【目次】
「ベージュ系」の髪色
【1】ふわっと柔らかい「オリーブベージュ」ショート



【ヘアカラーのポイント】
「白髪染めは使わずに、全体を明るくして気になる白髪をぼかすようにトーンアップしたカラーもポイント。ブリーチはせずに明るくしてから、オリーブベージュをかぶせてダブルカラーを施しています。ふわっと柔らかい質感に見える上、お顔の印象も明るく、多少の白髪はぼかせるのが魅力です」(PEEK-A-BOO NEWoMan新宿 ディレクター 副店長 岩崎桃子さん)
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【2】白髪が目立たない「マロンべージュ」ショート



【ヘアカラーのポイント】
「カラーは明るめのマロンベージュ。明るさがあるので、多少の白髪なら目立たせずなじませることができます」(EMMA GINZA スタイリスト MARIAさん)。
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【3】透明感を引き出す「ミントベージュ」ロブ



【ヘアカラーのポイント】
「ベースは黄味と赤味をおさえたベージュでトーンアップさせつつ、上からミントベージュをかぶせて透明感を出しつつメリハリを出し、白髪も自然にカバーしています」(EMMA GINZA スーパー トップ スタイリスト NAOMIさん)。
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【4】やわらかな印象の「シナモンベージュ」ロング
【ヘアカラーのポイント】
「白髪をぼかすハイライトを入れています。ハイライトを効かせすぎると仕事上NGなので、柔らかさを出す程度に入れて透け感を作りました。パーソナルカラーに合わせたシナモンベージュにすることで肌がキレイに見えます」(kakimoto arms 田園調布店 カラーリストチーフ 守随千晴さん)。
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【5】立体感のある「ベージュ+ハイライト」ロング
【ヘアカラーのポイント】
ツヤがほしい髪には色の選択も重要とか。「グレー味の強いアッシュ系は顔色まで暗く見えるので、ベージュ系がいいですね。ベージュの強い色をベースに、さらに3トーン明るい色をハイライトに入れると立体感が出せますし、ツヤ感も生まれます」(SUN VALLEY 店長 忠本功さん)。
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「ブラウン系」の髪色
【1】プリーチを入れずに明るく「ジンジャーブラウン」ショート
【ヘアカラーのポイント】
「その方に似合う髪色は、肌の色や雰囲気によって変わります。今回のモデルさんの場合、イエローベースがお似合いの色なので、ジンジャーベースのブラウンを使用しています。ブリーチをかけずに全体に色を入れているので、白髪と黒髪の染め上がりに差が出てメッシュを入れたような立体感が出るんですよ。それに白髪が伸びてきても目立ちにくいので、染める回数を減らせます」(Cocoon表参道 ヘアスタイリスト 齋藤陽平さん)。
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【2】落ち着きのある「ナチュラルブラウン」ショート
【ヘアカラーのポイント】
大人の落ち着きを表現したナチュラルブラウンのカラーが◎。 「透け感のある色味でパーマに立体感が出やすいのがポイント。白髪も目立ちにくいので40代以降の方におすすめです」(GARDEN Tokyo トップスタイリスト 本木亜美さん)。
【3】バイヤーレージュで軽さを出す「ブラウン」ロング



【ヘアカラーのポイント】
「ブリーチを使わずにバレイヤージュを入れ、ぺったりして見えがちなロングヘアに軽さと動きが出やすいようにしています」(AMATA 店長 スタイリスト ERIさん)。
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【4】赤みのある落ち着いた「ブラウン」ロング
【ヘアカラーのポイント】
「段が出すぎないレイヤーを入れ、前上がりにカットしているので、自然とふんわり感が出るように。前髪が薄く見えないよう、ふわっと横に流れるイメージでカットしました。カラーはほんのり赤みのある落ち着いたブラウンに。柔らかく上品な印象に仕上がります」(Un ami omotesando 店長 増永剛大さん)。
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「パープル バイオレット系」の髪色
【1】フェミニンな「ブラウンベース+ラベンダー」ショート
【ヘアカラーのポイント】
「全体的に丸みのあるシルエットにすると柔らかな雰囲気になります。髪色も赤みのないブラウンベースにラベンダーを加えた色でカラーリングするとフェミニンな表情になります」(HONEY-shibuya- デザイナー 小室里奈)。
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【2】抜け感のある「パープル」を加えたボブ
【ヘアカラーのポイント】
ツヤ髪を印象づけるには、カラーリングの色選びも重要とか。「メイクをするとき、ラベンダー色のベースを塗るとくすみが消えて明るい肌色になりますよね。実は髪も同じ。カラーリング剤にパープルを加えるだけで、抜け感が出るんですよ」(HONEY-shibuya- デザイナー 小室里奈)。
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【3】白髪が目立たせない「寒色+バイオレット」ボブ
【ヘアカラーのポイント】
「白髪の多い方は赤みを抑えた寒色でカラーリングをすると、白髪が伸びてきても目立ちにくい効果があります。アッシュ系の色にバイオレットを加えるとツヤ感がアップするのでおすすめです」(SUNVALLEY 副店長 みち子さん)。
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「アッシュ グレー系」の髪色
【1】上品なツヤのある「グレーベース+ピンク」ショート
【ヘアカラーのポイント】
「顎ラインのグラデーションボブ。ウエイトをしっかりとつくり、自然なボリューム感を出しています。カラーリングは、中明度のグレーベースに、彩度のあるピンクをプラス。グレーは髪を柔らかく見せてくれて、ピンクは髪に透明感とツヤ感を演出してくれます」(AntiOurs シニア エグゼクティブ ディレクター IKEさん)。
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【2】立体感が出る暗めのグラデーション「グレージュ」ボブ
【ヘアカラーのポイント】
「ベースは暗めのグラデーションカラー。ハイライトを入れつつ、グレージュを上からのせることで、透明感と立体感のある色味に仕上げています。髪を耳にかけるのもおすすめ。抜け感が生まれるだけでなく、毛先の明るい部分が見えて、おろしているときとはまた違う印象を楽しむことができます」(LANVERY 代表 菅野太一朗さん)。
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【3】こなれて見える「グレージュ+ハイライト」ミディアム



【ヘアカラーのポイント】
「ハイライトは表面を中心に、さらにフェイスラインや襟足にも細めに入れています。ダメージが気になるので最小限のデザインでダメージレスなハイライトを目指しました。肌のトーンに合わせ、グレージュでもくすませすぎない肌映りのいい色味で。気になる白髪を適度にぼかしつつ、立体感&透明感を際立たせるハイライトにこだわりました」(NORA HAIR SALON 店長 スタイリスト 中迫ケンジさん)。
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【4】透け感のある「アッシュ」ミディアム
【ヘアカラーのポイント】
髪色で柔らかさを表現するのもひとつの手段。「アッシュ系でカラーリングすると、髪に光が当たったときにで透け感が出て、柔らかなニュアンスが生まれます」(SUNVALLEY 店長 忠本功さん)。
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【5】柔らかさをプラスした「マットなグレー」ロング
【ヘアカラーのポイント】
「ふんわりしたカール感やツヤ感をプラスしたい場合は、柔らかさが表現できるマットなグレーでカラーリングするのがおすすめ。カラー剤にオイルを混ぜたオイルカラーは髪にツヤが生まれるので、モデルさんのような髪にぴったりです」(MAGNOLiA Aoyama 代表 DAISUKEさん)。
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白髪を目立たなくする「ハイライト」
■白髪ぼかしハイライトのメリット
「気になる白髪はハイライトで解消。白髪染めの頻度が高くなるとダメージによってさらにパサつきやまとまりにくさも助長させてしまうので、適度に入れたハイライトで白髪ぼかしながらふわっとした動きを演出するカラーも、大人髪をおしゃれに見せるカギに。白髪染めの頻度も少なく済み、忙しい方でもおしゃれな印象を2~3か月はキープできます。」(AIR GINZA スタイリスト 岡田有加さん)。
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【1】白髪が自然になじむ「アッシュブラウンハイライト」ショート



【ヘアカラーのポイント】
「暗すぎないアッシュブラウンのハイライトをところどころに入れています。細く入れたハイライトでふんわり立体的なフォルムに見せる効果も。ボーイッシュに見えがちなショートでも、丸みのあるフォルム&ふんわり見せカラーで程よく女っぽく品のあるスタイルに」(ABBEY 4 スタイリスト 奥平航河さん)。
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【2】パーソナルカラーに合わせた「ハイライト」エアリーショート
【ヘアカラーのポイント】
「髪の硬さを和らげ、軽さを出しながら、スタイリング時にも表情が出やすくなるよう、ハイライトを入れています。モデルさんの髪はカラーリングすると赤みが出やすいのが悩み。表面に均等にハイライトをしっかりめに入れることで、退色しても赤みや黄身を感じさせず、髪が少し伸びてきても自然になじむ仕上がりに。ハイライトの色はパーソナルカラーをベースに、瞳の明るさも意識して選んでいます。
ハイライトは細かく入れ、色落ちしてもキレイに見えるよう計算しているので、3~6か月くらい空いてしまってもリタッチできるのもポイント。モデルさんは白髪はさほどありませんが、このハイライトは頻繁に白髪染めをしたくないという方の “白髪ぼかし” にもおすすめです」(kakimoto arms 二子玉川店 カラーリストチーフ 坂口綾菜さん)。
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【3】立体感を演出する「細めハイライト」ボブ



【ヘアカラーのポイント】
「白髪ぼかしのハイライトもこのヘアスタイルのポイント! 白髪が目立ちやすいトップと顔まわりに集中的に細めにハイライトを入れ、白髪をぼかしながら、自然な動きと立体感を演出しています。ハイライトを入れることで白髪が目立ちにくくなるので、白髪染めの頻度も少なく済み、忙しい方でもおしゃれな印象を2~3か月はキープできます」(AIR GINZA スタイリスト 岡田有加さん)。
40代に似合う【クセ毛生かしのくびれボブ】うねって広がりやすい髪でも、いつでも映えるスタイルに
【4】柔らかさと立体感のある「ピンクベージュハイライト」ボブ



【ヘアカラーのポイント】
「ピンクベージュのハイライトを入れ、ヘアスタイルに立体感と柔らかさを、さらに白髪ぼかし効果も狙っています」(TOAR by grico 店長 スタイリスト バタコさん)。
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【5】立体感を出した「極細ハイライト」ボブ
【ヘアカラーのポイント】
「カットでは気張ったことはせずあくまでもシンプルに、自然な立体感が出るようハイライトを施しています。はち上の毛の表面のみにうっすらと、大量にいれすぎず、髪の柔らかな立体感が際立つような明るさで極細で入れるのがポイント。カットだけでなく、カラーも含めてトータルで”自然な立体感”を追求したスタイルです」(Sui OMOTESANDO 副店長 中西雄二さん)。
40代に似合う【ハイライトで自然な立体感際立つワンレンボブ】ふんわりまとまってさりげなくおしゃれ!
【6】個性を際立たせる「ハイトーン+ハイライト」ミディアム



【ヘアカラーのポイント】
「白髪が気になるというお悩みにはやはり、昨今大人の女性の間でも人気が高まっているハイライトを。自然に白髪をぼかしつつ全体的にハイトーンに仕上げた髪色も、日差しが強くなる季節にもマッチしますよね。個性を際立たせるスタイル×カラーで大人の女性でもぜひ、思う存分髪のおしゃれを楽しんでいただきたいです」(ZACC raffine スタイリスト テクニカル マネージャー 馬場和浩さん)。
40代に似合う【柔らかエアリーミディアム】レイヤー×ハイトーンカラーで、ペタッとしがちな髪もふんわり華やかに!
- TEXT :
- Precious.jp編集部