【目次】
- のっぺり顔に見える「原因」
- 【1】メリハリ感のある「ハイライト+ファンデーション」
- 【2】立体的な美人顔にする「コンシーラー」
- 【3】間延び顔を解消する「ハイライト」
- 【4】美しい立体目元をつくる「アイシャドウ」
- 【5】頬の面積を詰める「下まぶたアイシャドウ」
- 【6】顔の余白を埋める「アイブロウ」
- 【7】地眉を生かしたふさふさ「立体眉」
- 【8】顔を引き締める「チーク&シェーディング」
- 【9】リフトアップできる「チーク」
- 【10】ふっくら立体的に仕上げる「リップ」
のっぺり顔に見える「原因」
のっぺり見えるのは顔に余白が増えるから
上の写真を見てもわかるように、若いころからは確実に顔の印象というのは変わってきています。個人差はあるものの、目元が下がり、頬骨の高さがなくなって、フェースラインは四角くもたついた印象になり、顔に余分な空白=「余白」ができてくるのです。そのため、若いころと同じメイクをしていては、年相応の顔にしか仕上がらなくなるのです。けれど、ちょっとしたコツを取り入れてメイクを施すだけで、顔の印象はガラリと変わるもの。
例えば、ただファンデーションを均一に塗るのをやめるだけでも、顔に立体感が出て、顔の余白を埋めることが可能に。このように、眉の描き方、チークの入れ方など、それぞれのパーツでほんの少しメイクを変えるだけで、顔の余白を埋め、若く見せることが実は簡単にできるのです。
気になる「余白」はココ!
■1:目元
眉尻が下がって、上まぶたも重たくなり、間延びして見えて目力が弱くなる。
■2:頬
頬骨の高さがなくなり、のっぺりと広がった印象をチークの光と色で立体感を出して。
■3:口元
唇の輪郭が曖昧になり、特に薄く見えてくる上唇はリップライナーを駆使!
■4:フェースライン
頬が落ちてきたぶん、フェースラインが四角くなっていたら、ベースメイクで立体感を!
【1】メリハリ感のある「ハイライト+ファンデーション」
余白を埋めるベースメイクプロセス
<STEP.1>ファンデーションは、全顔に塗らないのが鉄則!
<STEP.2>ハイライトを上品に入れるには、面積を小さく
<STEP.3>フェースラインのスマホゾーンにパウダーをオン
7歳若返る!「顔の余白」を埋めて、キュキュッと小顔になるベースメイク
【2】立体的な美人顔にする「コンシーラー」
ノーファンデーションで叶う立体的な美人顔
[目の下]シワやクマは、光感で自然にとばして若々しい印象に
[ほうれい線]ほうれい線の影は深い小鼻脇からしっかりとカバー
[眉間]眉間の縦ジワには横ラインでさりげなくプレスしつつトーンアップ
ノーファンデーションでも美肌映え!「影を消すライン」で立体的な美人顔に
【3】間延び顔を解消する「ハイライト」
間延び顔を解消し、華やかさが倍増!
ファンデーションで肌色を均一に整えれば、厚塗りになるし、間延び顔が強調されるだけで、たるみで下がった目尻や頬が目立つ老け地味顔のまま。そこでトッピングしてほしいのがハイライト。高さを出したい鼻筋、頬骨の高い部分だけにピンポイントで使うと、メリハリ感が。間延び顔を解消し、一目おかれる華やかさが倍増します。
<STEP.1>のせるのは鼻筋、頬骨の高い位置のみ。3秒で中高いメリハリ顔に
<STEP.2>指に取って軽いタッチでスーッとぼかす
上からのライトが原因で目立ってしまう「たるみ」の解決方法とは?ハイライトで立体感強調&華やか顔に
【4】美しい立体目元をつくる「アイシャドウ」
縦塗りで、メリハリある強く大きな目に
重く被った腫れまぶたのメリハリづくりに有効なのは、やはり定番のブラウンアイシャドウ。けれども若いころに覚えた、目のフレームどおりに際から濃い色=締め色、次になじませ色を重ねていく横塗りはたるみ目を強調するだけ。この世代のブラウンアイシャドウは “縦塗り” 限定です。
<POINT>指1本の幅の中央部分は塗らない。目頭、目尻側だけ塗布する。
メイクテクニック、更新してますか?【マット系ブラウンパレット】を使った “美しい立体目元” のつくり方
【5】頬の面積を詰める「下まぶたアイシャドウ」
下まぶたの余白を効果的に活用する
アイシャドウというと、上まぶたにしか入れていない人も多く、下まぶたに入れると若い子のようになってしまうというお悩みを聞くことも。けれど、頬骨の位置が下がり、のっぺりとした顔の余白を埋めるには、下まぶたを活用しない手はありません。大人の女性らしく仕上げるには、アイシャドウの色と質感選びがポイントに。肌になじむベージュやオレンジベージュ系などで、なおかつ繊細なパール感の、浮かない淡色を選ぶのがおすすめです。また、入れる範囲を細めにすることで大人っぽく仕上げることが可能に。下まぶたにひそやかな色とパール感がのることで、頬の間延びした印象がキュッと縮まって見えるので、ぜひチャレンジしてみてください。
余白を埋めるアイシャドウプロセス
<STEP.1>目尻下にリキッドハイライトをオン
<STEP.2>目尻下にリキッドハイライトをオン
ちなみに、上まぶたは・・・
小顔メイクテクニック|下まぶたシャドウで、頬の面積を詰めるのが正解!
【6】顔の余白を埋める「アイブロウ」
3mmの眉山スライドでフェースラインを引き締める
<STEP.1>眉山を3mm内側に設定する
<STEP.2>眉頭に向かって自然につなげる
超自然なノーズシャドウで立体感をさらにアップ
ノーズシャドウを入れると、目元にメリハリがつき、鼻筋が通って見える効果があります。ですが、自然に入れるのは意外と難しいもの。そこで、簡単かつとても自然に見えるノーズシャドウの入れ方をご紹介。眉頭の下側に足したアイブロウパウダーを鼻筋側にぼかすだけで、求心的にも見え、全体的に顔の立体感がプラスされ、余白埋め効果が。
新たに入れるのではなく、眉頭からぼかすだけ
眉、ノーズシャドウ、アイライン…顔の「余白」を埋める上級テク3選
【7】地眉を生かしたふさふさ「立体眉」
眉用コンシーラーと透明マスカラだけで際立つ眉に
眉は抜け感や空気感が大事。ペンシルで描くと滑稽なベタ眉になりやすく、眉を描くのが苦手…という人におすすめなのが、眉毛の周りを明るくし、地の眉を際立たせる眉専用のコンシーラーです。シミ隠しに使うコンシーラーだと厚塗り感が出やすく、ヨレやすいけれど、この “コーセー”『ヴィセ リシェ アイブロウエンハンサー』は、薄づきでフィット感が高く、ヨレない&乾かない秀逸品。眉毛につかないように、約1mm空けて眉の上下に中央から眉尻にかけてスッスッと描き、指でササッとぼかすだけ。さらに透明眉マスカラで眉毛をグッと立ち上げて、毛並みを強調すれば自然と際立つので、あとは足りない眉尻を描き足すだけでOK。地眉を最大限に生かし、ふっさりとした立体感を演出できる裏技です。
<STEP.1>眉頭の上下部分は外し、眉を囲むように描くと自然と際立つ
<STEP.2>眉頭をぐっと立ち上げてふさふさ感を演出する
<使用アイテム>
左/艶やかでふさふさとした眉毛に仕上げる透明眉マスカラ。90%自然由来成分配合で、24時間美眉をキープする。パルファン・クリスチャン・ディオール ディオールショウ オン セット ブロウ ウォータープルーフ 00 ¥4,400
右/サラサラとした薄膜仕上がりの眉周り専用コンシーラー。コーセー ヴィセ リシェ アイブロウエンハンサー ¥1,210(編集部調べ)
【眉メイク】に悩んだら…「ディオール」眉マスカラ &「ヴィセ」コンシーラーで叶う【立体眉のつくり方】
【8】顔を引き締める「チーク&シェーディング」
間延びした頬の「余白」を埋める
まず、久しぶりのチークは発色しすぎず、さじ加減がしやすいベージュコーラルを。のせる範囲は頬骨の高い位置に、小さめの半月形に。幅広くぼかすと古い顔、なので今のトレンドは小さめの半月形であることを忘れずに。そして、引き締め役はシェーディング。ただし、日焼け肌をつくる赤黒いブロンズ色ではなく、肌色の延長である濃いベージュオレンジが新しい。頬骨の下とフェースラインにササッとのせると、顔がキリッと引き締まるから不思議。
<STEP.1>チークは広げすぎるとたるみ増長、赤ら顔に。頬骨の高い位置だけに塗布を
チークをブラシにとり、頬骨を中心に細めの半月状にのせる。シェーディングもブラシに取り、頬骨の下、耳の手前から頬の中心あたりまで2〜3回、往復させながら塗布。さらにフェースラインはエラからあご先の少し手前まで、サッとのせると輪郭が引き締まる。
【“小顔見せ” メイクメソッド】大人世代が使いやすい「チーク&シェーディング」で印象アップ!
【9】リフトアップできる「チーク」
まが玉チークで頬に立体感を出してカムフラージュ
頬骨の高さがなくなり、平坦になってくる頬。若いころのようなメリハリをつけられると、顔が立体的に見え、それだけで余白がなくなって見えるものです。大人世代の年齢になると、顔をシャープに見せようと、ダーツを入れるように頬骨の下あたりからこめかみに向かってチークを入れる人が多いのですが、それでは正面顔の余白が気になってしまいます。なので、正面もしっかりと入れつつ、フェースラインに向かって上向きになるよう、まが玉形に入れるのがポイントに。チークの入れ方しだいで、正面顔も横顔も驚くほどリフトアップして見えるようになります。
余白を埋めるチークプロセス
<STEP.1>ニコッと笑って高くなったところから
<STEP.2>フェースラインから指2本分のところで折り返す
【10】ふっくら立体的に仕上げる「リップ」
中央部分に重ねづけしてふっくら見せる
色移りしにくく落ちにくいマットリップ。大人はシワが目立つから、と敬遠している人が多いですが、昨今はテクスチャーが進化し、ほのかな艶のあるものも多く登場しています。とはいえ、色が均一にのりやすくベタッと平面的になるのが欠点。そこでふっくらとした立体唇に仕上げるためのコツを伝授。唇全体に薄く塗ったあとに、上唇の山から下に向かった延長線の2か所、下唇の中央の1か所に重ね塗りすること。
これは美容医療の “唇のヒアルロン酸注入” がヒントでこの部分が濃くなることで上唇の山、下唇の底辺が明るく強調されることでふくよかな唇に見せる錯覚効果が!プロが大人女優にメイクするときのとっておきのワザなのです。
<POINT>唇の山の真下の 延長線の2か所、下唇の中央1か所に重ね塗りを
中心の色が濃くなり上唇の山、下唇の底辺が明るく強調され、立体的なふっくら唇に
<使用アイテム>
「NARS」リップティントを使って【メイクさんが女優さんに施す “ふっくら唇にするワザ”】を伝授!
※掲載した商品の価格はすべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部