【目次】
簡単でかわいいまとめ髪アレンジ
大人フェミニンなフレンチシニヨン
■:アレンジ方法
ふんわりとフェミニンなシルエットの秘密は、髪を上下に分けること。上下それぞれをまとめることで、全体をキュッとひっつめた感じがなくなり、ラフな雰囲気のシニヨンに仕上がります。一見難しそうですが、ピンでうまく押さえていけば、こなれた感じにまとめることができますよ。
STEP1:アイロンで毛先にニュアンスを出し、髪を上下に分けブロッキング
- まとめた毛先にニュアンスを出すため、アイロンをかけてカールをつけます。
- あごと耳上を結んだ延長線上で、髪を上下に分けてブロッキング。
- 下の部分の髪をひとつにまとめ、時計回りに毛先までねじり上げていきます。
STEP2:ピンをうまく利用して、上下左右の髪を固定&ねじる
- シニヨンを固定するように、周りからピンを差す。ここではアメリカピンを3本使用します。
- ブロッキングしていたトップの髪を下ろし、左右を交差させながら矢印の方向にねじり、上部をピンで留めます。
- トップの髪の左右を交差させてピンで留めた状態は、右端の画像のようなイメージです。
STEP3:ねじった毛先を束に入れ、残りはラフに留めて仕上げる
- トップの髪をピンで合わせた位置から、ねじりながら写真のように上に持ち上げます。
- 中央は、右手をくるっと反転させ円を描いた状能(そのあと、毛先をねじった束の中に入れ込む)。
- ねじって円を描いた部分をピンで留めて固定し、残った毛先をシニヨンに絡めながらラフに留めたら完成です!
ヘアピンひとつ、たった3ステップでできる簡単フレンチシニヨン
「ロング」のアレンジでつくるかわいい髪型【4選】
【1】ふんわりウェーブの後れ毛を効かせたポニーテール
■:アレンジ方法
うねりを目立たせないポニーテール成功のカギは、アレンジ前のカールアイロンにあるとか。頭頂部は根元を立たせるように、後れ毛となるこめかみ部分の髪は根元から毛先にかけてフォワードに巻いておくと、仕上がりに差が出るようです。おばさんの引っ詰め髪に見えない、大人のポニーテールをつくる7つのステップをご紹介します。
STEP1:頭頂部の髪の根元をカールアイロンで毛先から根元に向かって巻く
STEP2:こめかみ部分の毛束をカールアイロンでフォワード巻きに
STEP3:こめかみから前にある髪ともみあげを残してひとつに束ねる
STEP4:ひとつまみの毛束を取り、ゴムの上から巻き付ける
STEP5:結び目を押さえながら、ひとつまみずつ髪を引き出す
オバ見え引っ詰め髪から脱却!後れ毛プラスの大人ポニーテールのつくり方
【2】ねじりを効かせてアンニュイなひとつ結びアレンジ
■:アレンジ方法
「まとめ髪を楽しみたいけれど、うねりやパサつきもカバーしたい…」というお悩みに、ヘアサロン「kakimoto arms GINZA」のスタイリスト・友原由維さんがアドバイス。【毛束をねじって留める、シンプルだけれど雰囲気のあるアレンジ術】を教えてくださいました。「うねりやクセのある髪を活かすことで、ふんわりとした柔らかな雰囲気が楽しむことができますよ。束ねたあと、前髪・こめかみ・もみあげ部分の3か所を必ず巻いて、バランスの整ったスタイルに仕上げてみてください。こめかみともみあげは後れ毛風に見せますが、襟足部分はきっちりと後れ毛が出ないように束ねてください。ここが崩れていると、だらしのない印象になってしまいます」(友原さん)。
STEP1:毛束を左右の側頭部と後頭部の3つに分ける
STEP2:左右の毛束を握り、それぞれを内側に向かってねじる
STEP3:3つの毛束をひとつにまとめ、ゴムで根元を束ねる
STEP4:束ねた部分を隠すように飾りピンをつける
STEP5:後頭部から3~4mm毛束をつまみ上げて、ゆるみをつくる
STEP6:こめかみ、もみあげはストレートアイロンで根元から内巻きにする
レイヤーが入っていると、束ねた根元から髪が浮き上がってアホ毛になりがち。そんなアホ毛対策に重宝するのがポイントケアスティック。 「襟足部分の後れ毛にポイントケアスティックを使うと、きれいにまとまります」(友原さん)。
40代に似合う【傷んだ髪でもきれいにまとまるアレンジ術】カールがポイントのアンニュイなスタイルに挑戦!
【3】色っぽさと優雅な印象を兼ね備えた、ツイストヘア
■:アレンジ方法
簡単なのに凝った印象に見えるひとつ結び。「後れ毛の出し方」「毛束の崩し方」「後頭部のボリューム感」が、おばさんに見えないひとつ結びを成功させるポイント!さっそく詳細を見てみましょう。
STEP1: 1対2で髪を分ける
STEP2: ハチ上の毛束を左右に分けてねじり、ねじった毛束をツイストさせる
STEP3:ねじった毛束をつまんで崩す
STEP4:ゴムを隠すように毛束を巻きつける
STEP5: こめかみの後れ毛を細く出す
STEP6:耳後ろの後れ毛も引き出す
ロングヘアの簡単ひとつ結び|老け見えしない後れ毛の出し方とは?
【4】ゆるっと感が今っぽいハーフアップ風シニヨン
■:アレンジ方法
「今っぽく仕上げるためには、『ゆるっとした部分をつくること』『後れ毛をうまく活用する』ことが大切になります。髪をまとめる時はしっかりと崩す、後れ毛は引き出し過ぎると疲れた感じになってしまうので程よく引き出す、この2点がポイントですね。下準備として、髪を巻いておくとよりニュアンスのある雰囲気に仕上がります。巻かなくても、アレンジ前にシュシュなどでお団子をつくり、髪に動きをつける方法も手間がかからないのでおすすめです」(ZACC raffine スタイリスト 賀山博之さん)。
STEP1: 襟足で髪をひとつ結びに
STEP2: 後頭部の毛束をゆるめる
STEP3: 結んだ毛束の一部をねじる
STEP4: ねじった毛束をゴムに通す
STEP5:団子を指で崩す
「ミディアム」のアレンジでつくるかわいい髪型【5選】
【1】清楚でクラシカルなギブソンタック
■:アレンジ方法
幅広い世代から根強い支持を集める「ギブソンタック」。ギブソンタックとは、低めの位置で髪をまとめるアップスタイルのことで、「首筋が美しく見える」「上品でエレガント」と大人世代にも好評です。「全体的にきっちりとした印象に仕上げること。後れ毛を出しすぎたり、トップの髪をたくさん引き出してしまうと、一気に若つくりなアレンジになってしまいます。きちんとまとめることが、大人の余裕、清潔感、上品さ、優雅さを表現する鍵です」(Cocoon スタイリスト 泰斗さん)。
STEP1: 髪全体を低い位置でひとつ結びにする
STEP2: ひとつ結びをくるりんぱする
STEP3:くるりんぱした毛先を、STEP2と同じ穴にもう一度通してピンで留める
STEP4: まとめた髪から毛束を引き出す
STEP5:こめかみに後れ毛をつくる
上品ヘアの定番!若つくりに見えない「ギブソンタック」の簡単やり方5ステップ
【2】サイドのねじりでつくる愛らしいハーフアップ
■:アレンジ方法
プロセスはねじってピンで留めるだけと簡単ですが、耳上の毛束をねじることでサイドに程よいボリュームができ、輪郭や頭の型が綺麗に見えるメリットがあるのだそう。エイジングサインが気になる方、こなれた印象のハーフアップに挑戦してみたい方はぜひお試しください! 「耳上にボリュームゾーンをつくることで全体のシルエットが菱形になり、フェイスラインが引き締まった印象に。頰が下がって見える、輪郭が野暮ったく感じる、という40代以降の方にぜひチャレンジしていただきたいです」(Joemi by Un ami 副店長 大久保 瞳さん)。
STEP1: 右耳上の毛束をねじりながら後頭部へ
STEP2: 後頭部の中央にピンで留める
STEP3: 左耳上の毛束をねじりながら後頭部へ
STEP4: ねじった毛束を後頭部の中央でピン留めする
【3】毛先をねじりながら巻き込む三つ編みアレンジ
■:アレンジ方法
「頭皮全体を引っ張るように、髪の根元から編んだり巻きこんだりしているので、緩んだフェイスラインがキリッと引き締まるフェイスリフト効果もあります。きちんと感をアピールしたい、フォーマルな席にもおすすめしたいアレンジです」(FIX-UP メイクアップアーティスト 高橋紀衣さん)。
STEP1:両耳の上端で髪を上下に分けて、ピンで仮止めする
STEP2:下段の髪をきつめにゴムで束ねる
STEP3:上段のピンを外し、トップの髪をふたつに分ける
STEP4:毛束をねじり、毛束の根元の髪をすくって持っている毛束に加える
STEP5:左右の毛束を交差させる
STEP6:下段の髪を束ねたあたりまで編み込み、ピンで仮止めする
STEP7:最初に編み込み始めた部分の両サイド2㎝ほど毛束を取り、時計回りにねじる
STEP8:残ったサイドの髪を、左右それぞれ時計回りにねじる
STEP9:STEP7の毛束とSTEP8の毛束をひとつのピンで仮止めする
STEP10:ゴムとピンを外し、三つ編みにする
三つ編みにするだけで目元も頬も引き締まる!?大人の「リフトアップまとめ髪」
【4】サイドのねじりでつくる愛らしいハーフアップ
■:アレンジ方法
「髪を左右に分ける」→「それぞれをねじって結ぶ」→「結んだ毛束をまとめてピンで留める」たったこれだけ!肩でハネやすかったり、まとめるには長さが中途半端だったりと、扱いづらいイメージのミディアムヘアですが、うねりをカバーできるだけでなく、クラシカルな印象も楽しめるヘアスタイルです。
STEP1:髪全体にヘアクリームをなじませる
STEP2:後頭部の毛束を左右ふたつに分け取る
STEP3:それぞれの毛束をねじってゴムでまとめる
STEP4:片方ずつ耳の後ろでねじってまとめ、ピンで留める
STEP5:後頭部の髪をつまんで引き出し、バランスを整えたら完成
きっちりまとめても老け見えしない!うねりやくせ毛も解消できる、梅雨対策アップスタイル
【5】デフトバンを使った大人のシニヨンアレンジ
■:アレンジ方法
毛量があって、うねりやすい方には【シニヨンスタイル】がぴったりです。ピンを使わずにアレンジできるので、まとめ髪が苦手…という方でも気軽に楽しめます。「ゴムで束ねきれなかった髪が出てしまうと、きちんと感がなくなってしまうので、束ねる前にクリームやバームをしっかりなじませておくのがポイントです」(KAYAK by HONEY デザイナー 小室里奈さん)。
STEP1:カールアイロンで前髪の中間あたりを外巻きにする
STEP2:サイドから後頭部にかけて髪の毛先を内巻きにする
STEP3:髪の中間から毛先にかけてヘアクリームをなじませる
STEP4:耳たぶあたりにゴムがくるようにひとつに束ねる
STEP5:毛束で輪っかをつくり、その毛先をゴムに通す
STEP6:ゴムで束ねた毛先が下になるように、束ねた部分の向きを調整する
STEP7:毛先を2等分にする
STEP8:ふたつに分けた毛束を交差させる
STEP9:交差した毛先を留めるようにゴムで巻く
STEP10:デフトバンの中央の穴にお団子を通す
STEP11:デフトバンで結び目を交差させて、布の形を整える
「ご自身でアレンジをすると、どこにピンを留めればいいのか分からない…というお声をよく耳にします。ゴムを使えば束ねたい部分、まとめたい髪を狙って留められるので便利です」(小室さん)。
40代に似合う【大人のシニヨンスタイル】ピンを使わない&野暮ったくならないアレンジをご紹介!
「ボブ」のアレンジでつくるかわいい髪型【3選】
【1】波巻きニュアンスの上品ハーフアップ
■:アレンジ方法
「上品さ」「優雅さ」「こなれ感」の三拍子が揃う万能なハーフアップ。アレンジしにくい顎ラインのボブスタイルも、ハチ上の髪を波巻きにし、ねじってピン留めするだけ。ちょっとしたパーティーや特別なイベントにもぴったりのアレンジです。
STEP1:頭頂部の髪をストレートアイロンで波巻きにする
STEP2: 頭頂部の髪をギザギザに取る
STEP3: まとめた髪をねじる
STEP4: ねじった毛束をピンで留める
STEP5:頭頂部の毛束を引き出す
STEP6:ハチ部分の毛束をねじりながら後頭部へ
STEP7: ねじった毛束をゴムで結ぶ
STEP8: Uピンを使ってゴムを隠す
Uピンの留め方はGIFアニメーションでチェック!
STEP9: 頭頂部とハチ以外の毛束を波巻きにする
ねじってピン留め!短めボブの上品ハーフアップ【プロセスアニメ付き】
【2】くるりんぱでつくる、大人のアップスタイル
■:アレンジ方法
連続くるりんぱでつくる簡単アップスタイルです。気をつけるポイントは、「後れ毛の扱い方」と「毛束の崩し方」。「ミディアムの場合、くるりんぱした時に短い髪が飛び出してしまったり、顔まわりや襟足の後れ毛が落ちてしまったりすることがあります。これが疲れた印象や老け見えの原因になることもあるので、スタイリングの際には注意が必要です。もうひとつ気をつけたいのが、毛束を崩し過ぎてしまうこと。崩しすぎると若つくりに見えたり、ボサボサな印象になったりするので、『程よく、適度に崩す』ことも心がけてください」(ROI デザイナー 亀井明日香さん)。
STEP1: 耳上の毛束をゴムで結ぶ
STEP2: くるりんぱする
STEP3: 耳横の毛束をまとめて結ぶ
STEP4: 結んだ毛束をくるりんぱする
STEP5: 襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる
STEP6: ねじった毛束をピンで止める
STEP7: こめかみの後毛を出す
【3】マジェステ使いで華やぐまとめヘア
■:アレンジ方法
まとめ髪にしたくても「どうもオシャレにならない…」という方、必見のヘアアクセサリーがマジェステ。ハーフアップに束ねた髪に付ければ華やかになるだけでなく、結び目が乱れていても隠れてしまうので、ぶきっちょさんの頼もしい味方です。このマジェステに似合うアレンジを5つのステップでご紹介します。
STEP1:耳の先端より上の髪を束ねてゴムを結ぶ
STEP2:結び目の上に穴をつくる
STEP3:穴に毛束を通して、くるりんぱをする
STEP4:襟足の髪と一緒に束ねる
STEP5:ひとつ結びにした結び目にマジェスタを付ける
「ハーフアップ+ひとつ結び」ならボリューム不足の髪も華やかに決まる!
- TEXT :
- Precious.jp編集部