【目次】

自然な立体感が生まれる「ベースメイク」


◆下地とファンデーションの塗る範囲

目指すべきは、もともとの顔立ちや肌がもっている自然な立体感を際立たせ、イキイキとした輝きを底上げする “質感を操るベースメイク” です。ハイスペックに進化したメイク下地を駆使し、ファンデーションの選び方や塗り方も検証。不機嫌な顔に見せる疲労感やエイジングによる変化を払拭するために高機能なコンシーラーやハイライトも取り入れて、豊かな表情を蘇らせましょう。

<POINT>メイク下地は全顔、ファンデーションは顔の中心7割に塗る

メイク下地は顔全体に塗るけれど、ファンデーションは、厚塗りを回避するためにも顔の中心7割だけに塗る、と心得て。ファンデーションを塗る部分と塗らない部分の境目はスポンジやブラシでぼかし、自然なグラデーションを。この色と質感のコントラストが顔の立体感とフェースラインの引き締めをもたらします。

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◆目的に合わせて取り入れる光と影の立体テクニック

顔のセンターゾーン、つまり鏡で見たときの正面顔のエリアにはツヤを感じさせ、顔の側面にはマットな質感と淡い影色を加えてみる。それだけで全体に自然な立体感が生まれ、表情がイキイキと際立って見えてきます。さらに「本来あってはならない」小さな影はコンシーラーで消去。逆に「本来ここにあるはず」だった輝きはハイライターで強調。エイジングの産物であるトラブルを消し、エイジングによって失われた要素を補うベーステクニックを必要に応じて取り入れて。

スキンケア_1
目的別「塗る・塗らない」ベースメイクMAP。

<POINT1>生え際やフェースラインの悩みは影色のパウダーファンデーションでカバー

ブラシにパウダーファンデーションをとり、生え際の薄くなったところ、頬骨の下、耳の前からあごにかけてのエラの辺りにぼかす。
ブラシにパウダーファンデーションをとり、生え際の薄くなったところ、頬骨の下、耳の前からあごにかけてのエラの辺りにぼかす。

額の生え際が後退していたり、盛り上がったシミがあったり。フェースラインのトラブルを目立たせないために、尾花さんがおすすめするのは肌色より2段暗めのパウダーファンデーション。シェーディング用のパウダーよりも自然に肌になじみ、たるみを引き上げる効果が高い。

<POINT2>小鼻脇と口角の不要な影は消去

顔の中に点在する小さな影やくすみは、表情を暗く見せて老け印象にもつながるのできれいにリセットしておきたい。特に注意したいのは生活感が表れる小鼻脇と口角のくすみ。肌より1段明るいコンシーラーをピンポイントで塗り、スポンジで軽く叩き込むようになじませて。

<POINT3>目元の黒ずみ対策は万能オレンジコンシーラーで

コンシーラーは動きの多い目の際ギリギリまでは塗らずに、下まぶたのたるみジワにも入り込まないよう狭い範囲で処理。
コンシーラーは動きの多い目の際ギリギリまでは塗らずに、下まぶたのたるみジワにも入り込まないよう狭い範囲で処理。

血行不良による茶色いクマ、加齢による色素沈着など、目の下にある黒ずみは表情をネガティブな印象に見せる元凶。これを自然に隠すのはオレンジベージュのコンシーラーです。目の際から数ミリ離し、狭い範囲でカバーを。小さな修正なのに目元の元気回復には効果絶大。

<POINT4>上まぶたとTゾーンに光を集めて多幸感を

ほんのりバラ色を帯びた光に包まれた肌こそ、幸せの象徴。そこでローズ系のハイライトを眉間から鼻筋にかけてのTゾーンにプラス。さらに上まぶたのホールラインと、女神ゾーンと呼ばれる目頭にも。まるで美肌ライトを当てたように表情が華やいで。女優メイクの仕込み技。

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立体的な美人顔にする「アイブロウメイク」


◆メリハリが生まれ目元が引き締まる

左右対称に整った顔は心理的に安定感を与えるし、特に顔の中心にある眉の左右のバランスが整っていれば「安心して任せられる人」という信頼感につながります。しかし、年齢と共に眉が薄く細くなる、たるみや表情のクセによって眉頭の高さがずれると、意志が弱く見えたり、不安定なメンタルを想像させてしまう可能性があるのだから、眉メイクは必須。

<STEP.1>パウダーで眉の中心から眉頭、眉の中心から眉尻の順に描く

眉_6,アイブロウ_6

描き始めは眉の中心から。中心から眉頭、中心から眉尻の順に描き、毛が抜けた薄い眉を整える。

<STEP.2>眉頭先端から5mm内側からリキッドペンで毛並みを描く

眉_7,アイブロウ_7

リキッドペンを使って、底辺から上に向かって毛を1本1本描き、リアルな毛並みを演出する。

<STEP.3>マスカラで寝ている毛を持ち上げるように梳かす

眉_8,アイブロウ_8

仕上げに眉頭から眉山に向かってブラシを動かし、毛を持ち上げるように梳かしながら塗布する。

“眉頭” を整えれば “運気” が動きだす!人間関係を良好に、信頼感をも演出する「開運眉メイク」を大公開

<STEP.4>眉下に光を仕込んで凛として上向きな目元に

アイシャドウ_3

眉尻の下にグリッターをさりげなくぼかすだけ。それだけで重力に負けがちなこめかみや目尻が引き上がって見え、のっぺりしがちな顔に立体感とメリハリが加わるはず。眉尻の下に指先で軽くトントンとおいたら、そこから髪の生え際に向かってぼかします。肌になじみやすいゴールドがおすすめです。

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美しい立体目元をつくる「アイシャドウ」


◆陰影をプラスして目を大きく見せる

くすみや影を飛ばして目を縦に大きく!どのアイシャドウパレットでも塗り方は一緒。繊細な色と光を指塗りで薄く重ねていきましょう。

メイクの手順は、まず上下のまぶた全体にコンシーラーを仕込み、凹凸を整えてから、上まぶたのアイホールにハイライトカラーとメインカラーを重ねます。マットカラーとグレーのアイラインを際に、輝きカラーは目尻側にトッピングを。次に下まぶた。チップの先端でハイライトカラーを少量とり、下まつげの際に中央→目尻→中央→目頭へと動かして自然な光を仕込みます。そしてメインカラーをチップで中央から目尻に向かって2~3回軽く往復させて、色の陰影をプラスします。強い色でないからこそ取り入れやすく、光効果で涙袋がふっくら! その若返り効果は絶大です。

<STEP.1>薄づきコンシーラーで上下まぶたの色ムラ、くすみを消し去る

アイシャドウ_1

コンシーラーでまぶたのくすみ、クマをカバー。特に下まぶたは乾燥ジワが目立ちやすいので、表情の動きに柔軟に対応するタイプを。

アイシャドウ_2,コンシーラー_1

塗布後は、薬指を使って軽いタッチでトントンと優しくたたくようになじませる。

<STEP.2>指塗りでムラなく均一に。薬指で明るいベージュをアイホールにぼかす

アイシャドウ_3

薬指の先に明るいベージュをクルクルッととり、目の際からワイパーのように左右に動かしながら、アイホールよりも少し広めにぼかす。

アイシャドウ_4
使用アイテム:ルイ・ヴィトン LVオンブル 951 ¥36,300

<STEP.3>オリーブ色も指塗りで。アイホールの半分まで薬指で重ね塗りを

アイシャドウ_5

メインカラーのオリーブを薬指にとり、上まぶたの際からアイホールの半分くらいまで、ワイパーのように左右に動かしながらなじませる。

<STEP.4>柔らかく引き締めるブラウンはチップを使用。上まぶたの際にライン状に

アイシャドウ_7

チップの先端にチョンチョンと、淡いブラウンをとる。次に上まぶたの際に中央から目尻、中央から目頭の順にライン状にのせる。

<STEP.5>アイライナーで隙を埋める

アイライナー_2

黒よりも柔らかなグレーのペンシルを使用。まつげの上から芯先を当てて、目頭から目尻にかけて際を埋める。

<STEP.6>ゴールドパールを指でスッと目尻側に重ね、眼差しに光と奥行きをプラス

アイシャドウ_9

立体感を生むゴールドパールは広い範囲にぼかすとギラギラしすぎてしまうので、アイホールの目尻側だけに、薬指を使ってのせる。

<STEP7>明るいベージュを下まぶたの際全体に。クマやくすみを一掃する

アイシャドウ_11

明るいベージュをチップの先端にとり、下まぶたの際全体に。起点は中央から。下まつげの際に沿って、中央→目尻→中央→目頭の順でのせる。

アイシャドウ_12

次にオリーブ色を細チップにとり、パールベージュに重ねるように、目尻側2分の1にのせる。

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間延び顔を解消する「ハイライト」


◆間延び顔を解消し、華やかさが倍増!

ファンデーションで肌色を均一に整えれば、厚塗りになるし、間延び顔が強調されるだけで、たるみで下がった目尻や頬が目立つ老け地味顔のまま。そこでトッピングしてほしいのがハイライト。高さを出したい鼻筋、頬骨の高い部分だけにピンポイントで使うと、メリハリ感が。間延び顔を解消し、一目おかれる華やかさが倍増します。

<STEP.1>のせるのは鼻筋、頬骨の高い位置のみ。3秒で中高いメリハリ顔に

のせるのは鼻筋、頬骨の高い位置のみ。3秒で中高いメリハリ顔に

<STEP.2>指に取って軽いタッチでスーッとぼかす

指に取って軽いタッチでスーッとぼかす

上からのライトが原因で目立ってしまう「たるみ」の解決方法とは?ハイライトで立体感強調&華やか顔に

顔を引き締める「チーク」


◆チークを入れることで骨格が引き立つ

年齢が上がるにつれて、「欠かせない」と思うようになったメイクアイテムといえばチークです。なにしろくすんだ肌にひと刷毛するだけで、たちまち生気が蘇るのですから。さらにもうひとつ、プレシャス世代にチークが不可欠なのは、のっぺりしてきた顔に立体感が加えられるから。

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<POINT>円を描きながらまるく広げる

モデルの大塚まゆかさん
 

「青みチーク」を大きめのブラシにとる。余分な粉を落としてから頬骨の高い位置において、ブラシでクルクルと円を描きながら丸く広げる。ふんわりと色がのった頬をさらにブラシで磨き上げるように外側に向けてぼかすと、ツヤとハリ感がアップ。フレッシュかつ、キュッと引き締まった印象美を実現。

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<POINT>斜めに入れてリフトアップ

モデルの大塚まゆかさん
 

大きめのブラシにとり、頬骨のいちばん高い位置のすぐ下からこめかみに向けて斜めにオン。リフトアップ効果あり。

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ふっくら立体的に仕上げる「リップメイク」


◆ベージュのペンシルで失ったボリュームを復活

大人の唇は放っておくと乾燥して縦ジワや荒れが目立ちがち。特にダークカラーのリップには、ハリとツヤが溢れる唇が必須です。リップをつける前には、トリートメントをたっぷりとなじませて、余分なオイル分はティッシュオフ。最新のトリートメントで潤いに満ちた唇を準備しましょう。

年齢を重ねると、唇が薄くなりしぼんで見えがち。ダークカラーのリップをつけるときは、あらかじめ唇にボリュームを仕込んでおくのがおすすめです。唇の色より少し明るいベージュのペンシルで、輪郭を少しだけオーバーに描き、上唇の山の部分はフラットに。唇がボリュームアップすると、鼻下と上唇の距離=人中が縮まって見え、顔立ちそのものが若々しく見える効果もあります。

<STEP.1>ラインを少しはみ出し気味に描きます

リップ_3
 

<STEP.2>上唇の山は尖らせずに平らに整えて

大人のマストアイテム!“美人度が上がる唇” に仕上げる【トリートメントリップ&リップペンシル】でリュクスな唇に!

この記事の執筆者
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