美肌ケアから紫外線対策、睡眠に食べ物など、綺麗な肌をつくるため、維持するための方法をまとめました。肌に悪い習慣を見直し、ぜひ今日から美肌をつくる習慣を取り入れてみてください。
【目次】
【スキンケア】ポイント5つ
POINT1:クレンジング
スキンケアの成果は落とし方で9割決まる!
メイクや汚れを落とすことに必死になる「こすりすぎ」。これもバリア機能を壊す原因のひとつなのは周知の事実。でも「こすりすぎ」の自覚はないし、自分は間違った落とし方をしていない、と思っていませんか? 「シスレー」ソワントレーニングマネージャーの石宮美幸さんに改めて正しい落とし方を伺ったところ、コットンの持ち方、手の動かし方が、私たちが正解と思っていたこととまったく違うことが判明。ここではプロは当たり前に行っているけれど、私たちには初耳の“落とすワザ”のポイントを解説します。
ポイントメイクを落とすときは…
広い面で使える大きめコットンと、刺激の少ないシャワー綿棒を使うのがおすすめ。これはジェルタイプの肌に優しいリムーバー。まぶた、まつげ、唇になじませてからコットンで拭き取る。
〈リムーバー使いのポイント〉摩擦がシワをつくるから指でいっさい触れずにアイメイクを落とす
アイメイクはリムーバーを含ませたコットンで“こすり落とす”と思っていませんか? それがシワのもと。対策はコットンの持ち方の見直しを。人差し指と中指、薬指と小指でコットンの端を挟み、中指と薬指を開くのが基本。そして指がまぶたに触れないように当てるのがコツで、のせて3秒おくだけでスルッと落とせます。残ったマスカラは綿棒で除去を。
〈クレンジングのポイント〉手先を動かすのではなく肘から動かすと不思議と手に力が入らない
クレンジングクリームやバームは厚みのあるなめらかな質感なので、つい力を入れてマッサージしたくなりますが、その刺激がたるみの原因に。力が入らないようにするためには、手先だけを動かすのではなく、肘を動かすのがポイント。さらに手は肌から1mm浮かすつもりで、クレンジング剤を揺らすようにメイク汚れをなじませればスッキリと落とせる。
POINT2:洗顔
手で触れない、こすらない。泡を肌と手でサンドして転がす
指先でこするのは刺激になるので、人差し指、中指、薬指の第三関節まで使うこと。さらに1mm程度浮かして泡を転がすのが正解で、肌に指が触れなければ、スピーディに手を動かしてもOK。手早く汚れを引き出しましょう。
そして洗い流しは32〜36℃のぬるま湯が正解で、このときも手でこするのは厳禁だし、シャワーを直接顔に当てるのもNGです。正しい洗顔をすれば、つっぱることなく肌はふかふかに整い、保水力もアップします。
〈拭き取りローションのポイント〉指の圧による摩擦がシミを生む。コットンの重みだけで肌を拭き取る
まずはコットンにひたひたになるくらい、ローションを含ませ毛羽立ちをなくすこと。そして、アイメイクを落とすときと同様に持ち方が重要。人差し指と中指、薬指と小指でコットンの端を挟み、中指と薬指を開くのが基本です。
そして指の圧で拭き取るのではなく、中指と薬指の間のコットンだけが肌に当たるようにし、コットンの重みだけで優しく拭き取りを。キメの凹凸にもフィットしやすく浮き出た皮脂を刺激ゼロで取り去る最善策です。
【プロに習うメイクの落とし方の極意】スキンケアの成果は落とし方で9割決まる?乾燥を招くのは方法を間違えていたから?
POINT3:化粧水
「化粧水は、これ以上は吸い込まないという限界まで、入れ込む。それが、圧倒的なハリとツヤとなって表面に漲ってきます。具体的には、初めに、コットンを使い顔全体に押し込むようになじませます。次に、指先でトントンしながら水分をなじませる。さらに、手の平全体で一滴残らず押し込むイメージです」(ヘア&メイクアップアーティスト 黒田 啓蔵さん)。化粧水がしっかりなじんだら、いよいよ首の詰まり流し。「マッサージといっても難しいことはなにひとつないんです。顔周りのいらないものを耳の下に集めて首に流すだけ。リンパマッサージを正しくやろうと思っても、忙しい朝にできる人は少ないですよね。それなら、耳から下に流す1アクションだけ、毎日やってほしい。それだけで、朝の顔のむくみがとれ、本来の骨格が甦ります」(黒田さん)。
潤い重視のメソッドには、ほかにもメリットが。「僕が使うのは、しっとりとした高保湿タイプの化粧水。潤い成分や油分もたっぷり入っています。だから、クリームは最小限ですみますし、そうなるとアブラ崩れしにくく、メイクも長もちします。下地やファンデーションも使用量が減り、素肌感のある仕上がりが1日中キープできます」(黒田さん)。
【5mm「上げる」黒田流化粧水メソッド】
<STEP.1>限界まで吸わせて極限まで張らせる
<STEP.2>顔周りのいらないものを耳の下に集める
<STEP.3>首に沿って下に流して骨格出し
超大御所ヘア&メイクアップアーティストの黒田啓蔵さん流「化粧水メソッド」|たまった詰まりを流して、整える
POINT4:美容液
<STEP.1>とにかくケチってはダメ!メーカー推奨量「+1プッシュ」を
<STEP.2>指の腹全体を使い、ひたすら下から上へとなじませる
POINT5:クリーム
<STEP.1>これまでの「5点おき」に左右の輪郭をプラスして
大人のたるみ対策は、隣接する首や耳の後ろまでしっかりケアするのが基本です。そのため、これまでのスキンケアの基本であった「5点おき」に加え、左右の輪郭にもクリームをおいていきましょう。量が足りないとせっかくのケアが水の泡となってしまうので、少し多めの「10mmパール粒大」ほどがおすすめです!

<STEP.2>手のひら全体を使って、しっかりと引き上げる
内側から外側へクルクルとクリームを塗り広げる方が多いかもしれませんが、実はそれはNGなんです。リフトアップのための正しいクリームの使い方は、顔の肌は頭頂部へ向けて、首は上から下へ向けて一方通行に塗っていくこと。その際、手のひら全体を使ってしっかりと引き上げていきましょう。

【習慣】肌を綺麗にする5選
習慣1:紫外線から肌を守る

「肌の老化は、加齢による生理的なものが3割、日光による光老化が7割といわれています。しみ、くすみ、しわなどができてしまった後、美容クリニックで治そうとすると、お金も時間もかかりますし、完全には治らないこともあります。また、美容的な観点だけでなく、皮膚がんや免疫の低下、目の疾患の原因にもなりますので、老若男女問わず対策が必要です。
日焼け防止対策は、日焼け止めだけでなく、遮光グッズも同様に重要です。帽子、サングラス、日傘などを取り入れる場合はなるべく遮光機能がしっかりしたものを選ぶようにしましょう」(矢沢さん)。
昨年の日焼け止めが残っているのは、塗る量が足りていないとは意外な盲点。たっぷりの量とこまめな塗り直しで、日焼け対策をしましょう。
日焼け止めの塗り方【4POINT】
<POINT.1>塗りムラはNG!手のひらで顔全体になじませて
顔の5か所程度(両頬、おでこ、鼻の頭、あご)において伸ばす、という「5点置き」も良いですが、できれば適量を手のひらにとったら両手で軽く伸ばして(クリームをやわらかくする感じ)から、顔全体になじませるほうが塗りムラを防ぐことができるので、より効果的です。その際、首や耳の後ろも塗るのを忘れずに。全体になじませたら、先ほどよりは少なめの量を手のひらに取り、頰など顔の高い部分に重ねづけするようにしましょう。
ボディは冒頭でご紹介した首周り、デコルテ、耳の後ろ、手や足の甲などのパーツを特に意識して日焼け止めをつけるようにしてくださいね。
<POINT.2>こまめな塗り直しを忘れずに!
日焼け止めは、朝塗ったら夜まで安心というものではありません。汗などで流れてしまうのもありますが、そもそも1日中効果が持続するものではないんです。そのため、こまめな塗り直しは必須。日中は手を汚さず手軽につけられるスプレータイプやパウダータイプのもの持ち歩いて、ケアしてあげましょう。
<POINT.3>外出しない日でも日焼け止めはマスト
窓ガラスを通して紫外線は室内にも降り注いでいるため、外出しない日もメイクはしなくても日焼け止めは塗るように心がけましょう。最近では、紫外線防止だけでなく、ブルーライトや近赤外線防止効果のある商品も出ているので、それらの効果が付いているものがオススメ。特に近赤外線は肌の真皮にまで届くと言われていて、シミやシワだけでなく、たるみの原因とも考えられているので侮れません。
<POINT.4>SPFは足し算できない!
例えば日焼け止めがSPF30で、その後に塗るファンデーションがSPF40の場合、あわせてSPF70の効果があると思われる人もいるかもしれません。しかし、SPFには足し算した分の効果はありません。あくまで一番外側に塗ったSPF40の効果しか期待できないことを頭において、しっかりケアするよう心がけましょう。頰や鼻の頭、おでこなど、顔の中で高さのある部分もうっかり日焼けしやすいと言えます。対策としては、顔全体に日焼け止めを塗ったら、これらの部分には重ねづけするように心掛けましょう。特に、伸びのよい日焼け止めは薄づきになりやすいので、重ねづけは必須です。
うっかり日焼けは最悪!正しいケアと日焼け止めの塗り方4つのルール
習慣2:ブルーライトから肌を守る

ブルーライトとは、青から紫に至る波長域の光で「高エネルギー可視光」とも呼ばれています。人が見ることのできる光の中で最も波長が短く、強いエネルギーを持っていることが特徴です。ブルーライトと聞くと、LED照明やテレビ、スマートフォン、パソコンといった電子機器から放出される光を思い浮かべがちですが、太陽にもブルーライトが含まれています。昼間に浴びるブルーライトは、記憶力や認知機能を高め、気分を高揚させるなど、健康面でのメリットがあることが分かっています。
私たちの体には、約24時間を周期とする内因性のリズム、サーカディアンリズム(概日リズム)が存在しています。ホルモン分泌や睡眠といった活動にも、このサーカディアンリズムが関わっています。日中ブルーライトにさらされることはメリットになる一方で、夜間にブルーライトにさらされると、体はまだ昼であると“思い込んで”しまいます。すると、自然なサーカディアンリズムや睡眠リズムが大きく乱され、肌本来の修復プログラムにも悪影響が及びます。
エスティ ローダー研究所のDr.ナディーン ペルノデは、次のように述べています。
「皮膚細胞のサーカディアンリズムの研究に着手したのは2007年のことです。それ以来、私たちはたゆまぬ研究を続けてきました。そして、夜間のブルーライトが皮膚細胞の修復サイクルを乱す新たな要因であることを発見しました。このメカニズムは、最終的に肌の老化促進につながるものです。肌を健康に若々しく保つためには、昼夜のリズムに細胞を同期させることが極めて重要であることが、今回の研究成果でさらに深く実証されました」。肌本来の修復プロセスを損なう夜間のブルーライト。就寝前はできるだけPCやスマートフォンの画面を避ける、ブルーライトカットメガネなどを活用する、など日々の生活の中でできることから取り組みたいものです。
夜にスマートフォンを見てブルーライトを浴びないのが「最高の肌アンチエイジング」と判明
今までは、紫外線だけが老化の要因とされてきましたが、近赤外線や可視光線のブルーライトは紫外線以上に、肌の真皮の奥まで入り、シワやたるみの大きな原因であることがわかってきています。ブルーライトは、スマホやパソコンなどから人工的に発せられ、「スマホ焼け」などといわれ、肌細胞を変色させ、肌をくすませます。また、近赤外線はジワジワと肌の奥で長期的に老化を促進してしまう可能性があると考えられている怖い「光」のひとつ。これらの「光」もしっかりカットし、アンチエイジング効果のあるスキンケア成分との相乗効果で、老化をくい止めてくれるUVを厳選しました。高機能なUVを味方につけ、老化を減速させるべく、予防に力を入れてみて。
紫外線+αの「光」に対応!最強のUVカット「真」名品&「新」名品4選
習慣3:食生活を整える
肌荒れを防ぐデトックス効果のある食材【5選】

日本インナービューティーダイエット協会

デトックス食材1:リンゴ
リンゴに含まれるポリフェノールは抗酸化作用が強く、紫外線などの活性酸素が原因で起こるシミソバカスなどを防いでくれるという効果があります。ポリフェノールは内臓脂肪を減らしてくれる効果も! ポリフェノールは皮の部分に多く含まれるため、ぜひ皮付きで摂取したいところ。また、水溶性食物繊維も豊富なので、整腸作用にも効果を発揮します。
デトックス食材2:キウイ
カリウムを豊富に含むキウイは、むくみの解消にぴったり! また、ビタミンCを豊富に含むため美肌効果はもちろんのこと、病気の原因ともなる細菌に対する抵抗力を強めると言われています。老化の原因となる活性酸素を排出する働きも兼ね備えているため、まさに肌の衰えが気になる人にとっては、最適な食材なのです。グリーンキウイよりもゴールドキウイの方がビタミンCの含有量が多いため、より効果を高めたい人はゴールドキウイがおすすめです。
デトックス食材3:アボカド
体の解毒作用を担っている臓器といえば、肝臓。この肝臓が溜めてしまった疲労を解消し、解毒作用を高めてくれる成分がグルタチオンです。このグルタチオンは、アボカドの中に豊富に含まれているのです。アボカドといえば、美肌効果などが有名ですが、実は肝臓の働きを高めてくれる効果もあるのですね。また、アボカドには水溶性食物繊維と一緒に、腸のぜん動運動を促す不溶性食物繊維もバランスよく含まれているので、便秘の解消にも最適です。
デトックス食材4:ニンジン
普段の食事にも登場回数の多いニンジン。ニンジンにはβカロチンという成分が多く含まれ、このβカロチンはビタミンAに変換されます。ビタミンAには、肌や粘膜の新陳代謝を高める効果があり、肌の老化を防ぐとともに、若々しい状態に保ってくれます。このビタミンAが不足した状態だと、肌が乾燥しやすくなり、口内炎などを引き起こしやすくなります。美容とも関係が深いファスティング用のドリンクの材料として、ニンジンが多用されるのはこのためですね。
デトックス食材5:納豆
日本では発酵食品の代表格である納豆。納豆は腸内の善玉菌を増やし、過剰なコレステロールを低下させる働きがあります。善玉菌が増えることで、腸内環境が整い、結果デトックスにもつながるということですね。また、キウイと同じくカリウムが豊富に含まれているため、むくみの改善にもつながります。
意外と知らない!?インナービューティープランナーが教える「デトックス」のウソ・ホント
シミを防ぐサンクリーン食材【6選】

サンスクリーン食材1:カシス・ベリー
抗酸化物質:アントシアニン
カシスやブルーベリー、ラズベリーなどのベリー類は、ポリフェノールの仲間であるアントシアニンを含む。活性酸素と戦う力があるといわれているほか、血流をよくするため、目元のくまにも効果的といわれている。
サンスクリーン食材2:トマト
抗酸化物質:リコピン
トマトのリコピンはカロテノイドの一種で、活性酸素を介したキズに効果が期待できる。
サンスクリーン食材3:オリーブオイル
抗酸化物質:オレウロペイン
オリーブオイルには、ポリフェノールの仲間であるオレウロペインが含まれる。
サンスクリーン食材4:サーモン
抗酸化物質:アスタキサンチン
サーモンに含まれるアスタキサンチンはカロテノイドの一種で、赤色の色素。抗酸化力に優れている。
サンスクリーン食材5:緑茶
抗酸化物質:茶カテキン
緑茶はポリフェノールの仲間である茶カテキンを含み、皮膚がんやシミの形成を防ぐといわれている。
サンスクリーン食材6:コーヒー
抗酸化物質:クロロゲン酸類
コーヒーは、ポリフェノールの仲間であるクロロゲン酸類を含む。コーヒー1杯(150ml)でポリフェノールが300mg摂取できる。ネスレの実験では、1日3杯(900mg相当)のポリフェノールが光老化の肌シミ抑制に関連していることが分かった。
紫外線は「抗酸化物質」を多く含む6つ食材(カシス・ベリー、トマト、オリーブオイル、サーモン、緑茶、コーヒー)を摂取して対策!
習慣4:美肌に効くツボ押しをする

公式ブログ
続いての美人習慣は、ツボ押し。ツボは全身に約360か所あり、全身の筋肉、神経、血管、リンパ節、内臓などの器官の動きを促進させる位置にあるといわれています。その中でも、特に美肌に効くとされているツボを、ちょっと手があいたらツボ押しを習慣化しましょう。




いくつになっても最高の自分でいられる!死ぬまでキレイが続く「美人の小さな習慣」5選
習慣5:睡眠の質を高める

お肌のゴールデンタイムとは、22時から2時の4時間を指し、美肌のためにはこの時間に眠ることが大切、と若いときから聞かされてきました。その理由は、この時間帯に最も成長ホルモンが分泌されると考えられていたため。成長ホルモンとは細胞の新陳代謝を促し、肌の生まれ変わりや修復をする働きがあります。しかし、この成長ホルモンは、何時に寝ても、眠りについてから3時間の間に分泌が最も多くなるとわかってきました。そのため、寝ついてからの3時間をいかに途切らせることなく、深く眠れるかが美肌の鍵に。
「寝ている間に老ける!」知らないと損をする、夜の肌メカニズム5選
睡眠のメカニズム


「朝起きて日を浴びて、その光が目に入って13〜15時間後にメラトニンという睡眠ホルモンが分泌される仕組みになっているんです。このメラトニンが正常に分泌されることで、深い眠りに導いてくれます。眠りの間に分泌される成長ホルモンは、食べ物などのその日体内に取り込んだものを、栄養として細胞をつくり変えます。全身の細胞を修復してくれますから、代謝を活性化し、筋肉や骨を丈夫にし、肌の再生も促します。そして、記憶を精査し『必要なこと』は定着させ、脳が『不要なこと』と判断した嫌な記憶は消してくれるという働きもあるんですよ」(森田さん)。
良い眠りのためには、何時までに寝るのが良い?
「『22時には寝ましょう』と言われることは多いですよね。もちろん、22時に寝ることができればよいけれど、6時間くらい寝れば快適なのか、8時間寝るのが心地よいのか。それは人によって違うと思うんです。時間が重要というよりかは、生活スタイルや自分自身の体の特徴と、相談してみてください。眠る2時間くらい前には、テレビはオフに。できればスマホも置いて、間接照明に切り替えましょう。そのようにして、だんだんと脳を眠りにつかせてあげて、成長ホルモンが睡眠と同時に流れやすい環境を整えてあげるといいですね」(森田さん)。
質のよい睡眠のために、避けるべきことは?
「最も避けるべきなのはやはり、寝る直前までパソコンやスマホを見ることですね。ブルーライトが目に入った途端に、メラトニンは分泌が抑制されてしまうんです。このメラトニンは、ただ眠りに導くだけでなく、免疫力をアップさせるという重要な役割も担っているんですよ。極端な方法でのダイエットも避けるべきことのひとつ。炭水化物や脂、こういったものは決して『悪』ではなく、ある程度きちんと体内に取り込ないと、女性ホルモンの素になる栄養素が足りない! ということも起きてきます。特にオメガ3(亜麻仁油・エゴマ油等)、オメガ6(ベニバナ油・月見草油・ルリジサ油等)などの不飽和脂肪酸。これらは、細胞の炎症の悪化を防いで女性ホルモンのバランスを整えてくれる、女性には特に大切なオイルです。
年齢を重ねて脂肪がつくのは自然なことですし、丸みのある身体って、女性らしくて魅力的だと私は思います。細くて外見は綺麗でも、中身がスカスカだと、ひどい更年期へまっしぐらですから。でも30〜40代はまだまだ元気に見える年代なので、「危機意識」を持てない人がたくさんいると思います。ダイエットをするなら、適度に体を動かし、必要な栄養は摂りたいですね」(森田さん)。
- TEXT :
- Precious.jp編集部