【目次】
丸顔【9選】
【1】丸顔さんが小顔に「輪郭引き上げ小顔ショート」



「今回かけたのは毛流れをつくってスタイリングをラクにするパーマ。丸い輪郭に対して内巻きのパーマをかけると、より丸さを強調することになってしまうので、サイドはすべて外ハネに。シルエットが菱形になり、頰上にボリュームをつくりやすくなります。
ベースはマッシュショート。毛量をすいてしまうと、毛先のダメージやパサつきが目立ってしまうこともあるので、毛量を残すことで土台をしっかりとつくり、スカスカな印象にならないようにしています。まとまりやツヤ感も出やすいので若々しさもアップします」(BEAUTRIUM表参道スタイリスト・高橋澄絵さん)
輪郭の丸み、ゆるみ、垂れ下がりを解決!丸顔が小顔になるショートヘア
【2】厚め前髪で丸顔解消「小顔ショートボブ」



「フロントを厚くするために、頭頂部の髪を前に持ってきます。するとおでこが隠れるだけでなく、頭頂部に高さが出て、丸顔を卵型にみせる効果があるんです。襟足をタイトにまとめるのもポイント。頭頂部の高さと後頭部の丸いフォルム、タイトな襟足のバランスが、フェイスラインをキュッと引き締めてくれ、輪郭を目立たせなくさせます。
ボリュームが出やすいよう、全体的に重さと量を残したショートボブ。トップにだけレイヤーを入れて軽さを出しつつ、襟足や耳まわりはグラデーションに。襟足や耳周りをスッキリさせることで、より頭頂部や後頭部のボリュームが出やすくなっています」(MINX 銀座店 副店長・山本祐基さん)
丸顔の悩み「おでこが目立つ」「分け目が寂しい」は、前髪を厚めに作って解消!
【3】斜め前髪で丸顔をシャープに「シンプルな小顔ショート」



「トップを耳たぶより少し上に設定したショートボブスタイルで、襟足はしっかり切り込んでメリハリをつけています。前髪は長めに作り、サイドに流せるようにすると◎。顎ラインからの延長で斜めのシルエットを作っているので、リフトアップ効果も」(藤本さん)
丸顔をシャープにする決めては「斜め前髪」。リフトアップも叶うシンプルショート
【4】若見え&小顔効果抜群「小顔マッシュショート」



女性らしいやわらかさも表現できるマッシュスタイル。しかし、丸いフォルムが輪郭を目立たせるのでは?と不安になりますよね。
「マッシュの丸みは活かしつつも、トップともみあげにレイヤーを入れてシルエットを縦長に見せれば大丈夫。切り方を少し工夫するだけで、丸い輪郭をスッキリとした印象に見せることができます。
乾かしただけでクセっぽいナチュラルな動きが出るゆるいパーマを仕込んでいます。毛束に動きが加わって、空気感のある軽やかな印象に。全体にメリハリが生まれ、輪郭がよりシャープになります」(Cocoonスタイリスト・泰斗さん)
【5】くびれフォルムで首ほっそり「小顔ショートウルフ」



「頭頂部に高さを出すことで丸かったシルエットを縦長に。もみあげでフェイスラインを隠すと、より理想的な卵型に近づけることができます。襟足を長めに残すことも大切。襟足があることで、大人の首元がすらっと美しい印象になります。
ハチが目立つと丸顔を強調することになるので、グラデーションカットで丸みをつけて、ハチが目立たないようにカットしています。後頭部はふわっと立体的に、襟足にかけてくびれをつくり、もたつかないように調整。何もしなくても綺麗にまとまるようカットしています」(PEEK-A-BOO AVEDAアトレ恵比寿店 トップスタイリスト・須賀真之介さん)
【6】丸顔さんのメリットを活かす「クシュゆる小顔ショート」



デメリットばかりが目立つ丸顔ですが、実は「若々しく見える」「やさしい印象で大人の余裕が感じられる」など、40代以降の女性にはうれしいメリットもたくさんあるんです。
「丸顔の方がいちばん気にされるのが、フェイスライン。シャープに見せたいというオーダーが非常に多いのですが、40代以降の女性には、その輪郭を活かす髪型もあることを知っていただきたい。顔周りの髪の長さを残し、毛束に動きを出せば、若々しく、かわいらしい大人の魅力が! 丸顔のメリットを最大限に活かすことができます。
顔周りの髪を長めに残したショートレイヤーがベース。分け目をつくらないように、頭頂部の髪をフロントに持ってきて前髪の厚みをプラスし、サイドの髪と繋げるように斜めにカットしています。斜めに切ることで、丸顔を卵型っぽく見せる効果も。髪の表面にレイヤーを入れて、毛束が自由自在に動くように切れば完成です」(RamieGINZAマネージャー・加藤貴大さん)
丸顔の悩み「顔が大きく見える」「太って見える」を一掃!クシュゆるショートヘア
【7】パーマのメリハリで小顔に見せる「ゆるふわ小顔ショート」



「丸顔を目立たせないポイントは、『髪全体のボリューム感』と『キュッと抑えた襟足』です。シルエットにこのメリハリを作ることで丸顔を小顔に見せることができます。ボリュームが出にくい場合は、ふんわりとした空気感とクセっぽいニュアンスが出るパーマをかけるといいですよ」(本木さん)
【8】丸顔&ハチ張りを解消「エアリーな小顔ショート」



「ハチが目立つ原因は、頭頂部がペタッとしているから。頭頂部にボリュームを出すと、ハチによって横に広がって見えていた頭の形が縦に長くなります。すると、ハチの張りが馴染んで全体のシルエットが卵型になるんです。トップにボリュームを出したら襟足はグッと絞ります。後頭部に丸みが生まれ、どの方向から見ても頭の形がきれいになりますよ」(山内さん)
トップのボリュームでハチ張りを解消!有働由美子さん風ショートで40代の髪悩みをまるっと解決
【9】コントラストで丸顔を引き締める「技あり小顔ショート」



「ショートにしたら丸い輪郭が目立つのでは?」「オリジナリティーを追求すると、痛いオバさんと思われそう」…。これらの悩みに答えを出してくれたのは、PEEK-A-BOO NEWoMan新宿店の店長・栗原貴史さん。そのポイントは「襟足や耳周りをタイトに絞る」「タイトな部分をつくることでボリュームがないところにボリュームがあるように錯覚させる」ことでした。コントラストで小顔に見える、スタイリッシュでかっこいいショートカットです。
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面長【8選】
【1】面長さんが柔らかく美人見えする「小顔レイヤーショート」



「直線的なヘアスタイルは、面長をさらに長く見せてしまうことに。ミドルラインにグラデーションカットで丸みをつければ、顔型にも丸い印象を与えることができます。パーマよりは、カットによる自然な丸みを作る程度が今っぽいです。
アンダーセクションをレイヤーベースでカット。ミドルにグラデーションカットで丸みをプラスし、トップはクセに合わせてレイヤーを入れボリュームアップ。全体に丸みをもたせるカットなので、頭のかたちもキレイに小さく見せることができます」(MINX銀座五丁目店 代表・花渕慶太さん)
【2】シャープな小顔に激変「菱形小顔ショート」



「面長顔を目立たせないためには、サイドにボリュームを持たせて、全体のシルエットを『菱形』につくることが大切です。
ショートレイヤーベースで、毛先の質感をスライドカットでつくっています。全体的に毛量を取ってしまうと貧相に見えてしまうので、毛先だけニュアンスが出る程度に調整し、菱形シルエットに。スタイリングの最後に片サイドの内側を耳にかけると抜け感ができるのでオススメです」(RamieGINZA代表・加藤貴大さん)
面長顔がシャープな小顔に激変! 菱形シルエットのショートヘア
【3】面長さんをキュッと小顔に「メリハリ小顔ショート」



「トップとサイドにしっかりとボリュームを出して、襟足はキュッと引き締める。このメリハリによって髪全体のシルエットが菱形になり、面長顔を綺麗な卵型に見せることができます。
トップに動きが出るよう、つむじ周りを短くカット。サイドにもレイヤーを入れて、ペタッとしがちな髪質でもボリュームが出るように工夫しています。顔まわりと襟足をスッキリと抑えることで、トップとサイドのボリュームがより際立ちます」(ZACC raffineスタイリスト・賀山博之さん)
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【4】縦長見えを解消「前髪がポイントの小顔ショート」



「面長顔の場合、前髪の幅が狭かったり、前髪のサイドが長すぎると、顔を縦長に見せるだけでなく、より強調させる原因に。前髪の量は、おでこがあまり透けて見えないくらいがちょうどいいです。ぱっつんにすると、子供っぽさが出てしまうので、毛先に隙間を入れて抜け感を出すことをおすすめします。サイドは長すぎず短すぎないように、両黒目の外側からラウンドするようにカット。サイドと繋げることで面長顔が目立ちません。
ベースは前下がりショート。頭頂部が潰れていると、顔の縦の長さが強調されてしまうので、髪の表面と頭頂部にレイヤーを入れて、ボリュームが出やすいように工夫しています。前下がりにすることで小顔効果も! 前髪が割れやすい髪質の方は、前髪パーマで自然なカールをつけると前髪が割れにくくスタイリングも楽なのでオススメです」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト・本木亜美さん)
【5】輪郭をリフトアップする「前下がりの小顔ショート」



年齢とともに、面長になってきたと感じている40代は多いはず。もともと面長な人だけでなく、丸顔や逆三角顔の人も、フェイスラインのゆるみから面長に見えてくることも。これらの顔型をすべてカバーできるのが、Cocoon 銀座店のスタイリスト・SHUNさんが提案してくれた前下がりのショートヘア。顔周りに長さを出しつつ、後頭部を柔らかく丸みのあるフォルムに仕上げることで、リフトアップ効果が期待できるそうです。
【6】面長顔を目立たせない「動く毛束の小顔ショート」



「シルエットのメリハリ」と「肌をトーンアップさせるカラーリング」で、面長顔に似合うショートヘアを作ってくれたのがPEEK-A-BOO NEWoMan新宿店・店長の栗原貴史さん。「サイドにボリュームをつくりながら、襟足はタイトに収めると面長顔が小顔に。肌のくすみを払ってくれるベージュ系のカラーリングで、より若々しさが増します」。スタイリング簡単で、自宅で再現しやすいのもポイントです。
【7】ニュアンスパーマでつくる「束感小顔ショート」



「束感をつくるために、ふんわりとした質感とやわらかい毛流れをつくるパーマをかけるのがポイント。襟足ともみあげにボリュームが出ると、顔が丸く見えてしまうので、パーマをかけるのはトップと前髪、顔まわりだけ。ワンカールより少し強めのパーマがオススメです。スタイリング剤を揉み込むだけで束感が生まれるので自宅でのスタイリングも簡単です」(新谷さん)
どんな輪郭の方でもチャレンジしやすい『束感ショート』です。
【8】丸みをもたせた大人可愛い「パーマ小顔ショート」



Cocoon 銀座店の店長・泰斗さんによると、縦長な輪郭が気になる面長さんにとってNGなのが、ボリュームが高い位置にくるタイトなショートスタイル。
「40代のショートヘアなら、リフトアップ効果を期待して、シルエットのボリュームゾーンを高い位置に持ってきがち。でも、シュッとした印象になる分、面長さんが取り入れるとキツイ印象に見えることも」(泰斗さん)
そこで重要なのが、ボリュームゾーンを上げすぎず、丸みを残してあげることなのだそう。
「トップにボリュームを出しつつ、サイドの丸みは頬のあたりにくるようにすると、菱形フォルムが作れます。トップにポイントレイヤーを入れると骨格補整効果もあり、ふんわり感も出せるのでオススメです」(泰斗さん)
また、全体にかけたパーマもスタイルのポイントに。
「直毛を軽く曲げる程度の、ワンカール未満のパーマを全体にかけてあげると、髪の質感が柔らかく見えるうえ、簡単に動きが出せます。大人っぽさとかわいさが演出できますよ!」(泰斗さん)
面長とハチの張りが目立たないうえ、スタイリングもラクになるパーマのショートボブスタイルです。
レイヤー×パーマで大人かわいく!面長顔を骨格補整する菱形ショートボブ
ベース型【9選】
【1】丸いシルエットで輪郭カバー「菱形小顔ショート」



しっかりしたエラ×ハチ張りのベース型顔さんがショートスタイルにするときに大切なのは、「髪型の丸みが出る位置を上げすぎないこと」というkakimoto arms 新宿店のスタイリストチーフ・中島健之さん。トップはふんわりとさせつつ、低い位置に丸みを出すのが、ベース型をカバーしつつ若見えできるポイントなのだとか。そんな中島さんイチオシの今っぽい万能ショートヘアです。
ふんわりとした丸みで菱形フォルムに!ベース型を卵型にする「小顔ショート」
【2】もみあげでエラ張りを目立たせない「小顔マッシュショート」



顎の両サイドが張っていて顔が四角く見えるのがベース型。ショートカットにしたいけどエラの張りが気になる、と思っている方も多いですよね。この問題に、青山にある美容院・ROIのデザイナー関田康司さんの導き出した解決方法は1つ!「もみあげを残すことでベース型の顔を丸みのある菱形に見せる」ことです。それでは、もみあげを作ることでエラの張りがなかったことになる絶品スタイルです。
「もみあげ」でエラ張りをカバー!四角い顔が菱形になる、技ありマッシュショート
【3】髪の長さを残して小顔に見せる「ダブルバングの小顔ショート」



顔のかたちがベース型でも小顔に見えるショートヘアが知りたい!そんな声に答えてくれたのがCoccon銀座店 店長の泰斗さん。
「フェイスラインを目立たせないために、髪全体のボリュームゾーンを少し高めに設定し、もみあげや前髪の長さを残す。これだけでキュッと引き締まった小顔になれます」(泰斗さん)
前髪は内側が短く、表面を長めにカットした「ダブルバング」。最近40代からリクエストが急増しているのだそう。
「前髪は切りたい、でも長さを残しておきたい、という要望が多くなっています。そんな時におすすめしているのが『ダブルバング』。前髪の内側は短く、表面を長めに残しているので、前髪をつくることもできるし、サイドに流すこともできる。雰囲気を変えたい時にとてもすごく便利です」(泰斗さん)
小顔になれるだけでなく、前髪あり・なしのスタイルも楽しめる。至れり尽くせりのヘアスタイルがこちら!
マスクをつけても野暮ったくならない! スッキリ小顔に見える「大人のショートヘア」
【4】あごをシャープに見せる「厚め前髪の小顔ショート」



「40代になったら絶対に前髪はあった方がいい!」とアドバイスするのはFIX-UP銀座店のスタイリスト、幡矢智之さん。老け見えしないスタイルをつくるには、「トップにボリュームをつくる」、「えり足の膨らみを抑えてメリハリをつくる」、「毛束を握りながら空気感を出す」、「前髪の毛先をつまんで毛束感を出す」のがポイントのようです。
眉間のシワ隠し&小顔効果抜群!40代ショートの攻略法は「厚め前髪」にあり
【5】サイドの毛先でつくる「小顔見えボリュームショート」



頭頂部のボリュームがなくなると地肌が見えやすくなり、白髪も目立つように。この負の連鎖を断ち切るショートヘアがあります。「白髪を生かすようにハイライトカラーを入れる」、「カールアイロンで髪にツヤと立ち上がり、動きを出す」。この2つが、白髪もボリューム不足も同時に解消できる秘策のようです。
毛先に動きをつけるだけで、白髪とボリューム不足が一気に解消!
【6】フェイスラインをシャープに「前下がりの小顔ショート」



あごのラインをシャープに見せつつ、ボリューム不足も解消したい…そんな欲張りなお悩みに応えてくれるのは、青山の有名美容室・ZACC raffine。「頭頂部は根元から立ち上げるように丸みをつけてアイロンを入れる」、「前髪は生え際にドライヤーをあてて、根元を立ち上げる」のがポイントなのだそう。この髪を中心に集めるようなスタイリングテクニックならツヤも出せるし、ボリューム不足も解消できます。
顔をシャープに見せる、ボリューム感のあるショートヘア【40代女性の髪型】
【7】たるんだ輪郭を引き締める「ラウンド型の小顔ショート」



「マッシュルームカットだけではスタイルに動きがなくなるので、バックスタイルを前下がりにしています。耳のあたりを膨らませて、全体的なシルエットを菱形にすることで、たるんだ輪郭が目立たなくなるんです」(Double スタイリスト・宮野幸一さん)
【8】あごのラインを目立たせない「ふんわり小顔ショート」



根元からふんわりさせようと、毎朝時間をかけて巻いたり立ち上げたりしていませんか? そんな朝のスタイリング時間を短縮するテクニックがあるとか。
「全体のシルエットを菱形に近づけるだけで印象は変わります。頭頂部でも真上ではなくちょっと後ろ寄りの毛束を根元から立ち上げるように巻いて、耳のあたりをふんわりさせるだけでバランスのいい菱形シルエットになります」(DIFINO aoyama店長 山口祐亮さん)
猫っ毛でもふんわりとした華やかな印象になれる「ショートボブ」
【9】エラ近くにボリュームを出した「ワンレングスの小顔ショート」



BEAUTRIUM 青山のHair Stylist・村上侑介さんが提案する、ベース型さんに似合うショートボブスタイルのポイントは、ボリュームゾーンを目の高さに作ること!
「ワンレングスのショートボブは、エラ近くにボリュームが出る台形型になります。このシルエットは、ベース型の輪郭を強調することに。エラを目立たせないためには、目のラインからボリュームが出るように、裾に向かって締まっていくシルエットにするのが効果的です。ボリュームの位置がエラより上にくることで、輪郭もリフトアップして見えます」(村上さん)
そのためには、トップとサイドにレイヤーカットを入れて、菱形シルエットを作るのだとか。
「トップとサイドにレイヤーを入れることで、どの角度から見ても菱形シルエットに。頭のかたちまでキレイに見えますよ。レイヤーを入れると自然と毛先に動きが出るので、女性らしさも演出できます。クセを活かしてあげることもできるので、顔周りにクセが出てきたという40代の方にもオススメです」(村上さん)
全方位菱形シルエットがカギ!ベース顔をリフトアップするショートボブ
- TEXT :
- Precious.jp編集部