【目次】

「ベースメイク」でにじみ出る大人の気品を作るステップ


「顔のたるみはベースメイクでカムフラージュできます。下がってきた目元にはファンデーションの引き上げ塗りでリフトアップを、もたついてきた輪郭にはシェーディングで引き締めを狙いましょう」(ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん)

1.全顔に下地をのばす

目安はパール1粒分。透明感がアップするパープルの下地は40代の強い味方に。
目安はパール1粒分。透明感がアップするパープルの下地は40代の強い味方に。
引き上げを意識してのばすと、ヨレることなくピンと張りのある印象に。
引き上げを意識してのばすと、ヨレることなくピンと張りのある印象に。

パープルの下地をおでこ、両頬、あごの4点に、クルクルとなるとのように置いてから、スキンクリームをのばすように両手でクルクルと円を描きながら、顔全体に広げます。

2.ファンデーションを重ねる

ファンデーションは小豆1粒分で十分。つけすぎないように注意して。
ファンデーションは小豆1粒分で十分。つけすぎないように注意して。
ファンデーションも引き上げを意識してのばすのがコツ。
ファンデーションも引き上げを意識してのばすのがコツ。

リキッドファンデーションを下地と4点になると置きして、両手で円を描きながら広げます。

3.スポンジで表面を整える

スポンジには、表面を整えるほかに余分な油分を吸着して化粧くずれを防ぐ効果も。
スポンジには、表面を整えるほかに余分な油分を吸着して化粧くずれを防ぐ効果も。

ファンデーションを広げ終えたら、スポンジで肌の表面をなでてファンデーションを均一に整えます。

4.ファンデーションに下地を混ぜる

同じメーカーやラインの下地とファンデーションを使用するのがおすすめ。
同じメーカーやラインの下地とファンデーションを使用するのがおすすめ。

2で使用したファンデーションを少量手に取り、1で使用した下地を同量混ぜて、ワントーン明るい色に整えておく。

5.ファンデーションを目の下にのせ、広げる

目の下からこめかみに向けて斜めにのせるのがポイント。
目の下からこめかみに向けて斜めにのせるのがポイント。
目元にワントーン明るいファンデーションを重ねて少しだけ厚みを出しておくことで肌に透明感が出て、リフトアップのほかにクマやくすみなどもカバーする効果も。
目元にワントーン明るいファンデーションを重ねて少しだけ厚みを出しておくことで肌に透明感が出て、リフトアップのほかにクマやくすみなどもカバーする効果も。

目の下に4のファンデーションを置き、スポンジで引き上げるようにタッピングしながらのばします。ファンデーションが乾く前に素早く広げて。

6.フェイスラインにシェーディングを

スポンジなら濃くなりすぎることなく、自然な陰影を入れることが可能に。
スポンジなら濃くなりすぎることなく、自然な陰影を入れることが可能に。
生え際にごく自然な陰影をつけるだけで、顔が一気に引き締まる。
生え際にごく自然な陰影をつけるだけで、顔が一気に引き締まる。

口を「お」の形にした時に、凹みができる部分より下に、シェーディングパウダーをスポンジで薄くのばします。そのままのスポンジで生え際をなぞると、フェイスラインが自然に引き締まります。

頰のハリ感はピンクの下地で取り戻す!

左/セルフメイクでは、頰下の影が目立っている。 右/長井メイクでは、フェースラインがなだらかでふっくら若々しい印象に。
左/セルフメイクでは、頰下の影が目立っている。 右/長井メイクでは、フェイスラインがなだらかでふっくら若々しい印象に。

「大人のフェイスラインのくずれの二大原因は、『たるみ』と『こけ(削げ)』です。たるみの場合はシェーディングによる引き締めが効果的ですが、こけの場合は凹み部分をカバーしてふっくら見せること。

おすすめは、パンプアップ効果のあるピンクの下地と、ハリ感をもたらす艶やかに仕上がる美容液ファンデーションの合わせ塗り。ふたつを混ぜて、ふっくら見せたい顔の下半分に塗り込むのがポイントです」(ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん)

1.ファンデーションに下地を混ぜる

美容液効果の高いファンデーションをセレクトすると、肌の艶やかさやハリ感を長時間持続させることが可能に。
美容液効果の高いファンデーションをセレクトすると、肌の艶やかさやハリ感を長時間持続させることが可能に。

あらかじめ、いつもより薄めにベースメイクを仕上げておきます。大豆一粒分量のファンデーションと同量のピンクの下地を手にとり、混ぜます。

2.顔の下半分にのせてスポンジでタッピング

ベースメイクがよれないように、スポンジを大きく動かさないのがポイント。
ベースメイクがよれないように、スポンジを大きく動かさないのがポイント。

下地を混ぜたファデーションを頬骨より下のみにのせて、スポンジで上に引き上げるようにタッピングしながらなじませます。

たるみ、ほうれい線、毛穴…40代からの肌悩みを解消するメイクテクニック12選

「引き算メイク」で、凛とした聡明美人になる

1.二重の内側にブルーグレーをオン

目頭は二重のラインよりもやや内側に入れ、目尻側にかけて入れる範囲を少し広げていくととスッキリした印象に。
目頭は二重のラインよりもやや内側に入れ、目尻側にかけて入れる範囲を少し広げていくととスッキリした印象に。

ブルーグレーのクリームシャドウを細めのアイシャドウブラシにとり、二重のラインの内側に薄く均一にのばします。

2.涙袋の上にミントグリーンを

色みをほぼ感じさせないパール感のあるペールカラーをセレクトするのがポイント。
色みをほぼ感じさせないパール感のあるペールカラーをセレクトするのがポイント。

目の下の涙袋の上にアイライナーブラシにとったミントグリーンのパウダーをオン。目尻側は、ベースメイク時に仕込んだハイライトと合流させて。

3.目尻のみにアイラインを入れる

目尻のみに入れるこの「引き算ライン」で、抜け感のある目元に。
目尻のみに入れるこの「引き算ライン」で、抜け感のある目元に。

ブルーブラックのペンシルライナーで、目尻の7㎜ほど内側から目尻から7㎜オーバーするところまでラインを引きます。

4.上下まつげにマスカラを塗る

下まつげに塗るときは、余分な液をティッシュオフしておくと失敗しない。
下まつげに塗るときは、余分な液をティッシュオフしておくと失敗しない。

上下まつ毛に黒のマスカラを塗って。上まつげは根元からしっかり持ち上げるように塗り、下まつげはブラシを縦にして塗るときれいに仕上がります。

5.地眉の1㎜上に眉山をつくる

地眉よりワントーン明るいペンシルを選ぶと、柔らかな印象に。
地眉よりワントーン明るいペンシルを選ぶと、柔らかな印象に。

眉を少し高い位置に設定。眉頭はさわらずに、中間〜眉尻にかけてペンシルで地眉の1㎜上に眉山を意識しながらアウトラインをとります。

6.ラインの内側にパウダーで埋める

ペンシルと同じ明るさのパウダーを使うのがポイント。
ペンシルと同じ明るさのパウダーを使うのがポイント。

5でラインどりした内側をアイブロウパウダーで埋めていきます。眉山〜眉尻からスタートして、その後、中央→眉頭の順で埋めていくとバランスよく仕上がります。

7.アイブロウブラシで眉をとかす

ブラシのヘッドを少し折り曲げておくと、眉にフィットしやすい。
ブラシのヘッドを少し折り曲げておくと、眉にフィットしやすい。

ペンシルの逆側に付いているアイブロウブラシで、目頭から目尻に向けて眉をとかしていきます。毛流れを整え、描き足した眉を肌に定着させる効果あり。

8.シアーな発色のベージュリップを直塗り

ラインどりせずに、輪郭を意識しながら直塗りするときちんとしすぎず、こなれた印象に。
ラインどりせずに、輪郭を意識しながら直塗りするときちんとしすぎず、こなれた印象に。

ベージュ系のリップを唇に直塗り。マットよりシアーな発色のタイプを選ぶと柔らかく上品な雰囲気に仕上がります。

【BEFORE→AFTER:甘さが緩和され、知的で凛とした雰囲気に】

目元をほんのり彩る寒色を使用したアイメイクで、甘さが緩和されてキリッと知的な印象に。目尻のみに入れたアイラインとベージュ系のリップによる引き算で、上品さとこなれた感もプラス。
目元をほんのり彩る寒色を使用したアイメイクで、甘さが緩和されてキリッと知的な印象に。目尻のみに入れたアイラインとベージュ系のリップによる引き算で、上品さとこなれた感もプラス。

童顔が知的美人に変身!その秘訣は、ほんのり寒色を効かせた「引き算メイク」でした

目元は「上品眉」で引き締める


眉の下側を足して太眉に描くとまぶたが締まる

眉山のあたりにある眉丘筋という筋肉が衰え、年齢とともに眉山が下がり、横にペタッと広がった印象に見えてくるもの。しかも、まぶた自体も重力とともに下がってきて、目元が全体的に間延びした印象に。

そこで、眉の存在感をアップさせ、さらに太く描くことで、まぶたの余白を埋めていきます。ここでのポイントは、眉を太く描く際に下に足すこと。そうすることで、まぶたの余白が埋められるように。

このとき、濃いブラウンのアイブロウペンシルでしっかりと描くことが大切です。太くするのが怖くて淡いブラウンにしてしまうと、眉の存在感が出ず、効果が半減してしまうので注意して。その上に重ねるアイブロウパウダーを淡いブラウンにすると、色の濃淡で眉を立体的に見せる効果も得られます。

■1:眉の下側をまっすぐにラインを引く

アイブロウペンシルで、眉頭を除いた部分から眉尻に向かって、ほぼ平行になるようにガイドライン的に引いていく。
アイブロウペンシルで、眉頭を除いた部分から眉尻に向かって、ほぼ平行になるようにガイドライン的に引いていく。

■2:まばらな部分をペンシルで埋めていく

眉毛がまばらになっている部分は、ペンシルで毛を1本1本描き足すようなつもりで、描いて隙間を埋めていく。
眉毛がまばらになっている部分は、ペンシルで毛を1本1本描き足すようなつもりで、描いて隙間を埋めていく。

■3:明るめブラウンのパウダーをペンシルに重ねる

ペンシルよりもパウダーは明るめのブラウンを選び、ペンシルで引いたラインの上やまばらな隙間を埋めた部分に重ねてのせておく。
ペンシルよりもパウダーは明るめのブラウンを選び、ペンシルで引いたラインの上やまばらな隙間を埋めた部分に重ねてのせておく。

■4:パウダーで眉の上側を整えていく

<b>3</b>と同じパウダーをブラシにとり、眉の上側にのせながら、適度にぼかしていく。眉頭の上は何ものせないのが自然に仕上げるポイントに。
と同じパウダーをブラシにとり、眉の上側にのせながら、適度にぼかしていく。眉頭の上は何ものせないのが自然に仕上げるポイントに。

■5:眉中から眉頭へとブラシでぼかす

眉毛が密集している部分(眉頭から1cmくらいのところ)から眉頭に向かって、ブラシに色を足さずにブラシを動かしてぼかしていく。
眉毛が密集している部分(眉頭から1cmくらいのところ)から眉頭に向かって、ブラシに色を足さずにブラシを動かしてぼかしていく。

■6:ペンシルでもう1度、眉下を描き込む

最後にペンシルで眉頭を除いた部分から眉の半分くらいまで、下側をしっかり描き込んでおく。するとまぶたの余白が埋まり、締まって見える。
最後にペンシルで眉頭を除いた部分から眉の半分くらいまで、下側をしっかり描き込んでおく。するとまぶたの余白が埋まり、締まって見える。

間延びしたまぶたが締まって見える「太眉」メイクで、7歳若返り!

ペンシルの上にパウダーを重ねてナチュラルな平行太め眉に

眉メイクが苦手で前髪で眉を隠したセルフメイクから、とても自然で上品な平行太め眉に。
眉メイクが苦手で前髪で眉を隠したセルフメイクから、とても自然で上品な平行太め眉に。

■「眉が薄い人や、密度が均一でなく、まだらに生えている人は、ペンシルとパウダーのダブル使いを。スクリューブラシも必需品です!」

「まず、スクリューブラシで毛流れを整えておくことが、大人の眉メイクにはマストです。その後、ペンシルで足りない部分を補っていきます。その際のポイントが2点。

1点めは、ペンシルのカラーは、グレーやダークブラウンなど、自眉の色と近いカラーを選ぶこと。明るいカラーを選びがちですが、そうすると、自眉と描き足した部分がなじまなくなります。2点めは、ペンシルでラインどりをしないこと。1本ずつ植毛するようにていねいに描き足して、眉の形や濃さを整えます。

その後、明るめのパウダーをふんわり肌にのせることで、ナチュラルで上品な平行太め眉に。アイシャドウブラシを使えば、よりやわらなか仕上がりがかないます」(ヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさん)

1.スクリューブラシで眉をとかす

眉頭から眉山までは上向きに、眉山から眉尻にかけては横向きにブラシを動して。
眉頭から眉山までは上向きに、眉山から眉尻にかけては横向きにブラシを動して。

アイブロウペンシルのスクリューブラシで眉をとかし、毛流れを整えておきます。ブラシの付け根を軽く折り曲げておくと、眉とブラシがフィットしやすくなります。

2.足りない部分を描き足す

左右の高さが違う場合は、眉が低い方は上側を、高い方は下側を中心に描き足して行くと左右対象に。
左右の高さが違う場合は、眉が低い方は上側を、高い方は下側を中心に描き足して行くと左右対象に。
肌を軽くこするように、ブラシでとかすのがコツ。
肌を軽くこするように、ブラシでとかすのがコツ。

アイブロウペンシルで、眉の足りないや薄い部分を1本ずつ描き足していきます。その後、再びスクリューブラシでとかし、描き足した部分をぼかしながら定着させます。

3.パウダーをのせる

毛流れに逆らうように、ブラシを肌に押し込むのがコツ。
毛流れに逆らうように、ブラシを肌に押し込むのがコツ。

アイシャドウブラシにアイブロウパウダーをとり、肌を染めるような要領でのせていきます。

【BEFORE→AFTER:ふんわりナチュラルな平行太め眉に】

自然な濃さの平行太め眉なら、主張しすぎることなく上品な印象に。
自然な濃さの平行太め眉なら、主張しすぎることなく上品な印象に。

薄いまだら眉をナチュラルな「平行太め眉」にする方法

気品ある目力のベースは「透かしアイシャドウ」


他人は目の大きさを「まつげからまつげまで」と判断している!

目の大きさは上まつげから下まつげまで。
目の大きさは上まつげから下まつげまで。

そもそも私たちは、目の大きさというと、目のフレームに沿った形だと思いがち。けれど、実は、上まつげの先端から下まつげの先端までを他人は「目」だと認識しているというデータがあるのです。

ということは、アイメイクしだいで目を大きく見せることが可能だということ。以下から、目を上品に大きく見せ、目力を効果的にアップさせる方法をご紹介します。

水彩画のような透明感のある発色「透かしアイシャドウ」でまつげを際立たせる

若いころの目力が「強さ」だとしたら、大人の今の目力は「繊細さ」で引き出します。繊細さで目力を出すには計算が必要。繰り返しになりますが、目の大きさは上まつげの先端から下まつげの先端まで。そのため、まつげを縦に広げ、最大限に生かします。

そして、そのまつげの存在感が際立つ、透明感のある発色のアイシャドウを選び、まつげの引き立て役に徹底させるのです。最後は、まつげの隙間を埋める点アイライナーでまつげ増毛の疑似効果を出すだけ。それでも、目力は驚くほど宿るようになるのです。

まつげを際立たせて見せる、透かしアイシャドウの塗り方

左/透かしアイシャドウの場合…まつげがくっきり!、右/締め色を入れた場合…まつげが目立たない
左/透かしアイシャドウの場合…まつげがくっきり! 右/締め色を入れた場合…まつげが目立たない

目力というと、しっかりとアイシャドウで目元に立体感をつくり、引き締めないと! と思う方が多いのですが、実はこれ、逆効果になることが。冒頭でもお伝えしたとおり、目の大きさは上まつげから下まつげまでの先端から先端までを意味します。ということは、まつげの存在がしっかり見えないと目力が存分に発揮されないことになるのです。

締め色のアイシャドウをしっかり塗ってしまうと、まつげが濃い色に重なってあまり認識できません。それでも目力は出るかもしれませんが、大人の品格ある目力は宿りにくくなってしまうのです。しかし、水彩画のような透け感のあるアイシャドウなら、まつげをくっきりと際立たせる効果が出ます。

1.まぶたの中央にアイシャドウをおいてアイホールにのばす

まぶたの中央にアイシャドウを。
まぶたの中央にアイシャドウを。

塗るとき、まずはアイシャドウを薬指にとります。アイホール全体にのばしていくので、薬指の第一関節分を指にとってみてください。そして、ちょうど黒目の上あたりに薬指をのせましょう。

2.薬指でワイパーのようにしてなじませる

薬指でワイパーのように。
薬指でワイパーのように。

1で上まぶたにのせた薬指を、ワイパーのように左右に大きく動かしながら、のばしていきます。このとき、黒目の上がいちばん濃く、目頭と目尻に向かうにしたがって自然と淡くなるようにしましょう。すると、自然なグラデーションがついて、肌なじみがアップします。

3.下まぶたにも同じ色をスッとひと筋のせる

下まぶたにも同じ色を。
下まぶたにも同じ色を。

下まぶた用に、上まぶたにのせたのと同じアイシャドウをチップ、または綿棒にとる。黒目の下におき、目尻側、目頭側へとぼかす。涙袋分の幅になるようにのせるとちょうどよい。

「スキマ埋めアイライン」で目元の気品をアップする


「点アイライナー」で隙間を埋めてまつげが密集しているように見せる

まつげとまつげの間が抜けて見えると、せっかくの透かしアイシャドウやカールマスカラの効果が半減し、スカッとした弱い印象になってしまいます。そのため、アイライナーで点々と隙間を埋めておくという細部にまで手を加える必要が。それには、ライナーの先端が細いと使いやすく、失敗がありません。

隠しラインでまつげを格段に増量させて見せられる、点アイライナーの入れ方

左/点アイライナーを入れた場合…まつげが増えて見える!、右/点アイライナーを入れていない場合…まつげの隙間が気になる
左/点アイライナーを入れた場合…まつげが増えて見える! 右/点アイライナーを入れていない場合…まつげの隙間が気になる

透かしアイシャドウに、しっかりカールされた長いまつげに仕上がったとしても、それだけでは実は足りません。点アイライナーを入れたほうが目力が強いのは明らかです。まつげとまつげの間に隙間があると、せっかくアイシャドウやマスカラで上品な目力を出していても、少し間が抜けて見えてしまいます。

しかし、しっかりとまつげの隙間を埋めてあると、キュッと引き締まって見え、より目力が強く見えるようになるのです。ここで注意したいのが、ラインの引き方。目の際にラインを引くのではなく、まつげの隙間を埋めるだけのさりげないラインのほうが繊細で品格のある目力が実現します。

1.アイライナーで埋めたい場所はまつげとまつげの間

アイライナーで埋めたい場所。
アイライナーで埋めたい場所。

顔の斜め下から鏡をのぞき込むと、まつげの隙間がよく見えるもの。このまつげとまつげの間をつなげるようにして、アイラインを入れていくと、まつげが密集して生えているように見えます。

2.小さく左右に描きながら埋めていく

小さく左右に描きながら。
小さく左右に描きながら。

アイライナーの先端で、まつげの隙間を左右に小さくジグザグさせながら埋めていきます。このとき、アイライナーの先端はまつげの下から差し込むような形で描いていくのがコツ。黒目の上から目尻に向かってまず入れていきましょう。

3.目頭はそっと抜くように最後は細く

目頭はそっと抜くように。
目頭はそっと抜くように。

黒目の上から目頭に向けては、まつげのある部分を埋めていきます。また、目頭に向かうにしたがって徐々に細くなるように埋められると、自然な印象の仕上がりに。最後のまつげの部分は、スッと力を抜くようにラインを入れてみてください。

ボンヤリ目元が若返る!品格を失わずにしっかり目力がアップする「簡単3ステップ」

瞳を際立たせる「カールマスカラ」の塗り方

余白を埋める、マスカラテクとは?
余白を埋める、マスカラテクとは?

アイシャドウ同様、上まつげにはマスカラを塗る人がほとんどなのに、下まつげにまでマスカラを塗る人はほんのひと握り。

上まつげの長さを出し、扇状に広げて、上まぶたや横顔の余白を埋めることはもちろんですが、下まつげもしっかりと存在感を出してあげると、下まぶたのアイシャドウとの相乗効果で、頬の間延びした余白を埋めることが可能に。

下まつげは人によってはまばらだったり、短かったりするかもしれません。ですが、それでもマスカラを塗ることで、しっかりと存在感が示され、余白埋めにひと役買ってくれるもの。目頭から目尻まで、今あるまつげ全体にマスカラを塗ってみて。印象がまるで変わるはずです。

■1:上まつげは扇状になるように

上まつげは根元からしっかりとビューラーで立ち上げ、目頭側、目尻側のまつげも存在感が出るようにしっかりと塗り、扇状になるようにしっかりとセパレートしておく。
上まつげは根元からしっかりとビューラーで立ち上げ、目頭側、目尻側のまつげも存在感が出るようにしっかりと塗り、扇状になるようにしっかりとセパレートしておく。

■2:下まつげを起こしていく

マスカラを縦に持ち、左右に小さく振るようにしながら、下まつげにマスカラを塗っていく。寝ていた下まつげを起こして浮かす役割を果たすポイントに。
マスカラを縦に持ち、左右に小さく振るようにしながら、下まつげにマスカラを塗っていく。寝ていた下まつげを起こして浮かす役割を果たすポイントに。

■3:下まつげの長さを出していく

ブラシを横に持ち替え、下まつげを下に向かって引くようにして、今度は長さを出すように塗っていく。最後に、下まつげもきちんとセパレートするように整えておいて。
ブラシを横に持ち替え、下まつげを下に向かって引くようにして、今度は長さを出すように塗っていく。最後に、下まつげもきちんとセパレートするように整えておいて。

大人こそ「下まつげ」にマスカラを!間延びした顔をキュッと締めるマスカラ3ステップ

「まが玉形のチーク」で立体感とメリハリを作る方法


頬骨の高さがなくなり、平坦になってくる頬。若いころのようなメリハリをつけられると、顔が立体的に見え、それだけで余白がなくなって見えるものです。

大人世代の年齢になると、顔をシャープに見せようと、ダーツを入れるように頬骨の下あたりからこめかみに向かってチークを入れる人が多いのですが、それでは正面顔の余白が気になってしまいます。

なので、正面もしっかりと入れつつ、フェイスラインに向かって上向きになるよう、まが玉形に入れるのがポイントに。チークの入れ方しだいで、正面顔も横顔も驚くほどリフトアップして見えるようになります。

■1:ニコッと笑って高くなったところから

笑ったときに高くなる頬骨のあたりから、フェースラインに向かって少し上に上げるようにしてチークをブラシでのせていく。
笑ったときに高くなる頬骨のあたりから、フェイスラインに向かって少し上に上げるようにしてチークをブラシでのせていく。

■2:フェイスラインから指2本分のところで折り返す

横顔の余白も埋めるため、フェースラインから指2本分のところまでチークをのせ、そこから丸みを帯びた小さな曲線を描くようにして折り返す。リフトアップして見せる効果もあり。
横顔の余白も埋めるため、フェイスラインから指2本分のところまでチークをのせ、そこから丸みを帯びた小さな曲線を描くようにして折り返す。リフトアップして見せる効果もあり。

小顔とリフトアップ、同時に叶えるチークの入れ方とは?

■美の提案:大人の「可愛げチーク」は顔の中心からON。

大きめのブラシでパウダーチークを取り、顔の中心から外方向へ広げる。
大きめのブラシでパウダーチークを取り、顔の中心から外方向へ広げる。

「大人の女性はチークを顔の外側のほうに入れる方が多いのですが、大人の可愛げチークは顔の中心のほう、目頭下あたりから入れていきます。外方向へふんわりと広げて、優しさと高揚感をプラスします」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)

ブラシに残ったチークをまぶたにも。
ブラシに残ったチークをまぶたにも。

「ブラシに残ったチークを、アイホール全体にもふわっとのせます。目元にほのかに赤みがプラスされることで表情が優しく華やかになり、頬とまぶたのニュアンスが統一されることでチークが顔にしっくりなじみます」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)

人気ヘア&メイク小田切ヒロ流『40歳からの「逆転発想」美容』Vol.41 「誰からも愛される顔」になるメイク方法があるって、知っていますか?

くすみ飛ばしと口角上げが「上品リップ」を作るカギ


年齢を重ねると、口角が下がる、唇の色素が後退して上唇が薄くなる、左右の厚みが違ってくるなど、形が変わってきます。それなのに、地の唇にベージュ口紅を塗るだけでは老け唇のまま。

サポートアイテムも活用し、口角はキリッと引き上げ、唇はふっくらと立体的に見せる塗り方をマスターしましょう。

くすみ、シワを消してどこから見ても美しい唇に

まず下がり口角の原因、口角下のたるみの影をコンシーラーで消すことから始めます。動きの激しい口元には、ゆるめのものよりも、やや硬めでフィット感が高い、薄づきタイプが適任。

次にリップペンシルで輪郭補整を。ただし、地の唇の輪郭どおりに描くのではやせた唇を強調するだけで、若返り効果が得られません。後退して消えた唇の赤みを修復するように、ふっくら描き足すことも欠かせないひと手間です。

このように、若々しい口元に仕上げる土台を整えてから、ベージュ口紅をリップブラシで塗っていきます。

最近の口紅は質感が向上しているから直塗りでもキレイだし、わざわざブラシで塗るのは面倒、と思っている人も多いと思いますが、シワの溝にしっかりと塗り込めて凹凸をカバーできるし、色落ちもしにくくなります。

また直塗りだと口角の際までしっかりと塗れないこともあり、肌色に近い色だからこそ、雑でぼやけた印象になりかねません。手早く完璧に美しく仕上げるならば、ブラシ塗りを習慣にしましょう。

■1:口角下のくすみを消す

コンシーラーをブラシにとり、口角の下にのせると、くすみが消えて明るさが。錯覚効果で口角が引き上がって見える。
コンシーラーをブラシにとり、口角の下にのせると、くすみが消えて明るさが。錯覚効果で口角が引き上がって見える。

\リップとの境目を指でなじませるのがコツ/

塗布したあと、白浮きして悪目立ちしないように、指でサッとなでるようになじませる。
塗布したあと、白浮きして悪目立ちしないように、指でサッとなでるようになじませる。

■2:上唇はオーバー気味に

リップライナーで、口角から唇の山は1~2mmほどはみ出すように描く。加齢で薄くなった上唇の形をふっくら見せる。
リップライナーで、口角から唇の山は1~2mmほどはみ出すように描く。加齢で薄くなった上唇の形をふっくら見せる。

\リップペンシルは下から当てる/

下唇のエッジを強調するとふっくら見えるので、ペンシルは下から当てるといい。
下唇のエッジを強調するとふっくら見えるので、ペンシルは下から当てるといい。

■3:中央から塗り広げる

下唇の中央にのせて、左右にブラシを動かしながら輪郭へと広げていくと、輪郭にたまることなくキレイに仕上がる。
下唇の中央にのせて、左右にブラシを動かしながら輪郭へと広げていくと、輪郭にたまることなくキレイに仕上がる。

\たっぷりブラシにとり、中央から外に向かって塗る/

上唇も同様に、中央から外に向かって塗り広げてから輪郭を描く。ブラシに十分に含ませることでムラづきを防止。シワも目立たない。
上唇も同様に、中央から外に向かって塗り広げてから輪郭を描く。ブラシに十分に含ませることでムラづきを防止。シワも目立たない。

■4:口角まで塗り、引き締める

口角まできっちりと塗らないと引き上がって見えない。色がたまらないように、ブラシに残った口紅で塗るので十分。
口角まできっちりと塗らないと引き上がって見えない。色がたまらないように、ブラシに残った口紅で塗るので十分。

\下唇の中央のみ口紅を重ね塗り/

下唇の中央のみ、口紅を塗り重ねるとシワ消し&艶効果が生まれふっくら感がアップ。
下唇の中央のみ、口紅を塗り重ねるとシワ消し&艶効果が生まれふっくら感がアップ。

口角が引き上がって見える!ベージュ口紅の正しい塗り方4ステップ

加齢で薄くなっていく唇は肌なじみ色でオーバーに

老化とともに唇、特に上唇は薄くなっていきます。にもかかわらず、赤みブラウンなどの濃いリップをそのまま塗ってしまうと、唇の薄さが悪目立ちする可能性が。

かといって、濃いカラーでオーパーリップに描くのは、なかなか加減が難しいもの。そこでオススメなのが、唇の色に近いベージュピンクでオーバーリップに描くこと。唇全体をオーバーにするのではなく、ポイントをおさえてオーバーめに描くのがコツに。

すると、やりすぎ感のない自然な仕上がりが実現。太めのリップライナーなら、ライナーとリップの1本2役になり、便利です。

■1:上唇はペンシル先1本分オーバーめに引く

口角から山部分に向かって、ペンシル先1本分出るようなイメージでオーバーめにラインを引く。谷の部分は唇の輪郭に沿ってでOK。ペンシルでそのままラインの内側を塗りつぶす。
口角から山部分に向かって、ペンシル先1本分出るようなイメージでオーバーめにラインを引く。谷の部分は唇の輪郭に沿ってでOK。ペンシルでそのままラインの内側を塗りつぶす。

■2:下唇は中央のみ少しオーバーめに

下唇は中央から描く。ペンシル先を寝かせ、ふっくらとしている輪郭の下から当て、少しオーバーめにラインを引き、口角へつなげる。上唇と同様、ラインの内側を塗りつぶす。
下唇は中央から描く。ペンシル先を寝かせ、ふっくらとしている輪郭の下から当て、少しオーバーめにラインを引き、口角へつなげる。上唇と同様、ラインの内側を塗りつぶす。

大人の唇には、「太リップペンシル」が有効!薄くなってしまった唇がふっくら見える方法

■美の提案:ブラウンリップは、1mmオーバー&丸みで色気が宿る

ブラウンリップは、いつもより1mmオーバーリップに。リップの山に丸みを持たせて塗ると、色っぽい雰囲気に。
ブラウンリップは、いつもより1mmオーバーリップに。リップの山に丸みを持たせて塗ると、色っぽい雰囲気に。

「唇が引き締まって見えるブラウンリップは、オーバーに塗ってもトゥーマッチに見えません。いつもより1mmオーバーリップにして、唇の山に丸みを持たせるように塗ると、ほどよく色っぽい雰囲気に仕上がります」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)

夏のブラウンリップは、「角を取る」ほど色っぽい

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。