【目次】
くせ毛がひどい時の「対処法」は?
【1】スタイリング前に、髪を少し濡らしドライヤーでリセット
「アイロンで巻く前に、分け目と反対側に毛を流しながら乾かすひと手間を加えることで、根元がふわっとして、より美しいフォルムに見せることができます」(AFLOAT TOKYO Smart Salon 代表、スタイリスト 鈴木司さん)。
生えグセやペタッとしがちな根元のクセをまずはリセット。頭頂部を軽く濡らしてから、髪を分け目と逆方向に流し、根元にドライヤーの風をあてるように乾かす。その後、まっすぐに髪をおろすことで、ボリュームが自然に出てカットラインもきれいに。アイロンを通す前にこのひと手間を加えることで、よりふわっと美しい毛流れをつくることができる。
40代に似合う【小顔見せ美フォルムくびれショート】メリハリをつけたカットで広がりを抑えてキュッと若々しく!
【2】クリップ付き前髪カーラーで巻く
「前髪が短めの方は通常のカーラーだとカールがキツくつきすぎるので、クリップ付きの前髪カーラーを使うのがおすすめです」(BeB HAIR&MAKE 店長 安藤嘉将さん)。
前髪にはクリップ付きのカーラーを使用。毛先をはさみ、根元までくるくる巻いて10分程おいておけば、自然な内巻きニュアンスに。
40代に似合う【スウィングミディアムボブ】束感 筋感を出す絶妙カットで自然な動きをプラス!
前髪のくせ毛を抑える「スタイリング方法」
【1】ドライヤーの熱で髪の浮きを抑える
「広がりやすくクセもある髪質。ドライヤー&アイロンの熱を加えて2段階でクセを伸ばし、ボリュームを抑え、なめらか&つややかに整えるスタイリングを」(Of HAIR GINZA スタイリスト 齋藤大智さん)。
STEP.1:ドライヤーの熱で髪の浮きを抑える
STEP.2:アイロンでクセを根元&内側からしっかり伸ばす
STEP.3:耳にかけつつ、耳前にひと束引き出しバランスをとって
40代に似合う【好バランスなミニマムボブ】広がりやすい髪も程よくタイト&スタイリッシュに
【2】ストレートアイロンでスーッと斜めに流す
「顔周りのあしらいと、全体のボリューム出しがこなれ感のカギに! ちょっと面倒かもしれませんが、カールアイロンとストレートアイロン、2本のアイロンを使い分けすると、よりこなれヘアに仕上がります」(LANVERY オーナー、スタイリスト 菅野太一朗さん)。
STEP.1:耳下あたりの中間部分に、ふわっとした動きを出す
STEP.2:毛先はリバース巻きに
STEP.3:前髪はストレートアイロンで斜めに流す
40代に似合う【ゆる巻き華やかロング】のっぺり見えがちなロングヘアに動きを出し、バランスよく小顔見せ!
【3】丸みをつけるようにストレートアイロンを通す
「ボブスタイルにはストレートアイロン使いがマスト。全体的に熱を加えることで圧倒的にツヤが増し、フォルム的にもこなれ感が出ます」(falo 二子玉川 オーナー、スタイリスト 中嶋亮さん)。
STEP.1:サイドからバックはツヤを出すように熱を与えて
STEP.2:前髪は丸みをつけるように
STEP.3:顔周りも丸みをつけつつ自然におろす
40代に似合う【フレッシュさ際立つシンプル丸みボブ】顔周りの毛束と透け前髪で、さりげない抜け感を
【4】まっすぐに下にアイロンを動かし、サイドは左右に
「丸みのあるツヤツヤボブヘアにストレートアイロンは必須。表面だけでなく、内側もしっかり整えることでよりシルエットが美しく、”手をかけている”上質感が出ます」(MAISON de IGGY 代表 二宮英徳さん)。
STEP.1:内側もしっかりアイロンで熱を加えて整えていく
STEP.2:顔周りのひと束は少し前に引っ張りながら内巻きに
STEP.3:前髪は斜め横に流して
40代に似合う【フレッシュさ際立つあごラインボブ】うねりやクセもカバーして美フォルムに
【5】カーラーで立体感をアップさせる
「カーラーとアイロンを使ってふわっとしたフォルムに整えることで、硬い印象の髪も柔らかくしなやかな動きを。より印象度が高い仕上がりになります」(ABBEY 店長、スタイリスト 横田雄哉さん)。
STEP.1:前髪はカーラーでセット
STEP.2:顔周りの毛束はリバース巻きで抜け感を
STEP.3:毛先は外巻きで快活な動きをプラス
40代に似合う【スウィングひし形ミディアム】のばしかけの髪に抜け感を出しつつもきちんとした印象に
前髪のくせ毛を活かした「ヘアスタイル」
【1】軽く巻くだけでこなれた印象に見せるショートボブ
「髪質的に柔らかく細い毛質なのでボリュームが出づらいというのもありますし、クセやうねりが少し出てきて、ペタッとしてまとまりにくくなってきたという松本さん。トップにボリュームが出て、後頭部もふんわりとした丸みが出やすくなるよう、頭の形に添ってカットしています。さらに髪の上のほうにも適度にレイヤーも入れて動きも出しやすく。
前髪は長くて重いとよりペタッとしやすいので、長さは保ちつつ軽めで少し透けるような今っぽいシースルーに。もともとのクセを生かしながら、うしろに流れるように軽く巻くだけでこなれた印象に見せることができるスタイルです」(S.HAIRSALON ヘアデザイナー 陽香さん)。
■スタイリング方法
「ペタッとしてボリュームが出づらい前髪&トップ部分はカーラーで、さらにサイドやバックにかけてはアイロンで流すように巻くだけ。クセを生かしつつ、適度なボリュームが出て、よりこなれた印象に見せることができます」(陽香さん)。
STEP.1:前髪&トップは大きめのカーラーでボリューム出しを
STEP.2:アイロンでうしろに流しながらカールニュアンスをつくる
STEP.3:ふわっとボリュームをキープするミストでセット
40代に似合う【クセ生かしのこなれショートボブ】うねりやクセも味方につけて、ふんわり動きのあるシルエットに
【2】前髪を斜めに自然に流しやすく調整したくびれボブ
「ベースはあごくらいの長さのボブ。中間から毛先は広がりやすいクセ毛でありながら、トップはぺったりしやすい髪質なので、ハチ上のみにレイヤーを入れ、トップにはふんわり感と動きを出しやすく。レイヤーを入れることでサイドから見たときのシルエットも美しく映え、広がりやすい髪も締まるよう調整しています。さらに前髪のクセに合わせ、クセ毛でも斜めに自然に流しやすいカットを施しています。
白髪ぼかしのハイライトもこのヘアスタイルのポイント! 白髪が目立ちやすいトップと顔まわりに集中的に細めにハイライトを入れ、白髪をぼかしながら、自然な動きと立体感を演出しています。ハイライトを入れることで白髪が目立ちにくくなるので、白髪染めの頻度も少なく済み、忙しい方でもおしゃれな印象を2~3か月はキープできます」(AIR GINZA スタイリスト 岡田有加さん)。
■スタイリング方法
「面長な顔型の方におすすめしたいのが、サイドの毛をS字になるように巻き、くびれ&メリハリを出すスタイリングです。毛先はすぼめつつ、視覚的に横にふわっと広がるシルエットをつくることで、より若々しくイキイキとした印象に」(岡田さん)。
STEP.1:毛先は外ハネに
STEP.2:耳横から耳前の毛はS字に巻く
STEP.3:サイドから後頭部の表面の毛はふわっと内巻きに
40代に似合う【クセ毛生かしのくびれボブ】うねって広がりやすい髪でも、いつでも映えるスタイルに
【3】パーマでクセ毛を活かす!ウェービーボブ
「ベースはあごくらいの長さのボブ。抜け感を出すため、前は少し短めにカット。前髪は長めにつくっています。パーマは髪質や頭の方に合わせてロッドのサイズや巻き方を変えていきますが、モデルさんの場合は巻きはゆるいけれどしっかりめにかけています。パーマがどれくらいかかっているの見極めが大事。かかり具合によってこなれた印象にも、イマイチあか抜けない感じにも見えてしまうので、液を中和させるタイミングや置く時間を微調整しながらこだわっています」(BEAUTRIUM GINZA スタイリスト 東田佳祐さん)。
■スタイリング方法
「コツというコツもないのが、パーマスタイルの魅力。ウェーブを程よく出してキープするパーマ用フォームを髪全体になじませるだけで、毎日おしゃれな印象がかないます」(東田さん)。
STEP.1:スタイリングフォームはピンポン玉2つ分くらいを使用
STEP.2:両手にのばし、毛先からなじませていく
40代に似合う【クセ毛風ウェービーボブ】最旬パーマでかなうラフなこなれスタイル
【4】生えグセをカバーする短め前髪のアクティブボブ
「ベースはリップラインくらいの長さの切りっぱなしに近いボブ。うしろは少しレイヤーを入れて毛量調整しています。おでこは狭めなのですが、前髪はややトップめからとり、眉上の長さでカットしています。サイドは自然なつながりが出るよう微調整を。耳にサイドの髪をかけたときでもさりげないニュアンスが出るように、少しだけ短い毛を仕込んでいます。顔周りの生え際がしっくりおさまるようなボブなので、ボリュームのなさや白髪、生えグセもしっかりカバーできます。金成さんは内側にうねりが出がちなクセ毛なのですが、直毛の方でも楽しめるスタイルです」(TWIGGY. スタイリスト 長村玲奈さん)。
■スタイリング方法
「クセ毛の方はクセを活かして、スタイリング剤をなじませながら少し動かすだけでOK。前髪のみタイトに整えて、メリハリを出すのがポイントです」(長村さん)。
STEP.1:前髪はコームを通しながら熱風をあててタイトに
STEP.2:毛先はクセを活かして外ハネに
40代に似合う【短め前髪のアクティブこなれボブ】オン眉の前髪で、大人の髪悩みをおしゃれにカバー
【5】浮かないように前髪を重めにつくったこなれロング
「毛量多く毛質も硬めなので、広がりやすくまとまりが出にくい髪質。毛先が重く動きがないと、重心が下がって見えるので、段を程よく入れて動きを出していきます。まずは鎖骨下、重さを残しながら毛先に段を入れ、適度にハネさせて動きを出します。さらに中間にも段を入れてくびれをつくりながら、表情を出していきます。顔周りのサイドの毛には短い毛を仕込み、顔立ちをシャープな印象に。前髪は浮かないよう、あえて重めにつくり、お顔がキュッと引き締まって見えるよう調整しています」(TWIGGY. スタイリスト 松尾美聡さん)。
■スタイリング方法
「クセがあり浮きがちな前髪はストレートアイロンでキレイにスタイリングを。毛先はクセ活かしで動きのあるスタイルに」(松尾さん)。
STEP.1:前髪はストレートアイロンでまっすぐに
STEP.2:毛先はムースをつけてクセ毛を活かす
STEP.3:サイドの毛は耳にかけてボリューム調整
40代に似合う【フレッシュ見せ段ありロング】顔周りと毛先の段でメリハリをつけてこなれ感をプラス
- TEXT :
- Precious.jp編集部

















