【目次】
前髪なしの「アップスタイル」アレンジ【7選】
【1】ねじってまとめたクラシカルな印象のまとめ髪



<アレンジ方法>

<STEP.1>まず髪全体にヘアクリームをなじませる

<STEP.2>後頭部の毛束を左右ふたつに分け取る

<STEP.3>左右ふたつに分けた毛束をそれぞれねじってゴムでまとめる

<STEP.4>片方ずつ耳のうしろでねじってまとめ、ピンで留める

<STEP.5>最後に後頭部の髪をつまんで引き出し、バランスを整えたら完成

<ヘアアレンジのコツ>
「アレンジの前に、トップの分け目をつけないようにドライヤーで根本を立ち上げましょう。この一手間が若々しい印象をつくります。クセがなく、ペタンとした髪質の方は、コテで軽く巻いておくと一気にこなれた印象へ。ぜひ試してみてください」(MAGNOLiA Omotesando デザイナー KAYOさん)。
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【2】洗練されたウェットなまとめ髪

<アレンジ方法>

<STEP.1>まとめた髪にオイルをつける

<STEP.2>マスカラでおくれ毛に濡れ感を

<ヘアアレンジのコツ>
顔周りに多めにおくれ毛を残すまとめ髪は、おくれ毛の根元から毛束感を出すことが、お疲れ顔とは無縁の仕上がりを叶える秘訣に。根元から毛束感を出すのに活躍するのが、アホ毛用のヘアマスカラ。マスカラのコンパクトなブラシがおくれ毛の根元にフィットし、ペッタリさせることなく、絶妙な毛束感を演出することができるのです。
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【3】ピンを使わない簡単な大人のシニヨン



<アレンジ方法>

<STEP.1>カールアイロンで前髪の中間あたりを外巻きにする

<STEP.2>サイドから後頭部にかけて髪の毛先を内巻きにする

<STEP.3>髪の中間から毛先にかけてヘアクリームをなじませる

<STEP.4>耳たぶあたりにゴムがくるようにひとつに束ねる

<STEP.5>毛束で輪っかをつくり、その毛先をゴムに通す

<STEP.6>ゴムで束ねた毛先が下になるように、束ねた部分の向きを調整する

<STEP.7>毛先を2等分にする

<STEP.8>ふたつに分けた毛束を交差させる

<STEP.9>交差した毛先を留めるようにゴムで巻く

<STEP.10>デフトバンの中央の穴にお団子を通す

<STEP.11>デフトバンで結び目を交差させて、布の形を整える

<ヘアアレンジのコツ>
「ご自身でアレンジをすると、どこにピンを留めればいいのか分からない…というお声をよく耳にします。ゴムを使えば束ねたい部分、まとめたい髪を狙って留められるので便利です」(KAYAK by HONEY デザイナー 小室里奈さん)。
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【4】おしゃれにきまるカチューシャ×シニヨン

<アレンジ方法>

<STEP.1>髪全体をうしろで低い位置にまとめる。
<STEP.2>集めた髪をクルクルとひねりながら、根元に巻き付けてお団子をつくる。
<STEP.3>巻き付けた毛先を根元に当て、ゴムで結ぶ。
<STEP.4>結んだあとは、後頭部、両サイドの髪を少量ずつ引き出し、立体感とニュアンスをプラス。
<ヘアアレンジのコツ>
1分以内にできるアレンジなので、ブローする時間がないときにもササっとできて便利。お団子を作った後の毛束のニュアンスづけが、おしゃれに見せるポイントに。
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【5】ねじりを効かせたアンニュイなひとつ結び



<アレンジ方法>

「こめかみともみあげはおくれ毛風に見せますが、襟足部分はきっちりとおくれ毛が出ないように束ねてください。ここが崩れていると、だらしのない印象になってしまいます」(kakimoto arms GINZA スタイリスト 友原由維さん)。
<STEP.1>毛束を左右の側頭部と後頭部の3つに分ける

<STEP.2>左右の毛束を握り、それぞれを内側に向かってねじる

<STEP.3>3つの毛束をひとつにまとめ、ゴムで根元を束ねる

<STEP.4>束ねた部分を隠すように飾りピンをつける

<STEP.5>後頭部から3~4mm毛束をつまみ上げて、ゆるみをつくる

<STEP.6>こめかみ、もみあげはストレートアイロンで根元から内巻きにする

<ヘアアレンジのコツ>
「襟足部分のおくれ毛にこのポイントケアスティックを使うと、きれいにまとまります」(友原さん)。
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【6】サイドにまとめたふんわりひとつ結び



<アレンジ方法>

「2回に分けて結ぶことで、トップが自然とボリュームアップできます。スタイリング剤をオールバックになじませてから、ハチ上の髪をハーフアップにすると、ふんわり感が出せますよ」(PearL 代表 MATSUさん)。
<STEP.1>スタイリング剤を全体になじませる

<STEP.2>ハチ上の髪をハーフアップに

<STEP.3>ひとつにまとめて結ぶ

<STEP.4>結び目に毛束を巻きつけて留める

<STEP.5>トップを引き出して整える

<ヘアアレンジのコツ>
「ジェルタイプのスタイリング剤をなじませておくことで、潤いとツヤが出るので40代の方にはオススメです。少しサイドに寄せて結ぶと、よりドレッシーな雰囲気に仕上がります」(MATSUさん)。
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【7】おくれ毛をつくった大人のひとつ結び



<アレンジ方法>
「おくれ毛に動きが出るように、束ねる前にカールアイロンで巻いておくことがポイントです。仕上げにおくれ毛に毛束感が出るようにバームをなじませるとこなれ感が演出できます」(kakimoto arms 自由が丘クレオ店 チーフスタイリスト 山本真実さん)。
<STEP.1>カールアイロンで髪の中間から毛先にかけて巻いておく

<STEP.2>パール1粒大のバームを髪全体になじませる


<STEP.3>耳より前の髪と耳のうしろの髪を残してひとつに束ねる

<STEP.4>ひとつまみずつ、放射状に毛束を引き出す

<STEP.5>おくれ毛を束ねるようにバームをなじませる

<ヘアアレンジのコツ>
「ハンドクリームにもなる万能バームで、サロンのスタッフたちも愛用しています。アレンジ前になじませておくとパサつきが抑えられて、自然なツヤも出せます。ただ、つけすぎるとペタ~っとして重たい仕上がりになるので、おくれ毛になじませるときは手に残った量で十分です」(山本さん)。
うねった毛束がおしゃれニュアンスに! おくれ毛ありのままのまとめ髪の作り方
前髪なしの「ダウンスタイル」アレンジ【3選】
【1】ゴムだけでできる「ボブ」のくるりんぱ
ロングのように長くもなく、ショートのように短かすぎるわけでもないボブの場合は「くるりんぱのアレンジが難しい」と感じている人も少なくありません。「ボブの長さでくるりんぱする場合は、頭頂部と耳上のラインで毛束を分けるとうまく仕上がります」と話すのは、LANVERY代表の菅野太一朗さん。
「髪を分けないで一気にまとめてしまうと、ひっつめた印象になってしまったり、顔まわりの短い毛束が落ちて疲れた印象になってしまうことも。結ぶパーツを分けることで、短い髪もフォローできますし、結び目が重なることで頭頂部や後頭部に自然な丸みが生まれて、頭の形も綺麗なシルエットになります」(菅野さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>ハチ上の毛束をとってゴムで結ぶ
<STEP.2> 結んだ毛束でくるりんぱ
<STEP.3>ハチ下とこめかみの毛束をとってゴムで結ぶ
<STEP.4>結んだ毛束を2と同じようにくるりんぱ
<STEP.5>頭頂部の毛束をつまんで引き出す
<ヘアアレンジのコツ>
「くるりんぱの結び目は、ふたつとも同じ高さにするのがポイント。きっちりと結び過ぎてしまうと古臭い印象になってしまうので、程よくゆるく、ざっくりとまとめてください。下準備として、アレンジ前にヘアクリームをなじませるのもおすすめ。髪の内側、根本にもなじませれば、ツヤとまとまりのある印象に仕上がります」(菅野さん)。
使うのはゴムだけ!「くるりんぱ」でつくる、ボブスタイルのハーフアップ
【2】硬い髪でも決まる「ミディアム」くるりんぱ
髪が硬くてボリュームもある髪質だと、タイトに束ねるスタイルが多くなりがち。そこでDIFINO akasakaの副店長 根本将平さんに、ボリュームのある髪でも軽さのあるまとめ髪を提案していただきました。「毛先にカールとツヤ感があると軽さが出るので、アレンジ前の下準備が重要ですね。ハーフアップにくるりんぱは付きものですが、お客さまから「くるりんぱが上手にできないから教えて欲しい!」と、よく言われるんです。ポイントさえ抑えれば、どなたでも上手にできますよ」(根本さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>毛先を揉み込むようにドライヤーをあてる
<STEP.2>ドライヤーを当てた部分にツヤを出すスタイリング剤をなじませる
<STEP.3>耳の先端より上にある髪を手ぐしでまとめて束ねる
<STEP.4>結び目の上に、くるりんぱ用の穴を開けて毛束を通す
<STEP.5>くるりんぱが終わったら、必ず毛束を左右に引っ張る
<STEP.6>結び目を抑えながら、数カ所から2~3mmの毛束を引き出す
<STEP.7>結び目の上、頭頂部からも2~3mmの毛束を引き出す
<ヘアアレンジのコツ>
「くるりんぱが上手くできないのは、毛束を穴に通した後に毛束を左右に引っ張って結び目を引き締めなかったり、結び目から毛束を引き出さず、ルーズ感をつくらないのが原因です。このポイントさえ抑えれば、思い通りのスタイルになるはずです」(根本さん)。
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【3】こなれた印象の「ミディアム」ゆるハーフアップ
トップがペタ~ッとなりやすい髪質の女性にこそやっていただきたい「ゆるふわアレンジ」を、sui店長のヘア デザイナー 坂口勝俊さんに教わります。このゆるふわアレンジは、頭頂部から毛束をひとつまみずつ引き出すのがポイント。坂口さんによれば「髪を引き出すとボリュームアップが狙えるほか、白髪カバーもできます。引き出す場所によって、丸顔の方は中央、面長な方は左右を中心に引き出すと顔型の補正もできるんですよ」。毛先にはツヤ感、根元にはしっかりとした立ち上がりが欲しいので、スタイリング剤のW使いも必要になります。
「アレンジの前に、動きを出しやすくツヤも出るバームタイプのワックスを髪全体に。ドライワックスタイプのスプレーを根元中心に吹きつけておくと、仕上がりに差が出ます」(坂口さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>ヘアアイロンで毛先を外巻きに
<STEP.2>バームタイプのワックスを髪全体になじませる
<STEP.3>根元にはドライワックスタイプのスプレーを吹きつける
<STEP.4>両耳の先端を結んだ高さに髪を束ねる
<STEP.5>結び目を抑えながら、髪をひとつまみずつ引き出す
<STEP.6>髪を束ねているゴムに、毛束の先だけを通して団子をつくる
<STEP.7>ゴムを抑えながら、団子にした毛束からひとつまみずつ髪を引き出す
<STEP.8>団子の毛先を毛束のゴムに巻き付け、ピンで留める
<ヘアアレンジのコツ>
「頭頂部の髪を引き出すと、高さが出ます。頭頂部だけでなくお団子にした毛束からも髪を引き出すと、こなれ感が演出できます」(坂口さん)。
白髪と薄毛が目立たなくなる!「ゆるふわ」ハーフアップの作り方
- TEXT :
- Precious.jp編集部