【目次】
「基本」前髪アップのやり方【5選】
【1】ドライヤーを使って前髪を立ち上げる
「キーワードは“根元から”。根元からの自然な立ち上げを意識してスタイリングすることが大切です。シンプルな髪形なので、スタイリングでは束感とツヤ感をプラスする程度でOK」(AntiOurs シニア エグゼクティブ ディレクター IKEさん)。
根元が立ち上がるように意識して乾かして!
◆STEP1: ワックスを根元から全体に揉み込む
◆STEP2: 前髪をかき上げる
◆STEP3: バランスを見て整える
「最後につけるスタイリング剤は、束感とツヤを出したいならオイル、動きもしっかりつけたいならワックスをチョイス。髪のクセが気になる人は、ストレートアイロンで顔周りだけ軽くのばしてあげても◎」(IKEさん)。
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【2】カーラーを使って前髪を立ち上げる
「根元を起こすようにドライヤーをあて、ワックスを根元部分に、立ち上げるようになじませれば完成です。少しずつではなく、大胆にスタイリングしてください」(natura スタイリスト 内藤新士さん)。
カーラーで巻いたら、あとは大胆にくずすのがポイント
◆STEP1:頭頂部の根元を起こすように4本のカーラーで巻く
◆STEP2:頭頂部の根元をつまむように、ドライヤーをあてる
◆STEP3:トップの毛束を持ち上げるようにワックスをなじませる
「ワックスをなじませる時、なでつけるようにしてしまうと、せっかくのボリューム感が失われる原因に。毛束を持ち上げるようになじませると、根元からふんわり自然に立ち上がりますよ」(内藤さん)。
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【3】ヘアアイロンを使って立ち上げる
ストレートアイロンを投入してボリュームと動きの両方をプラス。まず、先に中間~毛先の動きを。トップにボリュームを出すのはそのあと。順番を逆にしてしまうとスタイリングの途中でトップがつぶれてしまいます。
「ストレートアイロン」で根元をしっかり立ち上げる
◆STEP1:中間~毛先のスタイリングを
◆STEP2:根元を挟んで立ち上げる
「ストレートアイロン」でつくる、大人のふんわりヘア|簡単にボリュームと動きの両方をプラス
【4】ダッカールを使って前髪を立ち上げる
「40代50代になるとどうしても髪にハリコシがなくなってきて、トップがぺったりしがちなので、トップをふんわり立ち上げるひと手間が必要不可欠です。まずはトップの髪を持ち上げるようにアイロンを通し、ダッカールというピンで留めて立ち上がりをつくり、ソフトハード系スプレーでホールド。サイドは自然に巻いてふんわり立体感のあるスタイルに」(Sui OMOTESANDO 副店長 中西雄二さん)。
トップはアイロン×ピン留め×スプレーの3段階でしっかりホールド
◆STEP1:トップの髪は根元から持ち上げるようにアイロンを通し、自然なふんわり感を出す
◆STEP2:サイドは内巻きにワンカール
◆STEP3:分け目をまたぐようにダッカールで留め、ソフトハード系スプレーでキープ
「トップ部分には固まりすぎずに程よくホールド感のあるソフトハード系スプレーを、サイドには毛先を中心にオイルをなじませてしっとりとしたツヤ感を出して」(中西さん)。
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【5】バームを使って前髪を立ち上げる
トップはペタンコにつぶれるのに、毛先は広がってまとまらない…という人におすすめのウエットヘアは、バームとオイルのダブル使い。ブロー後、毛先7cmほどにオイルをつけて広がりを抑えたあと、バームを指先にのばし、ボリュームが欲しいトップ部分をつまめば、理想のトップふんわり&毛先しっとりスタイルが完成。
スタイリング剤W使いでボリューム調整も自在に
◆STEP1:中間〜毛先にオイルを塗布する
◆STEP2:トップをバームで立ち上げる
読者が挑戦!大人女性に似合う【旬のウェットヘア】ショートボブを “トップふんわり&毛先しっとり” に!
ショート~ボブ【5選】
【1】程よいモード感のおでこ出しマッシュショート
「サイドは自然なボリューム感を出したいので、アイロンではなくブローでふんわりと整えていきます。ぺたっとしていると所帯じみて見えがちな分け目は、”ダッカール”というくちばしのような形のクリップを使うのがおすすめ。分け目をまたぐようにして髪をダッカールで10分程度ホールドしておくだけで手軽に、根元から自然な立ち上がりをつくることができます」(kakimoto arms自由が丘クレオ店 スタイリストチーフ 西本寛之さん)。
サイドはカールブラシでブロー、分け目はクリップでホールドして自然な立ち上がりをつくる!
◆STEP1:サイドはロールブラシでボリューム出し
◆STEP2:分け目の立ち上げには”ダッカール”使い
◆STEP3:分け目をまたぐようにしてダッカールで根元をホールドする
◆STEP4:サイドの髪を少し耳にかけて毛量調整を
「スタイリング剤は粘性のあるやわらかめのワックスがおすすめ。流行りのオイルやバームなどウェットなスタイリング剤だとボリュームが出しづらくペタッと見えてしまいがちなので、スタイリング剤はあくまでも軽やかな質感のものをチョイスして」(西本さん)。
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【2】マニッシュなオールバックアレンジ
「頭頂部から後頭部にかけて根元を立たせるようにカーラーで巻いておけば、ボリューム感が出せます。トップがペタンコになりやすい方にもおすすめのスタイルです」(pinceau代表 山岸亜由美さん)。
うねっていても毛量がなくても問題なし! ショートの上品アレンジヘア
◆STEP1:前髪は斜めにリバース巻きにする
◆STEP2:頭頂部から後頭部、両サイドを根元を立ち上げるようにカーラーで巻く
◆STEP3:髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませる
◆STEP4:サイドの髪をなでつけるようにとかす
髪をなでつけるスタイリング剤は「ルベル」の『トリエジューシージュレ 7』(80g ¥1,760)が山岸さんのおすすめ。「ワックスとポマードの中間のような仕上がりになります。いちばんハードな10も人気ですが、7のジュレのほうが毛束が固まりすぎないので使いやすいですよ」(山岸さん)。
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【3】ハンサム&おしゃれ見えなミニボブ
「おさまりがいいスタイルなので、乾かすだけでも自然にまとまりますが、ドライヤー&アイロンのひと手間でよりおしゃれな印象に」(TOAR by grico 店長 スタイリスト バタコさん)。
トップは乾かす際のひと手間でふんわりを、毛先はアイロンで外ハネにしてアクティブに
◆STEP1:トップは根元から立ち上げるように乾かす
◆STEP2:毛先はアイロンで外ハネに
◆STEP3:サイドの毛はバランスを見ながら耳にかけつつ、うしろに流す
「スタイリング剤は全体的にヘアオイルをなじませたあと、手に残ったもので表面を整えるのがおすすめ。もみあげやサイドなど、少しフォルムをキープしたい部分にはミルクバームをプラス」(バタコさん)。
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【4】ふんわりしなやか好感ミディアムボブ
「トップの分け目がくっきりしていると所帯じみた印象に見えがち。まずはトップをふんわりさせるひと手間を。分け目を逆に髪を流してドライヤーの熱をあてるだけで、ふんわり感が出せます。サイドは中間から巻いて程よいボリュームが出るように。巻きっぱなしにせず、巻いたあとはカールをほぐすことでこなれ感が出せます」(SUNVALLEY 店長 タダモトイサオさん)。
トップのふんわり感はドライヤーの熱で。サイドは中間から巻いてボリューム出し。
◆STEP1:トップは分け目を逆サイドに流し、ドライヤーの熱を与えてふんわり感を
◆STEP2:サイドは中間から毛先にかけてざっくりと巻く
◆STEP3:前髪はリバース巻きに
◆STEP4:巻いたカールの丸みをほぐす
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【5】するんとまとまるワンレンボブアレンジ
「洗髪してざっと乾かしただけでも自然にまとまりがでるよう、カットである程度は調整していますが、ブローのひと手間を加えることで、よりふんわり柔らかさが出てこなれた雰囲気に。前髪のみカーラーを使い、自然な立ち上がりをつくることで、トップのぺたんこも気にならなくなります」(ABBEY 取締役 小田嶋信人さん)。
するんとまとまりのいいツヤ髪に仕上がるよう、ロールブラシを使ってブロー
◆STEP1:サイドからバックはロールブラシを使ってブロー
◆STEP2:前髪はカーラーでふんわり柔らかニュアンスに
「スタイリング剤はさらっと軽やかになじみツヤを出すオイルがおすすめ。中間から毛先を中心になじませることで、しなやかにまとまる髪に」(小田嶋さん)。
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ミディアム~ロング【5選】
【1】明るい印象を与える外ハネ前髪アレンジ
スタイリングの最初にブラッシングをして、髪の根元を起こすのがポイント。「オールバックにするように、髪全体をうしろにとかしつけます。これだけで髪の根元が起きるのでスタイリングしやすくなります。スタイリングも長持ちしますよ」(natura 店長 杵淵雅也さん)。
顔まわりの髪を根元から立ち上げ、ふんわり感をつくる
◆STEP1:髪全体をうしろにとかす
◆STEP2:顔まわりの髪の根元にドライヤーを当て、根元を立ち上げる
◆STEP3:カールアイロンで毛先を1カール外ハネにする
「髪の表面や毛先だけスタイリングをしても、長持ちしません。ブラッシングやドライヤーで髪の根元を起こして空気を含ませるようにしておくと、ふんわりとしたシルエットがキープできます」(杵淵さん)。
【2】モード&おしゃれなウェットヘアアレンジ
「鎖骨レングスのミディアムレイヤー。生えぐせが気になるため、オイルベースのグリースを全体になじませてウエットヘアに。うねりや毛先のハネはそのまま生かして」(Belle omotesando 堀之内大介さん)。
うねりを生かすならグリースで濡れ感を
◆STEP1: 大豆1粒分のグリースを取る
◆STEP2: グリースを両手に広げる
◆STEP3: 前髪をかき上げるように塗布
◆STEP4: 中間〜毛先にも塗布する
◆STEP5: ハチ周りをタイトに抑える
梅雨の湿気に左右されず “モード感” を演出する「ウェットヘア」にチャレンジ!
【3】小顔に見せる菱形フォルムの流し前髪アレンジ
「顔周りにレイヤーが入っているので、軽く巻くだけで華やかな動きが出ます。頬より上は外巻き、下は内巻きにして菱形フォルムをつくりましょう」(kakimoto arms新宿店 スタイリスト 野村友理香さん)。
顔周りを巻いて菱形フォルムに!
◆STEP1:根元を起こしてブロー
◆STEP2:ハチ下を内巻きにする
◆STEP3:顔周りとトップを外巻きにする
◆STEP4:ワックスを揉み込む
「全体を内巻きにすると古くさく野暮ったいイメージになってしまいます。外巻きと内巻きを組み合わせることで、顔型をキレイに見せる効果が。外巻きは華やかな印象を与えてくれます」(野村さん)。
【4】モード&スタイリッシュに仕上げるかき上げウエットヘア
全体的にほんのり濡れ感を与えることで、モード感とハンサムさが加味。がっちり固めてしまうと女性らしさが損なわれてしまうので、ジェルをつけすぎず、トップにエアリー感を残すのがコツ。
ジェルを使って顔周りの髪をうしろに流す
◆STEP1:大豆2粒大のジェルをとる
◆STEP2:両手で顔周りの髪をかき上げる
◆STEP3:襟足の内側から手ぐしを入れる
◆STEP4:毛先に手ぐしを入れて外ハネに
大人女性の髪型をモード&スタイリッシュに仕上げる【ウエットヘア】テクニックを公開!
【5】スタイリッシュな洗練カーリーウエットヘア
パサつきが目立ちやすいパーマヘアや巻き髪は、セット力のあるバームを体温で溶かしてから髪にもみ込み「カーリーウエット」に。女性らしいカールや空気感はそのままに、スタイリッシュな洗練をプラスすることができます。
ゆる巻きカールにバームをもみ込んでエアリー感アップ
◆STEP1:アイロンで全体をゆるく巻く
◆STEP2: バームを手の温度で温めて溶かす
◆STEP3: 揉み込むようにバームを塗布する
◆STEP4:トップを指先で軽く抑える
大人女性に似合う髪型【パサつき知らずのしなやかな質感に「カーリーウエット」】スタイリングテク公開!
まとめ髪【5選】
【1】ボリュームアップして見せるひとつ結び
「2回に分けて結ぶことで、トップが自然とボリュームアップできます。スタイリング剤をオールバックになじませてから、ハチ上の髪をハーフアップにすると、ふんわり感が出せますよ」(PearL代表 MATSUさん)。
ハーフアップを仕込むだけ!ふんわりボリュームのあるひとつ結びで、ナチュラル×ドレッシーに
◆STEP1:スタイリング剤を全体になじませる
◆STEP2:ハチ上の髪をハーフアップに
◆STEP3:ひとつにまとめて結ぶ
◆STEP4:結び目に毛束を巻きつけて留める
◆STEP5:トップを引き出して整える
「ジェルタイプのスタイリング剤をなじませておくことで、潤いとツヤが出るので40代の方にはおすすめです。少しサイドに寄せて結ぶと、よりドレッシーな雰囲気に仕上がります」(MATSUさん)。
ひと手間でボリュームアップ!丸い輪郭を強調しない、簡単「ひとつ結び」
【2】ゴムだけで簡単!ハーフアップスタイル
「頭頂部の毛束をバランスよく引き出すことで、頭の形がより綺麗なシルエットに。束感やニュアンスを出すことで、ただ結ぶだけよりも、こなれた印象になります。さりげなくインナーカラーを仕込むと、メリハリ、立体感も生まれ、より今っぽくなりますよ」(LANVERY代表 菅野太一朗さん)。
程よく毛束を引き出したふわゆる感が絶妙。インナーカラーで遊び心も!
◆STEP1: ハチ上の毛束をとってゴムで結ぶ
◆STEP2: 結んだ毛束でくるりんぱ
◆STEP3: ハチ下とこめかみの毛束をとってゴムで結ぶ
◆STEP4: 結んだ毛束を2と同じようにくるりんぱ
◆STEP5:頭頂部の毛束をつまんで引き出す
「くるりんぱの結び目は、ふたつとも同じ高さにするのがポイント。きっちりと結び過ぎてしまうと古臭い印象になってしまうので、程よくゆるく、ざっくりとまとめてください。下準備として、アレンジ前にヘアクリームをなじませるのもおすすめ。髪の内側、根本にもなじませれば、ツヤとまとまりのある印象に仕上がります」(菅野さん)。
使うのはゴムだけ!「くるりんぱ」でつくる、ボブスタイルのハーフアップ
【3】いつものまとめ髪を簡単アレンジ!ウェットヘア
顔周りに多めにおくれ毛を残すまとめ髪は、おくれ毛の根元から毛束感を出すことが、お疲れ顔とは無縁の仕上がりを叶える秘訣に。 根元から毛束感を出すのに活躍するのが、アホ毛用のヘアマスカラ。マスカラのコンパクトなブラシがおくれ毛の根元にフィットし、ペッタリさせることなく、絶妙な毛束感を演出することができるのです。
ヘアマスカラでつくる適度なウエット感があか抜けの鍵
◆STEP1:まとめた髪にオイルをつける
◆STEP2:マスカラでおくれ毛に濡れ感を
読者が挑戦!大人女性に似合う【旬のウェットヘア】ロングヘアを “洗練まとめ髪ウェット” に!
【4】大人女性を美しく見せるひとつ結び
結ぶ高さや全体のフォルム、顔周りのニュアンスが仕上がりの印象を大きく左右するひとつ結び。若づくりに見えないよう低い位置で結び、くずしを加えて立体感とニュアンスを出すことで、シンプルなまとめ髪のなかに洗練や大人の色香が生まれるのです。
ヘアマスカラでつくる適度なウエット感があか抜けの鍵
◆STEP1:大人のまとめ髪はツヤが命!
◆STEP2:分け目をぼかしておく
◆STEP3:束ねる位置は「ぼんのくぼ」!
◆STEP4:おくれ毛を引き出す
◆STEP5:後頭部を引き出し立体感を
◆STEP6:襟足・トップ・耳上を引き出す
◆STEP7:おくれ毛に毛束感を出す
これが【大人女性を美しく見せる「ひとつ結び」完全プロセス】野暮ったく見えないテク大公開
【5】フレッシュ&洗練感が高まるまとめウェットヘア
髪全体にウエット感を出して束ねる「まとめ髪ウエット」は、シンプルなのにきちんと感とモード感を両立。 ノーセットのままオイルをつけて束ねるだけなので、時間がない忙しい朝の切り札にもなります。
オイルをつけて束ねるだけ
◆STEP1:オイルを10滴ほど手に取る
◆STEP2:髪全体にオイルをなじませる
◆STEP3:コームを使ってタイトにまとめる
◆STEP4:おくれ毛をつまんで毛束感を出す
忙しい朝に最適!大人女性に似合う髪型【フレッシュさと洗練感がグッと高まる「まとめ髪ウエット」】
- TEXT :
- Precious.jp編集部