【目次】
基本編!大人のヘアアレンジ【2選】
\大人のポニーテール3つのポイント/

- トップに逆毛を立ててボリュームと高さを出す。
- 結ぶ位置は耳上から指2本分上が目安。
- 毛先をカールして艶とまとまり感を出す。
「大人のポニーテール」の作り方

■:アレンジ方法
トップにボリュームを出し、毛先に艶と動きを出すことで、シンプルなポニーテールが、知的で清潔感が漂うスタイルにバージョンアップされます。きちんと下準備したぶん、髪をまとめるときは手グシでザクッとまとめることが、ラフさやこなれ感を生み出す秘訣です。
STEP1:前髪の後ろ~後頭部を3つにブロッキングし、逆毛を立てる

- まずは太めのヘアアイロンで、髪の中央から毛先にかけて、挟んでスッと引っ張るようにして毛先を軽くカールする。こうすることで、髪に艶が蘇ります。
- 前髪の後ろから後頭部までを3ブロックに分ける。根元から10cmくらいまでハードスプレーをかけ、上下に何度かコームを動かし、逆毛を立てていきます。
- 後ろから前のブロックへと順に逆毛を立てていき、いちばん後ろの3つめのブロックは逆毛を立てた状態です。こうすることでトップがふんわりとなります。
- 小指を小刻みに左右に動かしながら、ジグザグの分け目をつくる。分け目をはっきりさせないことで、無造作でこなれた雰囲気が生まれます。
STEP2:ボリュームを出した髪を、サイドからひとまとめに

- ふんわりとしたボリューム感を出すために、サイドや襟足の根元に、内側から全体にまぶすようにざっとハードスプレーをかけていきます。
- 髪をまとめる前の下準備が完了した状態。このくらい、立ち上がりやふんわりしたボリューム感を出すことが大前提です。
- 手指を大きく開き、手グシでサイドから後ろへザクッと髪をひとまとめにする。まとめる位置は、耳上の延長線上から指2本分上の位置がベストです。
- まとめた髪を片手で押さえながら、もう一方の手で、トップの毛束を上に引き上げボリュームを出す。形が決まったらゴムで結びましょう。
STEP3:前髪はキープ、トップの毛束を上に引き上げる

- 前髪を毛の流れを生かしながらサイドに流し、ハードスプレーでキープさせる。べったりとタイトにしないのが、 このスタイルのポイントです。
- もう一度、ゴムの結び目を押さえながらトップの毛束を少しつかんで上に引き上げる。高さが出ることで小顔効果も期待できます。
- 結んだ毛の上部から、少し毛束を取って、ゴムを隠すように根本にくるりと巻き付けていきます。
- アメリカピンを、ポニーテールの根元にグッと差し込むようにして、巻いた毛先を留め、ハードスプレーで固定する。ゴムが隠れることで洗練度がアップします。「洗練ポニーテール」の完成。
「大人のシニヨン」の作り方

■:アレンジ方法
ふんわりとフェミニンなシルエットの秘密は、髪を上下に分けること。上下それぞれをまとめることで、全体をキュッとひっつめた感じがなくなり、ラフな雰囲気のシニヨンに仕上がります。一見難しそうですが、ピンでうまく押さえていけば、こなれた感じにまとめることができますよ。
STEP1:アイロンで毛先にニュアンスを出し、髪を上下に分けブロッキング

- まとめた毛先にニュアンスを出すため、アイロンをかけてカールをつけます。
- あごと耳上を結んだ延長線上で、髪を上下に分けてブロッキング。
- 下の部分の髪をひとつにまとめ、時計回りに毛先までねじり上げていきます。
STEP2:ピンをうまく利用して、上下左右の髪を固定&ねじる

- シニヨンを固定するように、周りからピンを差す。ここではアメリカピンを3本使用します。
- ブロッキングしていたトップの髪を下ろし、左右を交差させながら矢印の方向にねじり、上部をピンで留めます。
- トップの髪の左右を交差させてピンで留めた状態は、右端の画像のようなイメージです。
STEP3:ねじった毛先を束に入れ、残りはラフに留めて仕上げる

- トップの髪をピンで合わせた位置から、ねじりながら写真のように上に持ち上げます。
- 中央は、右手をくるっと反転させ円を描いた状能(その後毛先をねじった束の中に入れ込む)。
- ねじって円を描いた部分をピンで留めて固定し、残った毛先をシニヨンに絡めながらラフに留めたら完成です!
「巻かない」ヘアアレンジ【3選】
【1】3ステップでできるツイストアレンジ

■:アレンジ方法
両サイドの髪を3つに分けて、ねじって合わせていくだけ。髪のブロッキングをきちんとすれば、テクニックなしで失敗なく、アクセントのあるまとめ髪が完成します。毛束をとって結び目に巻き付け、ゴムを隠すことで、より洗練された仕上がりに。
STEP1:髪を前後に分け、3つのパートにブロッキング

- 左右の耳のラインから後ろの毛を後ろでひとつにゴムで結ぶ。
- 中央の写真は横から見たところ。
- 左のブロックの髪を、こめかみ上の分け目から前髪に向かって3パートに分けます。後ろの毛束からくるくると外向きにきつめにねじっていき、後ろにまとめた髪の結び目上の位置でダッカールピンで押さえましょう。
STEP2:毛束をひとつずつくるくるとねじり、後ろの髪とまとめる

- 真ん中のパートの毛束をSTEP1と同じようにねじり、押さえておきます。
- 顔周りのパートの毛束も同じようにねじります。
- ねじった3本の毛束を押さえていたダッカールピンを外し、真ん中の毛束と合わせてゴムで結びます。
STEP3:左右を同じようにねじってまとめ、仕上げに毛束をゴムに巻きつける

- 右側ブロックの髪も左側ブロックと同様に3パートに分け、それぞれねじって押さえておきます。
- 左側ブロックと同じく、右側ブロックも真ん中の毛束と合わせ、ゴムでひとつに結びます。
- 後ろにまとめた髪から毛束を少しとり、ゴムを隠すようにくるくると巻き付け、毛先をピンで留めたら完成です!
【2】ひと手間でおしゃれになるひとつ結び



■:アレンジ方法
ハーフアップを仕込んで作るひとつ結び。
「2回に分けて結ぶことで、トップが自然とボリュームアップできます。スタイリング剤をオールバックになじませてから、ハチ上の髪をハーフアップにすると、ふんわり感が出せますよ。ジェルタイプのスタイリング剤をなじませておくことで、潤いとツヤが出るので40代の方にはオススメです。少しサイドに寄せて結ぶと、よりドレッシーな雰囲気に仕上がります」(MATSUさん)
STEP1:スタイリング剤を全体になじませる

STEP2:ハチ上の髪をハーフアップに

STEP3:ひとつにまとめて結ぶ

STEP4:結び目に毛束を巻きつけて留める

STEP5:トップを引き出して整える

ひと手間でボリュームアップ!丸い輪郭を強調しない、簡単「ひとつ結び」
【3】くるりんぱでメリハリを作るハーフアップ



■:アレンジ方法
髪がやわらかく、すぐにペタンコになりやすいモデルさんの髪。
ペタッとつぶれやすい頭頂部は、髪を束ねた部分から毛束を引き出して高さをつくる。後頭部は結び目に毛束を通す「くるりんぱ」でメリハリをつくる。これで、ボリュームのなさを補うことができるそう。ぶきっちょさんでも簡単にできる、ヘアアレンジ術を5つのステップで見ていきましょう。
STEP1:頭頂部の髪をとり、両サイドの耳の先端を結んだラインの高さに結ぶ

STEP2:束ねたゴムを抑えながら、頭頂部の髪を引き出す

STEP3:両サイドの耳の上にかかる髪を束ねてゴムで結ぶ

STEP4:STEP3で束ねた結び目の間から、サイドの髪を束ねた毛束を通す


STEP5:毛束を左右から引っ張り、結び目のゆるみを締める

「仕事」向けヘアアレンジ【4選】
【1】きちんと感を演出する大人シニヨン



■:アレンジ方法
もともとクセのあるモデルさんの髪。実はうねりやクセがあった方が、このまとめ髪アレンジはやりやすいとか。「クセやうねりが、束ねたときの表情になります。逆にストレートな方は、カールアイロンで巻いておけばニュアンスのあるシニヨンに仕上がります」(山岸さん)
STEP1:トップの髪を中間から根元に向かって巻く

STEP2:髪をまとめてポニーテールに

STEP3:結び目を抑えながら頭頂部の髪を引き出す

STEP4:毛束の根元から丸めてアメピンで留める

きちんと感が出せる!貧相にならない大人のシニヨンのやり方4ステップ
【2】明るい印象与えるこなれポニーテール



■:アレンジ方法
「長めのミディアムヘアの場合、結ぶ位置は耳半分の上部分くらいが理想。結ぶ位置を下げすぎるとフェイスラインが野暮ったく見えたり、疲れた印象、おばさん見えに直結します。〝少し高めで元気に見える〟くらいの位置が若づくりに見えない、ギリギリのラインです。あとは、耳周りのボリューム感も大事。耳上が寂しいと、一気に貧相な印象になってしまいます。耳上にボリュームが欲しいときは、毛束をねじるのが一番。その方法をご紹介します」(赤井さん)
STEP1: 耳前と耳後ろで髪を分ける

STEP2: 耳後ろの髪をひとつ結びにする

STEP3: 耳前の髪をねじりながら後ろへ持っていき、毛先をゴムに巻きつける

STEP4: 巻きつけたらピンで留める

STEP5: 後頭部の毛束を引き出す

STEP6: ねじった毛束もゆるっと引き出す

STEP7: 前髪を外巻きにする

【40代×ポニーテール】若づくりに見えない!こなれ感のあるポニーテールのやり方7ステップ
【3】ふんわりウェーブを効かせた技ありアレンジ



■:アレンジ方法
うねりを目立たせないポニーテール成功のカギは、アレンジ前のカールアイロンにあるとか。頭頂部は根元を立たせるように、後れ毛となるこめかみ部分の髪は根元から毛先にかけてフォワードに巻いておくと、仕上がりに差が出るようです。おばさんの引っ詰め髪に見えない、大人のポニーテールをつくる7つのステップをご紹介します。
STEP1:頭頂部の髪の根元を起こすように、カールアイロンで毛先から根元に向かって巻く

STEP2:こめかみ部分の毛束をカールアイロンでフォワード巻きに

STEP3:こめかみから前にある髪ともみあげを残して1つに束ねる

STEP4:ひとつまみの毛束を取り、ゴムの上から巻き付ける

STEP5:結び目を押さえながら、ひとつまみずつ髪を引き出す

オバ見え引っ詰め髪から脱却!後れ毛プラスの大人ポニーテールの作り方
【4】程よいゆるっと感が優雅な、簡単ひとつ結び



■:アレンジ方法
簡単なのに凝った印象に見えるひとつ結び。「後れ毛の出し方」「毛束の崩し方」「後頭部のボリューム感」が、おばさんに見えないひとつ結びを成功させるポイント!さっそく詳細を見てみましょう。
STEP1: 1対2で髪を分ける

STEP2: ハチ上の毛束を左右に分けてねじり、ねじった毛束をツイストさせる

STEP3:ねじった毛束をつまんで崩す

STEP4:ゴムを隠すように毛束を巻きつける

STEP5: こめかみの後れ毛を細く出す

STEP6:耳後ろの後れ毛も引き出す

ロングヘアの簡単ひとつ結び|老け見えしない後れ毛の出し方とは?
「パーティー」向けヘアアレンジ【4選】
【1】大人の女性にふさわしい三つ編みアレンジ



■:アレンジ方法
「頭皮全体を引っ張るように、髪の根元から編んだり巻きこんだりしているので、緩んだフェイスラインがキリッと引き締まるフェイスリフト効果もあります。きちんと感をアピールしたい、フォーマルな席にもおすすめしたいアレンジです」(高橋さん)
STEP1:両耳の上端で髪を上下に分けて、ピンで仮止めする


STEP2:下段の髪をきつめにゴムで束ねる

STEP3:上段のピンを外し、トップの髪を2つに分ける

STEP4:それぞれの毛束を時計方向にねじり、毛束の根元の髪をすくって持っている毛束に加える

STEP5:左右の毛束を交差させる

STEP6:下段の髪を束ねたあたりまで編み込み、ピンで仮止めする

STEP7:最初に編み込み始めた部分の両サイド2㎝ほど毛束を取り、時計回りにねじる

STEP8:残ったサイドの髪を、左右それぞれ時計回りにねじる

STEP9:STEP7の毛束とSTEP8の毛束を1つのピンで仮止めする

STEP10:ゴムとピンを外し、三つ編みにする


三つ編みにするだけで目元も頬も引き締まる!?大人の「リフトアップまとめ髪」
【2】コーム使いで華やぐくるりんぱヘア



■:アレンジ方法
「髪を上下に分けて作ったダブルくるりんぱをひとつにまとめてお団子にし、その上からコームを差し込むだけ。お団子にしただけでも様になりますが、品のあるコームを差し込むだけで印象がエレガントに。こなれ感のあるアレンジ上級者風の仕上がりになります」(寺尾さん)
STEP1:耳上ラインの髪をひとつにまとめてゴムで結ぶ

STEP2: 結んだ毛束に穴を開けて毛先を通す

STEP3: ゴムを持ちながらトップの毛束を引き出す

STEP4: 残りの髪をひとつ結びにして、STEP2と同様にくるりんぱする

STEP5:くるりんぱした耳下の毛束の穴に、上の毛束の毛先を入れる


STEP6:上の毛束と下の毛束の毛先をまとめてゴムで結ぶ

STEP7:結んだ毛先を上のくるりんぱの穴に収める

STEP8:収めた毛先をピンで留める


STEP9:最後にコームを上から差し込む

お団子にコームを差し込むだけ。上品さと色気を併せ持つ、簡単くるりんぱアレンジ
【3】上品さ、清潔感、色気を併せ持つメッシ―バン



■:アレンジ方法
「若い世代のメッシーバンは、お団子の位置が高く、後れ毛も多いのが特徴ですが、今回提案するのは〝崩しすぎない上品なメッシーバン〟。お団子の位置を低くするだけでなく、後れ毛をつくらないことで、きちんと感や大人の清楚さを意識したまとめ髪になります」(小山さん)
STEP1:耳半分から上の髪の毛を結ぶ

STEP2:襟足を左右に分けてSTEP1の上で結ぶ


STEP3:STEP1とSTEP2のゴム回りの毛を引き出す

STEP4:頭頂部の髪を引き出す

STEP5:STEP2で結んだ毛束をねじりながら、お団子にしてピンで留める

STEP6: STEP1で結んだ毛束もねじってお団子にする

STEP7:前髪をアイロンで細かく巻く

40代でも似合うお団子ヘアって?「メッシーバン」のやり方7ステップ
【4】クラシカルな印象を持つギブソンタック




■:アレンジ方法
後頭部の低い位置で髪をまとめる「ギブソンタック」。くるりんぱの応用でつくるお団子ですが、エレガントで上品に仕上がる、カジュアル過ぎないラフさやこなれ感も出せる、と大人の女性たちを魅了しています。やり方を間違えると、「頭でっかちの老けたオバさん」になってしまうギブソンタック。大人の女性にふさわしい、正しいやり方をマスターしましょう。
STEP1: 耳裏からフロント部分の毛束をとってハーフアップに


STEP2: 結んだ毛束をくるりんぱする

STEP3:残した後頭部と襟足の髪をふたつに分ける

STEP4:左右に分けた毛束をくるりんぱの穴に上から通す

GIFアニメーションでチェック!

STEP5:毛先をゴムでひとつ結びにする

STEP6:毛先をもう一度くるりんぱする

STEP7:毛先をピンで固定する

STEP8:耳上の毛束をゆるっと引き出す

STEP9:頭頂部と後頭部の毛束をつまんで引き出す

古臭いオバさんとは言わせない!今っぽい「ギブソンタック」をつくる9ステップ
- TEXT :
- Precious.jp編集部