【目次】

ヘッドスパによって得られる効果


岩佐 由美さん
岩佐由美キュアトリートメントスクール 学院長
(いわさ ゆみ)エステティシャンとしての施術歴は約30年。各種マッサージやリンパドレナージュ、整体、医学、栄養学などの知識と技術を融合した「キュアトリートメント」技法の考案者。

■顔のたるみやゆるみを改善する

「たるみ」というと顔だけの問題だと思いがちですが、実は顔の筋肉と頭の筋肉はつながっています。たとえば、パソコンにスマホと、常に画面を見て目を酷使していると、どうしても表情筋が固まり、血流が悪くなってしまいます。すると、目の周りの眼輪筋だけでなく、眼輪筋につながっている前頭筋まで硬くなり、額のシワやまぶたのたるみの原因となってしまうのです。

そのほかにも、頬の筋肉とつながる側頭筋が硬くなると頬のたるみ毛穴やほうれい線、フェースラインのゆるみに。後頭部には目のツボがあり、ここが硬くなるとまぶたのたるみなどに、それぞれ影響しています。顔だけをマッサージするのではなく、頭皮も併せてマッサージしてほぐし、血流を促すことで、引き締め効果をより実感することができるのです。

「顔のたるみ」に効く!最新ヘアブラシを使った頭皮マッサージ簡単5ステップ

【1】ヘッドスパ的「シャンプー」の方法


PROFILE
山本幸恵さん
深頭筋ヘッドセラピスト。テレビやCM、製品開発などで幅広く活躍中。3万人以上の頭皮を見てきた経験から、独自の「深頭筋マッサージ」を開発。著名人からの指名も多い、隠れ家サロンを主宰。

■頭蓋骨を洗うイメージで、しっかり奥深くを動かして

・シャンプーのときにマッサージを習慣化できたら、改めてマッサージの時間を取らずにすむので、時短に。
・シャンプー剤を頭皮に長い時間つけておくのは頭皮へのダメージに。
・しっかり予洗いをし、シャンプーをよく泡立ててから、2分を目安に手早く行う。
・頭皮を洗うのではなく、頭蓋骨を洗うイメージで、しっかり奥深くを動かすのがコツ。

<STEP.1>5本の指で前頭部の地肌をセンターに寄せる

・お湯でしっかりと予洗いしたあと、シャンプーをよく泡立ててスタート。
・生え際から頭頂部に向かって、〝パー〟の手でセンターに地肌を寄せるようにして、頭蓋骨を洗うイメージで行う。
・1か所につき5回動かせば、むくみを取ってくれる効果大!

5本の指で両サイドから。
5本の指で両サイドから。

・このとき、前頭部の額の生え際からスタートし、耳と耳を結ぶ〝カチューシャライン〟まで4回に分けて指を移動させます。

5本の指で前頭部の地肌をセンターに寄せるとき。
5本の指で前頭部の地肌をセンターに寄せるとき。

<STEP.2>側頭部は耳からこめかみまで洗う

・耳の上からこめかみにかけて、3回に分けて徐々に上がっていくように前後にスライドさせて洗う。
・5本の指を地肌に沿わせ、1か所につき5往復動かして。
・ここでも、しっかり頭蓋骨を意識して、骨を洗うイメージで。

5本の指を地肌に沿わせる。
5本の指を地肌に沿わせる。

・側頭部は、耳の上に5本の指先をつけ、頭部の丸みを意識しながら洗うのがコツ。
・ここでは耳の上からこめかみまでを洗います。耳の周りはこっていることが多いので、念入りに。

耳の上に指先を。
耳の上に指先を。

<STEP.3>側頭部から頭頂部を上下に細かく洗う

・側頭部から頭頂部に向かって洗う。
・1か所につき5往復、地肌を動かすように細かく上下に動かし、頭頂部へ向かって。
・6か所目で頭頂部で合流し、最後は左右の指が交差するように合わせて。
・表面をこするのではなく、骨をイメージするのがコツ。

横から上へ。
横から上へ。

・耳の上からスタートし、頭頂部で左右の指が交差するポイントが終点です。
・5本の指を頭皮に沿わせ、丸みのある頭部を意識して洗いましょう。

1か所につき5往復、地肌を動かすように細かく上下に動かす。
1か所につき5往復、地肌を動かすように細かく上下に動かす。

<STEP.4>後頭部は上下に細かくほぐすイメージで

・耳の後ろの生え際から、上下に細かくスライドさせながら下から上へと洗います。
・1か所につき5往復動かし、だんだんと頭のセンターに向かっていくイメージで。
・洗い残しがなければ、すすぎをしっかり行います。「もういいかな」と思ってからさらに1回、すすいで。

すすぎをしっかりと。
すすぎをしっかりと。

・耳を囲うように5本の指を頭皮に当て、センターに向かって洗っていきましょう。
・5か所目で両手がちょうどぶつかるくらいがベスト。

上下に細かくスライドさせながら下から上へと洗う。
上下に細かくスライドさせながら下から上へと洗う。

1回たった2分の「シャンプーしながら頭皮マッサージ」

【2】「マッサージブラシ」を使ったやり方


岩佐 由美さん
岩佐由美キュアトリートメントスクール 学院長
(いわさ ゆみ)エステティシャンとしての施術歴は約30年。各種マッサージやリンパドレナージュ、整体、医学、栄養学などの知識と技術を融合した「キュアトリートメント」技法の考案者。

■セルフケアでも、簡単に疲れず習慣にできる「マッサージブラシ」活用法

<STEP.1>前頭部は生え際から、頭頂部に向かって

・生え際に約3秒押し当ててから、頭頂部までゆっくりと滑らせる。
・中央、中央左、中央右からの計3回。押し当て加減は圧をかけることはせず、当てるだけでOK。

 

<STEP.2>側頭部はこめかみ、耳上、耳の後ろから頭頂部へ

・こめかみに約3秒押し当ててから、頭頂部までゆっくり滑らせる。
・つぎは耳上、耳の後ろからと徐々にずらして。こめかみは顔肌から始めることが大切。各3セット。

 

<STEP.3>後頭部は襟足から、頭頂部に下から上へ

・襟足近くの生え際に約3秒押し当て、頭頂部までゆっくりと滑らせる。
・中央、やや右、右耳の後ろ、中央よりやや左、左耳の後ろからの計5ライン。各3セット。

 

<STEP.4>最後は髪をとかす感覚で、生え際から襟足へ

・生え際から後頭部の襟足に向けて、頭皮全体をゆっくり滑らせる。
・滞っていた老廃物を、後頭部の血流やリンパ腺から流していきます。左半分も同様に行う。

 

5分で結果を出す! 即効力ある「マッサージブラシ」の活用法4ステップ

【3】パートナーの方や親子で叶えるヘッドスパ気分


金田 淳美さん
「悟空のきもち」代表
(かねだ あつみ)独創的な技術で、今話題のセラピスト。自身の不調から「ヘッドスパ」に行き着き、自ら学んで京都に1号店をオープン。その後、東京に進出し、現在、予約待ち人数が約32万人を超える人気ぶり。

今回お話を伺ったのは、東京と関西で大人気の「悟空のきもち」代表・金田淳美さん。サロンでも人気の頭をほぐす方法を自宅でも簡単にできるよう、アレンジしてくださいました。しかも、セルフでやるより人にやってもらうほうが断然効果があるので、パートナーの方や親子でもできる「ペアマッサージ法」をご紹介します。

■人にやってもらうとすぐ眠れる! 究極のペア・ヘッドマッサージ

ステップ1〜3
ステップ1〜3

<STEP.1>デコルテから肩にかけてほぐしていく

・はじめに、デコルテの中央から肩にかけて、手のひら全体で圧をかけていく。
・体重を適度に預け、しっかりと圧をかけるのがポイント。数回繰り返す。
・パソコンやスマホを多用する人で、ここが緊張して硬くなっている人は多めに。

<STEP.2>眉の上を中央から外側に押していく

・眉の上の皺眉筋(しゅうびきん)を親指で押す。
・垂直に押すのではなく、生え際のほうに少し押しずらすようにするのがコツ。
・皺眉筋はイヤなことや困難なことがあると収縮し、凝り固まっていく筋肉なので、気持ちいいと感じる強さでていねいに。​

  • 眉の上をなぞるように押していく。眉頭から眉尻まで、5~6ポイントくらいに分けて押すと、まんべんなく押せるはず。 眉の上をなぞるように押していく。眉頭から眉尻まで、5~6ポイントくらいに分けて押すと、まんべんなく押せるはず。

<STEP.3>1か所を終えたら、必ずこめかみを押して小休止

・頭をほぐしていくと、血流がよくなりすぎるため、1か所ほぐしたら、必ずこめかみを手のひらの親指の付け根で押して小休止をするのが鉄則! この後も、必ずこの小休止を挟んでいって。

ステップ4〜6
ステップ4〜6

<STEP.4>目の周りの眼輪筋をグッと押す

・手で下の写真のようなお椀形をつくり、目の周りにある眼輪筋を押す。
・眼輪筋は目の開閉に関わる筋肉。パソコンやスマホなどを見続けると眼輪筋の緊張で寝つきが悪くなることも。緊張をとってあげると寝つきも◎。

  • 手のひらを山なりにしてお椀形をつくり、ちょうど目の周りに当たるように調整するのがコツ。適度な圧がかかるようにできればOK。 手のひらを山なりにしてお椀形をつくり、ちょうど目の周りに当たるように調整するのがコツ。適度な圧がかかるようにできればOK。

<STEP.5>額を眉毛上から生え際に向かって押していく

・眉毛の上から生え際までを5本の横ラインに分けて押していく。
・親指で、額の中央から外側に向かって数か所押す。
・垂直に押すのではなく、生え際のほうに少し押しずらすようにするのがコツ。

  • 頭を押したら、必ずと同じ小休止を。そのため、ここでも額を押し終えたら、手のひらの親指の付け根を使い、こめかみをギュッと押しておくことを忘れずに。 頭を押したら、必ずと同じ小休止を。そのため、ここでも額を押し終えたら、手のひらの親指の付け根を使い、こめかみをギュッと押しておくことを忘れずに。

<STEP.6>生え際と頭頂部を結ぶラインを押す

頭の中央である正中線上を、生え際ギリギリから頭頂部まで、指1本分ずつずらしながら押していく。押す際に、頭頂部のほうに斜めに押しずらすようにすると効果的。頭皮を引っ張るようにしてしまうと痛いので気をつけて。

  • 最後に押すのは、写真のように頭頂部のつむじのあるあたりまで。生え際から頭頂部まで5~6か所ほど押して 最後に押すのは、写真のように頭頂部のつむじのあるあたりまで。生え際から頭頂部まで5~6か所ほど押して
ステップ7〜9
ステップ7〜9

<STEP.7>側頭筋を持ち上げるように押し上げる

・ボールを挟むようなイメージで、人さし指から薬指までの3本の指先を使って、引き上げていく。
・このとき、頭皮を引っ張るのではなく、押しずらすように引き上げるのが効果を引き出すコツ。

  • 人さし指から薬指の3本で引き上げるとき、指の間の間隔はあけず、そろえるようなイメージで押しずらすように引き上げると効果的。 人さし指から薬指の3本で引き上げるとき、指の間の間隔はあけず、そろえるようなイメージで押しずらすように引き上げると効果的。

<STEP.8>後頭部の付け根をかき出すようにほぐす

・後頭部の頭蓋骨のふちにあるくぼみ部分を指先でかき出すようなイメージで押しずらしていく。
・頭蓋骨の骨周りから筋肉をはがすような感覚で行うとうまくいくはず。

  • 後頭部の頭蓋骨にあるくぼみ部分を中心に、中央から外側にかき出すように指を動かしてみて。 後頭部の頭蓋骨にあるくぼみ部分を中心に、中央から外側にかき出すように指を動かしてみて。

<STEP.9>横を向いて後頭部の横側をグーで持ち上げる

・横向きになり、グーで後頭部の横側を2ラインくらいに分けて、下から上にグーで押しずらす。
・最後に耳周りの髪の毛の生えていない部分を手のひらの付け根部分で押す。
・右側が終わったら、首を反対に倒して左側も同様に行う。

  • リラックスモードに入れるよう、耳を持ち、斜め上、真上、下へと順に心地よいと感じる強さで引っ張って終了。 リラックスモードに入れるよう、耳を持ち、斜め上、真上、下へと順に心地よいと感じる強さで引っ張って終了。
  • 後頭部のサイドを押しずらすときは、グーの第1関節と第2関節の間の面を使って押すのがポイントに。 後頭部のサイドを押しずらすときは、グーの第1関節と第2関節の間の面を使って押すのがポイントに。

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この記事の執筆者
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