【目次】
【1】清潔感を保っている
年齢を重ねるほどに、ある種の清潔感が失われていく…それは、人としてのひとつの宿命。かつてはそう言い切るしかなかったが、今やそれは、克服できる宿命になったと私は考えている。なぜなら、清潔感こそ美の大前提であることに皆が気付き、それを保とう、取り戻そうという気概が一気に高まってきたから。またそれを叶える美容がみるみる進化してきたからなのだ。
若さが清潔感の申し子ならば、それを失うのが老化。放っておけば、消えていく。でも実は心掛けひとつで、いくつになっても宿せるものであるのを、まず知っておくべきなのだ。 それどころか清潔感をいかに増やしていけるか? がエイジングケアの生命線。例えば肌、色ムラや肌質ノイズがないことは、清らかなることの大前提。できれば、ホワイトニングにおいても白さや透明感どまりで満足せず、その先にある圧倒的な清潔感を目指してほしい。
口元や目元にも、指先にも、髪にも、声にまで、まさしく全身の末端にまで清潔がいき渡り、気がつけば、立ち居振舞いや言葉遣いにまで、清らかさが備わっていく。(著:美容ジャーナリスト 齋藤 薫さん)
齋藤 薫さん寄稿「大人世代が目指すべきエイジングケアのお手本とは?」新時代の「クリーン・ビューティ」集中講座
【2】正しい姿勢を意識している
私たちは日常生活で無意識に体をゆがませているし、悪い姿勢のクセがついている人がほとんど。エレベーターを待っていたり、信号待ちしているとき、片足重心で立っていたり、足をクロスしていたり…。また、椅子に座るときに、どすんと座って足を前に投げ出す、というのも歪みを引き起こします。体の歪みは、さまざまなトラブルを引き起こす要因。
骨盤が歪むことで、太ももが横に張り出す、ヒップが下がるなど、ボディラインが崩れて見た目に老けて見えます。さらにむくみが起こる、自律神経のバランスが乱れて血流がダウンするなど体調不良の引き金に…。「元気で若々しい体をキープするために、立ち方、歩き方、座り方を正しい姿勢で行うことが大事!」なのです。
◆正しい立ち方、歩き方、座り方
正しい立ち方を意識する
エレベーターや信号を待っているときは、正しく立つことを意識してみてください。腰幅に脚を開いて立ち、足の人さし指、膝、腰部が一直線になっているのが正しい立ち姿勢です。
歩くときは股関節を意識する
股関節の位置をご存知ですか?鼠径部の真ん中が股関節の位置。実際は奥にあるので触ることはできないのですが、ここを意識することが大事。
歩くときは「正しい立ち方」の状態から、股関節から脚を前に出すように動かしてください。最初のうちは、股関節の位置を指で触れながら歩くと意識しやすくなります。
座るときも股関節を意識する
体を椅子に投げ出すようにどっかりと座るのではなく、「正しい立ち方」の状態から、左右の太ももをピッタリとつけてゆっくりと座ってみてください。
足は90度に曲げて、足裏はピッタリと床につけましょう。自然と姿勢がよくなり、胸も開いて呼吸もしやすくなるでしょう。
体の歪みをリセット&予防する【村木宏衣さん直伝】正しい歩き方&座り方
【3】頭皮・髪のケアをしている
年齢を重ねるごとに艶を失い、どんどんまとまりにくくなる髪。それは大人の髪が、健やかな髪の成長を促し頭皮を健康に保つ働きを担う女性ホルモンの分泌量低下による「エイジング」と、紫外線やドライヤーの熱、カラーリングやパーマなどによる「蓄積ダメージ」をダブルで抱えているから。
エイジングとダメージで艶を失った大人の髪を立て直すには健やかな髪を育むために頭皮環境を整えることと、即効性のあるスタイリング&修復ケアを両輪で行うことが重要です。
【艶を失った髪でお悩みの方へ】美髪を育む土壌ケアができるありがたい逸品『プレミアム FOX カッサ ウッド ヘアブラシ』で今すぐレスキュー
「豊かなツヤ髪を育むのは、それほど難しいことではありません。頭皮と髪を労りながら洗い、老化が進みつつある頭皮に適切なスキンケア料を与え、美容機器で細胞に刺激を与えて頭皮に活力を甦らせる。同時に体の内側から、若さを育む成分を補充すればいい。つまり顔と同じです。
問題は、頭皮は顔と違い、努力の成果が見えづらいことでしょう。ヘアカラーや毎日のヘアアイロンにも耐えうるたくましい髪を育てるためには、選び抜いたヘアケアギアを信じて。とにかく続けるが勝ちです」(ビューティエディター 柳田 美由紀さん)。
継続は力なり! 今日から始めたい【ツヤ髪を育むための育毛カリキュラム】美容家電をはじめ注目アイテムもご紹介
◆ブラッシングで頭皮を刺激し血行促進
ブラッシングには、髪のもつれをほぐし、毛流れを整えるほか、頭皮から分泌される皮脂を毛先にまでいき渡らせることでツヤを出す効果があります。それだけでなく、頭皮を刺激して血流を促進させるという、健康な髪を育むうえで大切な役割も担います。ヘアブラシにはさまざまなタイプがありますが、ブラッシングに適しているのは弾力性のあるクッションブラシかパドルブラシ。また、ツヤを失った大人の髪には、静電気が起きづらく、適度に油分を含んでいる天然毛を使用したものがおすすめ。
ブラッシングの手順としては、まず毛先10cmのもつれをほぐします。次に内側からブラシを入れ、絡まりやすい襟足部分の根元から毛先まで丁寧にとかし、最後に表面の根元から毛先までゆっくりとブラッシングを。これを朝晩一日2回、一度のブラッシングにかける時間はたったの3分。これだけで艶やかな髪と健康な頭皮が育めるなんてうれしい限り。
新年は艶やかな髪と健康な頭皮を育む!美髪の基本の「き」となるブラッシングにおすすめ【一生ものの名品ブラシ】を厳選
◆シャンプーでしっかりと汚れを落とす
洗顔がスキンケアのファーストステップであるように、ヘアケアもシャンプーから始まるといっても過言ではありません。「落とすケア」にいかに注力するかによって、艶やかさを含めた髪の質感やボリューム感、そして頭皮の状態まで変わってきます。必要な皮脂まで落としてしまうと、頭皮や髪の乾燥を招き、ツヤ消失や頭皮のバリア機能の低下につながる可能性もあるので注意。髪質や髪悩みをしっかりと見極めたうえで、洗浄成分、保湿成分、処方にこだわったシャンプー&トリートメントのセレクトを。
洗髪前には丁寧なブラッシングで汚れを浮かしておくこと、3分間を目安にしっかりと予洗いを行うことで、髪の汚れの7割を落とすことができます。シャンプー剤は泡立ててから頭にのせ、頭皮をマッサージするように指の腹で洗って。トリートメント剤は中間〜毛先に塗布して、目の粗いコームでとかして均一に広げることが美髪の鍵に。
【リュクスなシャンプー&トリートメント】で一発逆転!新年からスタート「大人のツヤ髪」始め── 生き様は髪に現れる
◆頭皮用美容液でケアをする
「顔には多くのスキンケアを重ねていても、頭皮用スキンケアは使っていないという人が多いようです。女性ホルモン減少に比例するように、髪はツヤを失い抜け毛が増えてきているはず。育毛美容液は、抜け毛や薄毛だけに効くわけではありません。頭皮用の強力なスキンケア料として、健康で豊かなツヤ髪を育む土台である頭皮環境を改善してくれます。内側からは女性ホルモンやサプリメント、外側からは頭皮用美容液を。両輪のケアを始めたいものです」(柳田さん)。
継続は力なり! 今日から始めたい【ツヤ髪を育むための育毛カリキュラム】美容家電をはじめ注目アイテムもご紹介
◆ヘアオイルでツヤを与える
髪にツヤがあれば、肌も艶やかに見え、いつもの着こなしの洗練度も高まります。手っ取り早く髪にツヤを取り戻すなら、ヘアオイルを味方につけない手はありません。ヘアオイルの原料やテクスチャーも豊富になった現代では、髪質に合うオイル選びこそが美髪への鍵に。ダメージ毛には、補修効果が高く、こっくりとした重めのタイプ、毛量が多く広がりやすい人は、頭皮についても安心なボディオイル兼用のサラッと軽やかなタイプ、反対にボリュームが出づらい人は薄膜コーティングできるミストタイプを。髪質に合うオイルを少量ずつつけることで、濡れ感ではない上品なツヤが髪に宿ります。
生き様は髪に現れる──【新年からスタート「大人のツヤ髪」始め】艶めく髪を手に入れるための【ヘアオイル】を厳選!
【4】基礎的なスキンケアを疎かにしない
メイクや汚れを落とすことに必死になる「こすりすぎ」。これもバリア機能を壊す原因のひとつなのは周知の事実。でも「こすりすぎ」の自覚はないし、自分は間違った落とし方をしていない、と思っていませんか?ここではプロは当たり前に行っているけれど、私たちには初耳の“落とすワザ”のポイントを解説します。
◆正しいクレンジング・洗顔で汚れを落とす
リムーバー使いのポイント:摩擦がシワをつくるから指でいっさい触れずにアイメイクを落とす
アイメイクはリムーバーを含ませたコットンで“こすり落とす”と思っていませんか? それがシワのもと。対策はコットンの持ち方の見直しを。
人差し指と中指、薬指と小指でコットンの端を挟み、中指と薬指を開くのが基本。そして指がまぶたに触れないように当てるのがコツで、のせて3秒おくだけでスルッと落とせます。残ったマスカラは綿棒で除去を。
クレンジングのポイント:手先を動かすのではなく肘から動かすと不思議と手に力が入らない
クレンジングクリームやバームは厚みのあるなめらかな質感なので、つい力を入れてマッサージしたくなりますが、その刺激がたるみの原因に。力が入らないようにするためには、手先だけを動かすのではなく、肘を動かすのがポイント。
さらに手は肌から1mm浮かすつもりで、クレンジング剤を揺らすようにメイク汚れをなじませればスッキリと落とせる。
洗顔のポイント:手で触れない、こすらない。泡を肌と手でサンドして転がす
指先でこするのは刺激になるので、人差し指、中指、薬指の第三関節まで使うこと。さらに1mm程度浮かして泡を転がすのが正解で、肌に指が触れなければ、スピーディに手を動かしてもOK。手早く汚れを引き出しましょう。
そして洗い流しは32〜36℃のぬるま湯が正解で、このときも手でこするのは厳禁だし、シャワーを直接顔に当てるのもNGです。正しい洗顔をすれば、つっぱることなく肌はふかふかに整い、保水力もアップします。
拭き取りローションのポイント:指の圧による摩擦がシミを生む。コットンの重みだけで肌を拭き取る
まずはコットンにひたひたになるくらい、ローションを含ませ毛羽立ちをなくすこと。そして、アイメイクを落とすときと同様に持ち方が重要。人差し指と中指、薬指と小指でコットンの端を挟み、中指と薬指を開くのが基本です。
そして指の圧で拭き取るのではなく、中指と薬指の間のコットンだけが肌に当たるようにし、コットンの重みだけで優しく拭き取りを。キメの凹凸にもフィットしやすく浮き出た皮脂を刺激ゼロで取り去る最善策です。
【プロに習うメイクの落とし方の極意】スキンケアの成果は落とし方で9割決まる?乾燥を招くのは方法を間違えていたから?
◆エイジングケアコスメを使ってスキンケアをする
【目次】
【1】清潔感を保っている
年齢を重ねるほどに、ある種の清潔感が失われていく…それは、人としてのひとつの宿命。かつてはそう言い切るしかなかったが、今やそれは、克服できる宿命になったと私は考えている。なぜなら、清潔感こそ美の大前提であることに皆が気付き、それを保とう、取り戻そうという気概が一気に高まってきたから。またそれを叶える美容がみるみる進化してきたからなのだ。
若さが清潔感の申し子ならば、それを失うのが老化。放っておけば、消えていく。でも実は心掛けひとつで、いくつになっても宿せるものであるのを、まず知っておくべきなのだ。 それどころか清潔感をいかに増やしていけるか? がエイジングケアの生命線。例えば肌、色ムラや肌質ノイズがないことは、清らかなることの大前提。できれば、ホワイトニングにおいても白さや透明感どまりで満足せず、その先にある圧倒的な清潔感を目指してほしい。
口元や目元にも、指先にも、髪にも、声にまで、まさしく全身の末端にまで清潔がいき渡り、気がつけば、立ち居振舞いや言葉遣いにまで、清らかさが備わっていく。(著:美容ジャーナリスト 齋藤 薫さん)
齋藤 薫さん寄稿「大人世代が目指すべきエイジングケアのお手本とは?」新時代の「クリーン・ビューティ」集中講座
【2】正しい姿勢を意識している
私たちは日常生活で無意識に体をゆがませているし、悪い姿勢のクセがついている人がほとんど。エレベーターを待っていたり、信号待ちしているとき、片足重心で立っていたり、足をクロスしていたり…。また、椅子に座るときに、どすんと座って足を前に投げ出す、というのも歪みを引き起こします。体の歪みは、さまざまなトラブルを引き起こす要因。
骨盤が歪むことで、太ももが横に張り出す、ヒップが下がるなど、ボディラインが崩れて見た目に老けて見えます。さらにむくみが起こる、自律神経のバランスが乱れて血流がダウンするなど体調不良の引き金に…。「元気で若々しい体をキープするために、立ち方、歩き方、座り方を正しい姿勢で行うことが大事!」なのです。
◆正しい立ち方、歩き方、座り方
正しい立ち方を意識する
エレベーターや信号を待っているときは、正しく立つことを意識してみてください。腰幅に脚を開いて立ち、足の人さし指、膝、腰部が一直線になっているのが正しい立ち姿勢です。
歩くときは股関節を意識する
股関節の位置をご存知ですか?鼠径部の真ん中が股関節の位置。実際は奥にあるので触ることはできないのですが、ここを意識することが大事。
歩くときは「正しい立ち方」の状態から、股関節から脚を前に出すように動かしてください。最初のうちは、股関節の位置を指で触れながら歩くと意識しやすくなります。
座るときも股関節を意識する
体を椅子に投げ出すようにどっかりと座るのではなく、「正しい立ち方」の状態から、左右の太ももをピッタリとつけてゆっくりと座ってみてください。
足は90度に曲げて、足裏はピッタリと床につけましょう。自然と姿勢がよくなり、胸も開いて呼吸もしやすくなるでしょう。
体の歪みをリセット&予防する【村木宏衣さん直伝】正しい歩き方&座り方
【3】頭皮・髪のケアをしている
年齢を重ねるごとに艶を失い、どんどんまとまりにくくなる髪。それは大人の髪が、健やかな髪の成長を促し頭皮を健康に保つ働きを担う女性ホルモンの分泌量低下による「エイジング」と、紫外線やドライヤーの熱、カラーリングやパーマなどによる「蓄積ダメージ」をダブルで抱えているから。
エイジングとダメージで艶を失った大人の髪を立て直すには健やかな髪を育むために頭皮環境を整えることと、即効性のあるスタイリング&修復ケアを両輪で行うことが重要です。
【艶を失った髪でお悩みの方へ】美髪を育む土壌ケアができるありがたい逸品『プレミアム FOX カッサ ウッド ヘアブラシ』で今すぐレスキュー
「豊かなツヤ髪を育むのは、それほど難しいことではありません。頭皮と髪を労りながら洗い、老化が進みつつある頭皮に適切なスキンケア料を与え、美容機器で細胞に刺激を与えて頭皮に活力を甦らせる。同時に体の内側から、若さを育む成分を補充すればいい。つまり顔と同じです。
問題は、頭皮は顔と違い、努力の成果が見えづらいことでしょう。ヘアカラーや毎日のヘアアイロンにも耐えうるたくましい髪を育てるためには、選び抜いたヘアケアギアを信じて。とにかく続けるが勝ちです」(ビューティエディター 柳田 美由紀さん)。
継続は力なり! 今日から始めたい【ツヤ髪を育むための育毛カリキュラム】美容家電をはじめ注目アイテムもご紹介
◆ブラッシングで頭皮を刺激し血行促進
ブラッシングには、髪のもつれをほぐし、毛流れを整えるほか、頭皮から分泌される皮脂を毛先にまでいき渡らせることでツヤを出す効果があります。それだけでなく、頭皮を刺激して血流を促進させるという、健康な髪を育むうえで大切な役割も担います。ヘアブラシにはさまざまなタイプがありますが、ブラッシングに適しているのは弾力性のあるクッションブラシかパドルブラシ。また、ツヤを失った大人の髪には、静電気が起きづらく、適度に油分を含んでいる天然毛を使用したものがおすすめ。
ブラッシングの手順としては、まず毛先10cmのもつれをほぐします。次に内側からブラシを入れ、絡まりやすい襟足部分の根元から毛先まで丁寧にとかし、最後に表面の根元から毛先までゆっくりとブラッシングを。これを朝晩一日2回、一度のブラッシングにかける時間はたったの3分。これだけで艶やかな髪と健康な頭皮が育めるなんてうれしい限り。
新年は艶やかな髪と健康な頭皮を育む!美髪の基本の「き」となるブラッシングにおすすめ【一生ものの名品ブラシ】を厳選
◆シャンプーでしっかりと汚れを落とす
洗顔がスキンケアのファーストステップであるように、ヘアケアもシャンプーから始まるといっても過言ではありません。「落とすケア」にいかに注力するかによって、艶やかさを含めた髪の質感やボリューム感、そして頭皮の状態まで変わってきます。必要な皮脂まで落としてしまうと、頭皮や髪の乾燥を招き、ツヤ消失や頭皮のバリア機能の低下につながる可能性もあるので注意。髪質や髪悩みをしっかりと見極めたうえで、洗浄成分、保湿成分、処方にこだわったシャンプー&トリートメントのセレクトを。
洗髪前には丁寧なブラッシングで汚れを浮かしておくこと、3分間を目安にしっかりと予洗いを行うことで、髪の汚れの7割を落とすことができます。シャンプー剤は泡立ててから頭にのせ、頭皮をマッサージするように指の腹で洗って。トリートメント剤は中間〜毛先に塗布して、目の粗いコームでとかして均一に広げることが美髪の鍵に。
【リュクスなシャンプー&トリートメント】で一発逆転!新年からスタート「大人のツヤ髪」始め── 生き様は髪に現れる
◆頭皮用美容液でケアをする
「顔には多くのスキンケアを重ねていても、頭皮用スキンケアは使っていないという人が多いようです。女性ホルモン減少に比例するように、髪はツヤを失い抜け毛が増えてきているはず。育毛美容液は、抜け毛や薄毛だけに効くわけではありません。頭皮用の強力なスキンケア料として、健康で豊かなツヤ髪を育む土台である頭皮環境を改善してくれます。内側からは女性ホルモンやサプリメント、外側からは頭皮用美容液を。両輪のケアを始めたいものです」(柳田さん)。
継続は力なり! 今日から始めたい【ツヤ髪を育むための育毛カリキュラム】美容家電をはじめ注目アイテムもご紹介
◆ヘアオイルでツヤを与える
髪にツヤがあれば、肌も艶やかに見え、いつもの着こなしの洗練度も高まります。手っ取り早く髪にツヤを取り戻すなら、ヘアオイルを味方につけない手はありません。ヘアオイルの原料やテクスチャーも豊富になった現代では、髪質に合うオイル選びこそが美髪への鍵に。ダメージ毛には、補修効果が高く、こっくりとした重めのタイプ、毛量が多く広がりやすい人は、頭皮についても安心なボディオイル兼用のサラッと軽やかなタイプ、反対にボリュームが出づらい人は薄膜コーティングできるミストタイプを。髪質に合うオイルを少量ずつつけることで、濡れ感ではない上品なツヤが髪に宿ります。
生き様は髪に現れる──【新年からスタート「大人のツヤ髪」始め】艶めく髪を手に入れるための【ヘアオイル】を厳選!
【4】基礎的なスキンケアを疎かにしない
メイクや汚れを落とすことに必死になる「こすりすぎ」。これもバリア機能を壊す原因のひとつなのは周知の事実。でも「こすりすぎ」の自覚はないし、自分は間違った落とし方をしていない、と思っていませんか?ここではプロは当たり前に行っているけれど、私たちには初耳の“落とすワザ”のポイントを解説します。
◆正しいクレンジング・洗顔で汚れを落とす
リムーバー使いのポイント:摩擦がシワをつくるから指でいっさい触れずにアイメイクを落とす
アイメイクはリムーバーを含ませたコットンで“こすり落とす”と思っていませんか? それがシワのもと。対策はコットンの持ち方の見直しを。
人差し指と中指、薬指と小指でコットンの端を挟み、中指と薬指を開くのが基本。そして指がまぶたに触れないように当てるのがコツで、のせて3秒おくだけでスルッと落とせます。残ったマスカラは綿棒で除去を。
クレンジングのポイント:手先を動かすのではなく肘から動かすと不思議と手に力が入らない
クレンジングクリームやバームは厚みのあるなめらかな質感なので、つい力を入れてマッサージしたくなりますが、その刺激がたるみの原因に。力が入らないようにするためには、手先だけを動かすのではなく、肘を動かすのがポイント。
さらに手は肌から1mm浮かすつもりで、クレンジング剤を揺らすようにメイク汚れをなじませればスッキリと落とせる。
洗顔のポイント:手で触れない、こすらない。泡を肌と手でサンドして転がす
指先でこするのは刺激になるので、人差し指、中指、薬指の第三関節まで使うこと。さらに1mm程度浮かして泡を転がすのが正解で、肌に指が触れなければ、スピーディに手を動かしてもOK。手早く汚れを引き出しましょう。
そして洗い流しは32〜36℃のぬるま湯が正解で、このときも手でこするのは厳禁だし、シャワーを直接顔に当てるのもNGです。正しい洗顔をすれば、つっぱることなく肌はふかふかに整い、保水力もアップします。
拭き取りローションのポイント:指の圧による摩擦がシミを生む。コットンの重みだけで肌を拭き取る
まずはコットンにひたひたになるくらい、ローションを含ませ毛羽立ちをなくすこと。そして、アイメイクを落とすときと同様に持ち方が重要。人差し指と中指、薬指と小指でコットンの端を挟み、中指と薬指を開くのが基本です。
そして指の圧で拭き取るのではなく、中指と薬指の間のコットンだけが肌に当たるようにし、コットンの重みだけで優しく拭き取りを。キメの凹凸にもフィットしやすく浮き出た皮脂を刺激ゼロで取り去る最善策です。
【プロに習うメイクの落とし方の極意】スキンケアの成果は落とし方で9割決まる?乾燥を招くのは方法を間違えていたから?
◆エイジングケアコスメを使ってスキンケアをする
「ほうれい線やあご周りなどのエイジングサインは顔の下半分にあるので、部分ケアだけしてしまいそうですが、顔全体のケアをして顔全体にハリとツヤが出るようなスキンケアを選びます。使うアイテムは、化粧水、美容液、クリームという普段通り。しかしながら、化粧水よりも濃密な化粧液だったり、クリームのような美容液だったりと、まるでひとつ先のアイテムを使っているかのように濃密なアイテムを選ぶと、頼もしいと感じます」(ビューティPRコンサルタント 松本晶子さん)。
【秋肌を底上げ】松本晶子さんが投入する「上向き肌キープに欠かせないスキンケア」
◆日中は日焼け止めを塗る
室内でも紫外線対策は必要です。紫外線は窓ガラスをおよそ70%も透過します。若干ですが壁や床に反射したぶんも届きます。もしも短時間であってもテラスに出たり外出するのなら、そのときは鉄壁の紫外線対策が必要です。曇りでも晴れの約65%、雨でも約20%、あなどれない紫外線が降り注いでいます。リモートワークでもすっぴんは危険です。
【美しい肌は日中の透明感管理で決まる】大人が選ぶべきUVケアの常識は?UV耐水性マークの意味とは?
美しい肌の延命は日中の透明感管理で決まります。最強の紫外線防御力にスキンケア機能、美しい仕上がりが持続する秀作をいくつ味方につけられるか。UVベース類は毎シーズン最新最強にアップデート。それがルールと心得ておきたいものです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部

















