【目次】
【原因】顔にシミができる理由
◆「メラニン」の蓄積
日中の肌は様々な刺激やストレスを受け、紫外線などの外的ダメージから身を守ろうと、多くのエネルギーを注いでいます。この「努力」が肌を疲弊させ、バリア機能が弱まり、ターンオーバーが乱れてしまうのです。その結果、余分なメラニンが蓄積されて肌表面に色素沈着が生じ、シミやくすみなどの原因にもなります。
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◆「紫外線」による光老化
シミやシワは、特に顔に多く生じますが、その理由は、顔では加齢による老化だけではなく、紫外線により皮膚に炎症が生じることで起きる光老化が進むためです。

フロンティアリサーチセンター 主任研究員
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目の周りはもともと皮膚が薄く、デリケートな部分なので紫外線の影響を受けやすいのです。この部分が焼けるとシミやムラ焼けはもちろんのこと、クマっぽく見えたり、目元全体がくすんだ印象を与えてしまうので、気をつけたいところ。
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◆バリア機能低下による「炎症」
肌が少しでもヒリヒリ、チクチクする場合は、バリア機能が弱くなっているサイン。肌内部では微弱な炎症が起きている可能性があり、これが続くと細胞や組織にダメージを与え、シミやちりめんジワ、くすみ、ハリ&弾力の低下など、肌老化へとつながってしまうこともあるので要注意。

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◆加齢による「老化」
シミやくすみの原因は、紫外線だけでなく、加齢による代謝の鈍り、肌の奥の炎症、酸化、内的ストレスなど複合的。
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皮膚は大切な臓器ですが、内臓と比べると直接命と関わらないので、優先順位が低い。限りある栄養が血流にのって届けられるのは、いちばん最後と考えていい。そのシミもくすみも、原因のひとつは体全体の老化。
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【対策】顔にシミができるのを防ぐ方法
◆「日焼け止め」を塗り、紫外線対策を行う
UVカットコスメは刺激を与えそうだから塗っていない、という人も多いですが、これはNG。紫外線はシミができるだけでなく、コラーゲン線維にも悪影響を与え、シワ、たるみを引き起こします。特にまぶたは美容医療の施術が難しい場所でもあるので、予防するのが最善策。上質ブランドのUVカットコスメなら、刺激に弱い目元にも配慮しているし、フィット感に優れ、流れ落ちにくいので、粘膜に付着しないようになるべく「際」まで塗布を。
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◆日焼けをしたら冷やす、ビタミンCでケア
日焼け直後に肌を冷やすとメラニンを刺激するヒスタミンという神経伝達物質を抑えるので、ひんやりコスメはシミ予防にも効果的。ただ肌を冷やすだけで、血管に刺激を与えて血流を高める“温冷美容”に。
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紫外線を浴びた刺激で新しくメラニンがつくられるまでには48時間かかると言われています。ですので、うっかり日差しを浴びたら、炎症を抑える効果の高いビタミンCで、先まわりするのが得策。ビタミンCは、紫外線ダメージによるたるみやシワの予防にも、高い効果が期待できます。

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◆食べ物で栄養を補給
鉄分
鉄分は、肌の大敵・活性酸素を抑制。たるみやシミ、シワの原因を引き起こす原因を抑えて、肌を整えてくれるので、美肌効果を発揮します。
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ポリフェノール
ポリフェノールは抗酸化作用が強く、老化の原因となる活性酸素の発生を抑制します。シミやシワなど肌の老化を抑える効果も。
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◆美白コスメを使う
室内でも紫外線対策は必要です。紫外線は窓ガラスをおよそ70%も透過します。若干ですが壁や床に反射したぶんも届きます。もしも短時間であってもテラスに出たり外出するのなら、そのときは鉄壁の紫外線対策が必要です。曇りでも晴れの約65%、雨でも約20%、あなどれない紫外線が降り注いでいます。リモートワークでもすっぴんは危険です。シミを濃くしないためにも、新たなシミを増やさないためにも、美白コスメと日焼け止めは絶対に使うべきです。
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【アイテム】シミを予防&ケアするコスメ「10選」
蓄積ジミも濁りもケアする「美容液」【5選】
30代後半以降、シミが増えるスピードが2倍以上になるというデータもあるほど、シミが急増し、そして定着しやすい大人世代。何度も繰り返して現れるシミ、大きくなるシミを消し去るべく、日々研究を続けているメーカーの努力をよく知る美容賢者は、「美白美容液」が私たちの想像を超えて進化していると提言。1本使いきっても思ったような効果が出ない場合も「やっぱりコスメでシミは消えない」と諦めないで。賢者曰く「美白成分はさまざまあり、肌との相性もあるので、Aの成分が効かなくても、Bの成分が効く…ということも考えられる」とのこと。なので、効かないと思ったら違う成分のものに替えてみるのも手。そして、替えるならば当然、パワフルに進化した最新のものを選びましょう。
【1】 ポーラ「ホワイトショット フェイシャルセラム」

肌の炎症により基底層に穴があき ”真皮にまで落ちてしまったメラニン” にまで踏み込むアプローチを実現。真皮からも表皮からもケアし、レーザーでもケアしきれなかったシミ、何度も現れてしまうシミにも対処する。複数の美白成分、美容成分を含みながら、まるで化粧水のようなみずみずしい感触。すばやく浸透したあとはベタつきなくサラすべに。
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【2】シスレー「フィトブラン ル コンセントレ」

植物の力と先進テクノロジーの融合で優れた製品を送り出してきたブランドが、長年のブライトニング研究で着目したのは、手のひらや足の裏の掌蹠部位の白さ。これをコスメに応用したいと開発したのがこちらの美容液。みずみずしい乳液状で、やや多めにつけてもすぐに浸透。イヤなベタつきが残らず、内側からハリが生まれ、もっちりとした肌に。メラニンケア以外にも、肌サビや炎症をケアする成分も含み、赤み色ムラにも対応。
【3】 クラランス「ブライトプラス ブライトニング セラム」

大気汚染の影響を受けた肌はメラニン量が増えて酸欠状態になることに着目。肌細胞の酸欠を解消する天人花果実エキス、美白作用をもつアセロラ種子エキスなど、このブランドならではのパワフルな植物成分入り。コクのある乳液状だが、なじませるとスピーディに浸透する。保湿力が高く、つけてすぐにキメが整うのでメイクのりもアップ。高分子と低分子のヒアルロン酸コンプレックス入りで長時間乾かない肌をキープする。
【4】エスト「G.P.コンディショニングセラム ホワイトニング」

シミ部位では肌の自浄作用が低下し、メラニンの蓄積が加速することを発見。この美容液は肌のリサイクルシステム=オートファジーを活性化させ、循環力を高めてシミが生まれる悪循環を断ち切る作用あり。まるでローションのように使える、みずみずしい感触。スッと心地よくスピーディに肌となじみ、膜感はいっさい残らない。乾燥ダメージから保護し、キメの乱れにも対応するエイジングケア成分もたっぷり。
【5】イヴ・サンローラン・ボーテ「ピュアショット ライトセラム」

安定型ビタミンC誘導体と植物エキスの相乗効果で、過労でくずれた肌バランスを整える効果あり。炎症状態を鎮め、メラニン生成を抑制することでシミを改善。さらに赤み色ムラも解消して透明感が高まる。硬く乾いた肌でもスピーディに浸透するゆるめの感触。肌がもっちりとするほど潤うが、重苦しさのない快適な使い心地。自然に肌色を整える特殊なパール入りで、色ムラ、くすみ、黄ぐすみをカバーする。
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シミにアプローチするスキンケアアイテム【5選】
薬局で買える塗る治療薬は、残念ながら日本にはありません。シミ治療の軟膏は、クリニックで処方してもらうものだけです。とはいえ「安全な分、処方薬と比べて効果は弱いが、きちんと効果が期待できる医薬品的スキンケア」はあります。例えば「ビーグレン」のクリームは、医薬品で定番の、メラニンをつくらせない薬剤ハイドロキノンを配合。「アンプルール」の美容液もハイドロキノン配合です。また塗る医薬品である「トレチノイン」に近い効果が狙えるのがレチノールを配合した「エンビロン」。古い角質を穏やかにはがす作用があるので、ハイドロキノン系の製品と併用するとよいでしょう。「ホワイトショット」と「シナールエクシア」は、1品で総合的に作用してシミを薄くする医薬部外品。使用感がよいことも魅力です。
【1】プロティア・ジャパン「エンビロン C-クエンスセラム1」
メラニンを含む角質の代謝を助けるレチノール誘導体配合の美容液。配合濃度が4段階あり、肌のコンディションでステップアップする美容皮膚科でおなじみのドクターズコスメ。
【2】アンプルール「ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ110」
夜の洗顔後すぐに、シミ部分にたたき込むようにつける、ゲル状集中美容液。ブランド独自の新安定型ハイドロキノン配合で、より安全で効果的な美白を実現したロングセラー。
【3】ビーグレン「QuSomeホワイトクリーム2.0」
独自成分Q(HQ)QuSomRe化ハイドロキノン配合の米国生まれの美白クリーム。必要な成分を肌の奥に的確に届ける革新的技術により、早く安全に安定的に効くという実証データも豊富。
【4】ポーラ「ホワイトショット SXS N」
シミの部分に乗せるようになじませるスポッツタイプ。『ホワイトショット』ならではの美白有効成分ルシノールEXなどの働きで、頑固なシミが薄くなると評判の逸品。
【5】シオノギヘルスケア「シナールエクシア ホワイトメディカルエッセンス」
ビタミンC誘導体、エラグ酸、トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウムの4つの薬用成分を、注目の浸透技術ナノキューブで必要な個所に送り込む、サラサラ感触のクリーム。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部