【目次】
- 「首」のマッサージ
- 「鎖骨」のマッサージ
- 「胸」のマッサージ
- 「二の腕」のマッサージ
- 「お腹」のマッサージ
- 「腸」のマッサージ
- 「お尻」のマッサージ
- 「太もも」のマッサージ
- 「ふくらはぎ」のマッサージ
- 「足の甲」のマッサージ
「首」のマッサージ
首の皮膚は薄いため、刺激を受けやすく外的刺激に弱いのです。しかも可動域が大きいからこそ皮膚が伸びやすくたるみやすいので、実は顔よりも老けやすい――。放置すれば「顔は若いのに、首はシワシワの年寄り肌」という、顔と首との「年齢の乖離」が確実に起こります。頭は約5kgの重さがあり、まっすぐ立ってこれを支えるだけでも、首や肩に負荷がかかっているそうです。さらに頭を前に15度傾ければ12kg、30度では18kg、45度では22kgと、うつむくほどに負荷が増し、60度では27kgと小学生の子供ひとり分の負荷がかかる、という説も…。
このハードな負荷が首こりの原因のひとつ。デスクワークやスマホの使用で前のめりの体勢を続けていると、僧帽筋(首から肩、背中にある幅広い筋肉)、胸鎖乳突筋(鎖骨の付け根部分から首の横を通り、耳の下あたりに沿って浮き出る筋肉)が凝り固まることに。すると血行、リンパの流れが悪化してむくみやたるみが起こるため、あご下に肉がたまるのです。これが、首を太く縮んだように見せてしまう…。この手のことはコスメだけでは解決できず、首こりをケアし、血液やリンパの流れを活性化するマッサージが必須なのです。
<STEP.1>まずはストレッチして硬く縮んだ筋肉を伸ばす
・首の筋肉は日常では伸び縮みさせることがないので、凝り固まりがち。まずは筋肉をゆるめて緊張を解きます。
<STEP.2>フェイスラインに沿って引き上げるようになでる
・うつむいている時間が長いと血流とリンパの巡りが滞りがち。老廃物を流し、首が短く見える原因、たるみを解消。
<STEP.3>耳の前後を指で挟んでほぐすと血行が高まる
・耳の前後には血行を高めるツボ、リフトアップ効果のあるツボが集中。しっかりとほぐすとスッキリ首に。
<STEP.4>耳下から鎖骨に向かってリンパを流してむくみを一掃
・手のひらを使って首と頭をつなぐ胸鎖乳突筋を通って鎖骨へ流すようにゆっくりと動かします。3回ほど繰り返えして。
<STEP.5>胸鎖乳突筋をゆるめてリンパの流れを改善する
・胸鎖乳突筋はパソコン作業などで凝り固まると、血流が悪くなりむくみの原因に。ストレッチでゆるめましょう。
<STEP.6>広頚筋を伸ばし、首シワの折りグセを解消
・イーッと言いながら、あごを上げます。シワを伸ばしながら胸鎖乳突筋と広頚筋がしなやかになり、ハリのある首に。
「鎖骨」のマッサージ
疲れが溜まると顔がパンパンにむくんで、顔が大きく見える…。ちょっとうつむくだけであご下の肉がもたついて、横から見ると二重あごに…。これらは、鎖骨にあるリンパ節のつまりが原因のひとつ。スマートフォンが手放せない私たちは、前のめりの姿勢を続けていますが、その時首だけで約5kgの頭の重さを支えているので、首にも肩にも負担がかかっています。その影響でリンパ節がつまり、顔に血流がいかなくなり、むくみ、肌荒れ、くすみを引き起こす…。これを改善するには、鎖骨に圧をかけて、リンパ節のつまりを解消すればスピード解決!いつでもどこでも簡単にできるし、むくみだけでなく、くすみ、コリや疲れ解消にもなるので、ぜひ仕事の合間に実践してみてください!
<STEP.1>鎖骨の手前側の4か所をプッシュしてリンパ節に圧をかける
・鎖骨の手前には、大きなリンパ節があります。
・ここが詰まると顔に血流がいかなくなり、リンパの流れも滞り、むくみやくすみ、肌荒れの原因に。
・のどぼとけ側から外側に向かって4か所プッシュをして圧をかけるとコリがほぐれて、血流もリンパの流れも改善。
・さらにここには頭を傾けるはたらきをしている斜角筋があり、これがほぐれることで、首こり解消にもいい。
<STEP.2>プッシュしながらイヤイヤと首を振り、負荷をかけてしっかりとほぐす
・STEP.1でプッシュした4か所のうち、痛みやこりを感じたところをさらにしっかりとほぐしていきます。
・中指でしっかりと押さえたまま、「イヤイヤ」というように、小さく首を横に振ります。これを5回。
・さらに負荷がかかるので、コリがしっかりとほぐれて、リンパの流れがさらによくなります。
<STEP.3>プッシュしながらウンウンと縦に首を振り、さらにデトックス効果をアップ
・これもSTEP.2と同様に痛みやこりを感じたところをさらにしっかりとほぐす動作。
・中指でしっかりと押さえたまま、「ウンウン」というように、小さく首を縦に振ります。これを5回。
・これでさらなるデトックス効果が。
<STEP.4>仕上げに大胸筋をさすってほぐす
・手を握りこぶしにして、第二関節の平らな部分を使って、前胸部の広く平たい筋肉=大胸筋をほぐします。
・右手のこぶしで左側の大胸筋をほぐすのですが、こぶしにしっかりと力を入れて骨にまで圧をかけるように、写真のように5〜10㎝の幅で5回スライドさせながらマッサージを。
・これを体の中心側から行い、次にこぶしの位置を肩側に向かってずらし、同様に行います。
・写真で示したように3箇所に分けて行いましょう。
【まとめ|小顔&美肌になる鎖骨リセットマッサージのポイント 4か条】
1.顔のむくみ、くすみの原因は「鎖骨のリンパ節のつまり」にあり。圧をかけてほぐし代謝アップを。
2.指でプッシュするだけよりも、「イヤイヤ」「ウンウン」の動作を入れると効果倍増。
3.大胸筋をほぐすと姿勢がよくなり、深い呼吸ができるように改善。自律神経のバランスも整いやすい。
4.いつでもどこでも簡単にできるのが利点。首こり解消にもなるので仕事の合間に行ってリフレッシュを。
顔に触れないのに小顔効果絶大!むくみ、二重あごに効く「鎖骨リセット」マッサージ
「胸」のマッサージ
”おっぱい番長”こと経絡整体師の朝井麗華さんに、バストのためになるセルフケアを教わります。これまでセルフケアの方法を3ステップ、教わってきましたが、仕上げは「いつでもできるバストへの刺激」です。洋服の上からもできる、毎日の習慣にできる簡単な技ばかりですので、今日からぜひ実践してみてくださいね。
<STEP.1>親指で「鎖骨の下」を押す
・親指の先で、鎖骨の下、バスト全体をプッシュします。
・「大胸筋を深部からほぐすことを意識しながら、骨の間に指をぐっと差し込むように。両手で同時に行っても、片手で片側ずつ行ってもOKです」
<STEP.2>親指の先で左右20〜30回、鎖骨下を押す
・こりがひどい場合は、痛みを感じる場合も。無理せず、イタ気持ちいい圧で左右20~30回行います。
<STEP.3>親指の先で左右のバスト下を押す
・バスト下部も刺激していきます。
・日ごろブラジャーで締め付けている部分で、痛みを伴う人が多い箇所。最初はソフトな圧で、徐々にほぐしてください。
変わりたいと願うならば、やはり毎日やることです! 何をやっても変わらない、と投げ出してしまわず 「変わるまで続ける」こと。身体は手をかけてあげれば必ず応えてくれますから。
すきま時間にバストのツボや筋肉を刺激して「ふんわりおっぱい」を手に入れる!
「二の腕」のマッサージ
加齢とともにたるんでしまう二の腕をケア。PC作業などでひじが曲がり、前後とも硬直した腕の筋肉を同時にアプローチ。筋肉を全方位的にほぐして脂肪の燃焼を促進して、老廃物を排出していきます。
<STEP.1>手のひら全体で包むように、二の腕をはさむ
・腕を軽く曲げ、反対の手で二の腕をつかみます。
・つかみ方は、親指は腕の裏側に、4本の指は前側に当てて、手のひら全体がフィットするように脂肪と筋肉を深くしっかりつかんでください。
<STEP.2>筋肉の動きを感じながら、腕を曲げ伸ばしする
・二の腕をつかんだまま、ひじの曲げ伸ばしを繰り返しましょう。
・曲げるときはなるべく深く、伸ばすときはひじが真っすぐになるよう意識すること。
・その動作を、筋肉の動きを感じながら10回繰り返し、さらに位置をずらしながら片側3か所行っていきます。
・片方が終わると、反対側も同様に行います。
「ここでは、腕の前側でひじを曲げる『上腕二頭筋』、ひじを伸ばす後ろ側の『上腕三頭筋』を同時にケアしていきます。筋肉をはさむようにとらえ、動かすことで老廃物の排出や血流を促し、たまった脂肪を燃焼していきましょう。脂肪や筋肉のコリが気になる部分を中心につかむことがポイントですよ」(村木さん)。現代人はパソコン作業などでひじは曲げっぱなしなっており、二の腕の筋肉がうまく使えない人が多いとのこと。コリをほぐしながら筋肉にアプローチして、スラッと伸びた二の腕を取り戻しましょう。
一生垂れない体に!楽にすっきり後ろ姿が手に入る「お尻・背中のたるみケア」習慣5選
「お腹」のマッサージ
一般的には、手で脂肪をぐいぐいもみほぐすのが王道の手法ですが、この場合、手が疲れるから面倒と感じて、なかなか継続しづらいのが難点。村木さんのメソッドは、寝ながらできて簡単。気になるところを手で掴む、そして足を揺らす。これだけで溜まった脂肪や老廃物の代謝を促進してお腹周りがかなりスッキリします。さらに腸の働きを活性化する効果もあるので、お正月太り対策に限らず、ぜひ習慣化したほうがよさそうですよ!
<STEP.1>脂肪が気になるところをつかみ、脚を揺らす
・仰向けになり、脚を閉じて膝を立てる。そして両手で脂肪が気になるところをつかむ。
・このとき奥の筋肉を捉えるように深いところをつかむのがコツで、息を吐きながら膝を左右に小刻みに揺らす。これを10往復。
<STEP.2>おへそ周りを中心に時計回りに7か所行う
・丸で示したところをつかんで、脚を左右に揺らしましょう。
・おへそ周りはリンパが集中しているので、ここに刺激を与えると血行が良くなり、代謝がアップする効果あり。
<STEP.3>動いた老廃物を鼠径部(そけいぶ)のリンパ節に流す
・老廃物を巻き込んで厚くなった皮下脂肪がほぐれるので、老廃物が動いて流れやすい状態に。
・そこで腹部に手のひらを当てて、動いた老廃物を鼠径部のリンパ節に向かって流しましょう。
【まとめ|お正月太りを解消する、お腹つかみマッサージ4か条】
1.三が日は運動不足なうえに、食べる量が多くなる…これが正月太りの原因。
2.皮下脂肪が定着してしまう前に、脂肪や老廃物を排出するマッサージがおすすめ。
3.指でお腹の脂肪をつかんだまま脚を左右に揺らす方法なら、効率良くもみほぐせる。
4.深いところの筋肉をとらえるようにガシッとつかむのが秘訣。これでお腹周りがすっきり!
寝ながら簡単にできる!お正月太りを解消する、お腹つかみマッサージとは?
「腸」のマッサージ
腸は第二の脳といわれていて、健康面だけでなく、精神面にもかなり影響を及ぼすのだそう。しかも加齢やストレスで機能が弱まるといわれているので、ぜひ腸のケアを意識してみてください。エイジングデザイナーの村木さん曰く「腸は心が緊張することで冷えて硬くなるので、腸を動かして温めるために、優しい圧をかけてリラックスさせてあげればいい」のだそう。そこで教えてくれるのが、寝てゴロゴロしながら簡単にできる「腸ほぐし」のメソッドです。「こんなに優しい圧で効果はあるの?」と思うかもしれませんが、腸をリラックスさせることが目的なので、ぐいぐいと刺激する必要はなし。腸は強い刺激を与えると、かえって緊張して硬くなってしまうのでゆるーく行うのが基本です。腸には毛細血管がたくさんあるので、血行がよくなりお腹の奥からポカポカに。冷えの解消、美肌効果やダイエットにもつながりますよ。
<STEP.1>仰向けになり、膝を曲げて脚をお腹につける
・仰向けに寝て、膝を曲げます、手で太ももを抱えるようにしてお腹に引きつけます。これが基本姿勢です。
<STEP.2>左右に体を倒すようにゴロゴロし、お腹に圧をかける
・気持ちよくゴロゴロと転がるように、左右にゆっくり体を振りましょう。
・このときお腹に優しい圧をかけるように意識して。息は止めずに深呼吸心しながら行いましょう。
・これを30秒くらい行ってください。
【まとめ|お腹のハリや便秘がスッキリ!30秒ゆらゆらする腸ほぐしメソッド4か条】
1.腸はストレスに弱く、すぐにカチコチになって機能がダウンしがち。
2.腸が硬くなるとガスが溜まってお腹が張ったり、便秘になりやすい。
3.体調不良を引き起こしたり、メンタルにも悪影響を及ぼすこともあるので、ケアは必須。
4.寝てゴロゴロする、このメソッドなら腸を優しくほぐせてリラックス効果も。
村木宏衣さん指南|お腹の張りや便秘がスッキリ!30秒ゆらゆらする腸ほぐしメソッド
「お尻」のマッサージ
テニスボールで「骨盤まわり」をゆるめる
腰痛がつらい、冷えやむくみが起こりやすいなどのトラブルは「骨盤の歪み」が引き起こしている可能性あり。
骨盤は筋肉によって支えられていますが、その人の体のクセによって筋肉を使いすぎているところと、全然使えていないところのバラつきが起こることで歪みを引き起こします。骨盤が歪むのは、その周りの筋肉が大きく関与しているので、まずは骨盤周りの筋肉を緩めることが先決。とはいえ、手で触ることができない深いところにもアプローチする必要があるため、正しい方法を知っておくことが改善の近道に! 腰痛、お尻のコリ解消、冷え、むくみの改善に加え、坐骨神経痛の予防や、硬くなった股関節を緩めて足の歪みをケアする効果も!姿勢を改善し、体調が良くなるこのメソッドはたった40秒で完了。ぜひ試してくださいね。
<STEP.1>坐骨の位置を確認
・坐骨とは、仙骨、尾骨とともに骨盤を形成していて、座った時に椅子に接する部分のことを指します。
・坐骨の模型で解説すると、丸印の部分です。
丸印のところが坐骨。内側と外側の計4か所をほぐしていきます。
<STEP.2>椅子の座面に坐骨が当たるよう骨盤を立てて座る
・座った姿勢がキープできるよう腕で支えながら、椅子の座面に坐骨が当たるよう骨盤を立てて座ります。
・これが基本姿勢。
<STEP.3>坐骨の外側のキワにテニスボール入れ、足を上げ下げする
・右側坐骨の外側のキワにテニスボール入れ、STEP.2の姿勢のまま、右足を浮かせ、上げ下げを10回行います。
・そして、右側坐骨の内側のキワ、左側坐骨の外側のキワ、左側坐骨の内側のキワも、同様に行いましょう。
【まとめ|腰痛、お尻のコリに効く!テニスボールで骨盤底筋をほぐすワザ4か条】
1.骨盤が歪んでいると姿勢が悪くなり、腰痛やお尻のコリ、冷えやむくみを引き起こす。
2.「骨盤底筋」という、骨盤を支える筋肉が硬くなることが原因のひとつ。
3.テニスボ―ルで坐骨まわりの筋肉をほぐすことで「骨盤底筋」をゆるめることが可能。
4.このメソッドで姿勢や腰痛改善に加え、冷え、むくみなど女性特有の悩みの解決にも効果的。
村木宏衣さん指南|たった40秒で腰痛、お尻のコリに効く!テニスボールで骨盤底筋をほぐすワザ
「太もも」のマッサージ
太ったわけでもないのに、太ももが横に張り出してパンツやタイトスカートをはくとキレイに履きこなせない…。それは、太ももの筋肉がうまく使えていないこと、股関節の内旋(内側に回転している)が主な原因。こうなると姿勢が悪くなり、歩くときは前かがみの姿勢になり、太ももの前側の筋肉=大腿直筋(だいたいちょっきん)に重心が偏る。そして外側の筋肉=外側広筋(がいそくこうきん)が酷使される状態に…。これによって太ももの横張りが起こるのです。さらにこれを放っておくと太ももに脂肪が溜まりやすくなる、というのだからケアが急務!まずは「股関節の内旋」や「前かがみの姿勢を引き起こす」、太ももの前側と外側の筋肉のこわばりを緩めることが先決。この筋肉が柔軟になることで、正しい姿勢になるし、太ももに溜まった脂肪の分解&排泄もスムーズに!引き締まった下半身に変わっていくから、パンツもタイトスカートも美しく着こなせるようになりますよ!
<STEP.1>膝を内側に倒し、太ももの外側をマッサージ
・膝を内側に倒すようにして、脚を寝かせます。両手のひらを重ねて体重をかけながら、膝上から脚の付け根まで、小さく円を描くようにほぐしていきます。これを30秒行って。
<STEP.2>ひざ下にタオルを置いて、太ももの前側をほぐす
・片足を伸ばし、安定させるために、ひざ下には丸めたタオルを置く。
・STEP.1と同様に両手のひらを重ねて体重をかけながら、膝上から脚の付け根まで、小さく円を描くようにほぐしていきましょう。これも30秒行います。
<STEP.3>脚の付け根のリンパ節に老廃物を流す
・手のひらでひざ上から脚の付け根までリンパを流し、マッサージで動いた老廃物を押し流します。
【まとめ|張り出した太ももがすっきり細く!簡単もみほぐしメソッド4か条】
1.太ももの横張りは、太ももの筋肉がうまく使えていないこと、股関節の内旋が原因。
2.姿勢が悪くなり、外側の筋肉=外側広筋(がいそくこうきん)が酷使されることで横に張ってしまう。
3.ダイエットしても横張りは解消できず、筋肉へのアプローチが必須。
4.手のひらを使って体重をかけながら、太ももの外側と前側の筋肉をほぐすのが効果的。脂肪排出効果もあり。
「ふくらはぎ」のマッサージ
ミュールやサンダルを美しく履きこなすためにも、脚のむくみや疲労は溜めたくないもの。脚がむくんでパンパンになってしまうのは、同じ姿勢で長時間いることで、リンパの流れが悪くなることが原因。特にふくらはぎの筋肉は、疲労が溜まり硬くなりやすいところなので、しっかりとほぐして老廃物を流すことを習慣づけるといいですよ。そこで村木さんが教えてくれるのが、力のない、握力の弱い女性でもふくらはぎをしっかりとほぐせる「ぞうきん絞り」の手技で行うメソッド。摩擦がおこならないようにボディオイルをつけて行うのがポイントで、寝る前の習慣にすると足の疲労が取れてスッキリとラクになりますので、ぜひ試して下さいね。
<STEP.1>膝裏を刺激しながら、つま先を上げ下げする
・初めに膝裏のリンパ節を刺激してつまりを解消し、老廃物を流しやすくする準備をします。
・親指をのぞく4本の指の指先が膝裏を軽く刺激するようにおきます。
・そして、かかとは床につけたままでつま先の上げ下げを10回行ってください。
<STEP.2>ぞうきん絞りの手技で、ふくらはぎを柔らかくほぐす
・ふくらはぎの筋肉を集めるようにぎゅっとつかみながら、両手を逆方向にねじる「ぞうきん絞り」を。
・ふくらはぎを3か所に分けて、各10回行いましょう。
<STEP.3>ふくらはぎを下から上にさすり上げるようにマッサージを
・動いた老廃物を膝裏のリンパ節に流すために、ふくらはぎを下から上にさすり上げるようにマッサージ。
・片足で約30回くらい行いましょう。これでむくみと疲労が押し流されてスッキリします。
【まとめ|足のむくみをスッキリ解消する「ぞうきん絞り」美脚メソッド4か条】
1.脚がむくむのは同じ姿勢で長時間いることで、リンパの流れが悪くなるのが原因。
2.放っておくと慢性化するので、その日のむくみはその日のうちに解消するのが得策。
3.硬くなったふくらはぎの筋肉をほぐして、リンパの流れを改善するのが効果的。
4.力のない女性でも筋肉をしっかりとほぐせる「ぞうきん絞り」の要領で行うこのメソッドなら簡単。
村木宏衣さん指南|足のむくみには「ぞうきん絞り」が効く!簡単スッキリ美脚メソッド
「足の甲」のマッサージ
脚のむくみをすっきりとさせるために、ふくらはぎを一生懸命揉んでいるのに、なかなか細くならない、サンダル脚がキレイに決まらない…。実は、ふくらはぎだけを揉んでも効果はいまひとつで、美脚づくりのポイントは足の甲にあり!ここのリンパが詰まると足の甲の骨の筋が消え、メリハリがなくなりもったりと見えるし、脚全体のむくみも解消しづらい…。なので、サンダルやミュールの脚をキレイに見せるために、まず行うべきは足の甲のマッサージ。オイルなどのボディケアコスメを塗って行うと滑りが良くなり、効果がアップ。お風呂上がりのボディケアのついでに行ってみてください。
<STEP.1>手の指を足の指の間に差し込んで足首を回す
・左足の指を広げるように、右手の指を写真のように差し込んで、左足首をぐるぐると回します。
・内側、外側を各10回。右足も同様に行いましょう。
<STEP.2>足の甲の骨の間をマッサージする
・足の甲を手で包み込むようにし、両手の親指を使って足の甲にある骨の間をマッサージ。
・足先から足首方向になぞるようにほぐしていく。1か所につき20回ずつ行って。
<STEP.3>猫手で足の甲をさすり上げる
・両手をグーにし、指の第1関節と第2関節の間の平らなところを使用。
・足の甲を、足先から足首に向かってさすり上げるようにマッサージします。
【まとめ|足の甲を流す&さするマッサージで、サンダル美脚をつくるメソッド4か条】
1.実は脚のむくみはふくらはぎをマッサージするだけでは解消しにくい。
2.冷えると足の甲のリンパが詰まり、これが脚全体のむくみを引き起こす。
3.足の甲をマッサージすると脚全体の老廃物が流れやすくなり、むくみ解消に。
4.足の指の骨がくっきりと浮き上がりメリハリ感が生まれ、サンダル&ミュール脚が劇的に美しくなる!
美脚の秘訣は足の甲にあり!サンダル脚が劇的に美しくなる「5分マッサージ」
- TEXT :
- Precious.jp編集部