【目次】
不器用さんも、簡単にできる!まとめ髪アレンジ【8選】
【1】なびくように揺れる後れ毛が女性らしいひとつ結び



■:アレンジ方法
「後れ毛が一番のポイントですが、髪全体の髪をしっかりと引き出すことも重要です。きっちりとまとまった髪に後れ毛を出しても、魅力的にはなりません。髪全体の髪を引き出し、ラフに仕上げることで、より後れ毛の効果が発揮されます」(高橋さん)
STEP1: 逆毛を立てて根元から髪を立たせる

STEP2: 逆立てた髪の根元にスプレーをする

STEP3: 髪の毛を上下に分ける

STEP4:こめかみともみあげの後れ毛を引き出す

STEP5:上の髪の毛をゴムで結ぶ

STEP6:結んだ上の髪の毛と下の髪の毛をまとめて、ひとつ結びにする

STEP7:ゴム周りの毛束を引き出す

STEP8:さらに頭頂部とサイドの髪を引き出す

STEP9: ゴムに髪を巻きつけてピンで留める

〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「髪を引き出す時は2段階に分けて。まずはゴム周り、その後、頭頂部とサイドの毛束を引き出します。頭頂部とサイドを引き出す時は、ゴム周りで引き出した毛束と毛束の間の髪をつまんで、引き出すように意識してください。全体のバランスが取れて、おしゃれでこなれた印象になります」(高橋さん)
艶っぽく見える!40代の「後れ毛アレンジ」のやり方9ステップ
【2】程よい抜け感を生み出す、ねじりひとつ結び



■:アレンジ方法
「日本人の頭の型に多いのが〝ハチ張り絶壁〟。ハチが張っている部分の髪を引き出してしまうと頭デッカチに見えてしまうので、つむじ付近にある頭頂部の毛束だけを引き出して、高さと立体感を出してください。ひとつ結びの高さは上すぎると若づくりに見えてしまうので、下の方で結びましょう。落ち着いた雰囲気に見せつつ、ねじりを入れて華やかに。40代でも挑戦しやすいアレンジです」(KAYOさん)
STEP1:耳前とそれ以外の髪に分ける

STEP2:後ろの髪を束ねてゴムで結ぶ

STEP3:頭頂部の毛束を細かく引き出す

STEP4:耳上の髪をふたつに分けてねじる

STEP5:ねじった髪の毛束を引き出してゴムで結ぶ

STEP6:ねじった髪を後ろで結んだ髪のゴムに巻きつけて、ピンで止める

〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「つまんだ毛束の量が多いと頭が大きく見えることも。毛束を引き出すときは〝塩ひとつまみ〟くらいのイメージで、細かく引き出してみてください」(KAYOさん)
オバさんっぽいひとつ結びは卒業!上品で優雅な大人のまとめ髪、これが正解
【3】巻いてまとめるだけで華やぐ無造作ポニーテール



■:アレンジ方法
このポニーテールは「うねった髪をカールアイロンでカール感とツヤを出し、ギュッと束ねた部分から髪を引き出して後れ毛を作ります。“無造作”をつくるひと手間で、仕上がりに差が出ます」(林さん)
STEP1:髪の中間から毛先にかけてカールアイロンで外巻きにする

STEP2:手のひらにワックスをのばし、髪をほぐしながらなじませる

STEP3:耳の先端よりもやや高めの位置に髪を束ねる

STEP4:結び目を抑えながら髪を引き出す

STEP5:ひとつまみの毛束で結び目を巻く

STEP6:巻き付けた毛先をアメピンで留める

STEP7:もみあげ部分の髪をカールアイロンで外巻きに

〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「ボリュームが欲しい人は、結び目から髪を引き出すときにちょっと多めにすると、ボリュームアップできます」(林さん)
「艶の無いストレートヘア」でも、抜け感のあるポニーテールに変身!
【4】くるりんぱで作る、上品な大人のハーフアップ



■:アレンジ方法
このハーフアップは、「上段の髪を束ねたら結び目をねじる」、「結び目から頭頂部の髪を引き出して軽さを出す」、「毛先をカールさせて動きをつくる」この3ステップ。簡単なのに上質感がある、ヘアアレンジ術を紹介します。
STEP1:両耳の先端を結んだあたりから髪をまとめ、ゴムで留める


STEP2:ゴムの結び目の上で、毛束を2つに分けて輪っかをつくる

STEP3:輪っかに毛束を通す

STEP4:緩んだ結び目を締めるように毛束を左右に引っ張る

STEP5:結び目を抑えながら、頭頂部の髪を少しつまんで引き出す

STEP6:ワックスを両手のひらになじませ、毛先を握ってカールをつける

〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「井上さんの髪はうねりやすくクセがあるので、束ねるプロセスから入りましたが、直毛で硬い髪質の方は、カールアイロンで髪の中間から毛先にかけて巻いておくと、アレンジしやすいですよ」(江良さん)
うねりもパサつきも解消!高級感ある「ハーフアップ」のつくりかた
【5】こなれた印象をもたせるルーズな夜会巻き




■:アレンジ方法
ミディアムのオフスタイルは、巻いた髪を後ろにすっきりとまとめましょう。仕事帰りにサングラスをかけて出かける、といったときにぴったりのヘアアレンジです。
「ミディアムヘアでサングラスをかけるときは、髪をまとめるのが正解! 髪を下ろしていると、重たい印象でちょっと昔っぽいイメージになってしまいます。このアレンジは、ウェーブの利いた髪をクルクルまとめるだけと簡単なので、仕事終わりにさっとつくれるのもポイントです。きっちりとまとめることで、首元やデコルテをスッキリと見せることができ、女性らしさも際立ちますよ」(シバタロウさん談)。
STEP1:髪をひとつに束ねる

STEP2:毛束を親指に巻きつけるように、ひねってまとめる

STEP3:ねじりきったらピンで固定

STEP4:髪の表面を握るようにしてほぐす

〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
このアレンジは、髪をしっかり巻き込んだままにしておくとお堅い印象になってしまうので、最後に手で握って程よくほぐすことが大切です。髪全体をほぐせば、抜け感のある軽やかなヘアスタイルに。ボリューム不足でペタッとなりがちな40代の髪に、ボリュームを与える効果もあります。
【40代の髪型ミディアムヘア編】サングラスが似合うエレガンスなまとめヘア
【6】ピンで留めることで髪型キープ!崩れないお団子ヘア



■:アレンジ方法
髪を束ねるとスッキリしすぎて寂しい印象になってしまう…という方にこそ、お勧めしたいのがこのアレンジ。しかも、ゴムとピンでお団子の根元をしっかり固定するので、崩れにくいのがポイント。束ねる、根元から髪を引き出す、お団子をつくる、お団子をゴムで固定する、さらにかんざしで留める。この5つのプロセスで完成します。
STEP1:髪をひとつに束ね、ゴムで留める

STEP2:束ねたゴムを抑えながら、後頭部から毛束をひとつまみずつ引き出す

STEP3:束ねたゴムを抑えながら、毛束を毛先からねじる

STEP4:束ねたお団子の根元をゴムで固定

STEP5:お団子と後頭部の髪をすくいながら、ピンで留める

〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「ストレートな髪の方は、アレンジの前にカールアイロンで毛先をランダムに巻いておくと、ニュアンスのある後れ毛がつくれますよ」(西川さん)
崩れない「お団子ヘア」の作りかた|オバ見えしないポイントとは?
【7】ラフで無造作なのに、上品なお団子ヘア




■:アレンジ方法
「アレンジの前にワックスを髪の内側に揉み込む」「結ぶ時に毛束を耳にかける」ことで、古臭くなく、若作りにも見えない、ラフで無造作なお団子ヘアができます。その方法を簡単4ステップでご紹介します。
STEP1:髪の内側にワックスを揉み込む

STEP2:ねじった毛束をひとつ結びにする

STEP3: ひとつ結びを上下に分けて、上の毛束をゴムに巻きつけてピン留めする

STEP4: 下の毛束を上の団子に巻きつけてピンで留める

〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「このアレンジのポイントはねじりながら毛束をひとつ結びにすることです。ワックスをなじませた毛束をねじると、根元が立ちやすく、正面から見た時に毛流れのあるラフな印象になります。耳にかけたまま結ぶのが難しい時は、結んだ後に耳上の毛束をゆるっとたるませてください。お団子にした後に引き出そうとするとシルエットが崩れてしまいます」(櫻井さん)
「老け見え」「若作り」にならない!40代がチャレンジするならラフで上品なお団子ヘア
【8】凝って見えるのに簡単にできるギブソンタック




■:アレンジ方法
幅広い世代から根強い支持を集めるギブソンタック。低めの位置で髪をまとめるアップスタイルのことで、「首筋が美しく見える」「上品でエレガント」と大人世代にも好評です。凝ったアレンジに見えますが、実はとても簡単!くるりんぱに手を加えるだけでできる簡単な作り方を紹介します。
STEP1: 髪全体を低い位置でひとつ結びにする

STEP2: ひとつ結びをくるりんぱする

STEP3:くるりんぱした毛先を、STEP2と同じ穴にもう一度通してピンで留める

STEP4: まとめた髪から毛束を引き出す

STEP5:こめかみに後れ毛を作る

〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「後れ毛はこめかみ部分にだけ作るのがオススメ。さりげなく上品で、色っぽい印象にも繋がります。後れ毛がパサついたり広がっていると、疲れた印象に直結してしまうので、オイルやシアバターをなじませて、みずみずしく仕上げてください」(泰斗さん)
上品ヘアの定番!若作りに見えない「ギブソンタック」の簡単やり方5ステップ
「前髪あり」ヘアアレンジ【7選】
【1】透け前髪が今っぽい、外ハネセミロング



■:アレンジ方法
「ほぼワンレンベースなので、首周りにボリュームが出やすくなります。ボリュームを出し過ぎないためには、髪を乾かす前にトリートメントムースやオイルなどをつけて、乾燥させないことが大切です」(DOKAさん)。

STEP1:トリートメントムースを全体にもみこむ

STEP2:カールを出しながら乾かす

STEP3:オイルをなじませて調整

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- パサつかないようにトリートメントムースを
- 肩でハネてしまう場合は、ハネさせてバランスをとる
- オイルで上質なウェット感を出す
「乾燥は広がり、うねりの原因になるので、保湿力のあるスタイリング剤でしっかりケアしておきましょう。前髪はペタッとしないように、手に残ったオイルで整える程度でOKです」(DOKAさん)
うねる髪&丸顔をパーマで解消! 大人可愛い「ミディアムヘア」
【2】リフトアップ見え効果のあるレイヤーセミロング



■:アレンジ方法
「ブローするときは、根元に風をしっかり当てて、立ち上げてあげることが大切です。温風で乾かした後、冷風を当ててあげると、ブローした状態がキープできますよ」(小宮さん)

STEP1:根元に風を当ててブロー

STEP2:前髪にマジックカーラーを巻く

STEP3:表面の髪をストレートアイロンでブロー

STEP4:トップは根元から丸みをつけてボリュームを出す

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 正面トップにボリューム感を出す
- 首元にほんのりくびれを作る
- フェイスラインの毛はタイトに仕上げる
「レイヤーが入っているので、ストレートアイロンをすべらせるだけで丸みがつき、自然と首元にくびれができます。直毛&ノーパーマなら、アイロンで毛先を外にワンカールさせても◎。フェイスラインの毛は軽く引っ張りながら乾かすとタイトに仕上がります」(小宮さん)
重心が下がりがちなベース型顔をリフトアップ!小顔を叶える「菱形ミディアム」
【3】厚め前髪でバランスを整えた菱形セミロング



■:アレンジ方法
前髪を上下2層に分けて巻くと立体感とボリューム感が生まれます。「上段の前髪は、右分けなら右上がりにラインをとって斜めにカーラーを巻くと、気になる「割れ」が防げます」(槌田さん)

STEP1:前髪を上下2層に分け、上段は右上がりのラインをひく

STEP2:右上がりのラインに合わせてカーラーを斜めにしたまま内巻きにする

STEP3:下段の毛束は前に引っ張りながら毛先から内巻きに

STEP4:分け目をきっちりつくらず、指先で前髪を右に分ける

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- トップと顔まわりにレイヤーを入れて、菱形シルエットをつくる
- 首のラインに沿ってくびれをつくり抜け感をつくる
- 2層にした前髪は上段を斜めに巻いて「割れ」を防ぐ
「クセやうねりのある方は、髪がパサつきやすいですよね。オイルとクリームのスタイリング剤を混ぜて使うと、重くなりすぎずツヤ感も出せます。オイル1に対してクリーム2の割合がおすすめです」(槌田さん)
【4】毛先を外ハネにしてくびれセミロング



■:アレンジ方法
「前髪を巻くとき、眉尻の上あたりの髪は巻かないように注意してください。巻くのは眉間あたりの毛束のみ。それ以外の毛束を巻いてしまうと変なカーブができてしまうので注意してください」(河野さん)

STEP1:頭頂部の手前から前髪をとり、生え際とその上の上下2層にカーラーを巻く

STEP2:トップの髪は毛先が内巻きになるようにカールアイロンを滑らせる

STEP3:内側の髪は外はねになるようにアイロンを滑らせる

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 前髪は頭頂部のやや手前から深めにつくる
- 前髪を巻くときは中央だけ。サイドは巻かない
- カールアイロンは滑らせるように動かし、カールをキープしない
「カールアイロンは滑らせるだけで自然なカールがつくれます。毛先に近づいたら内向きまたは外向きにすっと抜くだけでOK。極端に内巻きや外巻きにすると古めかしいスタイルになってしまうので注意してください」(河野さん)
「パカッと割れる前髪をどうしたら?」を解決する、スタイリング方法
【5】重見えする印象をアイロン使いで解消!エアリーなセミロング



■:アレンジ方法
ストレートアイロンは火傷する心配なく髪の根元から挟めるので、毛量の多い人のスタイリングに便利。「ストレートアイロンを使うとき、はちより上、耳から上、耳のあたりという具合に3段階に分けること。毛量が多い人は特に、一度にスタイリングしようとすると、アイロンの熱が十分に伝わらないので、キレイなスタイリングができません」(坂口さん)

STEP1:髪の根元からストレートアイロンをかける

STEP2:頭頂部の毛束を根元からアイロンで挟み毛先を内巻きに

STEP3:ミルク状のスタイリング剤を毛先中心になじませる

STEP4:頭頂部の毛束を手ぐしで整えるようにスタイリング剤をなじませる

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 全体のシルエットを絞りつつ毛先だけ外ハネにして動きを出す
- 後頭部の丸みはトップの毛束を根元から立たせて膨らませる
- スタイリング剤はほどよい重さのミルクを使う
「毛量が多い人にはミルクタイプのスタイリング剤がお勧めです。バームやオイルだと髪がべたっとして軽さが出せません。ミルクはのびがよく、ウェット感も出せます」(坂口さん)
【6】アイロンで毛先に動きをつけた、こなれセミロング



■:アレンジ方法
ボリュームが欲しい部分だけ縦巻きにするのがポイント。「鉢より上にある髪を縦巻きにすると、膨らみやすい鉢部分は抑えられて、鉢から下にボリュームが出ます。同時にトップがふんわり立ち上がるのでボリューム不足が解消できます」(賀山さん)

STEP1:ブラシで内側からとかしながらブローする

STEP2:顔周りの髪は毛先を1カール外巻きに

STEP3:サイドとバックは毛先を1カール内巻きに

STEP4:ハチより上の髪は縦にリバース巻き

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- レイヤーを最小限にして髪の広がりを抑える
- ボリュームが欲しい部分は縦巻きにする
- 毛先の動きで抜け感をつくる
髪にツヤ感が欲しい方は、スタイリング前のブローを丁寧に。「内側からちょっと髪を引っ張りながらブラシでとかし、そこにドライヤーをあてると髪がまっすぐになるしツヤ感も出ます。スタイルの仕上がりにも差が出るので、ぜひ試してみてください」(賀山さん)
【7】髪に動きとツヤを与える、華やかなセミロング



■:アレンジ方法
「毛束の根元からカールアイロンをスライドさせると、髪にテンションがかかるので真っ直ぐに伸びてツヤが出やすくなります。ツヤが出たところで、毛先を内巻き、顔まわりは縦のリバース巻きにして動きをつくると軽さが生まれて、華やかな雰囲気に仕上がります」(玉山さん)

STEP1:毛束の根元からカールアイロンをスライドさせる

STEP2:毛先のみ内巻きに1カールさせる

STEP3:顔にかかる髪は縦にリバース巻きにする

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- トップはレイヤーを控えめにしAラインをつくる
- 髪にテンションをかけながらカールアイロンでツヤを出す
- 顔まわりに華やかさを出すために縦にリバース巻きに
「カールアイロンでスタイリングするときは、巻きすぎに注意してください。巻きすぎるとツヤが出にくくなるばかりか、全体が丸っぽく仕上がるので頭が大きくなって顔が大きく見えてしまいます」(玉山さん)
「前髪なし」ヘアアレンジ【9選】
【1】かき上げた前髪がエレガントなセミロング



■:アレンジ方法
「顔まわりをリバース巻きするときは、かき上げた前髪の毛先と顔まわりの髪の毛を一緒に巻いてください。前髪の毛先をかませることでサイドとなじみ、自然な毛流れになります」(関田さん)

STEP1: 前髪をかきあげながらドライヤーを当てる

STEP2: 前髪と顔まわりの毛束の中間をリバース巻きに

STEP3: ワックスを髪全体の根元につける

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 前髪をかき上げる時は根元にドライヤーを当てる
- リバース巻きする時は前髪の毛先もかませる!
- ワックスは根元に揉み込む
「ワックスをつける時は前髪からつけないこと。やりがちですが、かき上げた前髪にワックスがつきすぎると時間とともに潰れてしまいます。ワックスは神の内側、襟足、耳の上の根元に重点的につけて。少し硬めでキープ力のあるものを使用すると根元からふわっとした印象に仕上がります」(関田さん)
前髪で輪郭を隠すのは逆効果!?エラ張りカバーの神業ミディアムヘア
【2】フェイスラインを美しく見せるレイヤーセミロング



■:アレンジ方法
「ダメージによるラフな質感はいかしつつキレイに見せるためには、毛先の潤い感が大切です。髪を乾かす前に、オイルをまんべんなくつけて、しっかり保湿してあげましょう」(高橋さん)

STEP1:前髪ともみあげをリバースに巻く

STEP2:毛先を外ハネに巻く

STEP3:ヘアバターをもみこむ

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- スタイリング剤はまんべんなくなじませる
- 毛先はくずしてラフに散らす
- 乾かす前のオイル、スタイリング後のヘアバターで潤いを
「顔周りの髪は、耳にかけてボリュームを調整して。あご周りに髪をかけすぎないほうが、ナチュラルに輪郭をカバーできますよ」(高橋さん)
輪郭を隠すのは逆効果!ベース型をカバーするラフな質感のセミロング
【3】カールが優美なゆるやかウェーブロングヘア



■:アレンジ方法
「顔まわりを巻くときのポイントは『毛束を太くとる』『縦に巻く』、この2つです。ブローで髪表面にツヤを出すと、ダメージを感じさせないみずみずしい印象になるのでその方法もレクチャーします」(CHINATSUさん)

STEP1:フロント部分の表面をブローする

STEP2:耳前の毛束をリバース巻きにする

STEP3: 毛先に保湿剤をなじませる

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- フロントの髪表面にツヤを与える
- 顔まわりの毛束は中間だけリバースに!
- 保湿剤でまとまりとツヤをプラス
「年齢とともに髪の水分量が減り、まとまりにくくなっているので『表面のツヤだし』『毛先の保湿』は重要。この一手間で、みずみずしさ、コシ、ツヤ、まとまりのあるダメージレスな印象に仕上がりますよ」(CHINATSUさん)
面長な顔が小顔に見える髪型が判明!正解は「緩やかなウェーブのロングヘア」でした
【4】丸みのあるシルエットで美しくまとまるセミロング



■:アレンジ方法
「うねって広がる髪はツヤが出にくく、パサついて見えがち。髪に中間から毛先にかけてカールアイロンをサッと通すだけでツヤが出せます」(鈴木さん)

STEP1:ブラシではち部分を抑え、その上からドライヤーをあてる

STEP2:前髪以外は、髪の中間部からカールアイロンを通し、毛先だけ内巻きに1カール

STEP3:顔にかかる前髪部分だけ毛先を外巻きに1カール

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 髪が膨らみやすいはち部分をなでつけ、ボリュームを抑える
- アイロンをサッと通して髪にツヤをプラス
- 特に顔まわりの髪は毛先をカールさせて動きを出す
「頭頂部にボリュームが欲しいときは、いつもよりやや外側に分け目をつくると、自然な立ち上がりがつくれます。プラス、はち部分を抑えておくと顔が小さく見えるので、挑戦してみてください」(鈴木さん)
髪の広がりを抑えるカールアイロンの使い方とは?ツヤも出て女性らしい巻き髪スタイルに!
【5】くびれでつくるふんわり軽快セミロング



■:アレンジ方法
髪が硬いとふんわりしたカール感がつくりにくく、ボリュームがなければすぐにへたってしまう大人の髪。そんな髪も「トップと顔周りにレイヤーを入れ、裾に厚みを持たせるとふんわりとした質感が生まれます」(MINX銀座二丁目店 店長 徳永利彦さん)

STEP1:カールアイロンで裾の毛先を外巻きにする

STEP2:表面の髪は毛先を内巻きにする

STEP3:顔周りの髪はリバース巻きにする

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- レイヤーは入れすぎず裾に厚みを持たせる
- 裾と表面の毛先とで巻き方を変えてくびれをつくる
- 顔周りの髪はリバース巻きにして動きをつくる
「裾を軽くしてしまうと、髪がパサついて見えてしまいます。ふんわりとした質感をつくるなら裾は厚めにして、菱形のシルエットにするとバランスのいいスタイルになります」(徳永さん)
ボリュームが出にくい大人の髪悩みも、くびれをつくればふんわり軽快ヘアに
【6】トップのボリュームで華やぐ、外ハネミディアム



■:アレンジ方法
スタイリングの最初にブラッシングをして、髪の根元を起こすのがポイント。「オールバックにするように、髪全体を後ろにとかしつけます。これだけで髪の根元が起きるのでスタイリングしやすくなります。スタイリングも長持ちしますよ」(杵淵さん)

STEP1:髪全体を後ろにとかす

STEP2:顔まわりの髪の根元にドライヤーをあて、根元を立ち上げる

STEP3:カールアイロンで毛先を1カール外はねにする

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- スタイリング前のブラッシングで根元を起こす
- 顔まわりの髪は根元を立たせてふんわり感をつくる
- 毛先の外はねでシルエットのくびれを強調する
「髪の表面や毛先だけスタイリングをしても、長持ちしません。ブラッシングやドライヤーで髪の根元を起こして空気を含ませるようにしておくと、ふんわりとしたシルエットがキープできます」(杵淵さん)
【7】クセとうねりを活かしたラフなセミロング



■:アレンジ方法
「毛先を外はねにするだけでスタイリングを終わらせる人が多いのですが、それだと顔が長く見えてしまいます。頭頂部の髪を立たせるように巻くと、シルエットに動きが出て、軽さも演出できます」(井原さん)

STEP1:サイドからバックは毛先を1カール外はねにする

STEP2:前髪から頭頂部は根元を立ち上げるように後ろ向きに巻く

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- クセやうねりは無理にのばさず、生かすスタイルにする。
- レイヤーはトップに入れて動きを出す。
- 耳のあたりにボリュームゾーンをつくって菱形シルエットを目指す。
「全体のシルエットが菱形になるようにすると、あごのあたりが引き締まって見えるので小顔効果があります。スタイリングの最後にオイルをなじませると自然なツヤ感が出るので、髪がパサつきやすい方は、ぜひお試しください」(井原さん)
【8】分け目が目立たないゆるふわセミロング



■:アレンジ方法
毛先をカールアイロンで内巻きにするときは前に引っ張りながら巻くのがポイント。「アイロンの向きによってJの字型の古くさいカールになってしまうんです。いかにも巻きました風にならないように注意してください」(槌田さん)

STEP1:頭頂部に髪をつかみ前に倒しながら根元にドライヤーをあてる

STEP2:髪全体の毛先をカールアイロンで1カール内巻きに

STEP3:顔にかかる髪の中間あたりから縦にリバース巻きにする

STEP4:頭頂部の後ろ寄りの毛束を内巻きにする

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 毛先をカールさせるときは前に引っ張りながら巻く
- 頭頂部を巻くときは時間をかけず5秒以内に巻き終えること
- 軽やかさを保ちながらホールド力もあるワックススプレーで仕上げる
「頭頂部を巻くときはじっくり巻くと膨らみすぎるので、アイロンをサッと通すだけで十分です」(槌田さん)
また、仕上げのスタイリング剤は「動くたびに髪が揺れるような軽やかさが欲しいので、ほどよいホールド力のあるワックススプレーがいいですね」(槌田さん)
【9】髪全体が軽やかに見える、かき上げセミロング



■:アレンジ方法
顔のかたちが縦長に見える面長さんは、顔型カバーのために前髪をつくることが多いもの。とくに縦長シルエットになりやすいミディアムヘアは、前髪をしっかりつくりがち。長めの前髪にも挑戦したい、と思っている面長さんも多いのでは?これを解決するために、MINX銀座五丁目店の河野沙耶佳さんが提案してくれた方法は、「全体のシルエットを菱形にする」こと!シルエットで顔型をカバーする華やかスタイルをご覧ください。

STEP1:前髪を立ち上げながらブロー

STEP2:毛先に内巻きワンカール、顔周りにリバースカール

STEP3:ドライヤーの風を当てながらくずす

STEP4:中間から毛先にオイルをつけてツヤを出す

〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 全体に空気感を持たせて、ふんわりとしたシルエットに
- 髪がぺたんとしないように、スタイリング剤は毛先からつける
- 巻きが大きいと古くなるので、アイロンは髪の中間から入れる
「アイロンはブラシアイロンでも、普通のヘアアイロンでもOK。巻きが強すぎないほうが今っぽいので、ワンカール程度にして」(河野さん)
面長でも「かき上げ前髪」ができる!ふんわり華やかな菱形ミディアム
- TEXT :
- Precious.jp編集部