【目次】
- 簡単にできる「ミディアム」のヘアアレンジ【8選】
- 長い髪を活かした艶っぽスタイル!「ロング」のヘアアレンジ【4選】
- 短めの髪も華やかに…「ボブ」のヘアアレンジ【6選】
- ほんのひと手間でイメチェンできる!「ショート」のヘアアレンジ【5選】
簡単にできる「ミディアム」のヘアアレンジ【8選】
【1】3つの「くるりんぱ」で作る!上級者見えするハーフアップ
ハーフアップにした結び目を3ヶ所でクルリンパするのが、このアレンジの特徴。「サイドを編み込んだような、ちょっと複雑な仕上がりになるのと同時に、束ねた髪が乱れにくくなるメリットがあります」(air-GINZA tower店長・AKIRAさん)
<スタイリング方法>
■1:耳から上の髪を束ね、ゴムで結ぶ
■2:束ねたゴムのあたりで、1回目のクルリンパ
■3:毛束のサイドに穴をつくり、そこに毛束を通して2回目のクルリンパ
■4:反対側も同様に、3回目のクルリンパをする
■5:毛束の結び目の下あたりを2つに分け、左右に引っ張って結び目をきつくする
■6:結び目を基点に放射状に頭頂部の髪を引き出す
■7:肩にかかる毛先はカールアイロンで外巻きにする
■8:前髪は根元から中間にかけて、カールアイロンで外巻きに
■9:毛先はカールアイロンで内巻きに
2度巻きするのは前髪だけでOK。「肩にかかる髪は毛先だけ巻いておけば、体を動かすたびに髪が自然に揺れるので2度巻きしなくてもニュアンスのある動きが表現できます」(AKIRAさん)
脱・オバ髪!「無造作ヘア」と「お疲れヘア」の差は「後れ毛」にあり
【2】「後れ毛」がポイントの、艶っぽいまとめ髪
「後れ毛が一番のポイントですが、髪全体の髪をしっかりと引き出すことも重要です。きっちりとまとまった髪に後れ毛を出しても、魅力的にはなりません。髪全体の髪を引き出し、ラフに仕上げることで、より後れ毛の効果が発揮されます」("MINX銀座店スタイリスト・高橋里奈さん)
<スタイリング方法>
■1: 逆毛を立てて根元から髪を立たせる
■2: 逆立てた髪の根元にスプレーをする
■3: 髪の毛を上下に分ける
■4:こめかみともみあげの後れ毛を引き出す
■5:上の髪の毛をゴムで結ぶ
■6:結んだ上の髪の毛と下の髪の毛をまとめて、ひとつ結びにする
■7:ゴム周りの毛束を引き出す
■8:さらに頭頂部とサイドの髪を引き出す
■9: ゴムに髪を巻きつけてピンで留める
「髪を引き出す時は2段階に分けて。まずはゴム周り、その後、頭頂部とサイドの毛束を引き出します。頭頂部とサイドを引き出す時は、ゴム周りで引き出した毛束と毛束の間の髪をつまんで、引き出すように意識してください。全体のバランスが取れて、おしゃれでこなれた印象になります」(高橋さん)
艶っぽく見える!40代の「後れ毛アレンジ」のやり方9ステップ
【3】「くるりんぱ」2回で完成!後れ毛が色っぽい上品アップスタイル
「顔まわりと前髪の毛束はコテで軽く巻いてあげると華やかな印象に仕上がります。髪の毛が短くて落ちてしまった後れ毛にはバームを。パサついていると疲れた印象に見えてしまうので、まとまりとツヤの出るものをなじませて。たくさんつけるとベタベタしてしまうので、米粒程度をなじませるのがポイントです」(ROIデザイナーの亀井明日香さん)
<スタイリング方法>
■1: 耳上の毛束をゴムで結ぶ
■2: くるりんぱする
■3: 耳横の毛束をまとめて結ぶ
■4: 結んだ毛束をくるりんぱする
■5: 襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる
■6: ねじった毛束をピンで止める
■7: こめかみの後毛を出す
「分け目ができていると頭頂部が寂しい印象になってしまうので、アレンジの前に、ドライヤーで左右両方から風を当てて根本を起こし、分け目のない状態に戻してあげると見栄えが良くなります」(亀井さん)
【4】「くるりんぱ」にコームを差し込むだけで完成する、上品スタイル
「コームを選ぶ時はシンプルで上品なものを選ぶのがポイントです。ゴテゴテとモチーフがついていたり、派手な色のものは40代にふさわしくありません。選ぶものによっては、若作りに見えたり、老け見えを強調してしまう危険もあるので気をつけて」(Ramie GINZA副店長・寺尾拓巳さん)
<スタイリング方法>
■1:耳上ラインの髪をひとつにまとめてゴムで結ぶ
■2: 結んだ毛束に穴を開けて毛先を通す
■3: ゴムを持ちながらトップの毛束を引き出す
■4: 残りの髪をひとつ結びにして、2と同様にくるりんぱする
■5:くるりんぱした耳下の毛束の穴に、上の毛束の毛先を入れる
■6:上の毛束と下の毛束の毛先をまとめてゴムで結ぶ
■7:結んだ毛先を上のくるりんぱの穴に収める
■8:収めた毛先をピンで留める
■9:最後にコームを上から差し込む
「髪を上下に分けて作ったダブルくるりんぱをひとつにまとめてお団子にし、その上からコームを差し込むだけ。お団子にしただけでも様になりますが、品のあるコームを差し込むだけで印象がエレガントに。こなれ感のあるアレンジ上級者風の仕上がりになります」(寺尾さん)
お団子にコームを差し込むだけ。上品さと色気を併せ持つ、簡単くるりんぱアレンジ
【5】フォーマルな装いに似合う、大人の「シニヨン」(お団子ヘア)
さり気なく、シンプル。この2つの条件を満たす大人のお団子ヘアのポイントは3つ。「お団子をくずしすぎない」「耳の半分を出して色気を誘う」「後頭部に適度なボリュームがある」。
「40代以降は、髪がヘタってしまったりパサつきも気になると思うので、適度なボリュームと毛束の艶を出すために、頭頂部の髪を巻いておくといいですよ。この仕込みをするかしないかで、印象がガラッと変わります。頭の型もきれいに見えますよ」(GARDEN Tokyoのトップスタイリスト・本木亜美さん)
<スタイリング方法>
■1:頭頂部の髪をアイロンで巻く
■2:髪を後ろにまとめて後れ毛を出す
■3:ゴムでひとつ結びにする
■4:ゴムを持って左右前後の毛束を引き出す
■5: 後頭部の髪を引き出して高さを出す
■6: 結んだ毛束の毛先をピンで数回に分けて固定する
「お団子の位置は、下過ぎず上過ぎない、耳裏あたりを意識しましょう。後れ毛は出しすぎると〝疲れたオバさん風〟になるので、こめかみの上をひとつまみ分だけ出して。後れ毛の広がりやパサつきが気になるときは、ワックスなどをつけましょう」(本木さん)
「若作りなお団子ヘア」に見えない!大人のシニヨンの作り方6ステップ
【6】束ねた髪を丸めてピンで留めるだけ!「シニヨン」のやり方4ステップ
もともとクセのあるモデルさんの髪。実はうねりやクセがあった方が、このまとめ髪をしやすいとか。「クセやうねりが、束ねたときの表情になります。逆にストレートな方は、カールアイロンで巻いておけばニュアンスのあるシニヨンに仕上がります」(pinceau代表・山岸亜由美さん)
<スタイリング方法>
■1:トップの髪を中間から根元に向かって巻く
■2:髪をまとめてポニーテールに
■3:結び目を抑えながら頭頂部の髪を引き出す
■4:毛束の根元から丸めてアメピンで留める
頭頂部の髪を引き出すときは、少しずつつまむのがポイント。「一気に引き出すと、結び目がグズグズになります。バランスを見ながらひとつまみずつ引き出してください」(山岸さん)
きちんと感が出せる!貧相にならない大人のシニヨンのやり方4ステップ
【7】上品ヘアの定番!「ギブソンタック」(低めの位置で髪をまとめるアップスタイル)
「全体的にきっちりとした印象に仕上げること。後れ毛を出しすぎたり、トップの髪をたくさん引き出してしまうと、一気に若作りなアレンジになってしまいます。きちんとまとめることが、大人の余裕、清潔感、上品さ、優雅さを表現する鍵です」(Cocoonスタイリストの泰斗さん)
<スタイリング方法>
■1: 髪全体を低い位置でひとつ結びにする
■2: ひとつ結びをくるりんぱする
■3:くるりんぱした毛先を、2と同じ穴にもう一度通してピンで留める
■4: まとめた髪から毛束を引き出す
■5:こめかみに後れ毛を作る
「後れ毛はこめかみ部分にだけ作るのがオススメ。さりげなく上品で、色っぽい印象にも繋がります。後れ毛がパサついたり広がっていると、疲れた印象に直結してしまうので、オイルやシアバターをなじませて、みずみずしく仕上げてください」(泰斗さん)
上品ヘアの定番!若作りに見えない「ギブソンタック」の簡単やり方5ステップ
【8】上品と色気を併せ持つ「メッシーバン」(くずれかけたお団子ヘア)
「このアレンジで一番大切なのは、後頭部の丸みです。お団子をつくったら後頭部の毛束をしっかりと引き出して、ゴムまわりをふわっと仕上げてください。後頭部に膨らみがないと、ルーズなお団子が貧相でだらしなく見えてしまうことも。後頭部にボリュームがあると、横から見たときに、頭の型がきれいに見えます」(BEAUTRIUM PENINSULA店・副店長の小山 貴さん)
<スタイリング方法>
■1:耳半分から上の髪の毛を結ぶ
■2:襟足を左右に分けて1の上で結ぶ
■3:1と2のゴム回りの毛を引き出す
■4:頭頂部の髪を引き出す
■5:2で結んだ毛束をねじりながら、お団子にしてピンで留める
■6: 1で結んだ毛束もねじってお団子にする
■7:前髪をアイロンで細かく巻く
「お団子をきっちり、きれいにまとめようとすると、ルーズな動きが出にくくお団子も小さくなってしまいます。ある程度ラフに、ザクザクとピンで留めることが成功の鍵です。髪のパサつきが気になるときは、下準備でワックスやトリートメントをなじませると、アレンジしやすくなります」(小山さん)
40代でも似合うお団子ヘアって?「メッシーバン」のやり方7ステップ
長い髪を活かした艶っぽスタイル!「ロング」のヘアアレンジ【4選】
【1】「くるりんぱ+ねじり」で作る!上級者見えする、大人っぽハーフアップ
広がりやすく、ボリュームもあるモデルさんの髪。
「毛束を引き出したラフなアレンジは、広がりやボリュームも生かすことができます。襟足を縛っていないので、サイドの短い毛が落ちてきても、馴染んで気になりません」(drive for garden 店長・西川真矢さん)
<スタイリング方法>
■1: サイドの髪を「上」「中」「下」にブロッキングして、「下」→「中」→「上」の順にすべて外巻きにする
■2:後頭部と襟足も「上」「中」「下」にブロッキング。「下」→「中」→「上」の順にすべて外巻きにする
■3: 前髪の毛先も外巻きにする
■4:頭頂部の髪をジグザグにブロッキングしてゴムで結ぶ
■5:結んだ髪をくるりんぱする
■6:頭頂部を引き出してボリュームを出す
■7:サイドの髪をねじりながら後ろに持っていく
■8:ねじった毛束をピンで止める
■9:耳裏の毛束を後ろでまとめる
■10:耳裏の毛束をゴムで縛ってくるりんぱする
「全体的に毛束を引き出してしまうと、ボワッとした印象になってしまうので、毛束を引き出すのは頭頂部だけ。ねじったサイドの毛束や、2つ目のくるりんぱはそのままでキープしてください。全体のバランスを見てもう少したるみが欲しいと思ったら、くるりんぱのゴムを根元に向かってキュッと縛ると、毛束に自然なたるみができますよ」(西川さん)
若作りに見えない!こなれて上品な「40代のくるりんぱ」ヘアアレンジ
【2】「くるりんぱ」でできる、後れ毛が色っぽいポニーテール
「40代のポニーテールは、髪を結ぶ位置によって印象がガラッと変わります。オススメは、耳裏くらいの位置。相手の視線が引き上がり、小顔に見える効果もあります。少し高めに結ぶことで、襟足の後れ毛も色っぽい印象に。女性らしさと小顔効果、どちらも楽しむことができます」(U-REALMのスタイリスト・瓜生智咲さん)
<スタイリング方法>
■1: 耳上の毛束を後ろで結ぶ
■2:結んでいない襟足の毛束を1の上からひとつ結びにする
■3:2で結んだ毛束をくるりんぱする
■4:ねじりができた部分の表面をつまんで引き出す
■5:後頭部の毛束を指で引き出す
「毛先をひっぱりすぎると髪がつぶれてしまうので要注意。後頭部の髪を引き出すときは、頭の型が丸くなるように意識しましょう。後頭部が凹んでいるとバランスが悪いので、絶壁の場合は後頭部に丸みをプラスするような気持ちで引き出してみてください」(瓜生さん)
脱地味!脱若作り!40代ポニーテールは「くるりんぱ」と「後れ毛」が成功ポイント
【3】ヘアピン1つできる簡単「フレンチシニヨン」
ふんわりとフェミニンなシルエットの秘密は、髪を上下に分けること。上下それぞれをまとめることで、全体をキュッとひっつめた感じがなくなり、ラフな雰囲気のシニヨンに仕上がります。一見難しそうですが、ピンでうまく押さえていけば、こなれた感じにまとめることができますよ。
<スタイリング方法>
STEP1: アイロンで毛先にニュアンスを出し、髪を上下に分けブロッキング
■まとめた毛先にニュアンスを出すため、アイロンをかけてカールをつけます。
■あごと耳上を結んだ延長線上で、髪を上下に分けてブロッキング。
■下の部分の髪をひとつにまとめ、時計回りに毛先までねじり上げていきます。
STEP2: ピンをうまく利用して、上下左右の髪を固定&ねじる
■シニヨンを固定するように、周りからピンを差す。ここではアメリカピンを3本使用します。
■ブロッキングしていたトップの髪を下ろし、左右を交差させながら矢印の方向にねじり、上部をピンで留めます。
■トップの髪の左右を交差させてピンで留めた状態は、右端の画像のようなイメージです。
STEP3: ねじった毛先を束に入れ、残りはラフに留めて仕上げる
■トップの髪をピンで合わせた位置から、ねじりながら写真のように上に持ち上げます。
■中央は、右手をくるっと反転させ円を描いた状能(その後毛先をねじった束の中に入れ込む)。
■ねじって円を描いた部分をピンで留めて固定し、残った毛先をシニヨンに絡めながらラフに留めたら完成です!
【4】くるりんぱを応用した、エレガントな「ギブソンタック」
エレガントで上品に仕上がる「ギブソンタック」ですが、やり方を間違えると「古臭いオバさんヘアになってしまう」とMAGNOLiA omotesandoのデザイナー・KAYOさんは言います。
「まずは髪をまとめる位置。後頭部の下の方でまとめてください。位置が高いとトップや後頭部の毛束を引き出したときに頭が大きく膨れたような印象になってしまいます。下の位置にまとめることが、360度どこから見ても頭の型が綺麗に見えるポイントです。
きっちりとまとめすぎないことも重要。耳を出してきっちりと結ぶと一気に老けた印象になってしまいます。トップや後頭部の毛束が引き出しにくくなってしまうので、程よいゆるさを意識してください」(KAYOさん)
<スタイリング方法>
■1: 耳裏からフロント部分の毛束をとってハーフアップに
■2: 結んだ毛束をくるりんぱする
■3:残した後頭部と襟足の髪をふたつに分ける
■4:左右に分けた毛束をくるりんぱの穴に上から通す
GIFアニメーションでチェック!
■5:毛先をゴムでひとつ結びにする
■6:毛先をもう一度くるりんぱする
■7:毛先をピンで固定する
■8:耳上の毛束をゆるっと引き出す
■9:頭頂部と後頭部の毛束をつまんで引き出す
「アレンジの前に、ドライヤーで根元をこするように乾かし、モヒカンラインを立ち上げておくとシルエットに丸みと女性らしさが出ます。あとは全体をランダムにコテで巻き、クリームワックスをなじませておいてください。髪がパサついてまとまっていないと『やつれ感』『疲れた印象』になりかねません。とくにもみあげ、顔まわりの毛束には入念になじませるといいですよ」(KAYOさん)
古臭いオバさんとは言わせない!今っぽい「ギブソンタック」をつくる9ステップ
短めの髪も華やかに…「ボブ」のヘアアレンジ【6選】
【1】「くるりんぱ」で作る!ボブのアレンジはハーフアップが鉄板!
「頭頂部に分け目がしっかりとついた状態でくるりんぱをすると、トップがどうしても割れてしまうので、アレンジ前に頭頂部の根元をしっかりと立たせ、分け目をつくらないように準備しましょう」(PEEK-A-BOO NEWoMan新宿店・店長の栗原貴史さん)
<スタイリング方法>
■1: ハチ上の毛束をゴムで結ぶ
■2: 結んだ毛束をくるりんぱする
■3:こめかみの毛束をねじって後頭部にピン止めする
■4: 最後にヘアカフをゴムに差し込めば完成
「ねじった髪から毛束を引き出すと若づくりで気張った印象に。ねじった毛束は崩さない方が品よく仕上がります。アレンジはシンプルが一番。やりすぎると抜け感が出ないので注意して」(栗原さん)
40代が似合う「くるりんぱ」アレンジ|頭頂部のボリューム不足もカバーできるハーフアップは鉄板!
【2】「ねじり」で作る!お手軽なのにきちんと感のある華やかハーフアップ
髪の量が多く、ポニーテールにするにはちょっと髪の長さが足りないモデルさん。「ハーフアップは髪の長さを問いませんし、毛量が多い人にこそおすすめのアレンジです」(air-GINZA central 副店長・藤本麻衣さん)
<スタイリング方法>
■1:額から後頭部に向かって親指をジグザグに動かしながら、頭頂部の毛をまとめる
■2:頭頂部の髪をまとめたら、毛束の根元を一ねじり
■3:ねじった部分を持ち上げながら、トップに高さをつくる
■4:根元を抑えながら束ねた髪を引き出す
■5:ねじった部分を固定するようにアメピンで固定
■6:スタイリング剤をなじませながら、毛先を外ハネに
「オイル系のスタイリング剤はツヤが出るので、パサつきやすい髪におすすめです」(藤本さん)
ボリュームが多くて硬い髪の人、必見!ハーフアップで抜け感のあるスタイルに
【3】「ねじり」で作る!短めボブも華やかに決まる上品ハーフアップ
「耳周りや襟足の短い髪を無理にまとめようとするのではなく、頭頂部とハチ上の髪をハーフアップにするのがオススメ。短めボブでも簡単に、そして綺麗なシルエットにアレンジできるのがハーフアップの利点です」(PEEK-A-BOO AVEDAアトレ恵比寿・店長兼ディレクターの神保樹敏さん)
<スタイリング方法>
■1:頭頂部の髪をストレートアイロンで波巻きにする
■2: 頭頂部の髪をギザギザに取る
■3: まとめた髪をねじる
■4: ねじった毛束をピンで留める
■5:頭頂部の毛束を引き出す
■6:ハチ部分の毛束をねじりながら後頭部へ
■7: ねじった毛束をゴムで結ぶ
■8: Uピンを使ってゴムを隠す
Uピンの留め方はGIFアニメーションでチェック!
■9: 頭頂部とハチ以外の毛束を波巻きにする
「頭頂部を波巻きにしておくことでニュアンスが出て、ねじって留めたときに高さもできます。頭頂部を引き出すときは『程よく』。引き出しすぎると頭が膨張して見えるので、正面から見たときに綺麗な扇型になるように意識してみてください」(神保さん)
ねじってピン留め!短めボブの上品ハーフアップ【プロセスアニメ付き】
【4】「くるりんぱ」を仕込めば、ひとつ結びも華やかに!
「束ねた結び目に付けるだけで印象が華やかになる、ヘアアクセサリーのマジェステがおすすめです」
ただし、ただギュッと束ねた髪に付けるのではなく、「なで付けるように髪を束ねないで、手ぐしで無造作に髪をまとめて、ルーズ感のあるまとめ髪にマジェスタを付けると大人のぬけ感が生まれます」(ACQUA aoyama 小室里奈さん)
<スタイリング方法>
■1:耳の先端より上の髪を束ねてゴムを結ぶ
■2:結び目の上に穴をつくる
■3:穴に毛束を通して、くるりんぱをする
■4:襟足の髪と一緒に束ねる
■5:ひとつ結びにした結び目にマジェスタを付ける
「クセやうねりがなく、真っ直ぐな毛質の方は、アレンジをする前にカールアイロンなので毛先を巻いておくとふんわりとしたニュアンスがつくれます」(小室さん)
「ハーフアップ+ひとつ結び」ならボリューム不足の髪も華やかに決まる!
【5】巻き髪をすっきりエレガントにまとめる「アップスタイル」
<スタイリング方法>
■1:髪をひとつに束ねる
巻き髪を手ぐしで後ろにまとめる。きっちり束ねるというよりは、ざっくりとまとめます。
■2:毛束を親指に巻きつけるように、ひねってまとめる
毛束を持っている手の親指に巻きつけるようにねじり、毛先まで巻き込みます。毛先がしっかりと隠れるまでねじると、綺麗にまとまります。
■3:ねじりきったらピンで固定
ねじってまとめた髪が崩れないように、数か所ピンで固定します。巻き込んだ毛先が外に出ないよう、ピンでしっかりと留めて。
■4:髪の表面を握るようにしてほぐす
トップからサイドにかけて、髪の表面だけを軽く握りながらほぐします。ほぐすことでルーズさが加わり、大人のこなれた雰囲気に。
このアレンジは、髪をしっかり巻き込んだままにしておくとお堅い印象になってしまうので、最後に手で握って程よくほぐすことが大切です。髪全体をほぐせば、抜け感のある軽やかなヘアスタイルに。ボリューム不足でペタッとなりがちな40代の髪に、ボリュームを与える効果もあります。
【40代の髪型ミディアムヘア編】サングラスが似合うエレガンスなまとめヘア
【6】分け目を大胆にチェンジし、コンサバボブを外ハネのクールな印象に
「サイドパートの前髪を作るときは、思いきりが肝心。分け目にボリュームが出ますし、全体のバランスも作りやすくなります」(BEAUTRIUM南青山店のマネージャー・相沢美沙さん)。
<スタイリング方法>
■1:ヘアアイロンで全体に動きをつける
■2:前髪をサイドパートにする
■3:ワックスをもみ込む
「外ハネのフォルムは、旬のデザイン。取り入れるだけで、おしゃれに仕上がります。毛先に動きをつけておけば、片側を耳にかけるだけで、クールな雰囲気になれますよ」(相沢さん)。
分け目を大胆チェンジ! コンサバショートボブを外ハネでクールに
ほんのひと手間でイメチェンできる!「ショート」のヘアアレンジ【5選】
【1】「前髪」を立ち上げるだけで、パッと華やかな印象に
ドライヤーで乾かすだけで、サロン帰りのようなふわっとしたスタイルに仕上がるのでとっても手軽。
「仕上げにソフトなワックスを揉み込んでおけばツヤ感も出ます。すぐにペタッとなってしまうようなら、根元の立ち上がり部分にスプレーしておけばスタイルがキープできます」(apish AOYAMA ディレクター・嶋根寛明さん)
<スタイリング方法>
■1:根元に風を送り込むイメージでドライヤーをあてる
■2:ソフトなワックスを髪全体になじませる
■3:前髪の立ち上がりをキープするように根元にスプレー
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■長めに残した前髪の根元に立ち上がりをつくる
- ■分け目部分にも立ち上がりをつくりボリューム感を出す
- ■分け目をはっきりつくらずラインをぼかしておく
「分け目のラインをパキッとさせるとボリュームが出にくくなります。またラインをぼかすことで、白髪が目立ちにくくなるメリットも生まれます」(嶋根さん)
立ち上がりをキープするのにおすすめのワックスは、『ココロガミ ボタニカルバーム』¥1,800(apish)。「のびがよく、ツヤ感も出ます。立ち上がりをキープするスプレーは、『トリエ スプレー10』¥1,600(タカラベルモント)がいいですね。パリパリにならないほどよいキープ力なので使いやすいと思います」(嶋根さん)
流行の「長め前髪」ショートヘアで、トップのボリューム不足を解決!
【2】ウェットな質感で大人の魅力がアップする「前髪」アレンジ
「ウェットな質感をつくっているジェル状のワックスは、指先につけて髪になじませると根元がベタベタになってしまうので、手のひらだけになじませてからつけるのがコツ。前髪をかき上げた時に根元に付きすぎず、髪全体に均一につけることができます」(BEAUTRIUM表参道スタイリストの高橋澄絵さん)
<スタイリング方法>
■1: ストレートアイロンで毛先を外ハネにする
■2:前髪をブローするようにストレートアイロンを滑らせる
■3: 前髪をかき上げるようにジェルをつける
「コテではなくストレートアイロンを使うと、直毛は自然な丸みをつくることができるし、くせ毛の人は矯正できるなど、どんな髪質でも理想の毛流れをつくることができます。カールが付きすぎたり、変な方向にハネることもないのでご自宅でのスタイリングも簡単ですよ」(高橋さん)
【3】パーマヘアが活きる!クールで艶っぽい、かき上げ「前髪」
「ベースは丸いフォルムのマッシュ。前髪をおろしていると可愛らしい雰囲気ですが、かき上げるとクールな雰囲気にも。ウェットな質感によって、ゆるくかかっているパーマの存在感も増し、色気もグッと増します。様々な表情を楽しめるのがこのアレンジの特長です」(Cocoonスタイリスト・泰斗さん)
<スタイリング方法>
■1: ワックスを根元から全体に揉み込む
■2: 前髪をかき上げる
■3: バランスを見て整える
「スタイリングするときは、ある程度ラフさを残すように心がけて。濡れた髪質でビシッと整えてしまうと、強い印象になるだけでなく古臭い感じになることも。パーマのニュアンスを活かすように意識してください」(泰斗さん)
【4】耳にかけるだけ!ショートヘアだから叶う「2wayスタイリング」
「印象をガラッと変えるには、質感とフォルムに違いを出すのが効果的。ふんわりとした質感とフォルムで大人のかわいさを、ややウェットな質感とタイトなフォルムでクールさを演出できます。
ベースはグラデーションボブ。トップにレイヤーを入れることで、耳に髪をかけたときと下ろしたときで、表情が変わるデザインになっています。ゆるくパーマがかかっているので、ややウェットな質感にすると、より束感が出るようになって、大人っぽい表情に」(Cocoon 銀座店の店長・泰斗さん)
<スタイリング方法>
■1:クリームワックスを根元から全体に揉み込む
■2:サイドを耳にかける
■3:束感を作って整える
「タイトにしすぎると古い印象になるので、サイドのみタイトにし、トップはふんわり感をキープして。襟足を少し外ハネに作るとおしゃれです」(泰斗さん)
耳にかけるだけで印象チェンジ!ショートヘアだから叶う「2wayスタイリング」
【5】ペタ髪にニュアンスを与える!コテで巻くショートの正解アレンジ
「毛先や髪の内側にカールをつけることで『巻きました感』のない自然な仕上がりになります。ショートヘアはコテで巻くのが難しいと思っている方にこそチャレンジしていただきたいです」(RamieGINZA代表・加藤貴大さん)
<スタイリング方法>
■1: ハチ上をダッカールで止めて髪の内側の毛先をすべて外ハネにする
■2: つむじ前のトップの毛束をフロントに巻く
■3: つむじ後ろの毛束も巻く
■4:前髪を巻いて完成
「巻いているとは思えない自然なカール感が魅力。仕上げにオイルをつけると、カールがよりなじんで落ち着きます。もしカールがきつくかかってしまった時はオイルを使ってみてください。ツヤ感、束感も出るのでオススメです」(加藤さん)
- TEXT :
- Precious.jp編集部