【目次】
「前髪あり」のまとめ髪【7選】
【1】オバさん見えしない!ゆるくまとめる、今っぽ「ハーフアップ」
<スタイリング方法>
■1:髪全体にスタイリング剤をなじませる
■2:髪表面の髪をざっくりと取って結ぶ
■3:ゴムを持って後頭部の毛束を引き出す
■5: こめかみの後れ毛を整える
■6:前髪にもスタイリング剤をつけて束感を出す
「髪を束ねる時は、耳半分が隠れるくらいゆるめにまとめるのがポイント。きっちりまとめ過ぎないことが大切です。こめかみ付近の後れ毛は多めに出したほうが女性らしく仕上がります。広がったりパサついた印象にならないよう、スタイリング剤はしっかりとつけてください」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト・本木亜美さん)
いや〜なくせ毛が「パーマ風」に激変!梅雨時期におすすめのハーフアップアレンジ
【2】「くるりんぱ」で作る!ボリューム感ある上品ハーフアップ
「結び目から髪を引き出しているので、根元から髪を立たせるスタイルよりも、頭頂部のふんわり感が長持ちします。また、彼女は白髪の量が多いのですが、このスタイルは分け目がなく、フェイスラインや地肌が見えにくいので、白髪をカバーすることもできます」(Double副店長・西村光太郎さん)
<スタイリング方法>
■1:頭頂部の髪をとり、両サイドの耳の先端を結んだラインの高さに結ぶ
■2:束ねたゴムを抑えながら、頭頂部の髪を引き出す
■3:両サイドの耳の上にかかる髪を束ねてゴムで結ぶ
■4:3で束ねた結び目の間から、サイドの髪を束ねた毛束を通す
■5:毛束を左右から引っ張り、結び目のゆるみを締める
「くるりんぱをすることで、後頭部にも立体感が生まれます。簡単なアレンジなのに、正面はもちろん、サイド、後ろ姿、どの方向から見てもスタイルにメリハリができるんですよ」(西村さん)
【3】ねじりを加えた華やか「ひとつ結び」
このアレンジのポイントは、潰れやすい頭頂部の髪だけをつまんで引き出しているところ。フロントの髪は引き出さないのが鉄則です。
「日本人の頭の型に多いのが〝ハチ張り絶壁〟。ハチが張っている部分の髪を引き出してしまうと頭デッカチに見えてしまうので、つむじ付近にある頭頂部の毛束だけを引き出して、高さと立体感を出してください。
ひとつ結びの高さは上すぎると若づくりに見えてしまうので、下の方で結びましょう。落ち着いた雰囲気に見せつつ、ねじりを入れて華やかに。40代でも挑戦しやすいアレンジです」(MAGNOLiAデザイナー・KAYOさん)
<スタイリング方法>
■1:耳前とそれ以外の髪に分ける
■2:後ろの髪を束ねてゴムで結ぶ
■3:頭頂部の毛束を細かく引き出す
■4:耳上の髪をふたつに分けてねじる
■5:ねじった髪の毛束を引き出してゴムで結ぶ
■7:ねじった髪を後ろで結んだ髪のゴムに巻きつけて、ピンで止める
「つまんだ毛束の量が多いと頭が大きく見えることも。毛束を引き出すときは〝塩ひとつまみ〟くらいのイメージで、細かく引き出してみてください」(KAYOさん)
オバさんっぽいひとつ結びは卒業!上品で優雅な大人のまとめ髪、これが正解
【4】「後れ毛」が艶っぽいまとめ髪
「後れ毛が一番のポイントですが、髪全体の髪をしっかりと引き出すことも重要です。きっちりとまとまった髪に後れ毛を出しても、魅力的にはなりません。髪全体の髪を引き出し、ラフに仕上げることで、より後れ毛の効果が発揮されます」("MINX銀座店スタイリスト・高橋里奈さん)
<スタイリング方法>
■1: 逆毛を立てて根元から髪を立たせる
■2: 逆立てた髪の根元にスプレーをする
■3: 髪の毛を上下に分ける
■4:こめかみともみあげの後れ毛を引き出す
■5:上の髪の毛をゴムで結ぶ
■6:結んだ上の髪の毛と下の髪の毛をまとめて、ひとつ結びにする
■7:ゴム周りの毛束を引き出す
■8:さらに頭頂部とサイドの髪を引き出す
■9: ゴムに髪を巻きつけてピンで留める
「髪を引き出す時は2段階に分けて。まずはゴム周り、その後、頭頂部とサイドの毛束を引き出します。頭頂部とサイドを引き出す時は、ゴム周りで引き出した毛束と毛束の間の髪をつまんで、引き出すように意識してください。全体のバランスが取れて、おしゃれでこなれた印象になります」(高橋さん)
艶っぽく見える!40代の「後れ毛アレンジ」のやり方9ステップ
【5】お団子と後れ毛がポイント!ゆるっと感が色っぽいまとめ髪
<スタイリング方法>
■1: 襟足で髪をひとつ結びに
■2: 後頭部の毛束をゆるめる
■3: 結んだ毛束の一部をねじる
■4: ねじった毛束をゴムに通す
■5:団子を指で崩す
「下準備として、髪を巻いておくとよりニュアンスのある雰囲気に仕上がります。巻かなくても、アレンジ前にシュシュなどでお団子を作り、髪に動きをつける方法も手間がかからないのでおすすめです」(ZACC raffine スタイリスト・賀山博之さん)
【6】驚くほど簡単な「シニヨン(お団子)」アレンジ
<スタイリング方法>
■1:スタイリング剤を髪全体になじませる
■2:お団子をつくる
■3:後頭部の毛束をランダムに引き出す
■4:残しておいた毛先をお団子に巻きつける
■5: 巻きつけた毛先をゴムの中に入れ込む
■6:耳元の毛束をゆるめる
■7:こめかみの後れ毛を引き出してスタイリング剤をなじませる
「後頭部の毛束をゆるめるとクセやうねり、髪表面のホワつきが目立ちにくくなるので、この時期はしっかりとゆるめましょう。ゴムはシリコンゴムではなく、太く大きいヘアゴムを使用すると仕上がりが安定します。お団子をつくるときに、毛先をあえて逃すとこなれ感がさらにアップ。無造作に仕上げることで、大人らしい涼しい印象になれます」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト・本木亜美さん)
さらにヘアアクセサリーを加えるのもおすすめ!シンプルな「マジェステ」などをプラスすると、いつものアレンジがより華やかに。ぜひ試してみて!
【美容師直伝】驚くほど簡単にできる、梅雨時期に重宝する「シニヨン」
【7】子どもっぽく見えない、大人の「三つ編み」
ハリとコシが失われたエイジング毛が悩みだというモデルさん。「今回は毛束をねじりながら編んでいますが、髪にハリがあってボリュームもある方は、毛束をねじらずに編み込むと膨らみすぎない、適度なボリューム感のある三つ編みアレンジに仕上がります」(FIX-UPメイクアップアーティスト・高橋紀衣さん)
<スタイリング方法>
■1:両耳の上端で髪を上下に分けて、ピンで仮止めする
■2:下段の髪をきつめにゴムで束ねる
■3:上段のピンを外し、トップの髪を2つに分ける
■4:それぞれの毛束を時計方向にねじり、毛束の根元の髪をすくって持っている毛束に加える
■5:左右の毛束を交差させる
■6:下段の髪を束ねたあたりまで編み込み、ピンで仮止めする
■7:最初に編み込み始めた部分の両サイド2㎝ほど毛束を取り、時計回りにねじる
■8:残ったサイドの髪を、左右それぞれ時計回りにねじる
■9:「7」の毛束と「8」の毛束を1つのピンで仮止めする
■10:ゴムとピンを外し、三つ編みにする
「頭皮全体を引っ張るように、髪の根元から編んだり巻きこんだりしているので、緩んだフェイスラインがキリッと引き締まるフェイスリフト効果もあります。きちんと感をアピールしたい、フォーマルな席にもおすすめしたいアレンジです」(高橋さん)
三つ編みにするだけで目元も頬も引き締まる!?大人の「リフトアップまとめ髪」
「前髪なし」のまとめ髪【10選】
【1】「くるりんぱ」で作る!簡単なのに上質感あるハーフアップ
パサつきやすく、すぐにペタッとなってしまうモデルさんの髪。「うねりやすい、クセが強いという方は、髪質をそのまま生かすことができるので、特にこのスタイルはおすすめです」(Rougyヘアデザイナー・江良 栞さん)
<スタイリング方法>
■1:両耳の先端を結んだあたりから髪をまとめ、ゴムで留める
■2:ゴムの結び目の上で、毛束を2つに分けて輪っかをつくる
■3:輪っかに毛束を通す
■4:緩んだ結び目を締めるように毛束を左右に引っ張る
■5:結び目を抑えながら、頭頂部の髪を少しつまんで引き出す
■6:ワックスを両手のひらになじませ、毛先を握ってカールをつける
「うねりやすくクセがあるので、束ねるプロセスから入りましたが、直毛で硬い髪質の方は、カールアイロンで髪の中間から毛先にかけて巻いておくと、アレンジしやすいですよ」(江良さん)
うねりもパサつきも解消!高級感ある「ハーフアップ」のつくりかた
【2】ボリューム不足も解消できる、大人の綺麗め「ポニーテール」
「ひとつまみの毛束を引き出すだけではボリューム感が出にくいので、束ねる毛束の数を増やして、根元から毛量を底上げするといいでしょう」(air-GINZA店長・長門政和さん)
<スタイリング方法>
■1:耳から下、頭頂部の左右と3つにブロッキング
■2:耳から下の髪を1つに束ねる
■3:頭頂部の片側の毛束を1~2回ねじり、2の毛束と一緒に束ねる
■4:残った毛束も同様に1~2回ねじって束ねる
■5:束ねたゴムを抑えながら、毛束をひとつまみずつねじってボリュームを出す
■6:顔まわりの後れ毛はバームなどのスタイリング剤をなじませて束感を出す
「このアレンジは髪がうねって広がりやすい人にも向いています。毛先をカールアイロンなどで巻いておけば、華やかな雰囲気になるので、フォーマルなシーンにも活用できます」(長門さん)
【3】「ねじり」を加えた、こなれ感のあるポニーテール
「長めのミディアムヘアの場合、結ぶ位置は耳半分の上部分くらいが理想。結ぶ位置を下げすぎるとフェイスラインが野暮ったく見えたり、疲れた印象、おばさん見えに直結します。〝少し高めで元気に見える〟くらいの位置が若づくりに見えない、ギリギリのラインです。
あとは、耳周りのボリューム感も大事。耳上が寂しいと、一気に貧相な印象になってしまいます。耳上にボリュームが欲しいときは、毛束をねじるのが一番。その方法をご紹介します」(Joemi by Un amiトップスタイリスト・赤井希望さん)
<スタイリング方法>
■1: 耳前と耳後ろで髪を分ける
■2: 耳後ろの髪をひとつ結びにする
■3: 耳前の髪をねじりながら後ろへ持っていき、毛先をゴムに巻きつける
■4: 巻きつけたらピンで留める
■5: 後頭部の毛束を引き出す
■6: ねじった毛束もゆるっと引き出す
■7: 前髪を外巻きにする
「髪の豊かさ、若々しさを叶えているのが、後頭部の丸いフォルムです。毛束を思い切り引き出して高めにつくるのがポイントです。あとは前髪をリバースすることで、肌の露出が増えて、上品さ、色っぽさも際立ちます。襟足の後れ毛は老け見えの根源なので、不要! 絶対につくらないでください」(赤井さん)
【40代×ポニーテール】若づくりに見えない!こなれ感のあるポニーテールのやり方7ステップ
【4】「後れ毛」がポイント!ニュアンスで差を付ける、大人のポニーテール
<スタイリング方法>
■1: 耳後ろでポニーテールを作る
■2: 結んだ毛束をゴムに巻きつけてピン留め
■3: 3箇所だけ後れ毛を作る
■4: 頭頂部の毛束を引き出す
「後れ毛はこめかみ、耳裏、襟足の3箇所だけ!この3点ポイントを守っていただければ理想の抜け感を作ることができます。爪でつまんで細く引き出すのがポイント。後れ毛が多いと疲れた印象になるので気をつけてください。頭頂部も引き出しすぎると崩れてしまうので、ゆるっとさせるくらいを意識して。この一手間で抜け感だけでなく、頭の形も綺麗に見えます」(ABBEYスタイリスト・小口瑛李奈さん)
「古臭い」「若作り」と言わせない!40代からのポニーテールとは?
【5】「くるりんぱ」でできる、華やか・色っぽポニーテール
「40代のポニーテールは、髪を結ぶ位置によって印象がガラッと変わります。オススメは、耳裏くらいの位置。相手の視線が引き上がり、小顔に見える効果もあります。少し高めに結ぶことで、襟足の後れ毛も色っぽい印象に。女性らしさと小顔効果、どちらも楽しむことができます」(U-REALMのスタイリスト・瓜生智咲さん)
<スタイリング方法>
■1: 耳上の毛束を後ろで結ぶ
■2:結んでいない襟足の毛束を1の上からひとつ結びにする
■3:2で結んだ毛束をくるりんぱする
■4:ねじりができた部分の表面をつまんで引き出す
■5:後頭部の毛束を指で引き出す
「毛先をひっぱりすぎると髪がつぶれてしまうので要注意。後頭部の髪を引き出すときは、頭の型が丸くなるように意識しましょう。後頭部が凹んでいるとバランスが悪いので、絶壁の場合は後頭部に丸みをプラスするような気持ちで引き出してみてください」(瓜生さん)
脱地味!脱若作り!40代ポニーテールは「くるりんぱ」と「後れ毛」が成功ポイント
【6】ハーフアップを仕込むだけで、「ひとつ結び」もふんわりドレッシー!
代官山の美容室・PearLの代表、MATSUさんが提案してくれたのは、ハーフアップを仕込んで作るひとつ結び。
「2回に分けて結ぶことで、トップが自然とボリュームアップできます。スタイリング剤をオールバックになじませてから、ハチ上の髪をハーフアップにすると、ふんわり感が出せますよ」(MATSUさん)
<スタイリング方法>
■1:スタイリング剤を全体になじませる
■2:ハチ上の髪をハーフアップに
■3:ひとつにまとめて結ぶ
■4:結び目に毛束を巻きつけて留める
■5:トップを引き出して整える
「ジェルタイプのスタイリング剤をなじませておくことで、潤いとツヤが出るので40代の方にはオススメです。少しサイドに寄せて結ぶと、よりドレッシーな雰囲気に仕上がります」(MATSUさん)
ひと手間でボリュームアップ!丸い輪郭を強調しない、簡単「ひとつ結び」
【7】大人のひとつ結びは、「後れ毛」の出し方がポイント
<スタイリング方法>
■1: 1対2で髪を分ける
■2: ハチ上の毛束を左右に分けてねじり、ねじった毛束をツイストさせる
■3:ねじった毛束をつまんで崩す
■4:ゴムを隠すように毛束を巻きつける
■5: こめかみの後れ毛を細く出す
■6:耳後ろの後れ毛も引き出す
「後れ毛がまとまっているかも重要。後れ毛が乾燥していたり、ダメージでパサついていると、疲れた印象になってしまうので、ワックスを根元から毛先にしっかりと付けてください。ねじった毛束を引き出す時にルーズに作りすぎると『若作り』になってしまうので、程よく引き出すのもポイントです」(MAGNOLiA Aoyama店のデザイナー・CHINATSUさん)
ロングヘアの簡単ひとつ結び|老け見えしない後れ毛の出し方とは?
【8】ゴム1つでできる、簡単「シニヨン(お団子)」
1分以内にできるアレンジなので、ブローする時間がないときにもササっとできて便利。お団子を作った後の毛束のニュアンスづけが、おしゃれに見せるポイントに。
<スタイリング方法>
■1:髪全体を後ろで低い位置にまとめる。
■2:集めた髪をクルクルとひねりながら、根元に巻き付けてお団子を作る。
■3:巻き付けた毛先を根元に当て、ゴムで結ぶ。
■4:結んだ後は、後頭部、両サイドの髪を少量ずつ引き出し、立体感とニュアンスをプラス。
美容室に行けなくてもOK! ゴム1つでできる「簡単シニヨン」の作り方
【9】上品ヘアの定番「ギブソンタック」(低い位置でまとめるお団子ヘア)
エレガントで上品に仕上がる「ギブソンタック」ですが、やり方を間違えると「古臭いオバさんヘアになってしまう」とMAGNOLiA omotesandoのデザイナー・KAYOさんは言います。
「まずは髪をまとめる位置。後頭部の下の方でまとめてください。位置が高いとトップや後頭部の毛束を引き出したときに頭が大きく膨れたような印象になってしまいます。下の位置にまとめることが、360度どこから見ても頭の型が綺麗に見えるポイントです。
きっちりとまとめすぎないことも重要。耳を出してきっちりと結ぶと一気に老けた印象になってしまいます。トップや後頭部の毛束が引き出しにくくなってしまうので、程よいゆるさを意識してください」(KAYOさん)
<スタイリング方法>
■1: 耳裏からフロント部分の毛束をとってハーフアップに
■2: 結んだ毛束をくるりんぱする
■3:残した後頭部と襟足の髪をふたつに分ける
■4:左右に分けた毛束をくるりんぱの穴に上から通す
GIFアニメーションでチェック!
■5:毛先をゴムでひとつ結びにする
■6:毛先をもう一度くるりんぱする
■7:毛先をピンで固定する
■8:耳上の毛束をゆるっと引き出す
■9:頭頂部と後頭部の毛束をつまんで引き出す
「アレンジの前に、ドライヤーで根元をこするように乾かし、モヒカンラインを立ち上げておくとシルエットに丸みと女性らしさが出ます。あとは全体をランダムにコテで巻き、クリームワックスをなじませておいてください。髪がパサついてまとまっていないと『やつれ感』『疲れた印象』になりかねません。とくにもみあげ、顔まわりの毛束には入念になじませるといいですよ」(KAYOさん)
古臭いオバさんとは言わせない!今っぽい「ギブソンタック」をつくる9ステップ
【10】パーティーにもOK!ヘアピン1つできる「フレンチシニヨン」
ふんわりとフェミニンなシルエットの秘密は、髪を上下に分けること。上下それぞれをまとめることで、全体をキュッとひっつめた感じがなくなり、ラフな雰囲気のシニヨンに仕上がります。一見難しそうですが、ピンでうまく押さえていけば、こなれた感じにまとめることができますよ。
<スタイリング方法>
STEP1: アイロンで毛先にニュアンスを出し、髪を上下に分けブロッキング
■まとめた毛先にニュアンスを出すため、アイロンをかけてカールをつけます。
■あごと耳上を結んだ延長線上で、髪を上下に分けてブロッキング。
■下の部分の髪をひとつにまとめ、時計回りに毛先までねじり上げていきます。
STEP2: ピンをうまく利用して、上下左右の髪を固定&ねじる
■シニヨンを固定するように、周りからピンを差す。ここではアメリカピンを3本使用します。
■ブロッキングしていたトップの髪を下ろし、左右を交差させながら矢印の方向にねじり、上部をピンで留めます。
■トップの髪の左右を交差させてピンで留めた状態は、右端の画像のようなイメージです。
STEP3: ねじった毛先を束に入れ、残りはラフに留めて仕上げる
■トップの髪をピンで合わせた位置から、ねじりながら写真のように上に持ち上げます。
■中央は、右手をくるっと反転させ円を描いた状能(その後毛先をねじった束の中に入れ込む)。
■ねじって円を描いた部分をピンで留めて固定し、残った毛先をシニヨンに絡めながらラフに留めたら完成です!
髪の巻き方と「巻き」を活かしたまとめ髪【4選】
【1】仕事にもOK!さりげなく知的な「巻き髪」の作り方
根元まで巻いたアレンジに比べ、半分の時間で完成するエアリーなスタイル。甘過ぎない雰囲気で、知的なフォーマルなスタイルにもぴったりです。ボリューム不足や薄毛が気になる方も、このアレンジなら気になりません。ただし、巻き過ぎると〝ひと昔前〟の雰囲気になってしまうので、気をつけましょう!
<スタイリング方法>
ポイントは「内巻き&外巻きの交互巻きで程よいボリューム感を実現すること
\動画で解説/
\写真で解説/
■1:髪を上下にブロッキング
■2:下のブロックの毛先をアイロンで内巻き&外巻きと交互に巻く
アイロンで毛先10㎝くらいの毛束をはさみ、内巻きに。次の毛束は外巻きと交互に巻いていきます。
■3:ダッカールを外し、上のブロックの髪も同様に巻く
■4:毛束を指で裂くようにばらす
■5:毛先から中間に向かってワックスを揉み込む
【2】ウェーブが活きる、エレガンスなまとめ髪
【1】でご紹介した巻き髪を活かして、オフタイム用アレンジは、女性らしさがグッと引き立つアップスタイルがオススメ。ひとつに束ねるだけと簡単! スッキリとまとめた髪にサンブラスをかけることで、小顔効果も期待できます。
まとめ髪はキリッと辛口になりがちですが、束ねた後に髪を引き出すと、程よいラフ感が。〝髪が細ってボリューム感がでない〟という悩みも、このスタイルなら一気に解決します。仕事終わりだけでなく、休日やバカンスにも活用できる万能アレンジです。
<スタイリング方法>
\動画で解説/
\写真で解説/
■1:手ぐしで髪を後ろに束ねる
■2:ゴムで結ぶ
■3:毛束を結び目に巻き付ける
■4:トップの毛をランダムに引き出す
■5:毛束の毛先をほぐす
【3】ただの引っ詰めにならない!毛量が多くても「巻き」が映えるポニーテール
「ただコンパクトにまとめるのでは面白くありません。カールアイロンがあれば、毛先の動きで顔を小さく見せたり、うねりを利用して顔周りを華やかに見せることができます」(KAYAK by HONEY デザイナー・小室里奈さん)
<スタイリング方法>
■1:耳から下の髪を毛先だけ内巻きに1カール
■2:耳から上の髪は外巻きに
■3:髪をひとつに束ねる
■4:顔周りともみあげは毛束の中間から毛先にかけて内巻きに
■5:結び目にヘアカフを引っかける
「結び目のゴムを隠すのに、毛束を巻き付けたりクルリンパをしたりしますよね? でもそのひと手間が意外と難しい。ヘアカフは毛束に引っかけるだけなので、ぶきっちょさんでも簡単にゴムを隠せます。毛量が少なくて寂しいポニーテールになってしまう方も、このヘアカフを使うと印象が変わりますよ」(小室さん)
【4】「くるりんぱ+ねじり」で作る!上級者見えする、大人っぽハーフアップ
広がりやすく、ボリュームもあるモデルさんの髪。
「毛束を引き出したラフなアレンジは、広がりやボリュームも生かすことができます。襟足を縛っていないので、サイドの短い毛が落ちてきても、馴染んで気になりません」(drive for garden 店長・西川真矢さん)
<スタイリング方法>
■1: サイドの髪を「上」「中」「下」にブロッキングして、「下」→「中」→「上」の順にすべて外巻きにする
■2:後頭部と襟足も「上」「中」「下」にブロッキング。「下」→「中」→「上」の順にすべて外巻きにする
■3: 前髪の毛先も外巻きにする
■4:頭頂部の髪をジグザグにブロッキングしてゴムで結ぶ
■5:結んだ髪をくるりんぱする
■6:頭頂部を引き出してボリュームを出す
■7:サイドの髪をねじりながら後ろに持っていく
■8:ねじった毛束をピンで止める
■9:耳裏の毛束を後ろでまとめる
■10:耳裏の毛束をゴムで縛ってくるりんぱする
「全体的に毛束を引き出してしまうと、ボワッとした印象になってしまうので、毛束を引き出すのは頭頂部だけ。ねじったサイドの毛束や、2つ目のくるりんぱはそのままでキープしてください。全体のバランスを見てもう少したるみが欲しいと思ったら、くるりんぱのゴムを根元に向かってキュッと縛ると、毛束に自然なたるみができますよ」(西川さん)
若作りに見えない!こなれて上品な「40代のくるりんぱ」ヘアアレンジ
不器用でも簡単におしゃれ見え!ヘアアクセを使ったアレンジ【3選】
【1】スクリューピンで留めるだけで、ファッショナブルな「ポニーテール」に!
低い位置でまとめることで、大人の女性でも素敵に楽しめるポニーテールに。毛束を巻き付けることによってゴムを隠しつつ、メタルメッシュのスクリューピンで毛先を留めるだけで一気におしゃれ見え。そして、髪表面の毛束を引き出したり、耳上の髪をピタッとせずに耳に少しかぶせるというひと手間も、こなれた印象に仕上げるポイントです。
<スタイリング方法>
■1:髪全体を後ろでひとつに集める。
■2:集めた髪の耳下から襟足までの髪を取り分ける。
■3:耳の上の髪は上の髪にまとめる。
■4:上半分をゴムで結ぶ。
■5:次に、下におろした髪をひとつにまとめ、上のまとめたゴムの根元に巻き付ける。
■6:巻き付けた髪の毛先をスクリューピンで毛先を巻き込みながら、ゴムに目がけてクルクル回しながら留める。
■7:後頭部、両サイドの髪表面の毛束を少しずつ引き出す。頭頂部を高く、サイドの髪は出しすぎないように、少量ずつ引き出して。
■8:仕上がったら、耳上の髪をすこ少し引き出して、耳の上部分にかぶせて完成。
髪が広がる梅雨時も乗り切れる! スクリューピンを使った「大人ポニーテール」の作り方
【2】毛先にパールを添えて…簡単なのにこなれて見える「シニヨン」アレンジ
毛束を巻き付けることによってゴムを隠しつつ、パールのスクリューピンで毛先を留めることで、簡単なのに本格的なアレンジヘアに見える、とっておきのテクニック。
髪表面の毛束を引き出したり、耳上の髪をピタッとせずに耳に少しかぶせることで、お団子ヘアもこなれた印象に。
<スタイリング方法>
■1:髪全体を後ろでひとつに集める。
■2:集めた髪の耳下から襟足までの髪を取り分ける。
■3:耳の上の髪は上の髪にまとめる。
■4:上の髪の毛先は挟んだままゴムで結ぶ。
■5:次に、下におろした髪をひとつにまとめ、上のまとめたゴムの根元に巻き付ける。
■6:巻き付けた髪の毛先をスクリューピンで毛先を巻き込みながら、ゴムに目がけてクルクル回しながら留める。
■7:後頭部、サイドの髪表面の毛束を少しずつ引き出す。斜め後ろ、横から見ても丸みを帯びた後頭部になるように整える。
■8:仕上がったら、耳上の髪をすこ少し引き出して、耳の上部分にかぶせて完成。
劇的にこなれた印象になる! ゴムとスクリューピンだけで作る「簡単シニヨンヘア」
【3】マジェステが上品なアクセントに!和装にも活躍する「 夜会巻き」
毛束をねじってまとめ、ピンで留めるだけではなく、パールのマジェステをプラスすることで、大人もしっくり似合う上品な仕上がりに。
そして、髪表面の毛束を引き出したり、耳上の髪をピタッとせずに耳に少しかぶせるというひと手間も、おしゃれに見せるコツです。
<スタイリング方法>
■1:髪全体を後ろでひとつに束ねる。
■2:束ねた髪をクルクルと下から上向きにねじる。
■3:ねじった根元に指を置き、ねじった毛先を添える。
■4:ねじった根元の髪に毛先の髪をかぶせるように入れ込む。
■5:かぶせた髪と巻いていない右の根元の髪を少量すくい、アメリカピンで横から差し込むように留める。
■6:もう1本のピンで上も同様に、巻いた髪表面と巻いていない右側の髪を、少量ピンですくい留める。
■7:また同様に下の巻いた髪をピンで留める。このとき、下から巻き込んだ毛先が出ているので、巻いた根元に毛先を入れ込み、6と同じように留めて夜会巻きが完成。
■8:仕上がったら、耳上と頭頂部の髪の表面を少しずつ引き出す。
■9:そして、マジェステタイプのヘアアクセサリーをつける。夜会巻きの上にかぶせるようにのせて、マジェステのパールのスティックを差し込む。
■10:最後に、まとめた髪全体のバランスを見て整えたら完成。
湿気で広がる髪対策に!パールのマジェステを使った「夜会巻き」のコツとは?
- TEXT :
- Precious.jp編集部