【目次】
「前髪あり」黒髪×ミディアムおすすめ【8選】
面長でもバランスのよいミディアムロング



「髪質がしっかりめ、毛量は多くないのですが、トップやサイドがつぶれやすいモデルさん。面長の方の場合、レングスは長すぎないほうがバランスがいいのでバスト上くらいで。毛先はレイヤーは少々入れつつ、ボリュームを出したい顔周りにはレイヤーをしっかりめに入れています。横に適度に広がるようなボリュームを出すことで、面長の顔でもバランスよく見えます。
前髪もやや長めにつくるっているのもポイント。ゆるく巻いたときに目の上にくるくらいの長さで。おろしたおきも、結んだときにもバランスよく見えるよう、顔周りはサイドにつながるような後れ毛をさりげなくつくっています」(ZACC JINGU トップスタイリスト 今村大成さん)。
【スタイリング方法】
「毛先は外巻き、中間はボリュームを出すように巻きくびれをつくることで、よりバランスよくメリハリのあるスタイルに。少し毛流れをつくることで、より雰囲気美人に見えます」(今村さん)。

<STEP.1>毛先は外巻きに

<STEP.2>中間部分は内巻きにしてS字のくびれをつくる

<STEP.3>オイルでツヤ出し&ボリューム調整を

<老け見えをくい止めるポイント>
- 面長顔は顔周りのレイヤーでボリュームが出るよう調整し、顔立ちもバランスよく見せる
- 面長でロングを目指すなら、バスト上くらいの長すぎないミディアムロングが断然今っぽい
- 毛先外巻き、中間内巻きのS字巻きで、より柔らかく美映えるスタイルに
「スタイリングにはオイルがおすすめ。乾燥ぎみな部分には多めにつけてツヤ感アップ」(今村さん)。
40代に似合う【美映えレイヤーミディアムロング】面長でも好バランスのレイヤースタイル
ペタっと髪は高めレイヤーでボリュームアップ



「ベースは鎖骨下のミディアム。レイヤーはあご下くらい、サイドからバックにかけて高めの位置からバランスよく入れています。レイヤーを高めに入れることで、ペタッとしがちなトップとサイドのボリュームを自然にアップ、髪に動きを出しやすくしています。毛先は厚みを適度に残したいので、ほぼ切りっぱなしに近い状態に。顔周りは顔に沿う頬骨が隠れるくらいの長さにカットし、骨格も顔立ちも美しく魅せるバランスにこだわっています。前髪は厚すぎず薄すぎず、ひとりひとりの個性に合わせて調整しています」(Un ami omotesando 副店長 スタイリスト 谷澤由和さん)。
【スタイリング方法】
「ざっとドライヤーで乾かすだけでもまとまりのいいスタイルですが、アイロンで適度に巻いてニュアンスを出すことで、よりメリハリのある華やかな雰囲気に」(谷澤さん)。

<STEP.1>毛先は外巻きに

<STEP.2>サイドは毛束を持ち上げながら内巻きにしてふわっと

<STEP.3>顔周りはリバース巻きで抜け感を

<老け見えをくい止めるポイント>
- ペタッとしがちなネコっ毛は、高めからのレイヤーでよりふんわりとボリュームアップ
- 毛先はレイヤーは入れず重さを残し、今どきのバランスをキープ
- 根元から毛束を持ち上げながら巻くことで、よりふわっと華やかなニュアンスに
「スタイリングにはオイルスプレーがおすすめ。オイルだと重くよりペタッとしてしまうので、ツヤを出しながら巻いたニュアンスをキープできるオイルスプレーがマストです」(谷澤さん)。
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ハネやすい伸ばしかけもバランスよくまとまる



「ベースは鎖骨くらいの長さのミディアム。顔周り中心にレイヤーを入れ、前髪から自然な流れをつくっています。すそはワンレングスに。バックのみ表面にグラデーションを入れておさまりを出しながらも、動きが出やすいスタイルに。肩につく長さなのでハネやすいのですがあえての自然な動きに見せ、首元にくびれをつくりひし形に見せることでまとまりのよさとおしゃれかつ華やかな印象をバランスよくかなえています」(ABBEY 店長 スタイリスト 横田雄哉さん)。
【スタイリング方法】
「カーラーとアイロンを使ってふわっとしたフォルムに整えることで、硬い印象の髪も柔らかくしなやかな動きを。より印象度が高い仕上がりになります」(横田さん)。

<STEP.1>前髪はカーラーでセット

<STEP.2>顔周りの毛束はリバース巻きで抜け感を

<STEP.3>毛先は外巻きで快活な動きをプラス

<老け見えをくい止めるポイント>
- のばしかけの髪もあきらめない! ハネやすさを味方につけたスタイルにトライ
- 後ろに程よくグラデーションを入れ、重たく見せず動きと立体感のあるスタイルに
- 毛先を外巻きにスタイリングしてくびれをつくり、まとまりのよさと華やかさをプラス
「スタイリング剤は軽めのオイルを。毛先を中心になじませてしっとりとツヤ感もアップ」(横田さん)。
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簡単スタイリングでこなれ見えが叶う



「ワンレンのミディアムボブベース、毛先が広がらずまとまりが出るよう、内側にレイヤーを適度に入れて毛量調整をしています。表面はあまりすかず、内側の毛を減らすことでツヤっぽくまとまりのある髪に。もみあげ部分には独立して後れ毛をつくることで、結んだりアレンジしたときでも顔周りにニュアンスが出ておしゃれな印象に見せることができます。前髪はワイド気味にシースルーでつくり、軽やかな抜け感をプラス。全方位美人に見えるミディアムボブを目指しました」(Violet jem 代表 スタイリスト 浅沼雄元さん)。
【スタイリング方法】
「スタイリングしやすく、まとまりやすくなるよう、カットでかなり調整をしているので、難しいスタイリングは必要ナシ! 毛先を巻いて、もみあげ部分の毛を際立たせてあげるだけで、こなれた印象に見せることができます」(浅沼さん)。

<STEP.1>毛先は全体的に外巻きに

<STEP.2>もみあげ部分のひと束は軽く熱を加えて

<STEP.3>前髪は束にしながら程よい透け感を出す

<老け見えをくい止めるポイント>
- 表面はあまりすかず、レイヤーは内側に。ツヤっぽくまとまりやすい髪に
- もみあげ部分に少し短い後れ毛をひと束つくることで、おろしたときも、結んだときもおしゃれ見せ!
- 外ハネ×もみあげ出し×透け前髪で、フレッシュでこなれた印象に
「スタイリング剤はツヤを出し適度な束感を出す、軽めのオイルがおすすめです」(浅沼さん)。
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1カールするだけでニュアンスヘアがつくれる



「ベースは鎖骨下くらい、全体的にレザーカットを施してから、はさみで調整を加えています。レザーカットはニュアンス出し&フォルム調整を同時にかなえるので、ボリュームが出づらい髪をスカスカにすることなく、軽やかな動きを自然に加えることができます。毛先にはレイヤーを入れていますが、あえて表面の毛は長めに残し、クセ毛でもおさまりやすいスタイルに。さらに前髪はやや短めにして顔周りを明るく見せ、新鮮味をプラス。前髪はぱっくりと分かれるないよう、片サイドを軽くして自然な流れが出るよう調整しています」(Rougy スタイリスト 小栗瑛二郎さん)。
【スタイリング方法】
「レザーカットで動きが出やすいよう調整しているので、毛先を1カール内巻きにしていくだけでラフなニュアンスとボリューム感を出すことができます。前髪は根元から立ち上がるようハンドブローするだけでOK」(小栗さん)。

<STEP.1>前髪は根元を揺らしながらハンドブロー

<STEP.2>サイドは内巻き1カールにして、ランダムな動きをプラス

<STEP.3>後ろ髪もざっくりと内巻きにしていって

<老け見えをくい止めるポイント>
- ボリュームが出づらい髪こそレザーカットでラフな動き&ニュアンスをプラス
- エアリーな短め前髪で、表情を明るくフレッシュに
- スタイリングはレザーカットを活かして1カール内巻きで仕上げ!
「乾燥しやすい毛質なら、スタイリングは軽めのオイルでツヤ&毛束感をプラスして」(小栗さん)。
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暗髪でも重く見えない動きを出したスタイル



「森さんの髪は1本1本が太く硬めで、毛量も多く、動きが出にくい髪質。ベースは鎖骨くらいの長さ、顔周りと表面にはローレイヤーを施し、さらに段違いで全体をすいて量を調整。すきばさみではなく普通のはさみを使いハイライトを入れるような感覚で、間引くイメージで量を調整しています。束感、筋感が出るように調整しているので、オイルなどのスタイリング剤をさっとつけるだけでニュアンスが出やすいスタイルに。
前髪はシースルーで小顔感を狙いつつ、全体のバランスをとっています。白髪をしっかりカバーする落ち着いたカラーをしているので全体的な雰囲気分がどうしても重く見えがちですが、カットで軽やかさと動きを出すことで自然な抜け感が生まれます」(air麻布 店長 スタイリスト 安藤嘉将さん)。
【スタイリング方法】
「カットで量&質感調整をしているので、オイルなどのスタイリング剤をつけるだけでも動きが出やすくなっていますが、少しアイロンで巻くことでより洗練されたスタイルに。前髪が短めの方は通常のカーラーだとカールがキツくつきすぎるので、クリップ付きの前髪カーラーを使うのがおすすめです」(安藤さん)。

<STEP.1>前髪はクリップ付き前髪カーラーで

<STEP.2>毛先はラフに外ハネに

<STEP.3>顔周りはリバース巻きに

<STEP.4>スタイリング剤は毛先からもみ込むように

<老け見えをくい止めるポイント>
- 硬く太く動きが出づらい髪は、レイヤー+すいて量調整してニュアンスを出やすく
- 落ち付いた髪色ならなおさら、ベースのカットでのニュアンス調整が重要
- アイロン&カーラーで自然な動きを出すことで、あか抜け感が格段にアップ
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめです。束感が出てツヤもアップ!」(安藤さん)。
40代に似合う【スウィングミディアムボブ】束感 筋感を出す絶妙カットで自然な動きをプラス!
薄めの前髪で大人っぽい印象に



「毛量はノーマルですが、硬く、1本1本が太いため、やわらかな動きが出づらい辰野さん。表面に低めにレイヤーをバランスよく入れ、ナチュラルな動きが出やすいよう整えています。レイヤーは顔周りはニュアンスを出しやすいようやや高めから、バックになるにつれて低くなるように入れ、流れるような動き&自然な軽さが出るように。前髪は長めかつ薄めにつくり、清潔感&高感度の高い大人っぽい印象に仕上げました」(GARDEN YOKOHAMA スタイリスト 金井悠華さん)。
【スタイリング方法】
「毛先は外巻きに、中間部分には内巻きを入れてふんわり感を出すことで、動き&メリハリのあるスタイルに。硬い毛質にもやわらかな動きが出て、ソフトな印象に見せることができます」(金井さん)。

<STEP.1>毛先は外巻き1カール

<STEP.2>中間部分は内巻きを入れてS字ラインに

<STEP.3>スタイング剤はオイルとバームをミックス

<STEP.4>内側からなじませ、表面はつまんで束感を

<老け見えをくい止めるポイント>
- 硬く太い髪は、レイヤースタイルで軽やかな動きを。
- 長めの透け前髪で軽やかかつ女性らしいしなやかさを。
- スタイリングは、ひし形シルエットでふんわり抜け感アップ。
「オイルだけだとダレやすくふんわりとしたニュアンスが出づらいので、スタイリングはオイルとバームを混ぜて使うのもこなれた印象に見せるカギ!」(金井さん)。
40代に似合う【しなやかレイヤーミディ】大人のレイヤースタイルで硬い毛質にも柔らかい動きを!
サラサラにまとまり好感度アップ
今回は、静電気や乾燥に負けない【髪がサラサラにまとまるスタイリング術】をご紹介します。「毎日のスタイリングで髪にダメージを与えているところに冬の乾燥が加わり、髪は静電気を帯びやすくなってきます。その場合、スタイリングの前にきちんとブラッシングをして、絡まりを解いておくことが大事。仕上げにオイルをなじませれば、髪の水分が保たれてまとまりとツヤ感も長持ちしますよ」(みち子さん)。
【スタイリング方法】
「髪を充分にとかさないままスタイリングを始めると、毛が折れて余計にパサつきがひどくなります。キューティクルの流れにあわせて上から下へブラッシングし、髪の状態を整えることから始めましょう」(みち子さん)。
<STEP.1>全体をまんべんなくブラッシング
<STEP.2>カールアイロンで裾の毛先を1カール外巻きに
<STEP.3>毛先を中心にオイルをなじませる
<スタイリングのコツまとめ>
- 必ず根元からブラッシングをして髪の絡まりを解く
- 毛先を巻くときはアイロンを横に引っ張らず、まっすぐ下に滑らせる
- 仕上げにオイルをなじませ、うるおいをキープさせる
40代に似合う【好感度UPミディアムヘア】冬の静電気&乾燥から髪を守ってサラサラにするテク公開!
「前髪なし」黒髪×ミディアムおすすめ【7選】
波巻きのひと手間でふわっと柔らかく見せる



「モデルさんはクセやうねりはあまりないのですが、硬く太くて動きが出づらい髪質。すとんとしてニュアンスが出にくい髪なのですが、レイヤーを程よく入れて調整し、巻いたときに動きを再現しやすいスタイルに。レングスは鎖骨くらいのワンレングスベース。バランスを見ながら表面にレイヤーを入れています。レイヤーとはいえわかりやすいレイヤーではなく、細い毛束を動かす意味合いでさりげなく入れていて"シークレットレイヤー"のような感じです。
顔周りは頬骨からあごくらいの長さでレイヤーを入れ、自然な毛流れができるようカットしています。おさまりのよさと、さりげない動き、軽やかなニュアンスをかなえるスタイルです」(ROI スタイリスト 元山凜さん)。
【スタイリング方法】
毛量が多い人、動きが出づらい人は特に、1回で巻こうとせず、ハチ上とハチ下でブロッキングして、2段階で巻いていくのがポイントです。よりエアリーな動きのある仕上がりに」(元山さん)。

<STEP.1>ハチ上をブロッキングして、ハチ下の毛先から巻く

<STEP.2>中間部分の毛束を内巻きに

<STEP.3>顔周りはリバース巻きに

<老け見えをくい止めるポイント>
- 太く硬く毛量が多い髪もあえて重めに残し、シークレットレイヤーで調整して今っぽく
- ハチ下とハチ上、ブロッキングして2段階で巻くことで、よりナチュラルな奥行きのあるスタイルに
- ”波巻き”でメリハリも抜け感も柔らかな動きも叶う!
「重たさのある髪に対してはオイルやクリームなど軽いものより、バームやワックスなどセット力の強いものがおすすめ。毛質に合わせて、動きをさりげなくキープできるスタイリング剤を選んで」(元山さん)。
40代に似合う【エアリーニュアンスミディアム】太く硬い髪でも自然な動きのあるスタイルを実現
ペタッとしがちな髪はひし形フォルムがおすすめ



「ベースは肩につくくらい、やや前上がりのワンレンでカット。サイドからバックまであごくらいのラインで表面のみにレイヤーを入れ、動きを出しやすいよう調整しています。レイヤーが入っているので、短い毛をつなげるために少しだけ前上がりにカット。前髪はやや長め、チークラインくらいの長さで自然につくり、ひし形に広げて顔型を美しく際立たせる長さにこだわっています。顔が面長な方のミディアムヘアの前髪は、大人っぽくこなれ感を出しながらバランスよく見える”長め”が断然おすすめです」(GARDEN YOKOHAMA est スタイリスト 金井悠華さん)。
【スタイリング方法】
「ササッとコテで巻くだけで、ペタッとしてニュアンスの出づらい髪にも自然な動きが出せます。扱いやすさでいうと、細すぎない32mmのコテがおすすめです」(金井さん)。

<STEP.1>毛先は外ハネに

<STEP.2>レイヤー部分は内巻きにして柔らかい動きを

<STEP.3>前髪は後ろに流すイメージで

<老け見えをくい止めるポイント>
- ペタッとしてボリュームが出づらい髪は、表面のレイヤーで動きを出しやすく
- 長め前髪で面長でもキュッと引き締まった顔立ちに
- 外ハネ×内巻きで、スタイリング時にはメリハリ&自然な動きをプラス
「スタイリングには柔らかめのバームがおすすめ。オイルだとペタッとしてボリュームがおさまってしまう髪質ですが、バームならしなやかな動きをキープできます」(金井さん)。
40代に似合う【しなやか美フォルムミディアム】柔らかくボリュームが出づらい髪に動きを出してふんわりと
顔周りのレイヤーでナチュラルに仕上げる



「今回ご紹介する”ヘルシーなレイヤーミディアム”は、こけてきたフェイスラインをカバーしながら華やかな印象に見せたい人に、髪質や毛量を問わずにおすすめのスタイルです。今回モデルを務めていただいた丸尾さんの髪は、1本1本が太さはノーマルながらも硬めでニュアンスが出づらく、ボリュームも少なめ。
ベースは鎖骨ちょっと下くらいの長さで、顔周りにたっぷりとレイヤーを入れています。クセに合わせてサイドやバックはすいて毛量調整をしていますが、うしろには段は入っていないのでざっと乾かしただけでもまとまりやすいスタイルに。前髪は鎖骨くらいで長めにカットし、顔周りにニュアンスが出やすいようにしています」(MINX ginza central ディレクター 河野沙耶佳さん)。
【スタイリング方法】
「ドライヤーでざっと乾くと外ハネっぽいまとまりのあるスタイルに。カジュアルながらもより華やかな印象に見せるために、アイロンで巻くひと手間をプラスして」(河野さん)。

<STEP.1>レイヤーの角度に合わせて毛先を斜めに巻く

<STEP.2>顔周りはリバース巻きに

<STEP.3>前髪はスプレーをかけて自然な立ち上がりをキープ

<老け見えをくい止めるポイント>
- こけてきて面長感が増した顔立ちは、レイヤースタイルで華やかさに
- 丸みを意識したシルエットで、よりナチュラルでヘルシーな雰囲気に
- レイヤー部分は斜め巻きに、顔周りや前髪はふわっと感を出すスタイリングでバランスよく!
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめ。少量をなじませてツヤ感アップ」(河野さん)。
40代に似合う【ヘルシーなレイヤーミディアム】顔周りのレイヤーでボリュームアップ&表情にも華やぎを!
シルエットでボリューム不足を解決
「年齢とともに髪そのものにハリやコシがなくなるため、髪の根元が寝やすく、ボリューム感のないペタッとした印象になりがちです。そこで、トップの毛束を持ち上げて根元を起こすようにドライヤーをあて、立ち上がりをつくります。サイドはアイロンで毛束を横に軽く引っ張りながら巻けば、トップとサイドにふんわりとしたボリュームが生まれ、菱形シルエットになりますよ」(Velvet on the Beach 店長 NOBさん)。
カットは耳上の頭の骨が横に張り出しているハチ部分より上と、顔まわりにレイヤーが入っています。「アイロンで巻くだけでふんわりとしたボリュームが簡単につくれます」(NOBさん)。
【スタイリング方法】
「アイロンで毛束を横に引っ張りながらボリュームをつくるのですが、そのときに引っ張る位置が重要。耳よりも高い位置から横に引っ張ってボリュームをつくると老けた印象になります。耳よりも下、顔の3分の2の高さにボリュームゾーンをつくるイメージで巻くと、バランスのいい菱形になります」(NOBさん)。
<STEP.1>トップの毛束を持ち上げてドライヤーを根元にあてる
<STEP.2>毛束を真上に持ち上げ、毛先からうしろ向きにカーラーで巻く
<STEP.3>襟足の髪は真下に引っ張りながら毛先だけ1カール外巻きに
<STEP.4>上段のレイヤーが入っている髪は横に引っ張りながら毛先を内巻きにする
<スタイリングのコツ>
- トップの根元を起こすようにドライヤーをあてる
- サイドのカールは耳より下、顔の3分の2のあたりにつくる
- 裾の髪は真下、サイドの髪は横とアイロンで引っ張る角度を変えて菱形をつくる
「年齢を重ねるとどうしても面長な印象になりがちです。横にボリュームをつくることで面長感を和らげるメリットもあります。毛先のカールを高い位置ではなく低めにつくるように注意してください」(NOBさん)。
40代に似合う【最旬ミディアムヘア】髪のペタンコ問題を解決して、ふんわりボリューム感を実現!
膨らみを抑える菱形フォルム
「スタイリングで髪を抑えつけてしまうと、広がりは解決してもペタ~っとした動きのないスタイルになってしまいます。そんな時は、シルエットにくびれをつくって菱形にすると、メリハリ効果で広がりが目立ちにくくすることができますよ。毛量が多くてクセのある髪は無理に抑え込むより、バランスのきれいな菱形にした方が時間も手間も省けます。顔まわりにレイヤーを入れると菱形になりやすくなるだけでなく、動きも出せるので、空気感のあるスタイルになります」(sui 副店長 中西雄二さん)。
【スタイリング方法】
「毛量が多いほど髪の重さでトップがペタッとなりがちなので、ドライヤーで乾かす段階から、頭頂部は抑えつけないこと。トップをふんわり立ち上げることで、立体感のある菱形になります」(中西さん)。
<STEP.1>指で頭皮を擦りながら、真上からドライヤーをあてる
<STEP.2>頭頂部の毛束を真上に持ち上げながら毛先を1カール内巻きにする
<STEP.3>カールアイロンで裾の毛先を1カール外ハネにする
<スタイリングのコツ>
- うねりやクセは無理にのばさない
- 広がりや膨らみは抑え込まず、菱形シルエットを目指す
- 頭頂部を乾かすときから根元を起こすようにふんわり立ち上げる
「裾の毛先を外巻きにすると、首が細く見えるメリットもあります。カールアイロンに毛束を挟んだら首のラインに沿わせるようにアイロンを動かすとスタイルにメリハリが生まれますよ」(中西さん)。
40代に似合う【レイヤーカットが際立つミディアムヘア】美映え間違いなし!大人可愛いスタイルを伝授
硬い髪でもゆるふわ印象になれる
「どんなに毛量があっても、トップとこめかみあたりはペタッとなりがち。トップは髪の根元を立ち上げるようにスタイリングをし、耳の下にレイヤーを入れてボリュームアップさせる工夫が必要です」(SUNVALLEY 店長 忠本功さん)。今回のモデルさんは毛の1本1本が太くて硬いうえに、量もたっぷり。「柔らかさが出にくい髪質だからこそ、くびれやカーブをつけて柔らかさを表現したスタイルがおすすめです」(忠本さん)。
【スタイリング方法】
どんなに毛量があっても、ペタッとしやすいのが頭頂部。「濡れた髪をドライヤーで乾かす段階から根元を立ち上げる準備が必要です。毛穴をフラットな状態に戻してからスタイリングをすると髪の立ち上がりが長持ちします」(忠本さん)。
<STEP.1>分け目と逆方向に毛束を傾けて髪を根元から起こす
<STEP.2>はちから上の髪をカールアイロンに挟みリバース巻きに
<STEP.3>頭頂部の髪の根元をつかみ、毛束の内側にスタイリング剤をスプレー
<スタイリングのコツ>
- どんなにボリュームがあってもむやみに抑え込まず、メリハリをつける
- ペタッとなりがちなトップとこめかみの髪はボリュームアップさせる
- トップは髪を乾かす段階から根元を立ち上げる準備をする
「こめかみあたりに影ができると、髪のボリューム不足が強調されます。髪がこめかみにかかるスタイルなら影が見えなくなると同時に、トップのふんわり感を印象づけられます」(忠本さん)。
量が多くて硬い髪でも「ゆるふわ」印象になれる、くびれミディアム
Aラインでフェイスラインすっきり
「頭頂部は根元から髪を立ち上げ、毛先を外ハネにしてメリハリをつけると軽さが生まれ、フェイスラインも引き締まって見えます。毛先に影響が出ないように、内側でしっかり毛量を調整しておくと、ご自身でもスタイリングしやすくなります。また、髪の表面にレイヤーを入れることでシルエットにくびれがつくりやすくなり、毛量が多くても重たい印象になりません」(sui 副店長 中西雄二さん)。
【スタイリング方法】
Aラインをつくるにはトップの立ち上がりも重要。「裾の毛先を1.5カール外巻きにしたら、レイヤーを入れた表面の髪は根元を起こすように毛束を持ち上げながら、毛先を1カール内巻きにします。頭頂部の立ち上がりがないと、全体的に動きのない重たい印象になるので注意してください」(中西さん)。
<STEP.1>頭頂部の地肌を前後左右に擦りながらドライヤーで乾かす
<STEP.2>裾の毛先は毛束を真下に引っ張りながら1.5カール外巻きにする
<STEP.3>表面の髪は毛束を持ち上げながら毛先を内巻きに
<スタイリングのコツ>
- ドライヤーで乾かすときは頭皮を擦って毛穴を起こし、生え癖を正す
- 毛先を外ハネすにするときは、毛束を真下に引っ張りながらカールさせる
- 表面の髪を内巻きにするときは毛束を持ち上げ根元を立ちあげる
「裾の毛先が横に広がり過ぎると、フェイスラインのもたつきが強調されてしまいます。外ハネにするときは毛束を真下に引っ張ることを意識してください。ほんのちょっとのことですが、仕上がりに差が出ます」(中西さん)。
髪を首に沿わせるだけで、もたついて見えるフェイスラインがすっきり!
- TEXT :
- Precious.jp編集部