単純にみえて、結構奥が深いのがダーツの世界です。なんといっても盤面に書かれている数字が重要です。数字の見方さえわかれば後は練習あるのみ!ここでは盤面に描かれている数字の見方について紹介します。

ダーツは真ん中が高得点!?

写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロ
写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロ

いえ! それは間違った知識です。まずは盤面の見方について知っていただかなくてはなりませんね。まず盤面の外周に沿って書かれた1から20までの数字をナンバーと呼びます。これは世界共通のルールで、どのダーツでも同じ。数字の並びはイギリスで考案されたものだそうです。

中心にある小さな赤と黒の部分、これをブルと呼びます。なぜ真ん中が2色に分かれているのかというと、黒い箇所をインナー(インブル)、と呼び点数は50点、さらにその外側の赤いところをアウター(シングルブル)と呼び、点数は25点となります。現在主流の、ソフトダーツを使ってプレイする場合、加点を競うカウントアップや、最初の持ち点を減らすことを競う01は、ゲームを面白くするため、真ん中すべてを50点と決めています。つまり、その場合、真ん中は色にかかわらず、50点ということになり、一見、真ん中の点数が一番高いように見えますよね。

ちなみにダーツの世界において、ブルを狙って投げるのは基本中の基本。実はブルは想像よりも狙いやすく、得られる点数も大きいことが特徴。後述するダブルとトリプルの場合は、練習を積まないと入れることが難しいのです。ナンバーの少し内側の黒い箇所、こちらはアウトボードといい0点となりますのでご注意を。では、ダブルとは何か? トリプルとは何か? 真ん中より高得点の箇所があるのか? 簡単にご紹介します。

ダブルって?トリプルって?

写真:田中庸介/アフロ
写真:田中庸介/アフロ

ダブルとは、シングルとアウトボードに挟まれていて、基本ナンバーの2倍のポイントが加算。上の写真の場合、20ナンバーのダブルに刺さっているので、この得点は40点となります。

トリプルとは、基本ナンバーの3倍のポイントが加算。この写真の場合20ナンバーのトリプルに入っているので点数は60点となり、ダーツ1投で得られる最も高い点数となります。

両隣は、1から3点、5から15点と、得点がとても低く設定されているため、狙うのにはリスクの高いナンバーです。もうお気づきかもしれませんが、20の他に19、18、17のトリプルも、50点を獲得できるブルよりも高い得点を得られる箇所になります。ゲーム上の最高得点は20トリプル×3本の180点。ブルに3本入れた場合の150点との差は歴然です!また、ブル、ダブル、トリプル、アウトボード以外のところをシングルと呼び、基本ナンバーの点数のみ加算されます。

ダーツの点数の仕組みは上記のようになっています。盤面が細かく分かれているのには、きちんと理由があるのです。真ん中より得点が高くなるカラクリも、これで理解していただけたのでは? これさえ覚えておけば、スマートに点数計算ができますね。仲間内でダーツに出かけたときなどに使える、ちょっと上をいく基本知識です!

点数の見方もわかったところで、実際のゲームについて紹介しましょう。

現在、国内外のトップリーグでも採用されているゲームが、ゼロワンとスタンダードクリケットというふたつのゲームです。これを交互に繰り返して勝敗を決めています。

ところでゼロワンって何?

写真:イメージナビ/アフロ
写真:イメージナビ/アフロ

ゼロワンは最初に設定した得点を徐々に減らしていき、決められたラウンド数以内に0ぴったりにして終わらせるというゲームです。

基本の設定として、301、501、701、901、1101、1501から減らし始めるため01(ゼロワン)というゲーム名なのです。

ブルの得点はインナー、アウターを問わず50点。与えられたラウンド数は店の設定によって異なりますが、基本は15ラウンドか20ラウンド(301は10ラウンドの場合も)。なので基本的にはブルを狙って点数を減らしていきましょう。自分の持ち点を超えた点数を出してしまうとバーストとなり、ラウンドを変えてもう一度バースト前の点数からやり直しになってしまいます。また、ラウンド内にどのプレイヤーも上がることができなかった場合、点数が0に近いプレイヤーの勝利となります。

このゲームのキモは序盤にどれだけブルを入れて点数を減らせるか、また、終盤にかけては0ぴったりで上がるために、上がりやすい点数に調整していくアレンジ力も必要になります。プロやダーツ上級者は、上がる際にダブルかトリプルに入れなくてはならないという制限を設けてプレイをします。少し慣れてきたらぜひチャレンジしてみましょう!

スタンダードクリケットとは?

写真:堺雄二/アフロ
写真:堺雄二/アフロ

スタンダードクリケットは15、16、17、18、19、20の6つのナンバーとブルを使ってプレイする陣取りゲームです。

陣地に見立てたそれぞれのナンバーにはオープン状態とクローズ状態があり、他のプレイヤーよりも先に自分の陣地を確保(オープン)する必要があります。オープンさせるためには同じナンバーに3マーク以上を入れる必要があります。シングルは1マーク、ダブルは2マーク、トリプルは3マークになるので、うまく行けばダーツ1投でオープンすることができます。

オープン後、つまり4マーク目以降は点数が加点されます。1ラウンドに最高9本(トリプルに3投)まで入れることができます。最終的に点数が高いプレイヤーが勝利となるのでどんどん点を入れましょう。

敵のプレイヤーにナンバーをオープンされてしまったら、そのナンバーをクローズしましょう。クローズするためにはオープンするのと同じように3マーク以上を入れる必要があります。クローズされたナンバーは無効のナンバーとなり、たとえそこにダーツが入っても反応しないので相手の攻撃をくいとめることができます

他のプレイヤーに先にオープンされないために、先手を打ってたくさんのナンバーをオープンしていくのも戦略のひとつです。

このゲームではブルがセパレート状態になります。つまりアウターブルは1マーク(加点は25点)、インナーブルは2マーク(加点は50点)となります。上記で紹介したゼロワンと異なる点なので、腕によほどの自信がない限り最後に狙う場所です。実際プロの試合でもブルを狙うのは一番最後の締めです。3投ないし2投でしっかり締めるのがプロの世界です。

オープンしたりクローズされたりしながら、ラウンド終了orすべての陣地がクローズされるとゲームが終了になります。

スタンダードクリケットは、集中力を試されるゼロワンとは異なり戦略がとても重要!攻撃するのか、はたまたオープン、クローズに注力するのかは、自分の力量や状況によって異なります。ゲームの流れを読んでクレバーなプレイを目指しましょう!

これぞダーツの見せ場!ど派手な演出で視線を独り占め!

写真:アフロ
写真:アフロ

上手なダーツプレイヤーのプレイを観察してみると、ダーツ台から派手な演出音が聞こえることがあると思います。これらは”アワード”といって、1ラウンドでとある条件を満たすことで出現します。

それでは各アワードを簡単にご紹介します。

【LOW TON】(ロウ・トン)1ラウンドの合計で100点以上を獲得した場合に発生

【HIGH TON】(ハイ・トン)1ラウンドの合計が150以上180点未満の場合に発生する。ブル+ブル+17×3(51点)といった組み合わせで達成できる。

【HAT TRICK】(ハット・トリック)1ラウンドで3投全てをブルに入れた場合に発生する。

【THEREE IN THE BLACK】(スリー・イン・ザ・ブラック)ハットトリックのさらに上を行くのがこちら!1ラウンドで3投全てをインナーブルに入れると発生する。プロの試合でもめったに見れない貴重な演出。もし達成できたなら大いに自慢しましょう!

【TON80】(トン・エイティー)1ラウンドで3投全てを20のトリプル(60点)に入れた場合

【THREE IN A BED】(スリー・イン・ア・ベッド)1ラウンドで3投全てを同じナンバーのトリプルまたはダブルに入れた場合に発生する

【WHITE HORSE】(ホワイト・ホース)クリケットプレイ時に1ラウンドで3投を、全て異なるナンバーのトリプルに入れた場合

【5―9カウント】クリケットプレイ時に1ラウンドで5マーク以上を取った場合、カウントに応じて5カウント、6カウントなど呼ばれるアワード。

写真:AP/アフロ

少しマニアックな内容ですが、知っていると一目置かれること間違いなしの知識です。アワードは、その派手やかな演出でゲームを盛り上げるもので、仲間内で達成した人がいたのであれば大いに祝福してあげましょう。積極的に狙う事でゲームも盛り上がり、注目される事間違いなし!です。あとは練習あるのみ!

この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
2020.1.9 更新
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WRITING :
A.Kojima