毛先、全体、前髪の順番でつける。顔まわりは横へ引き出し、菱形っぽいシルエットに仕上げて。

横のボリュームを出しつつも、襟足やハチまわりを引き締めてメリハリをもたせるのがポイント。菱形バランスになると、小顔効果も高まります。

ZACC vie スタイリスト 定岡広樹さん

40代に似合う【最旬レイヤーボブ】フェイスラインのレイヤーがカギ!若々しく小顔を演出

【ミディアム】しっかり巻いて大人っぽく

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乾燥が進んでいる髪をゆるく巻くと、パサつきがよけいに目立ちます。顔まわりに入れたレイヤー部分をしっかり巻くと華やかさが出て、パサつきが目立たなくなります。

<スタイリング方法>巻きのポイントを高めにして、フェイスラインの印象を引き上げる

20代の方には38mmが似合いますが、大人女性には32mmがおすすめです。巻きがゆるいとフェイスライン下がって見えるのですが、逆にきつく巻くと古めかしくなります。ほどよくしっかり巻くのがポイントです。

<STEP.1>前髪の根元をアイロンに乗せて立ち上げる

毛束をアイロンに挟まず、根元付近を乗せて立ち上がりをつくる。

毛束をアイロンに挟まず、根元付近を乗せて立ち上がりをつくる。
<STEP.2>前髪の中間あたりをアイロンで1カール外巻きにする

この時、アイロンは必ず立てた状態で巻くこと。

この時、アイロンは必ず立てた状態で巻くこと。
<STEP.3>耳より前の髪も同じように中間あたりを1カール外巻きにする

アイロンを立てて毛束を真横に引っ張るように巻くこと。

アイロンを立てて毛束を真横に引っ張るように巻くこと。
<STEP.4>耳よりうしろの髪は毛先を全て内巻きにする

サイドは前上がりになるよう、アイロンを傾けること。

サイドは前上がりになるよう、アイロンを傾けること。

毎日のスタイリングでどうしても乾燥は進みます。アイロンのダメージを防ぐために、スタイリング剤をなじませておくとツヤが出ますし、カールのキープ力にも差が出ます。

HONEY-shibuya- スタイリスト 小室里奈さん

40代に似合う【ミディアムヘア】フェイスラインがすっきり!“華やかレイヤースタイル”を伝授

【ロング】巻き過ぎないラフなニュアンスヘア

完成
完成
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ローグラデーションベースのロングヘア。顔周りとトップのみレイヤーを入れ、程よいボリューム感と軽やかな動きを出しています。前髪はベースを薄く取り、隙間があくように調整。この隙間があるだけで、丸顔カバー効果がグッと高まります。

<スタイリング方法>合言葉は「巻き過ぎない」。ラフなニュアンスを意識

ヘアアイロンでスタイリングする際、毛先から巻き込んでしまいがちですが、ロングの場合はNG。少し古い印象になってしまいます。前髪も巻き過ぎると、子どもっぽい印象に。ラフな質感を残すことで、今っぽくおしゃれに仕上がります。

<STEP.1>前髪の根元をアイロンに乗せて立ち上げる
前髪が割れないように、上からドライヤーの風を当てながら、根元を擦るように左右に振って乾かす。
前髪が割れないように、上からドライヤーの風を当てながら、根元を擦るように左右に振って乾かす。
<STEP.2>前髪の中間あたりをアイロンで1カール外巻きにする
前髪以外の髪は、根元にドライヤーの風を当てて乾かす。根元からしっかり起こして。
前髪以外の髪は、根元にドライヤーの風を当てて乾かす。根元からしっかり起こして。
<STEP.3>耳より前の髪も同じように中間あたりを1カール外巻きにする
32mmのヘアアイロンを使用。髪の中間からアイロンに巻きつけ、少し置いたら毛束を外して毛先まで滑らせる。
32mmのヘアアイロンを使用。髪の中間からアイロンに巻きつけ、少し置いたら毛束を外して毛先まで滑らせる。
<STEP.4>耳よりうしろの髪は毛先を全て内巻きにする
ロールブラシで前髪を軽く巻いてブロー。ふんわり丸みがつく程度に。
ロールブラシで前髪を軽く巻いてブロー。ふんわり丸みがつく程度に。
<STEP.5>耳よりうしろの髪は毛先を全て内巻きにする
保湿力とツヤが出るヘアオイルを手のひらにのばし、髪全体にもみ込んでなじませる。
保湿力とツヤが出るヘアオイルを手のひらにのばし、髪全体にもみ込んでなじませる。

髪がペタッとしていると、より輪郭が強調されてしまうので、根元をしっかり起こして乾かしましょう。ロングはツヤも大事なので、仕上げは保湿力のあるオイルがおすすめ。ただ根元にべったりつけると、ボリュームダウンしてしまうので注意して。

BEAUTRIUM 青山 店長、Hair Stylist 山本修史さん

丸顔をカバーするフリンジバングで、40代のロングを上品キュートに!

コテの太さ「38mm」の場合


【ボブ】ラフに巻いて動きとボリュームを出す

完成

完成

サイド

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毛質・毛量的にレイヤーを多く入れてしまうと余計に広がりやすくなってしまうので、レイヤーは入れずにほぼ平行のボブにしてまとまりやすさをキープ。内側をそぎすぎるとパサつきが気になりがちなので、毛先中心に少しグラデーションを入れてボリューム調整をしています。カットでは気張ったことはせずあくまでもシンプルに、自然な立体感が出るようハイライトを施しています。はち上の毛の表面のみにうっすらと、大量にいれすぎず、髪の柔らかな立体感が際立つような明るさで極細で入れるのがポイント。カットだけでなく、カラーも含めてトータルで”自然な立体感”を追求したスタイルです。

<スタイリング方法>ペタッとするトップはアイロン×ピン留め×スプレーの3段階でしっかりホールド。サイドはアイロンでふんわり内巻きに。

40代50代になるとどうしても髪にハリコシがなくなってきて、トップがぺったりしがちなので、トップをふんわり立ち上げるひと手間が必要不可欠です。まずはトップの髪を持ち上げるようにアイロンを通し、ダッカールというピンで留めて立ち上がりをつくり、ソフトハード系スプレーでホールド。サイドは自然に巻いてふんわり立体感のあるスタイルに。

<STEP.1>トップの髪は根元から持ち上げるようにアイロンを通し、自然なふんわり感を出す

ぺったりしがちなトップの髪は分け目をまたぐように毛束をとり、根元から真上に持ち上げるようにカールアイロンをスーッと通します。2~3回熱を加えると、トップに自然なふんわり感が。

ぺったりしがちなトップの髪は分け目をまたぐように毛束をとり、根元から真上に持ち上げるようにカールアイロンをスーッと通します。2~3回熱を加えると、トップに自然なふんわり感が。
<STEP.2>サイドは内巻きに1カール

サイドの髪はカールアイロンで内巻きに。38mmくらいのやや太めのカールアイロンでラフに巻くのがおすすめ。細めのアイロンしか持っていない場合は、毛束を多めにとってゆるく巻けばOK。

サイドの髪はカールアイロンで内巻きに。38mmくらいのやや太めのカールアイロンでラフに巻くのがおすすめ。細めのアイロンしか持っていない場合は、毛束を多めにとってゆるく巻けばOK。
<STEP.3>分け目をまたぐようにダッカールで留め、ソフトハード系スプレーでキープ

くちばしのような形のピン”ダッカール”をトップの分け目をまたぐようにして差し込み、毛の根元を立ち上げた状態でソフトハード系スプレーを吹きかけて毛流れをキープ。

くちばしのような形のピン”ダッカール”をトップの分け目をまたぐようにして差し込み、毛の根元を立ち上げた状態でソフトハード系スプレーを吹きかけて毛流れをキープ。

トップ部分には固まりすぎずに程よくホールド感のあるソフトハード系スプレーを、サイドには毛先を中心にオイルをなじませてしっとりとしたツヤ感を出して。

40代 髪型_7
Sui OMOTESANDO 副店長 中西雄二さん

40代に似合う【ハイライトで自然な立体感際立つワンレンボブ】ふんわりまとまってさりげなくおしゃれ!

【ミディアム】動きのあるやわらかなS字ライン

完成

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サイド

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バック

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表面に低めにレイヤーをバランスよく入れ、ナチュラルな動きが出やすいよう整えています。レイヤーは顔周りはニュアンスを出しやすいようやや高めから、バックになるにつれて低くなるように入れ、流れるような動き&自然な軽さが出るように。前髪は長めかつ薄めにつくり、清潔感&高感度の高い大人っぽい印象に仕上げました。

<スタイリング方法>毛先は外巻き、中間は内巻きを入れてやわらかなS字ラインに

毛先は外巻きに、中間部分には内巻きを入れてふんわり感を出すことで、動き&メリハリのあるスタイルに。硬い毛質にもやわらかな動きが出て、ソフトな印象に見せることができます。

<STEP.1>毛先は外巻き1カール

毛先はワンカールの外巻きに。毛先が見えるか見えないかくらいのところでしっかりめに巻くのがポイント。38mm以上のやや太めのアイロンを使うと、ぐるんとなりすぎず自然なカールに。

毛先は1カールの外巻きに。毛先が見えるか見えないかくらいのところでしっかりめに巻くのがポイント。38mm以上のやや太めのアイロンを使うと、ぐるんとなりすぎず自然なカールに。
<STEP.2>中間部分は内巻きを入れてS字ラインに

耳横あたりの表面の毛はアイロンで内巻きに。中間に内巻きをプラスすることでS字ラインができ、硬くニュアンスが出づらい髪にもふんわりと軽やかな動きが。

耳横あたりの表面の毛はアイロンで内巻きに。中間に内巻きをプラスすることでS字ラインができ、硬くニュアンスが出づらい髪にもふんわりと軽やかな動きが。
<STEP.3>スタイリング剤はオイルとバームをミックス

ツヤ感をプラスしながらしっかりと形もキープしたいので、スタイリグ剤はオイルとバームを混ぜて使うのがおすすめ。オイル:バーム=1:2の割合でとり、手&指全体に混ぜながらなじませて。

ツヤ感をプラスしながらしっかりと形もキープしたいので、スタイリグ剤はオイルとバームを混ぜて使うのがおすすめ。オイル:バーム=1:2の割合でとり、手&指全体に混ぜながらなじませて。
<STEP.4>内側からなじませ、表面はつまんで束感を

手で内側から髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませ、さらに表面をなでるように整えてから、ところどころを指でつまんで毛束感を作り動きを出していきます。

手で内側から髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませ、さらに表面をなでるように整えてから、ところどころを指でつまんで毛束感をつくり動きを出していきます。

オイルだけだとダレやすくふんわりとしたニュアンスが出づらいので、スタイリングはオイルとバームを混ぜて使うのもこなれた印象に見せるカギ。

40代 髪型_8
GARDEN YOKOHAMA est トップスタイリスト 金井悠華さん

40代に似合う【しなやかレイヤーミディ】大人のレイヤースタイルで硬い毛質にも柔らかい動きを!

【セミロング】自然な外ハネでメリハリが生まれる

完成

完成

サイド

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バック

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前髪は顎ラインに設定して、毛束を引き出したときに頬にかかるように。表面にレイヤーを入れて、サイドにボリュームをオン。レイヤーのおかげで、ふんわり感も出しやすいです。

<スタイリング方法>オールバックでトップ&サイドがふんわり!

40代にとってはボリューム感も大切。とくにトップの分け目はペタンとさせないこと!一度オールバックにしてから整えていくのがおすすめです。

<STEP.1>ドライヤーで根元を起こす

髪の根元に風を当てながら乾かし、根元に立ち上がりをつける。

髪の根元に風を当てながら乾かし、根元に立ち上がりをつける。
<STEP.2>毛先を外ハネに巻く

38mm(太め)のヘアアイロンで、全体の毛先を外ハネに巻く。

38mm(太め)のヘアアイロンで、全体の毛先を外ハネに巻く。
<STEP.3>ジェルでオールバックにする

ウェット感が出るジェルタイプのスタイリング剤を手のひらにのばし、手グシでオールバックにする。耳にかけて、毛先がタイトになるように下ろす。

ウェット感が出るジェルタイプのスタイリング剤を手のひらにのばし、手グシでオールバックにする。耳にかけて、毛先がタイトになるように下ろす。
<STEP.4>毛束を引き出して整える

こめかみあたりから前髪を引き出し、頬にかかる毛束を調整。サイドのボリューム感を調節しながら整えて完成。

こめかみあたりから前髪を引き出し、頬にかかる毛束を調整。サイドのボリューム感を調節しながら整えて完成。

40歳は髪が細くなり、乾燥感が出てきます。ペタッとしないウェットな質感のスタイリング剤を、オールバックにするようになじませると、ふんわり感とツヤが叶いますよ。

AFLOAT D’L ヘアクリエーター 井上晃輔さん

秘策は頬にかかる後れ毛!面長の大人印象にあどけなさをプラスするセミロング

【ロング】巻き過ぎず、ラフな質感をつくる

完成

完成

サイド

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バック

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ロングでも中間にボリュームを出し、バランスよく見えるひし型シルエットにしたいので、顔周りのレングスはあごくらいの長さに設定してレイヤーを入れています。顔周りに短い毛を仕込むことで巻いたときにニュアンスが出しやすくなり、顔の輪郭も補整するような効果が。毛先も適度にすいて、巻いたときに動きが出やすいように、さらにロングでものっぺり重たい印象に見えないよう調整しています。

<スタイリング方法>太めのアイロンで毛先は外巻き、中間は曲げるようにラフに巻いて鮮度アップ。顔周りはリバース巻きでニュアンスづけを

38mmくらいの太めのアイロンを使って、とにかく”巻きすぎない”ことを意識して。ずっと巻く習慣があるという方はしっかりと巻きがちですが、40代50代こそ“巻きすぎない”勇気を! 不規則かつラフに巻くことで、今っぽい軽やかな抜け感を出し、新鮮な表情に見えます。

<STEP.1>毛先は全体的に外巻きに

毛先は外巻きに。きっちり巻くのではなく、ラフに毛束をとりランダムに巻くようなイメージで。

毛先は外巻きに。きっちり巻くのではなく、ラフに毛束をとりランダムに巻くようなイメージで。
<STEP.2>中間は曲げるように巻く

中間部分の毛は、”へにょ”っと折るようなイメージで巻いていきます。ところどころをつまんで、毛束を曲げるようにアイロンで熱を加え、ニュアンスを加えていって。

中間部分の毛は、”へにょ”っと折るようなイメージで巻いていきます。ところどころをつまんで、毛束を曲げるようにアイロンで熱を加え、ニュアンスを加えていって。
<STEP.3>顔周りはリバース巻きで流す

顔周りの毛はアイロンでリバース巻きに。スーッと外側に流すようにアイロンを通すくらいでOK。

顔周りの毛はアイロンでリバース巻きに。スーッと外側に流すようにアイロンを通すくらいでOK。
<STEP.4>前髪はスプレーで立体感キープ

前髪には、固めすぎずに動きをキープするスプレーを。少し上につまむようにして持ち上げてスプレーし、ふんわりとしたボリューム感をキープして。

前髪には、固めすぎずに動きをキープするスプレーを。少し上につまむようにして持ち上げてスプレーし、ふんわりとしたボリューム感をキープして。

スタイリングには軽めのワックスがおすすめ。少量を毛先に塗布して毛束感を出して。

40代 髪型_7
uka 東京ミッドタウン 六本木 ヘアスタイリスト・クリエイティブマネージャー 保科真紀さん

40代に似合う【大人かわいい“抜け感”ラフ巻きロング】ロングでもバランスよく見えるひし形シルエットを実現

【ロング】ねじりながら巻いて自然にボリュームアップ

完成

完成

サイド

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バック

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髪1本1本にコシもなくなり、ボリュームも出づらくなってくる大人世代におすすめしたいのが、ねじりながら巻いてカールをつくるウェービーロングスタイル。大きい毛束で巻くことでツヤも出やすくなり、やりすぎ感もなく自然なボリュームを出すことができます。巻き方に変化を加えることでマンネリ感も打破でき、大人っぽくおしゃれな雰囲気に。また、顔周りの毛の長さを調整することで、ロングでもキュッと引き締まった小顔効果を叶えることもできます。

<スタイリング方法>太めのアイロンで“ねじって外す”を繰り返しながらカールを出し、顔周りにボリュームを

38mmくらいの太めのアイロンを使って、あえて毛束をねじりながら巻くのがポイント。束で巻くことでツヤを出しながら自然なボリュームを出し、新鮮味のあるウェーブスタイルが完成します。

<STEP.1>サイドの毛束をとり、リバース巻きに

耳上のサイドの毛はリバース巻きに。手首を返するようにして毛束を外側に向かってねじりながら巻く。

耳上のサイドの毛はリバース巻きに。手首を返するようにして毛束を外側に向かってねじりながら巻く。
<STEP.2>毛を挟んだままアイロンの上部をくるっとはずす

STEP.1で毛束を挟んだまま、毛の下からアイロンの上部をくぐらせるようにして抜く。巻いたカールからアイロンがはずれ、毛束がねじれるような感じに。

STEP.1で毛束を挟んだまま、毛の下からアイロンの上部をくぐらせるようにして抜く。巻いたカールからアイロンがはずれ、毛束がねじれるような感じに。
<STEP.3>さらにリバース巻き→外すを繰り返す

リバースに巻いてワンカールさせ→はずす、さらに巻いて→はずす…を毛先に向かって2~3回繰り返し、ウェーブっぽい毛束を作っていく。両サイドを巻いたら、後ろの髪も、4~6束ほどに分けて同様に巻いていく。

リバースに巻いて1カールさせ→はずす、さらに巻いて→はずす…を毛先に向かって2~3回繰り返し、ウェーブっぽい毛束をつくっていく。両サイドを巻いたら、うしろの髪も、4~6束ほどに分けて同様に巻いていく。
<STEP.4>こめかみ横の毛にバームをつけ、自然な立ち上がりをつくる

こめかみ横の毛にはバームをもみこみ、毛を立ち上がらせて。耳上に少しふわっと立ち上がりができることで、華やかさアップ。さらに顔をリフトアップして見せる効果も。

こめかみ横の毛にはバームをもみこみ、毛を立ち上がらせて。耳上に少しふわっと立ち上がりができることで、華やかさアップ。さらに顔をリフトアップして見せる効果も。

サイドの根元の立ち上がりをつくるのにも、カールをキープさせるのにも、スタイリングには軽めのバームがおすすめ。

40代 髪型_5
uka 広尾店 ヘアスタイリスト 宮城亜耶乃さん

40代に似合う【ウルフ風ウェービーロング】ボリュームを出しながらおしゃれ感×小顔見せも叶える!

コテの太さ「45mm」の場合


【ボブ】熱でツヤを出して自然なカールを出す

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

表面にレイヤーを入れるとツヤが出にくくなってしまいます。内側で毛量調整しておけば、広がりが抑えられるのでご自身でスタイリングしやすくなります。

<スタイリング方法>トップはカーラーで根元を立ちあげ、毛先は1カール内巻きに

どんなに毛量が多くても頭頂部だけはペタンとなってしまうのが大人の髪。髪が膨らむのはちょうどハチのあたりなんですよね。頭頂部の髪をカーラーで根元を立ちあげるように巻いておくと、トップにボリュームができるのと同時に膨らみを抑えられます。

<STEP.1>頭頂部の髪を前後ふたつに分けてカーラーで巻く

毛束を持ち上げ根元を起こしながら前向きにカーラーを巻く。

毛束を持ち上げ根元を起こしながら前向きにカーラーを巻く。
<STEP.2>直径45mmの太めカールアイロンで毛先を1カール内巻きに

アイロンに毛束を挟んだら真っ直ぐ下に引っ張り、毛先だけ1カール内巻きに。

アイロンに毛束を挟んだら真っ直ぐ下に引っ張り、毛先だけ1カール内巻きに。

白髪を染めるとき、単色ではツヤ感が出にくいのでハイライトを入れるのがオススメです。ホームケアだけでツヤを保つのは難しいので、染めた後は必ずサロンでトリートメントをしてください。月1回のケアで髪のコンディションが変わります。

natura スタイリスト 鈴木みちるさん

大人の髪悩み|年齢を重ねるうちに失われたツヤは直径45㎜の太めアイロンで取り戻す!

この記事の執筆者
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