【目次】
若返りメイクの秘訣は「太眉」
「間延びゾーン」を縮めると若見えする!

\若返りの秘策:だれでも簡単に若々しく見せられる「太眉メイク」/

アイメイクで驚異の若返り!目力アップと間延び顔をキュッと縮める、3つの秘策
太眉なら優しい「幸せ顔」も手に入れられる!
\眉下を3mm太く!アンダーにしっかり色を入れることで、顔立ちがくっきり!優しい幸せ顔に/

今どきの眉は、太さは出しながらも自然であることが大切。とはいっても40代・50代の女性は、眉山を強調したシャープな細眉時代が長かったせいか、眉を下げることにためらいを感じてしまうのも事実です。
眉山を意識しすぎると、描き方自体が古くさくなってしまうので、ここは考えた方を変えて、眉下を太めに描くようにしましょう。眉下に色をのせることで、今っぽい直線眉になるのはもちろん、眉と目の間隔が狭まるので、若々しい印象に見えるんです。
\のっぺり眉はNG。リキッド×パウダーのダブル使いで、眉にも立体感を出して!/
太眉が流行っているからといって、単色塗りで一気に描いたのっぺり眉は逆に古く見えてしまいます。今どきの眉は、リキッドとパウダーを使って立体的に描くのがポイント。このところ多く出ているリキッドは筆ペンタイプなので、眉が1本1本描けるのでおすすめです。
「太眉メイク」のやり方
透け感ある太眉づくりのプロセス
\「透け感」仕上げの秘訣は、眉の上辺に色をのせず、マスカラで毛の存在感を最大限に出すこと/
「透け感眉」は、自眉毛の存在感をしっかりと出すのが最大のポイントに。
そのためにまず行うことは、「薄茶」をメインに使い、直線的で太めな眉を形づくるように、眉毛間のベースを埋めること。すると、自眉毛が自然と際立ち、透け感が完成します。ただし、眉毛の上辺には色をのせないで。そこに色をのせると、ペタッとした角張った眉になりがちに。
その後、自眉毛の存在感をさらにアップさせるため、眉マスカラで仕上げを。マスカラの使い方のポイントは、眉毛1本1本を360度全方位的に塗り、毛に太さと長さ、艶感を十分に足すこと。
最後に色をのせていない眉毛上辺を毛流れでカバーするようにフィックスさせると、抜け感のある「透け感眉」が完成するのです。
■ NG例。しっかり形づくった「重たい眉」になっていませんか?

■How to 「透け感眉」〜プロセスを大公開〜
1:薄茶を眉中から眉山へ直線的にのせていく

色をのせる前に、一度スクリューブラシを使って毛を起こすようにして立てる。その後、平ブラシに薄茶をとり、眉頭1cmくらいあけた部分から、平らな面の幅を生かして眉山まで直線的にのせていく。眉毛の上辺はのせないでOK。
■2:眉山から眉尻へは細くなだらかに


眉尻の位置を決めたら(右の写真を参照)、眉山から眉尻にかけては、平ブラシの幅広い面から細い面になるように持ち替え、角度がつきすぎないように気をつけながら眉尻まで色をのせていく。眉尻の最後はスッと力を抜いてのせて。
眉尻の決め方は口角→目尻の延長線上で
カジュアルで軽やかな印象に見せたい「透け感眉」の場合は、短めの眉尻がおすすめ。口角から目尻を通る延長線上を眉尻に設定しましょう。
■3:眉頭は眉中から戻るようにしてのせる

眉頭は色をのせる塩梅がとても難しい部分。特に眉頭の上部も、眉中から眉尻と同様に色をのせないで。眉頭の下部2/3のみ、平ブラシの幅広部分を使い、眉中から眉頭へ戻るようにのせる。これは眉頭に不自然に色が濃くのるのを防ぐため。
■4:眉山の下側に濃い茶でひと筋のラインを

眉山の下辺りがアーチになっていて、直線的な太眉を描くには毛の存在感がなく心もとない場合は、薄茶だけでは下辺はカバーしづらい場合も。地毛の色に近い濃い茶で平ブラシの細い面を使って、直線的に1本ラインを引いて補っておく。
■5:薄茶をのせた上辺部分だけをブラシでぼかす

薄茶で描いた部分をなじませるため、色をのせた上辺のみ、スクリューブラシでスッとぼかしていく。ブラシでとかす回数が増えると、色のパウダーが落ちていくので、1か所1〜2回程度に留めておくのがポイントに。やりすぎ注意。
眉毛が足りない場合はリキッドペンで「毛」を描き足す

眉毛がまったくない箇所はパウダーだけだとのっぺりとして、立体感がなく見えてしまうことが。そこで、毛のない部分はリキッドタイプで、自眉毛の色に近い色のアイブロウペンを使い、毛を描き足すイメージで繊細に描いて足していって。
■6:眉頭は眉マスカラのブラシで真下へ塗る

眉マスカラは、毛をしっかりと立たせ、際立たせることが役割なので、しっかりと毛の360度につくように塗るのがコツ。まずは眉頭から。毛流れに逆らって、上から下へしっかりとブラシで数回繰り返しながら塗る。
眉中から眉尻は斜め45度に下げながら塗る

眉頭を除いた部分は、斜め下45度に、毛流れと逆方向にマスカラを塗っていく。根元から毛先までしっかりと塗布するように数回繰り返して。
■7:今度は眉頭の毛を下から持ち上げつつ塗る

眉毛の表側の面にもマスカラを塗っていく。毛流れを整えながら、眉頭上辺の薄茶を塗っていない部分を覆うようにしっかり毛を立たせるように塗る。ここも毛がフィックスするように数回繰り返して。
■8:眉中から眉尻は斜め45度に上げながら塗る

眉中から眉尻も薄茶をのせていない上辺を眉毛が覆えるように、しっかりと毛を立たせながら塗っていく。斜め45度に上げながら、数回繰り返し塗る。全体を塗り終えたら、眉毛が1か所に固まっていないかをチェックしながら整えて。
間延びの要因「えぐれた細眉」を太眉にする方法

\増量眉メイクは実に簡単! 3ステップで完成します/
■Step1:ペンシルで眉下を太らせて、まっすぐに整える

■Step2:眉上にブラシでパウダーをのせて、まっすぐに整える

■Step3:綿棒ではみ出しを拭き取り、なだらかな眉山に

\イラストでイメージをつかんで!/

太さを出すのは必ず下側で。眉頭から眉山の位置までまっすぐになるように、えぐれたところを埋めていきます。今までにない太さに驚くかもしれませんが、間延びを縮めるには大胆な太さが必要です。
そして、上側は眉山から眉頭にかけて上辺に淡いブラウンのパウダー(上記の手順2のいちばん左の色)を1ミリほどはみ出すようにのせると、山の角がなだらかになり柔和な表情に。はみ出したら、綿棒で拭き取ればいいので怖がらず試して。
またペンシルとパウダーの両方を使う理由は、下側はペンシルで濃いめに仕上げ、上側はパウダーで淡く仕上げて濃淡をつくりたいから。ベタ眉にせずにふんわり感を演出することが大事で、それはペンシルとパウダーの両方を使わないと生み出せないのです。
若返り作戦、「美人太眉」成功例
【Before】

【After】

前髪で顔の面積を小さくした小顔スタイルの藤井さん。Beforeのいつもの眉メイクは少し細めのアーチ眉。決してNGではないけれど、太眉メイクのほうがまぶたの幅が縮まり、顔全体も引き締まり、小顔に映るのがわかります。
藤井さんの自眉は少しえぐれたアーチ眉なので、課題は上記でも解説したように、ペンシルで眉の下側を太らせること。
次に眉山から眉頭にかけて淡いブラウンのアイブロウパウダーを1ミリ上にはみ出すようにのせたことにより、眉山の角がなだらかになってやわらかく軽快な今どきの太眉に!
増量眉メイクは実に簡単!「えぐれた細眉」を太眉に描く、3ステップとは?
たるんだ顔を引き締める「大人の眉メイク」法
\外側にズレてしまった眉山は、眉メイクで矯正できる/
眉山は黒目の外側の延長線が正解位置。まずはその場所に点で印をつけてみるとわかるのですが、こんなに? と思うくらい内側です。
そもそも眉山は正面顔と横顔の境界を示すもの。眉山が外にズレた地眉のまま描くと、正面顔は横に広がり、間延びしたたるみ顔を強調してしまう…。眉山を思いきって正解位置に矯正してみると、途端に顔が引き締まり、シャープ顔に。
また眉山は、鋭角的にするときつくなるので、なだらかに仕上げましょう。
\眉山を尖らせると老ける。なだらかラインが洗練された太眉の秘訣/
![眉山の正しい位置。[Precious2018年8月号162ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/f/720mw/img_af4d70deb9a4885f61b5ce8ac9da045f238108.jpg)
顔をキュッと縮めるには眉山の位置は内側に設定するのが重要ポイント。さらに眉山はカクッと鋭角的に仕上げるときつく見えて老けるので、なだらかなカーブに仕上げましょう。
■Step1:黒目の外側の延長線上が正解。ブラシの柄を使い、眉山の位置を確認する
![ブラシの柄で眉山の位置を確認。[Precious2018年8月号162ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/6/720mw/img_a6ab5faf69ee88dea598d0c8b89b2638184771.jpg)
この世代の多くは、たるみで地眉の山は外側にズレているはず。眉山はちょっと内側のほうが顔の横幅が狭まり小顔効果があるので黒目の外側の延長線上に設定。まずは鏡を見ながら眉山位置の確認をしましょう。

■Step2:眉山の頂点から眉頭の上辺に沿って色をのせる
![眉の上部を描く。[Precious2018年8月号162ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/f/a/720mw/img_fa6c248a845c61e457e1dc4b5c2f6bc1177657.jpg)
太く仕上げたいからと、眉の上部をはみ出して描くと不自然になるので要注意。また鋭角的に描くのもNG。地眉の上辺の高さに合わせ、ゆるやかな眉山に仕上げましょう。

■Step3:アイブロウマスカラで斜め上方向にとかし、毛並みを強調
![アイブロウマスカラで斜め上方向へとかす。[Precious2018年8月号162ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/8/720mw/img_8874ed021c86c9d50597c00a1b529135202053.jpg)
ペンシルで濃く描くよりも、毛並みと立体感を強調するほうが自然です。寝ている毛を起こし、眉山方向へと毛を立ち上げて。眉に厚みが生まれ、上から見られても、横から見られても美しく仕上がります。

夏の疲れで「たるんだ顔」を引き締める!大人の眉メイク3ステップ
「今どき眉」に仕上げるコツ
1:眉尻は長くしすぎない、下げすぎないのが2大鉄則
眉を描くとき、正面からしか見ていないせいか、眉尻ラインの正しい長さや描き方を知らない人が多いのも事実。下の写真で示した正しい長さで描くとリフトアップ効果が生まれ、横から見たときも美しく、引き締まった印象に映ります。
描き方は、眉の真ん中(毛が密集しているところ)から、眉尻の方向へ眉の中心を通るラインをイメージしながら描き足し、止め位置は写真のように眉頭の高さよりもちょっと上が正解です。
眉尻の終点が決まったら、太さを出す作業も忘れずに。眉の真ん中から眉尻にかけての眉下ゾーンを埋めていきましょう。
細くなった自眉に合わせてえぐるようなカーブで描いたり、細く長い線で描くと、一気に老けた印象になるので注意して。
【注意!】眉尻の止め位置を点検。長くなるほど古い顔

2:まろ眉の人でも大丈夫。リキッドペンで植毛
眉尻がないまろ眉の人は「どうせ毛がないからふさふさにできない」とあきらめていませんか? 大丈夫、そんな人でもとっておきの秘策あり。毛のないところをオリーブ色のリキッドペンで描いて植毛したように見せるのです。
ちなみに毛がないところにペンシルで描くのは「描きました」という悪目立ち眉になりがちなので、全体を描くのはパウダーが適任。
毛のない眉尻部分に、淡いブラウンのパウダーでふんわりと色をのせたら、綿棒で正しい形に補正を。
次にカーキのリキッドペンで毛を描くのですが、毛量を多く見せるポイントはクロスに描くこと。緻密にしなくても、毛と毛の間は大きめに空いているくらいが自然に見えます。
\眉尻に毛がない! ならばリキッドペンで植毛するように描く/

3:マスカラで寝ている毛を起こして「ふさ感」を演出
眉頭は、ヌケ感や空気感が大事。下側を描くのは、眉頭の8ミリ手前まで。ペンシルで描いた後は、指でサッと眉頭方向にぼかすと自然な仕上がりになります。
次に眉頭上ですが、ほとんどの人はこの部分に毛がしっかりとあるので、ここをペンシルで描くと「空気感のある太眉」に必要な抜け感をつぶしてしまい、滑稽なベタ眉に。ペンシルは使用せず、毛量感を演出する眉マスカラで、毛にハリ感とふさふさ感を出してください。
ポイントは、毛が密集しているところから毛流れに逆らうようにブラシを動かし、根元からしっかりと塗ること。眉頭の上辺からはみ出すくらい、グイッと立ち上げて。
これで眉全体の毛量感がアップしたかのような若見え錯覚効果が生まれます。
\眉頭はブラシを左右に動かすと、先端までしっかり塗れる/

\眉の上辺をはみ出すくらい、毛を立ち上げることでボリューム感を/

【注意!】眉間が広いと間延び感アップ。眉頭の正しい位置を見つけて

4:暗く仕上げた眉に明るいパウダーをのせると「今どき眉」に!
「明るすぎる眉は古い印象に。ダークトーンのペンシルで形を整えてから、パウダーでほんのり明るく仕上げて」
「茶髪ブームのときに『眉は髪よりワントーン明るく』と言われていましたが、その名残なのか、髪色は落ち着いた今でも明るめ眉をキープしているアラフォー世代の方をよくお見かけします。
髪のトーンに合わせて、眉の色もトーンダウンさせるのが正解です。自眉と同じグレーもしくはダークブラウンのペンシルで、足りない部分を描き足してから、明るいパウダーを重ねてほんのり明るさを出すのが鍵。色を重ねることで、眉に自然な立体感と抜け感も加味されます」(長井さん/ヘア&メイクアップアーティスト)
【セルフメイク→長井メイク】

【今どきダーク眉にシフトさせるアイブロウアイテム】

【今どきダーク眉にシフトするためのプロセス】
Step1:足りない部分に眉を描き足す


■Step2:左右交互に整えていく


どちらか片方を仕上げて、もう片方を描き始めるのはNGです。同時進行で、左右交互に描き進めていくのが、左右対象に仕上げる秘訣。ペンシルで描き終えたら、再度スクリューブラシでとかし、眉をぼかしながら肌に定着させます。
■Step3:パウダーをのせる


アイブロウパウダー(ルナソル)の右2色に、アイホールにも使用したオレンジのミネラルパウダー(オンリーミネラル )を混ぜてアイブロウブラシにとり、眉にふんわり重ねます。まぶたの色を眉にもほんのり感じさせることで目元が締まり、抜け感もアップ。
【BEFORE→AFTER】

【ナチュラルで抜け感のある今どき立体眉に】

5:ペンシルの上にパウダーを重ねるとナチュラル!
「眉が薄い人や、密度が均一でなく、まだらに生えている人は、ペンシルとパウダーのダブル使いを。スクリューブラシも必需品です!」
「まず、スクリューブラシで毛流れを整えておくおとが、大人の眉メイクにはマストです。その後、ペンシルで足りない部分を補っていきます。その際のポイントが2点。
1点めは、ペンシルのカラーは、グレーやダークブラウンなど、自眉の色と近いカラーを選ぶこと。明るいカラーを選びがちですが、そうすると、自眉と描き足した部分がなじまなくなります。2点めは、ペンシルでラインどりをしないこと。1本ずつ植毛するようにていねいに描き足して、眉の形や濃さを整えます。
その後、明るめのパウダーをふんわり肌にのせることで、ナチュラルで上品な平行太眉に。アイシャドウブラシを使えば、よりやわらなか仕上がりがかないます」(長井さん/ヘア&メイクアップアーティスト)
【セルフメイク→長井メイク】

【ナチュラルな平行太眉をつくるアイテム】

【ナチュラルな平行太眉の描きかたプロセス】 ■Step1:スクリューブラシで眉をとかす

アイブロウペンシル(ローラ メルシエ)のスクリューブラシで眉をとかし、毛流れを整えておきます。ブラシの付け根を軽く折り曲げておくと、眉とブラシがフィットしやすくなります。
■Step2:足りない部分を描き足す


アイブロウペンシルで、眉の足りないや薄い部分を1本ずつ描き足していきます。その後、再びスクリューブラシでとかし、描き足した部分をぼかしながら定着させます。
■Step3:パウダーをのせる

アイシャドウブラシにアイブロウパウダー(ローラ メルシエ)の右のパウダーをとり、肌を染めるような要領でのせていきます。
【AFTER】

※商品の価格はすべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部