【目次】
「スキンケア」ポイント4つ
【POINT.1】クレンジングを見直す
“落とすコスメ”の選び方しだいでシワもたるみも改善できる
スキンケアコスメのなかでも「個体差=製品のよし悪し」が激しいのが“落とすコスメ”。どうせ洗い流すものだから洗浄力重視で選ぶ、という人は、必要な皮脂まで取り去り、角質層=バリア機能を傷めている可能性が。すると肌の奥の真皮層にまでダメージが伝わり、シワ、たるみを引き起こしてしまいます。特に繊細な大人肌は、クレンジング剤、洗顔料選びが重要なのです。
そもそも洗い流すものであるクレンジング剤、洗顔料になぜ美容成分が入っているのか…? その理由は角質層の性質にあり。角質層は必要なものは取り入れて、不要なものは入れない、という取捨選択性があり、洗浄成分は入っていかないが、美容成分はしっかりと肌に届く。つまり美容成分が多い上質なものを使えば高い美肌効果が期待できるということ。
しかも肌が濡れているときほど美容成分の吸収がよくなるので、実は“落としているとき”こそ、絶好のエイジングケアのタイミングということを覚えておきたいものです。
「落とすコスメ」の選び方しだいで、シミやたるみの改善につながる!|ミクロの汚れを一掃しながら潤い力を高めて
スチーマーで緊張をゆるめてキメに入り込んだ汚れを落としやすく!
外気やエアコンの乾燥、さらにストレスによる表情筋の緊張で、肌がパリパリと音を立てそうなくらい硬い…。この状態でクレンジングをしてもシワの溝や毛穴の奥のメイク汚れはとりきれません。
そんなときに活用してほしいのが、温感スチーマー。蒸気で硬くなった肌をほぐし、キメの間や毛穴の奥に詰まった汚れ、さらに肥厚した古い角質までもゆるめて浮かし除去しやすくなるので、いつものクレンジングが、まるでエステ並みのディープクレンジングに!
ただし長時間浴び続けるのは、角質層がふやけすぎて、肌がデリケートになることもあるので要注意。3分くらいを目処に行いましょう。またスチーマーの代わりに肌になじませると温かくなる、温感クレンジングコスメを活用するのも手です。
【「クレンジング&洗顔」見直し講座】緊張をゆるめてキメに入り込んだ汚れを落としやすく!肌を柔らかくし巡りをよくする
スキンケアの成果は落とし方で9割決まる!
メイクや汚れを落とすことに必死になる「こすりすぎ」。これもバリア機能を壊す原因のひとつなのは周知の事実。でも「こすりすぎ」の自覚はないし、自分は間違った落とし方をしていない、と思っていませんか? 「シスレー」ソワントレーニングマネージャーの石宮美幸さんに改めて正しい落とし方を伺ったところ、コットンの持ち方、手の動かし方が、私たちが正解と思っていたこととまったく違うことが判明。ここではプロはあたり前に行っているけれど、私たちには初耳の“落とすワザ”のポイントを解説します。
ポイントメイクを落とすときは…
広い面で使える大きめコットンと、刺激の少ないシャワー綿棒を使うのがおすすめ。これはジェルタイプの肌に優しいリムーバー。まぶた、まつげ、唇になじませてからコットンで拭き取る。
〈リムーバー使いのポイント〉指でいっさい触れずにアイメイクを落とす
アイメイクはリムーバーを含ませたコットンで“こすり落とす”と思っていませんか? それがシワのもと。対策はコットンの持ち方の見直しを。人差し指と中指、薬指と小指でコットンの端を挟み、中指と薬指を開くのが基本。そして指がまぶたに触れないように当てるのがコツで、のせて3秒おくだけでスルッと落とせます。残ったマスカラは綿棒で除去を。
〈クレンジングのポイント〉肘から動かすと不思議と手に力が入らない
クレンジングクリームやバームは厚みのあるなめらかな質感なので、つい力を入れてマッサージしたくなりますが、その刺激がたるみの原因に。力が入らないようにするためには、手先だけを動かすのではなく、肘を動かすのがポイント。さらに手は肌から1mm浮かすつもりで、クレンジング剤を揺らすようにメイク汚れをなじませればスッキリと落とせる。
【POINT.2】洗顔方法を見直す
手で触れない、こすらない。泡を肌と手でサンドして転がす
指先でこするのは刺激になるので、人差し指、中指、薬指の第三関節まで使うこと。さらに1mm程度浮かして泡を転がすのが正解で、肌に指が触れなければ、スピーディに手を動かしてもOK。手早く汚れを引き出しましょう。
洗い流しは32〜36℃のぬるま湯が正解。このときも手でこするのは厳禁だし、シャワーを直接顔に当てるのもNGです。正しい洗顔をすれば、つっぱることなく肌はふかふかに整い、保水力もアップします。
〈拭き取りローションのポイント〉コットンの重みだけで肌を拭き取る
まずはコットンにひたひたになるくらい、ローションを含ませ毛羽立ちをなくすこと。そして、アイメイクを落とすときと同様に持ち方が重要。人差し指と中指、薬指と小指でコットンの端を挟み、中指と薬指を開くのが基本です。
そして指の圧で拭き取るのではなく、中指と薬指の間のコットンだけが肌にあたるようにし、コットンの重みだけで優しく拭き取りを。キメの凹凸にもフィットしやすく浮き出た皮脂を刺激ゼロで取り去る最善策です。
【プロに習うメイクの落とし方の極意】スキンケアの成果は落とし方で9割決まる?乾燥を招くのは方法を間違えていたから?
【POINT.3】角質ケアを取り入れる
「入れる」前の「取る」ひと手間で肌が変わる
化粧水や美容液をただただ重ねていませんか? つい忘れがちだけれど、ぜひ習慣にしたいのが、「入れる」前に「取る」ひと手間です。年齢を重ねた肌は、新陳代謝が乱れやすく、いらない角質が残りがち。角質が残っていると、くすみやザラつきを感じるばかりか、スキンケアの効果を感じにくいことも。そんないらない角質を取り除くのが「角質ケア」です。
スキンケアに「取る」ステップを投入することで、化粧水や美容液が「入る」感覚がよみがえる可能性も大です。
肌に負担なく“取る”最新「マイルド角質ケア」4選|つい忘れがちなひと手間で、肌が変わります
【POINT.4】先行美容液を取り入れる
先行美容液には肌の土台を底上げするパワーがある!
「みなさんは先行美容液をお使いでしょうか? 先行美容液とは、洗顔後すぐに使うことで、肌の土台を立て直し、次に使うスキンケアの浸透力をサポートするブースターのことです。
先行美容液はみずみずしい使用感のものが多く、季節を問わず心地よく使えますが、特に肌が乾燥するいまの時期はとてもおすすめです。というのも、乾燥はあらゆる肌トラブルの要因ともいわれており、土台ケアをしておけば、トラブルに抵抗できる肌を育むこともできるからです。いつものケアの最初にプラスワンするだけでいいから手軽に始められるのもおすすめの理由です。
また、スキンケアの最初に使うものなので、各ブランドともスキンコンシャスを大事にして作っていると感じます。“気持ちいい”と感じられるケアができるという点も、肌力を高めるのに欠かせないと思っています」(美容ジャーナリスト 安倍佐和子さん)。
【肌の土台を立て直す!】2024年を象徴する先行美容液のすすめ|美容ジャーナリスト・安倍佐和子さんがご紹介
「生活習慣」ポイント6つ
【習慣1】美肌に導く幸せホルモンを味方に
スキンケアの際に「オキシトシンリッチ」に
毎日のことだけに退屈なルーティンになりがちなスキンケア。それは肌と脳のよい関係にはとてももったいないこと。実は、いつものスキンケアもプラス数十秒の時間をかけるだけでオキシトシンリッチに! もう、3秒スキンケアなんてしている場合ではありません。
皮膚は人体最大のセンサーといわれるように、常にさまざまなシグナルを受け取っています。皮膚の下にはC触覚線維という感覚受容器があり、温度や振動といった皮膚から得た情報を脳に伝えています。C触覚線維は、特に顔と腕の肘から手首までの部分に多く存在しています。つまり、化粧品のとろけるような感触やうっとりする香りはもちろん、それを肌になじませる手の温もりや触り心地も、すべて肌から脳へ伝えられ、「オキシトシン」の分泌にひと役買っているのです。脳から分泌された「オキシトシン」は血液に乗って全身へ運ばれ、肌の細胞にも働きかけます。
最新の研究によると、「オキシトシン」は、線維芽細胞に働きかけハリやツヤを生むコラーゲンを生み出すなど、美肌にも大きく関係することがわかっており、熱い視線が注がれています。そして、肌がキレイになると気分が上がり、また、幸せホルモンが分泌され、それが、肌を美しく生まれ変わらせる。ここに幸福美肌の好循環が誕生します。
<POINT.1>1秒5cmのスロータッチ
「オキシトシン」の分泌を促すため試みたいのが、ゆっくりと時間をかけて肌に触れること。肌から脳へ刺激を伝えるC触覚線維は、1秒に5cm進む程度のスピードに最も反応することがわかっています。例えば、顔全体にクリームをなじませた後に、顔から首へ、肩から腕へ、ゆっくりと時間をかけてのばしていく。これでも全体でかかる時間はわずか数十秒程度です。ながらケアではなく、肌に意識を集中することも大切です。
<POINT.2>自分を抱きしめるバタフライハグ
オキシトシンリッチになるには、ハグしたりされたりするのがベスト。自分で自分を抱きしめる “バタフライハグ” は、誰でもその場で簡単にできる心のケア法のひとつ。自分の両腕を胸の前でクロスさせ、左右の胸から肩のあたりを、交互に1回ずつトントンと優しくたたきます。これを2分ほど続けると、おのずとリラックス状態に。
“幸福美肌” の好循環をもたらすスキンケアルーティンを解説【美の好循環が止まらない!「幸せホルモン」美容】
【習慣2】プロテインを飲む

寝る30分前のプロテインで髪の艶、肌のキメ、爪の強さを実感!
「プロテインを飲み始めた思ったきっかけは、これから年末年始にかけて会食が増える予定なので、体の調整のために少しダイエットをしているから。プロテインは、髪や肌をつくる上で欠かせないタンパク質を効率良く摂取できますし、ダイエット中は食事だけで必要な量のタンパク質を摂るのが難しいと感じ、飲み始めました。 飲むタイミングは、寝る30分前くらいを習慣にしています。
私はむくみが気になって、多い時は週に4回ほどホットヨガをしているので、運動後すぐに飲んだ方がいいと思っていたのですが、いろいろな時間に試してみたところ、寝る前がベストだと気づきました。というのも、ホットヨガでたくさん汗をかくと顔がコケたような印象になってしまうのと、食事制限をしていることもあり…寝る前の方が空腹も満たされますし、顔のコケた印象が軽減されるのにむくみも気にならないと感じたのです。プロテインを飲むようになってから、肌のキメが整って自然な艶感も出ましたし、髪にも艶が出ました。また、爪が強くなったと実感しています」(真樹さん)。
肌も髪もつやつやに!モデル・真樹麗子さんが秋の乾燥時期に取り入れている【良質なプロテイン】の選び方
【習慣3】良質な睡眠をとる
良質な睡眠は肌の若返りを促す
「夜美容」の仕上げはリラックス。肌と脳疲労をゆるりと癒やす、良質な睡眠を誘いましょう。若返りホルモンと呼ばれる成長ホルモンは、大人では筋肉や骨量を適切に保ち、肥満を防ぎ、肌の若返りを促します。肌の老化も太りやすくなるのも、成長ホルモンの分泌が少なくなったことが理由のひとつ。例えば40代では、最も分泌量が多い思春期の約半分に減ってしまうとも。肌を自力で若返らせるこのホルモンの分泌は、寝入ってからおよそ1時間程度の間の深い睡眠中に最大量に。ところがこのノンレム睡眠は、誰もに平等に訪れるものではありません。熟睡できる環境を整えることが重要です。
寝苦しい夜…快適な睡眠へと誘う秘訣とは?【厳選サポートグッズ】アロマ&サプリメント
睡眠負債は美肌の大敵!
自然な眠りを誘う睡眠ホルモンとして知られているメラトニン。脳でつくられるホルモンです。しかし、このメラトニンがなんと肌でもつくられていることが、最近になってわかってきました。もちろん、肌でつくられるということは、肌と深い関係があるということ。なんと肌のメラトニンは、紫外線などのダメージから肌を守るだけでなく、免疫力をも高めているというのです。実は、老化細胞を食べてくれるのは免疫細胞。免疫力アップはアンチエイジングの面でも大歓迎です。老化予防のためにも、夜はスマホを置いて、さっさと寝るべき。睡眠負債が気になる人は、メラトニンコスメも選択肢です。
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【習慣4】お風呂に入る
体を洗うのはお湯に入ってからが鉄則
2020年以来、ライフスタイルが大きく変化。自宅で多くの時間を過ごすうちにシャワー派の人がお風呂にゆっくり入るようになったという声を耳にします。体が温まれば代謝が上がって、自律神経が整い、免疫力がアップ、肌の調子もよくなって…と、たくさんの “いいこと” を改めて実感したのではないでしょうか。
実は入浴は、世界三大美女も愛した習慣。クレオパトラは、ヤギのミルクやはちみつ、ワインなどを入浴剤として使い分け、タラソテラピーまで実践。39歳で亡くなるときの肌年齢が15歳だったという説も(!)。また、楊貴妃は、歴代の皇帝御用達の温泉宮を自分専用の入浴美容施設、「華清宮」に大胆リフォーム。小野小町は湯治に足しげく出かけていたとか。
湯船に入る前に石鹸で洗ってしまうと肌の潤いを保つ保湿因子がお湯に流れ出し、かさつきの原因に。体が温まってから洗うのが正解です。ちなみに洗髪は温浴後、体を洗う前に。シャンプー剤を背中などに残さないためのポイントです。
今夜から始めたい!幸福に満たされる「贅沢なバスタイム」美容に差がつく入浴の仕方とは?
長風呂はバスタブから出たり入ったりを心掛けて
肌や体に優しい入浴時間は、38〜40度なら10〜20分までが理想的です。長居するなら体や髪を洗ったり、スクラブしたり、マッサージしたりを挟みつつバスタブから出たり入ったりを心掛けて。
毎日のバスタイムを贅沢に! 浴室をシアター&エステルームに変身させる【厳選アイテム】をご紹介
【習慣5】腸活を取り入れる
生活習慣そのものを見直すのが鍵
腸は脳から指示を受けるだけでなく、脳へメッセージを送ることがわかっています。免疫細胞の6割がすみ、神経細胞は脳の次に多い。幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの9割は、腸管でつくられています。これは重要な美肌ホルモンや美肌を守る機能の多くの部分が、腸によって支配されているということです。腸活は、老化対策に欠かせません。
プレシャス世代の腸活は、特別なことを始めるのではなく、生活習慣そのものを見直すのが鍵。腸内環境を整える食生活に切り替えましょう。納豆などの発酵食品で善玉菌を増やし、腸の炎症は青魚で鎮める。オリゴ糖を含むリンゴとバナナで便通を整え、食物繊維で腸内フローラを整えます。食事の用意が困難なら、サプリメントを活用するという手も。
フェムテックに腸活、最先端スキンケア…いますぐチェックすべき【大人のための美容最新トピックス】
【習慣6】紫外線対策をする
紫外線が肌に与えるダメージは大きい
「“夏は3歳老ける”と聞いたことがあります。紫外線が肌に与えるダメージが大きいことから、こういわれているのでしょう。肌に影響を及ぼすUV-AとUV-Bのうち、UV-Aは真皮まで届いてシワやたるみといったエイジングを引き起こします。このUV-Aは、5月から真夏と同じ量が降り注いでいるそう。
でも、紫外線のダメージを防ぐいちばんの方法は、肌が潤っていることだと思っています。乾燥しているとダメージを受けやすいとわかりやすい例が、お魚を調理するとき。フレッシュな生魚と干物を比べると、干物は加熱時間が短いですよね。ダメージを受けにくくするためにも保湿ケアは欠かせません。
蒸し暑い時期の保湿ケアのポイントは、朝と夜でアイテムを変えることです。朝はダメージを受けにくい体制を整えながらも、メイクのノリともちが良くなる保湿アイテムをチョイス。夜は、ダメージを回復する効果の高いアイテムを選んでいます」(Precious専属モデル 真樹麗子さん)。
【初夏こそ保湿重視】モデル・真樹麗子さんが目指す回復力の高い肌のつくり方
日焼け止めは頬の上で大きく広げず置くように塗る
UVカットをしっかり使っているのに、どうも紫外線を防げていない気がする…。それは、塗り方のせいかもしれません。一般的に、スキンケアのなじませ方は、下から上へ内から外へ、といわれます。でも、その塗り方だと念入りにケアしたい顔の中心が薄くなってしまい、フェースラインにたまってしまうことも…。
特に、UVカットは顔の中心がしっかりカバーできるよう、頬の上で大きく広げず置くように塗るのがおすすめ。液が顔の端にたまる現象は、化粧水や乳液などでも起きがちなので、自分の手の動きを見直してみて。
真夏も美肌を守りたい!UVカット3選|塗り方も要注意、大きく広げず置くように塗るのがおすすめ
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- TEXT :
- Precious.jp編集部

















