【目次】
「前髪あり」10選
【1】ツヤのある若々しいストレートヘア
【How to style】
40代後半からのボブスタイルについて、「パツンと切ると古臭く見える」「抜け感がなく、のっぺりとした印象になる」といった悩みを抱えている方も多いのでは?とくに面長顔さんは、より顔が縦長に見えるという意見も。 今回これらの悩みを解決してくれるのは、表参道にある美容院、Un ami omotesando 店長の増永剛大さん。「40代後半になると、ボブスタイルも菱形シルエットを意識することが大切。サイドにふんわりとした空気感とボリュームゾーンをつくると、のっぺりとした印象になりにくくなります」(Un ami omotesando 店長 増永剛大さん) 全体のシルエットだけでなく、毛先の動きもポイントなのだそう。 「顎ラインがスッキリ見え過ぎると貧相な印象になってしまうので、毛先はパツンと切り揃えるよりも動きを出すのが正解。毛先がラフに動くことで、今っぽさを演出できます」(増永さん)。
【2】ラフな動きとワイドな前髪であか抜けた印象を作る
【How to style】
「やや前下がりのボブをベースに、前髪は目元と顔型に合わせてワイドにカット。サイドは丁寧に根元の重さを取って、ラフな動きが出るようにしています。毛先が薄くなりすぎないように意識したカットが重要です」(ROI スタイリスト 今井雄二さん)。
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【3】スタイリングが楽なナチュラル外ハネスタイル
【How to style】
「外ハネのボブスタイルは、タイトにスタイリングするのがおしゃれ。あまりボリュームを出さないデザインのため、髪のボリュームを気にせず楽しめます。首が長く見える効果もあり、スタイリングも簡単なので、朝のスタイリングを楽にしたい忙しい40代にはぴったりだと思います」(ABBEY GINZA 副店長 馬場竜也さん)
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【4】菱形フォルムでリフトアップできる外ハネヘア
【How to style】
「ベース型さんのお悩みポイントであるエラをカバーするには、裾の長さを顎より下にすること。顎ラインに設定すると輪郭が四角く見えるので注意が必要です。また菱形シルエットになるように表面にレイヤーを入れると、輪郭補整が叶う上、フェースラインがキュッと上がって見えて小顔効果も」(kakimoto arms 田園調布店 スタイリストチーフ 森林郁香さん)。また骨ばった印象のあるベース型さんには、頬骨が気になるという声も。「前髪を薄く取り、頬骨にかかるようにカットしましょう。頬骨が程よくカバーされ、垢抜けた印象になりますよ」(森林さん)。
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【5】厚め前髪が印象的なふんわりヘア
【How to style】
「前髪に丸みがある分、頭頂部がふんわり立ち上がって見えるので、ペタっとした印象にはなりません」とRougyのヘアデザイナー、西森柊人さんはアドバイス。「前髪をつくると割れてしまう方は、スタイリングする前に根元を擦りながらドライヤーをあてておくと、思い通りのスタイルになります」(Rougy ヘアデザイナー 西森柊人さん)。
【6】うねりを活かしてナチュラルなカールを作る
【How to style】
1本1本が太くてボリュームもあるモデルさんの髪質。 「この髪質で毛先を内巻きにしたスタイルにすると、よけいに髪が膨らむのでNG。毛先を外はねにして、シルエットにくぼみをつくると似合います。うねりが出ている生え際は、前髪とサイドをつなげるようにカットして動きを出すと、軽さのあるスタイルになります」(natura 店長 杵淵雅也さん)。
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【7】外ハネ×シースルーバングでこなれた印象に
【How to style】
「外ハネはナチュラルなストレートより、こなれ感のあるお洒落な印象に仕上がります。髪にくびれができると、頭全体の輪郭補整効果も。また、前髪の長さと重さも重要です。頬の高さで透け感のある前髪を作ってあげると、こなれた印象をプラスしながら輪郭もカバーできます」(apish kokubunji 店長 長谷川祐三さん)。
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【8】手抜きに見えず楽ちんなパーマ
【How to style】
「顔まわりにパーマで揺らぎをプラスすると、ボブでも縦のフォルムを作ることができます。すると顔型カバー効果がうまれ、小顔に見せることができるんです」(PearL スタイリスト MAYUさん)。さらにパーマは40代にうれしいポイントもいっぱい! 「ボリュームが出にくい髪質の方も、簡単&オシャレにボリュームアップできます。手抜きではなく“やりすぎ感”もない、抜け感のあるボブスタイルに仕上がりますよ」(MAYUさん)。
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【9】ツヤとまとまりがあるエアリーな菱形ヘア
【How to style】
「重たすぎるボブは、古臭い印象に直結することも。顔まわりとサイドにレイヤーを入れて、ふんわり動く毛束をつくり、今っぽい抜け感を演出しています。スタイリングで顔まわりを開けることも大切です」(BEAUTRIUM表参道 ヘアスタイリスト 中高下由真さん)。
【10】レイヤー×パーマでエラ張りをカバー
【How to style】
「パーマをかけることで、フォルムをコントロールしてあげるのがおすすめです。トップに大き目のパーマをかけると、ふんわりと丸みが生まれて、サイドにも動きが出てきます。また、レイヤーの入れ方で束感や質感を調整すれば、抜けを演出できるので柔らかな印象に仕上がります」(MAGNOLiA 総店長 SHINさん)。またボブの場合、長さの設定とカットで、ベース型を強調するエラをカモフラージュできるそう。「長さは、あごラインを外すのがポイント。あごからずらしたところで動きを作るといいと思います。また、髪の内側にレイヤーを入れて、エラの近くに隙間ができるようにしてあげると、奥行きが生まれてエラが気にならなくなります」(SHINさん)。
「前髪なし」9選
【1】うねりや膨らみを抑えるナチュラル外ハネヘア
【How to style】
「うねって広がりやすい髪でも、毛量の多い硬い髪でも大丈夫」と太鼓判を押してくれたのが、FIX-UP銀座店のヘア&メイクアップアーティスト、高橋紀衣さん。「膨らみやすい耳まわりと襟足の毛量をしっかり調整しておけば、大人女性に似合う菱形シルエットのボブは簡単です」(FIX-UP銀座店 ヘア&メイクアップアーティスト 高橋紀衣さん)。
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【2】分け目を変えられる上品なスタイル
【How to style】
「前髪を左右同じ長さに揃えてラウンド気味にカットしておくと、センター分けもできるのでスタイルの幅が広がります」(SUNVALLEY 副店長 みち子さん)。また、白髪の目立ちを遅らせるには色選びも重要。「白髪の多い方は赤みを抑えた寒色でカラーリングをすると、白髪が伸びてきても目立ちにくい効果があります。アッシュ系の色にバイオレットを加えるとツヤ感がアップするのでおすすめです」(みち子さん)。
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【3】厚めの毛先でツヤを出す
【How to style】
1本1本がしっかりしていて毛量の多いモデルさんの髪質。「表面にレイヤーを入れるとツヤが出にくくなってしまいます。内側で毛量調整しておけば、広がりが抑えられるのでご自身でスタイリングしやすくなります」(natura トップスタイリスト 鈴木みちるさん)。
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【4】丸いシルエットでまとまりよく仕上げたスタイル
【How to style】
「全体的にクセやうねりのある人ほど、ボブが似合います」とアドバイスするのは、FIX-UP銀座店のスタイリスト、幡矢智之さん。「クセやうねりが出やすいのは生え際ともみあげあたりですよね。後頭部は髪がうねっていても目立たないので、顔周りとサイドさえきちんとスタイリングできれば大丈夫!」(FIX-UP銀座店 スタイリスト 幡矢智之さん)。
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【5】ワンレンベースで上品にまとまる
【How to style】
40代ともなるとトップがペタッとするだけでなく、ツヤも出にくくなるもの。そんな髪を救うのが韓流スタイル。Sui Naraで ヘアデザイナーを務める冬木慎一さんは、「毛束感をほどよく出すのが韓流の特徴です。マジックカーラーで前髪を立たせて毛流れをつくると、トップにボリューム感が生まれます」とアドバイス。「ワンレングスにすると髪の重さで膨らみを抑えることができます。ツヤも出やすくなるので、パサついた印象になりません」(Sui Nara ヘアデザイナー 冬木慎一さん)。
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【6】ボリュームをキープするふんわりニュアンスヘア
【How to style】
毛量は十分だけれど、トップのボリュームがなく髪が細くて柔らかいモデルさん。「もともとクセがあるので広がりやすい髪質ですね。そんな髪はシルエットにくびれを作るように外はねにするといいですよ。クセや広がりを無理に抑え込まなくてもおさまりやすくなります」(Velvet on the Beach デザイナー 角園侑希さん)。
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【7】エアリーでラフな毛先で小顔に見せる
【How to style】
顎や肩のラインでカットするボブスタイルは、ショートやロングに比べると顔の長さが強調されやすく、面長顔をより強調してしまうことが多いと言われています。では、ボブスタイルにチャレンジしたい場合、どのようなことに気をつけるといいのでしょうか? 今回お話を伺ったのはLANVERY代表の菅野太一朗さん。「ポイントはサイドのボリューム感。髪の表面に段差を入れることで、ふんわりと動く毛流れを作り、パーマでさらに動きをつけます。すると、全体が菱形シルエットになり、面長顔が目立ちにくくなります」(菅野さん)。
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【8】毛量が多くても広がらないくびれヘア
【How to style】
髪の1本1本がしっかりとして、膨らみやすいモデルさんの髪。「毛量が多いのですが、剥いたり削ぎすぎたりすると、今度は髪にツヤ感がなくなります。また、毛先を削ぐと貧相に見えるので、仕上げにフォルムを整えるようにカットするのがポイントです」(Velvet on the Beach 代表 桜井章生さん)。
【9】ふんわり前髪を立ち上げた上品なスタイル
【How to style】
髪が細くボリュームが出にくいモデルさんの髪質。「ボリュームが少ないとは言え、ワンレングスにしてしまうと重たい印象になるので、顔まわりと前髪にレイヤーを入れています。毛先に動きが出るので、ふんわりとしたボリューム感も表現しやすいスタイルです」(natura リーダー 鈴木みちるさん)。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部