レディースに人気のファッションブランドのコーデを、ファッション誌『Precious』からピックアップしました。大人の女性に着こなしを美しく叶える、洗練されたブランドの名アイテム(服やバッグ、靴など)で一挙にご紹介します。大人のおしゃれの嗜みにぜひ、お役立てください。

30代-40代におすすめの人気ファッションブランド


【1】ロエベ

スペイン・マドリードに1846年に創業したブランド、ロエベ。地元職人たちが開いた皮革工房が起源で、スペイン王室御用達の称号をもつなど、スペインを代表するラグジュアリーブランドです。

ジャケット・バッグ・パンツ(ロエベ ジャパン)、ピアス・リング・バングル(コロネット〈アントニーニ〉)、 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年
ジャケット・バッグ・パンツ(ロエベ ジャパン)、ピアス・リング・バングル(コロネット〈アントニーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

大きなアウトポケットと、肩の切り替え部分に、明るいベージュを配したキャメルカラーのジャケットは、斜めがけのバッグでアクティブに遊んで。発色のいいオレンジレザー×ラフィアが爽やかなコンビ素材のバッグは、タフなジャケットとも調和して、より上級なカジュアルスタイルを描く。バッグのオレンジは、ナチュラルなベージュに合わせることで、強い色でありながらも目立ちすぎず、大人のリッチ感を香らせます。

ロエベってこんなブランド>>

【2】ミカコ ナカムラ

ミンクのコート『ルナ』¥3,000,000[サイズ:38 号(=9 号)]・ブラウス¥80,000(オールウェーズ〈MIKAKO NAKAMURA〉) デニム¥23,000(エドウイン〈ジョーズ・ジーンズ〉) ・ピアス¥20,000・リング[左手]¥36,000・[右手]¥58,000(ステディ スタディ〈トムウッド〉)
ミンクのコート『ルナ』¥3,000,000[サイズ:38 号(=9 号)]・ブラウス¥80,000(オールウェーズ〈MIKAKO NAKAMURA〉) デニム¥23,000(エドウイン〈ジョーズ・ジーンズ〉) ・ピアス¥20,000・リング[左手]¥36,000・[右手]¥58,000(ステディ スタディ〈トムウッド〉)

2004年のデビューから以来、一番の人気を誇る、ミカコ ナカムラのアイコンコートの『ルナ』。どの角度から見ても美しいAラインコートの名品です。特徴的な4つのポケットフラップのほかは襟も、ボタンも省いたシンプルさゆえに、シルエットの美しさが引き立ちます。素材はカシミアに始まり、より軽やかなシルクウールやファーも登場して3シーズン、多彩な表情が楽しめるようになりました。

ミカコ ナカムラってこんなブランド>>

【3】エトロ

イタリア・ミラノでテキスタイルメーカーとして創業し、その美しい柄で世界中の女性に愛されているETRO(エトロ)。スカーフやストール、ワンピースといった華やかなワードローブだけでなく、クッションなどのインテリアアイテムも幅広く展開しています。

ミックスウールのジャカードポンチョ・ニット・デニム・靴・グローブ(エトロ ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年
ミックスウールのジャカードポンチョ・ニット・デニム・靴・グローブ(エトロ ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

そんなエトロの服や小物で、冬のリゾート地を楽しむ際のコーディネートです。散策に出かけたり、ロビーのソファでくつろいだり…。存在感のあるエスニックなロングポンチョがかっこよく決まるのも、リゾート地ならではのおしゃれの楽しみ。雰囲気のある非日常の舞台が、おしゃれの冒険を後押ししてくれる。さまざまなパターンのニットジャカードをパッチワークしたロングポンチョは、マルチカラーの発色が鮮やか。さらりとまとうだけで、かっこいい大人の女に。

エトロってこんなブランド>>

【4】サルヴァトーレ フェラガモ

実用アイテムだった靴をラグジュアリーな存在へと格上げしたイタリアのラグジュアリーブランド、SALVATORE FERRAGAMO(サルヴァトーレ フェラガモ)。オードリー・ヘプバーンやマリリン・モンローが愛したことにより「スターの靴職人」と呼ばれています。アイコンシューズ『ヴァラ』はこれまでに世界中で100万足以上販売されています。

シャツ・スカート・バッグ・時計(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年
シャツ・スカート・バッグ・時計(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年

女性の多様なライフシーンを支えてくれると評判のバッグ『フェラガモ ストゥーディオ バッグ』が、最新の柄でアップデート。仕事にもプライベートにも重宝なクラシカルなシェイプと横向きの『ガンチーニ』のクロージャーが華やかなアクセントになって。同柄のスリットスカートとの組み合わせで、柄のパワーをより高めて。

サルヴァトーレ フェラガモってこんなブランド>>

【5】ジョルジオ アルマーニ

「ジャケットの帝王」と呼ばれるジョルジオ・アルマーニ氏が、1975年にスタートさせたイタリアのラグジュアリーブランド、GIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)。男性のみならず、女性に向けても機能性に優れ、着心地が軽く、風格のある佇まいになれるジャケットを発表。世界のキャリアファッションに革命を起こしたブランドです。

ブルゾン・プルオーバー・パンツ・バッグ・靴(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ピアス・ブレスレット(ブルガリ ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ブルゾン・プルオーバー・パンツ・バッグ・靴(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ピアス・ブレスレット(ブルガリ ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

ツイード風のカラーミックスとストレッチのきいた着心地は、ブルゾンはハードという従来のイメージを刷新! ラインもすっきり美しく、全方位的にきれいめでリュクスな一枚。すそとそで口のフリンジが、都会的なパンツスタイルに適度なリラックス感をプラス。

ジョルジオ アルマーニってこんなブランド>>

【6】ヌメロ ヴェントゥーノ

ブーツ『トラピーズ』・バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) ジャケット・ブラウス・パンツ(IZA〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉) ピアス(イレアナ・マクリ GINZA SIX店) 撮影/来家祐介(aosora) BY:『Precious11月号』小学館、2019年
ジャケット・ブラウス・パンツ(IZA〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)、ピアス(イレアナ・マクリ GINZA SIX店)、ブーツ『トラピーズ』・バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/来家祐介(aosora) BY:『Precious11月号』小学館、2019年

このマニッシュなジャケット+ストレートパンツ+ブラウスは、ヌメロ ヴェントゥーノの2019年秋冬アイテム。N°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)は2010年にミラノコレクションでデビュー、高級感のあるレースを使ったスポーティなアイテムで、「スポーティエレガンス」というカテゴリーを確立したブランドです。著名なデザイナー、アレッサンドロ・デラクアがデザインを手がけています。

モダンでモードなデザインでありながら、リアルな場で着やすい服が多く、またレースを使ったアイテムが得意なことでも知られます。

ヌメロ ヴェントゥーノってこんなブランド>>

【7】ポール カ

ポール カは1987年にパリでスタート。構築的なニットやワンピース、プリントのアイテムが支持され続け、大人向けのフェミニン服を得意とするブランドです。

コート・ワンピース(アオイ〈ポールカ〉) ピアス(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年
コート・ワンピース(アオイ〈ポールカ〉)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年

ふっくらとボリュームのあるホワイト糸をベースにシルバーラメが煌きらめきを添えるブークレツイードは、一枚で圧倒的な華やかさ。さらにおそろいのコートを合わせれば、たとえばパリのマダムのように、どんなシーンでも堂々とふるまえるレディの風格が漂って。ワンピースは、ショートスリーブに、ストンとしたひざ丈のボックスシルエット。ロングブーツと合わせて、旬の着こなしを楽しみたい。

【8】サンローラン

サンローランは、「モードの帝王」と呼ばれた創始者、イヴ・サンローランのスピリットを受け継ぐ、フランスを代表するラグジュアリーブランドです。2016年にクリエイティブ・ディレクターとしてアンソニー・ヴァカレロが就任、シルエットの美しさや立体的なデザインで多くの支持を集めています。

ライダースジャケット・シャツ・パンツ・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイアンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ライダースジャケット・シャツ・パンツ・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイアンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

エレガンスなファッションが好きな人でも、ひとつはそろえておきたい黒のライダースジャケット。こうしたユニセックスなスタンダードアイテムこそ、信頼ブランドの定番が力量を発揮するもの。上質なラムレザーは着るほどに体になじみ、しなやかさが増して、いい女の代名詞のような風格が現れる。パンツに合わせるなら、インナーはフェミニンなシャツに。また女らしいタイトスカートや、しなやかなロングスカート、ワンピースなどとも好相性で、思いのほか着こなしの幅が広いのも魅力です。

サンローランってこんなブランド>>

【9】アニオナ

イタリアの高級布地ブランドとして創業し、ウィメンズのラグジュアリーブランドとしてハンドメイドの技術とエフォートレスな着心地を実現しているラグジュアリーブランド、アニオナ。2015年にクリエイティブ・ディレクターにサイモン・ホロウェイが就任。モダンでありながら、ピュアでリラックスしたスタイルへと進化を遂げています。

カシミアウールのコート・シャツ・パンツ・ベルト(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス(ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店〈アイアム バイ イレアナ・マクリ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2019年
カシミアウールのコート・シャツ・パンツ・ベルト(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス(ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店〈アイアム バイ イレアナ・マクリ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2019年

上質の天然素材で知られる、ブランドならではのトレンチコート。シャツのように薄く艶やかな織地で、今どきのビッグシルエットが風に舞うように、爽やかな印象を刻んで。

アニオナってこんなブランド>>

【10】マックスマーラ

キャメルコートをはじめとする上質で実用的なアイテムで、世界中のキャリア女性たちの支持を集めているマックスマーラ。1951年に創業、ブランドを象徴するアイコンコート、「101801」などの上質で実用的なプレタポルテを展開する、イタリアを代表するラグジュアリーブランドです。

コート・パンツ・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈エス マックスマーラ〉)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious11月号』小学館、2018年
コート・パンツ・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ニット(マックスマーラ ジャパン〈エス マックスマーラ〉)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

こちらは、マックスマーラのハイエンドなコレクション『マックスマーラ アトリエ』のコート。手縫い仕上げのダブルフェース生地「ドッピオ・アプリービレ」にウォッシュ加工を施し、フェルトのようなふくらみをもつテクスチャーに。驚くほどの軽さと暖かさを実現。ボタンレスの、量感のあるシルエットを颯爽とはおってエレガントに。

マックスマーラってこんなブランド>>

【11】ステラ マッカートニー

ロンドン生まれのSTELLA McCARTNEY(ステラ マッカートニー)が手がけるコレクションブランド。リアルレザーやファーを使わない商品づくりや、アディダス(adidas)とのスポーツウエアのコラボレーションなど、斬新な取り組みを行い、多くの女性の支持を集めています。

カーディガン・ニット・パンツ・バッグ(ステラ マッカートニー ジャパン)ネックレス(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
カーディガン・ニット・パンツ・バッグ(ステラ マッカートニー ジャパン)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

リアルファーを使わなくても、ふわもこ素材のパッチワークカーディガンで、グレージュがこんなにも幸福感に満たされる! グレーのパンツでシックに引き締めたら、こっくりとしたキャメルを大ぶりなバッグで投入。インパクトのあるピンクゴールドのボールネックレスで、ゴージャスな艶を添えたい。表情豊かなコーディネートが可能なグレージュは、やっぱり大人に許された特権。

ステラ マッカートニーってこんなブランド>>

【12】トッズ

アイコンであるドライビング・シューズ、「ゴンミーニ」でその名を知られているイタリアのレザーグッズ・ブランド、トッズ。家族経営の小さな靴工房からスタートし、現在では故ダイアナ妃などのロイヤルファミリーをはじめ、世界中の人々に愛されているこのラグジュアリーブランドです。

バッグ『D スタイリング』スモール・靴『ゴンミーニ』 / ともにPrecious15周年記念コラボ商品・シャツ・パンツ・ネックレス(トッズ・ジャパン)、ピアス・リング(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
バッグ『D スタイリング』スモール・靴『ゴンミーニ』 / ともにPrecious15周年記念コラボ商品・シャツ・パンツ・ネックレス(トッズ・ジャパン)、ピアス・リング(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

ダークブラウンのシャツ×ピンクのレザーパンツ、春らしい配色で更新したカジュアル。そこに繊細な配色のバッグとダークパープルに染め上げたパイソンのフラット靴で、優しい奥行きとリッチな迫力を演出。

トッズってこんなブランド>>

【13】ファビアナフィリッピ

世界でも有数のニットの生産地で知られる、イタリア・ウンブリア地方で1985年に誕生したのが、ファビアナフィリッピ。高いハンドメイド技術とカシミアを中心とした上質な素材、洗練されたデザインを融合する「メイド・イン・イタリー」ブランドです。

コート・ブラウス・パンツ・ネックレス(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、帽子・靴/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious10月号』小学館、2019年
コート・ブラウス・パンツ・ネックレス(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、帽子・靴/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious10月号』小学館、2019年

その魅力は、ベージュからグレーまでの繊細なニュアンスを帯びたシックカラーと、異素材ミックスによって一枚で奥行きのある着こなしがかなうアイテムにあり。​ご紹介するコーディネートも、まさにその技術力が生かされたアイテムで構成されています。

辛口のチェスターコートを大人の女性が選ぶなら、ふんわりと体を包むソフトな質感と優しい色調を選びたい。素材は贅沢なピュアカシミア。ダブル合わせのボタンは、目立たないスナップ式になっていて、はおってもよし、フロントを留めてもよし。背中はボールチェーン(ルーチェ)付きの幅広のベルトがアクセントとなり、後ろ姿もかっこいい! グレージュのワイドパンツで、全体を淡色トーンでまとめたら、白のタートルブラウスをインナーに、襟元をすっきり見せて、抜け感を。

ファビアナフィリッピってこんなブランド>>

【14】ジル・サンダー

1978年、ヘイドメリー・ジリーン・サンダーによって設立されたジル・サンダー(Jil Sander)。愛称の「ジル」を由来としたブランドは、ミニマルでシンプルなイメージで、感度の高い女性たちを魅了し続けています。

スカート・シャツ(オンワードグローバルファッション〈ジルサンダー ネイビー〉)、イヤリング・ブレスレット・リング(フレッド)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
スカート・シャツ(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー ネイビー〉)、イヤリング・ブレスレット・リング(フレッド)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

ご紹介するのは、都会的なカジュアルを提案するライン「ジル・サンダー ネイビー」のもの。かすかに艶を含んだコットンやすそのデザインの遊びが、スタイリッシュなネイビースカート。このかっこよさをより際立てるのは、ハリ感がきりっとしたシルエットをつくる光沢カーキシャツ。シャツのボタンは上まで留める着方が今の気分。

ジル・サンダーってこんなブランド>>

【15】ebure(エブール)

2017年春よりスタート、これまで「ADORE」や「BODY DRESSING」などを手掛けてきた酒井典子さんがディレクションを務め、ゆったりとしたつくりのコートやワンピース、絶妙な丈のパンツやスカートに多くのファンを得ているブランドが、エブールです。

コート・ニット・パンツ(ebure)、ピアス(チェリーブラウン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious3月号』小学館、2019年
コート・ニット・パンツ(ebure)、ピアス(チェリーブラウン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious3月号』小学館、2019年

自然なシワ感が特徴的な、ライトベージュのコットン混リネンのコートは、ワンピースに近い印象もある、一枚でさまになるデザイン。

ebure(エブール)ってこんなブランド>>

【16】アクリス

アクリスは19世紀からテキスタイルの街として栄えたスイス・サンガレンに、縫製工房として創業したアパレルブランドです。創業者の孫である現在のデザイナーの下、高級クチュールメゾンに成長。これ見よがしではなく、上品に際立つコートやワンピースなどを中心に、大人の理想のシンプル・ラグジュアリーをかなえてくれます。

ブラウス¥129,000・パンツ¥109,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス¥110,000(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、ネックレス¥38,000(ラリック ジャパン)、バッグ¥179,000(JIMMY CHOO)、靴¥91,000(ジャンヴィト ロッシジャパン)
ブラウス¥129,000・パンツ¥109,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス¥110,000(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、ネックレス¥38,000(ラリック ジャパン)、バッグ¥179,000(JIMMY CHOO)、靴¥91,000(ジャンヴィト ロッシジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2019年

ほんのりと肌が透ける軽やかブラックブラウスと、遠目にも着映えるハイウエストパンツ。鮮やかな朱色のパンツは、着こなしに変化と大人のムードを加えてくれる、この秋重宝するアイテムです。しなやかなシルクの黒ブラウスとなら、強くなりすぎず、辛口なエレガンスが生まれます。

アクリスってこんなブランド>>

【17】ヴァレンティノ

ヴァレンティノは、1960年にイタリア・ローマで創業、エレガントで洗練された女性像を提案し続ける、イタリアを代表するラグジュアリーブランドです。創業者ヴァレンティノ・ガラヴァーニの名前が冠されたバッグやシューズラインは、特にスタッズモチーフが世界的に著名で、多くのファッショニスタに愛されています。

ヴァレンティノのブラウス・スカート・ヴァレンティノ ガラヴァーニのバッグ(ヴァレンティノ ジャパン)、イヤリング・ネックレス(カルティエ) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ヴァレンティノのブラウス・スカート・ヴァレンティノ ガラヴァーニのバッグ(ヴァレンティノ ジャパン)、イヤリング・ネックレス(カルティエ) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

身ごろからそでまでたっぷりととったプリーツが、しぐさに沿って美しく揺れる姿は、惚れ惚れとするほどドラマティック。円形の生地を型とともに放射状にプレスしてプリーツをつくった、「プリゼ ソレイユ」はヴァレンティノの新たなテクニック。透け感のあるシルクジョーゼットがボルドーを軽やかに見せて。

ヴァレンティノってこんなブランド>>

【18】エルメス

1837年に創業、馬具やシルクのスカーフ、バッグやジュエリー、ウォッチetc、幅広い分野に熟練の職人を抱え、丹精込めた物づくりを行うことで世界的に名をはせるラグジュアリーブランド、Hermès(エルメス)。

カシミアのコート・ピアス・シルクのスカーフ・グローブ(エルメスジャポン) 撮影/下村一喜 BY:『Precious10月号』小学館、2019年
カシミアのコート・ピアス・シルクのスカーフ・グローブ(エルメスジャポン) 撮影/下村一喜 BY:『Precious10月号』小学館、2019年

驚くほど軽くしなやかで、むだを省いたデザインのコートは、上質シンプルを極めたダブルフェースカシミアのよさが堪能できる一着。縫い目を極力目立たせない繊細な手仕事は、‘エルメスならではのマジックのよう。グレーでまとえば上品な女らしさも際立って。

エルメスってこんなブランド>>

【19】エミリオ・プッチ

1947年、『ハーパス・バザー』誌で発表したデザイン性の高いスキーウエアが注目され、デザイナーとしてのキャリアをスタートしたエミリオ・プッチ。ラグジュアリーな生活から生み出された、革新的なデザインや代名詞となっているプリントが世界中でファンをつかんでいます。

ニット・パンツ(エミリオ・プッチ ジャパン)、靴(JIMMY CHOO)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、椅子(hhstyle 青山ショールーム〈ClassiCon〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ニット・パンツ(エミリオ・プッチ ジャパン)、靴(JIMMY CHOO)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、椅子(hhstyle 青山ショールーム〈ClassiCon〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

ご紹介するのは、ほんのりスモーキーで、絶妙なニュアンスのあるペールピンクのパンツを主役にしたコーディネート。ごくシンプルな黒タートルを合わせ、シャープに引き締めれば、甘いだけではなく洗練された大人の表情で着こなせます。

エミリオ・プッチってこんなブランド>>

【20】グッチ

「ホースビット」や「バンブー」など多くのアイコンバッグを持つ、フィレンツェ発のラグジュアリーブランドGUCCI(グッチ)。ロマンティックな女らしさを秘めたワンピースやジャケット、シューズ、バッグなどで世界的に著名なブランドです。

ワンピース・ベルト・イヤリング・リング/人さし指・中指・バッグ (グッチ ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ワンピース・ベルト・イヤリング・リング/人さし指・中指・バッグ (グッチ ジャパン) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

鮮やかなグリーンのワンピースは、ハリのあるシルクツイル素材。トップスにはラッフルがあしらわれ、スカートはプリーツに…と表情豊かなワンピースは、存在感のある黒ベルトでマークして辛口に仕上げて。

グッチってこんなブランド>>

【21】シャネル

1910年、ガブリエル・シャネルがパリでスタートさせたラグジュアリーブランド。このうえなくエレガントで、それでいて機能的なチェーンバッグやジュエリーなどを次々と発表。時代を超えて受け継がれるエレガンスと風格は、世界中の女性たちの常に憧れの的となっています。

バッグ・ジャケット・コンビネゾン・ネックレス・ブレスレット(シャネル) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
バッグ・ジャケット・コンビネゾン・ネックレス・ブレスレット(シャネル) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

心ときめかずにいられない、シャネルから届いた「かごバッグ」。優雅なビーチでのピクニックをイメージしてつくられた、バニティ型のデザインは、ハンドメイドの籐編みとパテントの「CCロゴ」の組み合わせが新鮮な表情を運んで。ライニングにはベージュの上質なシープスキンを使用。時を超えて愛用し続けられる、ラグジュアリーな風格も魅力に。

シャネルってこんなブランド>>

【22】ディオール

1946年にパリで創業したクリスチャン・ディオール。オートクチュールだけでなくバッグやジュエリー、ウォッチ、コスメティックス、テーブルウエアなど幅広い分野で、「女性らしさ」「真のレディとは」を表現し続ける、フランスを代表するラグジュアリーブランドです。

バッグ『トロント モンテーニュ』・「バー」ジャケット・Tシャツ・スカート・イヤリング(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious6月号』小学館、2019年
バッグ『トロント モンテーニュ』・「バー」ジャケット・Tシャツ・スカート・イヤリング(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious6月号』小学館、2019年

軽く快適な着用感で進化した「バー」ジャケットは、Tシャツとチュールスカートでエアリーに着こなすのが気分。表情豊かに仕上げた最旬ニュールックに「ディオール オブリーク」キャンバスの『トロント モンテーニュ』バッグを合わせて、チャーミングなこなれ感を演出。

ディオールってこんなブランド>>

【23】ドルチェ&ガッバーナ

ドルチェ&ガッバーナはシチリアンレースのワンピースなどで知られ、セクシーなグラマラススタイルを提案し続けてきた、イタリアを代表するラグジュアリーブランドです。

ニット・シャツ・スカート・靴(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年
ニット・シャツ・スカート・靴(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年

おしゃれ心を満たす、繊細なレースをあしらったドット柄スカートに履き口浅めのポインテッドトウパンプスでセクシーさを加えて。パンプスはやわらかな手触りのスエードに、「DG」のレタリングを模した芸術的なデコレーションロゴをトッピング。深みのあるシックなミディアムグレーは濃すぎず薄すぎず、懐の深い色調。

ドルチェ&ガッバーナってこんなブランド>>

【24】フェンディ

フェンディはバッグと毛皮専門のアトリエとしてスタートし、イタリア・ローマに第一号店を構え、職人技とウィットに富んだ創造性を発揮し、レザーグッズやプレタポルテをつくり続ける、イタリアを代表するラグジュアリーブランドです。

ジャケット・スカート・ブレスレット・バッグ・スニーカー(フェンディ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious6月号』小学館、2019年
ジャケット・スカート・ブレスレット・バッグ・スニーカー(フェンディ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious6月号』小学館、2019年

涼やかな透け感を楽しむジャケットに、レザーのタイトスカートというモダンでフェミニンな組み合わせ。いつもならパンプスで仕上げるところを、今年はスニーカーを投入するカジュアルセンスが素敵。インパクトのあるボリュームソールでも、肌なじみのいい上品なベージュトーンだから挑戦しやすく、脚も長く見えます。

フェンディってこんなブランド>>

【25】ブルネロ クチネリ

イタリアの小さなソロメオ村から、世界最高水準のカシミヤ製品を発信するラグジュアリーブランド、ブルネロ クチネリ。地域や働く人々の尊厳を守る“人間主義的経営”から生み出される、品質やデザインは、世界中の多くの人々を虜にしています。

シャツ・ロングスカート・ネックレス・バングル・ブレスレット・靴(ブルネロ クチネリ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
シャツ・ロングスカート・ネックレス・バングル・ブレスレット・靴(ブルネロ クチネリ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

女性の美しさには芸術的な感性が不可欠。観るだけでなく、聴くだけでなく、自ら「アートする」ことで、感性を豊かに磨き上げたい。シャツのそでをまくり、お気に入りのネックレスを身につけ、ロングスカートをさりげなくデイリーに着こなす。女流画家や音楽家のように、アイコニックな自分のスタイルを創り上げることも、「新エレガンス」を探る道に。

ブルネロ クチネリってこんなブランド>>

【26】プラダ

イタリア・ミラノ発祥のPRADA(プラダ)は、アパレルから靴、バッグ、アクセサリーまで幅広く手がけるクリエイティビティあふれるラグジュアリーブランドです。創業者の孫娘であるミウッチャ・プラダがその精神を引き継ぎ、ナイロン生地を使用したバッグなど、世界的に認められるアイテムを多数つくり続けています。

スカート・ニット・シャツ・バッグ・靴(プラダ) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
スカート・ニット・シャツ・バッグ・靴(プラダ) 撮影/黒沼 諭(aosora) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

ゆるやかに広がるソフトAラインスカートが、さりげないのにハッと目を引く印象の決め手。ふんわりしすぎないソフトなボリュームから、知的な女らしさが醸し出されて。シャイニーベージュのシルクサテンは、きれいなラインを形づくる適度な厚みのダブルフェース。すそにあしらわれたリボンが可憐さを添えて。

プラダってこんなブランド>>

【27】ボッテガ・ヴェネタ

イタリア語で「ヴェネトの工房」を意味するラグジュアリーブランドBOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)。ヴィチェンツァの工房に受け継がれてきたクラフツマンシップが、メッシュ編みの「イントレチャート」など、高い技術力を誇る製品の作成を可能にしています。

バッグ・スカート・靴・ニット(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年
バッグ・スカート・靴・ニット(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

シンプルなブラックコーディネートに、ブロックチェックのようなマキシイントレチャートが軽快。丹念に編まれたナッパなので、驚くほどしっかりとしていて、スマートなボックス型。中にレザーのポーチ付き。

ボッテガ・ヴェネタってこんなブランド>>

【28】ランバン

1889年創業、最も歴史のある、現存するフランスのドレスメーカーLANVIN(ランバン)。ランバンの手にかかれば、シンプルなドレスもとにかくシック、優美で上品。成熟した大人でなければ着こなせない、けれど、そでを通せばだれもが淑女になりうる。それがランバンの魅力です。

ブラウス・パンツ(ランバン ジャパン) 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ブラウス・パンツ(ランバン ジャパン) 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

見た目の優雅さとは違い、ブラウスの着用感は意外にもさらりと快適。ストレッチ性を備えた細身の黒パンツは、足首がのぞく丈が軽やかな知性を表現。これぞ、女らしくてかっこいい着こなしの最旬本命! 

ランバンってこんなブランド>>

【29】ルイ・ヴィトン

レザーグッズからプレタポルテ、シューズ、機械式時計など、幅広い商品展開を行う世界的なラグジュアリーブランド、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)。貴族の旅行鞄職人だった初代ルイ・ヴィトンが旅用のハードケースを手がけたことから始まり、モノグラムやダミエなど、独自の柄を施したレザーグッズへと展開。

バッグ・ニット・スカート・時計(ルイ・ヴィトン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年
バッグ・ニット・スカート・時計(ルイ・ヴィトン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

L字のクロージャーをツイストして、Vと重なったときにオープンできる、楽しい仕掛けで評判のバッグ『ツイスト』。清新な白のエピ・レザーやブルーのレザーが編み込まれたチェーンハンドル、赤いショルダーストラップと、細部にいたるまでオリジナリティが満ちて。

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【30】ロロ・ピアーナ

イタリア発のテキスタイル&ヤーンメーカーLORO PIANA(ロロ・ピアーナ)は、ビキューナ、ベビー・カシミヤ、ウールといった素材の最高品質を用いたアパレルウエアを作成、世界中のセレブリティに愛されています。これらの素材に関して、原産地を大切にしているラグジュアリーブランドでもあります。

コート・ワンピース・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)ピアス・リング(ポアレ ジャポン) 撮影/土屋文護(TRON) BY:『Precious10月号』小学館、2019年
コート・ワンピース・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)ピアス・リング(ポアレ ジャポン) 撮影/土屋文護(TRON) BY:『Precious10月号』小学館、2019年

ロロ・ピアーナのカシミアのダブルフェースのコートも、今季惹かれるたっぷりロング丈に。選び抜かれた極上のカシミアを用い、縁どりは艶めくシルクサテン。流れるようなストレートシルエットを控えめなドロップショルダーが際立て、まとうだけで優雅なたたずまいにしてくれます。この冬は、美しいキャメルベージュを生かし、ワントーンにまとめて着こなすのが素敵。

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