【目次】
- 目尻にシワができる「2つの原因」
- 改善に導く「2つのマッサージ方法」
- 目元の老け見えをカバーする「4つのアイメイクテク」
- 目尻のシワにアプローチ!クリームなど「7つのケアコスメ」
- より効果を高める「アイコスメの使い方」
目尻にシワができる「2つの原因」
【1】「表情ジワ」が固定化し、消えなくなる
カラスの足跡と呼ばれる目尻のシワ。若いころならひと晩寝たら消えていたもの。これが笑わなくても残っているなら、深刻なしぼみとたるみが始まっている証拠と思って。
乾燥によるちりめんジワとは次元が違い、ハリの衰えと目周りをぐるりと囲んでいる眼輪筋が硬く縮んで柔軟さを失うことが原因。笑ったときの表情ジワが、折りジワのクセとなって定着してしまうのです。
IT時代でますます深刻化!シワ、まぶたや目の下のたるみ・・・目元老化の原因や対策の極意とは?
【2】酷使するわりに「ケアが届きづらい」
目周りは、顔のほかの部分に比べて「皮膚が薄く、脂が少なく、乾きやすい」部分。
内側から出てくる皮脂が少ないということは美容成分も浸透しづらく、毎日のアイメイクのON/OFFで物理的な負担がかかりやすいなど、デリケートなゾーンにも関わらず「酷使するわりに、ケアが届きづらい」のです。
\諦めないで! 目尻の浅いシワは薄くなる可能性が高い/
肌表面が紫外線やエアコンなどの影響で乾燥したり、年齢とともに潤いをみずからつくり出す力が低下して弾力を失うことで、キメが乱れてシワに見えるのが「浅いシワ」。
表情ジワのなかでも目尻は浅いシワに入ります。
肌の深くまでは到達しておらず、表皮の中で留まっているので、しっかり保湿をしたり、シワコスメを適宜取り入れてケアすることで、シワは薄くなる可能性が高いレベルです。
コスメで「シワが改善できる」夢の時代へ! シワのメカニズムとケアブームの変遷に迫る
改善に導く「2つのマッサージ方法」
【1】指1本でできる!「眼輪筋(がんりんきん)マッサージ」
目尻に何本もできる深いシワ。これは、乾燥だけが原因ではなく、眼輪筋の硬化が大きく関与しています。
眼輪筋とは、目の周りをぐるりと囲んでいる表情筋で、スマホやパソコンを長時間見ていると硬く縮んでしまう……。そうすると眼輪筋にのっかっていたまぶたの皮膚がたるみ、深いシワが出現!
そこで、取り入れたいのが、眼輪筋を柔軟にするメソッド。指1本で眼輪筋に圧をかけ、リンパと老廃物を流す手法で、次第にしなやかでハリのある筋肉に変わっていき、内側からハリがよみがえります!
圧をかけるだけだから、摩擦はゼロ。皮膚が繊細な目元でも安心して行えますよ。
<STEP1>人さし指をカギ形に。平らな面で圧をかける
・握りこぶしをつくったあとに、人さし指をカギ形に。
・第一関節と第二関節の間にできる平らな面を使用するので、余計な摩擦も刺激も起こらず圧をかけることができる。
<STEP2>目尻を軽く引きあげるように、人さし指を当てて固定
・STEP1でつくった、人さし指の第一関節と第二関節の間にできる平らな面を、目尻のシワ部分に当てる。
・眼輪筋に対して垂直に圧をかけることを意識する。
・反対側も同様に行う。
<STEP3>圧をかけたまま、目を開け閉めする
・STEP2の状態で、眼輪筋に垂直に圧をかけたまま、まぶたを10回開閉する。
・この時に、眼輪筋がピクピクと動く場所を意識する。
【まとめ|指1本でできる「眼輪筋マッサージ」4か条】
1.目尻に何本もできる深いシワは、乾燥だけが原因ではなく、「眼輪筋の硬化」によるもの。
2.眼輪筋をケアするのが重要だが、繊細な目元は「強いマッサージは厳禁」。かえってシワを生む原因に。
3.「眼輪筋に垂直に圧をかける」のが有効。硬く縮んだ状態からしなやかなハリのある状態に復活できる。
4.垂直に圧をかけながら、まぶたを開閉すると「より深くアプローチ」ができて効果的。眼精疲労もケアできて、目がぱっちり大きく。
指1本で目尻のシワを消す、「眼輪筋を押すだけ」メソッドとは?
【2】老け見え防止! 下がり目尻を引き上げる「頭皮マッサージ」
目元のたるみは、目周りの問題だけでなく頭部の筋肉、特に側頭筋が大きく関与しています。
疲労やストレスで筋肉を包んでいる筋膜が硬く縮むと、目周りを支えている眼輪筋に影響を及ぼし、まぶたがかぶる、目尻が下がるなど、目が小さく見えることで、老けた印象に…。
この頭皮マッサージは、簡単なうえに顔を触らないので、メイクくずれもなし。眼精疲労の解消にもなるので、仕事の合間に行ってみて。
<STEP1>親指を側頭部の骨に引っかけて、引っ張り上げる
・正面を向き、両手で頭全体を持ち上げるように挟む。
・親指は側頭部の骨の凸凹しているところにひっかけ、グッと後頭部方向に引っ張りあげて。
<STEP2>親指で引き上げた状態で「あむあむ」と口を動かす
・STEP1の状態のまま、「あむあむ」と言いながら口を大きく開閉する。
・この動きによってしっかりと圧がかかり、筋肉だけでなく、骨、リンパにもしっかりアプローチできる。
<STEP3>親指の位置を変えて同様に行う
・側頭筋は耳に上にある幅広い筋肉なので、親指の位置を変えて同様に行う。
・親指を置く位置は写真の3か所。
・1か所につき「あむあむ」を10セット行う。
【まとめ|下がり目尻が引き上がる「頭皮マッサージ」4か条】
1.目周りを強くマッサージするのはNG。下がり目尻解消には「側頭筋をほぐせば自然と引き上がる」。
2.側頭部の骨に引っかけるように「親指でプッシュしながら持ち上げる」のが基本姿勢。
3.「あむあむと口を動かす」ことが重要。さらに圧がかかり、しっかりとほぐすことができる。
4.親指の位置を変えて「側頭筋全体にアプローチ」を。「眼精疲労解消」にも効果的。
目が大きく!老け見えする「下がり目尻」には側頭筋ほぐしが正解
目元の老け見えを鮮やかにカバーする「4つのアイメイクテク」
■大事なのは、アイテムの「使い方」と「選び方」!
夕方5時以降になると、目元肌のくすみとシワが目立ち見た目年齢が5歳は上昇…。その老け感の発信源は、目元肌のしわとくすみ。老け感払拭には、目元肌のベースメイクがカギになります。
「しわ対策には引き算」、「くすみ対策には足し算」が効果的。
4つの目元肌メイクのポイントをクリアすれば、もう「夕方5歳老け」におびえる必要はありません。すぐに実践できる鉄則をマスターして、明日からは美しい目元を一日キープしましょう!
<POINT1>メイク前に「アイクリーム」を足し算して乾燥ぐすみ&シワよれを阻止
午後以降の老け感を生む「くすみ」の原因は乾燥です。また、粉類の「シワよれ」も乾燥が一因。夕方まで目元を乾かさないための朝ケアは、大きな課題です。
そこで「アイクリーム」を投入。大人世代用のラグジュアリーな成分のアイクリームを、目尻から矢印の方向にくるりとなじませましょう。
特にシワやキメが目立ちやすい部分は、指先で軽く押さえるようにしてしっかり浸透させるのがコツ。
\アイテム選びのポイント/
アイクリームは、毎日の基本ケアとして定着させること、そして、メイクの上から使える“日中重視”で選ぶことが大切。朝のメイク前に心地よく使えるテクスチャーのものを選んで。
<POINT2>「ゆるコンシーラー」を足し算して明るさとツヤをプラス
目の周りの影を隠して明るさとツヤをプラスするのが、「コンシーラー」。
化粧下地をつけたあと、下瞼は写真を参考にやや多めにつけ、目の際までなじませます。
塗りにくい場合は、コンシーラー用のブラシを使うと便利。目尻や上瞼までぐるりともれなくつけましょう。
パウダーを重ねるので、白すぎる?と思うくらいがベスト。頬に使うコンシーラーやファンデーションとの境目は上手にぼかして。
\アイテム選びのポイント/
コンシーラーはいわば「目元専用ファンデーション」。厚く塗って隠すのではなく、粉類は控えめに、光で肌のアラを目立たなくするゆるめのテクスチャーのものがベターです。
ファンデーションよりも1~2段階明るいものを選びましょう。
<POINT3>シワ対策にはファンデーションを引き算して正解
老けの印象をもたらす「くすみ感」はPOINT2のコンシーラーで隠せました。
それ以上のベースメイクが厚くなるほど、時間の経過とともにヨレてシワを目立たせる原因に。目元の余分なファンデーションはシワやキメの溝にたまり、笑っていないときでも表情ジワを強調します。
そのため重要になってくるのが「引き算」の発想。カバー力があるファンデーションは重ねません。
例外は、お粉のように薄くつくパウダータイプをブラシ使いでのせるときだけ。シワ対策では粉類を最小限にとどめるよう心がけて。
<POINT4>極薄フェースパウダーをふわりと重ね、ツヤ&明るさを足し算
最後に「極薄フェースパウダー」を重ねます。コンシーラーだけでも十分に美しいのですが、選りすぐったパウダーをブラシでまとえば、質感がグレードアップ!
また、オフィスやパーティの会場によっては微妙に汗ばむ可能性も。極薄パウダーを重ね、汗くずれを防ぐ効果を狙いましょう。
注意点は「目のキワまできちんとつける」ことだけ。ここを塗り残すと野暮ったくなり、目ヂカラが半減してしまいます。
\アイテム選びのポイント/
フェースパウダーは、ラグジュアリーな光とツヤ感のあるものを選んで。実際に試して好みのものを見つけられれば、アイメイクの強い味方に。ふわりとした薄づきの仕上がりにするには、ブラシも必須です。
目尻のシワにアプローチする「7つのアイケアコスメ」
【1】クレ・ド・ポー ボーテ「セラムリッサーリッズS」
薬用有効成分の純粋レチノールを配合した、シワ改善美容液。
なめらかでコクのある美容液が、素早く溶け込むようになじみ、肌を潤いで満たします。柔軟な肌に導くことで、目立つシワからシワの兆しまで整え、明るく輝く若々しい印象に。
表皮角化細胞でヒアルロン酸の産生を促進し、表皮内の水分量を高めて硬くなった肌を柔軟にし、シワを改善する、純粋レチノール。純粋レチノールを安定的に肌に届けることで、肌に潤いを与え、ハリに満ちた肌に導きます。
目尻の小ジワやほうれい線に!40代が本当に頼れる「シワ改善美容液」4選
【2】ポーラ「リンクルショット メディカル セラム」
日本で初めて、シワを改善する薬用化粧品として承認された、ポーラの名品。
シワ改善の医薬部外品有効成分として認められた「ニールワン」を配合。真皮まで浸透させ、シワを改善します。1本使い終わった後の効果実感に多くの人が虜に。
ポーラは、コラーゲンやエラスチンなどの真皮成分を分解する酵素、好中球エラスターゼが、シワの原因の1つであることを発見。ニールワンは、そんな好中球エラスターゼの働きを抑制する、ポーラオリジナルの医薬部外品有効成分です。真皮成分の生成と分解のバランスを整え、シワを改善します。
目尻の小ジワやほうれい線に!40代が本当に頼れる「シワ改善美容液」4選
【3】コスメデコルテ「iP.Shot アドバンスト」
シワ改善有効成分のリンクルナイアシンを配合した、シワ改善美容液。
化粧水と混ざるとバーム状に変化し、気になるシワ部分にパックのようにぴたっと密着。美容成分が角質深部まで浸透し、押し上げるようなハリと弾力のある、明るい印象の肌に導きます。
シトラスやグリーン、ウッディと、華やかなフローラルシプレが調和した、心やすらぐ香りも魅力です。リンクルナイアシンとはナイアシンアミドのことで、ビタミンB群の1種。シワ改善効果が認められています。
目尻の小ジワやほうれい線に!40代が本当に頼れる「シワ改善美容液」4選
【4】ディセンシア「アヤナス リンクルO/L コンセントレート」
シワ改善有効成分としてD-リンクルアミドを配合した、敏感肌用のオイル状シワ改善美容液。
伸びがよく、スムーズに顔全体に塗布できるオイルリキッド剤型になっており、敏感肌への刺激を回避。
乾燥などの影響で固くなった角層を柔軟化させ、有効成分の浸透ルートを確保し、表皮性と真皮性の2層のシワにアプローチします。
水溶性美容成分とオイル状美容成分の利点を活かし、つけた瞬間からハリのある肌に。D-リンクルアミドとはナイアシンアミドのことで、ディセンシアではD-リンクルアミドと名づけた、シワ改善の有効成分。
目尻の小ジワやほうれい線に!40代が本当に頼れる「シワ改善美容液」4選
【5】コスメデコルテ「AQ ミリオリティ インテンシブ アイクリーム n」
深いシワ、たるみをケアする、ブランドの最高峰ライン「AQ ミリオリティ」のアイクリーム。
22種類の贅沢な美容成分に加え、目元をキュッと引き上げたまま形状記憶する素材を含むため、たった1度の使用でもシワが目に見えてあさくなり、目がひとまわり大きくなった実感が得られるほど。
マッサージ効果が得られるアプリケーターつきなのもいい。
コスメデコルテにまた新たな伝説が誕生。顔立ちも心も変える、新「AQ ミリオリティ」の進化とは?
【6】コスメデコルテ「iP.Shot アドバンスト マスク」
「iP.Shot アドバンスト マスク」は、シワの気になりやすい目元や口元への速攻集中ケアを叶える、シワ改善マスク。
「iP.Shot アドバンスト」同様、シワ改善有効成分「リンクルナイアシン(ナイアシンアミド)」を採用した、コスメデコルテの独自複合成分iP-Solution ADを配合。さらに、マスクのシーリング効果を高めるため、浸透型ヒアルロン酸や、浸透性の高いエモリエント成分も配合されています。
濃密な美容液は瞬時に肌になじむので、おき時間は約10分。表皮から真皮まで、シワ改善有効成分が素早く働きかけます。
マスクは目尻や目頭のシワ、ほうれい線を覆う特殊形状。セルロースを中心とした植物素材のマスクになっており、肌にしなやかに密着します。シートをはがした瞬間から、ふっくらとしたハリと艶のある肌に。
目元のシワからほうれい線まで一気に覆うシートが画期的! コスメデコルテ「iP.Shot」からシワ改善マスクが登場
【7】ランコム「ジェニフィック アドバンスト ライトパール ハイドロジェル メルティング 360」
下まぶたや目尻だけでなく、上まぶたの小ジワもケアできる形。目元がふっくら整う。
肌表面のまだ浅いシワなら、化粧水や美容液などを塗った後、目元用のマスクを連日貼ってケアすると、肌の水分量が高まって潤い、シワが消えて見えるように。目安は3〜5日間。
また、深いシワであっても薄くなって見えるもの。同窓会や大事なプレゼンなどの予定があるときは、前もってマスク連用のスケジュールを立てておくのをオススメ。
より効果を高める「アイコスメの使い方」
■「塗る範囲」と「正しい塗り方」を見直して
ずっと使っているにもかかわらず、全然効果が表れない……。実はそんなお悩みを抱える女性、多いんです!
アイクリームを塗る範囲の正解は、眉上から頬骨下、こめかみあたりまでの広範囲。しっかり塗るべきなのは、このゴーグルゾーンなのです。
塗り方にも大事なポイントがあります。自己流では逆効果になりがち!
この機会に、正しい塗り方を見直しましょう。
<STEP1>まずは目標設定!「引き上がった目の形」をイメージする
・いきなり塗り始めるのはNG! 片方の手でこめかみを優しく引き上げると、若いころの引き上がった目に。
・まずは「これを目指す!」と、脳と肌に記憶させる儀式を定例化させること。
<STEP2>薬指を使って「目尻から目頭に向かって」軽くたたきながらのせる
・塗り方のポイントは、肌を刺激しないように、優しく触れること。
・目元の肌はとても敏感で刺激はNGなので、いちばん弱くタッチできる薬指を使用。
・米粒大のアイクリームをトントンと、軽くたたきながら塗布すると失敗しない。
・薬指を目頭まで移動させたら、そのままの流れで、目頭の先端のくぼみにあるツボ「睛明(せいめい)」を押すと、コリと疲労が和らぎ、血行が高まる。
<STEP3>引きあがった目元を形状記憶させるように軽いタッチでなぞる
・このとき、目尻はもう片方の手で、こめかみを引き上げたままに。
・なでる力は〝羽で触る〟くらいの弱いタッチで行う。
・塗る範囲は目尻までではなく、こめかみまで広げること。ここまで塗るのと塗らないのとでは、引き上げ効果は雲泥の差に。
<STEP4>また「目尻から目頭へ向けて」軽いタッチでトントンとしながらなじませる
・下まぶたのシワ部分をスタンプ塗りで消すようにしながら、軽い力でトントンとなじませる。
<STEP5>上まぶたも同様に「目尻から目頭に向かって」軽くたたきながらのせる
・薬指に米粒大のアイクリームをとる。メイク前ならその半分の量でOK。
・眉下に沿ってトントンと、軽くたたきながらなじませる。
・まばたきすることで、アイクリームがまぶた全体に広がるので、上まぶたは際まで塗らないこと。これで、目の中に入る危険を回避できる。
<STEP6>目頭のツボを押して「目の横幅が広がるように」形状記憶させる
・もう一度、目頭のツボを押す。
・目頭に切れ込みがぐっと広がり、目の横幅が大きくなるのがわかる。
・ドライアイ、充血解消にもおすすめ。
<STEP7>上まぶたの皮膚のほうが薄く刺激に弱いので「より優しく」なじませる
・上まぶたにアイクリームを乗せていく。
・このときもこめかみを引き上げて、まぶたを張っておくとのせやすくなる。
・上まぶたの皮膚は弱いのでこすらず、ちりめんジワに押し込むようになじませて。
<STEP8>「こめかみまで」しっかりなじませてリフトアップ
・リフトアップを意識しながら、こめかみを髪の生え際近くまでしっかりなじませる。
・この範囲まで塗布しないと、たるみで下がった目尻、重くなった上まぶたが持ち上がらない。
目元そのものだけでなく「目元に関わる範囲」をケアしなくては効果が出ません。年齢とともにケア範囲は広がる、と覚えておくこと。
そして気をつけたいのが塗り方です。効かせたい、浸透させたい一心で、マッサージのように力を入れるのは逆効果。圧に強くても摩擦に弱いため、塗るたびにくまをつくる、濃くする可能性も。
まず、いちばん優しいタッチになる薬指を使うことと、羽で触るように、もしくは絹ごし豆腐が崩れないように、と表現をするくらい、超ソフトタッチでなじませること。
そして肌は記憶することができる、といわれているので、とにかく引き上がった目元を目指して塗ることが大事。皮膚が薄いのは弱点だけれど、厚みがある頬部分などよりも、スピーディに効果が現れるのも「アイゾーン」の特徴なのです。
自己流では逆効果!老け目元が若返る「アイケアコスメの正しい塗り方」8ステップ
■「タッピング」で肌の奥深くにアプローチする
アイクリームを塗るときに、シワをのばしたい一心で、指でアイロンをかけるようにグイーッと目元の皮膚を引っ張っていませんか?
それは自らの手でシワとたるみをつくっているようなもの。ご存じのとおり、目元の皮膚はとても繊細。薄さは頬の約3分の1しかなく、当然バリア機能が弱いから、刺激にも弱い。
さらに皮膚を引っ張ると皮膚だけでなく、まぶたの腱膜にもダメージが! 腱膜がのびきってしまうほど悪化すれば、生活に支障をきたす眼瞼下垂症になることもあるので要注意です。
そこでアイクリームを塗るときにおすすめしたいのがタッピングです。なぜなら、垂直の圧ならば皮膚や腱膜を引っ張ることがないから、つい力が入ってしまっても問題はないし、肌の奥深くの筋肉にアプローチしやすいからです。
目元は皮膚が薄いのが弱点ではありますが、そのぶん、ほかのパーツよりも結果が現れるのが早い。引き上がった大きな目元をキープするために、タッピングケアを習慣にしましょう。
<STEP1>涙袋のふくらみを押さえるように下まぶたをトントン
・人さし指、中指、薬指の3本指で下まぶたをタッピング。
・涙袋のふくらみを押しとどめて、さらにくすみ、クマケアに効果的。
<STEP2>眼球は刺激しないように眉下あたりをタッピング
・タッピングは眼球を避けて眉下あたりのみ。
・まばたきすると、アイケアコスメは下に落ちて全体に広がるので、神経質にならなくて大丈夫。
<STEP3>目尻のシワの凸凹をならすようにタッピング
・こめかみまでタッピング。
・目尻側の眼輪筋と側頭筋を柔軟にするとハリが生まれるので、こめかみまでしっかり塗布を。
<STEP4>額は前頭筋をほぐすようにジグザグさせながら行う
・上まぶたのたるみに関わる前頭筋は、額全部を覆っている大きな筋肉。
・まんべんなくタッピングして、血行を促進。
・ハリをアップする効果あり。
シワが消える!まぶたのたるみが持ち上がる!アイクリームの正しい塗り方4ステップ
※商品の価格はすべて税抜です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部