顔の印象が決まると言っても過言ではない「眉」。今回は大人の女性に似合う美しい眉の整え方をご紹介します。簡単にできるメイクステップを参考に、ぜひ美眉を手に入れてください。
初めてでも簡単にできる!メイクで整える女性の眉毛
■ふわっとソフトな太眉でマイナス5歳眉

眉下を3mm太く!アンダーにしっかり色を入れることで、顔立ちがくっきり!優しい幸せ顔に

今どきの眉は、太さは出しながらも自然であることが大切。とはいっても40代・50代の女性は、眉山を強調したシャープな細眉時代が長かったせいか、眉を下げることにためらいを感じてしまうのも事実です。
眉山を意識しすぎると、描き方自体が古くさくなってしまうので、ここは考えた方を変えて、眉下を太めに描くようにしましょう。眉下に色を乗せることで、今っぽい直線眉になるのはもちろん、眉と目の間隔が狭まるので、若々しい印象に見えるんです。
のっぺり眉はNG。リキッド×パウダーのダブル使いで、眉にも立体感を出して!
太眉が流行っているからといって、単色塗りで一気に描いたのっぺり眉は逆に古く見えてしまいます。今どきの眉は、リキッドとパウダーを使って立体的に描くのがポイント。このところ多く出ているリキッドは筆ペンタイプなので、眉が1本1本描けるのでおすすめです。
色は、髪色と同じ、もしくは気持ち明るめのブラウンを選択すると、自然な印象に仕上がります。

■1:スクリューブラシでとかして、毛流れを確認

実は眉は年齢がとても出やすいところ。年を重ねるごとに少なくなるし、ハリも失われてきます。また若いころに抜き過ぎてしまった人は、生え方がゲジゲジだったり、生えてこなかったりすることも。
まずは眉を描く前に毛流れを確認しましょう。スクリューブラシを眉と平行に持ったら、まず上に向かってとかします。生えグセとスカスカになっている部分を確認したら、最後に眉頭から眉尻に向かって整えましょう。
■2:リキッドタイプのペンシルで、眉の隙間を1本1本描いていく

1でスカスカしていたところや、長さが足りなかった部分をリキッドタイプのペンシル(エレガンス)で1本1本描いていきます。眉山がしっかりある人(鋭角)は、山を強調しないよう、内側部分だけ描き足して、まっすぐ自然な眉になるようにします。
眉山が外側にある人や、表情筋がゆがんで外側にズレてしまっている人は、眉全体がだらりと広がった印象に見えてしまいます。眉山の眉頭側を気持ち書き足して、キュッと中心に寄せるようにしましょう。
眉尻の止め位置は、小鼻と目尻を結んだ延長線、眉頭の底辺の位置より少し上めにすると、目尻が自然と上がり、目が大きく見えます。
■3:眉頭の欠けている部分を「明るい茶色のパウダー」で埋める

眉頭が欠けていると、直線的な眉に見えないのはもちろん、眉と眉の間が広がって間延びした印象に。明るい色のパウダー(カネボウ パウダーアイブラウの真ん中)で、眉頭の角を描き足して。広がった眉間を狭めて眉山を中央に寄せることで、引き締まった存在感のある眉に。求心力も生まれるので、小顔効果もアップ。
■4:眉下に色を足す。ここにしっかり色を入れるのがポイント!

眉下を抜きすぎた弓形眉は、間延び顔の原因。■3で使った明るい色のパウダーで、えぐれた部分を埋めるよう、パウダーをのせていきます。眉下を太くまっすぐに仕上げることで、眉と目の間隔が狭まり若々しい表情に。間延びしてハレぼったく見えていたアイホールも引き締まり、小さく見えていた目もくっきり!
■5:最後に濃い茶色のパウダーをふわっとのせて

仕上げに濃いパウダー(カネボウ右)を眉全体にふわっとまといます。太さを出したいからといって、たっぷり塗ってしまうと、のっぺり眉になってしまうので要注意。立体感は出しつつ、全体のトーンだけそろえる気持ちで。
細眉は老けを呼ぶ。ふわっとソフトな太眉でマイナス5歳眉を目指して!
■表情が明るく若返る!「太く、真っ直ぐ、短め」の太眉メイク3ステップ
眉下の空間を埋めることで「間延びまぶた」が引き締まる
眉を描くとき、正面からしか見ていないせいか、眉尻ラインを正しい長さで描けていない人が多いもの。下の写真で示した正しい長さで描くとリフトアップ効果が生まれ、横から見たときも美しくなります。さらにこの段階で太さを出す作業も行います。
太さを出すのは眉下のみ。眉下とは、眉頭の1㎝外側から、眉山下あたりまでの底辺のこと。つまり加齢でえぐれてしまったゾーンであり、ここを太くまっすぐに埋めることで、眉と目の間隔が狭まり、彫りが深い小顔に変わるのを実感できます。
長すぎはたるみが目立つので、眉頭の底辺の位置よりも少し上に
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重要なのは止め位置。小鼻と目尻の延長線のところで、眉頭の底辺の位置よりも少し上、が正解です。眉尻が長すぎると下り目尻が強調されて老けた横顔になるので要注意。
■1:眉毛の合流点を起点に、眉尻に向かって中心ラインを描く
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まずは中心ラインを描くのですが、重要なのが止め位置。眉尻が長すぎるとたるみや下り目尻を強調するので眉尻の止めは、眉頭の高さよりも少し上に。そして眉尻ラインはなだらかに下げましょう。

■2:えぐれてしまった眉下は思いきり太く描くこと。底辺はまっすぐラインに
![[Precious2018年8月号163ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/6/0/-/img_60a016c9fce7a7efc0312e865bb0440f167286.jpg)
ここはいくら太くしても不自然にならないので、えぐれた範囲を埋めるのが課題。眉頭の底辺→眉山の下→眉尻を描き足すのですが、まずは、眉頭の底辺と眉尻ラインをまっすぐに結ぶ線を描きましょう。
■3:眉下を太くまっすぐ仕上げ、間延びしたまぶたを引き締める
![[Precious2018年8月号163ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/b/4/-/img_b4a7a5c3d6d257f5317e2902123e6859172038.jpg)
Step2で描いた底辺ラインから内側をアイブロウペンシルで埋める作業を。埋めたあと、太く描きすぎたと思ったら、綿棒でベストな太さに調整すればいいので、失敗を恐れず描いてみてください。

表情が明るく若返る!「太く、真っ直ぐ、短め」の太眉メイク3ステップ
■「たるんだ顔」を引き締める!大人の眉メイク3ステップ
外側にズレてしまった眉山は、眉メイクで矯正できる
眉山は黒目の外側の延長線が正解位置。まずはその場所に点で印をつけてみるとわかるのですが、こんなに? と思うくらい内側です。そもそも眉山は正面顔と横顔の境界を示すもの。眉山が外にズレた地眉のまま描くと、正面顔は横に広がり、間延びしたたるみ顔を強調してしまう…。
眉山を思いきって正解位置に矯正してみると、途端に顔が引き締まり、シャープ顔に。また眉山は鋭角的にするときつくなるので、なだらかに仕上げましょう。
眉山を尖らせると老ける。なだらかラインが洗練された太眉の秘訣
![[Precious2018年8月号162ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/f/-/img_af4d70deb9a4885f61b5ce8ac9da045f238108.jpg)
顔をキュッと縮めるには眉山の位置は内側に設定するのが重要ポイント。さらに眉山はカクッと鋭角的に仕上げるときつく見えて老けるので、なだらかなカーブに仕上げましょう。
■1:黒目の外側の延長線上が正解。ブラシの柄を使い、眉山の位置を確認する
![[Precious2018年8月号162ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/6/-/img_a6ab5faf69ee88dea598d0c8b89b2638184771.jpg)
この世代の多くは、たるみで地眉の山は外側にズレているはず。眉山はちょっと内側のほうが顔の横幅が狭まり小顔効果があるので黒目の外側の延長線上に設定。まずは鏡を見ながら眉山位置の確認をしましょう。

■2:眉山の頂点から眉頭の上辺に沿って色をのせる
![[Precious2018年8月号162ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/f/a/-/img_fa6c248a845c61e457e1dc4b5c2f6bc1177657.jpg)
太く仕上げたいからと、眉の上部をはみ出して描くと不自然になるので要注意。また鋭角的に描くのもNG。地眉の上辺の高さに合わせ、ゆるやかな眉山に仕上げましょう。

■3:アイブロウマスカラで斜め上方向にとかし、毛並みを強調
![[Precious2018年8月号162ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/8/-/img_8874ed021c86c9d50597c00a1b529135202053.jpg)
ペンシルで濃く描くよりも、毛並みと立体感を強調するほうが自然です。寝ている毛を起こし、眉山方向へと毛を立ち上げて。眉に厚みが生まれ、上から見られても、横から見られても美しく仕上がります。

夏の疲れで「たるんだ顔」を引き締める!大人の眉メイク3ステップ
■弱った眼力が復活!眉頭をアイホールまで美しく仕上げる4ステップ
存在感のある太い眉頭なのに、きついベタ眉にならない描き方
眉頭下の最大のポイントは底辺をアイホールの骨部分まで太く仕上げること。ちょっと描くのに勇気がいるくらい大胆な太さに感じますが、これこそが若々しい印象につながるのです。
肌なじみのいいオリーブブラウンのペンシルで、眉毛の合流点から眉頭に向かってスッスッと、眉頭の端の8㎜手前のアイホールの骨部分を目指して底辺を描いていく。次に中央を同じく眉毛の合流点から眉頭の8㎜手前まで描いていく。この時点では描きましたという眉になり、やや不自然に見えるけれど、次のステップでぼかすので問題ありません。
仕上げに眉毛の合流点あたりから、ノーズシャドウをつくるように鼻筋に指でさっとぼかせば、眉頭下は完成。これだけ太く描いてこそ、貧相眉が解消され、メリハリ感が生まれるのです。
底辺を太く描き、眉頭の中心を寄せて骨格を際立たせる
![[Precious2018年8月号158ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/e/-/img_ae18db263cd5411ae30581e2608ce151204647.jpg)
眉間は狭すぎればギスギスしてきつく見えるし、広すぎれば間が抜けた顔に…。正しい位置であれば、顔の求心力が高まり、たるみ解消にもつながるから、まずは位置の確認をしておきましょう。
■1:起点は眉毛の合流点。アイホールの骨に沿うように底辺を描く
![[Precious2018年8月号158ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/-/img_04c201c0fdcac82a3ee5f6d0897706df210767.jpg)
眉毛の合流点とは上と下からの毛流れが合わさっている部分。ここを起点に眉頭方向にアイブロウペンシルで軽いタッチで底辺を描く。アイホールの骨に沿うように太めに描くのがコツです。
■2:抜け感をつくるために描くのは眉頭の先端から8㎜手前まで
![[Precious2018年8月号159ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/4/c/-/img_4cf3ea5ec191b7bd9f56c43eed9d1554195575.jpg)
小鼻の付け根の延長とノーズシャドウ上辺が交わる部分が眉頭の先端ですが、抜け感をつくるために、描くのは約8㎜手前まで。目頭の延長線とアイホールの骨部分が交わるところが止め位置です。
■3:眉頭の中央を描く。起点は同じく眉毛の合流点から
![[Precious2018年8月号159ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/a/-/img_0ae8017ba74825f82010710a1ef0296d200591.jpg)
スカスカになってしまった隙間を埋めるために、底辺だけでなく中央も描くとメリハリ感がアップします。■1と同様に、眉の合流点が起点に。止め位置も眉頭の先端の8㎜手前までに。

■4:ノーズシャドウ効果でメリハリ感を。眉頭から鼻筋横にさっとぼかす
![[Precious2018年8月号159ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/5/a/-/img_5a732227eb9366aa7aa0ca43b07bed1a196827.jpg)
描いた眉頭の止め位置(目頭の延長線とアイホールの骨部分が交わるところ)から、鼻の付け根へとぼかして。のせているとわかると作為的になるので、わからないくらいで十分です。

「大人の太眉」は大胆に!眉頭をアイホールまで美しく仕上げる4ステップ
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- TEXT :
- Precious.jp編集部