【目次】
前髪あり【7選】
サラサラにまとまり「好感度アップ」
\SUNVALLEY 副店長 みち子さんがレクチャー!/
ミディアム代表:鷲見麻由美さん(36歳/米粉菓子教室主宰)の場合
今回は、静電気や乾燥に負けない【髪がサラサラにまとまるスタイリング術】をご紹介します。「毎日のスタイリングで髪にダメージを与えているところに冬の乾燥が加わり、髪は静電気を帯びやすくなってきます。その場合、スタイリングの前にきちんとブラッシングをして、絡まりを解いておくことが大事。仕上げにオイルをなじませれば、髪の水分が保たれてまとまりとツヤ感も長持ちしますよ」(みち子さん)。
<スタイリング方法>スタイリング前のブラッシングで髪のコンディションを上げる!
「髪を充分にとかさないままスタイリングを始めると、毛が折れて余計にパサつきがひどくなります。キューティクルの流れにあわせて上から下へブラッシングし、髪の状態を整えることから始めましょう」(みち子さん)。
<STEP.1>全体をまんべんなくブラッシング
<STEP.2>カールアイロンで裾の毛先を1カール外巻きに
<STEP.3>毛先を中心にオイルをなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- 必ず根元からブラッシングをして髪の絡まりを解く
- 毛先を巻くときはアイロンを横に引っ張らず、まっすぐ下に滑らせる
- 仕上げにオイルをなじませ、うるおいをキープさせる
40代に似合う【好感度UPミディアムヘア】冬の静電気&乾燥から髪を守ってサラサラにするテク公開!
メリハリで「うねりやクセ」を活かす
\DIFINO akasaka 副店長 槌田美希さんがレクチャー!/
ミディアム代表:宇野泰子さん(41歳/会社員)の場合
「うねりやクセのある髪を真っ直ぐにのばすのは時間と手間がかかって大変!うねりが目立つ顔周りにはレイヤーを入れて動きをつくり、毛先は1回外巻きにカールして、シルエットにメリハリをつければ、うねりもクセも目立ちにくくなりますよ。今回のモデルさんはトップのボリュームが出にくい髪質なので、分け目は少しだけサイドに寄せ、根元が起きやすいように分け目部分だけ短めにしています。ふんわりとした自然な立ち上がりが生まれます」(槌田さん)。
<スタイリング方法>トップの毛束を太めカーラーに乗せて、ドライヤーをあてて根元を起こす!
トップの根元はしっかり立ち上げたいけれど、毛先は巻きたくないというときは、トップの毛束にカーラーに乗せて、根元にドライヤーをあてて根元を起こすようにスタイリングを。「根元を立ち上げるには細いカーラーではなく、直径5~6cmの太めのカーラーを使います。20秒ほど温風をあてれば、ふんわりとした立ち上がりがつくれます」(槌田さん)。
<STEP.1>トップの毛束を太めカーラーに乗せ、根元にドライヤーをあてる
<STEP.2>カーラーを外し、毛束の内側を狙ってスタイリング剤をスプレー
<STEP.3>毛先をカールアイロンで1回、外巻きにカールする
<スタイリングのコツ3か条>
- うねりやクセは無理にのばさず、スタイリングに生かす
- 頭頂部はカーラーで巻かず、カーラーに毛束を乗せて根元を起こす
- 毛先は1カール外はねにして動きをつくる
「スタイリング剤のオイルは毛先を中心に、髪の内側からなじませてください。前髪を除いて、はち部分より上にオイルは厳禁です。せっかく立ち上げた根元が、オイルの重みでつぶれてしまいます。前髪は手に余ったオイルで形を整えてください」(槌田さん)。
40代【ミディアムヘア】のお悩み解決:毛先の広がりを抑え、ペタンコ髪のボリュームをアップ!
ふんわりヘアで「直毛でも」動きが出せる
\BEAUTRIUM南青山店 スタイリスト さいとうかなさんがレクチャー!/
ミディアムヘア代表:辰野真樹さん(42歳/主婦)の場合
「顔が縦長に見えるのを緩和するには、前髪を作って額の露出を減らすこと。40代なら眉にかかるくらい余裕のある長さでややアーチ状に作ると、輪郭補整効果と大人っぽさが叶います。また、耳横にボリュームを作るとシルエットに横幅が生まれ、縦の印象をやわらげてくれます。でも目の外側の髪が重いと野暮ったい印象になるので、前髪からサイドにつながるようにレイヤーを入れて、少し肌の露出を増やすと、すっきりあか抜けた印象になります」(さいとうさん)。
<スタイリング方法>毛先ワンカールで適度なボリュームを作って
「全体の毛先を、25~28mmのヘアアイロンで、中間からすべらせるように巻きます。太いアイロンを使うとボリュームが出すぎてしまうので注意して」(さいとうさん)。
<STEP.1>トップを前に向かって乾かす
<STEP.2>毛先をすべて外ハネにする
<STEP.3>顔まわりの毛束を前に引き出しながら巻く
<STEP.4>トップを上に引き出しながら巻く
<STEP.5>スタイリング剤をつける
<スタイリングのコツ3か条>
- 毛先はすべて外ハネにする
- トップは上に引き出して巻き、根元を立ち上げる
- スタイリング剤は後頭部からつける
「スタイリング剤は、髪質がやわらかくペタッとしやすい人は軽めのオイルでOK。髪がしっかりしていて乾燥しやすい人は、オイルにバームを混ぜてキープ力をアップさせて。前髪はお好みで巻いてください」(さいとうさん)。
アーチ前髪とサイドのボリュームで面長補整!あか抜けた印象に魅せる大人のミディアム
「ストレートアイロン」で外ハネヘア
\Rougy ヘアデザイナー 二階堂雪さんがレクチャー!/
ミディアム代表:伊藤真帆さん(49歳/歯科医)の場合
アイロンやドライヤーを駆使して、うねりをピン!と真っ直ぐにしても、時間が経つと、いつの間にかうねうねと元に戻っていませんか? 髪質を生かすスタイルを提案してくれるRougyのヘアデザイナー、二階堂雪さんは「アイロンをかけるとき、力を込めて真っ直ぐにしなくても大丈夫。ただサッとアイロンを通すだけでいいんです。自然な丸みが出るくらいがちょうどいい。ただ、いちばん長い襟足にかかる毛先だけ外はねになるように手ぐしで整えれば、全体のシルエットにメリハリが出て、うねりや広がりが目立たなくなります」と教えてくれました。髪が太く硬いけれど、うねりやすく広がってしまうモデルさんの髪。カットは「レイヤーを入れすぎると広がりやすくなってしまうので、重みで落ち着かせています。顔まわりには動きが欲しいので、レイヤーは顔まわりを中心に入れました。ある程度、重みでクセが押さえられるので、扱いやすくなりますよ」(二階堂さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロンでサッと通す。これだけでOK!
毛束をグイッと引っ張って、真っ直ぐに伸ばすとかえって不自然。ここはうねりを生かすのがポイント。「アイロンをサッと通すだけで、自然なまとまり感が出せるので、引っ張らなくてもOK。髪にツヤを与える感覚でアイロンを当ててください」(二階堂さん)。
<STEP.1>前髪をカーラーで毛先から根元に向かって内巻きにする
<STEP.2>髪の中間から毛先にかけてストレートアイロンをサッと通す
<STEP.3>アイロンを通していない内側の長い髪の毛先を外はねに
<スタイリングのコツ3か条>
- レイヤーを入れすぎない。入れるのは顔まわりを中心に
- レイヤーの入った表面の髪はアイロンをサッと通すだけ、クセを生かす
- レイヤーの入っていない内側の髪は外はねにしてメリハリをつける
「襟足の髪を残すなど、スタイルの下の方にボリュームを持たせると雰囲気が明るくなります。スタイルに華やかさが欲しい方におすすめですね」(二階堂さん)。
輪郭のたるみも解消!うねって広がる髪は、「ストレートアイロン使い」が一番
レイヤーで「毛量の多さ」を調節する
\sui店長 坂口勝俊さんがレクチャー!/
ミディアム代表:椎名亜季さん(42歳/派遣社員)の場合
毛量が多くて広がりやすい髪は、「膨らみを抑えたストレートスタイルしか楽しめない」と思い込んでいませんか? sui店長の坂口勝俊さんは、「毛量が多くても表面にレイヤーを入れておけば、動きのあるスタイルが楽しめます。スタイリングするときも、カールで動きを出すのではなく、ストレートにすることで毛先に動きを出せば広がりが抑えられます」とアドバイス。今回のモデルさんは硬くボリュームもある髪質。そのためカットは「レイヤーは表面に入れてふんわりさせています。ただし、後頭部に入れすぎるとのっぺりして古くさくなってしまうので入れすぎには要注意ですね」(坂口さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロンで根元から真っ直ぐに伸ばし、毛先に動きを出す
ストレートアイロンは火傷する心配なく髪の根元から挟めるので、毛量の多い人のスタイリングに便利。「ストレートアイロンを使うとき、はちより上、耳から上、耳のあたりという具合に3段階に分けること。毛量が多い人は特に、一度にスタイリングしようとすると、アイロンの熱が十分に伝わらないので、キレイなスタイリングができません」(坂口さん)。
<STEP.1>髪の根元からストレートアイロンをかける
<STEP.2>頭頂部の毛束を根元からアイロンで挟み毛先を内巻きに
<STEP.3>ミルク状のスタイリング剤を毛先中心になじませる
<STEP.4>頭頂部の毛束を手ぐしで整えるようにスタイリング剤をなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- 全体のシルエットを絞りつつ毛先だけ外ハネにして動きを出す
- 後頭部の丸みはトップの毛束を根元から立たせて膨らませる
- スタイリング剤はほどよい重さのミルクを使う
「毛量が多い人にはミルクタイプのスタイリング剤がお勧めです。バームやオイルだと髪がべたっとして軽さが出せません。ミルクはのびがよく、ウェット感も出せます」(坂口さん)。
「透け前髪」でフェミニンな印象
\MINX青山店 取締役 ディレクター 歳嶋建国さんがレクチャー!/
ミディアムヘア代表:北里麻美さん(46歳/販売員)の場合
「まずは髪のベースを整えるため、ナチュラルな印象に仕上がるストレートパーマをかけておくといいと思います。さらにフェースラインにレイヤーを入れて動きをプラス。輪郭をカモフラージュしながら、女性らしい印象になりますよ」(歳嶋さん)。ストレートパーマをかけておくと、スタイリングも簡単に。老け見えの原因になるパサつきやゴワつきも解消できます。
<スタイリング方法>ポイントは軽やかなツヤとゆるめの外ハネ
「ストレートパーマをかけているので、スタイリングは軽く巻く程度でOK。巻き過ぎは古い印象になるので注意して。40代には必須のツヤもスタイリング剤でプラスしてあげましょう」(歳嶋さん)。
<STEP.1>根元をふんわり乾かす
<STEP.2>毛先をハーフカールして外ハネに
<STEP.3>オイルでツヤとまとまりを出す
<スタイリングのコツ3か条>
- 根元は熱風でふんわり立ち上げる
- 髪は巻き過ぎない
- オイルでツヤとまとまりを出す
「40代になると髪が乾燥して毛先がまとまりにくくなるので、オイルなどでの保湿は必須。しかしベタッと重い質感になると老け見えすることに。オイルは軽い質感のものを選び、ツヤとまとまりを足すくらいのイメージで使ってください」(歳嶋さん)。
【大人のミディアムヘア】透け前髪×フェースのラインレイヤーで女性らしさと丸顔カバーを両立!
「くびれヘア」ですんなりまとまる
\KAYAK by HONEYのデザイナー小室里奈さんがレクチャー!/
ミディアム代表:国方明美さん(46歳/主婦)の場合
ぶわっと膨張した髪をただ押さえると、動きのない重たいスタイルになりがち。軽さと動きのあるスタイルをつくるにはどうしたら…? どんなお悩みに応えてくれるKAYAK by HONEYのデザイナー、小室里奈さんは「全体のシルエットが菱形になるようにメリハリのある形にすると、広がりを押さえつつ、動きと軽やかさののあるスタイルになります」とアドバイス。また、「広がりを押さえるにはレイヤーを入れすぎず、重さも必要です。でも、くびれをつくるには長さにもメリハリをつける必要があります。そこで表面の髪は10㎝ほど短くして軽さを出しています」(小室さん)。
<スタイリング方法>首のラインに沿うように毛先を外はねにすれば、くびれ出現!
「表面の髪はやや内巻き、レイヤーの入っていない内側の髪は外はねにします。ベルトをキュッと締めたようなメリハリができるので、軽さと動きのあるスタイルになります」(小室さん)。
<STEP.1>毛先を短くした表面の髪にカールアイロンを通す
<STEP.2>長い毛先は半カールだけ外はねにする
<STEP.3>手にオイルをのばし、外はねにしながら毛先になじませる
<STEP.4>前髪の毛束感を出すようにオイルをなじませる
<スタイリングのコツ3か条>
- 表面の髪は中間あたりで膨らませ、やや内巻きにする
- 毛先を外はねにして全体のシルエットにメリハリをつくる
- 毛先と前髪にはオイルをなじませツヤ感を出す
「このスタイルは、オイルのツヤ感とカールのぬけ感が出せるので、国方さんのようにパサついて広がりやすい方はもちろん、頭のはちが張り出している方にもおすすめです」(小室さん)。
前髪なし【5選】
シルエットで「ボリューム不足」を解決
\Velvet on the Beach 店長 NOBさんがレクチャー!/
鈴木彩子さん(43歳/マナー講師)の場合
「年齢とともに髪そのものにハリやコシがなくなるため、髪の根元が寝やすく、ボリューム感のないペタッとした印象になりがちです。そこで、トップの毛束を持ち上げて根元を起こすようにドライヤーをあて、立ち上がりをつくります。サイドはアイロンで毛束を横に軽く引っ張りながら巻けば、トップとサイドにふんわりとしたボリュームが生まれ、菱形シルエットになりますよ」(NOBさん)。カットは耳上の頭の骨が横に張り出しているハチ部分より上と、顔まわりにレイヤーが入っています。「アイロンで巻くだけでふんわりとしたボリュームが簡単につくれます」(NOBさん)。
<スタイリング方法>トップは根元を起こし、サイドは横に引っ張ってボリュームを出す
「アイロンで毛束を横に引っ張りながらボリュームをつくるのですが、そのときに引っ張る位置が重要。耳よりも高い位置から横に引っ張ってボリュームをつくると老けた印象になります。耳よりも下、顔の2/3の高さにボリュームゾーンをつくるイメージで巻くと、バランスのいい菱形になります」(NOBさん)。
<STEP.1>トップの毛束を持ち上げてドライヤーを根元にあてる
<STEP.2>毛束を真上に持ち上げ、毛先から後ろ向きにカーラーで巻く
<STEP.3>襟足の髪は真下に引っ張りながら毛先だけ1カール外巻きに
<STEP.4>上段のレイヤーが入っている髪は横に引っ張りながら毛先を内巻きにする
<スタイリングのコツ3か条>
- トップの根元を起こすようにドライヤーをあてる
- サイドのカールは耳より下、顔の2/3のあたりにつくる
- 裾の髪は真下、サイドの髪は横とアイロンで引っ張る角度を変えて菱形をつくる
「年齢を重ねるとどうしても面長な印象になりがちです。横にボリュームをつくることで面長感を和らげるメリットもあります。毛先のカールを高い位置ではなく低めにつくるように注意してください」(NOBさん)。
40代に似合う【最旬ミディアムヘア】髪のペタンコ問題を解決して、ふんわりボリューム感を実現!
「膨らみ」を抑える菱形フォルム
\sui 副店長 中西雄二さんがレクチャー!/
ミディアム代表:清水愛さん(40歳/会社員)の場合
毛量が多いと広がりやすくなるという髪へのお悩み。さらに年齢を重ねると、クセやうねりが加わり、ますますまとまりにくく、しかもスタイリングに手間と時間がかかってしまうことも。そんなお悩みにアドバイスをしてくださるのが、suiの副店長・中西雄二さん。「スタイリングで髪を抑えつけてしまうと、広がりは解決してもペタ~っとした動きのないスタイルになってしまいます。そんな時は、シルエットにくびれをつくって菱形にすると、メリハリ効果で広がりが目立ちにくくすることができますよ」(中西さん)。また、「毛量が多くてクセのある髪は無理に抑え込むより、バランスのきれいな菱形にした方が時間も手間も省けます。顔まわりにレイヤーを入れると菱形になりやすくなるだけでなく、動きも出せるので、空気感のあるスタイルになります」(中西さん)。
<スタイリング方法>トップをふんわり立たせてどこから見ても立体的な菱形をつくる
「毛量が多いほど髪の重さでトップがペタッとなりがちなので、ドライヤーで乾かす段階から、頭頂部は抑えつけないこと。トップをふんわり立ち上げることで、立体感のある菱形になります」(中西さん)。
<STEP.1>指で頭皮を擦りながら、真上からドライヤーをあてる
<STEP.2>頭頂部の毛束を真上に持ち上げながら毛先をワンカール内巻きにする
<STEP.3>カールアイロンで裾の毛先をワンカール外はねにする
<スタイリングのコツ3か条>
- うねりやクセは無理にのばさない
- 広がりや膨らみは抑え込まず、菱形シルエットを目指す
- 頭頂部を乾かすときから根元を起こすようにふんわり立ち上げる
「裾の毛先を外巻きにすると、首が細く見えるメリットもあります。カールアイロンに毛束を挟んだら首のラインに沿わせるようにアイロンを動かすとスタイルにメリハリが生まれますよ」(中西さん)。
40代に似合う【レイヤーカットが際立つミディアムヘア】美映え間違いなし!大人可愛いスタイルを伝授
硬い髪でも「ゆるふわ」印象になれる
\SUNVALLEY 店長 忠本功さんがレクチャー!/
ミディアム代表:緒方未歩さん(41歳/主婦)の場合
ボリュームがあり過ぎる髪をバランスよくまとめるには、ただ抑え込めばいい…というわけではありません。膨らませる部分と抑える部分にポイントがあるようです。SUNVALLEY 店長の忠本功さんは、「どんなに毛量があっても、トップとこめかみあたりはペタッとなりがち。トップは髪の根元を立ち上げるようにスタイリングをし、耳の下にレイヤーを入れてボリュームアップさせる工夫が必要です」とアドバイス。今回のモデルさんは毛の1本1本が太くて硬いうえに、量もたっぷり。「柔らかさが出にくい髪質だからこそ、くびれやカーブをつけて柔らかさを表現したスタイルがおすすめです」(忠本さん)。
<スタイリング方法>ペタッとなりやすい頭頂部は根元からしっかり立ち上げる
どんなに毛量があっても、ペタッとしやすいのが頭頂部。「濡れた髪をドライヤーで乾かす段階から根元を立ち上げる準備が必要です。毛穴をフラットな状態に戻してからスタイリングをすると髪の立ち上がりが長持ちします」(忠本さん)。
<STEP.1>分け目と逆方向に毛束を傾けて髪を根元から起こす
<STEP.2>はちから上の髪をカールアイロンに挟みリバース巻きに
<STEP.3>頭頂部の髪の根元をつかみ、毛束の内側にスタイリング剤をスプレー
<スタイリングのコツ3か条>
- どんなにボリュームがあってもむやみに抑え込まず、メリハリをつける
- ペタッとなりがちなトップとこめかみの髪はボリュームアップさせる
- トップは髪を乾かす段階から根元を立ち上げる準備をする
「こめかみあたりに影ができると、髪のボリューム不足が強調されます。髪がこめかみにかかるスタイルなら影が見えなくなると同時に、トップのふんわり感を印象づけられます」(忠本さん)。
量が多くて硬い髪でも「ゆるふわ」印象になれる、くびれミディアム
「フェイスライン」がすっきり!Aライン
\sui 副店長 中西雄二さんがレクチャー!/
ミディアム代表:田中まい子さん(43歳/会社員)の場合
ボリュームのないペタンコな頭頂部と動きのない重たい毛先は、フェイスラインのゆるみをいっそう強調します。suiの副店長 中西雄二さんは「頭頂部は根元から髪を立ち上げ、毛先を外はねにしてメリハリをつけると軽さが生まれ、フェイスラインも引き締まって見えます」と断言! 「毛先に影響が出ないように、内側でしっかり毛量を調整しておくと、ご自身でもスタイリングしやすくなります。また、髪の表面にレイヤーを入れることでシルエットにくびれがつくりやすくなり、毛量が多くても重たい印象になりません」(中西さん)。
<スタイリング方法>毛先を1.5カールの外巻きにしたら、表面の毛先は内巻きに
Aラインをつくるにはトップの立ち上がりも重要。「裾の毛先を1.5カール外巻きにしたら、レイヤーを入れた表面の髪は根元を起こすように毛束を持ち上げながら、毛先を1カール内巻きにします。頭頂部の立ち上がりがないと、全体的に動きのない重たい印象になるので注意してください」(中西さん)。
<STEP.1>頭頂部の地肌を前後左右に擦りながらドライヤーで乾かす
<STEP.2>裾の毛先は毛束を真下に引っ張りながら1.5カール外巻きにする
<STEP.3>表面の髪は毛束を持ち上げながら毛先を内巻きに
<スタイリングのコツ3か条>
- ドライヤーで乾かすときは頭皮を擦って毛穴を起こし、生え癖を正す
- 毛先を外はねすにするときは、毛束を真下に引っ張りながらカールさせる
- 表面の髪を内巻きにするときは毛束を持ち上げ根元を立ちあげる
「裾の毛先が横に広がり過ぎると、フェイスラインのもたつきが強調されてしまいます。外はねにするときは毛束を真下に引っ張ることを意識してください。ほんのちょっとのことですが、仕上がりに差が出ます」(中西さん)。
髪を首に沿わせるだけで、もたついて見えるフェイスラインがすっきり!
「小顔見え」する外ハネヘア
\MINX harajuku 総代表/ディレクター 須永健次さんがレクチャー!/
ミディアムヘア代表:友澤あみさん(47歳/会社員)の場合
「丸顔タイプの方は顔まわりを髪で覆ってしまいがちですが、これだと余計に輪郭が強調されてしまいます。無理に隠すのではなく、自然な流れを作って奥行きをもたせると、頬のあたりが目立ちませんし、小顔効果も高まりますよ」(須永さん)。また、「毛先を外ハネに軽く巻いて動きをつけると、相手からの目線は外に向き、顔は求心的に。首元をくびれラインにしていることも加わって、顔がキュッと引き締まって見えます。スタイリングで簡単に演出できるので、ぜひ挑戦してみてください」(須永さん)。カットは鎖骨レングスのミディアムベース。顔まわりとトップにレイヤーが入っています。「裾は軽くしすぎず、ほどよく重さを残しているのでトレンド感のあるスタイルに。首元で自然にくびれるデザインです」(須永さん)。
<スタイリング方法>顔まわりと毛先の巻きで奥行きのある仕上がりに
「レイヤーが入っているので、軽く巻くだけでも動きはつけやすいです。毛先は軽やかな外ハネに、顔まわりは外へ自然に流れるようなラインを作ると、スタイル全体がぐんと立体的に仕上がります」(須永さん)。
<STEP.1>トップを左右に振りながら乾かす
<STEP.2>アイロンで毛先を外巻きにする
<STEP.3>顔まわりは根元近く〜中間を内側に巻く
<STEP.4>サイドの内側の髪を巻く
<STEP.5>内側からスプレーを吹きかける
<スタイリングのコツ3か条>
- トップの根元をこすりながら乾かしてふんわりさせる
- 顔まわりは外に流れるようなラインに仕上げる
- キープスプレーは内側からつける
「最後のスプレーは表面ではなく、髪を持ち上げて内側からつけるのがコツ。しっかりキープしながらも、仕上がりがナチュラルになります」(須永さん)。
40代に似合う【小顔ミディアムヘア】気になるフェイスラインは毛先を外ハネにしてシャープ見せ!
- TEXT :
- Precious.jp編集部