【目次】
- 多毛さんにおすすめ!髪の長さを問わない簡単「ハーフアップ」【9選】
- すっきりまとまる「ポニーテール」や「アップスタイル」【7選】
- 膨らむ髪が瞬時にまとまる「ヘアアクセ」や「スカーフ」を使ったアレンジ【2選】
- お悩み解決「スタイリング」【8選】
多毛さんにおすすめ!髪の長さを問わない簡単「ハーフアップ」【9選】
【1】髪の広がりをそのまま活かす!ゆるくまとめる、今っぽハーフアップ
<スタイリング方法>
<STEP.1>髪全体にスタイリング剤をなじませる
<STEP.2>髪表面の髪をざっくりと取って結ぶ
<STEP.3>ゴムを持って後頭部の毛束を引き出す
<STEP.5>こめかみの後れ毛を整える
<STEP.6>前髪にもスタイリング剤をつけて束感を出す
「髪を束ねる時は、耳半分が隠れるくらいゆるめにまとめるのがポイント。きっちりまとめ過ぎないことが大切です。こめかみ付近の後れ毛は多めに出したほうが女性らしく仕上がります。広がったりパサついた印象にならないよう、スタイリング剤はしっかりとつけてください」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト・本木亜美さん)。
いや〜なくせ毛が「パーマ風」に激変!梅雨時期におすすめのハーフアップアレンジ
【2】ラフな「お団子」で柔らかな印象!ゆるふわハーフアップ
<スタイリング方法>
<STEP.1>ヘアアイロンで毛先を外巻きに
<STEP.2>バームタイプのワックスを髪全体になじませる
<STEP.3>根元にはドライワックスタイプのスプレーを吹きつける
<STEP.4>両耳の先端を結んだ高さに髪を束ねる
<STEP.5>結び目を抑えながら、髪をひとつまみずつ引き出す
<STEP.6>髪を束ねているゴムに、毛束の先だけを通して団子をつくる
<STEP.7>ゴムを抑えながら、団子にした毛束からひとつまみずつ髪を引き出す
<STEP.8>団子の毛先を毛束のゴムに巻き付け、ピンで留める
「このスタイルは、毛先の軽さやお団子のやわらかさが表現できるので、ボリュームを出したい人はもちろんですが、抑えたい人にも向いています」(sui店長 ヘアデザイナー・坂口勝俊さん)。うねりや広がりもコントロールできる、まさに万能アレンジなのです。
白髪と薄毛が目立たなくなる!「ゆるふわ」ハーフアップのつくり方
【3】「ねじり」でつくる!お団子がポイントのおしゃれハーフアップ
「頭頂部を膨らませるように束ねて、毛先を外ハネにすると縦のラインが強調されるので、広がりが押さえられると同時に、顔の輪郭がシャープに見えます」(Rougy ヘアデザイナー・二階堂雪さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>アレンジ前に髪全体にワックスをなじませる
<STEP.2>眉尻から上の髪を束ねる
<STEP.3>毛束を手で押さえながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す
<STEP.4>毛束の根元をねじり、アメピンで固定
<STEP.5>毛束をふたつに分け、そのひとつを自然に丸まるまでねじり、留める
<STEP.6>もう一方の毛束も同様にねじって、アメピンで固定
<STEP.7>残った髪の毛先が外ハネになるように手ぐしで整える
「きっちりねじりすぎるとお団子が小さくなります。ルーズにねじって、お団子から遊び毛が出ているくらいがベスト。お団子が大きくなるので、固定するアメピンが目立たなくなります」(二階堂さん)。
ゴムは不要!うねりを押さえて小顔効果も狙える「簡単ハーフアップ」
【4】「ねじり」でつくる!お手軽なのにきちんと感あるハーフアップ
髪の量が多く、ポニーテールにするにはちょっと髪の長さが足りないモデルさん。「ハーフアップは髪の長さを問いませんし、毛量が多い人にこそおすすめのアレンジです」(air-GINZA central 副店長・藤本麻衣さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>額から後頭部に向かって親指をジグザグに動かしながら、頭頂部の毛をまとめる
<STEP.2>頭頂部の髪をまとめたら、毛束の根元をひとねじり
<STEP.3>ねじった部分を持ち上げながら、トップに高さをつくる
<STEP.4>根元を抑えながら束ねた髪を引き出す
<STEP.5>ねじった部分を固定するようにアメピンで固定
<STEP.6>スタイリング剤をなじませながら、毛先を外ハネに
「オイル系のスタイリング剤はツヤが出るので、パサつきやすい髪におすすめです」(藤本さん)。
ボリュームが多くて硬い髪の人、必見!ハーフアップで抜け感のあるスタイルに
【5】「2本の毛束」でつくる!貧相見えしない大人のハーフアップ
「雨の日など湿度の高い日は、髪をコンパクトにまとめられるハーフアップがおすすめです。トップにボリュームが欲しいので、アレンジの仕上げに、結び目からひとつまみずつ毛束を引き出すと、自然な丸みのあるシルエットになります」(FIX-UP銀座店 店長・西村直人さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>耳より上の髪をひとまとめにして、ゴムで束ねる
<STEP.2>束ねたゴムを挟んだ左右から各1束ずつ毛束をとる
<STEP.3>ゴムを隠すように2本の毛束を交差させる
<STEP.4>2本の毛束の先端をアメピンで留める
<STEP.5>結び目を抑えながらひとつまみずつ毛束を引き出す
「耳より前にある髪は後れ毛として残しておくと、顔まわりが華やかに見えます。全部束ねてしまうとスッキリしすぎて、寂しい印象になるので耳にかけず、ふわっと垂らしておくといいですよ」(西村さん)。
広がる髪がおしゃれにまとまる「ハーフアップ」のつくり方とは?
【6】「くるりんぱ」でつくる!大人のすっきりハーフアップ
「ハーフアップにしてから、くるりんぱをするとボリュームがほどよく抑えられます。うるおいが足りないので、毛先にツヤが出るようなスタイリング剤をなじませておくと、束感を出しつつ、パサつきも抑えらて一石二鳥ですね」(DIFINO akasaka 副店長・根本将平さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>毛先を揉み込むようにドライヤーをあてる
<STEP.2>:ドライヤーを当てた部分にツヤを出すスタイリング剤をなじませる
<STEP.3>耳の先端より上にある髪を手ぐしでまとめて束ねる
<STEP.4>結び目の上に、くるりんぱ用の穴を開けて毛束を通す
<STEP.5>くるりんぱが終わったら、必ず毛束を左右に引っ張る
<STEP.6>結び目を抑えながら、数カ所から2~3mmの毛束を引き出す
<STEP.7>結び目の上、頭頂部からも2~3mmの毛束を引き出す
「くるりんぱが上手くできないのは、毛束を穴に通した後に毛束を左右に引っ張って結び目を引き締めなかったり、結び目から毛束を引き出さず、ルーズ感をつくらないのが原因です。このポイントさえ抑えれば、思い通りのスタイルになるはずです」(根本さん)。
髪が硬くて多い剛毛でもキレイに決まる、大人の「くるりんぱ」はこれ!
【7】「くるりんぱ」×2!短めボブにもおすすめのハーフアップ
「頭頂部の毛束をバランスよく引き出すことで、頭の形がより綺麗なシルエットに。束感やニュアンスを出すことで、ただ結ぶだけよりも、こなれた印象になります。さりげなくインナーカラーを仕込むと、メリハリ、立体感も生まれ、より今っぽくなりますよ」(LANVERY 代表 菅野太一朗さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>ハチ上の毛束をとってゴムで結ぶ
<STEP.2>結んだ毛束でくるりんぱ
<STEP.3>ハチ下とこめかみの毛束をとってゴムで結ぶ
<STEP.4>結んだ毛束を2と同じようにくるりんぱ
<STEP.5>頭頂部の毛束をつまんで引き出す
「くるりんぱの結び目は、ふたつとも同じ高さにするのがポイント。きっちりと結び過ぎてしまうと古臭い印象になってしまうので、程よくゆるく、ざっくりとまとめてください。下準備として、アレンジ前にヘアクリームをなじませるのもおすすめ。髪の内側、根本にもなじませれば、ツヤとまとまりのある印象に仕上がります」(菅野さん)。
使うのはゴムだけ!「くるりんぱ」でつくる、ボブスタイルのハーフアップ
【8】「くるりんぱ」×3!崩れにくく上級者見えする、簡単ハーフアップ
ボリュームは十分でも、髪が細くやわらかいため、うねりやすく広がりやすいモデルさんの髪質。「雨の日など、湿度が高くて髪が広がりやすいときはサイドの髪を束ねるこのスタイルなら、一日快適に過ごせます」(air-GINZA tower店長・AKIRAさん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>耳から上の髪を束ね、ゴムで結ぶ
<STEP.2>束ねたゴムのあたりで、1回目のくるりんぱ
<STEP.3>毛束のサイドに穴をつくり、そこに毛束を通して2回目のくるりんぱ
<STEP.4>反対側も同様に、3回目のくるりんぱをする
<STEP.5>毛束の結び目の下あたりをふたつに分け、左右に引っ張って結び目をきつくする
<STEP.6>結び目を基点に放射状に頭頂部の髪を引き出す
<STEP.7>肩にかかる毛先はカールアイロンで外巻きにする
<STEP.8>前髪は根元から中間にかけて、カールアイロンで外巻きに
<STEP.9>毛先はカールアイロンで内巻きに
2度巻きするのは前髪だけでOK。「肩にかかる髪は毛先だけ巻いておけば、体を動かすたびに髪が自然に揺れるので2度巻きしなくてもニュアンスのある動きが表現できます」(AKIRAさん)。
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【9】「くるりんぱ+ねじり」でつくる!上級者見えする大人っぽハーフアップ
広がりやすく、ボリュームもあるモデルさんの髪。「毛束を引き出したラフなアレンジは、広がりやボリュームも生かすことができます。襟足を縛っていないので、サイドの短い毛が落ちてきても、馴染んで気になりません」(drive for garden 店長・西川真矢さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>サイドの髪をブロッキングして、すべて外巻きにする
<STEP.2>後頭部と襟足もブロッキング。「下」→「中」→「上」の順にすべて外巻きにする
<STEP.3> 前髪の毛先も外巻きにする
<STEP.4>頭頂部の髪をジグザグにブロッキングしてゴムで結ぶ
<STEP.5>結んだ髪をくるりんぱする
<STEP.6>頭頂部を引き出してボリュームを出す
<STEP.7>サイドの髪をねじりながらうしろに持っていく
<STEP.8>ねじった毛束をピンで止める
<STEP.9>耳裏の毛束をうしろでまとめる
<STEP.10>耳裏の毛束をゴムで縛ってくるりんぱする
「全体的に毛束を引き出してしまうと、ボワッとした印象になってしまうので、毛束を引き出すのは頭頂部だけ。ねじったサイドの毛束や、ふたつ目のくるりんぱはそのままでキープしてください。全体のバランスを見てもう少したるみが欲しいと思ったら、くるりんぱのゴムを根元に向かってキュッと縛ると、毛束に自然なたるみができますよ」(西川さん)。
若つくりに見えない!こなれて上品な「40代のくるりんぱ」ヘアアレンジ
すっきりまとまる「ポニーテール」や「アップスタイル」【7選】
【1】広がる髪をすっきりまとめる、大人のキレイめ「ポニーテール」
「ひとつまみの毛束を引き出すだけではボリューム感が出にくいので、束ねる毛束の数を増やして、根元から毛量を底上げするといいでしょう」(air-GINZA店長・長門政和さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>耳から下、頭頂部の左右と3つにブロッキング
<STEP.2>耳から下の髪をひとつに束ねる
<STEP.3>頭頂部の片側の毛束を1~2回ねじり、2の毛束と一緒に束ねる
<STEP.4>残った毛束も同様に1~2回ねじって束ねる
<STEP.5>束ねたゴムを抑えながら、毛束をひとつまみずつねじってボリュームを出す
<STEP.6>顔まわりの後れ毛はバームなどのスタイリング剤をなじませて束感を出す
「このアレンジは髪がうねって広がりやすい人にも向いています。毛先をカールアイロンなどで巻いておけば、華やかな雰囲気になるので、フォーマルなシーンにも活用できます」(長門さん)。
【2】ただの引っ詰めにならない!毛量が多くても「巻き」が映えるポニーテール
「ただコンパクトにまとめるのでは面白くありません。カールアイロンがあれば、毛先の動きで顔を小さく見せたり、うねりを利用して顔周りを華やかに見せることができます」(KAYAK by HONEY デザイナー・小室里奈さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>耳から下の髪を毛先だけ内巻きに1カール
<STEP.2>耳から上の髪は外巻きに
<STEP.3>髪をひとつに束ねる
<STEP.4>顔周りともみあげは毛束の中間から毛先にかけて内巻きに
<STEP.5>結び目にヘアカフを引っかける
「結び目のゴムを隠すのに、毛束を巻き付けたりくるりんぱをしたりしますよね? でもそのひと手間が意外と難しい。ヘアカフは毛束に引っかけるだけなので、ぶきっちょさんでも簡単にゴムを隠せます。毛量が少なくて寂しいポニーテールになってしまう方も、このヘアカフを使うと印象が変わりますよ」(小室さん)。
【3】後れ毛を活かした、ボブならではの「ひとつ結び」
「せっかく後れ毛を引き出しても、毛先がパサパサしていたり広がっていると台無し。疲れた印象に見えてしまうので、毛先や後れ毛にはしっかりとワックスを揉み込んで。たっぷりつけると、みずみずしさやツヤがプラスされ、老け見え防止になります」(ROIのデザイナー小西浩純さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>手ぐしでゆるっとまとめてひとつ結びにする
<STEP.2>頭頂部の毛束をつまんで引き出す
<STEP.3>生え際に沿って後れ毛を細かく出す
<STEP.4>コテで後れ毛にニュアンスをつける
<STEP.5>毛先をワックスで散らす
「狙ったところにニュアンスをつけるなら、後れ毛をしっかりと巻くのが正解。できるだけ細めのコテで、毛先を外ハネ、内巻きワンカールと交互に巻きましょう。毛先に動きが加わって絶妙な毛流れになります」(小西さん)
【4】短めの髪もすっきりまとまる!うねりを効かせた、大人の「ひとつ結び」
1本1本がしっかりしているため、うねりが加わると広がりやすいモデルさんの髪。「カールアイロンで毛先と顔にかかる髪を巻いておくと、元々のうねりが目立たなくなり、まとまりやすくなります」(kakimoto arms 新宿店 スタイリスト・野村友理香さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>毛先は平巻きで1カール外巻きに
<STEP.2>もみあげより前にある髪は縦方向にリバース巻き
<STEP.3>髪をうしろにまとめたら、束ねる前にもみ上げ部分の髪を引き出しておく
<STEP.4>襟足ぎりぎりのところで毛束をひとつに束ねる
<STEP.5>束ねた中からひとつまみ分の毛束でゴムを隠すように巻き付ける
<STEP.6>片手でゴムを押さえ、もう片方の手で後頭部の髪を握り少しだけ引き出す
「束ねた部分とふんわりさせた部分とでシルエットにメリハリをつけると小顔に見えるんですよ。ぜひ、お試しください」(野村さん)。
【5】驚くほど簡単!「シニヨン・お団子」アレンジ
<スタイリング方法>
<STEP.1>:スタイリング剤を髪全体になじませる
<STEP.2>お団子をつくる
<STEP.3>後頭部の毛束をランダムに引き出す
<STEP.4>残しておいた毛先をお団子に巻きつける
<STEP.5>巻きつけた毛先をゴムの中に入れ込む
<STEP.6>耳元の毛束をゆるめる
<STEP.7>こめかみの後れ毛を引き出してスタイリング剤をなじませる
「後頭部の毛束をゆるめるとクセやうねり、髪表面のホワつきが目立ちにくくなるので、この時期はしっかりとゆるめましょう。ゴムはシリコンゴムではなく、太く大きいヘアゴムを使用すると仕上がりが安定します。お団子をつくるときに、毛先をあえて逃すとこなれ感がさらにアップ。無造作に仕上げることで、大人らしい涼しい印象になれます」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト・本木亜美さん)。さらにヘアアクセサリーを加えるのもおすすめ!シンプルな「マジェステ」などをプラスすると、いつものアレンジがより華やかに。ぜひ試してみて!
【美容師直伝】驚くほど簡単にできる、梅雨時期に重宝する「シニヨン」
【6】デフトバンを使った簡単「シニヨン」
「ゴムで束ねきれなかった髪が出てしまうと、きちんと感がなくなってしまうので、束ねる前にクリームやバームをしっかりなじませておくのがポイントです」(KAYAK by HONEY デザイナー 小室里奈さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>カールアイロンで前髪の中間あたりを外巻きにする
<STEP.2>サイドから後頭部にかけて髪の毛先を内巻きにする
<STEP.3>髪の中間から毛先にかけてヘアクリームをなじませる
<STEP.4>耳たぶあたりにゴムがくるようにひとつに束ねる
<STEP.5>毛束で輪っかをつくり、その毛先をゴムに通す
<STEP.6>ゴムで束ねた毛先が下になるように、束ねた部分の向きを調整する
<STEP.7>毛先を2等分にする
<STEP.8>2つに分けた毛束を交差させる
<STEP.9>交差した毛先を留めるようにゴムで巻く
<STEP.10>デフトバンの中央の穴にお団子を通す
<STEP.11>デフトバンで結び目を交差させて、布の形を整える
「ご自身でアレンジをすると、どこにピンを留めればいいのか分からない…というお声をよく耳にします。ゴムを使えば束ねたい部分、まとめたい髪を狙って留められるので便利です」(小室さん)。
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【7】きっちりまとめても老け見えしない「アップスタイル」
<スタイリング方法>
<STEP.1>まず髪全体にヘアクリームをなじませる
<STEP.2>後頭部の毛束を左右ふたつに分け取る
<STEP.3>左右ふたつに分けた毛束をそれぞれねじってゴムでまとめる
<STEP.4>片方ずつ耳のうしろでねじってまとめ、ピンで留める
<STEP.5>最後に後頭部の髪をつまんで引き出し、バランスを整えたら完成
「アレンジの前に、トップの分け目をつけないようにドライヤーで根本を立ち上げましょう。この一手間が若々しい印象をつくります。クセがなく、ペタンとした髪質の方は、コテで軽く巻いておくと一気にこなれた印象へ。ぜひ試してみてください」(MAGNOLiA Omotesandoデザイナー・KAYOさん)。
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膨らむ髪が瞬時にまとまる「ヘアアクセ」や「スカーフ」を使ったアレンジ【2選】
【1】「スクリューピン」で留めるだけ!こなれて見える簡単ポニーテール
<スタイリング方法>
<STEP.1>髪全体をうしろでひとつに集める。
<STEP.2>集めた髪の耳下から襟足までの髪を取り分ける。
<STEP.3>耳の上の髪は上の髪にまとめる。
<STEP.4>上半分をゴムで結ぶ。
<STEP.5>次に、下におろした髪をひとつにまとめ、上のまとめたゴムの根元に巻き付ける。
<STEP.6>巻き付けた髪の毛先をスクリューピンで毛先を巻き込みながら、ゴムに目がけてクルクル回しながら留める。
<STEP.7>後頭部、両サイドの髪表面の毛束を少しずつ引き出す。頭頂部を高く、サイドの髪は出しすぎないように、少量ずつ引き出して。
<STEP.8>仕上がったら、耳上の髪をすこ少し引き出して、耳の上部分にかぶせて完成。
毛束を巻き付けることによってゴムを隠しつつ、メタルメッシュのスクリューピンで毛先を留めることで、おしゃれ見えするポニーテールのできあがり。低い位置でまとめることで、大人の女性でも素敵に楽しめるポニーテールに。そして、髪表面の毛束を引き出したり、耳上の髪をピタッとせずに耳に少しかぶせるというひと手間も、こなれた印象に仕上げるポイントです。
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【2】まとまらない髪を一瞬でカバー!「スカーフ」を使ったお洒落アレンジ
<スタイリング方法>
スカーフを巻くアレンジで注意したいのがサイズ。「頭頂部で交差させて二重に巻くので、ある程度の大きさが必要です。正方形であれば90cm四方は欲しいですね」(山本さん)。
<STEP.1>カールアイロンで髪の中間から毛先を内巻きにしておく
<STEP.2>耳より前の髪と耳のうしろの髪を残してひとつに束ねる
<STEP.3>結び目からひとつまみずつ毛束を引き出す
<STEP.4>束ねたゴムを隠すように、髪をゴムに巻き付ける
<STEP.5>細長く折りたたんだスカーフを毛束の下に通す
<STEP.6>両端を頭頂部あたりで交差させる
<STEP.7>交差した根元部分でスカーフをねじる
<STEP.8>スカーフの端を毛束の下で結ぶ
「スカーフを耳の上に被さるようにかけるとサイドが出っ張るので、全体のシルエットが菱形になります。特に面長な方は横をちょっとだけ膨らませると、顔の長さが気にならなくなります」(kakimoto arms 自由が丘クレオ店 チーフスタイリスト・山本真実さん)。
気になる「あほ毛」をお洒落にカバー! スカーフを使ったヘアアレンジ
お悩み解決「スタイリング」【8選】
【1】広がりを抑える「ストレートアイロン」のかけ方
<スタイリング方法>
<STEP.1>アイロン用のトリーメント剤を、アイロンをかける部分につける
<STEP.2>ハチを境に髪を上下で分けてブロッキング
<STEP.3>ハチより下の髪をストレートアイロンで伸ばす
<STEP.4>最後にハチ上と表面の髪を伸ばす
<ストレートアイロンをかけるときの注意点、ポイントは?>
「下準備として、インバストリートメントやドライヤー前にケア剤をなじませるなど、髪の保湿をしっかりとしてください。ストレートアイロンの温度は120℃〜160℃くらいがベスト。時間はできるだけ短く、じっくりと熱を通すのではなく、さっと通すくらいを心がけて」(MAGNOLiA Aoyamaデザイナー・CHINATSUさん)。
【梅雨のうねり・くせ毛対策】1日中ツヤやかにまとまる!ストレートアイロンの使い方、完全ガイド
【2】広がりを抑える「ドライヤー」のかけ方
ストレートアイロンが自宅にない、ダメージが気になる、という方にはドライヤーがおすすめ。ドライヤーのかけ方を工夫するだけで、驚くほどサラッとした仕上がりに!
<スタイリング方法>
<STEP.1>前髪は一番最初に乾かす
前髪がある場合は、先に乾かすと生えグセの収まりが良くなる。
<STEP.2>根本を立ち上げるように乾かす
根元が立ち上がることで毛先の収まりが良くなる。
<STEP.3>残りの髪の毛を乾かす
中間から毛先にかけてドライする
<STEP.4>手ぐしで引っ張りながら乾かす
8割くらい乾いたところで、手をブラシに見立てて引っ張りながら乾かす。この工程でキューティクルが整い、ツヤとまとまりが出る。
<ドライヤーをかけるときの注意点、ポイントは?>
「ドライヤーの風の向きを根本〜毛先に向けてかける。するとキューティクルを整えながら乾かすことができます。逆の方向から乾かすとキューティクルが逆立ってしまうので要注意!」(MAGNOLiA Aoyamaデザイナー・CHINATSUさん)。
【梅雨のうねり・くせ毛対策】1日中ツヤやかにまとまる!ストレートアイロンの使い方、完全ガイド
【3】毛量が多い髪の「ボブスタイル」は、ドライヤーではち周りを重点的に抑え込む
<スタイリング方法>
膨らみやすいはち周りを重点的に抑え込む。抑え込むときには、ドライヤーの向きも重要。「ドライヤーを当てるときは上から。手ぐしで髪を抑え込むようにとかすとボリュームは抑えられます」(sui 副店長・中西雄二さん)。ただ、むやみに抑えると後頭部がペタッとたるのが心配。「カールアイロンでトップの毛束だけ根元を立ち上げて、毛先を内巻きになるようにスタイリングすると、後頭部にだけボリュームが出せます」(中西さん)。
<STEP.1>ドライヤーを上からあてながら手ぐしで抑え込む
<STEP.2>頭頂部の髪を真上に持ち上げ、毛先だけ内巻きにする
<STEP.3>襟足の髪をカールアイロンに挟み、毛先を外巻きに
「シルエットにメリハリがないと、のっぺりとしてよけいに頭でっかちな印象になってしまいます。後頭部を膨らませる、襟足を絞って毛先だけ跳ねさせるなど、メリハリをつくるようにスタイリングしてください」(中西さん)。
【4】毛量が多い人には「ミルクタイプのスタイリング剤」がおすすめ
<スタイリング方法>
ストレートアイロンは火傷する心配なく髪の根元から挟めるので、毛量の多い人のスタイリングに便利。「ストレートアイロンを使うとき、はちより上、耳から上、耳のあたりという具合に3段階に分けること。毛量が多い人は特に、一度にスタイリングしようとすると、アイロンの熱が十分に伝わらないので、キレイなスタイリングができません」(sui店長・坂口勝俊さん)。
<STEP.1>髪の根元からストレートアイロンをかける
<STEP.2>頭頂部の毛束を根元からアイロンで挟み毛先を内巻きに
<STEP.3>ミルク状のスタイリング剤を毛先中心になじませる
<STEP.4>頭頂部の毛束を手ぐしで整えるようにスタイリング剤をなじませる
「毛量が多い人にはミルクタイプのスタイリング剤がおすすめです。バームやオイルだと髪がべたっとして軽さが出せません。ミルクはのびがよく、ウェット感も出せます」(坂口さん)。坂口さんのおすすめは『ジェミー ルフラン オイルミルク』¥2,200(ミルボン)。「ほんのり甘く爽やかな香りも評判がいいですね」(坂口さん)
【5】「トップはぺちゃん、襟足広がる」髪を生かしたアレンジ
<スタイリング方法>
「直径3~5㎝くらいのカーラーで根元を立ち上げるように毛束を持ち上げて、毛先から巻いていくのがポイントです。なるべく長い時間、巻いていたいのでスタイリングの最初に巻いておいてください」(natura Aolani スタイリスト・玉山智士さん)。
<STEP.1>最初に頭頂部、次に後頭部、最後に前髪の毛束をカーラーで巻く
<STEP.2>160度のストレートアイロンで髪の中間部から毛先に向かって通す
うねったりクセが出てくるとツヤがなくなって見た目も老けてしまうもの。「サロンでのトリートメントを習慣にすると、髪質が改善されるので扱いやすくなります」(玉山さん)。
「トップはぺちゃん、襟足広がる」髪はカーラーとストレートアイロンのW使いが正解!
【6】髪の量が多くても頭でっかちに見えない、「カールヘア」のつくり方
<スタイリング方法>
耳の下の髪と耳の上の髪とで巻き方を変えるとシルエットにメリハリが生まれます。これも頭でっかちに見せない大切な工夫。「リバース巻きをするときは、毛束を厚めにとります。巻き髪の数が増えるほど頭が膨らんで見えるので、ざっくりと巻くのがポイントです」(KAYAK by HONEY デザイナー・小室里奈さん)。
<STEP.1>耳から下の髪をカールアイロンで毛先を外ハネにする
<STEP.2>耳より上の髪を中間から毛先にかけてリバース巻きにする
<STEP.3>ひとつに束ねる要領でヘアバターを髪になじませる
「カールアイロンで巻いたら、そのままにしないでほぐしてください。カール感がきついとちょっと古めかしい印象になってしまいます」(小室さん)。
髪の量が多くても頭でっかちに見えない「カールヘア」のつくり方
【7】クセやうねりを活かす「ストレートアイロン」での巻き方
「クセを無理にのばすより、生かすスタイリングがおすすめです。ベースの毛先は外巻きにして、レイヤーが入っているハチ(頭の上部で左右に張り出している部分)より上の毛先を内巻きにすると、悩みを解決できるだけでなく、メリハリの効いたスタイルになりますよ」(kakimoto arms GINZA スタイリスト 友原由維さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>レイヤーの入った表面の髪の毛先をストレートアイロンで半カール内巻きに
<STEP.2>レイヤーが入っていないベースの毛先を半カール外巻きに
<STEP.3>頭頂部の真ん中は根元を立ち上げるように、前髪は前に引っ張りながら巻く
「ミディアムからロングの方は髪を束ねる機会が多いと思います。アップにすると襟足やうなじの白髪が気になるという方も、襟足にハイライトを入れておくと目立たなくなるので、ぜひお試しください」(チーフカラーリスト・松原和成さん)。
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【8】暗い髪色でも軽やかに見せる「外ハネ」スタイリング
「カットで量&質感調整をしているので、オイルなどのスタイリング剤をつけるだけでも動きが出やすくなっていますが、少しアイロンで巻くことでより洗練されたスタイルに。前髪が短めの方は通常のカーラーだとカールがキツくつきすぎるので、クリップ付きの前髪カーラーを使うのがおすすめです」(air麻布 店長・スタイリスト 安藤嘉将さん)。
<スタイリング方法>
<STEP.1>前髪はクリップ付き前髪カーラーで
<STEP.2>毛先はラフに外ハネに
<STEP.3>顔周りはリバース巻きに
<STEP.4>スタイリング剤は毛先からもみ込むように
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめです。束感が出てツヤもアップ!」(安藤さん)。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部