【目次】
- 素肌感のある「ベースメイク」4選
- 肌に溶け込むような「チークメイク」2選
- 自眉を生かした「アイブロウメイク」3選
- ナチュラルかつ、きちんと感のある「アイメイク」3選
- 顔全体を自然に、若々しく見せる「リップメイク」2選
素肌感のある「ベースメイク」4選
【1】「基本」の塗り方を押さえたベースメイク
「すっぴん風メイク」を目指すうえで、最も重要なのがベースです。メイク歴が相当長くなった40代・50代の女性は、もはやファンデーションを塗る手の動きはルーティーン化し、「我流塗り」になっていませんか? いくら最新でも、雑な塗り方ではだいなしです。ファンデーション選びと同等に、塗り方にも気を使ってみませんか? ベースメイクはカバー力こそ大事、という思い込みが「厚塗り肌」を招く原因。カバー力を高めるために、つい塗り重ねてしまいがちですが、今のファンデーションは光ワザに優れているので、むしろ少量のほうがベスト。そもそも私たちの肌トラブルをすべて、パーフェクトに隠すファンデーションはありえないし、むしろカバー力は8割程度のほうが自然です。それよりも頬に艶を与えてメリハリ感をつくる、毛穴やシワを目立たせない、などいかに若々しい印象に仕上げるか?が肝心。そのためには正解の使用量、しっかりと塗るところと薄く塗るところを把握すること、塗り始めの位置、指&スポンジ使い、仕上げのブラシ使いという5つの塗り方ポイントをもう一度、確認しておきましょう。
■ファンデーションの塗り方「5つのポイント」
<POINT.1>のびがいいので少なめで十分。一度に塗るのではなく、半顔ずつ塗ること
・カバー効果を高めたいと多めに取りたくなるが、これが厚塗り、ムラづきの失敗のもと。ファンデーションのテクスチャーも粉体も進化しており、のびはいいし、光反射効果に優れ、薄くてもアラはしっかりと隠せるので少なめで十分。
・パフやスポンジにとる場合は半分くらい、リキッドなら米粒大をまず片頬、額、鼻の半顔に塗る。次にもう1度同じ量をとって、片頬、口元を塗り、その残った分でまぶたを塗る。
・足りなければあとから重ね足すこともできるので、まずは少量から始めて。
【半顔に使用する正解の使用量】
・2回に分けて、半顔ずつ塗布
・線で示したように、顔をふたつのエリアに分けて塗布を。シミ、くすみがカバーしきれなかったら、最後に重ねづけすればいいのではじめは少量を心がけて。
<POINT.2>しっかり塗るところ、薄く塗るところ、塗らないところを知ること!
・ファンデーションをキレイに塗る、というのは顔全体に均一の厚さで塗ることではない。場所によって「しっかりと塗るところ」「薄く塗るところ」「塗らなくていいところ」があり、プロはそれを意識しているから、自然で美しい肌に仕上げることができる。
・頬のいちばん高い位置はしっかりカバーして、艶感を強調。フェースライン、生え際は塗らない。それ以外の額、目周り、口周りはよく動いてヨレやすい場所なので、なるべく薄めに仕上げること。
・この法則を守るとメリハリ感まで生まれ、小顔効果も得られる。
<POINT.3>どのタイプのファンデーションも塗り始めが肝心。頬骨の高い位置からのばす
・ベースメイクを美しく仕上げるためには、ファンデーションをどこから塗り始めるのか、が重要。なぜなら最初につけたところに多くつくので、艶が欲しいところ、くずれにくいところから始めるべき。
・塗り始めのスタート地点は「頬骨のいちばん高い位置」が正解。
・今までのファンデーションの塗り方の常識とされてきた「内側から外側」の方向で塗ってしまうと、目の下に厚く溜まりやすく、ヨレやくずれの原因になる。
・額は眉間の少し上から放射状に生え際に向かってぼかしていくと自然だし、小鼻や口周りは厚塗りにせず、指やスポンジに余ったものを薄く塗ってヨレを防止。これを気をつけるだけで、長時間、メイクくずれが起こらず若々しい印象をキープできる。
【正しい塗り方の手順】
1. 頬骨の高い位置から中心に向かって放射状にのばしていく。
2. そのまま、つけ足さずに額は眉間の少し上から、生え際に向かって放射状にのばし、鼻を塗る。
3. ファンデーションをとり、反対側の頬を1と同じ方法で塗る。
4. そのまま口周りを仕上げる。
5. まぶたは残った分を塗布する。
6. 最後に指、またはスポンジでムラ付きしているところをならす。
<POINT.4>グイグイと力まかせに塗らないこと。指、スポンジの使い方も気をつけて
・時間がない朝は、とにかくファンデーションをすばやくのばしたい。だからといって皮膚が大きく動くほど、グイグイと力まかせに塗るのは厳禁。早くのばせるわけでも、カバー力が増すわけでもないし、その刺激の積み重ねが肌にダメージを与えている可能性も!
・まるで羽根が触れるような、ソフトタッチが基本。プロ並みの仕上がりを目指すなら、優しいタッチでスタンプ塗り、もしくはスポンジを滑らすのを心がけて。
<POINT.5>ブラシでトントン、クルクル。このひと手間でより美しい仕上がりに
・ブラシを使うと指やスポンジよりもムラなく密着させることができるので、カバー効果を高めたいときの重ねづけに最適。特に毛穴カバーはブラシづけがベスト。
・下から上へと動かしやすく、クルクルと小さく円を描きながら塗布すると、下向きのたるみ毛穴にファンデーションを押し込むことができ、ふんわりと自然に隠すことができる。
・さらに密着力も高まるので、メイクもちが格段にアップするのも利点。おすすめはクルクルと円を描くように塗布しやすい、カット面が大きいカブキブラシタイプ。
【ファンデーションの塗り方NG例】
適量が多すぎる、塗る方向が違う!ファンデーションの「老ける塗り方」を見直す5つのポイント
【2】オイルをプラスして立体艶肌を叶える「クリームファンデーション」術
立体艶肌を叶える「クリームファンデーション」塗るだけで肌がふっくら瑞々しく艶やかに変わり、乾きに悩む冬肌に最適。やや粉体が多めのクリームファンデーションの場合、肌になじまずムラづきしてしまうことも…。その解決策としてプロのヘア&メイクが取り入れているのが顔用の美容オイルを混ぜること。のびがよくなり保湿力もアップし、乾き肌にもしっとりとなじみます。
■「オイルをプラスする」「直角のせ」で立体艶肌に
<STEP.1>クリームファンデーションを肌に溶け込ませるために美容オイルを混ぜる
のびをよくして保湿力をアップさせるために、クリームファンデーションに美容オイルを混ぜますが、多く混ぜすぎるとカバー力がダウンするので量に注意を。全顔分のクリームファンデーションの量はあずき粒大。それに対して、美容オイルは1滴が目安。ゆるすぎずしっとりとフィットする最適量です。
<STEP.2>生え際、フェースラインには塗らないこと
顔全体に均一の厚さで塗るのはNG。塗るべき場所、塗らなくていい場所があり、プロはそれを意識して自然な美肌に仕上げています。顔の中心とこめかみには塗布して艶と明るさを強調し、厚塗り感が出やすい生え際、フェースラインは塗らないこと。この法則を守るとメリハリ感が生まれ小顔効果も得られます。
<STEP.3> ”直角のせ”でたるみ、凹みの影を消す
リフトアップ効果が生まれるかどうかは塗り方しだい。まずはくすみと影を消して明るくすべき場所、下まぶたラインとほうれい線のラインに、美容オイルを混ぜたクリームファンデーションをのせる、これが最大のポイント。
そしてこするとヨレの原因になるのでNG。指の腹で軽くたたきながらフィットさせて。
<STEP.4>目の下の三角ゾーンに重ねづけ。コンシーラーいらずでカバー効果&メリハリ強調に
顔の中心を明るくすることで中高い顔になりメリハリ効果が。そこでクリームファンデーションをあずき粒半分の量をとり、目の下の三角ゾーンに重ねづけを。
さらに指に残ったもので目尻や小鼻をカバー。
仕上げにフェースパウダーをテカリやすいTゾーン、生え際、あごにサッと塗布し清潔感を演出して。
クリームファンデーションのムラづきを解決! プロが指南する【塗り方&美容オイル術】
【3】厚塗り感を防ぐ「リキッドファンデーション」塗り方のコツ
ここ数年のファンデーションの主流は薄づき艶肌ブーム一辺倒でしたが、生活様式がガラリと変わったこともあってか、今季のファンデーションは質感に大変革が起こりました。それは今まで誰もが避けていたマットな質感に変わったこと。肌が乾いてシワっぽくなるのでは? そもそもマットな肌=厚塗り肌では?と避けていたはず。しかし、今季登場したリキッドファンデーションは、従来の硬い感触のマットとは違い、塗りムラ、筋ムラが起こりにくく、まるで肌と一体化するようにスッとなじむ。表面はサラサラ、でも肌の内側は潤いが続くのでシワもほうれい線も目立たない。ほのかに艶を感じさせる新感触の“ナチュラルマット”なのです。
■生え際、フェースラインにはのせないことで厚塗り感を阻止
リキッドファンデーションを頬と額、鼻先、あごにのせてから、中心から外に向かって広げます。そして上下まぶた、フェースラインにはのせずに、薄くのばす程度にするのが厚塗りに見せないコツ。
「エルメス」「ディオール」「コスメデコルテ」など…隙のない均一美肌が完成する“リキッドファンデーション”6選
【4】ハイライト効果のある「コンシーラー」でノーファンデーションでも美肌に
自宅でリラックスする日は、いつもどんなメイクをしていますか? ノーメイク派? それともしっかりメイク派? 気分で使い分ける人もいるはず。でも、どちらかではなく、そこにもうひとつ、メイク感を感じさせない、ミニマムな上質メイク=“極上おうちフェース”もレパートリーに入れてみませんか?
■コンシーラーで影を消す「3ステップ」
<STEP.1>シワやクマは、光感で自然にとばして若々しい印象に
<STEP.2>ほうれい線の影は深い小鼻脇からしっかりとカバー
<STEP.3>眉間の縦ジワには横ラインでさりげなくプレスしつつトーンアップ
ノーファンデーションでも美肌映え!「影を消すライン」で立体的な美人顔に
肌に溶け込むような「チークメイク」2選
【1】「自然に引き上げ」フラットチークメイク
「頬に色鮮やかなチークが入っていれば、人の目は必ずチークのほうに誘導されます。だから、ほうれい線のギリギリ上にチークを入れて、それを目くらましに使う。具体的には、まず、入れる位置をほんの少しだけ下げること。みなさんはチークは笑ったときに頬骨の最も高い位置に入れると習いましたよね。でも、頬の下半分がボリューミーになってきた40~50代は、その余白を減らすためにも、頬骨の高い位置より少し下の位置に入れるといい。それだけで顔が小さく見えてきます。NGなのは、頬骨の上からこめかみに斜め上に入れる、昭和のチーク。逆に、余白が目立って、顔が大きく見えてしまいます。次に、チークは耳の手前まで幅広く入れること。たるみは横顔にも現れています。正面顔ばかり見ていてはダメ。頬骨の上にポンと乗せたチークでは、たるみをカバーできないのです。年齢を重ねた頬のチークは、耳前まで横長に入っているのがベストです」(黒田さん)。
■5ミリ「上げる」黒田流チークメソッド
<STEP.1>使うのはブラシの側面、頬に当てるのも側面
<STEP.2>頬骨の下から耳前まで水平に色をのせる
美容の匠・黒田啓蔵さん流「チークメソッド」|上げも下げもしないフラットチークで、たるみもほうれい線もカバー
【2】「自然な血色感」を作るチークメイク
カサついてしぼんだ頬をふくらませ艶も色もフワッと絶妙。液体チークを染み込ませて自然な血色頬を演出。
■ムラにならないリキッドチークの塗り方プロセス
<STEP.1>手の甲に取り、指で色素の粒々をつぶし、ジェルと色素を混ぜる
<STEP.2>黒目の少し外側の下、頬骨よりも少し上の位置にチョンとのせる
<STEP.3>指の腹を使い軽い力でトントンと叩きながらなじませる
大人メイクで難しい【チーク】もこれなら大丈夫!「シャネル」名品チークで叶う【自然な血色頬】
自眉を生かした「アイブロウメイク」3選
【1】パウダー&眉マスカラで「透け感眉」を作るアイブロウメイク
フレッシュな印象の「太めで直線的な形」はそのままに、透け感+大人カジュアルな色で軽さを。「透け感」仕上げの秘訣は、眉の上辺に色をのせず、マスカラで毛の存在感を最大限に出すこと。
■パウダー&眉マスカラで、透け感を出す描き方「8ステップ」
<STEP.1>薄茶を眉中から眉山へ直線的にのせていく
色をのせる前に、一度スクリューブラシを使って毛を起こすようにして立てる。その後、平ブラシに薄茶をとり、眉頭1cmくらいあけた部分から、平らな面の幅を生かして眉山まで直線的にのせていく。眉毛の上辺はのせないでOK。
<STEP.2>眉山から眉尻へは細くなだらかに
眉尻の位置を決めたら(右の写真を参照)、眉山から眉尻にかけては、平ブラシの幅広い面から細い面になるように持ち替え、角度がつきすぎないように気をつけながら眉尻まで色をのせていく。眉尻の最後はスッと力を抜いてのせて。
眉尻の決め方は口角→目尻の延長線上で
カジュアルで軽やかな印象に見せたい「透け感眉」の場合は、短めの眉尻がおすすめ。口角から目尻を通る延長線上を眉尻に設定しましょう。
<STEP.3>眉頭は眉中から戻るようにしてのせる
眉頭は色をのせる塩梅がとても難しい部分。特に眉頭の上部も、眉中から眉尻と同様に色をのせないで。眉頭の下部2/3のみ、平ブラシの幅広部分を使い、眉中から眉頭へ戻るようにのせる。これは眉頭に不自然に色が濃くのるのを防ぐため。
<STEP.4>眉山の下側に濃い茶でひと筋のラインを
眉山の下辺りがアーチになっていて、直線的な太眉を描くには毛の存在感がなく心もとない場合は、薄茶だけでは下辺はカバーしづらい場合も。地毛の色に近い濃い茶で平ブラシの細い面を使って、直線的に1本ラインを引いて補っておく。
<STEP.5>薄茶をのせた上辺部分だけをブラシでぼかす
薄茶で描いた部分をなじませるため、色をのせた上辺のみ、スクリューブラシでスッとぼかしていく。ブラシでとかす回数が増えると、色のパウダーが落ちていくので、1か所1〜2回程度に留めておくのがポイントに。やりすぎ注意。
<STEP.6>眉頭は眉マスカラのブラシで真下へ塗る
眉マスカラは、毛をしっかりと立たせ、際立たせることが役割なので、しっかりと毛の360度につくように塗るのがコツ。まずは眉頭から。毛流れに逆らって、上から下へしっかりとブラシで数回繰り返しながら塗る。
眉中から眉尻は斜め45度に下げながら塗る
眉頭を除いた部分は、斜め下45度に、毛流れと逆方向にマスカラを塗っていく。根元から毛先までしっかりと塗布するように数回繰り返して。
<STEP.7>今度は眉頭の毛を下から持ち上げつつ塗る
眉毛の表側の面にもマスカラを塗っていく。毛流れを整えながら、眉頭上辺の薄茶を塗っていない部分を覆うようにしっかり毛を立たせるように塗る。ここも毛がフィックスするように数回繰り返して。
<STEP.8>眉中から眉尻は斜め45度に上げながら塗る
眉中から眉尻も薄茶をのせていない上辺を眉毛が覆えるように、しっかりと毛を立たせながら塗っていく。斜め45度に上げながら、数回繰り返し塗る。全体を塗り終えたら、眉毛が1か所に固まっていないかをチェックしながら整えて。
【2】眉マスカラ とコンシーラーだけで作る「立体眉」アイブロウメイク
眉は抜け感や空気感が大事。ペンシルで描くと滑稽なベタ眉になりやすく、眉を描くのが苦手…という人におすすめなのが、眉毛の周りを明るくし、地の眉を際立たせる眉専用のコンシーラーです。眉メイクが苦手なら描く必要なし。透明眉マスカラで眉毛をグッと立ち上げて、毛並みを強調すれば自然と際立つので、あとは足りない眉尻を描き足すだけでOK。地眉を最大限に生かし、ふっさりとした立体感を演出できる裏技です。
■自眉のように自然に仕上がる「2ステップ」
<STEP.1>眉頭の上下部分は外し、眉を囲むように描くと自然と際立つ
<STEP.2>眉頭をぐっと立ち上げてふさふさ感を演出する
【眉メイク】に悩んだら…「ディオール」眉マスカラ &「ヴィセ」コンシーラーで叶う【立体眉のつくり方】
【3】毛を立たせて、流して、整える「アイブロウマスカラ」で眉メイク
洗練された自然な太眉を作れて、ワンランク上の仕上がりを叶えてくれる眉マスカラ。今回はその使い方を簡単3ステップでご紹介します。
旬の眉に仕上がる「3ステップ」
<STEP.1>眉尻から眉頭に向かって毛を起こしていく
・眉をペンシルやパウダーで整えてから眉マスカラを。眉マスカラをよくしごいて、ブラシにつく量を調節。毛流れに逆らうようにして、眉尻から眉頭に向かって梳かすように塗っていく。
・毛を起こしながら毛先を中心に塗る。
<STEP.2>眉頭は上に向けて立たせるのがポイント
・眉頭は眉の立体感を出し、若々しさを演出する要。下から上へブラシを動かし、眉幅からはみ出るくらいにしっかりと毛を立たせて毛流れも整えておく。
<STEP.3>最後は毛流れをさばきながら整えて
・眉頭から自然につながるように、眉山まで斜め上に上辺から毛が出るくらい立ち上がらせて整える。
・眉山から眉尻は斜め下に向かって梳かす。ただし、眉尻側は眉幅より下に毛がはみ出しそうなときは平行に流して。
眉マスカラの使い方は簡単!毛を立たせて、流して、整えるだけ|大人におすすめのアイテムもご紹介
ナチュラルかつ、きちんと感のある「アイメイク」3選
【1】「見えないライン」で作るミニマムなアイメイク
急な来客があっても、近所で知り合いに会っても、自信をもって対応できるだけでなく、おうち時間をゆったり過ごすのに気負いもなく、リラックスできるのが、今回の上質ミニマムメイク。フレームを強調しながら、顔の影を消す──そんな見えないラインを入れるだけだから、メイク感が少なく、ナチュラルなのに、美しく見える仕上がりになるのです。
いろいろなおうちメイクがあるけれど…頑張りすぎメイク、ぼんやりすっぴん風
●写真左/通勤と同じしっかりメイクだと休日気分が半減!?「頑張りすぎメイク」
メイクをしっかりすることで、自分にスイッチが入る、という人もいるでしょう。背筋がピンと伸びるような気がして、気分もシャキッとしますが、リラックス気分は少し減ってしまう気も…。
●写真右/メイク感ゼロだと急な来客のときに困る!? 「ぼんやりすっぴん風」
「休日くらい、肌も休ませたい」と、UVカット剤を塗るくらいで、ほぼメイクなしで過ごす人も。確かにリラックスできて開放感があるものの、急な宅配便や近所に出掛けるのに気後れすることも…。
目元のフレームをさりげなく強化する「3ステップ」
年齢と共にどうしても弱くなってくる目力。とはいえ、目元を強調しようとして、アイラインをしっかり引いてしまうと、メイク感が出すぎてしまいます。かといって、まったくアイラインを引かないというのも、プレシャス世代だと目元がぼんやりしてしまうのも事実。そこで提案したいのが、まつげとまつげの隙間を埋めるライン。密集したまつげに見せるための隠しラインです。入れるアイライナーの色を黒ではなく、ブラウンにしておくと、より自然で柔らかな印象に仕上がります。
<STEP.1>事前にまつげの根元をアップ
<STEP.2>まつげの下からジグザグ埋める
<STEP.3>アイシャドウを際に細く入れる
“メイクしてます感”がないのに美しい!目元を自然で柔らかな印象に仕上げる「隠しアイライン」
【2】「ヘルシーブラウン」で作る目元美人アイシャドウメイク
目元や口元に、ついつい色を足したくなりがちです。でもそれはNGと心得て。すでにアイメイクをしているのなら、色を足すと厚化粧に見えてくるだけです。足すべきは、メリハリを強調する白い光です。
■手抜きに見せない!自然なのにきちんと感のあるアイメイク「4ステップ」
<STEP.1>下がり目尻をリフトアップ
目尻に光を集めると下がり目尻が上がって見える効果が。ブラシで内目尻から外目尻まで、光の線を描いて。
<STEP.2>まぶたの凹みをふくらます
年齢を重ねてくぼんだまぶたのラインに沿って、ブラシで血色オレンジを重ねて。ふっくらとして見えるので若々しさがアップ。
<STEP.3>クマを消して、間延び顔をキュッと
Cの血色オレンジをブラシにとり、目の下のクマやくすみが気になる部分へのせる。少量ずつ重ねれば失敗しない。
<STEP.4>黒ずみを消して口角アップ
キリリと上がった口角は、若々しさの目印となる重要なポイント。シマーな光をプラスし、黒ずみを消して。
【マスクメイク術】Diorのアイシャドウを使った、大人の「ヘルシーブラウン」アイメイク
【3】「ビューラーなし」で垢抜ける、マスカラメイク
ジグザグ塗りも、ビューラー立ち上げもいらない。“ひさしまつげ” で抜け感のある洗練目元に
■あえてカールをしないマスカラの塗り方
大人まつげの必需品「ランコム」秀逸マスカラで【長さのある印象的なまつげ】で洗練目元に!
顔全体を自然に、若々しく見せる「リップメイク」2選
【1】「どこから見ても美しい唇」リップメイク
年齢を重ねると、口角が下がる、唇の色素が後退して上唇が薄くなる、左右の厚みが違ってくるなど、形が変わってきます。それなのに、地の唇にベージュ口紅を塗るだけでは老け唇のまま。サポートアイテムも活用し、口角はキリッと引き上げ、唇はふっくらと立体的に見せる塗り方をマスターしましょう。
■口角も引き上がって見える、ベージュ口紅の塗り方「4ステップ」
<STEP.1>口角下のくすみを消す
\リップとの境目を指でなじませるのがコツ/
<STEP.2>上唇はオーバー気味に
\リップペンシルは下から当てる/
<STEP.3>中央から塗り広げる
\たっぷりブラシにとり、中央から外に向かって塗る/
<STEP.4>口角まで塗り、引き締める
\下唇の中央のみ口紅を重ね塗り/
口角が引き上がって見える!ベージュ口紅の正しい塗り方4ステップ
【2】理想のふくよか唇になれる「リップペンシル」の使い方
リップペンシルは、後退して消えた唇の赤みを描き足し、ふくよかな唇につくり変えるのが役目。唇の地色に近いサーモンピンク系が定番色だと多くの人が思い込んでいるけれど、大人のくすみ唇には明るすぎて引き締まらず、唇の輪郭を描き変えるまでにはいたらない。今回使用するリップペンシルはパウダリーな濃いブラウンなので、唇はもちろん顔色まで暗く沈みそうと思うかもしれませんが、実は唇に立体感をつくる影を演出するベストカラー。細く引いたあとに、指で軽くなでてぼかすというのが正しい使い方で、特に下唇は底辺より1〜2mm下まで描き足せば、簡単に厚みを演出。理想のふくよか唇につくり変える優秀アイテムです。
■リップペンシルを見直す「2ポイント」
<POINT.1>下唇は約1〜2mm下まではみ出して厚みをつくる
<POINT.2>指で優しく擦り、描いたラインを唇と肌になじませて影をつくる
気になるリップを【理想の “ふくよか唇”】に! 唯一無二の「メイクアップフォーエバー」リップペンシルに注目
- TEXT :
- Precious.jp編集部