【目次】

ベース顔に似合う前髪とは?


■前髪は斜めに流すと全体のバランスがアップ

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「髪の毛が細くなってくる40代は、ヘア全体がペタッと寂しい印象になりがち。顔型も強調されやすく、特にベース顔さんはエラ張りが目立ったり、太った印象に見えてしまう場合も。ポイントは、レイヤーでふんわりとしたボリュームを出すこと。目線を上げることでフェイスラインをスッキリ見せることができます。

まっすぐおろす前髪は、横のラインを強調してしまうのでエラ張りさんには不向きです。斜めに流すとおでこに隙間ができ、縦のラインが引き立って、顔をスリム&小顔に見せる効果が高まりますよ」(GARDEN YOKOHAMA リードデザイナー 豊田 楓さん)。

GARDEN YOKOHAMA リードデザイナー 豊田 楓さん

40代に似合う【ふんわりショートヘア】ボリュームアップ&フェイスラインもスッキリで小顔に!

■菱形フォルムをつくるのがオススメ

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「ベース型さんにとってNGなのが、ストンとした前髪。直線的なフォルムは顔型を強調してしまうので、レイヤーとパーマを使って、柔らかな質感と菱形フォルムをつくるのがオススメです。中間は締めつつ毛先にカールをつけてあげると、トレンドの抜け感をつくりながら顔型カバーが叶います」(AntiOurs 店長 CHIIさん)。

AntiOurs 店長 CHIIさん

ラフな毛先の動きで気になるエラをカバー!ベース型さんに似合う柔らかパーマスタイル

ベース顔向け「前髪ありスタイル」【8選】


【1】ラフな動きが出る、エアリーな斜め前髪

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「ベース顔さんのお悩みに多いのが、骨格が角張っているため、骨っぽいエラが強調された印象になるというもの。これを解決するには、髪型でフェミニンさをプラスしてあげることが大切です。ふんわりとしたボリューム感を出して、顔まわりに柔らかな動きをつくることを意識しましょう。

鎖骨下の長さでカットし、耳うしろなど重くなりやすいところは毛量を調節。トップと顔まわりにレイヤーカットで重さと動きをプラスしています。前髪からサイドへのつながりに曲線をつくると、女性らしさがアップ!」(THE GARDEN Tokyo トップスタイリスト 本木亜美さん)。

THE GARDEN Tokyo トップスタイリスト 本木亜美さん

40代に似合う【フェミニンなボブスタイル】ふんわり&ボリューム感あふれる「爽やか小顔」に!

【2】透けバングの菱形ショート

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「トップにボリュームを出し、透け感のある前髪で肌が見える分量を増やすと、顔全体の重心が引き上がります。さらにサイドの髪を、やや後ろに向かって上がるようにカットするのもポイント。輪郭がリフトアップして見えますよ。

ボブをベースに、グラデーションカットで立体感をプラス。軽く毛量を調整して、ふんわり仕上げました。前髪は厚くならないようにカットしています。髪色はハイライトを入れて柔らかいベージュブラウンを重ねると、顔色が明るく見えて白髪カバーの効果も絶大です」(MINX青山店 取締役、ディレクター 大山幸也さん)。

MINX青山店 取締役、ディレクター 大山幸也さん

【小顔ヘア】四角いフェイスラインをキュッと上げる!透けバングの菱形ショート【小顔ヘア】四角いフェイスラインをキュッと上げる!透けバングの菱形ショート

【3】エラ張りをシャープにS字ウェーブボブ

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「ベース型さんは、頬骨とエラが張って目立ちやすい顔型。カバーするには、顔まわりにくびれのある波状のウェーブをつくるのがオススメです。頬骨とエラに毛束がかかることで、骨っぽさがカモフラージュできます。

外ハネのボブスタイルは、タイトにスタイリングするのがお洒落。あまりボリュームを出さないデザインのため、髪のボリュームを気にせず楽しめます。首が長く見える効果もあり、スタイリングも簡単なので、朝のスタイリングを楽にしたい忙しい40代にはぴったりだと思います」(ABBEY GINZA 店長 馬場竜也さん)。

ABBEY GINZA 店長 馬場竜也さん

頭が小さく見えるコンパクトボブ|ベース型はS字ウェーブでエラ張りをシャープに!

【4】エラ部分をふわっと隠すレイヤーショート

完成
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「トップにレイヤーを入れた丸みのあるショート。サイドはリップラインに設定、襟足はくびれるようにカットしています。前髪は顔に沿うようカットし、斜めに流しやすいように。中間から毛先に毛量調整を行い、ふわっとした自然な動きが出るようにしました」(GARDEN YOKOHAMA リードデザイナー 豊田 楓さん)。

GARDEN YOKOHAMA リードデザイナー 豊田 楓さん

40代に似合う【ふんわりショートヘア】ボリュームアップ&フェイスラインもスッキリで小顔に!

【5】ウェットな束感で魅せるダブルバングショート

完成
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「ベース型の場合、フェイスラインは隠すよりも思い切って出した方がいい。首元に抜け感ができると、首が長く見えるし、小顔効果も期待できます。相手の視線も輪郭から引き上がるのでフェイスラインに視線がいかなくなります。

短めの前髪に抵抗がある方はダブルバングがオススメ。スタイリングによって前髪の長さを変えられるので、今日は短め、明日は長め、と言う感じで違う雰囲気のスタイルを楽しんでいただけます」(Cocoon銀座店 ディレクター 泰斗さん)。

Cocoon銀座店 ディレクター 泰斗さん

髪型で叶う|ベース型だと気づかせない!ウェットな束感で魅せる大人の絶品ショート

【6】薄め前髪のレイヤーミディアムロング

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「毛先は厚みを残しながら、前髪からサイドにかけて表面のみにバランスよくレイヤーを入れ、ふんわりとしたボリューム&動きを出しやすいよう調整しています。前髪は目にかかるくらい長め、かつ薄めに。若い世代に流行りのシースルー前髪まではいきませんが、前髪を大人ノバランスで自然につくることで、40代のお悩みであるおでこのシワ隠しにもなり、さらに小顔効果も狙えて一石二鳥です」(Belle Shinjuku 店長 鯨岡拓也さん)。

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Belle Shinjuku 店長 鯨岡拓也さん

40代に似合う【ふんわりレイヤーミディアムロング】細く柔らかい毛は、毛先重めのレイヤースタイルが好バランス

【7】流れるようにカットした、アシンメトリー前髪のショートヘア

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「年齢とともに肌が下がると、顔とつながる頭皮も下がるため髪のトップや後頭部がどうしてもペタンとしがちに。そんなトップと後頭部は、髪が短いほどボリュームアップしやすいんです。髪を肩上にしてボリュームアップすると、頭が小さくキレイに見えて、若々しく元気な印象にもなります。

フェイスラインの四角い印象をカバーするには、顔まわりのシルエットをアシンメトリーにしてあげること。さらに、サイドの髪を耳にかけると、肌の面積が左右で変わり、輪郭の印象が和らぎます。前髪はサイドに流れるようにつくってあげるのがオススメです」(PEEK-A-BOO 銀座中央通り店 トップスタイリスト、副店長 山本真資さん)。

PEEK-A-BOO 銀座中央通り店 トップスタイリスト、副店長 山本真資さん

大人ヘア|四角い印象はシルエットで崩す!骨格まで美しく見せるアシメショート

【8】透け感のある前髪で華やかなレイヤーウェーブヘア

完成
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「エラが張っているベース型の骨格の場合、フェースラインがもたついて見えがち。カバーするには、サイドにレイヤーをプラスし、高い位置でリバースに巻くとgood。エラより上に膨らみをつくることで、フェースラインがキュッと上がって見えます。

透け感のある前髪と、サイドに開く顔まわりのデザインは、顔色を明るく見せる効果も。40代は顔に影がかかると肌色まで暗く見えるので、肌はできるだけ出してあげるのがオススメです」(kakimoto arms 田園調布店 スタイリストチーフ 森林郁香さん)。

kakimoto arms 田園調布店 スタイリストチーフ 森林郁香さん

ベース顔カバーヘア|フェースラインをリフトアップ!レイヤー×リバース巻きテクニック

ベース顔向け「前髪なしスタイル」【8選】


【1】毛先の動きでエラをカバーする柔ふわパーマボブ

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「ベース型さんには、フェイスラインの骨っぽさを髪で隠したいという方が多いです。でも厚めの髪でエラを隠したり、鋭角なボブラインにすると逆に目立ってしまいます。パーマをプラスして、やや前上がりラインの髪でふんわりエラをカバーして。柔らかい印象と抜け感が生まれて、顔まわりを華奢な印象にしてくれますよ。

まとまりすぎたフォルムや面があるペタッとした髪は、ボリュームダウンや白髪が目立つなど老けて見える原因に。パーマをプラスして動きが生まれることで、これらのお悩みがカバーできるんです。ラフな質感や抜け感はトレンド。ぜひ取り入れて欲しいです」(PearL アートディレクター CHIEさん)。

PearL アートディレクター CHIEさん

大人ヘア|顔が四角く見えるエラをカバー!柔ふわパーマ×前上がりラインで華奢印象に

【2】顔周りに軽やかな動きを出した、ふんわり斜め分け

完成
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「エラをカバーするには、前髪を顔の半分くらいに設定し、サイドにレイヤーを入れて、顔周りに菱形のシルエットをつくること。毛先に厚みが残る程度のレイヤーが今っぽくてオススメです。表面にもレイヤーを入れると軽やかな動きが出て、髪のボリュームダウンもカバーできます。

エラ周りを暗くすると逆に目立つので、顔周りにはハイライトを入れてあげると◎。頬にかかる前髪にハイライトが入ると、エラより上に目線がいくように。前髪とエラ近くに自然な陰影がつくので、輪郭が目立ちにくくなります(kakimoto arms 六本木ヒルズ店 エグゼクティブスタイリスト 林 麻美さん)。

kakimoto arms 六本木ヒルズ店 エグゼクティブスタイリスト 林 麻美さん

顔周りレイヤー&ハイライトでエラをカモフラージュする菱形ミディアム

【3】エラ張りカバーする、かき上げスタイル

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「ベース型の顔タイプの方は、骨格が角張ってエラが目立ちやすく、平面的な印象を与えがちです。顔が横に広がって見えやすいので、縦の長さを意識したスタイルがに仕上げることがポイントに。ふんわりカールさせてあげると、女性らしい華やかさも高まりますよ。

胸上くらいのセミロングベース。表面、顔まわりにレイヤーを入れますが、毛先を軽くしすぎないようほどよく重さを残してあげると大人っぽく上品な印象になります。前髪はあごのラインに落ちる長さでカットするのがコツです」(MINX harajuku 総代表、ディレクター 大竹祐紀さん)。

MINX harajuku 総代表、ディレクター 大竹祐紀さん

40代に似合う【華やかさアップ!ロングレイヤースタイル】ストレート&カールの絶妙バランスで叶えるエレガントスタイル

【4】毛先のハネで輪郭をカバーする、センター分けスタイル

完成
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「ベース型さんにとってNGなのが、ストンとした前髪。直線的なフォルムは顔型を強調してしまうので、レイヤーとパーマを使って、柔らかな質感と菱形フォルムをつくるのがオススメです。中間は締めつつ毛先にカールをつけてあげると、トレンドの抜け感をつくりながら顔型カバーが叶います。

40代になると髪がやや細くなり、ペタッとして分け目がつきやすくなります。これを解消するのにも、顔周りのレイヤーとパーマは効果的。とくにボブスタイルは、毛先のハネが気になりやすい長さなので、あえて毛先がラフに動くようにパーマをかけてあげると、スタイリングもしやすくなります」(AntiOurs 店長 CHIIさん)。

AntiOurs 店長 CHIIさん

ラフな毛先の動きで気になるエラをカバー!ベース型さんに似合う柔らかパーマスタイル

【5】前髪&表面にレイヤーを入れたヘルシーロング

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「しっとりとしたまとまりと程よい動きが欲しい大人ロングは、毛先の厚みは程よく残しながら、表面と前髪だけにバランスよくレイヤーを入れたスタイルがオススメです。一見ワンレン風ですが、さらっと巻いたときにニュアスが出やすいようレイヤーを入れています。耳下あたり&毛先に程よいボリュームが出るよう調整しているので、エラや輪郭のもたつきをカバーして小顔効果も抜群。毛先が重たく見えず、ナチュラルでヘルシーな印象にも」(Belle Shinjuku 店長 鯨岡拓也さん)。

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Belle Shinjuku 店長 鯨岡拓也さん

40代に似合う【軽やかに揺れるヘルシーロング】甘くなりがちなロングヘアをナチュラルかつ知的な印象に

【6】エラを縁取りコンパクトに見せる前下がりスタイル

完成
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「ショートヘアをつくるときに大切なのが、髪と肌の面積のバランスです。エラを隠そうとすると髪の面積が増え、肌の分量が減ってしまうので、少し野暮ったい雰囲気になりがち。エラは気にせず、全体のバランスを重視してつくってあげたほうが、意外と顔型も目立たなくなるんですよ。

高い位置にグラデーションカットを施したショートボブがベース。白髪が少ない黒髪なので、肌が出る面積を考え、前髪は作らずセンターパートに。襟足は首が長く、キレイに見えるように、タイトに仕上げています。サイドの前下がりのカットラインで、横顔が美しく、頭も小さく見えるように」(くし 代表 才田とおるさん)。

いつくし 代表 才田とおるさん

肌と髪のバランスでエラがカバーできる!横顔まで美しい知的ショート

【7】丸みをもたせたセンターパートのショートヘア

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「髪は触れば触るほど、トップのボリューム感は失われていきます。トップを自然に立ち上がらせるには、根元を起こすようにドライヤーをあてて、根元を立ち上げるようにワックスをなじませれば完成です。少しずつではなく、大胆にスタイリングしてください。

後頭部に丸みをつけて襟足をすっきり見せることで、トップに自然なボリューム感が生まれます」(natura スタイリスト 内藤新士さん)。

natura スタイリスト 内藤新士さん

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【8】菱形フォルムのセンターパート外ハネボブ

完成
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「ベース型さんのお悩みポイントであるエラをカバーするには、裾の長さを顎より下にすること。顎ラインに設定すると輪郭が四角く見えるので注意が必要です。また菱形シルエットになるように表面にレイヤーを入れると、輪郭補整が叶う上、フェイスラインがキュッと上がって見えて小顔効果も。

外ハネになるように、やや前下がりにカットしています。ハチ上にレイヤーを入れて、菱形シルエットに。前髪は薄めに取り、頬の一番高いところでカット。頬骨が程よくカバーされ、垢抜けた印象になります」(kakimoto arms 田園調布店 スタイリストチーフ 森林郁香さん)。

kakimoto arms 田園調布店 スタイリストチーフ 森林郁香さん

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この記事の執筆者
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