【目次】
ボブ~短めのミディアム向けヘアアレンジ【6選】
【1】耳上にボリュームをつくることでシルエットが菱形に、小顔に!ピンだけで作る「簡単ハーフアップ」
「顔まわりの後れ毛がパサつくと疲れた印象に見えてしまうので、アレンジの前にスタイリング剤をよくなじませて。シアバターなど柔らかいテクスチャーのものをつけると、みずみずしさ、ツヤ、束感も出すことができます」(Joemi by Un ami副店長・大久保 瞳さん)
<スタイリング方法>
■1: 右耳上の毛束をねじりながら後頭部へ
■2: 後頭部の中央にピンで留める
■3: 左耳上の毛束をねじりながら後頭部へ
■4: ねじった毛束を後頭部の中央でピン留めする
「後頭部の凹みが気になる方は、後頭部の毛束を少し引き出してボリュームを出すと頭の型が綺麗になります。引き出し過ぎると若作りに見えるので注意しましょう。ピンで留めた部分にヘアアクセサリーをつけても素敵です」(大久保さん)
【2】縦のラインが強調され輪郭がシャープに!「お団子」がポイントのおしゃれハーフアップ
「頭頂部を膨らませるように束ねて、毛先を外はねにすると縦のラインが強調されるので、広がりが押さえられると同時に、顔の輪郭がシャープに見えます」(Rougy ヘアデザイナー・二階堂雪さん)
<スタイリング方法>
■1:アレンジ前に髪全体にワックスをなじませる
■2:眉尻から上の髪を束ねる
■3:毛束を手で押さえながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す
■4:毛束の根元をねじり、アメピンで固定
■5:毛束を2つに分け、その1つを自然に丸まるまでねじり、アメピンで留める
■6:もう一方の毛束も同様にねじって、アメピンで固定
■7:残った髪の毛先が外はねになるように手ぐしで整える
「きっちりねじりすぎるとお団子が小さくなります。ルーズにねじって、お団子から遊び毛が出ているくらいがベスト。お団子が大きくなるので、固定するアメピンが目立たなくなります」(二階堂さん)
ゴムは不要!うねりを押さえて小顔効果も狙える「簡単ハーフアップ」
【3】耳に少しかかるくらい、ゆるっと毛束を引き出すのが正解!フェイスラインを目立たせない、ラフな今っぽ「ひとつ結び」
「耳を半分出すか出さないかで全体の印象が変わります。耳が出ていると古臭い印象に見えたり、気になるフェイスラインを目立たせる原因にも。逆に、引き出す量を間違えると疲れた雰囲気にも見えてしまうので、注意してください。毛束を引き出すときは、耳に少しかかるくらいのところまで、ゆるっと出すのが正解。この一手間で、大人の余裕、色気、上品さも表現することができますよ」(BEAUTRIUM Aoyama St.のスタイリスト・山本修史さん)
<スタイリング方法>
■1: ヘアオイルを髪全体になじませる
■2: ゴムでひとつ結びにする
■3:毛束を数回に分けて引き出す
■4: 耳にかかっている毛束をつまんで、ゆるめる
「みずみずしさと艶感を出すために、髪全体にオイルをなじませます。クセがなく、ストレートな髪質の場合は、オイルをつける前にアイロンで巻くと、毛束を引き出したときにニュアンスが出ますよ。短めのミディアムヘア、伸ばしかけの方にもオススメのアレンジです」(山本さん)
「まとめて結ぶ」「ゆるっと引き出す」「ピンで留める」。たったこれだけで若返る!大人のひとつ結び
【4】短くても映える!「うねり」を効かせた大人のひとつ結び
1本1本がしっかりしているため、うねりが加わると広がりやすいモデルさんの髪。「カールアイロンで毛先と顔にかかる髪を巻いておくと、元々のうねりが目立たなくなり、まとまりやすくなります」(kakimoto arms 新宿店 スタイリスト・野村友理香さん)
<スタイリング方法>
■1:毛先は平巻きで1カール外巻きに
■2:もみあげより前にある髪は縦方向にリバース巻き
■3:髪を後ろにまとめたら、束ねる前にもみ上げ部分の髪を引き出しておく
■4:襟足ぎりぎりのところで毛束を1つに束ねる
■5:束ねた中からひとつまみ分の毛束でゴムを隠すように巻き付ける
■6:片手でゴムを押さえ、もう片方の手で後頭部の髪を握り少しだけ引き出す
「束ねた部分とふんわりさせた部分とでシルエットにメリハリをつけると小顔に見えるんですよ。ぜひ、お試しください」(野村さん)
【5】肩でハネる髪もスッキリまとまる、老け見えしない「アップスタイル」
<スタイリング方法>
■1:まず髪全体にヘアクリームをなじませる
■2:後頭部の毛束を左右2つに分け取る
■3:左右2つに分けた毛束をそれぞれねじってゴムでまとめる
■4:片方ずつ耳の後ろでねじってまとめ、ピンで留める
■5:最後に後頭部の髪をつまんで引き出し、バランスを整えたら完成
「アレンジの前に、トップの分け目をつけないようにドライヤーで根本を立ち上げましょう。この一手間が若々しい印象をつくります。クセがなく、ペタンとした髪質の方は、コテで軽く巻いておくと一気にこなれた印象へ。ぜひ試してみてください」(MAGNOLiA Omotesandoデザイナー・KAYOさん)
きっちりまとめても老け見えしない!うねりやくせ毛も解消できる、梅雨対策アップスタイル
【6】「後れ毛」の扱い方が肝!まとまっているけどニュアンスのある、大人のアップスタイル
「顔まわりと前髪の毛束はコテで軽く巻いてあげると華やかな印象に仕上がります。髪の毛が短くて落ちてしまった後れ毛にはバームを。パサついていると疲れた印象に見えてしまうので、まとまりとツヤの出るものをなじませて。たくさんつけるとベタベタしてしまうので、米粒程度をなじませるのがポイントです」(ROIデザイナーの亀井明日香さん)
<スタイリング方法>
■1: 耳上の毛束をゴムで結ぶ
■2: くるりんぱする
■3: 耳横の毛束をまとめて結ぶ
■4: 結んだ毛束をくるりんぱする
■5: 襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる
■6: ねじった毛束をピンで止める
■7: こめかみの後毛を出す
「分け目ができていると頭頂部が寂しい印象になってしまうので、アレンジの前に、ドライヤーで左右両方から風を当てて根本を起こし、分け目のない状態に戻してあげると見栄えが良くなります」(亀井さん)
長めのミディアム~ロング向けヘアアレンジ【10選】
【1】ふんわりしたトップが、全体のシルエットを菱形に!小顔効果も狙える大人の「ハーフアップ」
「結び目から髪を引き出しているので、根元から髪を立たせるスタイルよりも、頭頂部のふんわり感が長持ちします。また、彼女は白髪の量が多いのですが、このスタイルは分け目がなく、フェイスラインや地肌が見えにくいので、白髪をカバーすることもできます」(Double副店長・西村光太郎さん)
<スタイリング方法>
■1:頭頂部の髪をとり、両サイドの耳の先端を結んだラインの高さに結ぶ
■2:束ねたゴムを抑えながら、頭頂部の髪を引き出す
■3:両サイドの耳の上にかかる髪を束ねてゴムで結ぶ
■4:3で束ねた結び目の間から、サイドの髪を束ねた毛束を通す
■5:毛束を左右から引っ張り、結び目のゆるみを締める
「くるりんぱをすることで、後頭部にも立体感が生まれます。簡単なアレンジなのに、正面はもちろん、サイド、後ろ姿、どの方向から見てもスタイルにメリハリができるんですよ」(西村さん)
【2】ハーフアップを仕込むだけ!縦にボリュームを出した「ふんわりひとつ結び」で、丸い輪郭をカバーする
代官山の美容室・PearLの代表、MATSUさんが提案してくれたのは、ハーフアップを仕込んで作るひとつ結び。
「2回に分けて結ぶことで、トップが自然とボリュームアップできます。スタイリング剤をオールバックになじませてから、ハチ上の髪をハーフアップにすると、ふんわり感が出せますよ」(MATSUさん)
<スタイリング方法>
■1:スタイリング剤を全体になじませる
■2:ハチ上の髪をハーフアップに
■3:ひとつにまとめて結ぶ
■4:結び目に毛束を巻きつけて留める
■5:トップを引き出して整える
「ジェルタイプのスタイリング剤をなじませておくことで、潤いとツヤが出るので40代の方にはオススメです。少しサイドに寄せて結ぶと、よりドレッシーな雰囲気に仕上がります」(MATSUさん)
ひと手間でボリュームアップ!丸い輪郭を強調しない、簡単「ひとつ結び」
【3】後れ毛が大人の余裕を漂わせる!キュッとまとめながら色っぽい、大人の絶妙「くるりんぱ」
「このアレンジは、まとめたときのトップの高さと後れ毛が一番のポイントです。毛束を全部まとめると、フェイスラインが寂しい印象になるので、後れ毛できっちりとした印象を崩しつつ、トップに高さを出して、頭頂部のペタッとした印象をカバーします」(joemi by Un ami店長・高橋和人さん)
<スタイリング方法>
■1:髪全体をアイロンで細かく巻く
■2:ハチまわりの髪をゴムで結ぶ
■3:結んだ髪をくるりんぱする
■4: 襟足の髪とくるりんぱの毛先まとめてゴムで結ぶ
■5:結んだ髪もくるりんぱする
■6:後れ毛をアイロンで外巻きにする
「髪を細かくしっかりと巻いてください。巻けば巻くほどいい! 根元から巻くことで、髪を縛ったときに自然とたるみが生まれます。シルエットに直線をつくらない気持ちで、全体的にしっかりと巻きましょう」(高橋さん)
キュッとまとめながら、後れ毛でゆるっとラフに!大人の絶妙くるりんぱ
【4】フェイスラインがキュッと引き締まる、若づくりに見えない「大人のポニーテール」
「長めのミディアムヘアの場合、結ぶ位置は耳半分の上部分くらいが理想。結ぶ位置を下げすぎるとフェイスラインが野暮ったく見えたり、疲れた印象、おばさん見えに直結します。〝少し高めで元気に見える〟くらいの位置が若づくりに見えない、ギリギリのラインです。
あとは、耳周りのボリューム感も大事。耳上が寂しいと、一気に貧相な印象になってしまいます。耳上にボリュームが欲しいときは、毛束をねじるのが一番。その方法をご紹介します」(Joemi by Un amiトップスタイリスト・赤井希望さん)
<スタイリング方法>
■1: 耳前と耳後ろで髪を分ける
■2: 耳後ろの髪をひとつ結びにする
■3: 耳前の髪をねじりながら後ろへ持っていき、毛先をゴムに巻きつける
■4: 巻きつけたらピンで留める
■5: 後頭部の毛束を引き出す
■6: ねじった毛束もゆるっと引き出す
■7: 前髪を外巻きにする
「髪の豊かさ、若々しさを叶えているのが、後頭部の丸いフォルムです。毛束を思い切り引き出して高めにつくるのがポイントです。あとは前髪をリバースすることで、肌の露出が増えて、上品さ、色っぽさも際立ちます。襟足の後れ毛は老け見えの根源なので、不要! 絶対につくらないでください」(赤井さん)
【40代×ポニーテール】若づくりに見えない!こなれ感のあるポニーテールのやり方7ステップ
【5】大人のまとめ髪は、フェイスラインを隠し艶っぽく見える、「後れ毛」がポイント!
女性の魅力を最大限に引き出してくれる後れ毛。引き出す時のポイントは?
「オススメの位置は前髪に近いこめかみ部分、もみあげ、耳後ろ、うなじの4箇所。お塩をひとつまみするような気持ちで、少しだけ毛束を引き出してみてください
後れ毛が一番のポイントですが、髪全体の髪をしっかりと引き出すことも重要です。きっちりとまとまった髪に後れ毛を出しても、魅力的にはなりません。髪全体の髪を引き出し、ラフに仕上げることで、より後れ毛の効果が発揮されます」(MINX銀座店スタイリスト・高橋里奈さん)
<スタイリング方法>
■1: 逆毛を立てて根元から髪を立たせる
■2: 逆立てた髪の根元にスプレーをする
■3: 髪の毛を上下に分ける
■4:こめかみともみあげの後れ毛を引き出す
■5:上の髪の毛をゴムで結ぶ
■6:結んだ上の髪の毛と下の髪の毛をまとめて、ひとつ結びにする
■7:ゴム周りの毛束を引き出す
■8:さらに頭頂部とサイドの髪を引き出す
■9: ゴムに髪を巻きつけてピンで留める
「髪を引き出す時は2段階に分けて。まずはゴム周り、その後、頭頂部とサイドの毛束を引き出します。頭頂部とサイドを引き出す時は、ゴム周りで引き出した毛束と毛束の間の髪をつまんで、引き出すように意識してください。全体のバランスが取れて、おしゃれでこなれた印象になります」(高橋さん)
艶っぽく見える!40代の「後れ毛アレンジ」のやり方9ステップ
【6】「後れ毛」で、生え際の白髪もフェイスラインもカバー!お疲れモードに見えない、無造作風ポニーテール
「生え際をカバーするように束ねた髪から後れ毛を引き出すと、結び目がゆるんでしまうことも。毛束を上下2つに分けてから1つに束ねておくと、結び目がゆるみにくくなります」(FIX-UP銀座店 ヘア&メイクアップアーティスト・高橋紀衣さん)
<スタイリング方法>
■1:耳の先端より下の毛束を1つに束ねる
■2:耳の先端より上の毛束と下の毛束を1つにまとめる
■3:結び目を抑えながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す
■4:生え際が隠れるように耳より前の髪を引き出す
■5:耳より前の髪は中間から毛先にかけて内巻きに
■6:巻いた毛束にヘアオイルをなじませる
■7:ゴムを隠すように結び目にヘアアクセサリーを装着
「顔周りの生え際を隠すだけで、白髪はまったく気にならなくなります。こめかみあたりを隠しておくと、白髪カバーだけでなくフェイスラインをキュッと引き締める効果もあるので、ぜひお試しください!」(高橋さん)
【7】ラフな「後れ毛」が小顔効果を生む!大人に似合う、アンニュイで上品なポニーテール
「大人のポニーテールは、ルーズでアンニュイな印象に仕上げるのが基本です。顔を結んだら、毛束をつまんでしっかりと引き出してください。ベースの髪をアイロンで巻いておくと、引き出した髪にニュアンスが出てよりいい感じになります。とくに耳まわりのたるみは重要。耳に被せるようにたるませると、エレガントさが増します」(ZACC raffine店長・湯淺星悟さん)
さらに、後れ毛も大人のポニーテールには必要なのだそう。
「前髪やサイドの後れ毛も大切なパーツです。フェイスラインに前髪や後れ毛があることで、毛先の動きがラフな印象になり、大人の余裕が生まれます。首元に陰影もできるので、小顔に見える効果も」(湯淺さん)
<スタイリング方法>
■1:襟足の髪を毛先から根元まで巻く
■2:髪の表面と前髪もランダムに巻く
■3:髪をひとつにまとめてポニーテールに
■4:ポニーテールからランダムに髪を引き出す
■5: 襟足、耳まわりは念入りに引き出す
■6:毛束の長い毛をゴムに巻きつける
■7:巻きつけた髪をピンで止める
「ボリュームの出にくい髪質の場合は、ドライヤーで髪を根元から立たせて。アイロンで巻くときは、毛束を細かく取り、根元までしっかりと巻きましょう」(湯淺さん)
ラフだけど上品に見える「40代からのポニーテール」なら、フェイスラインも引き締まる
【8】「くるりんぱ」で作る、後れ毛が色っぽい大人のポニーテール
「40代のポニーテールは、髪を結ぶ位置によって印象がガラッと変わります。オススメは、耳裏くらいの位置。相手の視線が引き上がり、小顔に見える効果もあります。少し高めに結ぶことで、襟足の後れ毛も色っぽい印象に。女性らしさと小顔効果、どちらも楽しむことができます」(U-REALMのスタイリスト・瓜生智咲さん)
<スタイリング方法>
■1: 耳上の毛束を後ろで結ぶ
■2:結んでいない襟足の毛束を1の上からひとつ結びにする
■3:2で結んだ毛束をくるりんぱする
■4:ねじりができた部分の表面をつまんで引き出す
■5:後頭部の毛束を指で引き出す
「毛先をひっぱりすぎると髪がつぶれてしまうので要注意。後頭部の髪を引き出すときは、頭の型が丸くなるように意識しましょう。後頭部が凹んでいるとバランスが悪いので、絶壁の場合は後頭部に丸みをプラスするような気持ちで引き出してみてください」(瓜生さん)
脱地味!脱若作り!40代ポニーテールは「くるりんぱ」と「後れ毛」が成功ポイント
【9】少し高めの位置の「シニヨン」で、全体がリフトアップして見える!
「シニヨンは、一度ヘアゴムで毛束を輪っか状にしてから、さらに上下に分けてピンで留めていくと作りやすいと思います。簡単にザクザクとした毛束感が生まれるので、カジュアルでラフな印象に仕上がりますよ」(MINX銀座五丁目店 副店長/トップデザイナー・河野沙耶佳さん)
<スタイリング方法>
■1:髪全体にバームをもみこむ
■2:耳の高さで結ぶ
■3:毛束を輪っか状に結び、上下に分ける
■4:ピンで留めてシニヨンをつくる
■5:後頭部の毛束を引き出す
「今のファッショントレンドはカジュアルなので、どんなスタイルにも抜け感が必須。そんなラフな雰囲気も、ざっくりとしたシニヨンならつくりやすいはず。流行の首元がつまった服にもぴったりです」(河野さん)
【10】しっかり束ねることで、フェイスラインの引き上げも!子どもっぽくならない大人の「三つ編み」
<スタイリング方法>
■1:両耳の上端で髪を上下に分けて、ピンで仮止めする
■2:下段の髪をきつめにゴムで束ねる
■3:上段のピンを外し、トップの髪を2つに分ける
■4:それぞれの毛束を時計方向にねじり、毛束の根元の髪をすくって持っている毛束に加える
■5:左右の毛束を交差させる
■6:下段の髪を束ねたあたりまで編み込み、ピンで仮止めする
■7:最初に編み込み始めた部分の両サイド2㎝ほど毛束を取り、時計回りにねじる
■8:残ったサイドの髪を、左右それぞれ時計回りにねじる
■9:「7」の毛束と「8」の毛束を1つのピンで仮止めする
■10:ゴムとピンを外し、三つ編みにする
「頭皮全体を引っ張るように、髪の根元から編んだり巻きこんだりしているので、緩んだフェイスラインがキリッと引き締まるフェイスリフト効果もあります。きちんと感をアピールしたい、フォーマルな席にもおすすめしたいアレンジです」(高橋さん)
三つ編みにするだけで目元も頬も引き締まる!?大人の「リフトアップまとめ髪」
小顔に見せる簡単スタイリング【7選】
【ショートのスタイリング#1】頭頂部に高さを出して、小顔効果の高い「菱形シルエット」に
<スタイリング方法>
「頭頂部がペタっとしていては美しい菱形シルエットになりません。根元からふわっとさせることが成功の秘訣です」(RamieGINZA代表・加藤貴大さん)
■1: 頭頂部をマジックカーラーで巻く
■2: 中間から毛先を握るようにワックスをもみ込む
■3: 内側の髪を耳にかける
〈面長顔ショートヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■マジックカーラーで巻いたら10分以上放置する
- ■ワックスは根元や表面からつけない
- ■耳にかけるのは内側の毛束だけ!
「サイドを耳にかけるときは、内側の毛束だけにしましょう。表面やこめかみもかけてしまうと、きっちりとしすぎた印象に。老け見えの原因になります」(加藤さん)
面長顔がシャープな小顔に激変! 菱形シルエットのショートヘア
【ショートのスタイリング#2】襟足に「くびれ」を作ってスタイルにメリハリをつける
<スタイリング方法>
ボリュームがほしい部分は根元を立ち上げるように、ボリュームを削りたい部分はつぶしながらスタイリングをするのがポイント。「特に襟足をキュッと引き締めたいので、襟足の髪は首のラインに沿わせながら、毛先だけ外はねにさせます。メリハリがつくので小顔効果もあるんですよ」(sui ヘアデザイナー・中村育美さん)
■1:襟足の髪は首に沿うようになでつけ、毛先だけ外はねにする
■2:その他の髪は毛束の中間から毛先を内側に丸めるようにアイロンを当てる
■3:頭頂部の毛束は根元を立たせるようにブロー
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■襟足の髪は毛先だけ外はねにして、くびれを作る
- ■はち周りはアイロンで内巻きにしながら膨らみをつぶす
- ■顔を髪で包むようなスタイルにして生え際の白髪をカバー
「はち周りや襟足の髪をつぶすスタイリングは、うねって広がりやすい髪質の方にも向いています。毛先に丸みをつけるだけで、遊びと軽さが出るので、レイヤーを控えめにカットしても、そんなに重たい印象にはなりません」(中村さん)
白髪カバーと小顔見せが同時に叶う!毛先を遊ばせた「くびれショートヘア」
【ボブのスタイリング#1】全体のシルエットを「菱形」に仕上げると小顔効果が!
<スタイリング方法>
ドライヤーとストレートアイロンの熱でツヤを出します。「ストレートアイロンに通すとき、毛先は内側に丸めるようにします。毛先を丸めると菱形シルエットが簡単につくれます」(SUNVALLEY店長・忠本 功さん)
■1:頭頂部の毛束をつかみ、分け目とは逆方向に倒しながらドライヤーをあてる
■2:毛束の中間から毛先に向かってストレートアイロンを通す
■3:毛先は内側に丸めるようにアイロンを動かす
老け見えをくい止めるポイント3か条
- ■頭頂部は分け目と逆方向に毛束を倒してドライヤーをあてて根元を立たせる
- ■サイドや後頭部は毛束を軽く引っ張りながらストレートアイロンを通す
- ■毛先は内巻きにして全体のシルエットを菱形に仕上げる
「全体のスタイルを菱形に整えると、小顔効果があるだけでなく、頭頂部のボリューム感も出せます。頭頂部の根元を立たせて毛先を内巻きにするだけで、菱形シルエットは簡単にできます」(忠本さん)
大人のボブはツヤが命!綺麗にツヤが出る、簡単3ステップとは?
【ボブのスタイリング#2】「外ハネ」にした動きのある毛先で輪郭をカバー!
<スタイリング方法>
「髪を耳にかけて菱形シルエットにすることも面長顔をカバーするコツ。かける時は耳周りの毛束をふんわりと出すのがポイント。バランスが良くなり、輪郭が整います」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト・本木亜美さん)
■1:サイドの毛先をストレートアイロンでハネさせる
■2:バックの毛先も外ハネにする
■3:スタイリング剤を毛先につける
■4:サイドにも揉み込む
〈面長顔ボブヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■毛先のハネはさりげなく!
- ■スタイリング剤は根本につけすぎない
- ■耳周りはふんわり仕上げて菱形に
「ストレートアイロンは140度くらいの低温がベスト。さっとブローするように熱を通すだけで自然なハネ感に仕上がります。スタイリング剤はツヤと束感が同時に出せるオイルクリームがおすすめです。ベタッとした印象にならず、ある程度セット力のあるスタイリング剤を選んで」(本木さん)
マンネリボブが秒で今っぽく! ストレートアイロンで作る「切りっぱなしボブ」
【ミディアムのスタイリング#1】毛先を「外ハネ」にしたくびれシルエットで小顔に!
<スタイリング方法>
「ドライヤーで前髪の根本を立たせるので、トップの根本は巻かなくても大丈夫。トップを根本から巻いてしまうと、頭が四角いシルエットになるので絶対にやめましょう」(BEAUTRIUM広尾店・スタイリストの上地未夢さん)
■1: ドライヤーで前髪の根本を立たせる
■2:サイドの毛先を外ハネに
■3:トップの毛先だけを巻く
■4:こめかみの中間を巻く
〈面長×ミディアムヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■全体のシルエットは菱形を意識
- ■毛先にくびれを作ると首元が綺麗に!
- ■スタイリング剤をつけすぎない
「巻き終わったら、毛先を中心にオイルをつけると◎。毛先のパサつきや広がりを抑えることでツヤとまとまりが生まれます」(上地さん)
くびれシルエットで小顔に! 美人見えする「菱形ミディアムヘア」
【ミディアムのスタイリング#2】ふんわり感で菱形シルエットを作る「カールアイロン」の使い方
<スタイリング方法>
「毛先を外はねにするだけでスタイリングを終わらせる人が多いのですが、それだと顔が長く見えてしまいます。頭頂部の髪を立たせるように巻くと、シルエットに動きが出て、軽さも演出できます」(apish cherie 店長・井原早紀さん)
■1:サイドからバックは毛先を1カール外はねにする
■2:前髪から頭頂部は根元を立ち上げるように後ろ向きに巻く
<老け見えを食い止めるポイント3カ条>
- ■クセやうねりは無理にのばさず、生かすスタイルにする。
- ■レイヤーはトップに入れて動きを出す。
- ■耳のあたりにボリュームゾーンをつくって菱形シルエットを目指す。
「全体のシルエットが菱形になるようにすると、あごのあたりが引き締まって見えるので小顔効果があります。スタイリングの最後にオイルをなじませると自然なツヤ感が出るので、髪がパサつきやすい方は、ぜひお試しください」(井原さん)
【ロングのスタイリング】リバース巻きにした開放的な顔周り、斜め前髪で、顔のフレームを「菱形」に!
<スタイリング方法>
「髪の内側にボリュームがないと、全体がペタッとした印象になり、菱形シルエットになりません。内側を巻くときは、毛束を多く取って縦にしっかりと巻くこと。熱を与えてハリを出すと、全体がふわっと立体感のある印象に仕上がります」(LANVERY代表の菅野太一朗さん)
■1: サイドの内側を縦巻きにする
■2: ハチ上の髪を縦巻きにして華やかに
■3: 襟足をリバース巻きに
〈丸顔ロングヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■髪の内側は根元からしっかりと熱を当てる
- ■顔のフレームが菱形になるように巻く
- ■巻くときは縦巻きに!寝かせると古臭い巻き方になるので注意
「コテで巻くときはすべて毛束の中間から縦巻きにする。コテを寝かせると、一昔前の古臭い巻き方になってしまうので気をつけて。パサつきや広がりが気になるときは、仕上げにオイルや保湿剤をつけてみてください。少量を手のひらに伸ばし、髪の内側や毛先になじませて」(菅野さん)
丸顔が小顔になる最強のロングヘアの秘密は「流し前髪」と「顔周りのリバース巻き」にあり!
- TEXT :
- Precious.jp編集部