【目次】
- 基本のベースメイク【図解】
- 艶肌メイクを持続!パウダーでの「メイク直し」
- 「パウダーファンデーション」おすすめ2選
- 「リキッドファンデーション」おすすめ2選
- 「クリームファンデーション」おすすめ4選
- 「フェースパウダー」おすすめ4選
基本のベースメイク【図解】
基本のベースメイク・ファンデーションの塗り方の「5つのポイント」
メイク歴が相当長くなった40代・50代の女性は、もはやファンデーションを塗る手の動きはルーティーン化し、「我流塗り」になっていませんか? 艶肌メイクの基本、ベースメイク・ファンデーションの塗り方にも気を遣っていきましょう。

ベースメイクはカバー力こそ大事、という思い込みが「厚塗り肌」を招く原因。カバー力を高めるために、つい塗り重ねてしまいがちですが、今のファンデーションは光ワザに優れているので、むしろ少量のほうがベスト。そもそも私たちの肌トラブルをすべて、パーフェクトに隠すファンデーションはありえないし、むしろカバー力は8割程度のほうが自然です。それよりも頬に艶を与えてメリハリ感をつくる、毛穴やシワを目立たせない、などいかに若々しい印象に仕上げるか?が肝心。そのためには正解の使用量、しっかりと塗るところと薄く塗るところを把握すること、塗り始めの位置、指&スポンジ使い、仕上げのブラシ使いという5つの塗り方ポイントをもう一度、確認しておきましょう。
<POINT.1>のびがいいので少なめで十分。一度に塗るのではなく、半顔ずつ塗ること
カバー効果を高めたいと、つい多めにとりたくなりますが、これが厚塗り、ムラづきの失敗のもと。何度も言いますがファンデーションのテクスチャーも粉体も進化しています。のびはいいし、光反射効果に優れ、薄くてもアラはしっかりと隠せますから、少なめで十分。パフやスポンジにとる場合は半分くらい、リキッドなら米粒大をまず片頬、額、鼻の半顔に塗る。次にもう1度同じ量をとって、片頬、口元を塗り、その残った分でまぶたを塗る。足りなければ後から重ね足すこともできるので、まずは少量から始めて。
【半顔に使用する正解の使用量】



2回に分けて、半顔ずつ塗布

線で示したように、顔をふたつのエリアに分けて塗布を。シミ、くすみがカバーしきれなかったら、最後に重ねづけすればいいのではじめは少量を心がけて。
<POINT.2>しっかり塗るところ、薄く塗るところ、塗らないところを知ること!
ファンデーションをキレイに塗る、というのは顔全体に均一の厚さで塗ることではありません。場所によって「しっかりと塗るところ」「薄く塗るところ」「塗らなくていいところ」があり、プロはそれを意識しているから、自然で美しい肌に仕上げることができるのです。頬のいちばん高い位置はしっかりカバーして、艶感を強調。フェースライン、生え際は塗らない。それ以外の額、目周り、口周りはよく動いてヨレやすい場所なので、なるべく薄めに仕上げること。この法則を守るとメリハリ感まで生まれ、小顔効果も得られます。

<POINT.3>どのタイプのファンデーションも塗り始めが肝心。頬骨の高い位置からのばす

ベースメイクを美しく仕上げるためには、ファンデーションをどこから塗り始めるのか、が重要。なぜなら最初につけたところに多くつくので、艶が欲しいところ、くずれにくいところから始めるべき。なので、塗り始めのスタート地点は「頬骨のいちばん高い位置」が正解です。今までのファンデーションの塗り方の常識とされてきた「内側から外側」の方向で塗ってしまうと、目の下に厚くたまりやすく、ヨレやくずれの原因になるので、これが習慣化している人は、すぐに変えましょう。
額は眉間の少し上から放射状に生え際に向かってぼかしていくと自然だし、小鼻や口周りは厚塗りにせず、指やスポンジに余ったものを薄く塗ってヨレを防止。これに気をつけるだけで、長時間、メイクくずれが起こらず若々しい印象をキープできます。



【正しい塗り方の手順】
<STEP.1>頬骨の高い位置から中心に向かって放射状にのばしていく。
<STEP.2>そのまま、つけ足さずに額は眉間の少し上から、生え際に向かって放射状にのばし、鼻を塗る。
<STEP.3>ファンデーションをとり、反対側の頬を1と同じ方法で塗る。
<STEP.4>そのまま口周りを仕上げる。
<STEP.5>まぶたは残った分を塗布する。
<STEP.6>最後に指、またはスポンジでムラ付きしているところをならす。
<POINT.4>グイグイと力まかせに塗らないこと。指、スポンジの使い方も気をつけて
時間がない朝は、とにかくファンデーションをすばやくのばしたい。だからといって皮膚が大きく動くほど、グイグイと力まかせに塗るのは厳禁。早くのばせるわけでも、カバー力が増すわけでもないし、その刺激の積み重ねが肌にダメージを与えている可能性も!プロにメイクをしてもらうとわかるのですが、まるで羽根が触れるような、ソフトタッチが基本。プロ並みの仕上がりを目指すなら、優しいタッチでスタンプ塗り、もしくはスポンジを滑らすのを心がけて。



<POINT.5>ブラシでトントン、クルクル。このひと手間でより美しい仕上がりに
ブラシを使うと、指やスポンジよりもムラなく密着させることができるので、カバー効果を高めたいときの重ねづけに最適。特に毛穴カバーはブラシづけがベスト。下から上へと動かしやすく、クルクルと小さく円を描きながら塗布すると、下向きのたるみ毛穴にファンデーションを押し込むことができ、ふんわりと自然に隠すことができます。さらに密着力も高まるので、メイクもちが格段にアップするのも利点。おすすめはクルクルと円を描くように塗布しやすい、下の3本のようなカット面が大きい、カブキブラシタイプです。

適量が多すぎる、塗る方向が違う!ファンデーションの「老ける塗り方」を見直す5つのポイント
クッションファンデーションで美しく仕上げる「基本の塗り方」
どんな逸品でも、正しく使わないと100%の仕上がりにはなりません。ポイントは「つける量」と「持ち方=力加減」、そして「つけ方・動かし方」です。しっかり頭に入れておきましょう。
■理想的な量
上の写真は片頬、額全体をそれぞれ美しく仕上げる量の参考です。ファンデーションは少しずつ押さえるようにしてとります。特にメッシュタイプは、力をかけすぎるとネット上にしみ出てしまい、ネット下には戻りにくいので気をつけて。
<STEP.1>額と頬は力加減5
<STEP.2>鼻の脇など細かい部分は折る
<STEP.3>頬の重ねづけは力加減10
<STEP.4>シワぼかしは力加減1
進化した“クッションファンデーション”で美しく仕上げる「基本のお作法」を伝授!
艶肌メイクを持続!パウダーでの「メイク直し」
美しい艶肌を復活!簡単キレイな化粧直し「3つのステップ」
<STEP.1>メイク崩れした部分にコンシーラーをのせる
・皮脂浮きしやすい小鼻、涙目の影響を受ける目尻が、特にメイク崩れしやすい部分です。ここにチョンチョンとコンシーラーをのせていきます。

<STEP.2>スポンジでトントンとたたき込み、なじませる
・強い力でぐいぐいとこすると、せっかくのコンシーラーがはがれ落ちてしまいます。皮脂や油分を吸着させる程度の、軽いタッチでなじませます。

<STEP.3>Tゾーンと小鼻にフェースパウダーを重ねる
・たいていの人は、夕方にもなればTゾーンと小鼻がテカっているもの。ティッシュで皮脂を押さえたあとに、フェースパウダーをサッとのせると美肌印象が復活します。

「パウダーファンデーション」おすすめ2選
【1】SHISEIDO「シンクロスキン セルフリフレッシング カスタムフィニッシュ パウダーファンデーション」

しっとりとしたパウダーでフィット感が高く、表情の動きにも崩れず、リタッチが最小限ですみます。自然な光沢感で毛穴や小ジワの凹凸を目立たなくする効果も。しっかりカバーしたい場合は水ありでの使用がおすすめ!
【2】エレガンス コスメティックス「エレガンスファイン ヴェルヴェティファンデーション」

肌を補正することに特化したパウダーと艶と透明感を際立たせるパウダーの2種をセット。これらのパウダーが混ざり合うことで、薄膜なのに効率よく色ムラが消えてきめ細やかな素肌のような仕上がりが実現!
カバー力と透明感が続く!マスクに負けないノンストレスタイプの「パウダリーファンデーション」8選
「リキッドファンデーション」おすすめ2選
【1】シュウ ウエムラ アンリミテッド ラスティング フルイド

肌色をのせるというよりも、自分の皮膚色をのせるという感覚のヌードな仕上がりが特長的なリキッド。薄くて軽い塗り心地は今までにない感覚。ピタッとフィットしてくれるので、ロングラスティング力も高く、とてもくずれにくいです。
塗るだけで「若見え肌」にアップグレードしてくれるファンデーション6選
【2】ディオール「ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ」

肌の内側から発光しているかのような艶感と潤い感をもたらすリキッド。軽い質感のオイルをブレンドして配合しているため、ファンデーションののびがよく、くずれにくいのに艶のある仕上がりに。24時間持続する仕上がり感は働く女性の味方です。
塗るだけで「若見え肌」にアップグレードしてくれるファンデーション6選
「クリームファンデーション」おすすめ4選

【1】カネボウインターナショナルDiv.「カネボウ ライブリースキン ウェア」(上)
瑞々しい質感で乾燥ジワを消しふくよか肌に。粉体顔料を油剤に入れてカラーオイル化したものと透明ジェルを融合。柔軟な塗膜に仕上げ、美しい素肌のような艶を再現する。また血色感を仕込んでいてくすみ払拭効果も高い。
【2】クレ・ド・ポー ボーテ「ル・フォンドゥタンn」(中)
ハリアップ成分と光効果で、ほうれい線もカバーする。スキンケアクリーム並みの美容成分入り。ガラス工芸品に着想を得て、独自のオイルゲル基材を開発。さらに光技術を組み合わせてぼかし効果と艶を演出し、シワもほうれい線も目立たなくする。
【3】ランコム「アプソリュ タン サブリムエッセンス クリーム」(下)
ローズ&24金の贅沢成分入り。乾いたたるみ肌にハリが復活。美肌分子であるプロキシレン、肌の生まれ変わりを促すアプソリュ パーペチュアル ローズ(TM)入り。肌サビケア効果にも優れ、ハリを育成する。また24金の自然なライトアップ作用で美肌演出効果も。
【4】SUQQU「ザ クリーム ファンデーション」(右)
時間が経っても艶を維持。毛穴の影を自然に消し去る。時間と共に肌に溶け込み、オイルによるキラッとした艶から、ナチュラルな艶に変化。美容保湿成分も豊富に含み、キメをふっくらさせて毛穴を目立たなくする効果も。
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「フェースパウダー」おすすめ4選
【1】SUQQU「リタッチ プレスト パウダー」(左)
【2】ゲラン「メテオリット コンパクト」(右)

化粧くずれをリタッチするときに、マットなプレストパウダーなどで直してしまうと、急に朝の肌感と変わってしまうことが。そこでオススメなのが、光感のあるプレストパウダーを使うこと。「ゲラン」は4つのシェードを混ぜることで明るさと透明感をオンでき、「SUQQU」は健康的で艶のある仕上がりがそれぞれかないます。
これさえあれば「若見え肌」に!最強の脇役ベースメイクアイテム11選
【3】コーセー「雪肌精 MYV フェースパウダー」

メイクの仕上げにフェースパウダーを軽くはたくことで、ツヤはあるのにきちんと感のある上品な仕上がりに。超微粒子のパールが入っているタイプで、光効果で肌に透明感と立体感が生まれます。
【4】コスメデコルテ「フェースパウダー」

シルクのようなタッチで、なめらかに溶け込むようになじむ軽やかなパウダー。ノンパールのトランスルーセントなのに、濡れたような艶感がキレイに演出できます。フェースパウダーをファンデーションの上に重ねると、どうしても粉っぽさや乾いてくるのを感じてしまうものですが、最高級のオーガニックシルクパウダーを採用して、保湿効果の高いアミノ酸でコーティングしたことで、しっとりと潤い続ける肌でいられるように。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部