Max Mara(マックスマーラ)の歴史
創業者:アキーレ・マラモッティ
創業地:イタリア/レッジョ・エミリア
創業年:1951年。ブランドを象徴するアイコンコート、「101801」などの上質で実用的なプレタポルテを展開する、イタリアを代表するラグジュアリーブランド。
![創業当時のマックスマーラ本社](/mwimgs/a/0/-/img_a0e1f913e81f3990832cd6a11cb598e3298062.jpg)
キャメルコートに代表されるエレガントなアイテムで、世界中のキャリア女性たちの支持を獲得
創業当時のエピソード
![創業当時の製品](/mwimgs/f/f/-/img_ff40b986440d1f66cb04a8129510e5e7223101.jpg)
アキーレ・マラモッティがイタリアのレッジョ・エミリアで創業。曾祖母はオーダーメイドの高級婦人服店を経営、また、母はテーラリングと縫製技術を教える学校を設立するなど、アキーレは常にファッションと密接な関係にある家系に生まれました。
そこで培われた優れたビジョンと卓越したビジネス感覚により、彼はコートに特化したファッションビジネスの展開を思い立ちます。そして、当時最も洗練されていたフランスのオートクチュールにインスパイアされたコートをデザインし、革新的な技術を用いてプレタポルテ(高級既製服)の工場生産を開始。当時のイタリアの「ファッションは手仕事によるもの」という認識を覆し、新たなファッションビジネスを実現しました。
ファーストコレクションでは、キャメルコートやゼラニウムレッドのスーツなど、オートクチュールを彷彿とさせる洗練されたアイテムを数多く発表。以後、上質で実用的なプレタポルテを展開するラグジュアリーブランドとして、イタリアのみならず世界中の働く女性たちに支持され続けているのです。
なお、ブランド名である「Max Mara(マックスマーラ)」は、アキーレに関する言葉を掛け合わせた造語。彼の幼少期のニックネームであり、パワフルな女性をイメージさせる言葉でもある「Max(マックス)」と、ファミリーネームの「Maramotti(マラモッティ)」によるものだと言われています。
ブランドの転機
![タイムレスなコート「101801」](/mwimgs/2/0/-/img_201a33fdbf7ca4428999f0d3ca5890e1133491.jpg)
1981年に、アンヌ・マリー・ベレッタによりマックスマーラを象徴するウールカシミア製のコート「101801」が誕生。艶やかな生地と大ぶりなカラーで圧倒的な存在感を放つ「101801」は、発売されるやいなやセレブリティやスーパーモデルたちの間で人気に火が付き、多くのキャリア女性たちをも虜にしたのです。
このタイムレスなコートは、デビュー以来カッティングやサイズ感などのデザインがほぼ変わることなく現在まで受け継がれており、イタリアが世界に誇る繊細なクラフツマンシップのシンボルとなっています。
ブランドのアイコン・定番アイテム
![タイムレスなコート「101801」](/mwimgs/4/e/-/img_4ed2c2ea8cca34374743d6c573ca479e100148.jpg)
![マニュエラコート](/mwimgs/0/0/-/img_0029f0bda5a3ed78379e9567bc1b42b1110574.jpg)
ブランドを愛用するセレブリティとエピソード
![マックスマーラのコートを着たキャサリン妃(ケンブリッジ公爵夫人)©Shutterstock/AFLO](/mwimgs/a/0/-/img_a0b2dba6af61055493dc97930abedd91148839.jpg)
イギリスのキャサリン妃(ケンブリッジ公爵夫人)は、マックスマーラのコートを公務やプライベートで度々着用。ノーブルな雰囲気を醸し出す、女性らしいエレガントなデザインのマックスマーラのコートは、公式な場での着用にもふさわしいクラス感を与えています。
ブランドの現クリエイティブ ディレクター
![クリエイティブ・ディレクターのイアン・グリフィス](/mwimgs/4/9/-/img_492e2c2c48ca53333b8120053515b251121213.jpg)
クリエイティブ・ディレクターのイアン・グリフィスはイギリス出身。マンチェスターでアートやデザインを学んだのちに、イギリスの名門・ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の修士課程に進学しました。RCAでのプロジェクトのひとつであったマックスマーラ主催のコンクールで優勝し、1987年の卒業と同時にデザイナーとしてマックスマーラに入社。以来、「ウェアラブルなモダンクラシック」「控えめなラグジュアリーと知的なデザイン」というマックスマーラの哲学を体現し続けています。