肩こり、首こりに悩んでいる方へ、枕やツボを使ったこり解消法をご紹介します。体の不調の原因となっている痛みやこりをほぐし、ツラい症状から解放されましょう!

【目次】

首の付け根のこりが肩こり


■肩こりと首こりの原因になっているもの

■肩こりと首こりの原因になっているもの
肩こりはなぜなるのか

首を傾けただけで、軽い痛みを感じることはありませんか? そもそも肩こりとは、筋肉が緊張している状態のこと。正確に言えば首の付け根あたりで起こっているのが、肩こりです。

【肩こり・首こりを引き起こす原因】

(1)姿勢の悪さと運動不足
椅子に座りっぱなしで 、目や手先を使う仕事や家事をすることが多い現代人。長時間、同じ姿勢でいることによって、筋肉が過度に緊張状態のまま固まってしまいます。 さらに、運動不足になると、肩回りの筋肉を動かしてほぐす機会がなくなります。

(2)ストレス
精神的なストレスがかかると、気がつかないうちに体全体に力が入ってしまいます。もちろん、首や肩も含まれ、 筋肉が過度に緊張状態になってしまいます。

(3)冷え性
冬の寒さだけでなく、夏場の冷房にも要注意。高い場所から首や肩に冷風が直撃するからです。寒さで肩回りの血流が悪くなると、筋肉の緊張状態はさらに悪化します。

■「ゆがみ」も大きな原因

「人間は普段から常に、体のバランスを取りながら生活しています。ただ立っているだけ、座っているだけのときでも、完全に脱力すると体は傾いてきて、倒れてしまいます。しかもその間、頭の重さは首にかかってきて、腕の重さは肩にかかってきます。それらの重さを、首や肩周りの筋肉を使って支えながら、バランスを保つ必要があるわけです」

このときに正しい姿勢ができていれば、最小限の筋肉で支えることができます。ところが生活習慣や環境、個人的なクセなどによって、正しい姿勢から逸脱していってしまうのです。

「私たちはこうした、正しい姿勢から逸脱した状態を総称して“ゆがみ”と呼んでいます。ダルマ落としでいうと、積み上げ方が悪くて今にも崩れ落ちそうな状態です。これが人間の体で起こると、不安定な体を支え続けるために、首や肩周りの筋肉の力を過剰に使う必要があります。

筋肉を使うといっても、スポーツや筋トレのように強い力を出すわけではなく、意識的に行うわけでもありません。本人は筋肉を使っている自覚はありませんが、たとえ弱い力でも休みなく使い続けているので、結果的に首や肩周りの筋肉が疲弊していきます。これがゆがみによって肩こりが起こるメカニズムです」

慢性の肩こりの大多数は、頸椎(首の骨)や鎖骨、肩甲骨や肩を支える背中側の骨のゆがみが原因で起きています。

もともと体重の10%前後を占める頭や、両肩にぶら下がる腕の重さを支えるため、首から肩にかけての筋肉には常に負担がかかっています。例えば頭の位置から5センチ前にずれると、それだけで2倍の重さがかかってくるといわれているのです。 (田中さん)

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肩こりを解消するために体のゆがみを整えてみよう

日常的なクセが体のゆがみを生むことがわかりましたが、そもそも普段から姿勢が悪い人は体がゆがんでいる場合が多いそうです。体は、ひとつでもゆがみがあると、さらにいろいろなところに不調や痛みが出てきます。肩こりに加えて、腰痛、頭痛、冷え、不眠といった症状があるなら、ゆがみを整えることで解消することが可能かもしれません。

「例えば右肩が痛くなったとします。何とかいつも通りに手を上げようとします。ところが体は痛い右肩に力を入れないようにする代わりに、右ひじ、手、肩甲骨周囲でカバーしようとします。これが長時間続くと、疲労は徐々に広がり、首、左肩、腰などにまで影響がおよび、右肩とは遠く離れた場所まで痛みだしてしまうということもあります。これを“代償(だいしょう)運動”といいます」 (原さん)

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肩こり・首こりを解消する整体枕


■田中 宏さん考案の「新しい肩こり解消」方法

「体のゆがみは骨格に根付くクセなので、このクセを正すことがいい姿勢を維持する最大の方法です」 (田中さん)

そこで考案したのが「寝るだけ整体」。これは「寝ているだけで全身の不調が消えていく」と数多くの人が実践し、効果を出している方法なのだとか。腰痛や膝痛、首こり、もちろん肩こりにも効果的。

寝るだけ整体のやり方は、首の下にバスタオルでつくった枕を置いて、あお向けで寝るだけ。簡単なので今晩から始められます! まずは整体枕をつくるところから取りかかりましょう。

【整体枕のつくり方】

整体枕のつくり方

120×60センチほどのバスタオルを半分の長さに折りたたみ、折り目の側からくるくると丸め太い棒状にします。

整体枕のつくり方

ほどけそうならゴムなどで止めて準備完了! 直径8〜10センチ、長さ60〜80センチが理想です。

完成した整体枕

★チェック項目

(1)天井が真っ直ぐ見られるか
(2)喉に圧迫感がなく呼吸しやすいか
(3)首が浮いていないか
(4)肩、肩甲骨か床(寝具)についているか

★「寝るだけ整体」のポイント
整体枕のチェックが終わったら、以下のポイントを意識しながらトライしてみてください。

(1)姿勢はあお向けで寝る!
途中で寝返りを打ってもOK。ただしあお向け寝をすることによって、体は自分で整体を行うので、あお向け寝に慣れていない人も、少なくとも眠りに落ちる前、 10分間はこの姿勢をキープするようにしてみてください。

(2)手づくりの寝るだけ整体枕を使う
寝るだけ整体枕を使うと、首のゆがみが改善し、それが背中、腰と全身の骨格にも影響し、全身が整います。これにより、寝るだけ整体の効果が加速!

(3)部屋の電気は暗くする
より深い睡眠で脳や体全体を癒やすため、電気(照明)は暗くして休みましょう。

(4)できれば布団は硬いものを
硬め&薄めの布団がおすすめ。寝返りが打ちやすくなり、背骨に本来の正しい姿勢を覚えさせることができます。ただし、痛くて眠れないようなら、自分にあった硬さのものを選んでください。

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血流アップ&肩こり・首こり解消ツボ


■了德寺さん考案5つのツボ押し

12個のツボのなかから、ストレスフリー療法によく使われる5つのツボをご紹介します。

ひとつめのFのツボは万能のツボ、了德寺さんいわく究極のツボだそうです。4つめの眼窩上孔のツボと5つめの眉間のやや上のツボは、視力回復にいいツボ。さらに見た目も若々しくなる、若返りのツボでもあります。肩こりの原因となる目の疲れにもピッタリです。

(1)左右のFのツボ

足裏のツボで、親指と人差し指の間から垂直に下に伸ばした線と、内くるぶしから伸ばした線が交わる箇所にあります。

左右のFのツボ

万能点のツボ。 生活習慣病をはじめ幅広く効果があります。

(2)お腹のツボ 

胸骨剣状突起(肋骨の枝分れするところ)とへその中間にあるため、別名は中院。

お腹のツボ

胃の不調や糖尿病を改善し、子宮や内臓の位置異常を癒します。

(3)脛のツボ

脛骨粗面(脛の骨から膝に向かって指をなぞって自然に止まる場所)とツボ・陽陵泉(脛のやや下にある骨のでっぱりから親指1本分下)の2点を結ぶ中間にあります。

脛のツボ

足の三里と呼ばれる著名なツボ。胃炎、胃下垂などの消化器系疾患をはじめ、中風、座骨神経痛、蓄膿症など幅広く効果があります。

(4)眼窩上孔のツボ

まゆ頭の内側から眉の3分の1ほどのところに、左右それぞれ1つずつあります。

眼窩上孔のツボ&眉間のやや上のツボ

(5)眉間のやや上のツボ

(4)と(5)の眉間のツボは3点同時に刺激し、血流を高めます。

■より「血流アップ効果が期待できる」ツボの押し方

■より「血流アップ効果が期待できる」ツボの押し方
効果的なツボ押し

「4か所同時に押すのは1人では難しいので、1人で行う場合は2か所ずつで行います。指圧の要領で、気持ちがよいと感じられる程度で押圧することがポイントです。決して痛くなるように、強く押したりしないようにしましょう。押圧する時間は1分くらいを目処にしてください」

どのツボを選べばよいかわからないという方は、(1)のFのツボがオススメなのだとか。

「これらのツボは、血流アップに顕著な効果があり、施術を受ける前と比較すると、受けた後は血流量が2~3倍もアップするのです。体中に酸素と栄養が行きわたるので、肩こりにも十分に効果があります。

ツボの中でも、足裏にあるF点と呼ばれるツボが最も血流アップに効き目があることがわかっています。まずは、最も簡単なF点を刺激することから始めてみてはいかがでしょうか」 (了德寺さん)
 

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