【目次】

アイゾーンケアコスメの「正しい塗り方」8ステップ


目元は、顔全体でも最も年齢が出やすいエリアのひとつ。アイケアコスメは、そんな目元を引き上げる強い味方となってくれます。ただ、ずっと使っているにもかかわらず、全然効果が表れない……。実はそんなお悩みを抱える女性、多いんです!

もし、クマが目立つ下まぶただけに塗っているのなら、今すぐ改めるべき。アイケアコスメを塗る範囲の正解は、眉上から頬骨下、こめかみあたりまでの広範囲。しっかり塗るべきなのは、このゴーグルゾーンなのです。

アイゾーンは目の下だけじゃない!
アイゾーンは目の下だけじゃない!

そして、塗り方にも大事なポイントがあります。自己流では逆効果になりがちなのです! この機会に、正しい塗り方をマスターしましょう。

以下から、目元の不安を解消する「アイケアコスメの塗り方」を、8つのステップでご紹介します。

■1:まずは目標設定!「引き上がった目の形」をイメージする

まずは目元の皮ふをピン!と引き上げてみて。
まずは目元の皮ふをピン!と引き上げてみて。

いきなり塗り始めるのはNG! 片方の手でこめかみを優しく引き上げると、若いころの引き上がった目になります。まずは「これを目指す!」と、脳と肌に記憶させる儀式を定例化させましょう。

■2:薬指を使って「目尻から目頭に向かって」軽く叩きながらのせる

目頭の先端にあるツボを押すとコリと疲労が和らぐ。
目頭の先端にあるツボを押すとコリと疲労が和らぐ。

ここからいよいよ、アイケアコスメを塗っていきます。塗り方のポイントは、肌を刺激しないように、優しく触れること。目元の肌はとても敏感で刺激はNGなので、いちばん弱くタッチできる薬指を使用。米粒大のアイケアコスメをトントンと、軽く叩きながら塗布すると失敗しません。

薬指を目頭まで移動させたら、そのままの流れで、目頭の先端のくぼみにあるツボ「睛明(せいめい)」を押すと、コリと疲労が和らぎ、血行が高まります。ぜひ試してみて。

■3:引き上がった目元を形状記憶させるように軽いタッチでなぞる

ポイントは「羽で触る」ぐらいの弱いタッチ。
ポイントは「羽で触る」ぐらいの弱いタッチ。

このとき、目尻はもう片方の手で、こめかみを引き上げたままに。そしてなでる力は「羽で触る」くらいの弱いタッチで行うこと。塗る範囲は目尻までではなく、こめかみまで広げること。ここまで塗るのと塗らないのとでは、引き上げ効果は雲泥の差に。

■4:また「目尻から目頭へ向けて」軽いタッチでトントンとしながらなじませる

軽い力でトントンと。
軽い力でトントンと。

下まぶたのシワ部分をスタンプ塗りで消すようにしながら、軽い力でトントンとなじませる。これで下まぶたの塗布は終了です。

■5:上まぶたも同様に「目尻から目頭に向かって」軽く叩きながらのせる

上まぶたは眉下に沿ってトントンと。
上まぶたは眉下に沿ってトントンと。

薬指に米粒大のアイケアコスメをとります。メイク前ならその半分の量でOK。眉下に沿ってトントンと、軽く叩きながらなじませます。

まばたきすることで、アイケアコスメがまぶた全体に広がるので、上まぶたは際まで塗らないこと。これで、目の中に入る危険を回避できます。

■6:目頭のツボを押して「目の横幅が広がるように」形状記憶させる

「形状記憶」を意識して目頭をのツボを刺激。
「形状記憶」を意識して目頭をのツボを刺激。

もう一度、目頭のツボを押してみます。目頭に切れ込みがぐっと広がり、目の横幅が大きくなるのがわかるはず。ドライアイ、充血解消にもおすすめ。

■7:上まぶたの皮ふのほうが薄く刺激に弱いので「より優しく」なじませる

上まぶたの皮ふは弱いので、ちりめんジワに押し込むように塗布。
上まぶたの皮ふは弱いので、ちりめんジワに押し込むように塗布。

上まぶたにアイケアコスメをのせていきます。このときもこめかみを引き上げて、まぶたを張っておくとのせやすくなります。上まぶたの皮ふは弱いのでこすらず、ちりめんジワに押し込むようになじませて。

■8:「こめかみまで」しっかりなじませてリフトアップ

リフトアップを意識してこめかみまでしっかり塗布。
リフトアップを意識してこめかみまでしっかり塗布。

リフトアップを意識しながら、こめかみを髪の生え際近くまでしっかりなじませます。ここまでやると、若返り目元に。この範囲まで塗布しないと、たるみで下がった目尻、重くなった上まぶたが持ち上がりません。

自己流では逆効果!老け目元が若返る「アイケアコスメの正しい塗り方」8ステップ

目の下のシワ・たるみをなくす「マッサージ」

アイクリームとセットのアプリケーターで優しくマッサージ

アイクリームとセットになっているマッサージ用のアプリケーターは、付属品のレベルを超え、シワの凹凸をならしてアイロンのようにのばしたり、コロコロ転がしてリンパの流れをよくしてむくみを解消したりと、優秀な働きをしてくれます。

さらに血流を高めるツボ押しにも。こういうプラスαの積み重ねで目の印象、顔の印象は劇的に変わるでしょう!

アプリケーターの使い方(1)
アプリケーターの使い方(1)

(1)先端を使って目の下をマッサージ。目頭側から目尻に向かってクルクルと軽いタッチでなでるように行うと、目の下のシワ消しに効果的です。

アプリケーターの使い方(2)
アプリケーターの使い方(2)

(2)次に目を閉じて、アプリケーターの先端で、上まつげの際を優しくなでましょう。これでまつげの毛根細胞が活性化し、丈夫なまつげが育ちます。

アプリケーターの使い方(3)
アプリケーターの使い方(3)

(3)眉毛を上に持ち上げるように眉頭から眉尻へとプッシュ。次に目の周りに円を描くようにマッサージするとむくみやクマがスッキリします。

老けて見られない「最強アイケアコスメ」4選&使い方

たった10秒でシワにも眼精疲労にも効く!「ツボ押し」メソッド

眼精疲労とは、目の使い過ぎによって疲れを感じる状態を指すのですが、パソコン、スマートフォンなどの画面を長時間見たり、メガネやコンタクトの不具合で目に負担がかかることなどでも起こります。しかもこれによって、目周りの筋肉にも影響を及ぼし、シワが深くなり、見た目に老けが進行し、目力もダウン…。

しかも、眼精疲労は、ひと晩寝たくらいでは解決しない慢性的な症状なのだそうで、なるべく目を休めるために生活習慣の改善に加え、積極的なケアが必要なのです。

そこで、エイジングデザイナーの村木さんが教えてくれるのが、眼精疲労もシワも解決できるツボ押しメソッド。たった10秒で完了するうえに、目元もスッキリ。リフレッシュ効果が高いので、仕事の合間におすすめですよ。

1.目尻のシワに効くツボ「瞳子膠(どうしりょう)」に中指を当てる

眼精疲労はシワだけでなく、自律神経にも影響を及ぼし、イライラや不安感を引き起こすということもあるそう。しっかりケアしておくのがおすすめです。
眼精疲労はシワだけでなく、自律神経にも影響を及ぼし、イライラや不安感を引き起こすということもあるそう。しっかりケアしておくのがおすすめです。

「瞳子膠」は目尻の少し外側にあるくぼみのところにあります。位置は目尻から約1cm外側で、ここに中指をあてます。

2.「瞳子膠」を少し引き上げるようにプッシュする

斜め上に引き上げることで、ズレることなく、ツボをしっかりとプッシュできる。深呼吸しながらリラックスして行いましょう。
斜め上に引き上げることで、ズレることなく、ツボをしっかりとプッシュできる。深呼吸しながらリラックスして行いましょう。

「瞳子膠」のツボを捉えたら、斜め上に引き上げ、ゆっくりと圧をかけます。気持ちいいくらいの優しい圧で行って。これを5秒かけて押し、5秒かけてはなします。たったこれだけでケア完了。

斜め上に引き上げることで、ズレることなく、ツボをしっかりとプッシュできる。深呼吸しながらリラックスして行いましょう。

【まとめ|たった10秒でシワにも眼精疲労にも効く!ツボ押しメソッド4か条】

1.パソコンやスマホを使う時間が長い人は眼精疲労が起こりやすく、シワなどの目元老化も進行。
2.眼精疲労は一晩寝るくらいでは解決しないので、積極的なケアを習慣化するのが必須。
3.おすすめケアは目尻の外側にある「瞳子膠」のツボをプッシュすること。
4.血流が良くなり疲労を一掃することでスッキリ。視界がクリアになりリフレッシュ効果も。

以上、たった10秒でシワにも眼精疲労にも効く!ツボ押しメソッドを教えていただきました。

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazinga& beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram

たった10秒でシワにも眼精疲労にも効く!ツボ押しメソッドで目力復活

目の下を美しく魅せる「ベースメイク」の仕方


\メイク下地はコーラルとパールの2色使いで明るく/

用意するのは、オレンジがかったコーラルとパールの下地。オレンジには顔をパッと明るくしてくれる効果あります。同じような効果が得られるカラーにピンクがありますが、ピンクは顔を柔らかい印象に導きます。

これに対し、オレンジは元気で明るい印象に見せてくれるので、40代・50代の女性にはこちらのカラーがベスト。パールは超微粒子タイプを選びましょう。パール粒が大きいとパール感が全面に出てしまい、若々しいどころか若づくりに見えてしまうので、要注意。光の当たる加減で気持ちキラッとするようなタイプがおすすめです。

左/ほのかな艶をまとい、しっとりとした品格のある肌を演出。ポーラ B.A デイセラムM シルキーグロー SF30・PA+++ 25g ¥9,900 右/くすみが気になる肌に明るさを与え、ハッピーな印象に。THREE アンジェリックコンプレクションプライマー 02 SPF22・PA+++ 30g ¥4,620
左/ほのかな艶をまとい、しっとりとした品格のある肌を演出。ポーラ B.A デイセラムM シルキーグロー SF30・PA+++ 25g ¥9,900 右/くすみが気になる肌に明るさを与え、ハッピーな印象に。THREE アンジェリックコンプレクションプライマー 02 SPF22・PA+++ 30g ¥4,620

■PROCESS1:コーラルの下地を米粒大出す

ポーラ B.Aの下地から使います。
ポーラ B.Aの下地から使います。

オレンジがかったコーラルは、くすみはもちろん、加齢によってできてしまった目の下のクマや、口角のたるみ影を自然にカバーしてくれる優秀カラー。

■PROCESS2:目の下、小鼻、口角にオン

コーラルはくすみが目立つ部分に。
コーラルはくすみが目立つ部分に。

コーラルは色ムラを補正してくれるので、クマやくすみなどが目立つ部分にのせていきます。

■PROCESS3:目の下は優しく叩き込んで

目の下のくぼみをカバー。
目の下のくぼみをカバー。

目の下はクマだけじゃない、加齢によるくぼみが影となり、暗さを増長させます。この部分がにクマやくすみが残っていると、目の周りがどんより暗く見えてしまうので、しっかりカバーしましょう。

指の腹を使ってトントンと優しく叩き込むように丁寧になじませます。まつげの際ギリギリまで、しっかり叩き込んで!

■PROCESS4:小鼻の周りはくるくると

右の小鼻両方ともにくるくると。
右の小鼻両方ともにくるくると。

小鼻の周りは赤みやくすみが現れやすい部分。さらに皮脂も出て崩れやすい部分でもあるので、しっかり塗り込みましょう。指の腹を使ってくるくるとなじませてカバー力アップ!

■PROCESS5:口角のくすみも忘れずに!

下唇の角のくすみを払う。
下唇の角のくすみを払う。

意外に忘れやすいのが口角の下の部分。40代を過ぎると、口角が下がり、それによって下唇の角に影ができてしまいます。下地の段階でくすみを払っておきましょう。いちばん影になる上から下に向かってなじませます。

■PROCESS6:パールの下地を米粒大出す

THREEの下地を使います。
THREEの下地を使います。

パールにはくすみを払って透明感を出したり、艶を与えて立体感をプラスしたりする効果があります。年齢を重ねたことでたるんで平面的になってしまった顔を、パール効果でパッと華やかにしましょう。

■PROCESS7:立体感を出したいTゾーンにオン

額の中心部からなじませて。
額の中心部からなじませて。

いちばん高く見せたい「おでこ」の中心あたりをくるくるとなじませます。鼻筋は上から下にすべらせて。厚く塗るとギトギトしてしまうので、薄く塗り広げます。

■PROCESS8:頬骨に沿って艶を仕込む

頬にもう一度下地を。
頬にもう一度下地を。

頬にもパールを忍ばせます。指の腹全体を使って、内から外に向かって、薄く均一に広げたら、最後に頬骨に沿って重ねましょう。頬のいちばん高い位置に光をプラスすることで、頬がキュッと上がって見えます。

■PRPCESS9:あごの先端にもパールを忍ばせて

仕上げとしてあごの先っぽにも下地を。
仕上げとしてあごの先っぽにも下地を。

最後にあごの先端にもパールをプラス。光をあごの中心の集めることで、たるんだフェースラインがすっきり!

下地がうまく塗れれば、美しい肌は「7割」完成します

夕方現れる目の下のシワの存在感を消すメイク直しTips3


1.スポンジで汚れを取って目の下のシワに沿ってゆるコンシーラーを

■ステップ1:スポンジでシワやキメにたまった油分と粉をふき取る

まずは清潔なファンデーション用スポンジで油分と粉類をぬぐい、素肌に近い状態にリセット。
まずは清潔なファンデーション用スポンジで油分と粉類をぬぐい、素肌に近い状態にリセット。

目元肌のメイク直しのポイントは、夜が近づくにつれ目立ってきたシワの存在感を消すこと。そのためには、シワやキメの縁と溝の奥に不自然にたまったベースメイクの油分・粉の攻略が効果的です。

まずは、肌を素に近い状態に戻しましょう。ファンデーション用のスポンジを用意し、粉類がついていない面をシワに当て、軽く押さえて油分を吸わせます。

次に、シワに沿ってスポンジを軽く滑らせ、溝の奥に筋状にたまった粉類を拭います。これだけで、クレンジングをしたかのような素に近い肌に戻せます。

■ステップ2:ペンタイプの「ゆるコンシーラー」をシワに沿ってつける

シワをなぞるようにのせて指で軽く叩くように伸ばす。細かい部分まで見える蛍光灯の下で直すのが理想。
シワをなぞるようにのせて指で軽く叩くように伸ばす。細かい部分まで見える蛍光灯の下で直すのが理想。

素の肌に戻したら、シワやキメをなぞるようにコンシーラーをつけ、指先で軽く叩くようにのばします。華やかな会食なら「アルビオン」のような明らかなパール感のあるものを、華やかすぎないほうが好ましい場合は「シスレー」のような程よい光沢があるものがベター。

食事中は化粧直しができないことを前提に、待ち合わせ前に目の下と目尻はすべてやり直すつもりでリタッチしましょう。このとき、白熱灯ではなく細かい部分もきちんと見える蛍光灯の下で直すのが理想です。

2.時間があれば下地のリタッチで、キメとシワを瞬時に消し去る!

時間があれば、ステップ1のあとにもうひと手間、下地を薄くのばします。
時間があれば、ステップ1のあとにもうひと手間、下地を薄くのばします。

時間に余裕があれば、ぜひとも下地からやり直したいところ。下地を省いた場合と比べ、透明感とツヤは5割増し、キメやシワの存在感は3割レスのイメージで、化粧もちも格段にのばせます。

肌に残った油分と粉をふき取るステップ1のあと、美容液をつける感覚で、シワやキメが目立つ部分に少量をなじませます。下地類はつけすぎると化粧崩れが早まるので、ミニマルな量を指の腹で押さえるように、がポイント。雑につけるとコンシーラーがムラになったりと、逆効果になってしまうこともあるので要注意です。

わずか90秒で目元がよみがえる!アイメイクの即効・簡単お直し術2ステップ

3.美容液タイプのコンシーラーをアイシャドウブラシで目の下にON

1.コンシーラーをブラシにとる

ブラシの先端の色が変わる程度に、均一につけるのがコツ。
ブラシの先端の色が変わる程度に、均一につけるのがコツ。

コンシーラーをアイシャドウブラシにとります。

2.コンシーラーを広げる

目頭から目尻方向に伸ばしたあと、放射状に広げなじませて。
目頭から目尻方向に伸ばしたあと、放射状に広げなじませて。

ブラシにとったコンシーラーを、クマやくすみが気になる目の下に目頭側から目尻に向けて、広げていきます。

【クマやくすみを感じさせない明るい目元に】

クマやくすみなどの色ムラを感じさせない、明るくハリのある若々しい目元が完成。
クマやくすみなどの色ムラを感じさせない、明るくハリのある若々しい目元が完成。

コンシーラーをアイシャドウブラシで塗ると、目元のクマやくすみがなかったことに…!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。